JP2001190535A - 血管撮影・ｃｔ装置 - Google Patents
血管撮影・ｃｔ装置Info
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- 210000004204 blood vessel Anatomy 0.000 title claims abstract description 68
- 238000002583 angiography Methods 0.000 claims description 192
- 238000013170 computed tomography imaging Methods 0.000 claims description 133
- 238000007689 inspection Methods 0.000 abstract description 3
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 description 13
- 238000000034 method Methods 0.000 description 6
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 4
- 230000002792 vascular Effects 0.000 description 2
- 101100325793 Arabidopsis thaliana BCA2 gene Proteins 0.000 description 1
- 238000002591 computed tomography Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
- A61B6/50—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment specially adapted for specific body parts; specially adapted for specific clinical applications
- A61B6/504—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment specially adapted for specific body parts; specially adapted for specific clinical applications for diagnosis of blood vessels, e.g. by angiography
-
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 血管撮影アームとＣＴガントリとを有効利用
し、検査効率を向上する。 【解決手段】 血管撮影室Ｒａでの被検体Ｈａに対する
血管撮影と、ＣＴ撮影室Ｒｃでの被検体Ｈｃに対するＣ
Ｔ撮影とを独立に行う。Ｘ線防護ドアＤを開けてＣＴガ
ントリ４０を血管撮影室Ｒａに移動し、血管撮影室Ｒａ
で被検体Ｈａに対する血管撮影とＣＴ撮影とを例えば５
分間毎に交互に行う。
し、検査効率を向上する。 【解決手段】 血管撮影室Ｒａでの被検体Ｈａに対する
血管撮影と、ＣＴ撮影室Ｒｃでの被検体Ｈｃに対するＣ
Ｔ撮影とを独立に行う。Ｘ線防護ドアＤを開けてＣＴガ
ントリ４０を血管撮影室Ｒａに移動し、血管撮影室Ｒａ
で被検体Ｈａに対する血管撮影とＣＴ撮影とを例えば５
分間毎に交互に行う。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、血管撮影・ＣＴ装
置に関し、さらに詳しくは、血管撮影するための血管撮
影アームとＣＴ撮影するためのＣＴガントリとを有効利
用できると共に検査効率を向上することができる血管撮
影・ＣＴ装置に関する。
置に関し、さらに詳しくは、血管撮影するための血管撮
影アームとＣＴ撮影するためのＣＴガントリとを有効利
用できると共に検査効率を向上することができる血管撮
影・ＣＴ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】欧州特許公開第ＥＰ０９１９１８５Ａ１
号公報には、被検体を寝かせる天板と、その天板に寝か
せた被検体を垂直方向に挟んで血管撮影するためのＸ線
管およびＸ線受像装置を備えた正面方向アームと、前記
天板に寝かせた被検体をＣＴ撮影するためのＸ線管およ
びＸ線検出器を備えたＣＴガントリと、前記天板をその
長手方向に水平移動可能とする天板移動手段とを具備し
た血管撮影・ＣＴ装置が開示されている。
号公報には、被検体を寝かせる天板と、その天板に寝か
せた被検体を垂直方向に挟んで血管撮影するためのＸ線
管およびＸ線受像装置を備えた正面方向アームと、前記
天板に寝かせた被検体をＣＴ撮影するためのＸ線管およ
びＸ線検出器を備えたＣＴガントリと、前記天板をその
長手方向に水平移動可能とする天板移動手段とを具備し
た血管撮影・ＣＴ装置が開示されている。
【０００３】前記血管撮影・ＣＴ装置によれば、前記天
板移動手段により前記天板を前記正面方向アームの位置
に移動して、正面方向プレーンでの血管撮影を行うこと
が出来る。また、前記天板移動手段により前記天板を前
記ＣＴガントリの位置に移動して、ＣＴ撮影を行うこと
が出来る。よって、前記天板を交互に移動することによ
り、血管撮影することとＣＴ撮影することとを、例えば
５分間毎に、交互に実行することが出来る。
板移動手段により前記天板を前記正面方向アームの位置
に移動して、正面方向プレーンでの血管撮影を行うこと
が出来る。また、前記天板移動手段により前記天板を前
記ＣＴガントリの位置に移動して、ＣＴ撮影を行うこと
が出来る。よって、前記天板を交互に移動することによ
り、血管撮影することとＣＴ撮影することとを、例えば
５分間毎に、交互に実行することが出来る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の血管撮影・
ＣＴ装置では、正面方向アームで血管撮影中の被検体と
は別の被検体をＣＴガントリに入れたり、ＣＴガントリ
で血管撮影中の被検体とは別の被検体を正面方向アーム
に位置付けることが出来なかったため、血管撮影だけを
行う場合、正面方向アームのみが使用され、ＣＴガント
リは全く使用されていなかった。また逆に、ＣＴ撮影だ
けを行う場合、ＣＴガントリのみが使用され、正面方向
アームは全く使用されていなかった。しかし、これは、
血管撮影は行わないがＣＴ撮影したい被検体がいるにも
かかわらず、ＣＴガントリが使用されていないというこ
とであり、高価なＣＴガントリを有効利用していない問
題点がある。また、ＣＴ撮影は行わないが血管撮影した
い被検体がいるにもかかわらず、正面方向アームが使用
されていないということであり、高価な正面方向アーム
を有効利用していない問題点がある。そこで、本発明の
目的は、血管撮影アームとＣＴガントリとをそれぞれ別
の被検体に対して独立に使用可能とし、それにより両者
を有効利用できると共に検査効率を向上することができ
る血管撮影・ＣＴ装置を提供することにある。
ＣＴ装置では、正面方向アームで血管撮影中の被検体と
は別の被検体をＣＴガントリに入れたり、ＣＴガントリ
で血管撮影中の被検体とは別の被検体を正面方向アーム
に位置付けることが出来なかったため、血管撮影だけを
行う場合、正面方向アームのみが使用され、ＣＴガント
リは全く使用されていなかった。また逆に、ＣＴ撮影だ
けを行う場合、ＣＴガントリのみが使用され、正面方向
アームは全く使用されていなかった。しかし、これは、
血管撮影は行わないがＣＴ撮影したい被検体がいるにも
かかわらず、ＣＴガントリが使用されていないというこ
とであり、高価なＣＴガントリを有効利用していない問
題点がある。また、ＣＴ撮影は行わないが血管撮影した
い被検体がいるにもかかわらず、正面方向アームが使用
されていないということであり、高価な正面方向アーム
を有効利用していない問題点がある。そこで、本発明の
目的は、血管撮影アームとＣＴガントリとをそれぞれ別
の被検体に対して独立に使用可能とし、それにより両者
を有効利用できると共に検査効率を向上することができ
る血管撮影・ＣＴ装置を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】第１の観点では、本発明
は、血管撮影対象の被検体を寝かせる血管撮影天板と、
その血管撮影天板に寝かせた被検体を挟んで血管撮影す
るためのＸ線管およびＸ線受像装置を備えた血管撮影ア
ームと、ＣＴ撮影対象の被検体を寝かせるＣＴ撮影天板
と、そのＣＴ撮影天板に寝かせた被検体をＣＴ撮影する
ためのＸ線管およびＸ線検出器を備えたＣＴガントリ
と、前記血管撮影天板または前記血管撮影アームまたは
前記ＣＴ撮影天板または前記ＣＴガントリを移動させて
前記血管撮影天板に寝かせた被検体を前記ＣＴガントリ
でＣＴ撮影可能とさせるか又は前記ＣＴ撮影天板に寝か
せた被検体を前記血管撮影アームで血管撮影可能とさせ
る移動手段とを具備したことを特徴とする血管撮影・Ｃ
Ｔ装置を提供する。上記第１の観点による血管撮影・Ｃ
Ｔ装置では、血管撮影天板とＣＴ撮影天板とを別個に有
し、それぞれで独立に血管撮影とＣＴ撮影を行うことが
出来る。さらに、移動手段を利用すれば、血管撮影天板
でＣＴ撮影を行ったり、ＣＴ撮影天板で血管撮影を行う
ことも出来るので、従来の血管撮影・ＣＴ装置と同様
に、例えば血管撮影天板に寝た被検体に対して血管撮影
することとＣＴ撮影することとを５分間毎に交互に実行
することも出来る。よって、血管撮影アームとＣＴガン
トリとを有効利用できると共に検査効率を向上すること
が出来る。なお、上記第１の観点は、見方を変えれば、
血管撮影天板または血管撮影アームまたはＣＴ撮影天板
またはＣＴガントリを移動させて、前記血管撮影天板に
寝かせた被検体を前記ＣＴガントリでＣＴ撮影するか、
又は、前記ＣＴ撮影天板に寝かせた被検体を前記血管撮
影アームで血管撮影することを特徴とする血管撮影・Ｃ
Ｔ撮影方法を提供する。
は、血管撮影対象の被検体を寝かせる血管撮影天板と、
その血管撮影天板に寝かせた被検体を挟んで血管撮影す
るためのＸ線管およびＸ線受像装置を備えた血管撮影ア
ームと、ＣＴ撮影対象の被検体を寝かせるＣＴ撮影天板
と、そのＣＴ撮影天板に寝かせた被検体をＣＴ撮影する
ためのＸ線管およびＸ線検出器を備えたＣＴガントリ
と、前記血管撮影天板または前記血管撮影アームまたは
前記ＣＴ撮影天板または前記ＣＴガントリを移動させて
前記血管撮影天板に寝かせた被検体を前記ＣＴガントリ
でＣＴ撮影可能とさせるか又は前記ＣＴ撮影天板に寝か
せた被検体を前記血管撮影アームで血管撮影可能とさせ
る移動手段とを具備したことを特徴とする血管撮影・Ｃ
Ｔ装置を提供する。上記第１の観点による血管撮影・Ｃ
Ｔ装置では、血管撮影天板とＣＴ撮影天板とを別個に有
し、それぞれで独立に血管撮影とＣＴ撮影を行うことが
出来る。さらに、移動手段を利用すれば、血管撮影天板
でＣＴ撮影を行ったり、ＣＴ撮影天板で血管撮影を行う
ことも出来るので、従来の血管撮影・ＣＴ装置と同様
に、例えば血管撮影天板に寝た被検体に対して血管撮影
することとＣＴ撮影することとを５分間毎に交互に実行
することも出来る。よって、血管撮影アームとＣＴガン
トリとを有効利用できると共に検査効率を向上すること
が出来る。なお、上記第１の観点は、見方を変えれば、
血管撮影天板または血管撮影アームまたはＣＴ撮影天板
またはＣＴガントリを移動させて、前記血管撮影天板に
寝かせた被検体を前記ＣＴガントリでＣＴ撮影するか、
又は、前記ＣＴ撮影天板に寝かせた被検体を前記血管撮
影アームで血管撮影することを特徴とする血管撮影・Ｃ
Ｔ撮影方法を提供する。
【０００６】第２の観点では、本発明は、上記第１の観
点の血管撮影・ＣＴ装置において、前記血管撮影天板と
前記血管撮影アームとが血管撮影室に設置され、前記Ｃ
Ｔ撮影天板と前記ＣＴガントリとがＣＴ撮影室に設置さ
れ、前記移動手段が、前記血管撮影室と前記ＣＴ撮影室
の間で前記血管撮影天板または前記血管撮影アームまた
は前記ＣＴ撮影天板または前記ＣＴガントリを移動可能
とすることを特徴とする血管撮影・ＣＴ装置を提供す
る。上記第２の観点による血管撮影・ＣＴ装置では、血
管撮影室とＣＴ撮影室を別個に設けているので、血管撮
影室の被検体とＣＴ撮影室の被検体を完全に隔離して血
管撮影とＣＴ撮影を独立に行うことが出来る。また、血
管撮影室でＣＴ撮影を行ったり、ＣＴ撮影室で血管撮影
を行うことも出来るので、従来の血管撮影・ＣＴ装置と
同様に、例えば血管撮影天板に寝た被検体に対して血管
撮影することとＣＴ撮影することとを５分間毎に交互に
実行することも出来る。よって、血管撮影アームとＣＴ
ガントリとを有効利用できると共に検査効率を向上する
ことが出来る。なお、上記第２の観点は、見方を変えれ
ば、血管撮影天板と血管撮影アームとを血管撮影室に設
置し、ＣＴ撮影天板とＣＴガントリとをＣＴ撮影室に設
置し、前記血管撮影室と前記ＣＴ撮影室の間で、前記血
管撮影天板または前記血管撮影アームまたは前記ＣＴ撮
影天板または前記ＣＴガントリを移動することを特徴と
する血管撮影・ＣＴ撮影方法を提供する。
点の血管撮影・ＣＴ装置において、前記血管撮影天板と
前記血管撮影アームとが血管撮影室に設置され、前記Ｃ
Ｔ撮影天板と前記ＣＴガントリとがＣＴ撮影室に設置さ
れ、前記移動手段が、前記血管撮影室と前記ＣＴ撮影室
の間で前記血管撮影天板または前記血管撮影アームまた
は前記ＣＴ撮影天板または前記ＣＴガントリを移動可能
とすることを特徴とする血管撮影・ＣＴ装置を提供す
る。上記第２の観点による血管撮影・ＣＴ装置では、血
管撮影室とＣＴ撮影室を別個に設けているので、血管撮
影室の被検体とＣＴ撮影室の被検体を完全に隔離して血
管撮影とＣＴ撮影を独立に行うことが出来る。また、血
管撮影室でＣＴ撮影を行ったり、ＣＴ撮影室で血管撮影
を行うことも出来るので、従来の血管撮影・ＣＴ装置と
同様に、例えば血管撮影天板に寝た被検体に対して血管
撮影することとＣＴ撮影することとを５分間毎に交互に
実行することも出来る。よって、血管撮影アームとＣＴ
ガントリとを有効利用できると共に検査効率を向上する
ことが出来る。なお、上記第２の観点は、見方を変えれ
ば、血管撮影天板と血管撮影アームとを血管撮影室に設
置し、ＣＴ撮影天板とＣＴガントリとをＣＴ撮影室に設
置し、前記血管撮影室と前記ＣＴ撮影室の間で、前記血
管撮影天板または前記血管撮影アームまたは前記ＣＴ撮
影天板または前記ＣＴガントリを移動することを特徴と
する血管撮影・ＣＴ撮影方法を提供する。
【０００７】第３の観点では、本発明は、上記第２の観
点の血管撮影・ＣＴ装置において、前記血管撮影室と前
記ＣＴ撮影室とが隣接し、両室の境界壁にＸ線防護電動
ドアが設けられ、そのＸ線防護電動ドアを開けて前記血
管撮影室と前記ＣＴ撮影室の間で前記血管撮影天板また
は前記血管撮影アームまたは前記ＣＴ撮影天板または前
記ＣＴガントリが移動可能であることを特徴とする血管
撮影・ＣＴ装置を提供する。上記第３の観点による血管
撮影・ＣＴ装置では、血管撮影室とＣＴ撮影室とを隣接
させているので、移動距離・移動時間が最短で済む。ま
た、Ｘ線防護電動ドアを設けているので、移動時以外
は、血管撮影室の被検体とＣＴ撮影室の被検体を完全に
隔離でき、不要なＸ線被曝も防止できる。なお、上記第
３の観点は、見方を変えれば、血管撮影室とＣＴ撮影室
とを隣接させ、両室の境界壁にＸ線防護電動ドアを設
け、そのＸ線防護電動ドアを開けて前記血管撮影室と前
記ＣＴ撮影室の間で、前記血管撮影天板または前記血管
撮影アームまたは前記ＣＴ撮影天板または前記ＣＴガン
トリを移動することを特徴とする血管撮影・ＣＴ撮影方
法を提供する。
点の血管撮影・ＣＴ装置において、前記血管撮影室と前
記ＣＴ撮影室とが隣接し、両室の境界壁にＸ線防護電動
ドアが設けられ、そのＸ線防護電動ドアを開けて前記血
管撮影室と前記ＣＴ撮影室の間で前記血管撮影天板また
は前記血管撮影アームまたは前記ＣＴ撮影天板または前
記ＣＴガントリが移動可能であることを特徴とする血管
撮影・ＣＴ装置を提供する。上記第３の観点による血管
撮影・ＣＴ装置では、血管撮影室とＣＴ撮影室とを隣接
させているので、移動距離・移動時間が最短で済む。ま
た、Ｘ線防護電動ドアを設けているので、移動時以外
は、血管撮影室の被検体とＣＴ撮影室の被検体を完全に
隔離でき、不要なＸ線被曝も防止できる。なお、上記第
３の観点は、見方を変えれば、血管撮影室とＣＴ撮影室
とを隣接させ、両室の境界壁にＸ線防護電動ドアを設
け、そのＸ線防護電動ドアを開けて前記血管撮影室と前
記ＣＴ撮影室の間で、前記血管撮影天板または前記血管
撮影アームまたは前記ＣＴ撮影天板または前記ＣＴガン
トリを移動することを特徴とする血管撮影・ＣＴ撮影方
法を提供する。
【０００８】第４の観点では、本発明は、上記第３の観
点の血管撮影・ＣＴ装置において、前記血管撮影天板の
長手方向および前記ＣＴ撮影天板の長手方向が前記境界
壁に平行であり、前記移動手段が、前記ＣＴガントリを
前記境界壁に垂直に移動させることを特徴とする血管撮
影・ＣＴ装置を提供する。ＣＴガントリは、被検体の入
る方向の面を正面とするとき、その正面が幅広であり、
側面が幅狭である。上記第４の観点による血管撮影・Ｃ
Ｔ装置では、ＣＴガントリの側面を前後にして移動でき
るため、Ｘ線防護電動ドアの幅を狭くでき、血管撮影室
とＣＴ撮影室の分離に好都合となる。なお、上記第４の
観点は、見方を変えれば、血管撮影天板の長手方向およ
びＣＴ撮影天板の長手方向を境界壁に平行とし、ＣＴガ
ントリを前記境界壁に垂直に移動することを特徴とする
血管撮影・ＣＴ撮影方法を提供する。
点の血管撮影・ＣＴ装置において、前記血管撮影天板の
長手方向および前記ＣＴ撮影天板の長手方向が前記境界
壁に平行であり、前記移動手段が、前記ＣＴガントリを
前記境界壁に垂直に移動させることを特徴とする血管撮
影・ＣＴ装置を提供する。ＣＴガントリは、被検体の入
る方向の面を正面とするとき、その正面が幅広であり、
側面が幅狭である。上記第４の観点による血管撮影・Ｃ
Ｔ装置では、ＣＴガントリの側面を前後にして移動でき
るため、Ｘ線防護電動ドアの幅を狭くでき、血管撮影室
とＣＴ撮影室の分離に好都合となる。なお、上記第４の
観点は、見方を変えれば、血管撮影天板の長手方向およ
びＣＴ撮影天板の長手方向を境界壁に平行とし、ＣＴガ
ントリを前記境界壁に垂直に移動することを特徴とする
血管撮影・ＣＴ撮影方法を提供する。
【０００９】第５の観点では、本発明は、血管撮影対象
の被検体を寝かせる血管撮影天板と、その血管撮影天板
に寝かせた被検体を垂直方向に挟んで血管撮影するため
のＸ線管およびＸ線受像装置を備えた正面方向アーム
と、前記血管撮影天板に寝かせた被検体を水平方向に血
管撮影するためのＸ線管およびＸ線受像装置を備えた側
面方向アームと、ＣＴ撮影対象の被検体を寝かせるＣＴ
撮影天板と、そのＣＴ撮影天板に寝かせた被検体をＣＴ
撮影するためのＸ線管およびＸ線検出器を備えたＣＴガ
ントリと、前記血管撮影天板または前記正面方向アーム
または前記側面方向アームまたは前記ＣＴ撮影天板また
は前記ＣＴガントリを移動させて前記血管撮影天板に寝
かせた被検体を前記ＣＴガントリでＣＴ撮影可能とさせ
るか又は前記ＣＴ撮影天板に寝かせた被検体を前記正面
方向アームまたは前記側面方向アームで血管撮影可能と
させる移動手段とを具備したことを特徴とする血管撮影
・ＣＴ装置を提供する。上記第５の観点による血管撮影
・ＣＴ装置では、血管撮影天板とＣＴ撮影天板とを別個
に有し、それぞれで独立に血管撮影とＣＴ撮影を行うこ
とが出来る。さらに、移動手段を利用すれば、血管撮影
天板でＣＴ撮影を行ったり、ＣＴ撮影天板で血管撮影を
行うことも出来るので、従来の血管撮影・ＣＴ装置と同
様に、例えば血管撮影天板に寝た被検体に対して血管撮
影することとＣＴ撮影することとを５分間毎に交互に実
行することも出来る。よって、血管撮影アームとＣＴガ
ントリとを有効利用できると共に検査効率を向上するこ
とが出来る。さらに、正面方向アームと側面方向アーム
とを備えたことにより、正面方向プレーンおよび側面方
向プレーンの２つのプレーン（＝バイプレーン：biplan
e）での同時血管撮影も可能になる。なお、上記第５の
観点は、見方を変えれば、血管撮影天板または正面方向
アームまたは側面方向アームまたはＣＴ撮影天板または
ＣＴガントリを移動させて、前記血管撮影天板に寝かせ
た被検体を前記ＣＴガントリでＣＴ撮影するか、又は、
前記ＣＴ撮影天板に寝かせた被検体を前記血管撮影アー
ムで血管撮影することを特徴とする血管撮影・ＣＴ撮影
方法を提供する。
の被検体を寝かせる血管撮影天板と、その血管撮影天板
に寝かせた被検体を垂直方向に挟んで血管撮影するため
のＸ線管およびＸ線受像装置を備えた正面方向アーム
と、前記血管撮影天板に寝かせた被検体を水平方向に血
管撮影するためのＸ線管およびＸ線受像装置を備えた側
面方向アームと、ＣＴ撮影対象の被検体を寝かせるＣＴ
撮影天板と、そのＣＴ撮影天板に寝かせた被検体をＣＴ
撮影するためのＸ線管およびＸ線検出器を備えたＣＴガ
ントリと、前記血管撮影天板または前記正面方向アーム
または前記側面方向アームまたは前記ＣＴ撮影天板また
は前記ＣＴガントリを移動させて前記血管撮影天板に寝
かせた被検体を前記ＣＴガントリでＣＴ撮影可能とさせ
るか又は前記ＣＴ撮影天板に寝かせた被検体を前記正面
方向アームまたは前記側面方向アームで血管撮影可能と
させる移動手段とを具備したことを特徴とする血管撮影
・ＣＴ装置を提供する。上記第５の観点による血管撮影
・ＣＴ装置では、血管撮影天板とＣＴ撮影天板とを別個
に有し、それぞれで独立に血管撮影とＣＴ撮影を行うこ
とが出来る。さらに、移動手段を利用すれば、血管撮影
天板でＣＴ撮影を行ったり、ＣＴ撮影天板で血管撮影を
行うことも出来るので、従来の血管撮影・ＣＴ装置と同
様に、例えば血管撮影天板に寝た被検体に対して血管撮
影することとＣＴ撮影することとを５分間毎に交互に実
行することも出来る。よって、血管撮影アームとＣＴガ
ントリとを有効利用できると共に検査効率を向上するこ
とが出来る。さらに、正面方向アームと側面方向アーム
とを備えたことにより、正面方向プレーンおよび側面方
向プレーンの２つのプレーン（＝バイプレーン：biplan
e）での同時血管撮影も可能になる。なお、上記第５の
観点は、見方を変えれば、血管撮影天板または正面方向
アームまたは側面方向アームまたはＣＴ撮影天板または
ＣＴガントリを移動させて、前記血管撮影天板に寝かせ
た被検体を前記ＣＴガントリでＣＴ撮影するか、又は、
前記ＣＴ撮影天板に寝かせた被検体を前記血管撮影アー
ムで血管撮影することを特徴とする血管撮影・ＣＴ撮影
方法を提供する。
【００１０】第６の観点では、本発明は、上記第５の観
点の血管撮影・ＣＴ装置において、前記血管撮影天板と
前記正面方向アームと前記側面方向アームとが血管撮影
室に設置され、前記ＣＴ撮影天板と前記ＣＴガントリと
がＣＴ撮影室に設置され、前記移動手段が、前記血管撮
影室と前記ＣＴ撮影室の間で前記血管撮影天板または前
記正面方向アームまたは前記側面方向アームまたは前記
ＣＴ撮影天板または前記ＣＴガントリを移動可能とする
ことを特徴とする血管撮影・ＣＴ装置を提供する。上記
第６の観点による血管撮影・ＣＴ装置では、血管撮影室
とＣＴ撮影室を別個に設けているので、血管撮影室の被
検体とＣＴ撮影室の被検体を完全に隔離して血管撮影と
ＣＴ撮影を独立に行うことが出来る。また、血管撮影室
でＣＴ撮影を行ったり、ＣＴ撮影室で血管撮影を行うこ
とも出来るので、従来の血管撮影・ＣＴ装置と同様に、
例えば血管撮影天板に寝た被検体に対して血管撮影する
こととＣＴ撮影することとを５分間毎に交互に実行する
ことも出来る。よって、血管撮影アームとＣＴガントリ
とを有効利用できると共に検査効率を向上することが出
来る。なお、上記第６の観点は、見方を変えれば、血管
撮影天板と正面方向アームと側面方向アームとを血管撮
影室に設置し、ＣＴ撮影天板とＣＴガントリとをＣＴ撮
影室に設置し、前記血管撮影室と前記ＣＴ撮影室の間
で、前記血管撮影天板または前記正面方向アームまたは
前記側面方向アームまたは前記ＣＴ撮影天板または前記
ＣＴガントリを移動することを特徴とする血管撮影・Ｃ
Ｔ撮影方法を提供する。
点の血管撮影・ＣＴ装置において、前記血管撮影天板と
前記正面方向アームと前記側面方向アームとが血管撮影
室に設置され、前記ＣＴ撮影天板と前記ＣＴガントリと
がＣＴ撮影室に設置され、前記移動手段が、前記血管撮
影室と前記ＣＴ撮影室の間で前記血管撮影天板または前
記正面方向アームまたは前記側面方向アームまたは前記
ＣＴ撮影天板または前記ＣＴガントリを移動可能とする
ことを特徴とする血管撮影・ＣＴ装置を提供する。上記
第６の観点による血管撮影・ＣＴ装置では、血管撮影室
とＣＴ撮影室を別個に設けているので、血管撮影室の被
検体とＣＴ撮影室の被検体を完全に隔離して血管撮影と
ＣＴ撮影を独立に行うことが出来る。また、血管撮影室
でＣＴ撮影を行ったり、ＣＴ撮影室で血管撮影を行うこ
とも出来るので、従来の血管撮影・ＣＴ装置と同様に、
例えば血管撮影天板に寝た被検体に対して血管撮影する
こととＣＴ撮影することとを５分間毎に交互に実行する
ことも出来る。よって、血管撮影アームとＣＴガントリ
とを有効利用できると共に検査効率を向上することが出
来る。なお、上記第６の観点は、見方を変えれば、血管
撮影天板と正面方向アームと側面方向アームとを血管撮
影室に設置し、ＣＴ撮影天板とＣＴガントリとをＣＴ撮
影室に設置し、前記血管撮影室と前記ＣＴ撮影室の間
で、前記血管撮影天板または前記正面方向アームまたは
前記側面方向アームまたは前記ＣＴ撮影天板または前記
ＣＴガントリを移動することを特徴とする血管撮影・Ｃ
Ｔ撮影方法を提供する。
【００１１】第７の観点では、本発明は、上記第６の観
点の血管撮影・ＣＴ装置において、前記血管撮影室と前
記ＣＴ撮影室とが隣接し、両室の境界壁にＸ線防護電動
ドアが設けられ、そのＸ線防護電動ドアを開けて前記血
管撮影室と前記ＣＴ撮影室の間で前記血管撮影天板また
は前記正面方向アームまたは前記側面方向アームまたは
前記ＣＴ撮影天板または前記ＣＴガントリが移動可能で
あることを特徴とする血管撮影・ＣＴ装置を提供する。
上記第７の観点による血管撮影・ＣＴ装置では、血管撮
影室とＣＴ撮影室とを隣接させているので、移動距離・
移動時間が最短で済む。また、Ｘ線防護電動ドアを設け
ているので、移動時以外は、血管撮影室の被検体とＣＴ
撮影室の被検体を完全に隔離でき、不要なＸ線被曝も防
止できる。なお、上記第７の観点は、見方を変えれば、
血管撮影室とＣＴ撮影室とを隣接させ、両室の境界壁に
Ｘ線防護電動ドアを設け、そのＸ線防護電動ドアを開け
て前記血管撮影室と前記ＣＴ撮影室の間で、前記血管撮
影天板または前記正面方向アームまたは前記側面方向ア
ームまたは前記ＣＴ撮影天板または前記ＣＴガントリを
移動することを特徴とする血管撮影・ＣＴ撮影方法を提
供する。
点の血管撮影・ＣＴ装置において、前記血管撮影室と前
記ＣＴ撮影室とが隣接し、両室の境界壁にＸ線防護電動
ドアが設けられ、そのＸ線防護電動ドアを開けて前記血
管撮影室と前記ＣＴ撮影室の間で前記血管撮影天板また
は前記正面方向アームまたは前記側面方向アームまたは
前記ＣＴ撮影天板または前記ＣＴガントリが移動可能で
あることを特徴とする血管撮影・ＣＴ装置を提供する。
上記第７の観点による血管撮影・ＣＴ装置では、血管撮
影室とＣＴ撮影室とを隣接させているので、移動距離・
移動時間が最短で済む。また、Ｘ線防護電動ドアを設け
ているので、移動時以外は、血管撮影室の被検体とＣＴ
撮影室の被検体を完全に隔離でき、不要なＸ線被曝も防
止できる。なお、上記第７の観点は、見方を変えれば、
血管撮影室とＣＴ撮影室とを隣接させ、両室の境界壁に
Ｘ線防護電動ドアを設け、そのＸ線防護電動ドアを開け
て前記血管撮影室と前記ＣＴ撮影室の間で、前記血管撮
影天板または前記正面方向アームまたは前記側面方向ア
ームまたは前記ＣＴ撮影天板または前記ＣＴガントリを
移動することを特徴とする血管撮影・ＣＴ撮影方法を提
供する。
【００１２】第８の観点では、本発明は、上記第７の観
点の血管撮影・ＣＴ装置において、前記血管撮影天板の
長手方向および前記ＣＴ撮影天板の長手方向が前記境界
壁に平行であり、前記移動手段が、前記ＣＴガントリを
前記境界壁に垂直に移動させることを特徴とする血管撮
影・ＣＴ装置を提供する。ＣＴガントリは、被検体の入
る方向の面を正面とするとき、その正面が幅広であり、
側面が幅狭である。上記第８の観点による血管撮影・Ｃ
Ｔ装置では、ＣＴガントリの側面を前後にして移動でき
るため、Ｘ線防護電動ドアの幅を狭くでき、血管撮影室
とＣＴ撮影室の分離に好都合となる。なお、上記第８の
観点は、見方を変えれば、血管撮影天板の長手方向およ
びＣＴ撮影天板の長手方向を境界壁に平行とし、ＣＴガ
ントリを前記境界壁に垂直に移動することを特徴とする
血管撮影・ＣＴ撮影方法を提供する。
点の血管撮影・ＣＴ装置において、前記血管撮影天板の
長手方向および前記ＣＴ撮影天板の長手方向が前記境界
壁に平行であり、前記移動手段が、前記ＣＴガントリを
前記境界壁に垂直に移動させることを特徴とする血管撮
影・ＣＴ装置を提供する。ＣＴガントリは、被検体の入
る方向の面を正面とするとき、その正面が幅広であり、
側面が幅狭である。上記第８の観点による血管撮影・Ｃ
Ｔ装置では、ＣＴガントリの側面を前後にして移動でき
るため、Ｘ線防護電動ドアの幅を狭くでき、血管撮影室
とＣＴ撮影室の分離に好都合となる。なお、上記第８の
観点は、見方を変えれば、血管撮影天板の長手方向およ
びＣＴ撮影天板の長手方向を境界壁に平行とし、ＣＴガ
ントリを前記境界壁に垂直に移動することを特徴とする
血管撮影・ＣＴ撮影方法を提供する。
【００１３】前記血管撮影天板は、被検体の乗り降りを
楽にするために、昇降可能とするのが好ましい。前記血
管撮影天板は、被検体の乗り降りを楽にするために、水
平回転可能とするのが好ましい。
楽にするために、昇降可能とするのが好ましい。前記血
管撮影天板は、被検体の乗り降りを楽にするために、水
平回転可能とするのが好ましい。
【００１４】正面方向アームを床に固定した軸で軸回動
するように設置し、側面方向アームを天井走行するよう
に設置し、ＣＴガントリを床走行するように設置すると
共に、正面方向アームと側面方向アームとＣＴガントリ
が干渉するのを回避するように動きを制御する制御手段
を設けるのが好ましい。
するように設置し、側面方向アームを天井走行するよう
に設置し、ＣＴガントリを床走行するように設置すると
共に、正面方向アームと側面方向アームとＣＴガントリ
が干渉するのを回避するように動きを制御する制御手段
を設けるのが好ましい。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、図に示す発明の実施の形態
により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これによ
り本発明が限定されるものではない。図１は、本発明の
一実施形態にかかるバイプレーン血管撮影・ＣＴ装置１
００の斜視図である。このバイプレーン血管撮影・ＣＴ
装置１００は、血管撮影対象の被検体Ｈａを寝かせる血
管撮影テーブル装置１０と、その血管撮影テーブル装置
１０に寝かせた被検体Ｈａを垂直方向に挟んで血管撮影
するためのＸ線管およびＸ線受像装置を備えた正面方向
アーム２０と、前記血管撮影テーブル装置１０に寝かせ
た被検体Ｈａを水平方向に血管撮影するためのＸ線管お
よびＸ線受像装置を備えた側面方向アーム３０と、ＣＴ
撮影対象の被検体Ｈｃを寝かせるＣＴ撮影テーブル装置
６０と、そのＣＴ撮影テーブル装置６０に寝かせた被検
体ＨｃをＣＴ撮影するためのＸ線管およびＸ線検出器を
備えたＣＴガントリ４０と、そのＣＴガントリ４０を移
動させて前記血管撮影テーブル装置１０に寝かせた被検
体Ｈａを前記ＣＴガントリ４０でＣＴ撮影可能とさせる
ための床面レール４５と、血管撮影室Ｒａでの血管撮影
やＣＴ撮影を制御するための制御装置７０ａと、ＣＴ撮
影室ＲｃでのＣＴ撮影を制御するための制御装置７０ｂ
とを具備して構成される。
により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これによ
り本発明が限定されるものではない。図１は、本発明の
一実施形態にかかるバイプレーン血管撮影・ＣＴ装置１
００の斜視図である。このバイプレーン血管撮影・ＣＴ
装置１００は、血管撮影対象の被検体Ｈａを寝かせる血
管撮影テーブル装置１０と、その血管撮影テーブル装置
１０に寝かせた被検体Ｈａを垂直方向に挟んで血管撮影
するためのＸ線管およびＸ線受像装置を備えた正面方向
アーム２０と、前記血管撮影テーブル装置１０に寝かせ
た被検体Ｈａを水平方向に血管撮影するためのＸ線管お
よびＸ線受像装置を備えた側面方向アーム３０と、ＣＴ
撮影対象の被検体Ｈｃを寝かせるＣＴ撮影テーブル装置
６０と、そのＣＴ撮影テーブル装置６０に寝かせた被検
体ＨｃをＣＴ撮影するためのＸ線管およびＸ線検出器を
備えたＣＴガントリ４０と、そのＣＴガントリ４０を移
動させて前記血管撮影テーブル装置１０に寝かせた被検
体Ｈａを前記ＣＴガントリ４０でＣＴ撮影可能とさせる
ための床面レール４５と、血管撮影室Ｒａでの血管撮影
やＣＴ撮影を制御するための制御装置７０ａと、ＣＴ撮
影室ＲｃでのＣＴ撮影を制御するための制御装置７０ｂ
とを具備して構成される。
【００１６】前記血管撮影テーブル装置１０、前記正面
方向アーム２０、前記側面方向アーム３０および前記制
御装置７０ａは、血管撮影室Ｒａに設置されている。前
記ＣＴ撮影テーブル装置６０、前記ＣＴガントリ４０お
よび前記制御装置７０ｂは、ＣＴ撮影室Ｒｃに設置され
ている。前記床面レール４５は、前記血管撮影室Ｒａと
前記ＣＴ撮影室Ｒｃとに跨って設置されている。
方向アーム２０、前記側面方向アーム３０および前記制
御装置７０ａは、血管撮影室Ｒａに設置されている。前
記ＣＴ撮影テーブル装置６０、前記ＣＴガントリ４０お
よび前記制御装置７０ｂは、ＣＴ撮影室Ｒｃに設置され
ている。前記床面レール４５は、前記血管撮影室Ｒａと
前記ＣＴ撮影室Ｒｃとに跨って設置されている。
【００１７】前記血管撮影室Ｒａと前記ＣＴ撮影室Ｒｃ
とは、Ｘ線を遮蔽しうる境界壁ＷおよびＸ線防護電動ド
アＤを介して隣接している。
とは、Ｘ線を遮蔽しうる境界壁ＷおよびＸ線防護電動ド
アＤを介して隣接している。
【００１８】前記血管撮影テーブル装置１０は、被検体
Ｈａを寝かせる天板の長手方向が前記境界壁Ｗに平行に
なるような向きで設置され、前記天板をその長手方向に
水平移動させると共に昇降させることが出来る。
Ｈａを寝かせる天板の長手方向が前記境界壁Ｗに平行に
なるような向きで設置され、前記天板をその長手方向に
水平移動させると共に昇降させることが出来る。
【００１９】前記正面方向アーム２０は、Ｘ線管および
Ｘ線受像装置が両端にそれぞれ取り付けられているフロ
ンタルＣアームと、水平回動可能に床面に設置され前記
フロンタルＣアームをその円弧に沿って回動可能に支持
するＬアームとを具備している。
Ｘ線受像装置が両端にそれぞれ取り付けられているフロ
ンタルＣアームと、水平回動可能に床面に設置され前記
フロンタルＣアームをその円弧に沿って回動可能に支持
するＬアームとを具備している。
【００２０】前記側面方向アーム３０は、Ｘ線管および
Ｘ線受像装置が両端にそれぞれ取り付けられているラテ
ラルＣアームと、天井レール３５に沿って走行可能に天
井に設置され前記ラテラルＣアームをその円弧に沿って
回動可能に支持する走行機とを具備している。ここで、
前記天井レール３５は、前記境界壁Ｗに平行な方向に延
設されている。
Ｘ線受像装置が両端にそれぞれ取り付けられているラテ
ラルＣアームと、天井レール３５に沿って走行可能に天
井に設置され前記ラテラルＣアームをその円弧に沿って
回動可能に支持する走行機とを具備している。ここで、
前記天井レール３５は、前記境界壁Ｗに平行な方向に延
設されている。
【００２１】前記ＣＴ撮影テーブル装置６０は、被検体
Ｈｃを寝かせる天板の長手方向が前記境界壁Ｗに平行に
なるような向きで設置され、前記天板をその長手方向に
水平移動させると共に昇降させることが出来る。
Ｈｃを寝かせる天板の長手方向が前記境界壁Ｗに平行に
なるような向きで設置され、前記天板をその長手方向に
水平移動させると共に昇降させることが出来る。
【００２２】前記ＣＴガントリ４０は、前記Ｘ線防護電
動ドアＤを開けると、前記床面レール４５に沿って前記
境界壁Ｗに垂直な方向に移動でき、前記ＣＴ撮影室Ｒｃ
および前記血管撮影室Ｒａのいずれにでも位置できる。
動ドアＤを開けると、前記床面レール４５に沿って前記
境界壁Ｗに垂直な方向に移動でき、前記ＣＴ撮影室Ｒｃ
および前記血管撮影室Ｒａのいずれにでも位置できる。
【００２３】前記制御装置７０ａは、血管撮影テーブル
装置１０の天板の位置，角度，高さ、前記正面方向アー
ム２０の位置，角度、前記側面方向アーム３０の位置，
角度、前記ＣＴガントリ４０の位置，チルト角をモニタ
する監視機能を有しており、装置および被検体を安全に
保つようにインターロック制御し、必要に応じてアラー
ム表示や操作ガイドを行う。
装置１０の天板の位置，角度，高さ、前記正面方向アー
ム２０の位置，角度、前記側面方向アーム３０の位置，
角度、前記ＣＴガントリ４０の位置，チルト角をモニタ
する監視機能を有しており、装置および被検体を安全に
保つようにインターロック制御し、必要に応じてアラー
ム表示や操作ガイドを行う。
【００２４】前記制御装置７０ｂは、前記ＣＴガントリ
４０の位置，チルト角をモニタする監視機能を有してお
り、装置および被検体を安全に保つようにインターロッ
ク制御し、必要に応じてアラーム表示や操作ガイドを行
う。
４０の位置，チルト角をモニタする監視機能を有してお
り、装置および被検体を安全に保つようにインターロッ
ク制御し、必要に応じてアラーム表示や操作ガイドを行
う。
【００２５】図２は、血管撮影室Ｒａでの被検体Ｈａに
対する血管撮影とＣＴ撮影室Ｒｃでの被検体Ｈｃに対す
るＣＴ撮影とを独立に行う場合を示す平面図である。血
管撮影室Ｒａでは、正面方向アーム２０で被検体Ｈａを
垂直方向に挟んで血管撮影すると共に側面方向アーム３
０で被検体Ｈａを水平方向に挟んで血管撮影する。この
時、制御装置７０ａは、血管撮影テーブル装置１０と正
面方向アーム２０と側面方向アーム３０とを制御する。
一方、ＣＴ撮影室Ｒｃでは、ＣＴガントリ４０で被検体
ＨｃをＣＴ撮影する。このとき、制御装置７０ｂは、Ｃ
Ｔガントリ４０を制御する。
対する血管撮影とＣＴ撮影室Ｒｃでの被検体Ｈｃに対す
るＣＴ撮影とを独立に行う場合を示す平面図である。血
管撮影室Ｒａでは、正面方向アーム２０で被検体Ｈａを
垂直方向に挟んで血管撮影すると共に側面方向アーム３
０で被検体Ｈａを水平方向に挟んで血管撮影する。この
時、制御装置７０ａは、血管撮影テーブル装置１０と正
面方向アーム２０と側面方向アーム３０とを制御する。
一方、ＣＴ撮影室Ｒｃでは、ＣＴガントリ４０で被検体
ＨｃをＣＴ撮影する。このとき、制御装置７０ｂは、Ｃ
Ｔガントリ４０を制御する。
【００２６】図３は、ＣＴ撮影室Ｒｃから血管撮影室Ｒ
ａへＣＴガントリ４０が移動する状態を示す平面図であ
る。 (1) まず、制御装置７０ｂの制御により、ＣＴガントリ
４０の移動を妨げない位置にＣＴ撮影テーブル６０が退
避する。この退避が終わると、制御装置７０ｂは、制御
装置７０ａに対して「ＣＴガントリ移動許可」を発行す
る。 (2) 一方、制御装置７０ａの制御により、ＣＴガントリ
４０の移動を妨げない位置に血管撮影テーブル１０およ
び側面方向アーム３０が退避する。 (3) 血管撮影テーブル１０および側面方向アーム３０の
退避が終わり且つ制御装置７０ｂから「ＣＴガントリ移
動許可」が発行されていると、操作者の指示に基づいて
制御装置７０ａがＸ線防護電動ドアＤを開けることが可
能になる。 (4) Ｘ線防護電動ドアＤが完全に開いた状態になると、
操作者の指示に基づいて制御装置７０ａがＣＴガントリ
４０を血管撮影室Ｒａに移動させることが可能になる。 (5) ＣＴガントリ４０が血管撮影室Ｒａに移動し終わる
と、操作者の指示に基づいて制御装置７０ａがＸ線防護
電動ドアＤを閉じることが可能になる。
ａへＣＴガントリ４０が移動する状態を示す平面図であ
る。 (1) まず、制御装置７０ｂの制御により、ＣＴガントリ
４０の移動を妨げない位置にＣＴ撮影テーブル６０が退
避する。この退避が終わると、制御装置７０ｂは、制御
装置７０ａに対して「ＣＴガントリ移動許可」を発行す
る。 (2) 一方、制御装置７０ａの制御により、ＣＴガントリ
４０の移動を妨げない位置に血管撮影テーブル１０およ
び側面方向アーム３０が退避する。 (3) 血管撮影テーブル１０および側面方向アーム３０の
退避が終わり且つ制御装置７０ｂから「ＣＴガントリ移
動許可」が発行されていると、操作者の指示に基づいて
制御装置７０ａがＸ線防護電動ドアＤを開けることが可
能になる。 (4) Ｘ線防護電動ドアＤが完全に開いた状態になると、
操作者の指示に基づいて制御装置７０ａがＣＴガントリ
４０を血管撮影室Ｒａに移動させることが可能になる。 (5) ＣＴガントリ４０が血管撮影室Ｒａに移動し終わる
と、操作者の指示に基づいて制御装置７０ａがＸ線防護
電動ドアＤを閉じることが可能になる。
【００２７】図４は、血管撮影室Ｒａで被検体Ｈａに対
して血管撮影とＣＴ撮影とを交互に行う場合を示す平面
図である。血管撮影室Ｒａでは、正面方向アーム２０で
被検体Ｈａを挟んで血管撮影することが出来る。また、
ＣＴガントリ４０で被検体ＨａをＣＴ撮影することが出
来る。このとき、制御装置７０ａは、血管撮影テーブル
装置１０と正面方向アーム２０とＣＴガントリ４０を制
御する。
して血管撮影とＣＴ撮影とを交互に行う場合を示す平面
図である。血管撮影室Ｒａでは、正面方向アーム２０で
被検体Ｈａを挟んで血管撮影することが出来る。また、
ＣＴガントリ４０で被検体ＨａをＣＴ撮影することが出
来る。このとき、制御装置７０ａは、血管撮影テーブル
装置１０と正面方向アーム２０とＣＴガントリ４０を制
御する。
【００２８】血管撮影室ＲａからＣＴ撮影室ＲｃへＣＴ
ガントリ４０を戻す場合の制御は、図３と逆になる。 (1) まず、制御装置７０ａの制御により、ＣＴガントリ
４０の移動を妨げない位置に血管撮影テーブル１０が退
避する。この退避が終わると、制御装置７０ａは、制御
装置７０ｂに対して「ＣＴガントリ移動許可」を発行す
る。 (2) 一方、制御装置７０ｂの制御により、ＣＴガントリ
４０の移動を妨げない位置にＣＴ撮影テーブル６０が退
避する。 (3) ＣＴ撮影テーブル６０の退避が終わり且つ制御装置
７０ａから「ＣＴガントリ移動許可」が発行されている
と、操作者の指示に基づいて制御装置７０ｂがＸ線防護
電動ドアＤを開けることが可能になる。 (4) Ｘ線防護電動ドアＤが完全に開いた状態になると、
操作者の指示に基づいて制御装置７０ｂがＣＴガントリ
４０をＣＴ撮影室Ｒｃに移動させることが可能になる。 (5) ＣＴガントリ４０がＣＴ撮影室Ｒｃに移動し終わる
と、操作者の指示に基づいて制御装置７０ｃがＸ線防護
電動ドアＤを閉じることが可能になる。
ガントリ４０を戻す場合の制御は、図３と逆になる。 (1) まず、制御装置７０ａの制御により、ＣＴガントリ
４０の移動を妨げない位置に血管撮影テーブル１０が退
避する。この退避が終わると、制御装置７０ａは、制御
装置７０ｂに対して「ＣＴガントリ移動許可」を発行す
る。 (2) 一方、制御装置７０ｂの制御により、ＣＴガントリ
４０の移動を妨げない位置にＣＴ撮影テーブル６０が退
避する。 (3) ＣＴ撮影テーブル６０の退避が終わり且つ制御装置
７０ａから「ＣＴガントリ移動許可」が発行されている
と、操作者の指示に基づいて制御装置７０ｂがＸ線防護
電動ドアＤを開けることが可能になる。 (4) Ｘ線防護電動ドアＤが完全に開いた状態になると、
操作者の指示に基づいて制御装置７０ｂがＣＴガントリ
４０をＣＴ撮影室Ｒｃに移動させることが可能になる。 (5) ＣＴガントリ４０がＣＴ撮影室Ｒｃに移動し終わる
と、操作者の指示に基づいて制御装置７０ｃがＸ線防護
電動ドアＤを閉じることが可能になる。
【００２９】以上のバイプレーン血管撮影・ＣＴ装置１
００によれば、次の効果が得られる。 （１）血管撮影室Ｒａでの血管撮影とＣｔ撮影室Ｒｃで
のＣＴ撮影を独立に行うことが出来ると共に、血管撮影
室Ｒａで血管撮影とＣＴ撮影とを例えば５分間毎に交互
に実行することも出来る。よって、正面方向アーム２０
と側面方向アーム３０とＣＴガントリ４０とを有効利用
でき、検査効率を向上することが出来る。 （２）正面方向アーム２０と側面方向アーム３０とを備
えたことにより、正面方向プレーンおよび側面方向プレ
ーンの２つのプレーンでの同時血管撮影が可能になる。 （３）血管撮影室Ｒａの被検体ＨａとＣＴ撮影室Ｒｃの
被検体Ｈｃを完全に隔離して血管撮影とＣＴ撮影を独立
に行うことが出来る。 （４）血管撮影室ＲａとＣＴ撮影室Ｒｃとを隣接させて
いるので、移動距離・移動時間が最短で済む。また、Ｘ
線防護電動ドアＤを設けているので、移動時以外は、血
管撮影室Ｒａの被検体ＨａとＣＴ撮影室Ｒｃの被検体Ｈ
ｃを完全に隔離でき、不要なＸ線被曝も防止できる。 （５）ＣＴガントリ４０の幅狭の側面を前後にして移動
できるため、Ｘ線防護電動ドアＤの幅を狭くでき、血管
撮影室ＲａとＣＴ撮影室Ｒｃの分離に好都合となる。
００によれば、次の効果が得られる。 （１）血管撮影室Ｒａでの血管撮影とＣｔ撮影室Ｒｃで
のＣＴ撮影を独立に行うことが出来ると共に、血管撮影
室Ｒａで血管撮影とＣＴ撮影とを例えば５分間毎に交互
に実行することも出来る。よって、正面方向アーム２０
と側面方向アーム３０とＣＴガントリ４０とを有効利用
でき、検査効率を向上することが出来る。 （２）正面方向アーム２０と側面方向アーム３０とを備
えたことにより、正面方向プレーンおよび側面方向プレ
ーンの２つのプレーンでの同時血管撮影が可能になる。 （３）血管撮影室Ｒａの被検体ＨａとＣＴ撮影室Ｒｃの
被検体Ｈｃを完全に隔離して血管撮影とＣＴ撮影を独立
に行うことが出来る。 （４）血管撮影室ＲａとＣＴ撮影室Ｒｃとを隣接させて
いるので、移動距離・移動時間が最短で済む。また、Ｘ
線防護電動ドアＤを設けているので、移動時以外は、血
管撮影室Ｒａの被検体ＨａとＣＴ撮影室Ｒｃの被検体Ｈ
ｃを完全に隔離でき、不要なＸ線被曝も防止できる。 （５）ＣＴガントリ４０の幅狭の側面を前後にして移動
できるため、Ｘ線防護電動ドアＤの幅を狭くでき、血管
撮影室ＲａとＣＴ撮影室Ｒｃの分離に好都合となる。
【００３０】−他の実施形態− 上記実施形態では、ＣＴガントリ４０を移動させたが、
ＣＴガントリ４０の移動の代わりに又はそれに加えて、
血管撮影テーブル装置１０または正面方向アーム２０ま
たは側面方向アーム３０またはＣＴ撮影テーブル装置６
０を移動するようにしてもよい。
ＣＴガントリ４０の移動の代わりに又はそれに加えて、
血管撮影テーブル装置１０または正面方向アーム２０ま
たは側面方向アーム３０またはＣＴ撮影テーブル装置６
０を移動するようにしてもよい。
【００３１】
【発明の効果】本発明の血管撮影・ＣＴ装置によれば、
別個の被検体に対して血管撮影とＣＴ撮影とを独立に行
うことが出来ると共に、同一の被検体に対して血管撮影
とＣＴ撮影とを交互に行うことも出来る。よって、血管
撮影アームとＣＴガントリとを有効利用でき、検査効率
を向上することが出来る。
別個の被検体に対して血管撮影とＣＴ撮影とを独立に行
うことが出来ると共に、同一の被検体に対して血管撮影
とＣＴ撮影とを交互に行うことも出来る。よって、血管
撮影アームとＣＴガントリとを有効利用でき、検査効率
を向上することが出来る。
【図１】本発明の一実施形態に係るバイプレーン血管撮
影・ＣＴ装置の斜視図である。
影・ＣＴ装置の斜視図である。
【図２】血管撮影室での被検体に対する血管撮影とＣＴ
撮影室での被検体に対するＣＴ撮影とを独立に行う場合
を示す平面図である。
撮影室での被検体に対するＣＴ撮影とを独立に行う場合
を示す平面図である。
【図３】ＣＴ撮影室から血管撮影室へＣＴガントリが移
動する状態を示す平面図である。
動する状態を示す平面図である。
【図４】血管撮影室で被検体に対して血管撮影とＣＴ撮
影とを交互に行う場合を示す平面図である。
影とを交互に行う場合を示す平面図である。
１０ 撮影テーブル装置 ２０ 正面方向アーム ３０ 側面方向アーム ３５ 天井レール ４０ ＣＴガントリ ４５ 床面レール ７０ａ，７０ｃ 制御装置 １００ バイプレーン血管撮影・ＣＴ
装置 Ｄ Ｘ線防護電動ドア Ｒａ 血管撮影室 Ｒｃ ＣＴ撮影室 Ｗ 境界壁
装置 Ｄ Ｘ線防護電動ドア Ｒａ 血管撮影室 Ｒｃ ＣＴ撮影室 Ｗ 境界壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯塚 鮮一 東京都日野市旭ケ丘４丁目７番地の127 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 内 Ｆターム(参考） 4C093 AA09 AA22 CA18 CA32 DA02 EC16 EC21 EC41 ED06 ED07 EE11 EE17 FA36 FB12
Claims (8)
- 【請求項１】 血管撮影対象の被検体を寝かせる血管撮
影天板と、その血管撮影天板に寝かせた被検体を挟んで
血管撮影するためのＸ線管およびＸ線受像装置を備えた
血管撮影アームと、ＣＴ撮影対象の被検体を寝かせるＣ
Ｔ撮影天板と、そのＣＴ撮影天板に寝かせた被検体をＣ
Ｔ撮影するためのＸ線管およびＸ線検出器を備えたＣＴ
ガントリと、前記血管撮影天板または前記血管撮影アー
ムまたは前記ＣＴ撮影天板または前記ＣＴガントリを移
動させて前記血管撮影天板に寝かせた被検体を前記ＣＴ
ガントリでＣＴ撮影可能とさせるか又は前記ＣＴ撮影天
板に寝かせた被検体を前記血管撮影アームで血管撮影可
能とさせる移動手段とを具備したことを特徴とする血管
撮影・ＣＴ装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の血管撮影・ＣＴ装置に
おいて、前記血管撮影天板と前記血管撮影アームとが血
管撮影室に設置され、前記ＣＴ撮影天板と前記ＣＴガン
トリとがＣＴ撮影室に設置され、前記移動手段が、前記
血管撮影室と前記ＣＴ撮影室の間で前記血管撮影天板ま
たは前記血管撮影アームまたは前記ＣＴ撮影天板または
前記ＣＴガントリを移動可能とすることを特徴とする血
管撮影・ＣＴ装置。 - 【請求項３】 請求項２に記載の血管撮影・ＣＴ装置に
おいて、前記血管撮影室と前記ＣＴ撮影室とが隣接し、
両室の境界壁にＸ線防護電動ドアが設けられ、そのＸ線
防護電動ドアを開けて前記血管撮影室と前記ＣＴ撮影室
の間で前記血管撮影天板または前記血管撮影アームまた
は前記ＣＴ撮影天板または前記ＣＴガントリが移動可能
であることを特徴とする血管撮影・ＣＴ装置。 - 【請求項４】 請求項３に記載の血管撮影・ＣＴ装置に
おいて、前記血管撮影天板の長手方向および前記ＣＴ撮
影天板の長手方向が前記境界壁に平行であり、前記移動
手段が、前記ＣＴガントリを前記境界壁に垂直に移動さ
せることを特徴とする血管撮影・ＣＴ装置。 - 【請求項５】 血管撮影対象の被検体を寝かせる血管撮
影天板と、その血管撮影天板に寝かせた被検体を垂直方
向に挟んで血管撮影するためのＸ線管およびＸ線受像装
置を備えた正面方向アームと、前記血管撮影天板に寝か
せた被検体を水平方向に血管撮影するためのＸ線管およ
びＸ線受像装置を備えた側面方向アームと、ＣＴ撮影対
象の被検体を寝かせるＣＴ撮影天板と、そのＣＴ撮影天
板に寝かせた被検体をＣＴ撮影するためのＸ線管および
Ｘ線検出器を備えたＣＴガントリと、前記血管撮影天板
または前記正面方向アームまたは前記側面方向アームま
たは前記ＣＴ撮影天板または前記ＣＴガントリを移動さ
せて前記血管撮影天板に寝かせた被検体を前記ＣＴガン
トリでＣＴ撮影可能とさせるか又は前記ＣＴ撮影天板に
寝かせた被検体を前記正面方向アームまたは前記側面方
向アームで血管撮影可能とさせる移動手段とを具備した
ことを特徴とする血管撮影・ＣＴ装置。 - 【請求項６】 請求項５に記載の血管撮影・ＣＴ装置に
おいて、前記血管撮影天板と前記正面方向アームと前記
側面方向アームとが血管撮影室に設置され、前記ＣＴ撮
影天板と前記ＣＴガントリとがＣＴ撮影室に設置され、
前記移動手段が、前記血管撮影室と前記ＣＴ撮影室の間
で前記血管撮影天板または前記正面方向アームまたは前
記側面方向アームまたは前記ＣＴ撮影天板または前記Ｃ
Ｔガントリを移動可能とすることを特徴とする血管撮影
・ＣＴ装置。 - 【請求項７】 請求項６に記載の血管撮影・ＣＴ装置に
おいて、前記血管撮影室と前記ＣＴ撮影室とが隣接し、
両室の境界壁にＸ線防護電動ドアが設けられ、そのＸ線
防護電動ドアを開けて前記血管撮影室と前記ＣＴ撮影室
の間で前記血管撮影天板または前記正面方向アームまた
は前記側面方向アームまたは前記ＣＴ撮影天板または前
記ＣＴガントリが移動可能であることを特徴とする血管
撮影・ＣＴ装置。 - 【請求項８】 請求項７に記載の血管撮影・ＣＴ装置に
おいて、前記血管撮影天板の長手方向および前記ＣＴ撮
影天板の長手方向が前記境界壁に平行であり、前記移動
手段が、前記ＣＴガントリを前記境界壁に垂直に移動さ
せることを特徴とする血管撮影・ＣＴ装置。
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