JP2001189999A - ステレオ感強調装置およびステレオ感強調方法 - Google Patents

ステレオ感強調装置およびステレオ感強調方法

Info

Publication number
JP2001189999A
JP2001189999A JP37511399A JP37511399A JP2001189999A JP 2001189999 A JP2001189999 A JP 2001189999A JP 37511399 A JP37511399 A JP 37511399A JP 37511399 A JP37511399 A JP 37511399A JP 2001189999 A JP2001189999 A JP 2001189999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
audio signal
stereo
delay
multiplying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP37511399A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Koizumi
佳彦 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Asahi Kasei Microdevices Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Asahi Kasei Microdevices Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Microsystems Co Ltd, Asahi Kasei Microdevices Corp filed Critical Asahi Kasei Microsystems Co Ltd
Priority to JP37511399A priority Critical patent/JP2001189999A/ja
Publication of JP2001189999A publication Critical patent/JP2001189999A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Stereophonic Arrangements (AREA)
  • Stereophonic System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右2つステレオ信号からなる入力信号の左
右それぞれの成分をステレオ感を実現している周波数域
においてより強調することができ、出力信号における低
域の周波数において著しいレベルの低下を防ぐ。 【解決手段】 第1の加算器103の出力109を所定
時間遅延する第1のディレイ素子105と、第1のディ
レイ素子105の出力に所定値を乗算する第1の乗算器
107と、第2の加算器104の出力110を所定時間
遅延する第2のディレイ素子106と、第2のディレイ
素子106の出力に所定値を乗算する第2の乗算器10
8とを有し、第1の加算器103は左右2つステレオ信
号の第1の音声信号入力101と第2の乗算器108の
出力とを加算して第1の出力109を生成し、第2の加
算器104は第2の音声信号入力102と第1の乗算器
107の出力とを加算して第2の出力110を生成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はステレオ感強調装置
およびステレオ感強調方法に関し、特に左右2つステレ
オ信号からなる入力信号の左右それぞれの成分を強調す
ることを必要とする、例えばデジタルビデオカメラの音
声信号処理におけるステレオ感強調技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のステレオ感強調装置は、図7に示
すように、左右2つステレオ信号からなる第1の音声信
号入力(例えば、左側音声信号)701を所定時間遅延
する第1のディレイ素子705、左右2つステレオ信号
からなる第2の音声信号入力(例えば、右側音声信号)
702を所定時間遅延する第2のディレイ素子706、
第1のディレイ素子705の出力に所定値を乗算する第
1の乗算器707、第2のディレイ素子706の出力に
所定値を乗算する第2の乗算器708、第1の入力と第
2の乗算器708の出力とを加算して第1の出力709
を生成する第1の加算器703、および第2の入力と第
1の乗算器707の出力とを加算して第2の出力710
を生成する第2の加算器704を有しており、左右2つ
ステレオ信号からなる入力信号の左右それぞれの成分7
01、702を強調する機能を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のステレオ感強調装置は、図8〜図11に
示すような周波数による振幅特性を持っている。
【0004】ここで、図8は、従来例の音源位置による
振幅特性を示し、マイクから向かって左を0度として、
音源位置を180度回転した場合で、測定条件として
は、マイク幅:3cm、乗算器707、708の係数:
0.9375、サンプリング周波数:44.1kHz、
ディレイ素子705、706:1タップである。図中、
Lは左側音声信号、Rは右側音声信号を表わす。
【0005】図9は従来例の周波数による振幅特性を示
し、音源位置は20度、その他の条件は図8と同じであ
る。図中、Lは左側音声信号、Rは右側音声信号を表わ
す(以下同様)。図10は同じく従来例の周波数による
振幅特性を示し、音源位置は40度、その他の条件は図
8と同じである。図11は同じく従来例の周波数による
振幅特性を示し、音源位置は60度、その他の条件は図
8と同じである。
【0006】従来のステレオ感強調装置は、図8〜図1
1に示すような独特な周波数による振幅特性を持ってい
るので、以下のような解決すべき課題があった。
【0007】1.ステレオ感(複数の音源による定位の
広がり)を実現している周波数帯において、第1の出力
と第2の出力のレベル差が小さい。
【0008】2.周波数の低い帯域においてレベルが大
きく下がってしまう。
【0009】本発明の目的は、上述のような課題を解決
し、左右2つステレオ信号からなる入力信号の左右それ
ぞれの成分をステレオ感を実現している周波数域におい
てより強調することができ、左右の入力レベル差が微小
なコンパクト筐体においても、出力信号は音の定位の広
がりを出すことが可能であり、さらには出力信号におけ
る低域の周波数において著しいレベルの低下を防ぐこと
の可能なステレオ感強調装置およびステレオ感強調方法
を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1のステレオ感強調装置の発明は、左右2つ
ステレオ信号の第1の音声信号出力を所定時間遅延する
第1のディレイ手段と、該第1のディレイ手段の出力に
所定値を乗算する第1の乗算手段と、前記左右2つステ
レオ信号の第2の音声信号出力を所定時間遅延する第2
のディレイ手段と、該第2のディレイ手段の出力に所定
値を乗算する第2の乗算手段と、前記左右2つステレオ
信号の第1の音声信号入力と前記第2の乗算手段の出力
とを加算して第1の音声信号出力を出力する第1の加算
手段と、前記左右2つステレオ信号の第2の音声信号入
力と前記第1の乗算手段の出力とを加算して第2の音声
信号出力を出力する第2の加算手段とを有し、前記第1
のディレイ手段は前記第1の加算手段から出力する前記
第1の音声信号出力を所定時間遅延し、前記第2のディ
レイ手段は前記第2の加算手段から出力する前記第2の
音声信号出力を所定時間遅延することを特徴とする。
【0011】ここで、前記左右2つステレオ信号からな
る入力信号の左右それぞれの成分をステレオ感を実現し
ている周波数域においてより強調することを特徴とする
ことができる。
【0012】また、前記ステレオ感を実現している周波
数域は、約102〜104Hzの周波数帯域であることを
特徴とすることができる。
【0013】また、前記ステレオ感強調装置は、比較的
小型の筐体に取り付けられ音源に対してマイク間の距離
が比較的短い左右2つのステレオマイクから入力する音
声信号を処理する音声信号処理装置に包含されることを
特徴とすることができる。
【0014】また、前記音声信号処理装置はデジタルビ
デオカメラに内蔵された音声信号処理装置であることを
特徴とすることができる。
【0015】上記目的を達成するため、請求項6のステ
レオ感強調方法の発明は、左右2つステレオ信号の第1
の音声信号出力を所定時間遅延する第1のディレイステ
ップと、該第1のディレイステップの出力に所定値を乗
算する第1の乗算ステップと、前記左右2つステレオ信
号の第2の音声信号出力を所定時間遅延する第2のディ
レイステップと、該第2のディレイステップの出力に所
定値を乗算する第2の乗算ステップと、前記左右2つス
テレオ信号の第1の音声信号入力と前記第2の乗算ステ
ップの出力とを加算して第1の音声信号出力を出力する
第1の加算ステップと、前記左右2つステレオ信号の第
2の音声信号入力と前記第1の乗算ステップの出力とを
加算して第2の音声信号出力を出力する第2の加算ステ
ップとを有し、前記第1のディレイステップは前記第1
の加算ステップの出力である前記第1の音声信号出力を
所定時間遅延し、前記第2のディレイステップは前記第
2の加算ステップの出力である前記第2の音声信号出力
を所定時間遅延することを特徴とすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の一実施形態におけるステ
レオ感強調装置の回路構成を示す。ここで、105は第
1の加算器103の出力(第1の出力)109を所定時
間遅延する第1のディレイ素子、106は第2の加算器
104の出力(第2の出力)110を所定時間遅延する
第2のディレイ素子、107は第1のディレイ素子10
5の出力に所定値を乗算する第1の乗算器、および10
8は第2のディレイ素子106の出力に所定値を乗算す
る第2の乗算器であり、第1の加算器103は左右2つ
ステレオ信号からなる第1の音声信号入力(例えば、左
側音声信号)101と第2の乗算器108の出力とを加
算して第1の出力109を生成し、第2の加算器104
は左右2つステレオ信号からなる第2の音声信号入力
(例えば、右側音声信号)102と第1の乗算器107
の出力とを加算して第2の出力110を生成する。つま
り、本発明では、第2の出力に遅延をかけて乗算したも
のと第1の入力とを加算した結果を第1の出力として出
力し、この第1の出力に遅延をかけて乗算したものと第
2の入力とを加算した結果を第2の出力として出力する
点が、図7に示したような第1、第2の入力を遅延し乗
算する従来例の構成と異なる点である。
【0018】次に、図1の構成による本発明の作用を説
明する。
【0019】例えば、デジタルビデオカメラの筐体(図
示しない)は一般的に小型のため、2つのマイクによる
ステレオの音声信号入力は振幅差が微少である。
【0020】よって、ここでは2入力信号で振幅を同じ
として、図2のマイクL,マイクRへの入射角θを持つ
十分遠い正弦波の音源からの入力信号は、マイクLの第
1の入力(Lin)を基準として、マイクRの第2の入
力(Rin)は次式で求まる。
【0021】
【数1】 ωは入力信号の周波数、Aは振幅。lは両マイク間の距
離とする。vを音速として、十分に遠い音源のため、第
2の入力(Rin)は第1の入力よりも上の式のように
遅れて、もしくは早く入力される。
【0022】図7に示す従来例の回路構成の場合には、
第1、第2のそれぞれの出力Lout、Routは、乗
算器701、702の係数をp、ディレイ素子705、
706の遅延時間をtd とすると、
【0023】
【数2】 それぞれを時間について微分し、
【0024】
【数3】 となるtを求めて元の式に代入、時間による出力の最大
値、すなわち振幅を入力信号の周波数の関数として求め
ると、第1の出力について、
【0025】
【数4】 第2の出力について、
【0026】
【数5】 ここで、図1の本発明の一実施形態の回路における伝達
関数を、z変換を用いて表し、109の第1の出力(L
out)を求める式を次に示す。105、106のデイ
レイ素子数をqとして、
【0027】
【数6】 分数の後ろの項は従来例の出力のz変換と等しい。これ
は102の第2の入力に関しても同様である。本発明の
実施形態の回路では上記の従来例の周波数における振幅
特性に新たに
【0028】
【数7】 という伝達関数を掛け合わせたものである。よって、本
発明の実施形態の回路の振幅特性はサンプリング周期を
Tとおくと、
【0029】
【数8】 と表すことができる。この新しく掛け合わされた項は主
に周波数の低い帯域を持ち上げる性質を持ち、従来例の
著しい周波数低域におけるレベルの低下を防ぐ働きを担
う。
【0030】
【実施例】本発明の一実施例として、半導体基板上に、
上述の図1の回路を、デジタル回路を用いて実現する。
一例として、2入力101、102がサンプリング周波
数2.8MHz、10ビットのパラレル信号で、90タ
ップディレイ素子部105、106をそれぞれフリップ
・フロップ回路10×90個、加算器103、104を
それぞれ10個の全加算器(full adder)で構成する。
乗算器107、108はそれぞれ10組の全加算器とN
AND(非論理積)素子による単純なアレイ乗算器で構
成した。
【0031】そして、このように構成した本発明による
テレオ感強調回路は、図3〜図6に示すような周波数に
よる特有な振幅特性を持っていることが確認できた。
【0032】ここで、図3は、本発明の音源位置による
振幅特性を示し、マイクから向かって左を0度として、
音源位置を180度回転した場合で、測定条件として
は、図7の従来例と同じで、マイク幅:3cm、乗算器
707、708の係数:0.9375、サンプリング周
波数:44.1kHz、ディレイ素子705、706:
1タップである。図中、Lは左側音声信号、Rは右側音
声信号を表わす。
【0033】図4は本発明の周波数による振幅特性を示
し、音源位置は20度、その他の条件は図3と同じであ
る。図中、Lは左側音声信号、Rは右側音声信号を表わ
す(以下、同様)。図5は同じく本発明の周波数による
振幅特性を示し、音源位置は40度、その他の条件は図
3と同じである。図6は同じく本発明の周波数による振
幅特性を示し、音源位置は60度、その他の条件は図3
と同じである。
【0034】図3〜図6に示す本発明による振幅特性と
図8〜図11に示す従来例の振幅特性とを対比すると、
本発明は次のような顕著な利点があることが分かる。
【0035】 本発明では、例えば、音源位置が20
度の場合、図4に示すようにL出力信号とR出力信号の
振幅の差が、102〜104Hzの周波数帯域において、
音源位置が20度の場合の図9の従来例と比べて、著し
く大となっている。この傾向は音源位置が40度、60
度の場合も同様である。このように、本発明によれば、
左右2つステレオ信号からなる入力信号の左右それぞれ
の成分をステレオ感(複数の音源による定位の広がり)
を実現している周波数域(102〜104Hz)において
より強調することができる。このため、本発明によれ
ば、左右の入力のレベル差が微少なデジタルビデオカメ
ラのような筐体においても、出力信号は音の定位の広が
りを出すことが可能である。
【0036】 また、出力信号における低域の周波数
において、従来例では、図8に示すように、音源方向の
角度に関わらずゲインが著しく小さい。例えば、L信号
とR信号が0.1KHzの場合、図8の従来例では、音
源方向の角度に関わらず出力振幅はほぼ0.1であるの
に対し、図3の本発明では、出力振幅はほぼ0.5とな
っている。従って、本発明によれば、出力信号における
低域の周波数において著しいレベル低下を防ぐことがで
きる。
【0037】 また、図3の本発明の振幅特性と図8
の従来例の振幅特性を比べてみると、本発明は音源方向
が90度、即ちデジタルビデオカメラのような筐体の正
面で、周波数によるゲインのばらつきが小さい。 (他の実施形態)なお、本発明は、複数の機器(例え
ば、ホストコンピュータ、インターフェース機器、リー
ダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用して
も、1つの機器からなる装置(例えば、デジタルビデオ
カメラ、ポータブルステレオ録音装置など)に適用して
もよい。
【0038】また、本発明の目的は、前述したハードウ
エア構成ばかりでなく、前述した実施の形態の機能を実
現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記録
媒体(記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給し、
そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCP
UやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコード
を読み出し、実行することによっても、達成されること
は言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出され
たプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を
実現することになり、そのプログラムコードを記録した
記録媒体は本発明を構成することになる。そのプログラ
ムコードを記録し、またテーブル等の変数データを記録
する記録媒体としては、例えばフロッピディスク(F
D)、ハードディスク、光ディスク、などを用いことが
できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第2の出力に遅延をかけて乗算したものと第1の入力と
を加算した結果を第1の出力として出力し、この第1の
出力に遅延をかけて乗算したものと第2の入力とを加算
した結果を第2の出力として出力するようにしたので、
左右2つステレオ信号からなる入力信号の左右それぞれ
の成分をステレオ感を実現している周波数域においてよ
り強調することができ、このため左右の入力のレベル差
が微少な筐体においても、出力信号は音の定位の広がり
を出すことが可能であり、また出力信号における低域の
周波数において著しいレベルの低下を防ぐことができ、
さらには音源方向が正面の90度で、周波数によるゲイ
ンのばらつきが小さいという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるステレオ感強調装
置の回路構成を示すブロック図である。
【図2】ステレオの音声信号を入力する2つのマイク
と、これらマイクに対する入射角θの遠方の音源との位
置関係を示す概念図である。
【図3】本発明の音源位置(入射角度)に対する出力信
号の振幅(ゲイン)の関係を示し、マイクから向かって
左を0度として、音源位置を180度回転し、所定の測
定条件下で測定した場合の振幅特性を示すグラフであ
る。
【図4】本発明のステレオ音声出力L,Rの周波数に対
する振幅の関係を示し、音源位置(入射角度)が20
度、その他の測定条件は図3と同じ場合の振幅特性を示
すグラフである。
【図5】本発明のステレオ音声出力L,Rの周波数に対
する振幅の関係を示し、音源位置(入射角度)が40
度、その他の測定条件は図3と同じ場合の振幅特性を示
すグラフである。
【図6】本発明のステレオ音声出力L,Rの周波数に対
する振幅の関係を示し、音源位置(入射角度)が60
度、その他の測定条件は図3と同じ場合の振幅特性を示
すグラフである。
【図7】従来例のステレオ感強調装置の回路構成を示す
ブロック図である。
【図8】従来例の音源位置(入射角度)に対する出力信
号の振幅(ゲイン)の関係を示し、マイクから向かって
左を0度として、音源位置を180度回転し、その他の
測定条件は図3と同じ場合の振幅特性を示すグラフであ
る。
【図9】従来例のステレオ音声出力L,Rの周波数に対
する振幅の関係を示し、音源位置(入射角度)が20
度、その他の測定条件は図3と同じ場合の振幅特性を示
すグラフである。
【図10】従来例のステレオ音声出力L,Rの周波数に
対する振幅の関係を示し、音源位置(入射角度)が40
度、その他の測定条件は図3と同じ場合の振幅特性を示
すグラフである。
【図11】従来例のステレオ音声出力L,Rの周波数に
対する振幅の関係を示し、音源位置(入射角度)が60
度、その他の測定条件は図3と同じ場合の振幅特性を示
すグラフである。
【符号の説明】
101、701 第1の入力(第1のステレオ音声入
力) 102、702 第2の入力(第2のステレオ音声入
力) 103、703 第1の加算器 104、704 第2の加算器 105、705 第1のディレイ素子 106、706 第2のディレイ素子 107、707 第1の乗算器 108、708 第2の乗算器 109、709 第1の出力(第1のステレオ音声出
力) 110、710 第2の出力(第2のステレオ音声出
力)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右2つステレオ信号の第1の音声信号
    出力を所定時間遅延する第1のディレイ手段と、 該第1のディレイ手段の出力に所定値を乗算する第1の
    乗算手段と、 前記左右2つステレオ信号の第2の音声信号出力を所定
    時間遅延する第2のディレイ手段と、 該第2のディレイ手段の出力に所定値を乗算する第2の
    乗算手段と、 前記左右2つステレオ信号の第1の音声信号入力と前記
    第2の乗算手段の出力とを加算して第1の音声信号出力
    を出力する第1の加算手段と、 前記左右2つステレオ信号の第2の音声信号入力と前記
    第1の乗算手段の出力とを加算して第2の音声信号出力
    を出力する第2の加算手段とを有し、 前記第1のディレイ手段は前記第1の加算手段から出力
    する前記第1の音声信号出力を所定時間遅延し、 前記第2のディレイ手段は前記第2の加算手段から出力
    する前記第2の音声信号出力を所定時間遅延することを
    特徴とするステレオ感強調装置。
  2. 【請求項2】 前記左右2つステレオ信号からなる入力
    信号の左右それぞれの成分をステレオ感を実現している
    周波数域においてより強調することを特徴とする請求項
    1に記載のステレオ感強調装置。
  3. 【請求項3】 前記ステレオ感を実現している周波数域
    は、102〜104Hzの周波数帯域であることを特徴と
    する請求項2に記載のステレオ感強調装置。
  4. 【請求項4】 前記ステレオ感強調装置は、比較的小型
    の筐体に取り付けられ音源に対してマイク間の距離が比
    較的短い左右2つのステレオマイクから入力する音声信
    号を処理する音声信号処理装置に包含されることを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかに記載のステレオ感
    強調装置。
  5. 【請求項5】 前記音声信号処理装置はデジタルビデオ
    カメラに内蔵された音声信号処理装置であることを特徴
    とする請求項4に記載のステレオ感強調装置。
  6. 【請求項6】 左右2つステレオ信号の第1の音声信号
    出力を所定時間遅延する第1のディレイステップと、 該第1のディレイステップの出力に所定値を乗算する第
    1の乗算ステップと、 前記左右2つステレオ信号の第2の音声信号出力を所定
    時間遅延する第2のディレイステップと、 該第2のディレイステップの出力に所定値を乗算する第
    2の乗算ステップと、 前記左右2つステレオ信号の第1の音声信号入力と前記
    第2の乗算ステップの出力とを加算して第1の音声信号
    出力を出力する第1の加算ステップと、 前記左右2つステレオ信号の第2の音声信号入力と前記
    第1の乗算ステップの出力とを加算して第2の音声信号
    出力を出力する第2の加算ステップとを有し、 前記第1のディレイステップは前記第1の加算ステップ
    の出力である前記第1の音声信号出力を所定時間遅延
    し、 前記第2のディレイステップは前記第2の加算ステップ
    の出力である前記第2の音声信号出力を所定時間遅延す
    ることを特徴とするステレオ感強調方法。
JP37511399A 1999-12-28 1999-12-28 ステレオ感強調装置およびステレオ感強調方法 Withdrawn JP2001189999A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37511399A JP2001189999A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 ステレオ感強調装置およびステレオ感強調方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP37511399A JP2001189999A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 ステレオ感強調装置およびステレオ感強調方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001189999A true JP2001189999A (ja) 2001-07-10

Family

ID=18504992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP37511399A Withdrawn JP2001189999A (ja) 1999-12-28 1999-12-28 ステレオ感強調装置およびステレオ感強調方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001189999A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1320844C (zh) * 2001-12-05 2007-06-06 皇家飞利浦电子股份有限公司 用于增强立体声信号的电路和方法
KR100727973B1 (ko) 2005-09-09 2007-06-13 삼성전자주식회사 저역 성분을 강조하는 음향재생장치 및 그 방법
KR100813272B1 (ko) 2006-12-20 2008-03-13 삼성전자주식회사 스테레오 스피커를 이용한 저음 보강 장치 및 방법
WO2008123721A1 (en) * 2007-04-10 2008-10-16 Sk Telecom Co., Ltd. Apparatus and method for voice processing in mobile communication terminal
NL1032589C2 (nl) * 2005-10-07 2009-12-08 Samsung Electronics Co Ltd Apparaat en werkwijze om stereo-effect te versterken.
JP2017503395A (ja) * 2013-12-13 2017-01-26 アンビディオ,インコーポレイテッド サウンドステージ拡張用の装置及び方法
US10313824B2 (en) 2017-05-19 2019-06-04 Canon Kabushiki Kaisha Audio processing device for processing audio, audio processing method, and program

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1320844C (zh) * 2001-12-05 2007-06-06 皇家飞利浦电子股份有限公司 用于增强立体声信号的电路和方法
KR100727973B1 (ko) 2005-09-09 2007-06-13 삼성전자주식회사 저역 성분을 강조하는 음향재생장치 및 그 방법
US8009834B2 (en) 2005-09-09 2011-08-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Sound reproduction apparatus and method of enhancing low frequency component
NL1032589C2 (nl) * 2005-10-07 2009-12-08 Samsung Electronics Co Ltd Apparaat en werkwijze om stereo-effect te versterken.
KR100813272B1 (ko) 2006-12-20 2008-03-13 삼성전자주식회사 스테레오 스피커를 이용한 저음 보강 장치 및 방법
WO2008123721A1 (en) * 2007-04-10 2008-10-16 Sk Telecom Co., Ltd. Apparatus and method for voice processing in mobile communication terminal
JP2010517465A (ja) * 2007-04-10 2010-05-20 エスケーテレコム株式会社 移動通信端末における音声処理装置及び方法
US8537977B2 (en) 2007-04-10 2013-09-17 Sk Telecom. Co., Ltd Apparatus and method for voice processing in mobile communication terminal
JP2017503395A (ja) * 2013-12-13 2017-01-26 アンビディオ,インコーポレイテッド サウンドステージ拡張用の装置及び方法
US10313824B2 (en) 2017-05-19 2019-06-04 Canon Kabushiki Kaisha Audio processing device for processing audio, audio processing method, and program

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1947903B1 (en) Bass enhancing apparatus and method
US20060177074A1 (en) Early reflection reproduction apparatus and method of sound field effect reproduction
US20070043804A1 (en) Media processing system and method
US20020057806A1 (en) Sound field effect control apparatus and method
US20070121951A1 (en) Method and apparatus to reproduce expanded sound using mono speaker
JP2008517317A (ja) オーディオデータ処理システム、方法、プログラム要素、及びコンピュータ読み取り可能媒体
US20050063551A1 (en) Multi-channel surround sound expansion method
CN107682802B (zh) 音频设备音效的调试方法及装置
JP2001189999A (ja) ステレオ感強調装置およびステレオ感強調方法
JP2959361B2 (ja) 残響音付加装置
CN108495235A (zh) 一种重低音的分离方法、装置、计算机设备及存储介质
JP2004021224A (ja) デジタル音声処理方法及び装置、並びにコンピュータプログラム
JPS6047600A (ja) オーデイオイメージ形成装置
JP3343405B2 (ja) 画像輪郭強調器
JPS6171772A (ja) 輪郭強調回路
JP4335752B2 (ja) 擬似ステレオ信号生成装置および擬似ステレオ信号生成プログラム
JP3153912B2 (ja) マイクロホン装置
JPS60840B2 (ja) ステレオ方式
JP3060818B2 (ja) オーディオ装置
JP2591111Y2 (ja) 音場可変再生装置
JPH11220800A (ja) 音像移動方法及びその装置
JP2006323395A (ja) 信号処理装置並びに音響再生装置
JP2705060B2 (ja) デイジタル信号処理装置
JP3075161B2 (ja) 多重試験信号発生装置
JP3821417B2 (ja) 残響付加装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070306