JP2001189461A - 薄膜トランジスタ及びそれを用いた液晶表示装置 - Google Patents

薄膜トランジスタ及びそれを用いた液晶表示装置

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JP2001189461A
JP2001189461A JP2000317876A JP2000317876A JP2001189461A JP 2001189461 A JP2001189461 A JP 2001189461A JP 2000317876 A JP2000317876 A JP 2000317876A JP 2000317876 A JP2000317876 A JP 2000317876A JP 2001189461 A JP2001189461 A JP 2001189461A
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gate insulating
area
semiconductor layer
gate
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JP2000317876A
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Hironori Tanaka
宏典 田中
Hiroshi Tsutsu
博司 筒
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に、液晶表示装置用の大型の基板におい
て、ゲート絶縁膜のマイクロクラックの発生を防止し、
基板の反りの発生を抑制する。 【解決手段】 ガラス基板の上に多数配列して形成され
た薄膜トランジスタのゲート絶縁膜を、ゲート線層の直
下部のみ他部より少し厚くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄膜トランジスタ
に関し、特にトップゲート型の薄膜トランジスタの構造
及びこれをスイッチング素子として用いる液晶装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、半導体装置特に液晶表示装置
の画素のスイッチング素子には、一般的にはポリシリコ
ンを半導体として使用したトップゲート型の薄膜トラン
ジスタ(TFT)が用いられている。
【0003】図1に、この従来より用いられている半導
体装置用のトップゲート型の薄膜トランジスタの断面を
示す。以下、周知技術ではあるが、本発明に関係するの
でこの薄膜トランジスタについて、本図を参照しつつ簡
単に説明する。
【0004】本図において、1はガラス基板である。2
は、その上面に形成されたアンダーコート層である。3
は、その上面の所定位置に形成された、そして半導体層
のチャネル領域を形成するポリシリコン層である。4
は、同じくソース領域を形成するポリシリコン層であ
る。5は、同じくドレイン領域を形成するポリシリコン
層である。34と35は、同じくLDD(Lightl
yDopedDrain)領域を形成するポリシリコン
層である。6は、ゲート絶縁膜である。7は、ゲート絶
縁膜を介してチャネル領域のポリシリコン層上部に位置
するゲート線層である。8は、層間絶縁膜である。94
と95は各々ソース領域とドレイン領域に対応する部分
に形成されたコンタクトホールを通じて両領域に接続さ
れるソース配線層とドレイン配線層である。
【0005】さて、このような構造のポリシリコンを使
用した薄膜トランジスタは、移動度が数10〜数100
cm2 /Vsと高い。このため、アクティブマトリクス
液晶表示装置の画素部のスイッチング素子及び駆動回路
部の素子として広く使用されている。
【0006】なお、画素部のスイッチング素子には、一
般的にn型のポリシリコン薄膜トランジスタが用いられ
るが、そのままではリーク電流が大きくなるため、通常
はチャネル領域のポリシリコン層とその両側のソース領
域、ドレイン領域との間に極く薄い不純物濃度のLDD
領域34、35を介在させた構造とし、これによりソー
ス領域とドレイン領域の端部の電界を緩和してリーク電
流を低減させている。
【0007】次に、ポリシリコン薄膜の形成方法である
が、これはアンダーコート層上に形成したアモルファス
シリコン層を、基板上のトランジスタ素子の配列に従っ
て孤立化(パターニング)した後(あるいはその前)
に、エキシマレーザを照射して一旦溶融させ、固化する
際に多結晶化させるレーザアニール法、あるいはあらか
じめ固相成長促進剤をアモルファスシリコンに混入して
おき、加熱して固相成長を行なわせる方法が知られてい
る。あるいは、広く用いられている。
【0008】更に、ソース領域とドレイン領域の形成方
法としては、燐等の不純物イオンを打ち込みその後レー
ザで活性化する方法やあるいは熱で活性化する方法、そ
の他イオン打ち込み時にその稀釈用として同時に注入す
る水素の効果を利用した自己活性化方法等が知られてい
る。
【0009】ところで、最初のポリシリコン層の形成及
びソース領域とドレイン領域の活性化にレーザを用いる
方法は、低温でなされるプロセス(処理)であり、しか
も安価なガラス基板を用いることが可能なため、液晶表
示装置を量産する場合には、非常に有力な方法である。
【0010】また、ソース領域とドレイン領域の形成に
イオンの質量分離を行わないイオンドーピング及びその
利点を生かした自己活性化法を用いる方法は、大型基板
を用いたプロセスに適するため、その量産に適した方法
と考えられている。
【0011】次に、レーザアニール法及び自己活性化法
を用いたトップゲート型ポリシリコン薄膜トランジスタ
を基板上に形成する際の処理の様子を、図2を参照しつ
つ説明する。
【0012】本図2は、図1に示した半導体装置、特に
トランジスタがその製造プロセスの進展に伴い形成され
ていく様子を示す断面図である。 (1) ガラス基板1の上面に、SiO2 膜のアンダー
コート層2を600nmの厚さに形成し、更にその上に
アモルファスSi膜を50nmの厚さに形成し、レーザ
アニールによりこのアモルファスSi膜を多結晶化して
ポリシリコン膜とし、更にこのポリシリコン膜をパター
ニングし、いわゆる島状に(孤立化)する。(なおこの
際、アモルファスSi膜をパターニングした後レーザア
ニールをしても良い。更に、シリコンに限らず、パター
ニングはフォトリソグラフィとエッチングにより成され
るのが一般的である。) (2) 島状のポリシリコン膜の上部に、ゲート絶縁膜
として100nm厚さのSiO2 膜6を形成する。更
に、その上部にゲート絶縁膜を250nmの厚さに形成
し、パターニングにてポリシリコン膜からなる半導体層
のチャネル領域となる部分の上部にのみゲート線層を残
す。次いで、残したゲート線層を注入(ドーピング)マ
スクとして、基板の上部方向より低ドーズ量のリンイオ
ンをドーピング(n−ドーピング)して、ポリシリコン
膜のゲート線層の直下の領域を除いてLDD領域と同じ
不純物濃度とする。 (3) ゲート線層のチャネル方向両側に各その幅の1
5%程度食み出してレジストで注入マスク10を形成
し、基板の上部方向より高ドーズ量のリンイオンをドー
ピング(n+ドーピング)し、ポリシリコン膜のレジス
トマスク直下の領域をLDD領域とし、その両側の高ド
ーズ量のリンイオンをドーピングされた領域をソース領
域、ドレイン領域とする。 (4) レジストマスクを除去し、全体に層間絶縁膜8
を形成し、その後500℃で1時間の活性化を行う。 (4) ソース領域4とドレイン領域5に対応する部分
の層間絶縁膜とゲート絶縁膜を貫通するコンタクトホー
ルを形成し、その内部に金属を充たしてソース配線層9
4とドレイン配線層95を形成する。
【0013】以上のプロセスにより、ポリシリコンを使
用した薄膜トランジスタ(TFT)を完成する。
【0014】なお、実際には図示した様な薄膜トランジ
スタが基板上に、その表示部の画素や駆動回路に対応し
て、縦横幾行、幾列にも、ケースに依っては基板そのも
のが何段にも配列されており、またこれらのため、多数
の薄膜トランジスタを接続する信号線等が形成される
が、これらは周知技術なのでその図示や説明は省略す
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】さて、このようにして
製造された半導体装置あるいはその重要部分としてのポ
リシリコン製薄膜トランジスタであるが、そのゲート絶
縁膜にSiO2 膜を用いた場合には、ゲート絶縁膜とソ
ース領域、ドレイン領域間でトランジスタの動作に必要
な耐圧を確保するために、その膜厚を十分厚くする必要
がある。しかし、SiO2 膜の応力が大きくなるため、
その形成後のアニールや水素の追い出し等の熱処理時に
どうしてもマイクロクラックを生じ易くなる。更に、一
辺が30cm以上の大型基板の場合には、このSiO2
膜に発生した応力のため基板が反り、製造装置内での搬
送、搬送や位置決めのため吸着等に不具合が生じ易くな
る。
【0016】また、ゲート絶縁膜にSiN膜あるいはS
iNを含む多層膜を用いた場合には、トランジスタの動
作に必要な耐圧を確保するためのゲート絶縁膜の厚さそ
のものはSiO2 に比較して薄くなるが、SiN膜に発
生する応力がSiO2 膜の場合より大きいため、同様な
問題が生じる。(参考までに記すならば、SiNの熱膨
張率は2.8〜3.2 ×10のマイナス6乗/℃程度であ
り、ガラスは3.8×10のマイナス6乗/℃程度であ
る。) 特に近年の表示装置の表示面の大型化の下、基板の寸法
もどんどん大型化しているため、かかる問題の解決が強
く望まれていた。
【0017】以上の他、ガラス基板上部の下地絶縁膜に
ついても同様の課題がる。ただし、これについては、特
開平11ー163353号に詳しく記載されているの
で、その説明は省略する。
【0018】また、基板の大型化のもと、ボトムゲート
型の薄膜トランジスタでも同様の事が生じる。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決することを目的としてなされたものであり、一部領
域のみゲート絶縁膜や下地絶縁膜の厚さを通常の如く形
成したものである。具体的には、以下の様にしている。
【0020】1の発明においては、ゲート線層(ゲート
電極とこれをつなぐ線を含む)直下のゲート絶縁膜のみ
を厚くしたものである。
【0021】また、他部との厚さの差に工夫を凝らした
ものである。
【0022】また、他部との厚さの差の形成方法に工夫
を凝らしたものである。
【0023】また、下地絶縁膜については、加熱時のガ
ラスからのイオン等の侵入を確実に防ぐため、半導体層
より少しはみ出た部分の下地絶縁膜までもイオン等の侵
入の防止に十分な厚さとしたり、形成したりしたもので
ある。
【0024】また、ボトムゲート型のトランジスターに
も同様の工夫を凝らしたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態に
基づいて説明する。
【0026】(第1の実施の形態)本実施の形態は、薄
膜トランジスタそのものに関する。図3に、本実施の形
態の薄膜トランジスタの断面を示す。以下、本図を参照
しながらこのトップゲート型のポリシリコン製薄膜トラ
ンジスタを説明する。なお、本図においては、図1に示
したのと同じ作用、効果をなす部分については同じ符号
を付してある。
【0027】本図に示す薄膜トランジスタは、基本的に
は図1に示した従来技術のものと同じである。ただし、
ゲート絶縁膜5はゲート線層7の直下の部分のみその厚
さが他の部分よりも大きい点が相違する。
【0028】図4に、図3に示す薄膜トランジスタの製
造プロセスを、順を追って示す。本図も、基本的には図
2に示す製造プロセスと同じである。ただし、(2)の
ゲート絶縁膜の形成、処理が相違する。以下、この相違
する部分のみ説明する。(2) ポリシリコン膜の上部
全域に100nmの厚みでSiO2 製のゲート絶縁膜6
を形成し、その上にゲート線層となる金属膜を250n
mの厚みで形成する。次いで、金属膜をゲート線層7に
合わせてパターンニングする際若しくはその後、SiO
2 製のゲート絶縁膜を3nmだけエッチングにより除去
する。なおこの際、ゲート線層がエッチングマスクある
いはエッチングストッパーとなって、その下部のSiO
2 製のゲート絶縁膜はそのままの厚さである。続いて、
低ドーズ量のリンイオンのドーピング(n−ドーピン
グ)を行い、ポリシリコン膜のゲート線層6直下の領域
(チャネル領域となる部分)を残し、DLL構造の領域
と同じ不純物濃度とする。
【0029】なおゲート金属層のパターニングである
が、タンタル(Ta)、モリブデン(M)、タングステ
ン(W)その他MoW等の金属材料に応じてエッチング
ガスにのSF6 とO2 等の組成やその比を適切に調節し
て用いれば、ゲート金属に併せてその本来の金属のパタ
ーニング終了後、残ったゲート線層をマスクとして絶縁
膜の一部除去が可能である。(事実上、同時になしう
る。)以上のプロセスにより、本実施形の半導体装置で
ある、ポリシリコン薄膜トランジスタを完成する。
【0030】さて、ゲート絶縁膜のマイクロクラックの
発生であるが、ゲート線層の直下のゲート絶縁膜の厚さ
をanmとし、それ以外の領域の厚さをbnmとした場
合、本実施の形態では(a−b=)3nmだけ前者の膜
厚が大きい。そしてこれが、マイクロクラック発生防止
の重要なファクタになっている。以下、これについて説
明する。
【0031】図5は、320mm×400mmの大型基
板を用いた場合の、膜厚差(a−b)とマイクロクラッ
クの発生率の関係を示す表である。本図にて、例えば膜
厚差(a−b)が0nmの場合には80%程度の確率で
発生していたマイクロクラックが、膜厚差(a−b)が
2nmを超えるとほとんど0%となっている様に、膜厚
差(a−b)が大きいとマイクロクラックの発生が劇減
している。
【0032】なお、本図においては、広い基板に例え1
個でもマイクロクラックの発生があれば、発生したもの
としている。
【0033】(第2の実施の形態)本実施の形態は、基
板に関する。
【0034】図6に、先の実施の形態の、トップゲート
型のポリシリコン薄膜トランジスタを形成した液晶表示
装置用の基板の断面を示す。
【0035】本図に於いて、35は上部基板であり、3
4は対向電極である。30は上部基板であり、33は保
護膜、32は画素電極である。36は、液晶層である。
その他の符号は、3等と同一である。
【0036】なお、本実施の形態では、予めゲート電極
部の絶縁膜のみ2段回の処理にて厚く形成している。
【0037】(第3の実施の形態)本実施の形態は、基
板に関する。
【0038】図7は、先の実施の形態の、トップゲート
型のポリシリコン薄膜トランジスタを形成したEL表示
装置用の基板の構造を示す断面図である。
【0039】図7を用いて、本発明の実施の形態である
EL表示装置の構成と、その製造プロセスについて説明
する。
【0040】まずガラス基板1の上に、図2で説明した
ようなプロセスに従い薄膜トランジスタを形成する。次
に、画素部トランジスタのドレイン側電極に接続するよ
うに引出電極42を形成して薄膜トランジスタアレイを
完成する。次に、引出電極42の上に発光材料43を堆
積し、EL表示装置を完成する。
【0041】図7から明らかなように、ガラス基板の上
に形成した薄膜トランジスタにおいては、ゲート線層の
直下において、ゲート絶縁膜の膜厚を厚くしている。そ
の結果、マイクロクラックを防止しながら、大型のEL
表示装置を構成することが可能となる。
【0042】(第4の実施の形態)本実施の形態は、ボ
トムゲート型の薄膜トランジスタに関する。
【0043】図8において、半導体層3直下のゲート絶
縁膜のみ他部より厚くしている。
【0044】また、下地絶縁膜2も、半導体層部近辺の
み普通の厚さとしている。
【0045】(第5の実施の形態)本実施の形態は、下
地絶縁膜に関する。
【0046】図9において、半導体層3直下とこれを2
μmはみ出た部分の下地ゲート絶縁膜2のみ他部より厚
くしている。
【0047】以上、本発明をその実施の形態に基づいて
説明してきたが、本発明は何もこれらに限定されないの
は勿論である。すなわち、例えば以下の様にしても良
い。 (1) 実施に当たって、SiO2 層の膜厚や領域毎の
膜厚差等は、ガラス基板の形状、寸法その他各製造高低
の内容如何によって種々最適な値が選択されている。 (2) 半導体層はポリシリコン膜でなく、単結晶シリ
コン、非晶質シリコン、その他GaAs、SiGe、S
iGeC等の半導体化合物を用いている。 (3)ゲート絶縁膜は、SiO2 膜の一層でなく、Si
N膜や、SiO2 膜とSiN膜を含む多層膜を用いてい
る。また、製造の都合で組成は多少請求項のものと相違
している。 (4)液晶装置は、光シャッターや光論理素子である。 (5)絶縁膜の差は、例えば図4の(2)に示す様な段
差でなく、曲面状としている。 (6)LDD領域やオフセット領域での実施について
は、基板や素子の寸法、素子各部の材質等に応じてケー
スバイケースにしている。
【0048】
【発明の効果】以上の説明で判るように、本発明によれ
ば、特にトップゲート型の薄膜トランジスタを形成した
大型のアレイ基板において、ゲート線層の直下の領域の
ゲート絶縁膜を他の領域よりも膜厚を厚く形成する等し
てマイクロクラックの発生を抑制し、また基板の反りを
抑制する。このため、液晶を使用した装置の性能が安定
し、また製造プロセスの安定性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の半導体装置、特に薄膜トランジスタの
断面図である。
【図2】 上記薄膜トランジスタの製造プロセスを示し
た図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態の薄膜トランジス
タの断面図である。
【図4】 上記薄膜トランジスタの製造プロセスを示し
た図である。
【図5】 ゲート絶縁膜のゲート線層直下とその他の領
域の膜厚差とマイクロクラックの発生率の関係を示す図
である。
【図6】 本発明の第2の実施の形態の液晶表示装置の
断面図である。
【図7】 本発明の第3の実施の形態のEL表示装置の
断面図である。
【図8】 本発明の第4の実施の形態のボトムゲート型
薄膜トランジスタの断面図である。
【図9】 本発明の第5の実施の形態の薄膜トランジス
タの断面図である。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 アンダーコート(下地絶縁膜)層 3 チャネル領域のポリシリコン層、全ポリシ
リコン層 30 島状のポリシリコン層 34 ソース側LDD領域のポリシリコン層 35 ドレイン側LDD領域のポリシリコン層 4 ソース領域のポリシリコン層 5 ドレイン領域のポリシリコン層 6 ゲート絶縁膜 7 ゲート線層(電極) 8 層間絶縁膜 94 ソース配線層 95 ドレイン配線層 10 レジストマスク 33 保護膜 34 対向電極 35 対向基板 36 液晶材料 42 引出電極 43 発光材料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/78 626C

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上にチャネル領域と、ソース領域と
    ドレイン領域とが区分けして形成された半導体層と、半
    導体層の上部に形成されたゲート絶縁膜と、チャネル領
    域上部のゲート絶縁膜に形成されたゲート線層とを有し
    てなる膜トランジスタにおいて、 上記ゲート絶縁膜は、上記ゲート線層上部の膜圧の厚い
    第1のエリアと、 上記第1のエリア以外の、半導体層上部の膜圧の薄い第
    2のエリアとを有していることを特徴とする薄膜トラン
    ジスタ。
  2. 【請求項2】 基板上にチャネル領域と、その両側のL
    DD領域と、ソース領域とドレイン領域とが区分けして
    形成された半導体層と、半導体層の上部に形成されたゲ
    ート絶縁膜と、チャネル領域上部のゲート絶縁膜に形成
    されたゲート線層とを有してなる薄膜トランジスタにお
    いて、 上記ゲート絶縁膜は、上記ゲート線層上部若しくは上記
    ゲート線層と上記LDD領域上部の膜圧の厚い第1のエ
    リアと、 上記第1のエリア以外の、半導体層上部の膜圧の薄い第
    2のエリアとを有していることを特徴とする薄膜トラン
    ジスタ。
  3. 【請求項3】 基板上にチャネル領域と、その両側のオ
    フセット領域と、更にその両側のLDD領域と、ソース
    領域とドレイン領域とが区分けして形成された半導体層
    と、半導体層の上部に形成されたゲート絶縁膜と、チャ
    ネル領域上部のゲート絶縁膜に形成されたゲート線層と
    を有してなる薄膜トランジスタにおいて、 上記ゲート絶縁膜は、上記ゲート線層上部、上記ゲート
    線層とオフセット領域上部若しくは上記ゲート線層とオ
    フセット領域と上記LDD領域上部の膜圧の厚い第1の
    エリアと、 上記第1のエリア以外の、半導体層上部の膜圧の薄い第
    2のエリアとを有していることを特徴とする薄膜トラン
    ジスタ。
  4. 【請求項4】 前記第1のエリアは、前記第2のエリア
    に比較して、 ゲート絶縁膜の厚さが少くも1.5nm以上厚い所定増
    厚膜圧エリヤであることを特徴とする請求項1、請求項
    2若しくは請求項3に記載の薄膜トランジスタ。
  5. 【請求項5】 前記半導体層は、 ポリシリコンよりなるポリシリコン製半導体層であるこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2若しくは請求項3に
    記載の薄膜トランジスタ。
  6. 【請求項6】 前記半導体層は、 ポリシリコンよりなるポリシリコン製半導体層であるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の薄膜トランジスタ。
  7. 【請求項7】 前記ゲート絶縁膜は、 2酸化硅素よりなる2酸化硅素製ゲート絶縁膜であるこ
    とを特徴とする請求項1、請求項2若しくは請求項3に
    記載の薄膜トランジスタ。
  8. 【請求項8】 前記ゲート絶縁膜は、 2酸化硅素よりなる2酸化硅素製ゲート絶縁膜であるこ
    とを特徴とする請求項4に記載の薄膜トランジスタ。
  9. 【請求項9】 前記ゲート絶縁膜は、 2酸化硅素よりなる2酸化硅素製ゲート絶縁膜であるこ
    とを特徴とする請求項5に記載の薄膜トランジスタ。
  10. 【請求項10】 基板上にチャネル領域、ソース領域と
    ドレイン領域が形成された半導体層と、半導体層の上部
    に形成されたゲート絶縁膜と、チャネル領域上部のゲー
    ト絶縁膜に形成されたゲート線層を有してなり、更にゲ
    ート絶縁膜は、ゲート線層上部の膜圧の厚い第1のエリ
    アと、該第1のエリア以外の半導体層上部の膜圧の薄い
    第2のエリアとを有している薄膜トランジスタをスイッ
    チング素子として用いていることを特徴とする液晶装
    置。
  11. 【請求項11】 基板上にチャネル領域と、その両側の
    LDD領域と、ソース領域とドレイン領域とが区分けし
    て形成された半導体層と、半導体層の上部に形成された
    ゲート絶縁膜と、チャネル領域上部のゲート絶縁膜に形
    成されたゲート線層とを有してなり、更にゲート絶縁膜
    はゲート線層上部の膜圧の厚い第1のエリアと該第1の
    エリア以外の半導体層上部の膜圧の薄い第2のエリアと
    を有している薄膜トランジスタをスイッチング素子とし
    て用いていることを特徴とする液晶装置。
  12. 【請求項12】 基板上にチャネル領域と、その両側の
    オフセット領域と、更にその両側のLDD領域と、ソー
    ス領域とドレイン領域とが区分けして形成された半導体
    層と、半導体層の上部に形成されたゲート絶縁膜と、チ
    ャネル領域上部のゲート絶縁膜に形成されたゲート線層
    とを有してなり、更にゲート絶縁膜は少くもゲート線層
    上部を覆う膜圧の厚い第1のエリアと、少くもソース領
    域とドレイン領域の上部を覆う膜圧の薄い第2のエリア
    とを有している薄膜トランジスタをスイッチング素子と
    して用いていることを特徴とする液晶装置。
  13. 【請求項13】 上記スイッチング素子として用いてい
    る薄膜トランジスタは、 上記ゲート絶縁膜の厚さは、第1のエリアが第2のエリ
    アに比較して少くも1.5nm以上厚く形成された所定
    部ゲート絶縁膜増厚型薄膜トランジスタであることを特
    徴とする請求項10、請求項11若しくは請求項12に
    記載の液晶装置。
  14. 【請求項14】 上記スイッチング素子として用いてい
    る薄膜トランジスタは、 上記ゲート絶縁膜が2酸化硅素よりなる2酸化硅素使用
    型薄膜トランジスタであることを特徴とする請求項1
    0、請求項11若しくは請求項12に記載の液晶装置。
  15. 【請求項15】 上記スイッチング素子として用いてい
    る薄膜トランジスタは、 上記ゲート絶縁膜が2酸化硅素よりなる2酸化硅素使用
    型薄膜トランジスタであることを特徴とする請求項13
    に記載の液晶装置。
  16. 【請求項16】 基板上に少くもチャネル領域と、ソー
    ス領域とドレイン領域とを有し更にこれら各領域が区分
    けして形成された半導体層と、半導体層の上部に形成さ
    れたゲート絶縁膜と、チャネル領域上部のゲート絶縁膜
    上に形成されたゲート線層とを有しなり、更にゲート絶
    縁膜は、少なくともゲート線層上部に在る膜圧の厚いエ
    リアと、少なくともソース領域とドレイン領域の半導体
    層の上部に在る膜圧の薄いエリアとを有する薄膜トラン
    ジスタの製造方法であって、 上記ゲート線層を形成するため、上記ゲート絶縁膜上に
    ゲート金属膜を形成するゲート金属膜形成ステップと、 上記形成されたゲート金属膜をパターニングし、この際
    併せてゲート線層の下部とならない領域のゲート絶縁膜
    をも薄く除去するゲート金属膜とゲート絶縁膜の兼用パ
    ターニングステップとを有していることを特徴とする薄
    膜トランジスタの製造方法。
  17. 【請求項17】 基板上に少くもチャネル領域と、ソー
    ス領域とドレイン領域とを有し更にこれら各領域が区分
    けして形成された半導体層と、半導体層の上部に形成さ
    れたゲート絶縁膜と、チャネル領域上部のゲート絶縁膜
    上に形成されたゲート線層とを有しなり、更にゲート絶
    縁膜は、少なくともゲート線層上部に在る膜圧の厚いエ
    リアと、少なくともソース領域とドレイン領域の半導体
    層の上部に在る膜圧の薄いエリアとを有する薄膜トラン
    ジスタの製造方法であって、 上記ゲート線層を形成するため、上記ゲート絶縁膜上に
    ゲート金属膜を形成するゲート金属膜形成ステップと、 上記形成されたゲート金属膜をパターニングしてゲート
    線層を形成するゲート線層形成ステップと、 上記形成されたゲート線層をマスクとしてその下部とな
    らない領域のゲート絶縁膜を所定厚さ除去するゲート線
    層利用型ゲート絶縁膜パターニングステップとを有して
    いることを特徴とする薄膜トランジスタの製造方法。
  18. 【請求項18】 上記ゲート金属膜とゲート絶縁膜の兼
    用パターニングステップとゲート線層利用型ゲート絶縁
    膜パターニングステップとは、 上記ゲート絶縁膜の膜厚の薄いエリアが、厚いエリヤに
    比較して少くも1.5nm以上薄くなる様に除去する所
    定厚さ除去型のパターニングステップであることを特徴
    とする請求項16若しくは請求項17に記載の薄膜トラ
    ンジスタの製造方法。
  19. 【請求項19】 基板上に、絶縁膜と、その上に少くも
    チャネル領域と、ソース領域とドレイン領域とを有し更
    にこれら各領域が区分けして形成された半導体層と、該
    半導体層の上部に形成されたゲート絶縁膜と、チャネル
    領域上部のゲート絶縁膜に形成されたゲート線層とを有
    してなる膜トランジスタにおいて、 上記基板上の絶縁膜は、上記半導体層直下部及びその周
    囲1〜2μmに張り出した厚さが厚い第1のエリアと、 上記第1のエリア以外の、膜圧の薄い第2のエリアとか
    らなることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  20. 【請求項20】 基板上に、絶縁膜と、その上に少くも
    チャネル領域と、ソース領域とドレイン領域とを有し更
    にこれら各領域が区分けして形成された半導体層と、該
    半導体層の上部に形成されたゲート絶縁膜と、チャネル
    領域上部のゲート絶縁膜に形成されたゲート線層とを有
    してなる膜トランジスタにおいて、 上記基板上の絶縁膜は、上記半導体層直下部及びその周
    囲1〜2μmに張り出した部分にのみある部分絶縁膜で
    あることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  21. 【請求項21】 基板上に、ゲート線層と、その上部に
    形成されたゲート絶縁膜と、該ゲート絶縁膜の上に少く
    もチャネル領域とソース領域とドレイン領域とを有する
    半導体層とを有してなるボトムゲート型の薄膜トランジ
    スタにおいて、 上記基板上のゲート絶縁膜は、上記半導体層直下部の厚
    さが厚い第1のエリアと、 上記第1のエリア以外の、膜圧の薄い第2のエリアとか
    らなることを特徴とするボトムゲート型の薄膜トランジ
    スタ。
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