JP2001189516A - 半導体レーザ装置および光ピックアップ - Google Patents

半導体レーザ装置および光ピックアップ

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JP2001189516A
JP2001189516A JP37396599A JP37396599A JP2001189516A JP 2001189516 A JP2001189516 A JP 2001189516A JP 37396599 A JP37396599 A JP 37396599A JP 37396599 A JP37396599 A JP 37396599A JP 2001189516 A JP2001189516 A JP 2001189516A
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laser device
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Kazuhiko Adachi
一彦 安達
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、良好な特性が確保されると共に、
材料として高価なAlN、SiC、又はBeO等を全く
使用することなく、低コストで製造することが可能な半
導体レーザ装置および光ピックアップを提供することを
目的とする。 【解決手段】 半導体レーザ装置10においては、ヒー
トシンク上に、導電性のP型Si基板12a表面にN型
不純物領域12bが形成されてなるサブマウント12が
直接に搭載され、このN型不純物領域12b上に金属電
極14を介して半導体レーザ素子16が搭載され、半導
体レーザ素子16のP側電極とサブマウント12のN型
不純物領域12bとが、逆極性同士が対向するように接
合されている。ここで、サブマウント12のP型Si基
板12aとN型不純物領域12bとのPN接合部に生じ
る空乏層により、半導体レーザ素子16とヒートシンク
との電気的な絶縁性が確保されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体レーザ装置お
よび光ピックアップに係り、特に光学ディスクの光源と
して使用される半導体レーザ装置およびこの半導体レー
ザ装置を組み込んだ光集積モジュールとしての光ピック
アップに関する。
【0002】
【従来の技術】近年のコンピュータ技術の進歩とデータ
量の急激な増加に伴い、補助記憶装置の高速化および大
容量化が要求されている。このために、音楽用CD(Co
npactDisc)や、その他CD−ROM(Read Only Memor
y)、MD(Mini-Disc )等の各種の光学ディスクの需
要が年々増加している。また、これらの光学ディスクに
対する光源の短波長化による大容量化、低コスト化、お
よび小型化の要求が年々強まっている。
【0003】このような要求に答えるものとして、光源
としての半導体レーザ装置、半導体レーザ装置のパワー
をモニターするモニター用フォトダイオード、ビーム生
成、光分岐、誤差信号生成等の機能を持つホログラム素
子(HOE)、およびメディアから反射してきた各種信
号を受光するための信号検出用フォトダイオード等を一
体的に組み立てた光ピックアップが提案されている。
【0004】従来の光ピックアップを、図3の概略斜視
図を用いて説明する。なお、ここでは、内部の構造を分
かりやすくするために、ホログラム素子とキャップの図
示は省略してある。
【0005】図3に示されるように、円形金属部材から
なるステム30には、各デバイスに外部からの電流を供
給するための複数本のピン32が貫通して設けられてい
る。そして、このステム30と各ピン32とは、ガラス
によって絶縁されている。また、ステム30のほぼ中央
部には、半導体レーザ装置34が設置されている。
【0006】そして、この半導体レーザ装置34は、円
形のステム30のほぼ中央部に搭載された無酸素Cu
(銅)からなるヒートシンク36、およびこのヒートシ
ンク36の側面に絶縁性のサブマウント38を介して接
合されている半導体レーザ素子40から構成されてい
る。なお、ここで、半導体レーザ素子40は、その発光
点が円形のステム30の中心に来るようにアライメント
されている。
【0007】また、半導体レーザ素子40の下方には、
半導体レーザ素子40のパワーをモニタするレーザ出力
モニタ用フォトダイオード42が配置されている。な
お、このレーザ出力モニター用ダイオード42は、その
反射光が再び半導体レーザ素子40に戻ってレーザ動作
を不安定にさせないために、一定の傾斜を付けて配置さ
れている。
【0008】また、ヒートシンク36の上面には、光デ
ィスクからの情報を含んだ反射光を検出するための信号
検出用フォトダイオード44が配置されている。この信
号検出用フォトダイオード44も極めて高い精度で所定
の位置に配置される。なお、図示は省略するが、各デバ
イスと各ピン32とはボンディングワイヤによって電気
的に接続されている。
【0009】次に、絶縁性のサブマウント38が半導体
レーザ素子40とヒートシンク36との間に配置されて
いる理由について説明する。半導体レーザ素子40は、
一般に、PN接合が形成されている発光層がP型クラッ
ド層とN型クラッド層とによって挟まれたダブルヘテロ
構造をなしており、そのP型領域側にP側電極(アノー
ド用電極)が形成され、N型領域側にN側電極(カソー
ド用電極)が形成されている。そして、半導体レーザ素
子40を作製する際の容易さから、通常、発光層はP側
電極に近い位置に形成されている。なお、図示は省略す
るが、半導体レーザ素子40のカソード用電極は、ボン
ディングワイヤでヒートシンクと電気的に接続されてい
る。
【0010】ところで、図3に示されるような従来の光
ピックアップにおいては、半導体レーザ素子40に投入
された電力の多くが熱に変換される。その結果、素子温
度が上昇して、発光効率を低下させることになるため、
半導体レーザ素子40の光出力が低下してしまう。そし
て、半導体レーザ素子40からの発熱量は、発光波長が
短くなるほど顕著になり、高密度記録用の光ピックアッ
プを実現する際の障害になっている。従って、半導体レ
ーザ素子40からいかに効率よく熱を逃すかが、光ピッ
クアップにおける重大な技術課題の一つである。
【0011】このような技術課題を解決するために、半
導体レーザ素子40の発熱源である発光層に近いP側電
極をヒートシンク36にフェイスダウンで接合する構造
が採用されている。この構造によれば、発光層とヒート
シンク36との距離が短くなり、発光層において発生し
た熱は容易にヒートシンク36に伝導して、良好な放熱
がなされることになる。
【0012】但し、この構造においては、半導体レーザ
素子40の動作用の正電位が印加されるP側電極をヒー
トシンク36に接続することになるため、半導体レーザ
素子40とヒートシンク36とを絶縁する必要がある。
そこで、半導体レーザ素子40とヒートシンク36との
間に、絶縁性のサブマウント38を配置して、このサブ
マウント38の一方の面に半導体レーザ素子40のアノ
ード用電極を接合するようにしているのである。
【0013】このようにして半導体レーザ素子40とヒ
ートシンク36との間に配置されたサブマウント38
は、その材料として、絶縁性を有し、熱伝導率も高いA
lN、SiC、BeO等が使用されている。但し、この
ようなAlN、SiC、BeO等の材料は非常に高価で
ある。
【0014】また、サブマウント38としては、絶縁性
を確保するためにの酸化膜を表面に付けたSi(シリコ
ン)基板等も使用されている。但し、材料のSiは安価
であるものの、Si基板上の酸化膜、即ちSiO2 膜の
熱伝導率が極めて低い。因みに、Si自身の熱伝導率は
150w/m・Kであるのに対して、SiO2 膜の熱伝
導率は1.4〜7W/m・Kである。このため、半導体
レーザ素子40の発光層において発生した熱は、十分に
ヒートシンク36に伝導されず、良好な放熱がなされな
い。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
光ピックアップに組み込む光源としての半導体レーザ装
置34おいては、その半導体レーザ素子40とヒートシ
ンク36との間に配置されたサブマウント38の材料と
して、絶縁性を有し、熱伝導率も高いAlN、SiC、
BeO等を使用する場合には、材料のAlN、SiC、
BeO等が非常に高価であるために、光ピックアップの
製造コストの上昇を招くという問題があった。
【0016】また、サブマウント38として、絶縁性を
確保するための酸化膜を表面に付けたSi基板等を使用
する場合には、材料のSiは安価であるものの、Si基
板上のSiO2 膜の熱伝導率が極めて悪いため、半導体
レーザ素子40の発光層において発生した熱が良好に放
熱されなくなるという問題があった。
【0017】このような問題を解決するものとして、特
開平10−256643号公報に係る半導体レーザ装置
が提案されている。この半導体レーザ装置を、図4の概
略斜視図を用いて説明する。
【0018】図4に示されるように、例えばCu又はA
g(銀)からなるヒートシンク50上に、絶縁性を有
し、熱伝導率が高い材料である例えばAlN、SiC、
又はBeOからなる絶縁体52が搭載されている。ま
た、この絶縁体52上には、安価で、熱伝導率が高い材
料である例えばSiからなる導電性のサブマウント54
が搭載されている。
【0019】また、このサブマウント54上には、例え
ばAl(アルミニウム)等からなるパッド56を介し
て、半導体レーザ素子58が搭載され、この半導体レー
ザ素子58の下面、即ちP側面がパッド56に接合され
ている。また、半導体レーザ素子58の上面、即ちN側
面は、ボンディングワイヤ60によってヒートシンク5
0に電気的に接続されている。更に、サブマウント54
上には、Al等からなるパッド62が形成され、このパ
ッド62が、ヒートシンク50と略並行に配置されてい
るリードピン64にボンディングワイヤ66によって電
気的に接続されている。
【0020】このようにして、半導体レーザ素子58と
ヒートシンク50との電気的な絶縁は、サブマウント5
4とヒートシンク50との間にAlN、SiC、又はB
eOからなる絶縁体52を介在させることにより確保す
ると共に、半導体レーザ素子58の発光層において発生
した熱は、熱伝導率が高いSiからなるサブマウント5
4および熱伝導率が高いAlN、SiC、又はBeO等
からなる絶縁体52を介して金属製のヒートシンク36
に伝導することにより、良好な放熱特性も確保してい
る。そして、サブマウント54の材料には、安価なSi
を用い、使用量が少なくて済む絶縁体52の材料に、高
価なAlN、SiC、又はBeOを用いることにより、
光ピックアップの製造コストの上昇を抑制している。
【0021】また、サブマウント54上に半導体レーザ
素子58を搭載した後、電気的光学的特性等の測定や通
電バーンイン等のスクリーニング試験を行い、このスク
リーニング試験を通過した良品のみをヒートシンク50
上に絶縁体52を介して搭載し、スクリーニング試験を
通過しなかった不良品には、絶縁体52を使用しないよ
うにすることにより、更に高価なAlN、SiC、又は
BeOの無駄な使用をなくしてその使用量を抑制し、光
ピックアップの製造コストの上昇を更に抑制している。
【0022】しかしながら、上記提案に係る半導体レー
ザ装置においては、その使用量を抑制しているとはい
え、絶縁体52の材料として高価なAlN、SiC、又
はBeO等を依然として使用する必要があるため、その
分だけはやはり半導体レーザ装置の製造コスト、延いて
は光ピックアップの製造コストの上昇を招くという問題
がある。
【0023】また、ヒートシンク50上に絶縁体52を
介してサブマウント54を搭載しているため、ヒートシ
ンク50上に絶縁体52を接合する工程、この絶縁体5
2上にサブマウント54を接合する工程が必要となり、
製造プロセスが煩雑になる点からも、半導体レーザ装置
の製造コスト、延いては光ピックアップの製造コストの
上昇を招くという問題がある。
【0024】そこで本発明は、以上の問題点に鑑みてな
されたものであり、良好な特性が確保されると共に、材
料として高価なAlN、SiC、又はBeO等を全く使
用することなく、低コストで製造することが可能な半導
体レーザ装置および光ピックアップを提供することを目
的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の本発
明に係る半導体レーザ装置および光ピックアップにより
達成される。即ち、請求項1に係る半導体レーザ装置
は、ヒートシンク上にサブマウントを介して半導体レー
ザ素子が搭載されている半導体レーザ装置であって、サ
ブマウントが、第1導電型不純物領域が表面に形成され
ている第2導電型半導体基板からなり、半導体レーザ素
子が、このサブマウントの第1導電型不純物領域上に配
置されていることを特徴とする。
【0026】このように請求項1に係る半導体レーザ装
置においては、サブマウントが第2導電型半導体基板か
らなり、半導体レーザ素子が、このサブマウントの第2
導電型半導体基板表面に形成されている第1導電型不純
物領域上に配置されていることにより、サブマウントの
第2導電型半導体基板とその表面の第1導電型不純物領
域とのPN接合部に生じる空乏層によって電気的に絶縁
分離されるため、第2導電型半導体基板に接合している
ヒートシンクと第1導電型不純物領域に接合している半
導体レーザ素子との電気的な絶縁性が確保される。そし
て、この場合、サブマウントには、熱伝導性が良好で、
安価な半導体基板が使用され、高価なAlN、SiC、
又はBeO等を使用する必要が全くなくなるため、製造
コストの低減が実現される。また、ヒートシンクとサブ
マウントとの間に絶縁体が介在しておらず、ヒートシン
ク上に絶縁体を接合する工程、この絶縁体上にサブマウ
ントを接合する工程を設ける必要がないため、製造プロ
セスの煩雑化が防止される。また、半導体レーザ装置を
作製する際、サブマウント上に半導体レーザ素子を搭載
した後、プローブを使用して通電することによりスクリ
ーニング試験を行い、このスクリーニング試験を通過し
た良品のみをヒートシンク上に搭載することが可能にな
るため、製造コストが更に低減される。
【0027】また、請求項2に係る半導体レーザ装置
は、上記請求項1に係る半導体レーザ装置において、半
導体レーザ素子が、第1導電側電極と第2導電側電極と
を有し、この半導体レーザ素子の第2導電側電極が、サ
ブマウントの第1導電型不純物領域と、逆極性同士が対
向するように接合していることを特徴とする。
【0028】このように請求項2に係る半導体レーザ装
置においては、半導体レーザ素子の第2導電側電極が、
サブマウントの第1導電型不純物領域と、逆極性同士が
対向するように接合していることにより、即ち半導体レ
ーザ素子の第2導電側電極がP側電極の場合には、この
P側電極がサブマウントのN型不純物領域と接合し、半
導体レーザ素子の第2導電側電極がN側電極の場合に
は、このN側電極がサブマウントのP型不純物領域と接
合していることにより、レーザ光を出射させるための所
定の電圧を半導体レーザ素子に印加すると、この電圧は
サブマウントの第1導電型不純物領域と第2導電型半導
体基板とのPN接合部には逆バイアスとなるため、この
PN接合部における空乏層は更に拡大して、半導体レー
ザ素子とヒートシンクとの間の電気的な絶縁特性が向上
することになる。
【0029】また、請求項3に係る半導体レーザ装置
は、上記請求項1又は2に係る半導体レーザ装置におい
て、サブマウントの第2導電型半導体基板が、Si基板
であることを特徴とする。
【0030】このように請求項3に係る半導体レーザ装
置においては、サブマウントの第2導電型半導体基板が
Si基板であることにより、サブマウント材として、熱
伝導性が良く、安価なシリコンを使用することになるた
め、良好な放熱特性が確保されると共に、コストの低減
が実現される。また、第2導電型Si基板表面に第1導
電型不純物領域を設けてPN接合部を形成するプロセス
は、半導体製造プロセスの確立された最も基本的な工程
であるため、サブマウントは極めて容易に作製され、半
導体レーザ装置の製造コストの低減に寄与する。また、
Si基板に形成されるPN接合部はリーク電流が少な
く、比較的高耐圧特性を有することから、半導体レーザ
素子とヒートシンクとの間に十分な電気的な絶縁特性が
確保される。
【0031】また、請求項4に係る半導体レーザ装置
は、上記請求項1〜3のいずれかに係る半導体レーザ装
置において、サブマウントの第1導電型不純物領域と第
2導電型半導体基板とのPN接合部に、逆バイアスの電
圧が印加されることを特徴とする。
【0032】このように請求項4に係る半導体レーザ装
置においては、サブマウントの第1導電型不純物領域と
第2導電型半導体基板とのPN接合部に、意図的に逆バ
イアスの電圧が印加されることにより、サブマウントの
PN接合部における空乏層は更に拡大して、半導体レー
ザ素子とヒートシンクとの間には、環境温度の変化に対
しても強い確実な電気的な絶縁特性が確保される。
【0033】また、請求項5に係る半導体レーザ装置
は、上記請求項1〜4のいずれかに係る半導体レーザ装
置において、サブマウントの第2導電型半導体基板表面
に、この第1導電型不純物領域とは別の第1導電型不純
物領域が設けられ、フォトダイオードが形成されている
ことを特徴とする。
【0034】このように請求項5に係る半導体レーザ装
置においては、サブマウントの第2導電型半導体基板表
面に、半導体レーザ素子を搭載するための第1導電型不
純物領域とは別の第1導電型不純物領域が設けられ、フ
ォトダイオードが形成されていることにより、半導体レ
ーザ素子を搭載している同じサブマウントにPN接合フ
ォトダイオードが作り込まれることになる。そして、こ
のフォトダイオードをレーザ出力モニタ用フォトダイオ
ードとして使用すると、従来のようにレーザ出力モニタ
用フォトダイオードを別途実装する必要がなくなるた
め、半導体レーザ装置やレーザ出力モニタ用フォトダイ
オード等を組み込んだ光ピックアップの小型化に寄与す
ると共に、部品数が削減され、組み立てプロセスが簡略
化されて、製造歩留りの向上とコストの低減が実現され
る。
【0035】また、請求項6に係る半導体レーザ装置
は、上記請求項5に係る半導体レーザ装置において、サ
ブマウントの第1導電型不純物領域とフォトダイオード
をなす別の第1導電型不純物領域とが、電気的に接続さ
れていることを特徴とする。
【0036】このように請求項6に係る半導体レーザ装
置においては、サブマウントの第1導電型不純物領域と
フォトダイオードをなす別の第1導電型不純物領域とが
電気的に接続されていることにより、フォトダイオード
の動作時に、第2導電型半導体基板とその表面の別の第
1導電型不純物領域とのPN接合部に逆バイアスが印加
される際、同時にサブマウントの第2導電型半導体基板
と第1導電型不純物領域とのPN接合部にも逆バイアス
が印加されることになるため、半導体レーザ素子とヒー
トシンクとの間の電気的な絶縁特性は更に向上すること
になる。また、このフォトダイオードをレーザ出力モニ
タ用フォトダイオードとして使用すると、このレーザ出
力モニタ用フォトダイオードとステムとを共通電位にす
ることが可能になるという利点がある。
【0037】また、請求項7に係る光ピックアップは、
上記請求項1〜6のいずかに係る半導体レーザ装置、信
号検出用のフォトダイオード、およびホログラム素子が
組み込まれていることを特徴とする。
【0038】このように請求項7に係る光ピックアップ
においては、上記請求項1〜6のいずかに係る半導体レ
ーザ装置が組み込まれていることにより、この半導体レ
ーザ装置におけるレーザ出力の際の発熱が熱伝導性の良
好な半導体基板、例えばSi基板からなるサブマウント
を介してヒートシンクに良好に放熱されると共に、サブ
マウントのPN接合部に生じる空乏層によって半導体レ
ーザ素子とヒートシンクとが電気的に絶縁され、必要に
応じてこのPN接合部に逆バイアスが印加されてその電
気的な絶縁特性が向上するため、良好な特性をもつ光ピ
ックアップが実現される。また、半導体レーザ装置のサ
ブマウントには、安価な半導体基板、例えばSi基板が
使用され、高価なAlN、SiC、又はBeO等は全く
使用されていないため、光ピックアップの製造コストの
低減が実現される。また、半導体レーザ素子を搭載して
いる同じサブマウントにPN接合フォトダイオードが作
り込まれ、このフォトダイオードをレーザ出力モニタ用
フォトダイオードとして使用し、従来のようにレーザ出
力モニタ用フォトダイオードを別途実装する必要がなく
なるため、光ピックアップが小型化されると共に、組み
立てプロセスが簡略化され、コストが低減される。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を説明する。 (第1の実施形態)図1は本発明の第1の実施の形態に
係る光ピックアップの光源として使用する半導体レーザ
装置を示す概略斜視図である。
【0040】図1に示されるように、本実施形態に係る
半導体レーザ装置10においては、例えばAuメッキさ
れたCuからなるヒートシンク(図示せず)上に、サブ
マウント12が直接に搭載されている。そして、このサ
ブマウント12は、導電性のP型Si基板12a表面に
N型不純物として例えばP(リン)を選択的に拡散した
N型不純物領域12bが形成されているものである。
【0041】また、サブマウント12のN型不純物領域
12b上には、例えばAu、Al等からなる金属電極1
4が形成されている。また、この金属電極14上には、
半導体レーザ素子16が搭載されている。そして、この
半導体レーザ素子16は、PN接合が形成されている発
光層をP型クラッド層とN型クラッド層とによって挟ん
だダブルヘテロ構造をなしており、そのP型領域側にP
側電極(アノード用電極)が形成され、N型領域側にN
側電極(カソード用電極)が形成されている。
【0042】また、この半導体レーザ素子16下面のP
側電極と金属電極14とが、例えばAu−Sn(20w
%)共晶合金を用いた290℃における合金化により接
合されている。即ち、金属電極14を介して、半導体レ
ーザ素子16のP側電極とサブマウント12のN型不純
物領域12bとが、逆極性同士が対向するように接合さ
れている。なお、ここで、Au−Sn(20w%)共晶
合金を用いて接合する代わりに、Pb−Snハンダなど
を用いて接合してもよい。
【0043】また、図示は省略するが、以上のようにヒ
ートシンク上にサブマウント12を介して半導体レーザ
素子16が搭載されている半導体レーザ装置10は、円
形金属部材からなるステムのほぼ中央部に設置され、半
導体レーザ素子16の発光点が円形のステムの中心に来
るようにアライメントされている。
【0044】そして、半導体レーザ装置10の半導体レ
ーザ素子16のP側電極(金属電極14)は、ボンディ
ングワイヤによってリードピンに電気的に接続されてい
る。また、この半導体レーザ素子16のN側電極は、ボ
ンディングワイヤを介してヒートシンクに電気的に接続
され、更に接地されている。
【0045】また、このステム上には、半導体レーザ素
子16のパワーをモニタするレーザ出力モニタ用フォト
ダイオードや、光ディスクからの情報を含んだ反射光を
検出するための信号検出用フォトダイオードが配置され
ている。更に、これらの半導体レーザ装置10、レーザ
出力モニタ用フォトダイオード、信号検出用フォトダイ
オードに加え、ホログラム素子等を組み込んで、光ピッ
クアップが組み立てられている。
【0046】次に、図1に示す半導体レーザ装置10の
動作を説明する。半導体レーザ装置10の半導体レーザ
素子16がレーザ光を出射するように所定の電圧を印加
すると、その際の電流は、リードピン(図示せず)→ボ
ンディングワイヤ(図示せず)→金属電極14→半導体
レーザ素子16のP側電極→半導体レーザ素子16の発
光層(PN接合部)→半導体レーザ素子16のN側電極
→ボンディングワイヤ(図示せず)→ヒートシンク(図
示せず)の順に流れる。
【0047】このとき、サブマウント12のP型Si基
板12aとその表面のN型不純物領域12bとのPN接
合部に生じる空乏層により、半導体レーザ素子16とヒ
ートシンクとが電気的に絶縁される。更に、サブマウン
ト12のP型Si基板12aが接地されているステムに
電気的に接続した場合、半導体レーザ素子16がレーザ
光を出射するように印加された電圧は、サブマウント1
2のP型Si基板12aとN型不純物領域12bとのP
N接合部には逆バイアスとなるため、このPN接合部に
おける空乏層が更に拡大し、半導体レーザ素子16とヒ
ートシンクとの電気的な絶縁特性が向上することにな
る。
【0048】また、半導体レーザ素子16がレーザ光を
出射する際にその発光層において発生した熱は、熱伝導
率が高いSi基板12aからなるサブマウント12を介
して金属製のヒートシンクに伝導され、良好に放熱され
る。
【0049】以上のように、本実施形態によれば、光ピ
ックアップの光源として使用する半導体レーザ装置10
において、半導体レーザ素子16とヒートシンクとの間
に介在させるサブマウント12として、導電性のP型S
i基板12a表面にN型不純物領域12bが形成されて
いるものを用いることにより、このサブマウント12の
P型Si基板12aと表面のN型不純物領域12bとの
PN接合部に空乏層が生じるため、半導体レーザ素子1
6とヒートシンクとを電気的に絶縁することができる。
更に、半導体レーザ素子16がレーザ光を出射するよう
に所定の電圧を印加する場合、その電圧がサブマウント
12のP型Si基板12aとN型不純物領域12bとの
PN接合部には逆バイアスとなるため、PN接合部にお
ける空乏層を更に拡大し、半導体レーザ素子16とヒー
トシンクとの電気的な絶縁特性を向上することができ
る。
【0050】また、サブマウント12の主材料であるシ
リコンは熱伝導率が高いため、半導体レーザ素子16が
レーザ光を出射する際にその発光層において発生した熱
は、この熱伝導率が高いSi基板12aからなるサブマ
ウント12を介して金属製のヒートシンクに伝導され、
良好に放熱される。即ち、良好な放熱特性を確保するこ
とができる。
【0051】また、サブマウント12の主材料であるシ
リコンは安価であり、高価なAlN、SiC、又はBe
O等を全く使用する必要がなくなるため、コストの低減
を実現することができる。
【0052】また、半導体レーザ装置10の作製の際
に、サブマウント12上に半導体レーザ素子16を搭載
した後、プローブを使用して通電することによりスクリ
ーニング試験を行い、このスクリーニング試験を通過し
た良品のみをヒートシンク上に搭載することが可能にな
るため、製造コストを更に低減することができる。
【0053】更に、このような利点を有する半導体レー
ザ装置10を光源として組み込むことにより、良好な特
性をもつ光ピックアップを実現することができると共
に、そのコストを低減することができる。
【0054】なお、上記第1の実施形態において、半導
体レーザ素子16がレーザ光を出射するように印加され
た所定の電圧とは別に、意図的にサブマウント12のP
型Si基板12aとN型不純物領域12bとのPN接合
部に逆バイアスを印加してもよい。この場合、サブマウ
ント12のPN接合部における空乏層を更に拡大するこ
とになるため、環境温度の変化に対応できる程に半導体
レーザ素子16とヒートシンクとの電気的な絶縁特性を
更に向上することが可能になる。
【0055】(第2の実施形態)図2は本発明の第2の
実施の形態に係る光ピックアップの光源として使用する
半導体レーザ装置を示す概略斜視図である。なお、上記
図1に示す半導体レーザ装置の構成要素と同一の要素に
は同一の符号を付して説明を省略する。
【0056】図2に示されるように、本実施形態に係る
半導体レーザ装置20においては、上記第1の実施形態
の図1の半導体レーザ装置10とほぼ同様の構成をなし
ており、異なる点は、サブマウント12表面にレーザ出
力モニタ用フォトダイオード22が形成されていること
である。そして、このレーザ出力モニタ用フォトダイオ
ード22は、サブマウント12のP型Si基板12a表
面に、N型不純物領域12bとは別のN型不純物領域2
2bが形成されてなるものである。
【0057】その他の半導体レーザ装置20の構成およ
びその動作は、基本的に上記第1の実施形態の場合と同
様であるため、その説明は省略する。
【0058】以上のように、本実施形態によれば、上記
第1の実施形態の場合と同様の効果に加えて、次のよう
な効果を奏することができる。即ち、光ピックアップの
光源として使用する半導体レーザ装置20において、半
導体レーザ素子16を搭載している同じサブマウント1
2のP型Si基板12a表面にN型不純物領域22bが
形成されてレーザ出力モニタ用フォトダイオード22が
作り込まれていることにより、従来のようにレーザ出力
モニタ用フォトダイオードを別途実装する必要がなくな
るため、半導体レーザ装置20やレーザ出力モニタ用フ
ォトダイオード22等を組み込んだ光ピックアップの小
型化に寄与すると共に、光ピックアップの部品数を削減
し、組み立てプロセスを簡略化して、製造歩留りの向上
とコストの低減を実現することができる。
【0059】また、レーザ出力モニタ用フォトダイオー
ド22のN型不純物領域22bは、不純物の選択的な拡
散の際に使用するマスクのパターンを変更するだけで、
サブマウント12のN型不純物領域12bと同時的に形
成することが可能であり、工程数を増加する必要はない
ため、コストの上昇を招くことはない。
【0060】なお、上記第2の実施形態において、サブ
マウント12のN型不純物領域12bとレーザ出力モニ
タ用フォトダイオード22のN型不純物領域22bとは
分離されて形成されているが、これらのN型不純物領域
12bとN型不純物領域22bと電気的に接続してもよ
い。そして、その接続の方法は、N型不純物領域12b
とN型不純物領域22bとをボンディングワイヤによっ
て接続してもよいし、N型不純物領域12bとN型不純
物領域22bとを接続するN型不純物領域を設けてもよ
い。
【0061】この場合、レーザ出力モニタ用フォトダイ
オード22の動作時には、P型Si基板12aとその表
面のN型不純物領域22bとのPN接合部に逆バイアス
が印加されるが、そのとき同時にサブマウント12のP
型Si基板12aとN型不純物領域12bとのPN接合
部にも逆バイアスが印加されることになるため、半導体
レーザ素子16とヒートシンクとの間の電気的な絶縁特
性は更に向上することになる。また、このレーザ出力モ
ニタ用フォトダイオード22とステムとを共通電位にす
ることが可能になるという利点もある。
【0062】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る半導体レーザ装置および光ピックアップによれば、以
下のような効果を奏することができる。即ち、請求項1
に係る半導体レーザ装置によれば、サブマウントが第2
導電型半導体基板からなり、半導体レーザ素子がこのサ
ブマウントの第2導電型半導体基板表面に形成されてい
る第1導電型不純物領域上に配置されていることによ
り、サブマウントの第2導電型半導体基板とその表面の
第1導電型不純物領域とのPN接合部に生じる空乏層に
よって電気的に絶縁分離されるため、第2導電型半導体
基板に接合しているヒートシンクと第1導電型不純物領
域に接合している半導体レーザ素子との電気的な絶縁性
を確保することができる。また、サブマウントには、熱
伝導性が良好で、安価な半導体基板が使用され、高価な
AlN、SiC、又はBeO等を使用する必要が全くな
くなるため、製造コストの低減を実現することができ
る。また、ヒートシンクとサブマウントとの間に絶縁体
が介在しておらず、ヒートシンク上に絶縁体を接合する
工程、この絶縁体上にサブマウントを接合する工程を設
ける必要がないため、製造プロセスの煩雑化を防止する
ことができる。また、半導体レーザ装置を作製する際、
サブマウント上に半導体レーザ素子を搭載した後、プロ
ーブを使用して通電することによりスクリーニング試験
を行い、このスクリーニング試験を通過した良品のみを
ヒートシンク上に搭載することが可能になるため、製造
コストが更に低減することができる。
【0063】また、請求項2に係る半導体レーザ装置に
よれば、半導体レーザ素子の第2導電側電極が、サブマ
ウントの第1導電型不純物領域と、逆極性同士が対向す
るように接合していることにより、半導体レーザ素子か
らレーザ光を出射させるための所定の電圧を半導体レー
ザ素子に印加すると、この電圧はサブマウントの第1導
電型不純物領域と第2導電型半導体基板とのPN接合部
には逆バイアスとなるため、このPN接合部における空
乏層は更に拡大して、半導体レーザ素子とヒートシンク
との間の電気的な絶縁特性を向上することができる。
【0064】また、請求項3に係る半導体レーザ装置に
よれば、サブマウントの第2導電型半導体基板がSi基
板であることにより、サブマウント材として、熱伝導性
が良く、安価なシリコンを使用することになるため、良
好な放熱特性を確保することができると共に、コストの
低減を実現することができる。また、Si基板に形成さ
れるPN接合部はリーク電流が少なく、比較的高耐圧特
性を有することから、半導体レーザ素子とヒートシンク
との間に十分な電気的な絶縁特性を確保することができ
る。
【0065】また、請求項4に係る半導体レーザ装置に
よれば、サブマウントの第1導電型不純物領域と第2導
電型半導体基板とのPN接合部に、意図的に逆バイアス
の電圧が印加されることにより、サブマウントのPN接
合部における空乏層は更に拡大して、半導体レーザ素子
とヒートシンクとの間には、環境温度の変化に対しても
強い確実な電気的な絶縁特性を確保することができる。
【0066】また、請求項5に係る半導体レーザ装置に
よれば、サブマウントの第2導電型半導体基板表面に、
半導体レーザ素子を搭載するための第1導電型不純物領
域とは別の第1導電型不純物領域が設けられ、フォトダ
イオードが形成されていることにより、半導体レーザ素
子を搭載している同じサブマウントにPN接合フォトダ
イオードが作り込まれることになり、このフォトダイオ
ードをレーザ出力モニタ用フォトダイオードとして使用
すると、従来のようにレーザ出力モニタ用フォトダイオ
ードを別途実装する必要がなくなるため、半導体レーザ
装置やレーザ出力モニタ用フォトダイオード等を組み込
んだ光ピックアップの小型化に寄与すると共に、部品数
を削減し、組み立てプロセスを簡略化して、製造歩留り
の向上とコストの低減を実現することができる。
【0067】また、請求項6に係る半導体レーザ装置に
よれば、サブマウントの第1導電型不純物領域とフォト
ダイオードをなす別の第1導電型不純物領域とが電気的
に接続されていることにより、フォトダイオードの動作
時に、第2導電型半導体基板とその表面の別の第1導電
型不純物領域とのPN接合部に逆バイアスが印加される
際、同時にサブマウントの第2導電型半導体基板と第1
導電型不純物領域とのPN接合部にも逆バイアスが印加
されることになるため、半導体レーザ素子とヒートシン
クとの間の電気的な絶縁特性を更に向上することができ
る。
【0068】また、請求項7に係る光ピックアップによ
れば、上記の効果を奏する半導体レーザ装置が組み込ま
れていることにより、良好な特性をもつ光ピックアップ
を実現することができると共に、そのコストを低減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る光ピックアッ
プの光源として使用する半導体レーザ装置を示す概略斜
視図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る光ピックアッ
プの光源として使用する半導体レーザ装置を示す概略斜
視図である。
【図3】従来の光ピックアップを示す概略斜視図であ
る。
【図4】従来の半導体レーザ装置を示す概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
10 半導体レーザ装置 12 サブマウント 12a P型Si基板 12b N型不純物領域 14 金属電極 16 半導体レーザ素子 20 半導体レーザ装置 22 レーザ出力モニタ用フォトダイオード 22b N型不純物領域 30 ステム 32 ピン 34 半導体レーザ装置 36 ヒートシンク 38 サブマウント 40 半導体レーザ素子 42 レーザ出力モニター用ダイオード 44 信号検出用フォトダイオード 50 ヒートシンク 52 絶縁体 54 サブマウント 56 パッド 58 半導体レーザ素子 60 ボンディングワイヤ 62 パッド 64 リードピン 66 ボンディングワイヤ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヒートシンク上にサブマウントを介して
    半導体レーザ素子が搭載されている半導体レーザ装置で
    あって、 前記サブマウントが、第1導電型不純物領域が表面に形
    成されている第2導電型半導体基板からなり、 前記半導体レーザ素子が、前記サブマウントの前記第1
    導電型不純物領域上に配置されていることを特徴とする
    半導体レーザ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体レーザ装置におい
    て、 前記半導体レーザ素子が、第1導電側電極と第2導電側
    電極とを有し、 前記半導体レーザ素子の前記第2導電側電極が、前記サ
    ブマウントの前記第1導電型不純物領域と、逆極性同士
    が対向するように接合していることを特徴とする半導体
    レーザ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の半導体レーザ装置
    において、 前記サブマウントの前記第2導電型半導体基板が、シリ
    コン基板であることを特徴とする半導体レーザ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の半導
    体レーザ装置において、 前記サブマウントの前記第1導電型不純物領域と前記第
    2導電型半導体基板とのPN接合部に、逆バイアスの電
    圧が印加されることを特徴とする半導体レーザ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の半導
    体レーザ装置において、 前記サブマウントの前記第2導電型半導体基板表面に、
    前記第1導電型不純物領域とは別の第1導電型不純物領
    域が設けられ、フォトダイオードが形成されていること
    を特徴とする半導体レーザ装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の半導体レーザ装置におい
    て、 前記サブマウントの前記第1導電型不純物領域と前記フ
    ォトダイオードをなす前記別の第1導電型不純物領域と
    が、電気的に接続されていることを特徴とする半導体レ
    ーザ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかに記載の半導
    体レーザ装置、信号検出用のフォトダイオード、および
    ホログラム素子が組み込まれていることを特徴とする光
    ピックアップ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6965623B2 (en) 2001-11-27 2005-11-15 Sharp Kabushiki Kaisha Semiconductor laser device and method of manufacturing the same
JP2014174306A (ja) * 2013-03-08 2014-09-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光導波路構造

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