JP2001187794A5 - - Google Patents
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【0010】
したがって前記目的は、本発明の(1)「CuKαの特性X線(波長1.541Å)に対するブラッグ角2θの回折ピーク(±0.2°)として、少なくとも27.2°に最大回折ピークを有し、且つ最も低角側の回折ピークとして7.3°にピークを有し、且つ26.3°にもピークを有するチタニルフタロシアニン結晶」、(2)「9.4°より低角側の領域における回折ピークが7.3°であることを特徴とする前記第(1)項に記載のチタニルフタロシアニン結晶」、(3)「7.4〜9.4°の範囲にピークを有さないことを特徴とする前記第(1)項に記載のチタニルフタロシアニン結晶」、(4)「26.3°のピーク強度が27.2°の強度の10%未満であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(3)項のいずれかに記載のチタニルフタロシアニン結晶」、(5)「前記チタニルフタロシアニンが28.6°にも同時にピークを有する場合、その強度が27.2°の強度の20%未満であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(4)項のいずれかに記載のチタニルフタロシアニン結晶」、(6)「前記チタニルフタロシアニンが、ハロゲン化チタンを用いずに合成されたものであることを特徴とする前記第(1)項乃至第(5)項のいずれかに記載のチタニルフタロシアニン結晶」により達成される。
したがって前記目的は、本発明の(1)「CuKαの特性X線(波長1.541Å)に対するブラッグ角2θの回折ピーク(±0.2°)として、少なくとも27.2°に最大回折ピークを有し、且つ最も低角側の回折ピークとして7.3°にピークを有し、且つ26.3°にもピークを有するチタニルフタロシアニン結晶」、(2)「9.4°より低角側の領域における回折ピークが7.3°であることを特徴とする前記第(1)項に記載のチタニルフタロシアニン結晶」、(3)「7.4〜9.4°の範囲にピークを有さないことを特徴とする前記第(1)項に記載のチタニルフタロシアニン結晶」、(4)「26.3°のピーク強度が27.2°の強度の10%未満であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(3)項のいずれかに記載のチタニルフタロシアニン結晶」、(5)「前記チタニルフタロシアニンが28.6°にも同時にピークを有する場合、その強度が27.2°の強度の20%未満であることを特徴とする前記第(1)項乃至第(4)項のいずれかに記載のチタニルフタロシアニン結晶」、(6)「前記チタニルフタロシアニンが、ハロゲン化チタンを用いずに合成されたものであることを特徴とする前記第(1)項乃至第(5)項のいずれかに記載のチタニルフタロシアニン結晶」により達成される。
【0011】
また、前記目的は、本発明の(7)「CuKαの特性X線(波長1.541Å)に対するブラッグ角2θの回折ピーク(±0.2°)として、少なくとも7.0°に最大回折ピークを有する不定形チタニルフタロシアニンを水の存在下で有機溶媒により結晶変換を行ない、次いで機械的なシェアを与える処理を行なうことを特徴とする前記第(1)項乃至第(6)項のいずれかに記載のチタニルフタロシアニンの製造方法、(8)「前記7.0°の回折ピークの半値巾が1°以上である不定形チタニルフタロシアニンを水の存在下で有機溶媒により結晶変換を行なうことを特徴とする前記第(7)項に記載のチタニルフタロシアニンの製造方法」、(9)「前記有機溶媒が、少なくともテトラヒドロフラン、シクロヘキサノン、トルエン、塩化メチレン、二硫化炭素、オルトジクロロベンゼン、1,1,2−トリクロロエタンの中から選ばれる1種を含むことを特徴とする前記第(7)項又は第(8)項に記載のチタニルフタロシアニンの製造方法」により達成される。
また、前記目的は、本発明の(7)「CuKαの特性X線(波長1.541Å)に対するブラッグ角2θの回折ピーク(±0.2°)として、少なくとも7.0°に最大回折ピークを有する不定形チタニルフタロシアニンを水の存在下で有機溶媒により結晶変換を行ない、次いで機械的なシェアを与える処理を行なうことを特徴とする前記第(1)項乃至第(6)項のいずれかに記載のチタニルフタロシアニンの製造方法、(8)「前記7.0°の回折ピークの半値巾が1°以上である不定形チタニルフタロシアニンを水の存在下で有機溶媒により結晶変換を行なうことを特徴とする前記第(7)項に記載のチタニルフタロシアニンの製造方法」、(9)「前記有機溶媒が、少なくともテトラヒドロフラン、シクロヘキサノン、トルエン、塩化メチレン、二硫化炭素、オルトジクロロベンゼン、1,1,2−トリクロロエタンの中から選ばれる1種を含むことを特徴とする前記第(7)項又は第(8)項に記載のチタニルフタロシアニンの製造方法」により達成される。
【0014】
さらに、前記目的は、本発明の(16)「電子写真感光体に、少なくとも帯電、画像露光、現像、転写を繰り返し行なう電子写真方法において、該電子写真感光体が導電性支持体上に少なくとも感光層を有し、該感光層中に電荷発生物質として、CuKαの特性X線(波長1.541Å)に対するブラッグ角2θの回折ピーク(±0.2゜)として、少なくとも27.2゜に最大回折ピークを有し、かつ最も低角側の回折ピークとして7.3゜にピークを有し、かつ26.3゜にもピークを有することを特徴とする電子写真感光体であることを特徴とする電子写真方法」、(17)「帯電部材が感光体と接触若しくは近接配置された帯電部材であることを特徴とする前記第(16)項に記載の電子写真方法」によって達成される。
さらに、前記目的は、本発明の(16)「電子写真感光体に、少なくとも帯電、画像露光、現像、転写を繰り返し行なう電子写真方法において、該電子写真感光体が導電性支持体上に少なくとも感光層を有し、該感光層中に電荷発生物質として、CuKαの特性X線(波長1.541Å)に対するブラッグ角2θの回折ピーク(±0.2゜)として、少なくとも27.2゜に最大回折ピークを有し、かつ最も低角側の回折ピークとして7.3゜にピークを有し、かつ26.3゜にもピークを有することを特徴とする電子写真感光体であることを特徴とする電子写真方法」、(17)「帯電部材が感光体と接触若しくは近接配置された帯電部材であることを特徴とする前記第(16)項に記載の電子写真方法」によって達成される。
【0015】
さらに、前記目的は、本発明の(18)「少なくとも帯電手段、画像露光手段、現像手段、転写手段および電子写真感光体を具備してなる電子写真装置であって、該電子写真感光体が導電性支持体上に少なくとも感光層を有し、該感光層中に電荷発生物質として、CuKαの特性X線(波長1.541Å)に対するブラッグ角2θの回折ピーク(±0.2゜)として、少なくとも27.2゜に最大回折ピークを有し、かつ最も低角側の回折ピークとして7.3゜にピークを有し、かつ26.3゜にもピークを有することを特徴とする電子写真感光体であることを特徴とする電子写真装置」、(19)「帯電部材が感光体と接触若しくは近接配置された帯電部材であることを特徴とする前記第(18)項に記載の電子写真装置」、(20)「該帯電部材に直流成分に交流成分を重畳し、感光体に帯電を与えることを特徴とする前記第(19)項に記載の電子写真装置」によって達成される。
さらに、前記目的は、本発明の(18)「少なくとも帯電手段、画像露光手段、現像手段、転写手段および電子写真感光体を具備してなる電子写真装置であって、該電子写真感光体が導電性支持体上に少なくとも感光層を有し、該感光層中に電荷発生物質として、CuKαの特性X線(波長1.541Å)に対するブラッグ角2θの回折ピーク(±0.2゜)として、少なくとも27.2゜に最大回折ピークを有し、かつ最も低角側の回折ピークとして7.3゜にピークを有し、かつ26.3゜にもピークを有することを特徴とする電子写真感光体であることを特徴とする電子写真装置」、(19)「帯電部材が感光体と接触若しくは近接配置された帯電部材であることを特徴とする前記第(18)項に記載の電子写真装置」、(20)「該帯電部材に直流成分に交流成分を重畳し、感光体に帯電を与えることを特徴とする前記第(19)項に記載の電子写真装置」によって達成される。
【0022】
本発明に使用されるチタニルフタロシアニンは、CuKαの特性X線(波長1.541Å)を用いたX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角2θの回折ピーク(±0.2°)として、少なくとも27.2°に最大ピークを有し、且つ最も低角側の回折ピークとして7.3°にピークを有し、且つ26.3°にもピークを有するチタニルフタロシアニンが好ましく使用される。
本発明に使用されるチタニルフタロシアニンは、CuKαの特性X線(波長1.541Å)を用いたX線回折スペクトルにおいて、ブラッグ角2θの回折ピーク(±0.2°)として、少なくとも27.2°に最大ピークを有し、且つ最も低角側の回折ピークとして7.3°にピークを有し、且つ26.3°にもピークを有するチタニルフタロシアニンが好ましく使用される。
Claims (4)
- CuKαの特性X線(波長1.541Å)に対するブラッグ角2θの回折ピーク(±0.2°)として、少なくとも27.2°に最大回折ピークを有し、且つ最も低角側の回折ピークとして7.3°にピークを有し、且つ26.3°にもピークを有するチタニルフタロシアニン結晶。
- CuKαの特性X線(波長1.541Å)に対するブラッグ角2θの回折ピーク(±0.2°)として、少なくとも7.0°に最大回折ピークを有する不定形チタニルフタロシアニンを水の存在下で有機溶媒により結晶変換を行ない、次いで機械的なシェアを与える処理を行なうことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のチタニルフタロシアニンの製造方法。
- 電子写真感光体に、少なくとも帯電、画像露光、現像、転写を繰り返し行なう電子写真方法において、該電子写真感光体が導電性支持体上に少なくとも感光層を有し、該感光層中に電荷発生物質として、CuKαの特性X線(波長1.541Å)に対するブラッグ角2θの回折ピーク(±0.2゜)として、少なくとも27.2゜に最大回折ピークを有し、かつ最も低角側の回折ピークとして7.3゜にピークを有し、かつ26.3゜にもピークを有することを特徴とする電子写真感光体であることを特徴とする電子写真方法。
- 少なくとも帯電手段、画像露光手段、現像手段、転写手段および電子写真感光体を具備してなる電子写真装置であって、該電子写真感光体が導電性支持体上に少なくとも感光層を有し、該感光層中に電荷発生物質として、CuKαの特性X線(波長1.541Å)に対するブラッグ角2θの回折ピーク(±0.2゜)として、少なくとも27.2゜に最大回折ピークを有し、かつ最も低角側の回折ピークとして7.3゜にピークを有し、かつ26.3゜にもピークを有することを特徴とする電子写真感光体であることを特徴とする電子写真装置。
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JP2000148896A Expired - Fee Related JP4089856B2 (ja) | 1999-10-20 | 2000-05-19 | 電子写真感光体及び電子写真方法、電子写真装置ならびに電子写真装置用プロセスカートリッジ |
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