JP2001186007A - 金属酸化膜半導体トランジスタ回路およびそれを用いた半導体集積回路 - Google Patents

金属酸化膜半導体トランジスタ回路およびそれを用いた半導体集積回路

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JP2001186007A JP36694699A JP36694699A JP2001186007A JP 2001186007 A JP2001186007 A JP 2001186007A JP 36694699 A JP36694699 A JP 36694699A JP 36694699 A JP36694699 A JP 36694699A JP 2001186007 A JP2001186007 A JP 2001186007A
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voltage
oxide semiconductor
terminal
substrate
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Shinji Toyoyama
愼治 豊山
Yuichi Sato
雄一 佐藤
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    • H03K2217/0018Special modifications or use of the back gate voltage of a FET

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクティブ状態時のオフ電流を小さくし、ス
タンバイ状態の時のオフ電流をさらに小さくする。 【解決手段】 選択回路22は、Select信号によって、
NMOSトランジスタ21のゲート端子23あるいは基
板電圧端子24を半導体基板(またはウェル)25に切り
換え接続する。その際に、基板電圧端子24の電圧Vst
bをオフ時のゲート電圧Vgよりも小さく設定する。こう
して、アクティブ状態時に、半導体基板(あるいはウェ
ル)25をゲート端子23に接続すればオフ電流を10
-10A/μmに小さくできる。また、スタンバイ状態時
に、基板電圧端子24を半導体基板(またはウェル)25
に接続すればオフ電流を10-12A/μmに更に小さくす
るできる。こうして、スタンバイ時のリーク電流を抑え
ると共に、アクティブ時に電源電圧端子から接地電圧端
子へ流れるリーク電流を抑えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、MOS(金属酸
化膜半導体)トランジスタ回路および半導体集積回路に
関し、特に低消費電力化に適したMOSトランジスタ回
路および半導体集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大規模集積回路(LSI)の集積度
が高まって、動作速度が高速になる一方、LSIの消費
電力が大きくなるという問題があり、低消費電力化が強
く要求されている。LSIの消費電力は電源電圧の2乗
に比例するので低消費電力化のためには電源電圧を下げ
ることが有効であるが、電源電圧だけを下げるとMOS
トランジスタのオン電流が小さくなって高速動作ができ
なくなるという問題がある。この問題を避けるために
は、電源電圧を下げるのに応じてMOSトランジスタの
閾値電圧の絶対値を小さくする必要がある。ところが、
上記閾値電圧の絶対値を小さくすると、MOSトランジ
スタのサブスレッショルド電流によるオフ電流が大きく
なるという別の問題が生じるのである。
【0003】このオフ電流増大化の問題を軽減するMO
Sトランジスタ回路として、特公平8‐12917号公
報に開示されているように、MOSトランジスタが形成
されている半導体基板(またはウェル)をゲート端子に接
続してMOSトランジスタの閾値電圧をゲート端子の電
圧で制御する方法が提案されている。すなわち、図6に
示すように、NMOSトランジスタ1が形成されている
半導体基板(またはウェル)と当該NMOSトランジスタ
1のゲート端子とを接続すると、NMOSトランジスタ
1がオンする電圧(すなわち、ソース電圧Vsに対して正
の電圧)がゲート電圧Vgとして印加されると、上記半導
体基板(あるいはウェル)にも同じ電圧が印加されるので
等価的に閾値電圧の絶対値が小さくなってオン電流が大
きくなる。一方、NMOSトランジスタ1がオフする電
圧(すなわち、ソース電圧Vsに対して同じか負の電圧)
がゲート電圧Vgとして印加されると、上記半導体基板
(またはウェル)に同じ電圧が印加されるので等価的に閾
値電圧の絶対値が大きくなってオフ電流が小さくなるの
である。
【0004】例えば、NMOSトランジスタ1のゲート
電圧Vgsとドレイン電流Idsとの関係を図7のように設
定することができ、閾値電圧の低い通常MOSトランジ
スタと同程度にオン電流を10-4A/μmと大きくする一
方、閾値電圧の高い通常MOSトランジスタと同じくオ
フ電流を10-10A/μmと小さくすることができるので
ある。
【0005】尚、図6においてはNMOSトランジスタ
の例を示したが、PMOSトランジスタの場合も同様で
ある。すなわち、PMOSトランジスタがオンする電圧
(つまり、ソース電圧Vsに対して負の電圧)がゲート電
圧Vgとして印加されると、PMOSトランジスタが形
成されている半導体基板(あるいはウェル)に同じ電圧が
印加されるので等価的に閾値電圧の絶対値が小さくなっ
てオン電流が大きくなる。一方、PMOSトランジスタ
がオフする電圧(つまり、ソース電圧Vsに対して同じか
正の電圧)がゲート電圧Vgとして印加されると、上記半
導体基板(またはウェル)に同じ電圧が印加されるので等
価的に閾値電圧の絶対値が大きくなってオフ電流が小さ
くなるのである。
【0006】上述のような半導体基板(あるいはウェル)
をゲート端子に接続したMOSトランジスタを用いてC
MOS(相補型金属酸化膜半導体)インバータ回路を構成
すると、図8のようになる。以下においては、説明を簡
単にするために、PMOSトランジスタ3およびNMO
Sトランジスタ4の両方共、図7に示すような特性を有
するものとする。PMOSトランジスタ3およびNMO
Sトランジスタ4が形成されている半導体基板(または
ウェル)は、PMOSトランジスタ3およびNMOSト
ランジスタ4のゲート端子(すなわち、CMOSインバ
ータ回路の入力端子5)と接続されており、上記半導体
基板(またはウエル)の電圧Vsubp,Vsubnは入力端子5
の電圧Vinと等しくなっている。
【0007】したがって、上記入力端子5の電圧Vinが
接地電圧Gndと同じである場合は、PMOSトランジス
タ3にはオンする電圧が印加されるので、等価的に閾値
電圧の絶対値が小さくなってオン電流が10-4A/μmと
大きくなる。それと同時に、NMOSトランジスタ4に
はオフする電圧が印加されるので、等価的に閾値電圧の
絶対値が大きくなってオフ電流が10-10A/μmと小さ
くなるのである。これに対して、入力端子5の電圧Vin
が電源電圧Vddと同じである場合には、PMOSトラン
ジスタ3にはオフする電圧が印加されるので、等価的に
閾値電圧の絶対値が大きくなってオフ電流が10-10A/
μmと小さくなる。それと同時に、NMOSトランジス
タ4にはオンする電圧が印加されるので、等価的に閾値
電圧の絶対値が小さくなってオン電流が10-4A/μmと
大きくなるのである。以上のように、オンするPMOS
トランジスタ3またはNMOSトランジスタ4のオン電
流が10-4A/μmとなって、CMOSインバータ回路の
駆動電流は10-4A/μmと大きくなる一方、オフするN
MOSトランジスタ4またはPMOSトランジスタ3の
オフ電流が10-10A/μmとなって、電源電圧端子から
接地電圧端子へ流れるリーク電流は10-10A/μmと小
さくなるのである。
【0008】オフ電流増大化の問題を軽減する別のMO
Sトランジスタ回路として、特開平5‐108194号
公報に開示されているように、LSIの状態を、スイッ
チング動作を行うアクティブ状態とスイッチング動作を
行わないスタンバイ状態とに分け、MOSトランジスタ
の閾値電圧の絶対値を上記アクティブ状態では小さく設
定し、上記スタンバイ状態では大きくするものが提案さ
れている。
【0009】この場合における上記の閾値電圧の切り換
えは、図9に示すように、NMOSトランジスタ11が
形成されている半導体基板(またはウェル)の電圧Vsub
を切り換えることによって行われる。12は選択回路で
あり、Select信号によって、上記アクティブ状態の場合
にはVactが選択される一方、上記スタンバイ状態の場
合にはVstbが選択されてVsubとして出力される。その
場合に、Vact>Vstbとなるように電圧Vactと電圧Vs
tbとを設定しておけば、Vsubとして電圧Vactが印加さ
れる場合よりも電圧Vstbが印加される場合の方がNM
OSトランジスタ11の閾値電圧の絶対値が大きくなる
のである。こうすることによって、例えば、NMOSト
ランジスタ11のゲート電圧Vgsとドレイン電流Idsと
の関係を図10に示すように設定することができ、アク
ティブ時のオン電流を10-4A/μmと大きくする一方、
スタンバイ時のオフ電流を10-12A/μmと小さくする
ことができるのである。
【0010】尚、図9においてはNMOSトランジスタ
の例を示したが、PMOSトランジスタの場合も同様で
ある。すなわち、PMOSトランジスタの場合は、Vac
t<Vstbとなるように電圧Vactと電圧Vstbとを設定し
ておけば、上記半導体基板(またはウェル)の電圧Vsub
として電圧Vactが印加される場合よりも電圧Vstbが印
加される場合の方がPMOSトランジスタの閾値電圧の
絶対値が大きくなるのである。
【0011】上述のような半導体基板(またはウェル)の
電圧を切り換え可能なMOSトランジスタを用いてCM
OSインバータ回路を構成すると、図11のようにな
る。以下においては、説明を簡単にするために、PMO
Sトランジスタ13およびNMOSトランジスタ14の
両方共、図10に示すような特性を有するものとする。
PMOSトランジスタ13およびNMOSトランジスタ
14が形成されている半導体基板(あるいはウェル)の電
圧Vsubp,Vsubnを切り換えることによって、PMOS
トランジスタ13およびNMOSトランジスタ14の閾
値電圧の切り換えが行われる。選択回路15,16は、
夫々Selectp信号,Selectn信号によって、上記アクティ
ブ状態の場合にはVactp,Vactnが選択される一方、上
記スタンバイ状態の場合にはVstbp,Vstbnが選択され
て、上記半導体基板(またはウェル)電圧Vsubp,Vsubn
として出力される。その場合、Vactp<Vstbp,Vactn
>Vstbnとなるように各電圧Vactp,Vstbp,Vactn,Vs
tbnを設定しておけば、上記アクティブ状態の場合に
は、PMOSトランジスタ13およびNMOSトランジ
スタ14の閾値電圧の絶対値が小さくなるので、オンす
るPMOSトランジスタ13またはNMOSトランジス
タ14のオン電流が10-4A/μmになってCMOSイン
バータ回路の駆動電流が10-4A/μmと大きくなる。こ
れに対して、上記スタンバイ状態の場合には、PMOS
トランジスタ13およびNMOSトランジスタ14の閾
値電圧の絶対値が大きくなるので、オフするNMOSト
ランジスタ14またはPMOSトランジスタ13のオフ
電流が10-12A/μmになって電源電圧端子から接地電
圧端子へ流れるリーク電流が10-12A/μmと小さくな
るのである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の半導体基板(またはウェル)をゲート端子に接続した
MOSトランジスタ回路(以下、第1従来例と言う)およ
び半導体基板(またはウェル)の電圧を切り換え可能なM
OSトランジスタ(以下、第2実施例と言う)には、以下
のような問題がある。
【0013】すなわち、図6に示す構造を有する第1従
来例は、上記オン電流を大きくする一方、オフ電流を小
さくするものである。そして、そのオフ電流は図7に示
すように10-10A/μmであり、第2従来例におけるス
タンバイ状態時のオフ電流10-12A/μm(図10)と比
べて大きい。したがって、第1従来例は、スタンバイ状
態時のリーク電流を十分に抑えることができず、携帯電
話や携帯情報端末等のようにスタンバイ状態時のリーク
電流を抑える必要のある機器に用いることができないと
いう問題がある。
【0014】また、図9に示す構造を有する第2従来例
は、上記スタンバイ状態時のリーク電流のみを低減する
ものであり、図10に示すように、スタンバイ状態時の
オフ電流は10-12A/μmと十分小さいのであるが、ア
クティブ状態時のオフ電流は10-8A/μmと非常に大き
い。したがって、図11に示すようなCMOSインバー
タ回路等のCMOS回路を構成した場合には、上記アク
ティブ状態時に電源電圧端子から接地電圧端子へ流れる
リーク電流が非常に大きくなるという問題がある。特
に、微細化が進んで電源電圧が低くなってくると充放電
電流に対してリーク電流が大きくなるので、アクティブ
時のリーク電流による消費電力増化が大きな問題となる
のである。
【0015】そこで、この発明の目的は、アクティブ状
態時のオン電流を大きくオフ電流を小さくし、スタンバ
イ状態の時のオフ電流をさらに小さくすることが可能な
半導体集積回路、あるいは、アクティブ状態とスタンバ
イ状態に拘らずオン電流を大きくオフ電流を小さくする
ことが可能な半導体集積回路を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、第1の発明のMOSトランジスタ回路は、MOSト
ランジスタが形成されている半導体基板(またはウェル)
を、上記MOSトランジスタのゲート端子と上記半導体
基板(またはウェル)用の基板電圧端子との何れか一方に
電気的に切り換え接続する切換え手段を備えたことを特
徴としている。
【0017】上記構成によれば、MOSトランジスタが
形成されている半導体基板(またはウェル)が、切換え手
段によって、上記MOSトランジスタのゲート端子と上
記半導体基板(またはウェル)用の基板電圧端子の何れか
一方に電気的に切り換え接続される。こうして、上記M
OSトランジスタの閾値電圧が、上記ゲート端子の電圧
と基板電圧端子の電圧との両方によって制御される。
【0018】また、上記第1の発明のMOSトランジス
タ回路は、上記MOSトランジスタを第1MOSトラン
ジスタとして、上記切換え手段を、上記半導体基板(ま
たはウェル)とゲート端子とにソース/ドレイン端子が接
続された第2MOSトランジスタと、上記半導体基板
(またはウェル)と基板電圧端子とにソース/ドレイン端
子が接続された第3MOSトランジスタで構成すること
が望ましい。
【0019】上記構成によれば、第2MOSトランジス
タがオンすると上記半導体基板(またはウェル)がゲート
端子に接続されて、上記MOSトランジスタの閾値電圧
が上記ゲート端子の電圧によって制御される。一方、第
3MOSトランジスタがオンすると上記半導体基板(ま
たはウェル)が基板電圧端子に接続されて、上記MOS
トランジスタの閾値電圧が上記基板電圧端子の電圧によ
って制御される。
【0020】また、上記第1の発明のMOSトランジス
タ回路は、上記第2MOSトランジスタおよび第3MO
Sトランジスタのうち、上記ゲート端子および基板電圧
端子のうち電位が低い方の端子に接続されているMOS
トランジスタをNMOSトランジスタとし、電位が高い
方の端子に接続されているMOSトランジスタをPMO
Sトランジスタとすることが望ましい。
【0021】上記構成によれば、上記切換え手段を構成
する第2MOSトランジスタおよび第3MOSトランジ
スタの閾値電圧分の電圧上昇または電圧降下が無くな
り、上記第1MOSトランジスタの基板電圧(ウェル電
圧)が上記ゲート端子または基板電圧端子の電圧に等し
くなる。
【0022】また、上記第1の発明のMOSトランジス
タ回路は、上記切換え手段を切換信号に基づいて上記切
り換え接続動作を行うように成し、上記第2MOSトラ
ンジスタのゲート端子と第3MOSトランジスタのゲー
ト端子とを上記切換信号の切換信号入力端子に接続する
ことが望ましい。
【0023】上記構成によれば、上記切換え手段を構成
する第2MOSトランジスタおよび第3MOSトランジ
スタが、切換信号入力端子からの1つの切換信号によっ
てオン/オフが制御される。
【0024】また、上記第1の発明のMOSトランジス
タ回路は、上記第2MOSトランジスタおよび第3MO
Sトランジスタの閾値電圧の絶対値を、上記第1MOS
トランジスタの閾値電圧の絶対値よりも大きくすること
が望ましい。
【0025】上記構成によれば、上記切換え手段を構成
する第2MOSトランジスタおよび第3MOSトランジ
スタに、上記第1MOSトランジスタよりも高い電圧が
印加されても、上記第2MOSトランジスタおよび第3
MOSトランジスタを介するリーク電流が小さく抑えら
れる。
【0026】また、上記第1の発明のMOSトランジス
タ回路は、上記切換え手段による切り換え接続動作を、
当該MOSトランジスタ回路がアクティブ状態またはス
タンバイ状態に切り換るのに応じて行うことが望まし
い。
【0027】上記構成によれば、当該MOSトランジス
タ回路のアクティブ状態またはスタンバイ状態に応じて
上記切換え手段による切り換え接続動作が行われ、上記
第1MOSトランジスタの閾値電圧の絶対値が上記アク
ティブ状態およびスタンバイ状態の夫々に適した電圧に
設定される。
【0028】また、上記第1の発明のMOSトランジス
タ回路は、上記切換え手段による切り換え接続動作を、
上記アクティブ状態の場合には上記半導体基板(または
ウェル)を上記ゲート端子に電気的に接続する一方、上
記スタンバイ状態の場合には上記基板電圧端子に電気的
に接続するように行うことが望ましい。
【0029】上記構成によれば、上記アクティブ状態時
には、上記MOSトランジスタの閾値電圧が上記ゲート
端子の電圧で制御されて、オン電流が大きくなり、オフ
電流が小さくなる。これに対して、上記スタンバイ状態
時には、上記MOSトランジスタの閾値電圧が上記基板
電圧端子の電圧で制御されて、オフ電流が上記基板電圧
端子の電圧によって上記アクティブ状態時よりも更に小
さくなるように制御可能になる。
【0030】また、上記第1の発明のMOSトランジス
タ回路は、上記切換え手段による切り換え接続動作を、
上記MOSトランジスタのゲート電圧の変化に応じて行
うことが望ましい。
【0031】上記構成によれば、上記MOSトランジス
タのゲート電圧の変化に応じて上記切換え手段による切
り換え接続動作が行われ、上記MOSトランジスタの閾
値電圧が上記ゲート電圧に適した電圧に設定される。
【0032】また、上記第1の発明のMOSトランジス
タ回路は、上記切換え手段による切り換え接続動作を、
上記ゲート電圧が上記MOSトランジスタを導通状態に
する電圧である場合には,上記半導体基板(またはウェ
ル)を上記ゲート端子に電気的に接続する一方、非導通
状態にする電圧である場合には,上記基板電圧端子に電
気的に接続するように行うことが望ましい。
【0033】上記構成によれば、上記MOSトランジス
タが導通状態時には、当該MOSトランジスタの閾値電
圧の絶対値が上記ゲート端子の電圧で制御されて小さく
なって、オン電流が大きくなる。これに対して、非導通
状態時には、上記閾値電圧の絶対値が上記基板電圧端子
の電圧によって大きくなるように制御可能になる。
【0034】また、上記第1の発明のMOSトランジス
タ回路は、上記基板電圧端子の電圧を、上記半導体基板
(またはウェル)が上記基板電圧端子に電気的に接続され
た場合に、上記MOSトランジスタの閾値電圧の絶対値
を大きくするような電圧にすることが望ましい。
【0035】上記構成によれば、上記MOSトランジス
タが形成されている半導体基板(またはウェル)が上記基
板電圧端子に電気的に接続された場合には、上記MOS
トランジスタの閾値電圧の絶対値が大きくなる。したが
って、上記スタンバイ状態時や非導通時に上記基板電圧
端子に接続されることによって、オフ電流が小さくな
る。
【0036】また、第2の発明は、上記第1の発明MO
Sトランジスタ回路を用いたCMOS論理回路であっ
て、上記MOSトランジスタがPMOSトランジスタで
ある第1MOSトランジスタ回路と、上記MOSトラン
ジスタがNMOSトランジスタである第2MOSトラン
ジスタ回路を備えたことを特徴としている。
【0037】上記構成によれば、第1MOSトランジス
タ回路のPMOSトランジスタおよび第2MOSトラン
ジスタ回路のNMOSトランジスタが形成されている半
導体基板(またはウェル)を、上記アクティブ状態時には
ゲート端子に接続する一方、スタンバイ状態時には上記
基板電圧端子に接続するようにすれば、上記アクティブ
状態時の駆動電流を大きくし且つリーク電流を小さく
し、スタンバイ状態時のリーク電流を更に小さくするこ
とができる。また、上記PMOSトランジスタの半導体
基板(またはウェル)および上記NMOSトランジスタの
半導体基板(またはウェル)の何れか一方をゲート端子に
接続し、他方を上記基板電圧端子に接続するようにすれ
ば、アクティブ状態およびスタンバイ状態に拘わらず駆
動電流を大きくする一方、リーク電流を小さくすること
ができる。
【0038】また、上記第2の発明のCMOS論理回路
は、上記第1MOSトランジスタ回路の切換え手段であ
る第1切換え手段を構成する上記PMOSトランジスタ
が形成されている半導体基板(またはウェル)を,上記第
1MOSトランジスタ回路の基板電圧端子である第1基
板電圧端子に接続する一方、上記第1切換え手段を構成
する上記NMOSトランジスタが形成されている半導体
基板(またはウェル)を接地電圧端子に接続し、上記第2
MOSトランジスタ回路の切換え手段である第2切換え
手段を構成する上記PMOSトランジスタが形成されて
いる半導体基板(またはウェル)を電源電圧端子に接続す
る一方、上記第2切換え手段を構成する上記NMOSト
ランジスタが形成されている半導体基板(またはウェル)
を,上記第2MOSトランジスタ回路の基板電圧端子で
ある第2基板電圧端子に接続することが望ましい。
【0039】上記構成によれば、上記第1MOSトラン
ジスタ回路の第1切換え手段および第2MOSトランジ
スタ回路の第2切換え手段を構成する各PMOSトラン
ジスタの基板(ウェル)電圧が、ソース端子の電圧以上に
なる一方、上記両切換え手段を構成する各NMOSトラ
ンジスタの基板(ウェル)電圧が、ソース端子の電圧以下
になる。こうして、上記両切換え手段を構成するPMO
SトランジスタおよびNMOSトランジスタの閾値電圧
の絶対値が大きくなり、上記両切換え手段を構成する各
MOSトランジスタを介するリーク電流が小さく抑えら
れる。
【0040】また、上記第2の発明のCMOS論理回路
は、上記第1MOSトランジスタ回路の切換え手段であ
る第1切換え手段を構成する上記PMOSトランジスタ
が形成されている半導体基板(またはウェル)を,上記第
1MOSトランジスタ回路の基板電圧端子である第1基
板電圧端子に接続される一方,上記第1切換え手段を構
成する上記NMOSトランジスタが形成されている半導
体基板(またはウェル)を,上記第2MOSトランジスタ
回路の基板電圧端子である第2基板電圧端子に接続し、
上記第2MOSトランジスタ回路の切換え手段である第
2切換え手段を構成する上記PMOSトランジスタが形
成されている半導体基板(またはウェル)を上記第1基板
電圧端子に接続する一方,上記第2切換え手段を構成す
る上記NMOSトランジスタが形成されている半導体基
板(またはウェル)を上記第2基板電圧端子に接続するこ
とが望ましい。
【0041】上記構成によれば、上記第1切換え手段を
構成するNMOSトランジスタの基板(ウェル)電圧が、
接地電圧端子に接続される場合よりも低下される。さら
に、第2切換え手段を構成するPMOSトランジスタの
基板(ウェル)電圧が、電源電圧端子に接続される場合よ
りも上昇される。こうして、上記両切換え手段を構成す
る各MOSトランジスタの閾値電圧の絶対値が更に大き
くされて、上記各MOSトランジスタを介するリーク電
流が更に小さく抑えられる。
【0042】また、上記第2の発明のCMOS論理回路
は、上記第1MOSトランジスタ回路の切換信号入力端
子である第1切換信号入力端子と、上記第2MOSトラ
ンジスタ回路の切換信号入力端子である第2切換信号入
力端子とを接続することが望ましい。
【0043】上記構成によれば、上記第1MOSトラン
ジスタ回路の第1切換え手段および第2MOSトランジ
スタ回路の第2切換え手段の切換え接続動作が、1つの
切換信号によって制御される。
【0044】また、上記第2の発明のCMOS論理回路
は、上記切換信号を、上記第1切換信号入力端子および
第2切換信号入力端子と上記第1MOSトランジスタ回
路の基板電圧端子である第1基板電圧端子とにソース/
ドレイン端子が接続される一方,当該CMOS論理回路
の入力端子にゲート端子が接続されたPMOSトランジ
スタと、上記第1切換信号入力端子および第2切換信号
入力端子と上記第2MOSトランジスタ回路の基板電圧
端子である第2基板電圧端子とにソース/ドレイン端子
が接続される一方,当該CMOS論理回路の入力端子に
ゲート端子が接続されたNMOSトランジスタとによっ
て生成することが望ましい。
【0045】上記構成によれば、上記切換信号を生成す
るPMOSトランジスタ及びNMOSトランジスタの閾
値電圧分の電圧上昇または電圧降下は無くなる。こうし
て、上記切換信号の電圧が、上記第1MOSトランジス
タ回路の第1基板電圧端子の電圧あるいは第2MOSト
ランジスタ回路の第2基板電圧端子の電圧に等しくな
る。
【0046】また、上記第2の発明のCMOS論理回路
は、上記切換信号を生成する上記PMOSトランジスタ
の閾値電圧の絶対値を,上記第1基板電圧端子の電圧と
電源電圧端子の電圧との差よりも大きく,上記第1基板
電圧端子の電圧と接地電圧端子の電圧との差よりも小さ
く設定し、上記切換信号を生成する上記NMOSトラン
ジスタの閾値電圧の絶対値を,上記第2基板電圧端子の
電圧と接地電圧端子の電圧との差よりも大きく,上記第
2基板電圧端子の電圧と電源電圧端子の電圧との差より
も小さく設定することが望ましい。
【0047】上記構成によれば、当該CMOS論理回路
の入力端子の電圧が電源電圧と同じになると、上記切換
信号を生成する上記PMOSトランジスタがオフ状態に
なる一方、上記NMOSトランジスタがオン状態にな
る。こうして、上記切換信号が上記第2基板電圧端子の
電圧と同じになる。また、上記入力端子の電圧が接地電
圧と同じになると、上記PMOSトランジスタがオン状
態になる一方、上記NMOSトランジスタがオフ状態に
なる。こうして、上記切換信号が上記第1基板電圧端子
の電圧と同じになる。
【0048】また、上記第2の発明のCMOS論理回路
は、上記切換信号を生成する上記PMOSトランジスタ
が形成されている半導体基板(またはウェル)を上記第1
基板電圧端子に接続し、上記切換信号を生成する上記N
MOSトランジスタが形成されている半導体基板(また
はウェル)を上記第2基板電圧端子に接続することが望
ましい。
【0049】上記構成によれば、上記切換信号を生成す
る上記PMOSトランジスタおよびNMOSトランジス
タの基板(ウェル)電圧がソース端子の電圧と同じにな
る。したがって、上記PMOSトランジスタおよびNM
OSトランジスタの閾値電圧の絶対値が大きくなり、上
記両MOSトランジスタを介するリーク電流が抑制され
る。
【0050】また、第3の発明のラッチ回路は、上記第
2の発明のCMOS論理回路を備えたことを特徴として
いる。
【0051】上記構成によれば、上記第1の発明のMO
Sトランジスタ回路で構成されたCMOS論理回路を備
えているので、上記MOSトランジスタ回路を構成する
MOSトランジスタの半導体基板(またはウェル)がゲー
ト端子と上記基板電圧端子とに切換え接続されることに
よって、当該ラッチ回路のリーク電流が抑えられて低消
費電力化が図られる。
【0052】また、第4の発明のフリップフロップは、
上記第2の発明のCMOS論理回路を備えたことを特徴
としている。
【0053】上記構成によれば、上記第1の発明のMO
Sトランジスタ回路で構成されたCMOS論理回路を備
えているので、上記MOSトランジスタ回路を構成する
MOSトランジスタの半導体基板(またはウェル)がゲー
ト端子と上記基板電圧端子とに切換え接続されることに
よって、当該フリップフロップのリーク電流が抑えられ
て低消費電力化が図られる。
【0054】また、上記第4の発明のフリップフロップ
は、マスター段ラッチ回路およびスレーブ段ラッチ回路
を備えて、上記マスター段ラッチ回路またはスレーブ段
ラッチ回路の何れか一方の構成に上記CMOS論理回路
を用いることが望ましい。
【0055】上記構成によれば、マスター段ラッチ回路
及びスレーブ段ラッチ回路のうち、上記CMOS論理回
路が用いられている方のリーク電流が抑えられて低消費
電力化が図られる。
【0056】また、第5の発明は、動作停止回路に対し
て電源の供給を停止する際に上記動作停止回路のデータ
を一旦保存するデータ保存回路であって、上記第3の発
明のラッチ回路あるいは上記第4の発明のフリップフロ
ップを含んで構成されていることを特徴としている。
【0057】上記構成によれば、上記第1の発明のMO
Sトランジスタ回路で構成されたCMOS論理回路を備
えた上記ラッチ回路またはフリップフロップを含んで構
成されているので、当該データ保存回路のリーク電流が
抑えられて低消費電力化が図られる。
【0058】また、上記第5の発明のデータ保存回路
は、上記第4の発明のフリップフロップを含んで構成
し、上記動作停止回路に対する電源の供給を停止する場
合に,上記フリップフロップを構成するマスター段ラッ
チ回路およびスレーブ段ラッチ回路のうち,上記CMO
S論理回路を用いていない方のラッチ回路への電源供給
を停止する電源供給停止手段を備えることが望ましい。
【0059】上記構成によれば、上記フリップフロップ
を構成するマスター段ラッチ回路およびスレーブ段ラッ
チ回路のうち、上記第2の発明のCMOS論理回路を含
まない方のラッチ回路への電源供給が電源供給停止手段
によって停止される。その場合に、CMOS論理回路を
含む方のラッチ回路は、上記第1の発明のMOSトラン
ジスタ回路の動作によってリーク電流が抑えられる。こ
うして、当該データ保存回路における電源供給停止時の
リーク電流が抑えられて低消費電力化が図られる。
【0060】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態のMO
Sトランジスタ回路の回路図である。図1において、2
1はNMOSトランジスタであり、22は選択回路であ
る。この選択回路22は、Select信号によってNMOS
トランジスタ21のゲート端子23あるいはNMOSト
ランジスタ21が形成されている半導体基板(またはウ
ェル)用の基板電圧端子24の何れか一方を選択して、
上記半導体基板(またはウェル)25に電気的に接続す
る。すなわち、NMOSトランジスタ21のゲート端子
23の電圧Vgあるいは基板電圧端子24の電圧Vstbの
何れか一方が、半導体基板(またはウェル)25の電圧V
subとして印加されるのである。
【0061】そして、上記半導体基板(またはウェル)2
5がゲート端子23に接続されている場合には、NMO
Sトランジスタ21がオンする電圧(すなわち、ソース
電圧Vsに対して正の電圧)がゲート電圧Vgとして印加
されると、半導体基板(またはウェル)25にも同じ電圧
が印加されるので等価的に閾値電圧の絶対値が小さくな
ってオン電流が大きくなる。一方、NMOSトランジス
タ21がオフする電圧(すなわち、ソース電圧Vsに対し
て同じか負の電圧)がゲート電圧Vgとして印加される
と、半導体基板(あるいはウェル)25にも同じ電圧が印
加されるので等価的に閾値電圧の絶対値が大きくなって
オフ電流が小さくなるのである。例えば、NMOSトラ
ンジスタ21のゲート電圧Vgsとドレイン電流Idsの関
係を、図2におけるVsub=Vgの特性のようにすること
ができ、図7に示す第1従来例と同様に、オン電流を1
-4A/μmに大きくする一方、オフ電流を10-10A/μ
mに小さくすることができるのである。
【0062】一方、上記半導体基板(またはウェル)25
が基板電圧端子24に接続されている場合には、基板電
圧端子24の電圧VstbによってNMOSトランジスタ
21の閾値電圧を制御することができる。すなわち、N
MOSトランジスタ21がオフするゲート電圧Vgより
も小さくなるようにVstbを設定すると、Vsubとして電
圧Vgが印加される場合よりもVstbが印加される場合の
方がNMOSトランジスタ21の閾値電圧の絶対値が大
きくなるのである。例えば、NMOSトランジスタ21
のゲート電圧Vgsとドレイン電流Idsの関係を、図2に
おけるVsub=Vstbの特性のようにすることができ、図
10に示す第2従来例と同様に、オフ電流を10-12A/
μmに小さくすることができるのである。
【0063】尚、図1においてはNMOSトランジスタ
の例を示したが、PMOSトランジスタの場合も同様で
ある。すなわち、PMOSトランジスタの場合は、この
PMOSトランジスタが形成されている半導体基板(ま
たはウェル)がゲート端子に接続されている場合には、
PMOSトランジスタがオンする電圧(すなわち、ソー
ス電圧Vsに対して負の電圧)がゲート電圧Vgとして印
加されると、上記半導体基板(またはウェル)にも同じ電
圧が印加されるので等価的に閾値電圧の絶対値が小さく
なってオン電流が大きくなる。一方、PMOSトランジ
スタがオフする電圧(すなわち、ソース電圧Vsに対して
同じか正の電圧)がゲート電圧Vgとして印加されると、
上記半導体基板(またはウェル)にも同じ電圧が印加され
るので等価的に閾値電圧の絶対値が大きくなってオフ電
流が小さくなる。一方、上記半導体基板(またはウェル)
がこの半導体基板(またはウェル)用の基板電圧端子に接
続されている場合には、PMOSトランジスタがオフす
るゲート電圧Vgよりも大きくなるようにVstbを設定す
ると、Vsubとして電圧Vgが印加される場合よりもVst
bが印加される場合の方が当該PMOSトランジスタの
閾値電圧の絶対値が大きくなるのである。
【0064】上述のような半導体基板(またはウェル)を
ゲート端子あるいは基板電圧端子の何れか一方に切り換
え接続可能なMOSトランジスタを用いてCMOSイン
バータ回路を構成すると、図3のようになる。以下にお
いては、説明を簡単にするために、PMOSトランジス
タ31およびNMOSトランジスタ32の両方共、図2
に示す特性を有するものとする。そして、PMOSトラ
ンジスタ31およびNMOSトランジスタ32が形成さ
れている半導体基板(またはウェル)33,34の電圧Vs
ubp,Vsubnを切り換えることによって、PMOSトラン
ジスタ31およびNMOSトランジスタ32の閾値の切
り換えが行われる。選択回路35,36の夫々は、Selec
tp信号,Selectn信号によって、入力端子37の電圧Vin
あるいは基板電圧端子38,39の電圧Vstbp,Vstbnの
何れかを選択して、半導体基板(またはウェル)33,3
4の電圧Vsubp,Vsubnとして出力する。
【0065】図3に示すCMOSインバータ回路を動作
させる第1方式として、PMOSトランジスタ31が形
成されている半導体基板(またはウェル)33とNMOS
トランジスタ32が形成されている半導体基板(または
ウェル)34とを共に、CMOSインバータ回路の入力
端子37あるいは基板電圧端子38,39に切り換え接
続する方式について説明する。
【0066】先ず、上記PMOSトランジスタ31およ
びNMOSトランジスタ32が形成されている半導体基
板(またはウェル)33,34が共に、PMOSトランジ
スタ31およびNMOSトランジスタ32のゲート端子
40,41(すなわち、CMOSインバータ回路の入力端
子37)に接続されている場合を考える。上記入力端子
37の電圧Vinが接地電圧Gndと同じである場合には、
PMOSトランジスタ31にはオンする電圧が印加され
るので、等価的に閾値電圧の絶対値が小さくなってオン
電流が10-4A/μmと大きくなる。それと同時に、NM
OSトランジスタ32にはオフする電圧が印加されるの
で、等価的に閾値電圧の絶対値が大きくなってオフ電流
が10-10A/μmと小さくなるのである。これに対し
て、入力端子37の電圧Vinが電源電圧Vddと同じであ
る場合には、PMOSトランジスタ31にはオフする電
圧が印加されるので、等価的に閾値電圧の絶対値が大き
くなってオフ電流が10-10A/μmと小さくなる。それ
と同時に、NMOSトランジスタ32にはオンする電圧
が印加されるので、等価的に閾値電圧の絶対値が小さく
なってオン電流が10-4A/μmと大きくなるのである。
以上のように、オンするPMOSトランジスタ31ある
いはNMOSトランジスタ32のオン電流が10-4A/
μmとなって、CMOSインバータ回路の駆動電流が1
-4A/μmと大きくなる一方、オフするNMOSトラン
ジスタ32またはPMOSトランジスタ31のオフ電流
が10-10A/μmとなって、電源電圧端子から接地電圧
端子へ流れるリーク電流は10-10A/μmと小さくなる
のである。
【0067】次に、上記PMOSトランジスタ31が形
成されている半導体基板(またはウェル)33は基板電圧
端子38に、NMOSトランジスタ32が形成されてい
る半導体基板(またはウェル)34は基板電圧端子39に
接続されている場合を考える。この場合には、基板電圧
端子38,39の電圧Vstbp,VstbnによってPMOSト
ランジスタ31およびNMOSトランジスタ32の閾値
電圧を制御することができる。つまり、Vstbp>Vdd>
Gnd>Vstbnとなるように電圧Vstbpおよび電圧Vstbn
を設定すると、PMOSトランジスタ31およびNMO
Sトランジスタ32における閾値電圧の絶対値を、半導
体基板(またはウェル)33,34がCMOSインバータ
回路の入力端子37に接続されている場合よりも大きく
することができる。したがって、オフするPMOSトラ
ンジスタ31またはNMOSトランジスタ32のオフ電
流が10-12A/μmとなって電源電圧端子から接地電圧
端子へ流れるリーク電流が10-12A/μmと更に小さく
なるのである。
【0068】図4は、上記選択回路35,36の詳細な
回路図である。選択回路35は、PMOSトランジスタ
31が形成されている半導体基板(またはウェル)33と
ゲート端子40とにソース/ドレイン端子が接続されて
いるNMOSトランジスタ42と、半導体基板(または
ウェル)33と基板電圧端子38とにソース/ドレイン端
子が接続されているPMOSトランジスタ43とで構成
されている。同様に、選択回路36は、NMOSトラン
ジスタ32が形成されている半導体基板(またはウェル)
34とゲート端子41とにソース/ドレイン端子が接続
されているPMOSトランジスタ44と、半導体基板
(またはウェル)34と基板電圧端子39とにソース/ド
レイン端子が接続されているNMOSトランジスタ45
とで構成されている。
【0069】そして、上記NMOSトランジスタ42お
よびPMOSトランジスタ43のゲート端子は互いに接
続されて、Selectp信号入力端子46に接続されてい
る。また、PMOSトランジスタ44およびNMOSト
ランジスタ45のゲート端子は互いに接続されて、Sele
ctn信号入力端子47に接続されている。そして、選択
回路35,36は、一つの切り換え信号Selectp信号,Sel
ectn信号によって制御されるのである。
【0070】また、上記PMOSトランジスタ43が形
成されている半導体基板(またはウェル)には基板電圧端
子38の電圧Vstbpが印加され、NMOSトランジスタ
42が形成されている半導体基板(またはウェル)には接
地電圧端子の電圧Gndが印加されている。同様に、PM
OSトランジスタ44が形成されている半導体基板(あ
るいはウェル)には電源電圧端子の電圧Vddが印加さ
れ、NMOSトランジスタ45が形成されている半導体
基板(あるいはウェル)には基板電圧端子39の電圧Vst
bnが印加されている。こうして、PMOSトランジスタ
43,44の基板(ウェル)電圧がソース端子の電圧に対
して同じかまたは高く設定され、NMOSトランジスタ
42,45の基板(ウェル)電圧がソース端子の電圧に対
して同じかまたは低く設定されている。したがって、P
MOSトランジスタ43,44およびNMOSトランジ
スタ42,45の閾値電圧の絶対値が大きくなって、P
MOSトランジスタ43,44およびNMOSトランジ
スタ42,45を介するリーク電流を抑えることができ
るのである。
【0071】尚、図4においては、上記NMOSトラン
ジスタ42が形成されている半導体基板(またはウェル)
に接地電圧端子の電圧Gndを印加し、PMOSトランジ
スタ44が形成されている半導体基板(またはウェル)に
電源電圧端子の電圧Vddを印加している。しかしなが
ら、NMOSトランジスタ42が形成されている半導体
基板(あるいはウェル)に、選択回路36側の基板電圧端
子39の電圧Vstbn(<Gnd)を印加する一方、PMOS
トランジスタ44が形成されている半導体基板(または
ウェル)に、選択回路35側の基板電圧端子38の電圧
Vstbp(>Vdd)を印加すれば、NMOSトランジスタ4
2,PMOSトランジスタ44の閾値電圧の絶対値がよ
り大きくなり、PMOSトランジスタ43,44および
NMOSトランジスタ42,45を介するリーク電流を
更に抑えることができる。
【0072】ところで、上記選択回路35において、上
記CMOSインバータ回路の入力端子37の電圧Vinは
VddとGndの間の電圧であり、常にVin<Vstbpとなっ
ている。そして、入力端子37の電圧Vinと基板電圧端
子38の電圧Vstbpとのうちの電圧が高いVstbp(基板
電圧端子38)側にPMOSトランジスタ43を配置す
る一方、電圧が低いVin(入力端子37)側にNMOSト
ランジスタ42を配置している。したがって、Selectp
信号をVstbp以上の電圧にすると、PMOSトランジス
タ43が非導通状態となる一方NMOSトランジスタ4
2が導通状態となり、PMOSトランジスタ31の基板
電圧(ウェル電圧)Vsubpをゲート端子40の電圧Vinと
等しくすることができる。また、Selectp信号をGnd以
下の電圧にすると、PMOSトランジスタ43が導通状
態となる一方NMOSトランジスタ42が非導通状態と
なり、PMOSトランジスタ31の基板電圧(またはウ
ェル電圧)Vsubpを基板電圧端子38の電圧Vstbpと等
しくすることができる。
【0073】同様に、上記選択回路36において、常に
Vin>Vstbnとなっている。したがって、Selectn信号
をVstbn以下またはVdd以上の電圧にすることによっ
て、NMOSトランジスタ32の基板電圧(ウェル電圧)
Vsubnをゲート端子41の電圧Vinまたは基板電圧端子
39の電圧Vstbnと等しくすることができるのである。
【0074】ここで、上記選択回路35,36を構成す
るPMOSトランジスタ43及びNMOSトランジスタ
42と、PMOSトランジスタ44及びNMOSトラン
ジスタ45とには、(Vdd−Gnd)より大きな電圧(Vstb
p−Gnd),(Vdd−Vstbn)が印加されるが、PMOSト
ランジスタ43,44とNMOSトランジスタ42,45
の閾値電圧の絶対値をPMOSトランジスタ31および
NMOSトランジスタ32の閾値電圧の絶対値より大き
くすることによって、PMOSトランジスタ43,44
とNMOSトランジスタ42,45のリーク電流を小さ
くすることができるのである。
【0075】上記選択回路35へのSelectp信号と選択
回路36へのSelectn信号の切り換えは、CMOSイン
バータ回路がアクティブ状態またはスタンバイ状態に切
り換るのに応じて行われる。すなわち、CMOSインバ
ータ回路がアクティブ状態時には、Selectp信号をVstb
p以上の電圧とし、Selectn信号をVstbn以下の電圧とす
れば、基板電圧(ウェル電圧)Vsubp,Vsubnは、共にゲ
ート端子40,41の電圧Vinと等しくなる。これによ
って、オンするPMOSトランジスタ31またはNMO
Sトランジスタ32のオン電流が10-4A/μmとなっ
て、CMOSインバータ回路の駆動電流が10-4A/μm
と大きくなる。また、オフするNMOSトランジスタ3
2またはPMOSトランジスタ31のオフ電流が10
-10A/μmとなって、電源電圧端子から接地電圧端子へ
流れるリーク電流が10-10A/μmと小さくなる。
【0076】これに対して、上記CMOSインバータ回
路がスタンバイ状態時は、Selectp信号をGnd以下の電
圧とし、Selectn信号をVdd以上の電圧とすれば、基板
電圧(ウェル電圧)Vsubpは基板電圧端子38の電圧Vs
tbpと等しくなる一方、基板電圧(ウェル電圧)Vsubnは
基板電圧端子39の電圧Vstbnと等しくなる。これによ
って、オフするPMOSトランジスタ31またはNMO
Sトランジスタ32のオフ電流が10-12A/μmとなっ
て、電源電圧端子から接地電圧端子へ流れるリーク電流
が10-12A/μmと更に小さくなる。
【0077】以上のように、第1方式による上記CMO
Sインバータ回路の動作方法においては、基板電圧(ウ
ェル電圧)をアクティブ状態およびスタンバイ状態の夫
々に適した電圧に設定することによって、アクティブ状
態時の駆動電流を10-4A/μmと大きくすると共に、リ
ーク電流を10-10A/μmと小さくする一方、スタンバ
イ状態時のリーク電流を10-12A/μmとさらに小さく
することができるのである。
【0078】図3に示すCMOSインバータ回路を動作
させる第2方式として、PMOSトランジスタ31が形
成されている半導体基板(またはウェル)33とNMOS
トランジスタ32が形成されている半導体基板(または
ウェル)34との何れか一方をCMOSインバータ回路
の入力端子37に接続し、他方を基板電圧端子38また
は基板電圧端子39に切り換え接続する方式について説
明する。
【0079】ここでは、上記基板電圧端子38の電圧V
stbpおよび基板電圧端子39の電圧Vstbnは、Vstbp>
Vdd>Gnd>Vstbnの関係になるように設定されてい
る。
【0080】上記入力端子37の電圧Vinが接地電圧G
ndと同じになっており、PMOSトランジスタ31の半
導体基板(またはウェル)33がゲート端子40(CMO
Sインバータ回路の入力端子37)に接続され、NMO
Sトランジスタ32の半導体基板(またはウェル)34が
基板電圧端子39に接続されている場合を考える。その
場合、PMOSトランジスタ31の半導体基板(ウェル)
33にはPMOSトランジスタ31がオンする電圧が印
加されるので、等価的に閾値電圧の絶対値が小さくなっ
て、オン電流が10-4A/μmと大きくなる。それと同時
に、NMOSトランジスタ32の半導体基板(ウェル)3
4にはVstbnが印加されるので、閾値電圧の絶対値が大
きくなってオフ電流が10-12A/μmと小さくなるので
ある。
【0081】これに対して、上記入力端子の電圧Vinが
電源電圧Vddと同じになっており、PMOSトランジス
タ31の半導体基板(またはウェル)33が基板電圧端子
38に接続され、NMOSトランジスタ32の半導体基
板(またはウェル)34がゲート端子41(CMOSイン
バータ回路の入力端子37)に接続されている場合を考
える。その場合、NMOSトランジスタ32の半導体基
板(ウェル)34にはNMOSトランジスタ32がオンす
る電圧が印加されるので、等価的に閾値電圧の絶対値が
小さくなって、オン電流が10-4A/μmと大きくなる。
それと同時に、PMOSトランジスタ31の半導体基板
(ウェル)33にはVstbpが印加されるので閾値電圧の絶
対値が大きくなり、オフ電流が10-12A/μmと小さく
なるのである。
【0082】以上のように、上記オンするPMOSトラ
ンジスタ31またはNMOSトランジスタ32のオン電
流が10-4A/μmとなって、CMOSインバータ回路の
駆動電流が10-4A/μmと大きくなる一方、オフするN
MOSトランジスタ32あるいはPMOSトランジスタ
31のオフ電流が10-12A/μmとなって、電源電圧端
子から接地電圧端子へ流れるリーク電流が10-12A/μ
mと小さくなるのである。
【0083】上記選択回路35へのSelectp信号と選択
回路36へのSelectn信号の切り換えは、PMOSトラ
ンジスタ31およびNMOSトランジスタ32のゲート
電圧の変化に応じて行う。すなわち、入力端子37の電
圧Vinが接地電圧Gndと同じになっている場合は、Sele
ctp信号をVstbp以上の電圧とし、Selectn信号をVdd以
上の電圧とすれば、基板電圧(ウェル電圧)Vsubpはゲー
ト端子40の電圧Vinと等しくなる一方、基板電圧(ウ
ェル電圧)Vsubnは基板電圧端子39の電圧Vstbnと等
しくなる。これにより、オンするPMOSトランジスタ
31のオン電流が10-4A/μmとなって、CMOSイン
バータ回路の駆動電流が10-4A/μmと大きくなる。ま
た、オフするNMOSトランジスタ32のオフ電流が1
-12A/μmとなって、電源電圧端子から接地電圧端子
へ流れるリーク電流が10-12A/μmと小さくなる。
【0084】これに対して、上記入力端子37の電圧V
inが電源電圧Vddと同じになっている場合には、Select
p信号をGnd以下の電圧とし、Selectn信号をVstbn以下
の電圧とすれば、基板電圧(ウェル電圧)Vsubpは基板電
圧端子38の電圧Vstbpと等しくなる一方、基板電圧
(ウェル電圧)Vsubnはゲート端子41の電圧Vinと等し
くなる。これによって、オンするNMOSトランジスタ
32のオン電流が10-4A/μmとなって、CMOSイン
バータ回路の駆動電流が10-4A/μmと大きくなる。ま
た、オフするPMOSトランジスタ31のオフ電流が1
-12A/μmとなって、電源電圧端子から接地電圧端子
へ流れるリーク電流が10-12A/μmと小さくなるので
ある。
【0085】以上のように、第2方式による上記CMO
Sインバータ回路の動作方法においては、上記基板電圧
(ウェル電圧)をゲート電圧に応じた電圧に設定すること
によって、アクティブ状態およびスタンバイ状態に拘わ
らず、オフ電流を10-12A/μmに小さくして、リーク
電流を10-12A/μmと小さくすることができるのであ
る。
【0086】上述のような第2方式におけるSelectp信
号とSelectn信号とは、図5に示すような回路によって
生成できる。図5においては、図4におけるSelectp信
号入力端子46とSelectn信号入力端子47とは接続さ
れて、Select信号という同一信号が入力されるようにな
っている。Select信号は、Select信号入力端子46,4
7と基板電圧端子38とにソース/ドレイン端子が接続
されると共に、CMOSインバータ回路の入力端子37
にゲート端子が接続されたPMOSトランジスタ51
と、Select信号入力端子46,47と基板電圧端子39
とにソース/ドレイン端子が接続されると共に、CMO
Sインバータ回路の入力端子37にゲート端子が接続さ
れたNMOSトランジスタ52とで生成される。
【0087】そして、上記PMOSトランジスタ51が
形成されている半導体基板(またはウェル)には基板電圧
端子38の電圧Vstbpが印加されている。同様に、NM
OSトランジスタ52が形成されている半導体基板(ま
たはウェル)には基板電圧端子39の電圧Vstbnが印加
されている。その結果、PMOSトランジスタ51およ
びNMOSトランジスタ52夫々の基板(ウェル)電圧は
ソース端子の電圧と同じになるので、PMOSトランジ
スタ51およびNMOSトランジスタ52の閾値電圧の
絶対値が大きくなり、PMOSトランジスタ51および
NMOSトランジスタ52を介するリーク電流を抑える
ことができるのである。
【0088】さらに、上記基板電圧端子38,39の電
圧VstbpVstbnを、Vstbp>Vdd>Gnd>Vstbnとなる
ように設定し、PMOSトランジスタ51の閾値の絶対
値を(Vstbp−Vdd)より大きく(Vstbp−Gnd)より小さ
く設定し、NMOSトランジスタ52の閾値の絶対値を
(Gnd−Vstbn)より大きく(Vdd−Vstbn)より小さく設
定している。したがって、入力端子37の電圧Vinが電
源電圧Vddと同じである場合には、PMOSトランジス
タ51が非導通状態であり、NMOSトランジスタ52
が導通状態となり、Select信号は基板電圧端子39の電
圧Vstbnと同じ電圧になる。したがって、上記選択回路
35,36において、PMOSトランジスタ43,44が
導通状態となる一方、NMOSトランジスタ42,45
が非導通状態となり、基板(ウェル)電圧Vsubpとして電
圧Vstbpが印加される一方、基板(ウェル)電圧Vsubnと
して電圧Vin(電圧Vdd)が印加されることになる。これ
に対して、入力端子37の電圧Vinが接地電圧Gndと同
じである場合には、PMOSトランジスタ51が導通状
態であり、NMOSトランジスタ52が非導通状態とな
り、Select信号は基板電圧端子38の電圧Vstbpと同じ
電圧になる。したがって、選択回路35,36におい
て、PMOSトランジスタ43,44が非導通状態とな
る一方、NMOSトランジスタ42,45が導通状態と
なり、上記基板(ウェル)電圧Vsubpとして電圧Vin(電
圧Gnd)が印加される一方、基板(ウェル)電圧Vsubnと
して電圧Vstbnが印加されることになる。
【0089】上述のように、本実施の形態におけるMO
Sトランジスタ回路においては、図1に示すように選択
回路22を有している。そして、Select信号によって、
NMOSトランジスタ21のゲート端子23あるいは基
板電圧端子24の何れか一方を選択して、NMOSトラ
ンジスタ21が形成されている半導体基板(またはウェ
ル)25に接続するようにしている。
【0090】したがって、上記基板電圧端子24の電圧
VstbをNMOSトランジスタ21がオフするゲート電
圧Vgよりも小さく設定し、スタンバイ状態時には、基
板電圧端子24を半導体基板(またはウェル)25に接続
することによって、NMOSトランジスタ21の閾値電
圧の絶対値を大きくして、オフ電流を10-12A/μmに
小さくするできる。また、アクティブ状態時には、ゲー
ト端子23を半導体基板(またはウェル)25に接続する
ことによって、オン時における閾値電圧の絶対値を小さ
くして、オン電流を10-4A/μmに大きくできる。一
方、オフ時における閾値電圧の絶対値を大きくして、オ
フ電流を10-10A/μmに小さくすることができる。
【0091】あるいは、上記ゲート電圧VgがNMOS
トランジスタ21をオンにする電圧である場合には、半
導体基板(またはウェル)25をゲート端子23に接続す
る一方、オフにする電圧である場合には基板電圧端子2
4に接続することによって、アクティブ状態やスタンバ
イ状態に拘わらず、オン時には、NMOSトランジスタ
21の閾値電圧の絶対値を小さくして、オン電流を10
-4A/μmに大きくできる。これに対して、オフ時には、
上記閾値電圧の絶対値を大きくして、オフ電流を10
-12A/μmに小さくできるのである。
【0092】すなわち、上記構成のNMOSトランジス
タ21,選択回路22および基板電圧端子24を有する
NMOSトランジスタ回路または同様のPMOSトラン
ジスタ回路を用いて半導体集積回路を構成することによ
って、スタンバイ時のリーク電流を抑えると共に、アク
ティブ時における電源電圧端子から接地電圧端子へ流れ
るリーク電流を抑えることができ、あるいは、アクティ
ブ状態やスタンバイ状態に拘わらずオフ時のリーク電流
を押さえることができ、半導体集積回路の低消費電力化
を図ることができるのである。
【0093】その場合における上記選択回路は、図4に
示すように、NMOSトランジスタ32の半導体基板
(またはウェル)34をゲート端子41に接続するPMO
Sトランジスタ44と、半導体基板(またはウェル)34
を基板電圧端子39に接続するNMOSトランジスタ4
5とで構成されている。そして、PMOSトランジスタ
44およびNMOSトランジスタ45のゲート端子は同
じSelectn信号入力端子47に接続されている。また、
NMOSトランジスタ45の半導体基板(またはウェル)
には基板電圧端子39の電圧Vstbnが印加され、PMO
Sトランジスタ44の半導体基板(あるいはウェル)には
電源電圧端子の電圧Vddが印加される。そして、各電圧
はVdd>Gnd>Vstbnに設定されている。このように、
電位が低い方の基板電圧端子39にNMOSトランジス
タを接続し、電位が高い方のゲート端子41にPMOS
トランジスタを接続することによって、切換回路36を
構成する両MOSトランジスタ44,45の閾値電圧分
の電圧上昇または電圧降下を無くして、Selectn信号を
Vstbn以下またはVdd以上に切り換えることによって、
NMOSトランジスタ32の基板電圧(またはウェル電
圧)をゲート端子41または基板電圧端子39の電圧に
等しくできるのである。
【0094】また、上記切換回路36を構成するPMO
Sトランジスタ44の基板(ウェル)電圧をソース端子の
電圧よりも大きく設定し、NMOSトランジスタ45の
基板(ウェル)電圧をソース端子の電圧と同じに設定して
いる。したがって、両MOSトランジスタ44,45の
閾値電圧の絶対値が大きくなり、その場合の閾値電圧の
絶対値をNMOSトランジスタ32の閾値電圧の絶対値
よりも大きくなるように各電圧Vdd,Gnd,Vstbnの値を
設定しておけば、両MOSトランジスタ44,45にN
MOSトランジスタ32よりも高い電圧が印加されて
も、両MOSトランジスタ44,45を介するリーク電
流を小さく抑えることができるのである。
【0095】尚、上記NMOSトランジスタ21(3
2),選択回路22(36)および基板電圧端子24(39)
で構成されたNMOSトランジスタ回路によって得られ
る効果は、図4に示すように、PMOSトランジスタ3
1,選択回路35および基板電圧端子38で構成され、
選択回路35の導電型を選択回路36と逆にし、各電圧
をVstbp>Vdd>Gndに設定したPMOSトランジスタ
回路でも、同様に得ることができるのである。
【0096】尚、上記実施の形態においては、上記構成
を有するPMOSトランジスタ回路およびNMOSトラ
ンジスタ回路の構成および動作の説明を、CMOSイン
バータ回路を例に挙げて説明しているが、CMOSイン
バータ回路以外のラッチ回路やフリップフロップやマス
ター段ラッチ回路およびスレーブ段ラッチ回路を有する
フリップフロップ等のCMOS論理回路を構成すること
も可能である。さらには、動作停止回路に対して電源の
供給を停止する際に上記動作停止回路のデータを一旦保
存するデータ保存回路を上記ラッチ回路やフリップフロ
ップ等で構成しても、リーク電流を抑えて低消費電力化
を図ることができる。
【0097】
【発明の効果】以上より明らかなように、第1の発明の
MOSトランジスタ回路は、MOSトランジスタの半導
体基板(またはウェル)を、切換え手段によって、ゲート
端子と上記半導体基板(またはウェル)用の基板電圧端子
との何れか一方に電気的に切り換え接続するので、上記
MOSトランジスタの閾値電圧を上記ゲート端子の電圧
と基板電圧端子の電圧との両方によって制御することが
できる。したがって、上記ゲート端子および基板電圧端
子の電圧を適当に設定することによって、オン電流を大
きくオフ電流を小さくすることができる。
【0098】また、上記第1の発明のMOSトランジス
タ回路は、上記MOSトランジスタを第1MOSトラン
ジスタとして、上記切換え手段を、上記半導体基板(ま
たはウェル)をゲート端子に接続する第2MOSトラン
ジスタと、上記半導体基板(またはウェル)を基板電圧端
子に接続する第3MOSトランジスタで構成すれば、上
記第2,第3MOSトランジスタのオン/オフを制御する
ことによって、上記MOSトランジスタの閾値電圧の制
御媒体を上記ゲート端子の電圧と基板電圧端子の電圧と
に切り換えることができる。こうして、上記切換え手段
の構成を簡単にして、回路規模の増加を抑えることがで
きる。
【0099】また、上記第1の発明のMOSトランジス
タ回路は、上記切換え手段を構成する第2,第3MOS
トランジスタのうち、上記ゲート端子および基板電圧端
子のうち電位が低い方の端子に接続されているMOSト
ランジスタをNMOSトランジスタとし、電位が高い方
の端子に接続されているMOSトランジスタをPMOS
トランジスタとすれば、上記切換え手段を構成する第2
MOSトランジスタ及び第3MOSトランジスタの閾値
電圧分の電圧上昇または電圧降下を無くして、上記第1
MOSトランジスタの基板電圧(またはウェル電圧)を上
記ゲート端子または基板電圧端子の電圧に等しくでき
る。したがって、上記第1MOSトランジスタの閾値電
圧を効率よく制御することができる。
【0100】また、上記第1の発明のMOSトランジス
タ回路は、上記切換え手段を構成する上記第2,第3M
OSトランジスタのゲート端子を切換信号入力端子に接
続すれば、上記第2,第3MOSトランジスタを1つの
切換信号によってオン/オフ制御できる。したがって、
切換信号の生成を簡単にできる。
【0101】また、上記第1の発明のMOSトランジス
タ回路は、上記切換え手段を構成する上記第2,第3M
OSトランジスタの閾値電圧の絶対値を、上記第1MO
Sトランジスタの閾値電圧の絶対値よりも大きくすれ
ば、上記第2,第3MOSトランジスタに上記第1MO
Sトランジスタよりも高い電圧が印加された場合でも、
上記第2,第3MOSトランジスタを介するリーク電流
を小さく抑えることができる。
【0102】また、上記第1の発明のMOSトランジス
タ回路は、上記切換え手段による切り換え接続動作を、
当該MOSトランジスタ回路がアクティブ状態またはス
タンバイ状態に切り換るのに応じて行えば、上記第1M
OSトランジスタの閾値電圧の絶対値を、上記アクティ
ブ状態およびスタンバイ状態の夫々に適した電圧に設定
できる。
【0103】また、上記第1の発明のMOSトランジス
タ回路は、上記切換え手段による切り換え接続動作を、
上記アクティブ状態の場合には上記半導体基板(または
ウェル)を上記ゲート端子に接続する一方、上記スタン
バイ状態の場合には上記基板電圧端子に接続するように
行えば、上記アクティブ状態時には、上記MOSトラン
ジスタの閾値電圧を上記ゲート端子の電圧で制御して、
オン電流を大きくし、オフ電流を小さくできる。これに
対して、上記スタンバイ状態時には、上記MOSトラン
ジスタの閾値電圧を上記基板電圧端子の電圧で制御し
て、上記基板電圧端子の電圧を適正に設定することによ
って、オフ電流を上記アクティブ状態時よりも更に小さ
くできる。
【0104】また、上記第1の発明のMOSトランジス
タ回路は、上記切換え手段による切り換え接続動作を上
記MOSトランジスタのゲート電圧の変化に応じて行え
ば、上記MOSトランジスタの閾値電圧を、上記ゲート
電圧に応じた電圧に設定できる。
【0105】また、上記第1の発明のMOSトランジス
タ回路は、上記切換え手段による切り換え接続動作を、
上記ゲート電圧が上記MOSトランジスタを導通状態に
する電圧の場合は上記半導体基板(またはウェル)を上記
ゲート端子に接続する一方、非導通状態にする電圧の場
合は上記基板電圧端子に接続するように行えば、上記導
通状態時には、当該MOSトランジスタの閾値電圧の絶
対値を上記ゲート端子の電圧で制御して小さくでき、オ
ン電流を大きくできる。これに対して、非導通状態時に
は、上記閾値電圧の絶対値を上記基板電圧端子の電圧で
制御して、上記基板電圧端子の電圧を適正に設定するこ
とによって大きくでき、オフ電流を小さくできる。
【0106】また、上記第1の発明のMOSトランジス
タ回路は、上記基板電圧端子の電圧を、上記MOSトラ
ンジスタの半導体基板(またはウェル)に接続された場合
には閾値電圧の絶対値を大きくするような電圧にすれ
ば、上記スタンバイ状態時や非導通時に、上記半導体基
板(またはウェル)を基板電圧端子に接続することによっ
てオフ電流を小さくできる。
【0107】また、第2の発明のCMOS論理回路は、
上記第1の発明のMOSトランジスタ回路における上記
MOSトランジスタがPMOSトランジスタである第1
MOSトランジスタ回路と、上記第1の発明のMOSト
ランジスタ回路における上記MOSトランジスタがNM
OSトランジスタである第2MOSトランジスタ回路を
備えたので、上記両MOSトランジスタ回路における上
記両MOSトランジスタの半導体基板(あるいはウェル)
を、上記アクティブ状態時にはゲート端子に接続する一
方、スタンバイ状態時には上記基板電圧端子に接続する
ことによって、上記アクティブ状態時の駆動電流を大き
くし且つリーク電流を小さくし、スタンバイ状態時のリ
ーク電流を更に小さくできる。
【0108】さらに、上記両MOSトランジスタ回路に
おける上記両MOSトランジスタの半導体基板(または
ウェル)の何れか一方をゲート端子に接続し、他方を上
記基板電圧端子に接続することによって、アクティブ状
態およびスタンバイ状態に拘わらず駆動電流を大きくす
る一方、オフ時のリーク電流を小さくできる。
【0109】また、上記第2の発明のCMOS論理回路
は、第1切換え手段を構成するPMOSトランジスタの
半導体基板(またはウェル)を第1基板電圧端子に接続す
る一方、上記第1切換え手段を構成するNMOSトラン
ジスタの半導体基板(またはウェル)を接地電圧端子に接
続し、第2切換え手段を構成するPMOSトランジスタ
の半導体基板(またはウェル)を電源電圧端子に接続する
一方、上記第2切換え手段を構成するNMOSトランジ
スタの半導体基板(またはウェル)を第2基板電圧端子に
接続すれば、上記第1,第2切換え手段の各PMOSト
ランジスタの基板(ウェル)電圧をソース端子の電圧以上
にする一方、各NMOSトランジスタの基板(ウェル)電
圧をソース端子の電圧以下にできる。したがって、上記
両切換え手段を構成する各MOSトランジスタの閾値電
圧の絶対値を大きくして、上記各MOSトランジスタを
介するリーク電流を小さくできる。
【0110】また、上記第2の発明のCMOS論理回路
は、第1切換え手段を構成するPMOSトランジスタの
半導体基板(またはウェル)を第1基板電圧端子に接続す
る一方、上記第1切換え手段を構成するNMOSトラン
ジスタの半導体基板(またはウェル)を第2基板電圧端子
に接続し、第2切換え手段を構成するPMOSトランジ
スタの半導体基板(またはウェル)を上記第1基板電圧端
子に接続する一方、上記第2切換え手段を構成するNM
OSトランジスタの半導体基板(またはウェル)を上記第
2基板電圧端子に接続すれば、上記第1切換え手段のN
MOSトランジスタおよび上記第2切換え手段のPMO
Sトランジスタの半導体基板(またはウェル)の閾値電圧
の絶対値を更に大きくできる。したがって、上記各MO
Sトランジスタを介するリーク電流を更に小さくでき
る。
【0111】また、上記第2の発明のCMOS論理回路
は、上記第1MOSトランジスタ回路の第1切換信号入
力端子と、上記第2MOSトランジスタ回路の第2切換
信号入力端子とを接続すれば、上記第1,第2切換え手
段の切換え接続動作を1つの切換信号によって制御する
ことができる。したがって、上記切換信号の生成を簡単
にできる。
【0112】また、上記第2の発明のCMOS論理回路
は、上記切換信号を、当該CMOS論理回路の入力端子
にゲート端子が接続されて上記第1,第2切換信号入力
端子を第1基板電圧端子に接続するPMOSトランジス
タと、当該CMOS論理回路の入力端子にゲート端子が
接続されて上記第1,第2切換信号入力端子を第2基板
電圧端子に接続するNMOSトランジスタとによって生
成すれば、上記PMOSトランジスタおよびNMOSト
ランジスタの閾値電圧分の電圧上昇または電圧降下を無
くすことができる。こうして、上記切換信号の電圧を、
上記第1MOSトランジスタ回路の第1基板電圧端子あ
るいは第2MOSトランジスタ回路の第2基板電圧端子
の電圧に等しくでき、上記第1,第2MOSトランジス
タ回路における切換え接続動作を効率良く行うことがで
きる。
【0113】また、上記第2の発明のCMOS論理回路
は、上記切換信号を生成する上記PMOSトランジスタ
の閾値電圧の絶対値を、上記第1基板電圧端子の電圧と
電源電圧端子の電圧との差よりも大きく、上記第1基板
電圧端子の電圧と接地電圧端子の電圧との差よりも小さ
く設定する一方、上記切換信号を生成する上記NMOS
トランジスタの閾値電圧の絶対値を、上記第2基板電圧
端子の電圧と接地電圧端子の電圧との差よりも大きく、
上記第2基板電圧端子の電圧と電源電圧端子の電圧との
差よりも小さく設定すれば、当該CMOS論理回路の入
力端子の電圧を電源電圧にして上記切換信号を上記第2
基板電圧端子の電圧と同じにする一方、上記入力端子を
接地電圧にして上記切換信号を上記第1基板電圧端子の
電圧と同じにできる。
【0114】また、上記第2の発明のCMOS論理回路
は、上記切換信号を生成する上記PMOSトランジスタ
の半導体基板(またはウェル)を上記第1基板電圧端子に
接続し、上記切換信号を生成する上記NMOSトランジ
スタの半導体基板(またはウェル)を上記第2基板電圧端
子に接続すれば、上記PMOSトランジスタおよびNM
OSトランジスタの閾値電圧の絶対値を大きくして、上
記両MOSトランジスタを介するリーク電流を抑えるこ
とができる。
【0115】また、第3の発明のラッチ回路は、上記第
2の発明のCMOS論理回路を備えているので、上記M
OSトランジスタ回路を構成するMOSトランジスタの
半導体基板(あるいはウェル)をゲート端子と上記基板電
圧端子とに切換え接続することによって、当該ラッチ回
路のリーク電流を抑えて低消費電力化を図ることでき
る。
【0116】また、第4の発明のフリップフロップは、
上記第2の発明のCMOS論理回路を備えているので、
上記MOSトランジスタ回路を構成するMOSトランジ
スタの半導体基板(またはウェル)をゲート端子と上記基
板電圧端子とに切換え接続することによって、当該フリ
ップフロップのリーク電流を抑えて低消費電力化を図る
ことができる。
【0117】また、上記第4の発明のフリップフロップ
は、マスター段ラッチ回路およびスレーブ段ラッチ回路
を備えて、上記マスター段ラッチ回路またはスレーブ段
ラッチ回路の何れか一方の構成に上記CMOS論理回路
を用いれば、マスター段ラッチ回路及びスレーブ段ラッ
チ回路のうち、上記CMOS論理回路が用いられている
方のリーク電流を抑えて低消費電力化を図ることができ
る。
【0118】また、第5の発明は、動作停止回路に対し
て電源の供給を停止する際に上記動作停止回路のデータ
を一旦保存するデータ保存回路を、上記第3の発明のラ
ッチ回路あるいは上記第4の発明のフリップフロップを
含んで構成すれば、当該データ保存回路のリーク電流を
抑えて低消費電力化を図ることができる。
【0119】また、上記第5の発明のデータ保存回路
は、上記第4の発明のフリップフロップを含んで構成
し、上記動作停止回路に対する電源の供給を停止する場
合に、電源供給停止手段によって、上記フリップフロッ
プを構成するマスター段ラッチ回路およびスレーブ段ラ
ッチ回路のうち上記CMOS論理回路を用いていない方
のラッチ回路への電源供給を停止すれば、CMOS論理
回路を含む方のラッチ回路のリーク電流を、上記第1の
発明のMOSトランジスタ回路の動作によって抑えるこ
とができる。こうして、当該データ保存回路における電
源供給停止時のリーク電流を抑えて低消費電力化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のMOSトランジスタ回路の回路図
である。
【図2】 図1におけるNMOSトランジスタのゲート
電圧とドレイン電流との関係を示す図である。
【図3】 図1に示すMOSトランジスタ回路を用いて
構成したCMOSインバータ回路の回路図である。
【図4】 図3における選択回路の詳細な回路図であ
る。
【図5】 図4におけるSelectp信号およびSelectn信号
の生成回路の回路図である。
【図6】 オフ電流の低減化を図る従来のNMOSトラ
ンジスタ回路の回路図である。
【図7】 図6におけるNMOSトランジスタのゲート
電圧とドレイン電流との関係を示す図である。
【図8】 図6に示すMOSトランジスタ回路を用いて
構成したCMOSインバータ回路の回路図である。
【図9】 オフ電流の低減化を図る図6とは異なるMO
Sトランジスタ回路の回路図である。
【図10】 図9におけるNMOSトランジスタのゲー
ト電圧とドレイン電流との関係を示す図である。
【図11】 図9に示すMOSトランジスタ回路を用い
て構成したCMOSインバータ回路の回路図である。
【符号の説明】
21,32,42,45,52…NMOSトランジスタ、2
2,35,36…選択回路、 23,40,41…
ゲート端子、24,38,39…基板電圧端子、25,3
3,34…半導体基板(またはウェル)、31,43,44,
51…PMOSトランジスタ、37…入力端子、
46…Selectp信号入力端子、47…Sel
ectn信号入力端子。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H03K 3/037 H03K 3/356 C 3/3562 Fターム(参考) 5F038 DF01 DF17 EZ20 5F048 AA07 AB03 AB04 AB10 AC03 BB14 BE09 5J034 AB03 CB01 DB08 5J043 AA03 HH01 JJ08 KK06 5J056 AA03 BB17 BB49 CC14 DD13 DD29 EE03 EE04 EE07 FF08 HH00

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属酸化膜半導体トランジスタが形成さ
    れている半導体基板またはウェルを、上記金属酸化膜半
    導体トランジスタのゲート端子と上記半導体基板または
    ウェル用の基板電圧端子との何れか一方に電気的に切り
    換え接続する切換え手段を備えたことを特徴とする金属
    酸化膜半導体トランジスタ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の金属酸化膜半導体トラ
    ンジスタ回路において、 上記金属酸化膜半導体トランジスタを第1金属酸化膜半
    導体トランジスタとして、 上記切換え手段は、 上記半導体基板またはウェルとゲート端子とにソース,
    ドレイン端子が接続された第2金属酸化膜半導体トラン
    ジスタと、 上記半導体基板またはウェルと基板電圧端子とにソー
    ス,ドレイン端子が接続された第3金属酸化膜半導体ト
    ランジスタで構成されていることを特徴とする金属酸化
    膜半導体トランジスタ回路。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の金属酸化膜半導体トラ
    ンジスタ回路において、 上記第2金属酸化膜半導体トランジスタおよび第3金属
    酸化膜半導体トランジスタのうち、上記ゲート端子およ
    び基板電圧端子のうち電位が低い方の端子に接続されて
    いる金属酸化膜半導体トランジスタは、N型金属酸化膜
    半導体トランジスタであり、 上記第2金属酸化膜半導体トランジスタおよび第3金属
    酸化膜半導体トランジスタのうち、上記ゲート端子およ
    び基板電圧端子のうち電位が高い方の端子に接続されて
    いる金属酸化膜半導体トランジスタは、P型金属酸化膜
    半導体トランジスタであることを特徴とする金属酸化膜
    半導体トランジスタ回路。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の金属酸化膜半導体トラ
    ンジスタ回路において、 上記切換え手段は、切換信号に基づいて上記切り換え接
    続動作を行うようになっており、 上記第2金属酸化膜半導体トランジスタのゲート端子と
    第3金属酸化膜半導体トランジスタのゲート端子とは、
    上記切換信号の切換信号入力端子に接続されていること
    を特徴とする金属酸化膜半導体トランジスタ回路。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の金属酸化膜半導体トラ
    ンジスタ回路において、 上記第2金属酸化膜半導体トランジスタおよび第3金属
    酸化膜半導体トランジスタの閾値電圧の絶対値は、上記
    第1金属酸化膜半導体トランジスタの閾値電圧の絶対値
    よりも大きいことを特徴とする金属酸化膜半導体トラン
    ジスタ回路。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の金属酸化膜半導体トラ
    ンジスタ回路において、 上記切換え手段による切り換え接続動作は、当該金属酸
    化膜半導体トランジスタ回路がアクティブ状態またはス
    タンバイ状態に切り換るのに応じて行われることを特徴
    とする金属酸化膜半導体トランジスタ回路。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の金属酸化膜半導体トラ
    ンジスタ回路において、 上記切換え手段による切り換え接続動作は、 上記アクティブ状態の場合には、上記半導体基板または
    ウェルを上記ゲート端子に電気的に接続する一方、 上記スタンバイ状態の場合には、上記半導体基板または
    ウェルを上記基板電圧端子に電気的に接続するように行
    われることを特徴とする金属酸化膜半導体トランジスタ
    回路。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の金属酸化膜半導体トラ
    ンジスタ回路において、 上記切換え手段による切り換え接続動作は、上記金属酸
    化膜半導体トランジスタのゲート電圧の変化に応じて行
    われることを特徴とする金属酸化膜半導体トランジスタ
    回路。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の金属酸化膜半導体トラ
    ンジスタ回路において、 上記切換え手段による切り換え接続動作は、 上記ゲート電圧が上記金属酸化膜半導体トランジスタを
    導通状態にする電圧である場合には、上記半導体基板ま
    たはウェルを上記ゲート端子に電気的に接続する一方、 上記ゲート電圧が上記金属酸化膜半導体トランジスタを
    非導通状態にする電圧である場合には、上記半導体基板
    またはウェルを上記基板電圧端子に電気的に接続するよ
    うに行われることを特徴とする金属酸化膜半導体トラン
    ジスタ回路。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の金属酸化膜半導体ト
    ランジスタ回路において、 上記基板電圧端子の電圧は、上記半導体基板またはウェ
    ルが上記基板電圧端子に電気的に接続された場合に、上
    記金属酸化膜半導体トランジスタの閾値電圧の絶対値を
    大きくするような電圧であることを特徴とする金属酸化
    膜半導体トランジスタ回路。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至請求項10の何れか一つ
    に記載の金属酸化膜半導体トランジスタ回路を用いた相
    補型金属酸化膜半導体論理回路であって、 上記金属酸化膜半導体トランジスタがP型金属酸化膜半
    導体トランジスタである第1金属酸化膜半導体トランジ
    スタ回路と、 上記金属酸化膜半導体トランジスタがN型金属酸化膜半
    導体トランジスタである第2金属酸化膜半導体トランジ
    スタ回路を備えたことを特徴とする相補型金属酸化膜半
    導体論理回路。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の相補型金属酸化膜
    半導体論理回路であって、 上記第1金属酸化膜半導体トランジスタ回路の切換え手
    段である第1切換え手段を構成する上記P型金属酸化膜
    半導体トランジスタが形成されている半導体基板または
    ウェルは、上記第1金属酸化膜半導体トランジスタ回路
    の基板電圧端子である第1基板電圧端子に接続される一
    方、上記第1切換え手段を構成する上記N型金属酸化膜
    半導体トランジスタが形成されている半導体基板あるい
    はウェルは、接地電圧端子に接続されており、 上記第2金属酸化膜半導体トランジスタ回路の切換え手
    段である第2切換え手段を構成する上記P型金属酸化膜
    半導体トランジスタが形成されている半導体基板または
    ウェルは、電源電圧端子に接続される一方、上記第2切
    換え手段を構成する上記N型金属酸化膜半導体トランジ
    スタが形成されている半導体基板またはウェルは、上記
    第2金属酸化膜半導体トランジスタ回路の基板電圧端子
    である第2基板電圧端子に接続されていることを特徴と
    する相補型金属酸化膜半導体論理回路。
  13. 【請求項13】 請求項11に記載の相補型金属酸化膜
    半導体論理回路であって、 上記第1金属酸化膜半導体トランジスタ回路の切換え手
    段である第1切換え手段を構成する上記P型金属酸化膜
    半導体トランジスタが形成されている半導体基板または
    ウェルは、上記第1金属酸化膜半導体トランジスタ回路
    の基板電圧端子である第1基板電圧端子に接続される一
    方、上記第1切換え手段を構成する上記N型金属酸化膜
    半導体トランジスタが形成されている半導体基板あるい
    はウェルは、上記第2金属酸化膜半導体トランジスタ回
    路の基板電圧端子である第2基板電圧端子に接続されて
    おり、 上記第2金属酸化膜半導体トランジスタ回路の切換え手
    段である第2切換え手段を構成する上記P型金属酸化膜
    半導体トランジスタが形成されている半導体基板または
    ウェルは、上記第1基板電圧端子に接続される一方、上
    記第2切換え手段を構成する上記N型金属酸化膜半導体
    トランジスタが形成されている半導体基板またはウェル
    は、上記第2基板電圧端子に接続されていることを特徴
    とする相補型金属酸化膜半導体論理回路。
  14. 【請求項14】 請求項11に記載の相補型金属酸化膜
    半導体論理回路であって、 上記第1金属酸化膜半導体トランジスタ回路の切換信号
    入力端子である第1切換信号入力端子と、上記第2金属
    酸化膜半導体トランジスタ回路の切換信号入力端子であ
    る第2切換信号入力端子とが接続されていることを特徴
    とする相補型金属酸化膜半導体論理回路。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の相補型金属酸化膜
    半導体論理回路であって、 上記切換信号は、 上記第1切換信号入力端子および第2切換信号入力端子
    と上記第1金属酸化膜半導体トランジスタ回路の基板電
    圧端子である第1基板電圧端子とにソース,ドレイン端
    子が接続される一方、当該相補型金属酸化膜半導体論理
    回路の入力端子にゲート端子が接続されたP型金属酸化
    膜半導体トランジスタと、 上記第1切換信号入力端子および第2切換信号入力端子
    と上記第2金属酸化膜半導体トランジスタ回路の基板電
    圧端子である第2基板電圧端子とにソース,ドレイン端
    子が接続される一方、当該相補型金属酸化膜半導体論理
    回路の入力端子にゲート端子が接続されたN型金属酸化
    膜半導体トランジスタとによって生成されることを特徴
    とする相補型金属酸化膜半導体論理回路。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の相補型金属酸化膜
    半導体論理回路であって、 上記切換信号を生成する上記P型金属酸化膜半導体トラ
    ンジスタの閾値電圧の絶対値は、上記第1基板電圧端子
    の電圧と上記電源電圧端子の電圧との差よりも大きく、
    上記第1基板電圧端子の電圧と接地電圧端子の電圧との
    差よりも小さく設定され、 上記切換信号を生成する上記N型金属酸化膜半導体トラ
    ンジスタの閾値電圧の絶対値は、上記第2基板電圧端子
    の電圧と上記接地電圧端子の電圧との差よりも大きく、
    上記第2基板電圧端子の電圧と電源電圧端子の電圧との
    差よりも小さく設定されていることを特徴とする相補型
    金属酸化膜半導体論理回路。
  17. 【請求項17】 請求項15に記載の相補型金属酸化膜
    半導体論理回路であって、 上記切換信号を生成する上記P型金属酸化膜半導体トラ
    ンジスタが形成されている半導体基板またはウェルは、
    上記第1基板電圧端子に接続されており、 上記切換信号を生成する上記N型金属酸化膜半導体トラ
    ンジスタが形成されている半導体基板またはウェルは、
    上記第2基板電圧端子に接続されていることを特徴とす
    る相補型金属酸化膜半導体論理回路。
  18. 【請求項18】 請求項11乃至請求項17の何れか一
    つに記載の相補型金属酸化膜半導体論理回路を備えたこ
    とを特徴とするラッチ回路。
  19. 【請求項19】 請求項11乃至請求項17の何れか一
    つに記載の相補型金属酸化膜半導体論理回路を備えたこ
    とを特徴とするフリップフロップ。
  20. 【請求項20】 請求項19に記載のフリップフロップ
    において、 マスター段ラッチ回路およびスレーブ段ラッチ回路を備
    えて、 上記マスター段ラッチ回路およびスレーブ段ラッチ回路
    の何れか一方の構成に上記相補型金属酸化膜半導体論理
    回路を用いたことを特徴とするフリップフロップ。
  21. 【請求項21】 動作停止回路に対して電源の供給を停
    止する際に上記動作停止回路のデータを一旦保存するデ
    ータ保存回路であって、 請求項18に記載のラッチ回路、或いは、請求項19ま
    たは請求項20に記載のフリップフロップを含んで構成
    されていることを特徴とするデータ保存回路。
  22. 【請求項22】 請求項20に記載のフリップフロップ
    を含んで構成された請求項21に記載のデータ保存回路
    であって、 上記動作停止回路に対する電源の供給を停止する場合
    に、上記フリップフロップを構成するマスター段ラッチ
    回路およびスレーブ段ラッチ回路のうち、上記相補型金
    属酸化膜半導体論理回路を用いていない方のラッチ回路
    への電源供給を停止する電源供給停止手段を備えたこと
    を特徴とするデータ保存回路。
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