JP2001186963A - クッション構造体の製造方法および製造装置 - Google Patents

クッション構造体の製造方法および製造装置

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JP2001186963A
JP2001186963A JP37285099A JP37285099A JP2001186963A JP 2001186963 A JP2001186963 A JP 2001186963A JP 37285099 A JP37285099 A JP 37285099A JP 37285099 A JP37285099 A JP 37285099A JP 2001186963 A JP2001186963 A JP 2001186963A
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net
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Takehiko Kawashima
武彦 河嶋
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Asahi Rubber Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】方形枠状のフレームと、同フレームの各枠部上
に各端末が巻き込まれた状態で各枠部に固定されて同フ
レーム上に張設されたネットとからなるクッション構造
体を良好に製造し得る製造方法を提供する。 【解決手段】ネットとして四辺の各端末にプレート状の
固定用部材14を固着してなるネット13を採用して同
ネット13を張設し、張設された状態のネット13上に
フレーム10aを載置して押圧し、同フレーム10aか
らの押圧力によりネット13を緊張させて同ネット13
の各端末をフレーム10aの各枠部上に巻き込んで、同
フレーム10aの枠部に各固定用部材14を固定するこ
とにより、フレーム10a上にネット13を張設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クッション構造体
を製造する方法、および、クッション構造体を製造する
ための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クッション構造体の一形式として、特開
平11−290153号公報にて提案されているよう
に、方形状のネットの各端末を方形枠状のフレームの各
枠部上に巻き込んで同枠部に固定することにより同フレ
ーム上に前記ネットを張設してなるクッション構造体が
知られている。当該クッション構造体は、張設されたネ
ットが有する弾撥力を利用してクッション性能を発揮さ
せるもので、硬質感や底打ち感が少なく、簡単な構造で
柔軟なクッション性に富むクッション構造体を構成する
ことができるという利点があり、座席の着座部、背もた
れ部であるシートクッション、シートバックや、シート
クッション、シートバックを構成するシートフレーム等
に有効に採用できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該クッシ
ョン構造体を製造する方法としては、フレームの形状に
対応する方形枠状の溝部を有する金型を採用するもの
で、金型上にセットしたネット上にフレームを載置し
て、同フレームを金型の溝部に嵌合させることにより、
ネットの各端末をフレームの各枠部上に巻き込んで、各
端末を溶融状態の熱可塑性合成樹脂を介して各枠部に固
着する手段が採られている。
【0004】このため、当該クッション構造体の製造方
法では、金型にセットしたネット上のフレームを金型の
溝部に嵌合させると、ネットの各端末を除く全ての部位
が金型の溝部が包囲する型面の表面に当接して緊張状態
を規制されるため、ネットを高い緊張力に張設すること
ができないとともに、ネットを所望の緊張力に調節する
こともできない。
【0005】従って、本発明の目的は、当該クッション
構造体において、フレーム上に張設されるネットが高い
緊張力を有してクッション性に富むとともに、ネットを
所望の緊張力に調節することができるクッション構造体
の製造方法を提供することにある。
【0006】さらに、本発明の目的は、クッション構造
体を構成するフレームとして、弾性枠体に剛性枠体を埋
設してなる複合構造のフレームを採用して、張設された
ネットの弾撥力と弾性枠体の弾撥力を併せたクッション
性能を発揮できる、クッション性能に一層優れたクッシ
ョン構造体の製造に適したクッション構造体の製造方
法、およびクッション構造体の製造装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、方形状のネッ
トの各端末を方形枠状のフレームの各枠部上に巻き込ん
で同枠部に固定することにより同フレーム上に前記ネッ
トを張設してなるクッション構造体を製造、および、ク
ッション構造体の製造装置に関するものである。
【0008】しかして、本発明に係るクッション構造体
の第1の製造方法は、前記フレームとして剛性枠体を採
用するとともに、前記ネットとして四辺の各端末にプレ
ート状の固定用部材を固着してなるネットを採用して、
同ネットを張設し、張設された状態のネット上に前記フ
レームを載置して押圧し、同フレームからの押圧力によ
り前記ネットを緊張させて同ネットの各端末を前記フレ
ームの各枠部上に巻き込んで、同フレームの各枠部に前
記各固定用部材を固定することにより、同フレーム上に
前記ネットを張設することを特徴とするものである。
【0009】また、本発明に係るクッション構造体の第
2の製造方法は、前記フレームとして弾性枠体に剛性枠
体を埋設してなる複合構造のフレームを採用するととも
に、前記ネットとして四辺の各端末にプレート状の固定
用部材を固着してなるネットを採用して、同ネットを張
設し、張設された状態のネット上に前記フレームを載置
して押圧し、同フレームからの押圧力により、前記ネッ
トを緊張させて同ネットの各端末を前記弾性枠体の各枠
部上に巻き込んで、前記各固定用部材を前記剛性枠体の
各枠部に固定することを特徴とするものである。
【0010】本発明に係るクッション構造体の各製造方
法においては、前記ネットを支持台の支持枠上に載置し
て平面状に支持する工程、支持された前記ネット上に前
記フレームを載置する工程、載置された前記フレームを
押圧して同フレームの各枠部上に前記ネットの各端末を
巻き込む工程、および、前記フレームの各枠部上に巻き
込んだ各端末の固定用部材を前記フレームの各枠部に固
定する工程を具備する構成とすることができる。
【0011】また、本発明に係るクッション構造体の製
造装置は、上記した各製造方法を実施するための製造装
置であり、方形枠状の支持部を有する支持台と、同支持
台に配設されて同支持台上に載置されたネットの各端末
を前記支持部上に把持して支持する複数の把持機構と、
前記支持台に配設されて前記支持部上に支持されたネッ
トに載置した前記フレームを押圧して同ネットの各端末
を前記フレームの各枠部上に巻き込む複数の押圧機構を
具備していることを特徴とするものである。
【0012】
【発明の作用・効果】本発明に係るクッション構造体の
第1の製造方法は、フレームとして剛性枠体を採用する
クッション構造体の製造に適した製造方法であり、当該
製造方法においては、張設された状態のネットをその上
からのフレームの押圧力により、ネットを緊張させて同
ネットの各端末をフレームの各枠部上に巻き込んで、同
フレームの各枠部に各固定用部材を固定することにより
同フレーム上にネットを張設する手段を採っている。
【0013】このため、当該製造方法によれば、ネット
をフレームにより押圧する際、ネットに対する緊張状態
を規制するものはなくて、ネットを高い緊張力に張設す
ることができるとともに、フレームからの押圧力を適宜
設定により、ネットの緊張力を所望の緊張力に調節する
ことができる。
【0014】また、本発明に係るクッション構造体の第
2の製造方法は、フレームとして弾性枠体に剛性枠体を
埋設してなる複合構造のフレームを採用するクッション
構造体の製造に適した製造方法であり、当該製造方法に
おいては、張設された状態のネットをその上方からのフ
レームの押圧力によりネットを緊張させて、同ネットの
各端末を弾性枠体の各枠部上に巻き込んで、前記剛性枠
体の各枠部に各固定用部材を固定することにより前記弾
性枠体上にネットを張設する手段を採っている。
【0015】このため、当該製造方法によれば、ネット
に対する緊張状態を規制するものはなくて、ネットの各
端末を弾性枠体に各枠部上に的確に巻き込むことができ
て、ネットを弾性枠体の各枠部を介して高い緊張力に張
設することができるとともに、フレームからの押圧力を
適宜設定により、ネットの緊張力を所望の緊張力に調節
することができる。
【0016】本発明に係るクッション構造体の第1,第
2の製造方法は、方形枠状の支持部を有する支持台と、
同支持台に配設されて同支持台上に載置されたネットの
各端末を前記支持部上に把持して支持する複数の把持機
構と、前記支持台に配設されて前記支持部上に支持され
たネットを押圧して同ネットの各端末を前記フレームの
各枠部上に巻き込む複数の押圧機構を具備する製造装置
を使用することにより、好適に実施することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1および図2には、本発明が製
造の対象とするクッション構造体の一例が示されてお
り、図1は当該クッション構造体10を一部縦断した状
態を裏面側からみた斜視図であり、図2は当該クッショ
ン構造体10の裏面側からみた平面図である。当該クッ
ション構造体10においては、フレームとして、弾性枠
体に剛性枠体を埋設してなる複合構造のフレームを採用
している。
【0018】当該クッション構造体10を構成するフレ
ーム10aは、スポンジ製で方形枠状の弾性枠体11
と、弾性枠体11に埋設された金属製で方形枠状の剛性
枠体12からなる複合構造のもので、当該クッション構
造体10は、ポリエステル等の超強力糸を網状に織成し
てなるネット13をフレーム10a上に張設することに
より構成されている。
【0019】弾性枠体11は、クッション構造体10を
構成している状態では、図1および図2、図13および
図14に示すように、断面円形の方形枠状を呈している
が、クッション構造体10を構成する前の状態は、図1
2に示すように、断面半長円形状を呈している。剛性枠
体12は、図1および図3に示すように、断面L字状の
方形枠状を呈するもので、枠状の起立部12aを弾性フ
レーム11に埋設されて一体化されていて、平面部12
bを弾性フレーム11の平面部に当接した状態で露呈し
ている。
【0020】ネット13は、図1、図2および図4に示
すように方形状を呈するもので、その各端末の中央部に
取付部材である取付プレート14がそれぞれ固着されて
いる。各取付プレート14は、熱可塑性の合成樹脂を接
着剤として合成繊維糸からなるネット13の各端末に固
着されている。各取付プレート14の固着には、例えば
ポリエステル系の合成樹脂粉末を接着剤として採用し
て、取付プレート14を260℃程度に加熱した状態で
合成樹脂粉末に接触させ、多量の合成樹脂粉末を取付プ
レート14上で溶融状態にし、この溶融状態を保持した
状態で、取付プレート14をネット13の端末上に載せ
て押圧して冷却固化する。これにより、各取付プレート
14は、ネット13の各端末の中央部に強固に固着され
る。
【0021】当該クッション構造体10においては、各
取付プレート14が固着されているネット13の各端末
は、弾性枠体11の各枠部11a上に巻き込まれてい
て、この巻き込み状態を維持して、各取付プレート14
を各ボルト15により剛性枠体12の平面部12b上に
固定されている。この状態では、ネット13は、弾性枠
体11の各枠部11aを断面円形状に圧縮させた状態
で、弾性枠体11と剛性枠体12からなるフレーム10
aに所定の緊張状態で張設されている。
【0022】かかる構成のクッション構造体10は、ネ
ット13が弾性枠体11と剛性枠体12からなる複合構
造のフレーム10aの表面側に位置して、各端末が弾性
枠体11の各枠部11a上に巻き込まれた状態で、フレ
ーム10aの裏面側にて剛性枠体12の平面部12bに
固定されているもので、そのクッション性能はネット1
3の弾撥力に弾性枠体11の弾撥力が付加されて発揮さ
れることになる。このため、当該クッション構造体10
は、高いクッション性能を発揮するとともに柔軟感に富
むものとなる。
【0023】また、当該クッション構造体10において
は、ネット13の各端末が弾性枠体11の各枠部11a
を介在させた状態で剛性枠体12の平面部12bに固定
されていることから、弾性枠体11がネット13の局部
的な緊張力の相違を是正して、ネット13を全体に均一
な緊張状態に保持する。このため、当該クッション構造
体10は、クッション性能に局部的な違和感がないもの
となる。
【0024】このような特性を具備するクッション構造
体10は、座席の着座部であるシートクッションまたは
背もたれ部であるシートバックとしてそのまま採用する
ことができるとともに、シートクッションまたはシート
バックを構成するクッションフレームとしても採用する
ことができる。当該クッション構造体10は、図5、図
6および図10に示す製造装置20を使用して、図11
〜図14に示す工程からなる製造方法により製造するこ
とができる。
【0025】製造装置20は、支持台21、支持台21
の内周側に設けた枠状の押圧台22、把持機構23、お
よび押圧機構24にて構成されているもので、把持機構
23は、支持台21上の左側縁部に一対、右側縁部に一
対、前側縁部に一対、後側縁部に一対の計8台配設され
ていて、左右および前後で互いに対向して位置してい
る。また、押圧機構24は、支持台21上の四隅に互い
に対向して配設されている。
【0026】把持機構23は、図6〜図9に示すよう
に、支持ブラケット23a、把持レバー23b、操作レ
バー23c、連結アーム23dにて構成されている。把
持レバー23bは、その後方下端部にて支持ブラケット
23aの前部に上下方向へ回動可能に支持されている。
操作レバー23cは、その前端部にて、把持レバー23
bの後方上端部に上下方向へ回動可能に連結されてい
る。連結アーム23dは、後端部を支持ブラケット23
aの後部に上下方向へ回動可能に支持されていて、前端
部が操作レバー23cの中間部に上下方向へ回動可能に
連結されている。把持機構23は、支持ブラケット23
aを支持台21上に取付けることにより、支持台21の
所定の位置に配置されている。
【0027】把持機構23においては、非操作時には、
操作レバー23cは図7に示すように上動していて、把
持レバー23bは上動状態にある。この状態で操作レバ
ー23cを下方へ回動操作すると、操作レバー23cは
連結アーム23dとの連結点を中心に図示時計方向へ回
動して、把持レバー23bをその連結点を中心に図示反
時計方向へ回動させ、把持レバー23bを図8および図
9に示すように、水平状態とする。把持機構23は、支
持台21に配設された状態では、操作時には把持レバー
23bが押圧台22上を押圧するように位置している。
【0028】押圧機構24は、図6に示すように、把持
機構23とは、その把持レバー23bに換えて押動レバ
ー24bを備えている点を除いて同一の構成で、同様に
作動するものである。すなわち、押圧機構24は、支持
ブラケット24a、押動レバー24b、操作レバー24
c、連結アーム24dにて構成されていて、操作レバー
24cを下方へ回動操作することにより、操作レバー2
4cは連結アーム24dとの連結点を中心に回動して、
押動レバー24bをその連結点を中心に回動させて水平
状態とする。押動機構24は、支持台21に配設された
状態では、操作時には押動レバー24bが押圧台22の
内側になるように位置している。
【0029】図11〜図14は、本発明に係るクッショ
ン構造体10を製造する工程を示しており、図10は非
作動の状態にある製造装置20を示している。クッショ
ン構造体10を製造する方法は、ネット13を支持台2
1上に載置して平面状に支持する第1工程(図11を参
照)、支持されたネット13上にフレーム10aを載置
する第2工程(図12を参照)、載置されたフレーム1
0aを押圧して同フレーム10aを構成する弾性枠体1
1の各枠部11a上にネット13の各端末を巻き込む第
3工程(図13を参照)、および、弾性枠体11の各枠
部11a上に巻き込んだ各端末の固定用プレート14を
剛性枠体12の平面部12bに固定する第4工程(図1
4を参照)からなるものである。
【0030】クッション構造体10を製造するに際して
は、製造装置20を構成する各把持機構23の把持レバ
ー23bの先端部に、図6に示すように滑り防止用のゴ
ム板23eを貼着して、製造装置20を図10に示すよ
うに非作動の状態にセットする。
【0031】当該製造装置20においては、第1工程で
は、ネット13を押圧台22上に載置し、各把持機構2
3の操作レバー23cを順次回動操作して、把持レバー
23bの先端部(ゴム板23e)をネット13上の取付
プレート14上に当接して、ネット13の各端末を図1
1に示すように押圧台22との間で把持する。これによ
り、ネット13はその端末の8箇所で押圧台22上に支
持される。
【0032】第2工程では、押圧台22上に支持された
ネット13上に、弾性枠体11と剛性枠体12からなる
フレーム10aを図12に示すように載置し、第3工程
では、各押圧機構24の操作レバー24bを回動操作し
て、押圧レバー24bを剛性枠体12の平面部12bに
当接させて、フレーム10aを図13に示すように、ネ
ット13に抗して下方へ押動させる。これにより、ネッ
ト13の各端末は弾性枠体11の各枠部11aを円形状
に圧縮しつつ同枠部11a上に巻き込まれ、ネット13
は所定の緊張状態を呈することになる。各押圧機構24
の操作では、互いに対向する押圧機構24毎に操作する
ことが好ましい。
【0033】第4工程では、把持機構23の操作レバー
23bを回動復帰操作してネット13に対する把持状態
を解放する。解放された端末では、解放された都度、端
末上の取付プレート14を剛性枠体12の平面部12b
上に載置して、図14に示すように、同取付プレート1
4をボルト15を介して締め付け固定する。把持機構2
3によるネット13の端末の解放操作は、互いに対向す
る把持機構23毎に行い、解放された端末の順に剛性枠
体12への固定作業を行うことが好ましい。
【0034】以上の工程により、弾性枠体11の表面側
にネット13が所定に緊張力で張設されたクッション構
造体10が製造され、当該クッション構造体10はネッ
ト13の弾撥力に弾性枠体11の弾撥力が付加されて高
く、柔軟性に富み、かつ、局部的な違和感のないクッシ
ョン性能を発揮する。
【0035】このように、当該製造方法においては、張
設された状態のネット13をその上からのフレーム10
aの押圧力により、ネット13を緊張させて同ネット1
3の各端末を弾性枠体11の各枠部11a上に巻き込ん
で、剛性枠体12の各枠部12aに各固定用プレート1
4を固定することにより、フレーム10a上にネット1
3を張設する手段を採っている。
【0036】このため、当該製造方法によれば、ネット
13に対する緊張状態を規制するものはなくて、ネット
13の各端末を弾性枠体11に各枠部11a上に的確に
巻き込むことができて、ネット13を弾性枠体11の各
枠部11aを介して高い緊張力に張設することができる
とともに、フレーム10aからの押圧力を適宜設定によ
り、ネット13の緊張力を所望の緊張力に調節すること
ができる。
【0037】なお、以上の製造方法では、フレームとし
て、弾性枠体11と剛性枠体12からなる複合構造のフ
レーム10aを採用しているクッション構造体10を製
造対象とする本発明に係る第2の製造方法を例示してい
るが、剛性枠体のみからなるフレームを採用しているク
ッション構造体を製造する場合には、当該製造方法とは
フレームのみが相違する本発明に係る第1の製造方法を
採用して好適に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係るクッション構造体の裏面側
からみた一部縦断斜視図である。
【図2】同クッション構造体の裏側側からみた平面図で
ある。
【図3】同クッション構造体を構成する剛性枠体の一部
縦断斜視図である。
【図4】同クッション構造体を構成するネットの表面側
からみた一部省略斜視図である。
【図5】同クッション構造体を製造する製造装置の平面
図である。
【図6】同製造装置における図5の6−6線に沿う縦断
面図である。
【図7】同製造装置を構成する把持機構の非作動状態の
側面図である。
【図8】同把持機構の作動状態の側面図である。
【図9】同把持機構の作動状態の平面図である。
【図10】同製造装置の使用直前の状態を示す概略説明
図である。
【図11】同クッション構造体を製造する第1工程にお
ける同製造装置の作動状態を示す概略説明図である。
【図12】同クッション構造体を製造する第2工程にお
ける同製造装置の作動状態を示す概略説明図である。
【図13】同クッション構造体を製造する第3工程にお
ける同製造装置の作動状態を示す概略説明図である。
【図14】同クッション構造体を製造する第4工程にお
ける同製造装置の作動状態を示す概略説明図である。
【符号の説明】
10…クッション構造体、10a…フレーム、11…弾
性枠体、11a…枠部、12…剛性枠体、12a…起立
部、12b…平面部、13…ネット、14…取付プレー
ト、15…ボルト、20…製造装置、21…支持台、2
2…押圧台、23…把持機構、23a…支持ブラケッ
ト、23b…把持レバー、23c…操作レバー、23d
…連結アーム、24…押圧機構、24a…支持ブラケッ
ト、24b…押動レバー、24c…操作レバー、24d
…連結アーム、24e…ゴム板。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】方形状のネットの各端末を方形枠状のフレ
    ームの各枠部上に巻き込んで同枠部に固定することによ
    り同フレーム上に前記ネットを張設してなるクッション
    構造体を製造する方法であり、前記ネットとして四辺の
    各端末にプレート状の固定用部材を固着してなるネット
    を採用して同ネットを張設し、前記フレームを張設され
    た状態のネット上に載置して押圧し、同フレームからの
    押圧力により前記ネットを緊張させて同ネットの各端末
    を前記フレームの各枠部上に巻き込んで、同フレームの
    枠部に前記各固定用部材を固定することにより、同フレ
    ーム上に前記ネットを張設することを特徴とするクッシ
    ョン構造体の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のクッション構造体の製造
    方法において、前記フレームとして剛性枠体からなるフ
    レームを採用することを特徴とするクッション構造体の
    製造方法。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のクッション構造体の製造
    方法において、前記フレームとして弾性枠体に剛性枠体
    を埋設してなる複合構造のフレームを採用して、前記ネ
    ットの各端末を前記弾性枠体の枠部上に巻き込んで、前
    記各固定用部材を前記剛性枠体の各枠部に固定すること
    を特徴とするクッション構造体の製造方法。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3に記載のクッション
    構造体の製造方法であり、前記ネットを支持台の支持枠
    上に載置して平面状に支持する工程、支持された前記ネ
    ット上に前記フレームを載置する工程、載置された前記
    フレームを押圧して同フレームの各枠部上に前記ネット
    の各端末を巻き込む工程、および、前記フレームの各枠
    部上に巻き込んだ各端末の固定用部材を前記フレームの
    各枠部に固定する工程を具備することを特徴とするクッ
    ション構造体の製造方法。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3または4に記載のクッシ
    ョン構造体の製造方法を実施するための製造装置であ
    り、方形枠状の支持部を有する支持台と、同支持台に配
    設されて同支持台上に載置されたネットの各端末を前記
    支持部上に把持して支持する複数の把持機構と、前記支
    持台に配設されて前記支持部上に支持されたネットに載
    置した前記フレームを押圧して同ネットの各端末を前記
    フレームの各枠部上に巻き込む複数の押圧機構を具備し
    ていることを特徴とするクッション構造体の製造装置。
JP37285099A 1999-12-28 1999-12-28 クッション構造体の製造方法および製造装置 Pending JP2001186963A (ja)

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