JP2001189704A - 無線装置 - Google Patents

無線装置

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JP2001189704A
JP2001189704A JP37533399A JP37533399A JP2001189704A JP 2001189704 A JP2001189704 A JP 2001189704A JP 37533399 A JP37533399 A JP 37533399A JP 37533399 A JP37533399 A JP 37533399A JP 2001189704 A JP2001189704 A JP 2001189704A
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JP37533399A
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English (en)
Inventor
Kenichi Igarashi
賢一 五十嵐
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デジタル地域防災無線システムに関し、同報
通信のためのサーバを必要とせずに、複数の端末に対し
短時間でメッセージ情報を伝達する。 【解決手段】 それぞれにグループ番号を割り当てられ
た複数の端末14、15、16と、これら端末と無線で
接続された複数の基地局無線装置12、13とを備え、
各端末が、入力したメッセージ情報をデジタルデータに
変換して自己のグループ番号を付与して送信する手段
と、受信した信号からグループ番号を抽出して自己のグ
ループ番号と照合し、自己のグループ番号である場合に
は受信したメッセージ情報を文字情報に変換して表示部
に表示する手段とを備える。音声メッセージも送信でき
るようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル地域防災
無線システムに関し、特に移動体である端末と無線接続
された複数の基地局無線装置を有し、基地局無線装置と
各端末との間でグループ通信が可能な無線装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の地域防災無線システムは、図5に
示すように、制御装置51に複数の基地局無線装置5
2、53、54が有線で接続され、各基地局無線装置5
2、53、54にそれぞれ端末55、56等が無線で接
続されている。各端末55、56は、登録した基地局無
線装置のゾーン内での使用が可能であり、他の基地局無
線装置のゾーン内に入る場合には、その基地局無線装置
に対して改めて登録する必要があり、その情報は制御装
置51も保持している。従って、ある端末55から別の
端末56へ発信した場合には、制御装置51は、基地局
無線装置52から基地局無線装置53へその発信を転送
することができ、端末間通信が可能になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の無線システムでは、同じ情報を複数の端末に伝達す
る必要がある場合には、その都度、送信動作を操作を繰
り返さなければならず、情報の伝達に時間がかかり、迅
速を旨とする地域防災無線システムとしては十分とは言
えなかった。このような複数の相手に情報を伝達する手
段としては、情報内容を基地局無線装置または制御装置
内のサーバに一旦蓄えておき、その情報を複数の端末か
らアクセスすることにより得ることができるが、コスト
が増加するという問題があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、サーバを必要とせずに、複数の端末に対
し短時間に情報を伝達することのできる無線装置を提供
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の無線装置は、そ
れぞれにグループ番号を割り当てられた複数の端末と、
前記複数の端末と無線で接続された複数の基地局無線装
置とを備え、前記各端末が、入力したメッセージ情報を
デジタルデータに変換して自己のグループ番号を付与し
て送信する手段と、受信した信号からグループ番号を抽
出して自己のグループ番号と照合し、自己のグループ番
号である場合には受信したメッセージ情報を文字情報に
変換して表示部に表示する手段とを備えたものである。
この構成により、大容量のサーバを必要とすることな
く、複数の端末に対し短時間でメッセージを伝達できる
こととなる。
【0006】また、本発明の無線装置は、前記端末が、
受信したメッセージ情報を記憶する手段を備え、受信し
たメッセージ情報をその前に受信したメッセージ情報と
ともに表示することを特徴とするものであり、刻々変化
するメッセージ情報の履歴を知ることができることとな
る。
【0007】また、本発明の無線装置は、前記受信した
メッセージ情報と発信した端末の番号とを組にして表示
することを特徴とするものであり、どの端末からのメッ
セージ情報であるかを知ることができることとなる。
【0008】また、本発明の無線装置は、前記受信した
メッセージ情報と発信した端末の番号とを組を、それぞ
れ端末毎に色分けして表示することを特徴とするもので
あり、どの端末からのメッセージ情報であるかを明確に
区別できることとなる。
【0009】また、本発明の無線装置は、前記端末が、
音声によるメッセージ情報を送受信する手段を備えたこ
とを特徴とするものであり、文字だけでなく音声による
メッセージ情報の送受信もできることとなる。
【0010】また、本発明の無線装置は、前記端末が、
前記文字によるメッセージ情報を送受信している間に、
音声によるメッセージ情報を同一フレームの別スロット
で送受信する手段を備えたことを特徴とするものであ
り、文字と音声によるメッセージを同時に送受信するこ
とにより、メッセージの内容をより詳細に的確に伝達で
きることとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態におけ
る無線装置の構成を示しており、統制局装置11には、
複数の基地局無線装置12、13が有線回線で接続さ
れ、各基地局無線装置12、13には、それぞれ端末1
4、15、16が無線回線で接続されている。各端末と
基地局無線装置との間は、同一周波数を用いて送信、受
信を切り替える単信(半二重式)で通信が行われる。端
末14は、基地局無線装置12のゾーン1に位置登録さ
れ、端末15、16は、基地局無線装置13のゾーン2
に位置登録されているが、同じグループ番号が割り当て
られている。
【0012】図2は各端末の構成を示しており、送信装
置21、受信装置22、制御部23、メッセージ記憶部
24、表示部25、キー入力部26、音声出力部27、
音声入力部28および音声認識部29とを備えている。
【0013】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。図1および図2において、通常の通信では、端末1
4から端末15への通信は、端末14がキー入力部26
から端末15の端末番号および送信メッセージを入力
し、それを制御部23がデジタルデータに変換して符号
化し、送信装置21が変調してアンテナから出力する。
端末14からの電波を受信した基地局無線装置12は、
統制局装置11と通信を行って回線を確立し、統制局装
置11を経由して基地局無線装置13から電波が発信さ
れる。端末15は、受信装置22で受信した電波を復調
して自己の端末番号を抽出し、制御部23でその番号が
自己の端末番号と一致するか照合し、一致した場合は、
受信したメッセージを復号して文字情報に変換し、メッ
セージ記憶部24に一旦記憶した後、表示部25に表示
する。
【0014】グループ通信を行う場合は、予めグループ
を構成する端末を指定しておくために、各端末14、1
5、16から自己がどのグループに属するかを自ゾーン
の基地局無線装置に登録しておく。ここでは端末14、
15、16は同一グループに属する。このグループ端末
情報は、全ての基地局無線装置12、13および統制局
装置11よって保持される。したがって、端末14から
グループ通信を行う場合は、端末14がキー入力部26
から自己の端末番号とグループ番号および送信メッセー
ジを入力し、それを制御部23がデジタルデータに変換
して符号化し、送信装置21が変調してアンテナから出
力する。端末14からの電波を受信した基地局無線装置
12は、統制局装置11と通信を行って回線を確立し、
統制局装置11は、これがグループ通信であることを判
断して、基地局無線装置13に対して端末15および1
6の両方が受信できるようにグループ番号を付与して電
波を発信させる。端末15および16は、受信装置22
で受信した電波を復調して自己が属するグループ番号を
抽出し、制御部23でそのグループ番号が自己に割り当
てられたグループ番号を一致するか照合し、一致した場
合は、受信したメッセージを復号して文字情報に変換
し、メッセージ記憶部24に一旦記憶した後、表示部2
5に表示する。
【0015】グループ通信におけるメッセージ表示は、
受信した端末だけでなく、発信した端末の表示部25に
も表示される。図3はこの動作を簡略化して示してい
る。まずステップ31で、端末Bと同一グループに属す
る端末Aがグループ番号を指定してメッセージを発信す
ると、その時点で端末Aおよび端末Bが通信可能エリア
内にいる場合、端末AおよびBの間で基地局無線装置を
介して通信が行われ、端末AおよびBの両方の表示部に
端末Aの番号とそのメッセージが表示される。次にステ
ップ32で、端末Bが同様にして発信を行うと、同様に
して端末AおよびBの表示部に、前回の端末Aのメッセ
ージに続けて、端末Bの端末番号とメッセージが表示さ
れる。さらにステップ33で、このグループに属してい
なかった端末Cがこのグループに加入して同様にして発
信を行うと、図4に示すように、端末A、B、Cの表示
部の表示画面41には、前回の端末A、Bのメッセージ
に続けて、端末Cの端末番号とメッセージが表示され
る。そして、ステップ34で、予め定めた規定時間内に
次のメッセージが入力されない場合、または統制局装置
からの強制切断命令があると、このグループ通信は終了
する。
【0016】図4に示す表示画面41において、各端末
毎にその端末番号の表示色を変えて表示することによ
り、表示が見やすくなるとともに、予めどの端末は何色
と決めておけば、各端末毎のメッセージ内容を瞬時に理
解することができる。
【0017】また、グループ通信においてメッセージを
送受信している間に、送信側の端末が図2の音声入力部
28から音声によるメッセージを入力すると、音声認識
部29が音声信号に変換し、この音声信号を制御部23
がデジタルデータに変換し、送信装置21が、送信フレ
ームの中のメッセージ情報の送信に使用しているスロッ
ト以外の空きスロットに音声信号を埋め込んで送信する
ことにより、音声データと文字データの両方を送信する
ことができる。受信側の端末では、受信装置22で受信
した電波から制御部23が音声信号を復号し、音声出力
部27が音声を出力することになる。勿論、文字データ
と同時でなく、文字データまたは音声データのみを送受
信することもできる。
【0018】また、メッセージ受信中に、新たに発信し
ようとする文字メッセージおよびまたは音声メッセージ
をキー入力部26およびまたは音声入力部28から入力
して、発信のためのプレストークボタンを押すことによ
り、メッセージの送信が可能である。
【0019】以上のように、本実施の形態によれば、そ
れぞれにグループ番号を割り当てられた複数の端末1
4、15、16と、これら端末と無線で接続された複数
の基地局無線装置12、13とを備え、各端末が、入力
したメッセージ情報をデジタルデータに変換して自己の
グループ番号を付与して送信する手段と、受信した信号
からグループ番号を抽出して自己のグループ番号と照合
し、自己のグループ番号である場合には受信したメッセ
ージ情報を文字情報に変換して表示部に表示する手段と
を備えているので、サーバのような大容量の記憶媒体を
必要とすることなく、少ない無線資源を使用して、複数
の端末に対しグループ通信により短時間でメッセージを
伝達することができる。また、文字メッセージだけでな
く、音声メッセージも送受信できるので、メッセージを
的確に伝達することができる。
【0020】なお、上記実施の形態では、統制局装置を
経由して情報を伝達したが、統制局を省略して、基地局
無線装置同士で直接通信ができるようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、各基地
局無線装置と各端末との間で、単信によるグループ通信
ができるようにしたものであり、少ない無線資源を使用
して、大容量のサーバを必要とすることなく、複数の端
末に対し短時間でメッセージを伝達することができる。
例えば災害が発生した場合に、異なる場所に位置する端
末から端末へ、災害状況をリアルタイムで送信すること
により、災害状況を的確かつ迅速に伝達することがで
き、優れた地域防災無線システムを構築することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における無線装置の概略構
成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態における端末の概略構成を
示すブロック図
【図3】本実施の形態における動作の概略を示すフロー
【図4】本実施の形態におけるメッセージ表示画面を示
す模式図
【図5】従来例における無線装置の概略構成を示すブロ
ック図
【符号の説明】
11 統制局装置 12、13 基地局無線装置 14、15、16 端末 21 送信装置 22 受信装置 23 制御装置 24 メッセージ記憶部 25 表示部 26 キー入力部 27 音声出力部 28 音声入力部 29 音声認識部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれにグループ番号を割り当てられ
    た複数の端末と、前記複数の端末と無線で接続された複
    数の基地局無線装置とを備え、前記各端末が、入力した
    メッセージ情報をデジタルデータに変換して自己のグル
    ープ番号を付与して送信する手段と、受信した信号から
    グループ番号を抽出して自己のグループ番号と照合し、
    自己のグループ番号である場合には受信したメッセージ
    情報を文字情報に変換して表示部に表示する手段とを備
    えた無線装置。
  2. 【請求項2】 前記端末が、受信したメッセージ情報を
    記憶する手段を備え、受信したメッセージ情報をその前
    に受信したメッセージ情報とともに表示することを特徴
    とする請求項1記載の無線装置。
  3. 【請求項3】 前記受信したメッセージ情報と発信した
    端末の番号とを組にして表示することを特徴とする請求
    項2記載の無線装置。
  4. 【請求項4】 前記受信したメッセージ情報と発信した
    端末の番号との組を、それぞれ端末毎に色分けして表示
    することを特徴とする請求項3記載の無線装置。
  5. 【請求項5】 前記端末が、音声によるメッセージ情報
    を送受信する手段を備えたことを特徴とする請求項1か
    ら4のいずれかに記載の無線装置。
  6. 【請求項6】 前記端末が、前記文字によるメッセージ
    情報を送受信している間に、音声によるメッセージ情報
    を同一フレームの別スロットで送受信する手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の無
    線装置。
JP37533399A 1999-12-28 1999-12-28 無線装置 Pending JP2001189704A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009094689A (ja) * 2007-10-05 2009-04-30 Japan Radio Co Ltd 市町村防災無線システム
US7715422B2 (en) 2004-01-29 2010-05-11 Nec Corporation Half-duplex radio communication method, program and system thereof

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