JP2001187779A - 2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造方法 - Google Patents
2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造方法Info
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Abstract
品質の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を得る
製造方法を提供する。 【解決手段】 硫酸を用いて2−ヒドロキシ−4−メチ
ルチオブタンニトリルを2−ヒドロキシ−4−メチルチ
オブタンアミドとし、次いで、重硫酸アンモニウムと硫
酸アンモニウムを含んだ水溶液を加えて、2−ヒドロキ
シ−4−メチルチオブタン酸を含む油層と、重硫酸アン
モニウムと硫酸アンモニウムとを含んだ水層を得、該水
層から該アンモニウムの一部を分離し、得られた重硫酸
アンモニウムと硫酸アンモニウムを含んだ水溶液を、重
硫酸アンモニウムと硫酸アンモニウムを含んだ先の水溶
液として循環する、2―ヒドロキシー4―メチルチオブ
タン酸の製造方法を提供する。
Description
有用である2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の
製造方法に関する。詳しくは、反応後に生じる重硫酸ア
ンモニウムと硫酸アンモニウムを含む水溶液を循環使用
することで、排水量が少なく、且つ有機溶媒の使用も不
要な2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造方
法に関する。
酸の製造方法としては、硫酸を用いて2−ヒドロキシ−
4−メチルチオブタンニトリルを水和・加水分解反応す
る方法が一般的である。この反応後の反応液から目的物
の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を分離する
方法としては、メチルイソブチルケトンに代表される有
機溶剤を抽出溶剤として用いる方法が代表的である(特
公平7−97970号公報)。
ためのコストを要し、その回収に必要な設備や環境負荷
を増加させ、又、溶剤の製品中への混入のおそれなどを
考慮する必要があり、最善の方法とは言い難い。
アンモニアで硫酸アンモニウムへ中和し、塩析により2
−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を分離する方法
も提示されている(米国特許第4912257号公
報)。しかしこの方法は大量の硫酸とアンモニアを消費
するためあまり得策とは言えない。少なくともこれら上
記の方法では、大量の硫酸を用いて大量の硫酸アンモニ
ウムを副生させるため、環境保護の点からも好ましい方
法ではない。
モニウムを分離して重硫酸アンモニウム水溶液を回収
し、該水溶液を反応にリサイクルさせるプロセスが提示
されている(特願平9−248592号)。この方法は
硫酸の使用量、硫酸アンモニウムの副生量及び排水負荷
を削減可能とする点で好ましい方法であるが、硫酸アン
モニウムと重硫酸アンモニウムの分離にはメタノールな
どのアルコールを用いているため、環境負荷を大幅に削
減することは困難である。
ールやメチルイソブチルケトンなどの有機溶剤を用いず
に、且つ特願平9−248592号で示された技術の利
点である副生硫酸アンモニウムや排水負荷の削減をも可
能とする2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製
造方法を提供することを目的として鋭意検討を行なった
結果、(1)重硫酸アンモニウムと硫酸アンモニウムの
混合水溶液を加水分解反応系中に添加すると、加水分解
反応が促進されること、(2)その反応後には速やかに
分液現象が起こること、(3)その分液で得られた油層
は、中和・濾過操等作により、有機溶剤を使用して得た
従来品に相当する品質の2−ヒドロキシ−4−メチルチ
オブタン酸の製品となること、(4)その分液で得られ
た水層は、その後の晶析・濾過等の操作により、(1)
の混合水溶液としてリサイクルし得ること、を見出し本
発明を完成するに至った。
の(A)〜(F)の工程を含む2―ヒドロキシー4―メ
チルチオブタン酸の製造方法を提供するものである。
タンニトリル水溶液を硫酸と接触させ、2−ヒドロキシ
−4−メチルチオブタンアミドを含む水溶液を得る工
程、(B)(A)で得られた液に、重硫酸アンモニウム
と硫酸アンモニウムを含んだ水溶液を加え、2−ヒドロ
キシ−4−メチルチオブタン酸を含んだ水溶液を得る工
程、(C)(B)で得られた水溶液を油層と水層の2層
に分液し、次いで油層と水層に分離する工程、(D)
(C)において分離した油層にアンモニアを加えて油層
中の重硫酸アンモニウムの少なくとも一部を中和した後
に、硫酸アンモニウム結晶または硫酸アンモニウムと重
硫酸アンモニウムを含む硫酸塩の結晶を分離し、2−ヒ
ドロキシ−4−メチルチオブタン酸を得る工程、(E)
(C)において分離した水層を冷却及び/又は濃縮し、
重硫酸アンモニウムと硫酸アンモニウムを含んだ水溶液
と、硫酸アンモニウムと重硫酸アンモニウムを含む硫酸
塩の結晶を得る工程、及び(F)(E)で得られた重硫
酸アンモニウムと硫酸アンモニウムを含んだ水溶液の一
部または全部を、(B)で用いる重硫酸アンモニウムと
硫酸アンモニウムを含んだ水溶液として循環する工程
チルチオブタン酸の製造方法においては、2−ヒドロキ
シ−4−メチルチオブタンニトリル水溶液と硫酸を接触
させて2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンアミドを
含む水溶液を得る工程(A)、及び得られた液に、重硫
酸アンモニウムと硫酸アンモニウムを含んだ水溶液を加
えて2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を含んだ
水溶液を得る工程(B)を実施する。本発明によれば、
工程(B)で得られた水溶液では速やかに塩析による分
液現象が起こる。
(B)で得られた水溶液を油層と水層の2層に分液し、
2層に分液した液を油層と水層に分離する工程(C)を
実施する。得られた油層からは、工程(D)において、
アンモニア(アンモニア水をも含む)を加えて油層中の
重硫酸アンモニウムの少なくとも一部を硫酸アンモニウ
ムへと中和した後に、例えば油層を濃縮する等の操作に
より、液中より硫酸アンモニウム結晶または硫酸アンモ
ニウムと重硫酸アンモニウムの硫酸塩とを含む結晶を析
出・分離し、高品質の2−ヒドロキシ−4−メチルチオ
ブタン酸と、硫酸アンモニウム結晶または硫酸アンモニ
ウムと重硫酸アンモニウムの硫酸塩とを含む結晶を得
る。
縮・ 冷却などの適当な晶析操作により、工程(E)にお
いて硫酸アンモニウムと重硫酸アンモニウムとを含む結
晶を析出・分離し、そこで得られた硫酸アンモニウムと
重硫酸アンモニウムとを含む水溶液の一部又は全部を、
工程(B)で用いる重硫酸アンモニウムと硫酸アンモニ
ウムを含んだ液として循環使用する。
チオブタンニトリルを硫酸で水和・加水分解反応して2
−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を製造するに際
し、重硫酸アンモニウムと硫酸アンモニウムを含んだ水
溶液を加水分解反応時に添加し、反応後に起こる塩析に
よる分液を利用する。
シ−4−メチルチオブタンニトリル水溶液を硫酸と接触
させ、水和反応を実施するが、好ましくは、2−ヒドロ
キシ−4−メチルチオブタンニトリル水溶液を硫酸中に
滴下することで速やかに該水和反応を進行させる。硫酸
の使用量は2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンニト
リル1モルに対して、通常約0.5〜約1.0モル、好
ましくは約0.6〜約0.8モルである。98%濃硫酸
を用いる場合においては、2−ヒドロキシ−4−メチル
チオブタンニトリル水溶液の水分含量が20〜30%程
度であることが好ましい。硫酸はあらかじめ水で希釈し
てから用いてもよい。反応温度は約40〜約70℃が適
当である。反応時間は硫酸使用量にもよるが、通常、滴
下時間を含めて1〜3時間程度である。
酸アンモニウムを含んだ水溶液を加え、加水分解反応を
実施するが、該水溶液は、工程(A)の水和反応の際に
使用した硫酸の重量に対して約1倍〜約2倍の水を含ん
でいることが好ましい。重硫酸アンモニウムの添加は、
加水分解反応を促進する効果を奏するが、その添加量
は、添加する水溶液に硫酸アンモニウム等の塩が析出し
ない範囲、また加水分解反応後の高温が保持されている
状態で塩が析出しない範囲とすることが適当である。硫
酸アンモニウムの添加は、反応後の自然分液を著しく促
進する効果があるが、加えすぎると加水分解反応の進行
を遅くするため、重硫酸アンモニウムの重量に対して、
通常約0.1〜約0.7倍、好ましくは約0.4〜約
0.6倍の範囲で使用される。約0.7倍を超える量の
硫酸アンモニウムを含んだ水溶液を添加した場合には、
硫酸アンモニウム塩を含まない水を添加した場合より
も、反応終結が遅くなる場合がある。
ウムと硫酸アンモニウムを含んだ水溶液の量は、該水溶
液中の硫酸アンモニウムの量が、2−ヒドロキシ−4−
メチルチオブタンニトリル1モルに対して約0.1〜約
0.4モルの範囲となるような量であることが好まし
い。
と硫酸アンモニウムを含んだ水溶液には、加水分解反応
を阻害したり、製品の品質を悪化させたりすることのな
い範囲において、重硫酸アンモニウムや硫酸アンモニウ
ム以外の成分、例えば2−ヒドロキシ−4−メチルチオ
ブタン酸などの有機物が入っていても特に問題はない。
はないが、反応温度は高いほど進行しやすいため、通常
90℃〜130℃の範囲とする。この系の大気圧での反
応液の沸点が115℃前後であるため、その温度付近で
反応させることが好ましい。反応時間をより短縮したい
のであれば耐圧反応装置を用いてより圧力下に高温で反
応すればよい。加水分解反応中、あるいは反応後には、
軽沸分を含んだ反応器内の気相部を外部にパージしても
よい。反応時間は用いた硫酸と硫酸アンモニウム等の塩
の量により一義的ではないが、通常、約2時間〜5時間
である。
分解反応後は、攪拌を停止し液を静止すると油層と水層
の2層へ分液する(工程(C))。分液は温度が高いほ
ど速やかに進行するが、通常は高温で行う加水分解反応
に続く操作であるため、分液のために加熱する必要がな
い場合もある。しかし工程(B)で用いた重硫酸アンモ
ニウムと硫酸アンモニウムとの塩の量によっては、反応
液の冷却とともに塩の析出が起こる可能性があるため、
保温する必要がある場合もある。分液速度は硫酸アンモ
ニウム塩等の量や系内の水分含量などに大きく依存す
る。分液の進行を促進させるには、濃縮することが最も
簡便で良好な方法である。
いた重硫酸アンモニウムと硫酸アンモニウムの量、とく
に硫酸アンモニウムの量に影響される。系中に硫酸アン
モニウムをより多く含むほうが、油層側に2−ヒドロキ
シ−4−メチルチオブタン酸がより多く分配され、水層
側に硫酸アンモニウム塩がより多く分配される傾向にあ
る。
層中に残存する重硫酸アンモニウムの少なくとも一部を
硫酸アンモニウムへと中和する(工程(D))。加える
アンモニアの量は、油層中に残存する重硫酸アンモニウ
ムに対して、約0.2〜約3倍モルであることが好まし
い。より好ましいアンモニア添加量は、製品2−ヒドロ
キシ−4−メチルチオブタン酸の水分含量に依存し、例
えば、製品の水分含量を約4〜約10%として得る場合
においては、加えるアンモニアの量は、油層中に残存す
る重硫酸アンモニウムに対して、約1〜約3倍モルとす
ることが好ましく、その水分含量を約4%未満、より具
体的には約3.5%以下、とりわけ約2%以下として得
る場合においては、加えるアンモニアの量は、該重硫酸
アンモニウムに対して、約0.2〜約1.4倍モルとす
ることが好ましい。
液体アンモニア、アンモニア水溶液のいずれを用いても
よいが、中和後に濃縮操作を行う場合には、アンモニア
ガスまたは液体アンモニアの適用が推奨される。
操作により、硫酸アンモニウムの結晶、または硫酸アン
モニウムと重硫酸アンモニウムとを含む硫酸塩の結晶を
分離し、製品となる2−ヒドロキシ−4−メチルチオブ
タン酸を得る。分離された硫酸アンモニウム等の塩の結
晶に無視できない量の2−ヒドロキシ−4−メチルチオ
ブタン酸が含まれている場合には、該塩の結晶を適量の
水で洗浄し、その洗浄濾液を油層の中和工程に戻した
り、該塩の結晶を加水分解反応後に分液した水層に混合
したりして、含有された2−ヒドロキシ−4−メチルチ
オブタン酸を回収してもよい。
ってもよく、それにより、得られる2−ヒドロキシ−4
−メチルチオブタン酸中の硫酸アンモニウム残存量をよ
り少なくすることができる。例えば、スラリー中の水分
含量を約10重量%以下になるまで濃縮した後に濾過等
の分離操作を行えば、さらなる操作を加えることなく、
製品中の硫酸アンモニウム含量を、硫酸イオン(SO4
2-イオン)換算量で約1重量%以下にすることができ
る。濾過時間を短縮したい場合にはスラリーの温度を上
げるのが最も効果的である。
作の前のスラリー中の水分含量を調整すれば、より高品
質の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を得るこ
とができる。例えば、製品(電位差滴定による2−ヒド
ロキシ−4−メチルチオブタン酸の含有量が約89重量
%となるように水を含ませて調整してから測定)中の硫
酸イオン濃度が1重量%以下で、かつ取り扱いに優れて
いる約90cSt以下の動粘度を有する2−ヒドロキシ
−4−メチルチオブタン酸を得ることができる。
には、製品中に含まれる硫酸イオン濃度が高くなり、他
方、アンモニアを過剰に加えすぎた場合には、製品の動
粘度が高くなることがある。また、分離操作前のスラリ
ー中の水分含量が高いと、製品中に含まれる硫酸イオン
濃度と動粘度が共に高くなる傾向にある。それゆえ、製
品の動粘度と硫酸イオン濃度のどちらもが低い製品を得
ようとする場合には、適量の少量のアンモニアで中和
し、その後、濃縮操作で多くの水分をスラリーから留去
するようにすればよい。
アンモニウムに対し、約0.2〜1.4モル当量のアン
モニアを加え、さらにスラリー中の水分含量が3.5重
量%以下になるまで濃縮した後に分離操作を行えば、さ
らなる操作を行うことなく、硫酸イオン濃度(SO4 2-
イオン)が約1重量%以下であり動粘度が約90cSt
以下である2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸
(電位差滴定による2−ヒドロキシ−4−メチルチオブ
タン酸の含有量が約89重量%となるように水を含ませ
て調整してから測定)を得ることができる。
用いて管理してもよい。その場合には、25℃における
油層のpHが約0.4〜約2の間になるようにアンモニ
アを加えれば、上記の高品質の2−ヒドロキシ−4−メ
チルチオブタン酸を得ることができる。尚、中和の操作
は高温で行っても差し支えなく、高温時におけるpHで
管理してもよい。
モニウムに対し、約0.2〜約1.4モル当量のアンモ
ニアを加え(あるいは25℃における油層のpHが約
0.4〜約2の間になるまでアンモニアを加え)、さら
にスラリー中の水分含量が約2重量%以下になるまで濃
縮した後に分離操作を行えば、さらなる操作を行うこと
なく、製品中の硫酸イオン濃度を約1重量%以下で、且
つ動粘度が約80cSt以下である2−ヒドロキシ−4
−メチルチオブタン酸(電位差滴定による2−ヒドロキ
シ−4−メチルチオブタン酸の含有量が約89重量%と
なるように水を含ませて調整してから測定)を得ること
ができる。
縮及び/又は冷却し、次いで濾過等の操作を行うことに
より、重硫酸アンモニウムと硫酸アンモニウムとを含む
塩を析出物として分離し、重硫酸アンモニウムと硫酸ア
ンモニウムとを含む水溶液を得る(工程(E))。該水
溶液には2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸が含
まれている。その一部あるいは全量は、そのまま又は水
分含量が調整された後、工程(B)における加水分解反
応の添加液として利用される(工程(F))。該水溶液
中の重硫酸アンモニウムと硫酸アンモニウムの含有割合
は、上記硫酸アンモニウム等の塩の析出物を得る際の、
濃縮及び/又は冷却の晶析条件等を調整することにより
変えることができる。晶析の最適条件は水層中の硫酸ア
ンモニウム等の塩の組成に大きく依存するので、例えば
冷却により塩を析出させる場合においては、実際に得ら
れた水層における硫酸アンモニウムと重硫酸アンモニウ
ムの溶解度曲線を予め作成し、冷却温度とその時に得ら
れる濾液の塩組成を推定することで、適当な晶析条件を
決定すればよい。
と硫酸アンモニウムの混合物であるため、硫酸アンモニ
ウムとして回収しようとする際には、それをアンモニア
で中和し回収すればよい。用いるのはアンモニアガス、
液体アンモニア、アンモニア水溶液のいずれでも構わな
いが、結晶中に2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン
酸が少量含まれている場合には、中和と洗浄を兼ねてア
ンモニア水溶液とその結晶を接触させ、ついで濾過等に
分離操作をすると、液側に2−ヒドロキシ−4−メチル
チオブタン酸を回収することができる。
は、油層中和後のスラリーから分離された硫酸アンモニ
ウム塩など、他工程で発生した硫酸アンモニウム等の塩
を併せてから行ってもよい。そのようにすることで、複
数の個所で発生した硫酸アンモニウム等の塩をまとめて
取り扱うことができる。
ムには、少量の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン
酸が含まれている。この硫酸アンモニウムの水溶液に対
しては、活性炭と接触させた後、晶析等の操作を行う
と、高品質で結晶状の硫酸アンモニウムを副産物として
得ることができる。この場合には2−ヒドロキシ−4−
メチルチオブタン酸が活性炭に吸着されて、硫酸アンモ
ニウム回収系の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン
酸の蓄積を防ぐばかりではなく、スルフィド類などの臭
気成分の除去も可能になる。もちろん、アンモニアで中
和する前の、硫酸アンモニウムと重硫酸アンモニウムの
混合水溶液の状態で、活性炭と接触させても同様の効果
が期待できる。
り示したフローシート(図1)を用いて説明すると以下
の通りとなる。まず反応容器内に濃硫酸を仕込み、これ
に2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンニトリルを滴
下し、滴下後1〜2時間保持して水和反応を行なう。こ
のときの液温は40〜70℃である。次いで、後記する
方法により得た、重硫酸アンモニウムと硫酸アンモニウ
ムを含む水溶液を添加して115℃に加熱し、2〜5時
間保持して加水分解反応を行なう。
後、油層と水層とに分ける。該油層にはアンモニアを加
えて、溶存する重硫酸アンモニウムを硫酸アンモニウム
へと中和し、スラリーを得る。次いでこのスラリーの液
体部の水分含量が10重量%以下、好ましくは3重量%
以下、より好ましくは2重量%以下になるまで濃縮した
後、濾過操作により硫酸アンモニウム塩を除去して、濾
液側に2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製品
を得る。
を行った後、濾過を行い、析出した重硫酸アンモニウム
及び硫酸アンモニウムを分離して、濾液側に硫酸アンモ
ニウムと重硫酸アンモニウムと2−ヒドロキシ−4−メ
チルチオブタン酸を含んだ水溶液を得る。この水溶液は
水分を調整した後、加水分解反応時に添加する水溶液と
して循環使用する。
ウムには重硫酸アンモニウムが含まれているため、これ
を硫酸アンモニウムとして有効活用する場合には、アン
モニアで中和して全量を硫酸アンモニウムとして回収す
る。また該析出塩には2−ヒドロキシ−4−メチルチオ
ブタン酸が付着しているが、これはアンモニア中和後に
水で洗浄して回収、又は該中和にアンモニア水溶液を用
いて中和と洗浄の操作を兼ねることにより回収すること
ができる。
ば、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の製造に
おいて、(1)2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン
アミドの加水分解反応工程に、重硫酸アンモニウムと硫
酸アンモニウムを含んだ水溶液を添加することにより、
生成した2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸を含
有する反応液が油層と水層の2層へと、分液が促進され
ることより、有機溶媒を必要とせずに高品質の2−ヒド
ロキシ−4−メチルチオブタン酸を分離することが可能
とし、また(2)分液で得られた水層は、簡単な操作の
後、重硫酸アンモニウムと硫酸アンモニウムの水溶液と
して再び反応系にリサイクルすることを可能としたもの
である。このことにより、本発明方法においては、有機
溶剤をを必要とせずに、排水負荷の極めて小さなプロセ
スの構築を可能ならしめたものであり、製造コストの低
減のみならず環境保護の観点からもその産業上の価値は
きわめて大きいものである。
に説明するが、本発明方法はこれらの実施例により限定
されるものではない。 実施例1 70%硫酸水溶液196.8g(1.4モル)に、攪拌
下、89.2%の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタ
ンニトリル水溶液294.1g(2.0モル)を30分
かけて滴下した。このとき液の内温は50℃前後になる
ように調節し、滴下後も50℃に保持しながら、さらに
2時間攪拌し、水和反応を行った。
の水に溶解させた溶液 (c)94.0gの重硫酸アンモニウムと39.6gの
硫酸アンモニウムを228.7gの水に溶解させた溶液 (d)94.0gの重硫酸アンモニウムと52.8gの
硫酸アンモニウムを228.7gの水に溶解させた溶
液、又は (e)94.0gの重硫酸アンモニウムと79.3gの
硫酸アンモニウムを228.7gの水に溶解させた溶液 を添加して、攪拌しながら115℃に保持し、加水分解
反応を行った。このときの加水分解反応の((a)〜
(e)に記載の溶液を添加してからの)経時変化を、表
1に、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンアミドへ
の転化率で示す。分析は液体クロマトグラフでおこなっ
た。
反応後の液を静止して2層に分液した。次いで70℃に
保温し、静置して油層と水層を分離してから、それぞれ
の2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸(以下、表
にはHMBAと略記する)、重硫酸アンモニウム、硫酸
アンモニウムの各含有量を分析した。その結果を油層に
ついては表2に、また水層については表3に示す。尚、
油層・水層の成分分析は、2−ヒドロキシ−4−メチル
チオブタン酸は液体クロマトグラフで、重硫酸アンモニ
ウムと硫酸アンモニウムについてはイオンクロマトグラ
フで定量した。単位は全てモルである。
重硫酸アンモニウムを十分な量の25%濃度のアンモニ
ア水(45g)で中和した。この液を6分割して、表4
中に示す濃度率まで濃縮した後、室温まで冷却し、濾過
操作により製品2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン
酸を濾液として得た。各濃縮率条件で得られた製品中の
水分含量と硫酸イオン濃度を表4に示す。尚、硫酸イオ
ン濃度はイオンクロマトグラフを、水分含量はカールフ
ィッシャー水分計を用いて測定した。
ブタンニトリル水溶液148g(1.0モル)を、71
%硫酸96.6g(0.7モル)に、攪拌下、30分か
けて滴下し、その後攪拌下90分保持した。 重硫酸アンモニウム70g(0.6モル)、硫酸ア
ンモニウム33g(0.25モル)、水114gを用い
て硫酸塩水溶液を調整し、これをで得られた反応液に
加え、115℃で4時間反応させた。反応後の液を静止
して2層(油層と水層)に分液し、それぞれ分離した。 で得られた油層に13.6gの25%アンモニア
水溶液(0.2モル)を加えた後、減圧下で油層の液体
部の水分濃度が10%以下になるまで濃縮した。その後
濾過により濾液側に製品2−ヒドロキシ−4−メチルチ
オブタン酸を、そしてケーキ側に硫酸アンモニウムを得
た。 で得られた水層を、30℃まで冷却した後、析出
した硫酸アンモニウムを濾過操作で分離した。液中の硫
酸塩の組成・量が一定なるように濾液の約5〜約10%
を系外に排出し、残った濾液に対してその中の水の量が
114gになるように水を加えて、硫酸塩水溶液を調製
した。において、重硫酸アンモニウム及び硫酸アンモ
ニウムを用いて調整した水溶液を用いる代わりに、で
調製した硫酸塩水溶液を用いる以外は、上記と同様にし
て、上記〜の操作を3回繰り返した。以上4回の繰
り返し実験における各実験での油層および水層中の2−
ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の含量(二量体も
含む、単位はモル)を表5に示す。分析は液体クロマト
グラフで行った。
液中の重硫酸アンモニウム(モル)と硫酸アンモニウム
(モル)の割合、で得られた水層中の重硫酸アンモニ
ウム(モル)と硫酸アンモニウム(モル)の割合、及び
において水層から分離された硫酸塩結晶中の重硫酸ア
ンモニウム(モル)と硫酸アンモニウム(モル)の割合
を、表6に示す。分析はNaOHによる中和滴定とイオ
ンクロマトグラフの組み合わせにより行なった。
られる油層と水層の組成、ならびに、水層から晶析操作
により分離される硫酸塩水溶液と硫酸塩結晶の組成は、
各回とも安定していることがわかる。又、表7に、4回
の繰り返し実験で得られた製品の組成を示す。2−ヒド
ロキシ−4−メチルチオブタン酸、及びその2量体につ
いては液体クロマトグラフで、硫酸イオンについてはイ
オンクロマトグラフで、水分含量はカールフィッシャー
水分計で分析した。着色はガードナースケールで表示し
た。
でなかったため、製品に硫酸イオンが多く含まれること
になったが、概ね一定した組成の製品が得られている。
293gの89.6%2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンニ
トリル水溶液(2.0モル)を30分かけて滴下し、その後
さらに90分間攪拌保持した。 重硫酸アンモニウム140g(1.2モル)、硫酸アンモ
ニウム66g(0.5モル)、水228gを用いて硫酸塩水溶液を
調製し、これをで得られた反応液に加え、115℃で4時
間反応させた。反応後の液を静止して2層に分液し、そ
れぞれ分離した。 油層に、で得られた洗浄濾液(但し、1回目の実
験では使用しない)と25%アンモニア水溶液20gを加え、
減圧下で油層の液体部の水分が10%以下になるまで濃縮
した。その後濾過により濾液側に製品、そして析出側に
硫酸アンモニウム塩結晶を得た。 の硫酸アンモニウム塩を30gの水で洗浄・濾過し
て、硫酸アンモニウム塩と洗浄濾液を得た。 水層は25℃まで冷却した後、析出した硫酸アンモニ
ウム塩を濾過操作で分離した。液中の硫酸塩の組成・量
が一定なるように濾液の0〜約10%を系外に排出し
た。濾液中の水が228gになるように水を加え、硫酸塩水
溶液を調製した。 とで生じた硫酸アンモニウム塩、濾液の一部を
300〜400gの水に溶解し、で得られる濾液(但し、1
回目の実験では使用しない)と、30〜40gの25%アンモニ
ア水溶液を加えて硫酸アンモニウム水溶液を得た。 の硫酸アンモニウム水溶液に6〜7g(水溶液の1重
量%相当)の活性炭を加え、室温で1時間攪拌して濾過し
た。 の濾液を減圧下にて、40%の濃縮率になるまで濃
縮した。その後室温で濾過して硫酸アンモニウム結晶を
得た。において、重硫酸アンモニウム及び硫酸アンモ
ニウムを用いて調製した水溶液を用いる代わりに、で
調製した硫酸塩水溶液を用いる以外は、上記と同様にし
て、上記〜の操作を、5回繰り返した。以上、6回
の繰り返し実験における、各実験でのでの製品の得
量、収率、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の
含量(二量体も含む、モル)を表8に示す。分析は液体
クロマトグラフで行った。
くなっている。1回目に関しては、油層濃縮後の濾過操
作により生じる硫酸塩結晶に付着した2−ヒドロキシ−
4−メチルチオブタン酸が2回目以降に持ち越されるた
めである。4回目に関しては他の回と比べて濾過時間を
短く設定したため、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブ
タン酸が硫酸塩結晶に多く付着したためである。いずれ
にしても、付着したHMBAのほとんどは次回へ回収さ
れるため、2回目以降の平均収率は97%以上と高いも
のである。以下、6回の繰り返し実験における、で得
られた洗浄濾液の量と洗浄濾液中に含まれる2−ヒドロ
キシ−4−メチルチオブタン酸の含量(二量体も含む、
モル)を表9に示す。
製した硫酸塩水溶液(次の実験ので用いたもの)の組
成(モル)を表10に示す。各硫酸塩の分析はイオンク
ロマトグラフで行った。
ンモニウム水溶液中の2−ヒドロキシ−4−メチルチオ
ブタン酸の含量(二量体も含む、モル)と、の活性炭
処理後の溶液中に含まれるに2−ヒドロキシ−4−メチ
ルチオブタン酸(二量体も含む、モル)の量を表11に
示す。
ンモニウム結晶の臭気成分(ジメチルスルフィド、ジメ
チルジスルフィド)の濃度を表12に示す。臭気成分の
分析はヘッドスペースガスクロマトグラフィーでおこな
った。
ンモニア水溶液0〜8.6g(で用いた重硫酸アンモニウ
ムに対し、約0〜1.2モル当量相当)で中和し、エバポレ
ーターで水を留去した。このスラリーを70℃でろ過し、
ろ液の水分と2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸
の含量を測定した。次いで、ろ液に対し、その中の2−
ヒドロキシ−4−メチルチオブタン酸の含量が89.0重量
%になるように、水を加えて製品を調製した。2−ヒド
ロキシ−4−メチルチオブタン酸の含量測定には電位差
滴定を用いた。水分はカールフィッシャー、硫酸イオン
はイオンクロマトグラフ、動粘度はキャノンフェンスケ
(25℃)で測定した。このときのアンモニア量、25
℃における油層のpH、ろ液の水分(重量%)、製品の硫
酸イオン濃度(重量%)、動粘度(cSt)を表13に示
す。
量。 −:未測定
手法により示したフローシートである。
Claims (14)
- 【請求項1】 以下の(A)〜(F)の工程を含む2―
ヒドロキシー4―メチルチオブタン酸の製造方法。 (A)2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンニトリル
水溶液を硫酸と接触させ、2−ヒドロキシ−4−メチル
チオブタンアミドを含む水溶液を得る工程、(B)
(A)で得られた液に、重硫酸アンモニウムと硫酸アン
モニウムを含んだ水溶液を加え、2−ヒドロキシ−4−
メチルチオブタン酸を含んだ水溶液を得る工程、(C)
(B)で得られた水溶液を油層と水層の2層に分液し、
次いで油層と水層に分離する工程、(D)(C)におい
て分離した油層にアンモニアを加えて油層中の重硫酸ア
ンモニウムの少なくとも一部を中和した後に、硫酸アン
モニウム結晶または硫酸アンモニウムと重硫酸アンモニ
ウムを含む硫酸塩の結晶を分離し、2−ヒドロキシ−4
−メチルチオブタン酸を得る工程、(E)(C)におい
て分離した水層を冷却及び/又は濃縮し、重硫酸アンモ
ニウムと硫酸アンモニウムを含んだ水溶液と、硫酸アン
モニウムと重硫酸アンモニウムを含む硫酸塩の結晶を得
る工程、及び(F)(E)で得られた重硫酸アンモニウ
ムと硫酸アンモニウムを含んだ水溶液の一部または全部
を、(B)で用いる重硫酸アンモニウムと硫酸アンモニ
ウムを含んだ水溶液として循環する工程 - 【請求項2】 工程(A)において使用する硫酸の量
が、2−ヒドロキシ−4−メチルチオブタンニトリルに
対して0.6から0.8モル当量である請求項1に記載
の製造方法。 - 【請求項3】 工程(B)において用いる重硫酸アンモ
ニウムと硫酸アンモニウムの水溶液中の硫酸アンモニウ
ムの量が、重硫酸アンモニウムの0.1〜0.7重量倍
である請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項4】 工程(E)で得られた硫酸アンモニウム
と重硫酸アンモニウムを含む硫酸塩の結晶を、アンモニ
アで中和して、硫酸アンモニウムとして回収する請求項
1に記載の製造方法。 - 【請求項5】 工程(D)で得られた硫酸アンモニウム
結晶または硫酸アンモニウムと重硫酸アンモニウムを含
む硫酸塩の結晶を水で洗浄し、その洗浄液の一部又は全
量を、工程(D)に循環する請求項1に記載の製造方
法。 - 【請求項6】 工程(D)、(E)及び/又は(F)で
得られる、硫酸アンモニウム及び/又は重硫酸アンモニ
ウムの一部又は全量を水に溶解して、アンモニアで中和
することにより、硫酸アンモニウム水溶液を得る工程を
含む請求項1に記載の製造方法。 - 【請求項7】 工程(D)、(E)及び/又は(F)で
得られる、硫酸アンモニウム及び/又は重硫酸アンモニ
ウムの一部又は全量を水に溶解して、アンモニアで中和
することにより、硫酸アンモニウム水溶液を得、次いで
その水溶液の全量又は一部を、活性炭と接触させる工程
を含む、請求項6に記載の製造方法。 - 【請求項8】 工程(D)において、油層中に含まれる
重硫酸アンモニウムに対して、約0.2〜約3モル当量
以上のアンモニアを加え、その後、油層の液体部の水分
含量が10%以下になるまで濃縮する請求項1に記載の
製造方法。 - 【請求項9】 工程(D)において、油層にアンモニア
を加えて25℃におけるpHの値が0.4〜2.0の範囲に
なるようにし、その後、油層の液体部の水分含量が約
3.5%以下になるまで濃縮する請求項1に記載の製造
方法。 - 【請求項10】 工程(D)において、油層にアンモニ
アを加えて25℃におけるpHの値が0.4〜2.0の範囲
になるようにし、その後、油層の液体部の水分含量が約
2%以下になるまで濃縮する請求項9に記載の製造方
法。 - 【請求項11】 工程(D)において、油層中に含まれ
る重硫酸アンモニウムに対して、約1〜約3モル当量の
アンモニアを加え、その後、油層の液体部の水分含量が
約4〜約10%になるまで濃縮する請求項8に記載の製
造方法。 - 【請求項12】 工程(D)において、油層中に含まれ
る重硫酸アンモニウムに対して、約0.2〜1.4モル
当量のアンモニアを加え、その後、油層の液体部の水分
含量が約3.5%以下になるまで濃縮する請求項8に記
載の製造方法。 - 【請求項13】 工程(D)において、油層中に含まれ
る重硫酸アンモニウムに対して、0.2〜1.4モル当
量のアンモニアを加え、その後、油層の液体部の水分含
量が2%以下になるまで濃縮する請求項8に記載の製造
方法。 - 【請求項14】 工程(D)における分離を40℃以上
の温度条件下で実施する請求項1に記載の製造方法。
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- 2000-02-03 JP JP2000026090A patent/JP3932755B2/ja not_active Expired - Lifetime
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