JP2001185251A - ケーブル用圧着端子 - Google Patents
ケーブル用圧着端子Info
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- JP2001185251A JP2001185251A JP37454199A JP37454199A JP2001185251A JP 2001185251 A JP2001185251 A JP 2001185251A JP 37454199 A JP37454199 A JP 37454199A JP 37454199 A JP37454199 A JP 37454199A JP 2001185251 A JP2001185251 A JP 2001185251A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- crimping
- wire barrel
- crimp terminal
- cut
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 絶縁被覆部を剥し取らない状態のケーブルの
先端部を圧着する導電性の接続具において、ケーブル端
部の周囲を被覆している絶縁体を抱き込めるようにワイ
ヤバレルを設け、該ワイヤバレルの側端部にケーブルの
先端部を圧着した際、ケーブルの長手方向に平行になる
ように鋭利な突起5を設け、さらに、ワイヤバレルの先
端部及びまたはワイヤバレル全内面に鋭利な突起を設
け、前記突起でケーブルの絶縁被覆部を切断できるよう
にし、しかも、前記突起で圧着することができるように
したことを特徴とするケーブル用圧着端子。 【効果】 圧着の前に圧着端子に形成した鋭利な突起を
利用して回転させることにより絶縁被覆部を切断するこ
とができるもので、しかも、圧着時にケーブルの絶縁被
覆部を貫通して芯線部にまで食い込む切り起こし突起を
一体に設けられているものであり、絶縁被覆部を前もっ
て剥し取りしておく必要がなく極めて簡単に作業が行え
る。
先端部を圧着する導電性の接続具において、ケーブル端
部の周囲を被覆している絶縁体を抱き込めるようにワイ
ヤバレルを設け、該ワイヤバレルの側端部にケーブルの
先端部を圧着した際、ケーブルの長手方向に平行になる
ように鋭利な突起5を設け、さらに、ワイヤバレルの先
端部及びまたはワイヤバレル全内面に鋭利な突起を設
け、前記突起でケーブルの絶縁被覆部を切断できるよう
にし、しかも、前記突起で圧着することができるように
したことを特徴とするケーブル用圧着端子。 【効果】 圧着の前に圧着端子に形成した鋭利な突起を
利用して回転させることにより絶縁被覆部を切断するこ
とができるもので、しかも、圧着時にケーブルの絶縁被
覆部を貫通して芯線部にまで食い込む切り起こし突起を
一体に設けられているものであり、絶縁被覆部を前もっ
て剥し取りしておく必要がなく極めて簡単に作業が行え
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブルの先端部
を圧着して電気的に導通されるケーブル用圧着端子の構
造に関し、特にケーブルを覆っている先端部の絶縁被覆
部材を剥し取らずに圧着可能なケーブル用圧着端子に関
するものである。
を圧着して電気的に導通されるケーブル用圧着端子の構
造に関し、特にケーブルを覆っている先端部の絶縁被覆
部材を剥し取らずに圧着可能なケーブル用圧着端子に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電線の先端部の絶縁被覆部を完全
に剥し取ってから圧着端子を圧着取り付けたものが、例
えば、特開平7−296860号公報や、特開平6−2
60219号公報に示されるように知られている。しか
し、エナメル線の場合には、エナメルを焼き付け塗装し
てあるので、このエナメルを剥離することが容易でな
い。これを解決した特開平7−296860号公報が存
在するが、この概要は、電線の先端部を圧着するワイヤ
バレルの中心部に少なくとも1個の透孔が穿設され、こ
の透孔の縁部が電線を圧着する方向に突出してエッジを
形成する構造となっている。
に剥し取ってから圧着端子を圧着取り付けたものが、例
えば、特開平7−296860号公報や、特開平6−2
60219号公報に示されるように知られている。しか
し、エナメル線の場合には、エナメルを焼き付け塗装し
てあるので、このエナメルを剥離することが容易でな
い。これを解決した特開平7−296860号公報が存
在するが、この概要は、電線の先端部を圧着するワイヤ
バレルの中心部に少なくとも1個の透孔が穿設され、こ
の透孔の縁部が電線を圧着する方向に突出してエッジを
形成する構造となっている。
【0003】また、特開平6−260219号公報の概
要は、絶縁被覆部が剥取処理されて露出状となった電線
の芯線部に圧着されて電気的に導通される電線圧着金具
において、電線圧着金具に前記圧着時に電線の芯線部に
食い込む切り起こし突起が一体に備えられた構造になっ
ている。
要は、絶縁被覆部が剥取処理されて露出状となった電線
の芯線部に圧着されて電気的に導通される電線圧着金具
において、電線圧着金具に前記圧着時に電線の芯線部に
食い込む切り起こし突起が一体に備えられた構造になっ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術の
前者、後者共に、電線の絶縁被覆部材を剥し取らなけれ
ば不可能であるという問題があった。
前者、後者共に、電線の絶縁被覆部材を剥し取らなけれ
ば不可能であるという問題があった。
【0005】本発明は、この事情に鑑み、簡単な構成
で、絶縁被覆部を剥し取らない状態で導電を可能にする
もので、ワイヤバレルを展開した状態において、全内面
あるいは、先端部、両側端部に鋭利な突起を設けたケー
ブル用圧着端子を提供することを目的とするものであ
る。
で、絶縁被覆部を剥し取らない状態で導電を可能にする
もので、ワイヤバレルを展開した状態において、全内面
あるいは、先端部、両側端部に鋭利な突起を設けたケー
ブル用圧着端子を提供することを目的とするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、次のような技術手段を採用した。請求項
1記載の発明においては、絶縁被覆部を剥し取らない状
態のケーブルの先端部を圧着する導電性の接続具におい
て、ケーブル端部の周囲を被覆している絶縁体を抱き込
めるようにワイヤバレルを設け、該ワイヤバレルの側端
部にケーブルの先端部を圧着した際、ケーブルの長手方
向に平行になるように鋭利な突起を設け、該突起で圧着
することができるという技術手段を採用した。
決するために、次のような技術手段を採用した。請求項
1記載の発明においては、絶縁被覆部を剥し取らない状
態のケーブルの先端部を圧着する導電性の接続具におい
て、ケーブル端部の周囲を被覆している絶縁体を抱き込
めるようにワイヤバレルを設け、該ワイヤバレルの側端
部にケーブルの先端部を圧着した際、ケーブルの長手方
向に平行になるように鋭利な突起を設け、該突起で圧着
することができるという技術手段を採用した。
【0007】請求項2記載の発明においては、絶縁被覆
部を剥し取らない状態のケーブルの先端部を圧着する導
電性の接続具において、ケーブル端部の周囲を被覆して
いる絶縁体を抱き込めるようにワイヤバレルを設け、該
ワイヤバレルの側端部にケーブルの先端部を圧着した
際、ケーブルの長手方向に平行になるように鋭利な突起
を設け、該突起でケーブルの絶縁被覆部を切断できるよ
うにし、さらに、ワイヤバレルの先端部、及びまたはワ
イヤバレル全内面に鋭利な突起を設け、該突起で圧着す
ることができるという技術手段を採用した。
部を剥し取らない状態のケーブルの先端部を圧着する導
電性の接続具において、ケーブル端部の周囲を被覆して
いる絶縁体を抱き込めるようにワイヤバレルを設け、該
ワイヤバレルの側端部にケーブルの先端部を圧着した
際、ケーブルの長手方向に平行になるように鋭利な突起
を設け、該突起でケーブルの絶縁被覆部を切断できるよ
うにし、さらに、ワイヤバレルの先端部、及びまたはワ
イヤバレル全内面に鋭利な突起を設け、該突起で圧着す
ることができるという技術手段を採用した。
【0008】請求項3記載の発明においては、請求項2
記載の発明に加えて、三角錐、四角錐、五角錐等の角錐
のポンチでワイヤバレルの外周面に切り起こしを形成し
てワイヤバレル全内面に鋭利な突起を形成するという技
術手段を採用した。
記載の発明に加えて、三角錐、四角錐、五角錐等の角錐
のポンチでワイヤバレルの外周面に切り起こしを形成し
てワイヤバレル全内面に鋭利な突起を形成するという技
術手段を採用した。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の具体的な実施例に
ついて図面に基づいて詳細に説明する。以下、本発明の
第1実施例を図1、図2に基づいて説明すると、図1に
示すものはケーブル用圧着金具として銅や銅合金等の金
属板からなるケーブル用圧着端子1の展開平面図であ
る。
ついて図面に基づいて詳細に説明する。以下、本発明の
第1実施例を図1、図2に基づいて説明すると、図1に
示すものはケーブル用圧着金具として銅や銅合金等の金
属板からなるケーブル用圧着端子1の展開平面図であ
る。
【0010】一端部に接続部2が設けられ、他端部に圧
着部3(ワイヤバレル)が設けられている。また、圧着
部3を円筒状に丸めた時に内側面に突出するように切り
起こし突起4が一体に設けられている。
着部3(ワイヤバレル)が設けられている。また、圧着
部3を円筒状に丸めた時に内側面に突出するように切り
起こし突起4が一体に設けられている。
【0011】そして、このケーブル用圧着端子1を電線
に接合する場合、ケーブル端部10の絶縁被覆部12を
剥し取らずに芯線部11を抱持状として加圧することに
より絶縁被覆部12を貫通して芯線部11まで食い込ま
せた状態にし、ケーブル9とケーブル用圧着端子1相互
間の電気的な接続を得ることができる。
に接合する場合、ケーブル端部10の絶縁被覆部12を
剥し取らずに芯線部11を抱持状として加圧することに
より絶縁被覆部12を貫通して芯線部11まで食い込ま
せた状態にし、ケーブル9とケーブル用圧着端子1相互
間の電気的な接続を得ることができる。
【0012】しかも、図2に示すようにケーブル用圧着
端子1にケーブル9を挿入して圧着することにより、ケ
ーブル9の芯線部11とケーブル用圧着端子1との接合
面積の増加が図れると共に、各切り起こし突起4の食い
込み時に芯線部表面の酸化被膜を剥し取り除去する効果
が発揮でき、ケーブル接続部分における接触抵抗が有効
に低減できる。
端子1にケーブル9を挿入して圧着することにより、ケ
ーブル9の芯線部11とケーブル用圧着端子1との接合
面積の増加が図れると共に、各切り起こし突起4の食い
込み時に芯線部表面の酸化被膜を剥し取り除去する効果
が発揮でき、ケーブル接続部分における接触抵抗が有効
に低減できる。
【0013】次に、図3、図4に基づいて第2実施例を
説明する。図3に示すように、展開状態で圧着部3の先
端部に鋸刃状の突起5を形成し、この鋸刃状の突起5を
90度直角に折り曲げて、この鋸刃状の突起5により第
1実施例と同様に、ケーブル9の絶縁被覆部12を貫通
して、芯線部11に食い込ませて電気的な接続ができる
ものである。これは図4に示すようにケーブル9と組み
合わせ、圧着することで行うものである。
説明する。図3に示すように、展開状態で圧着部3の先
端部に鋸刃状の突起5を形成し、この鋸刃状の突起5を
90度直角に折り曲げて、この鋸刃状の突起5により第
1実施例と同様に、ケーブル9の絶縁被覆部12を貫通
して、芯線部11に食い込ませて電気的な接続ができる
ものである。これは図4に示すようにケーブル9と組み
合わせ、圧着することで行うものである。
【0014】次に、図5〜図7に基づいて第3実施例を
説明する。図5〜図7に示すように、展開状態で圧着部
3の両側端部に鋸刃状の突起5を形成し、しかも、この
鋸刃状の突起5の先端部を図6に示すように一部立ち上
げる。そして、図7に示すように圧着部3をケーブル9
に対して覆うように丸めて圧着すると、前記鋸刃状の突
起5の先端部13がケーブルの絶縁被覆部12を貫通し
て、芯線部11まで食い込み状態になり、ケーブル9と
ケーブル用圧着端子1相互間の電気的な接続を得ること
ができる。この実施例の場合は、ケーブル9に対して、
鋸刃状の突起5がケーブル9の長手方向に平行に位置し
て芯線部11に食い込ませるのでケーブル9を切断する
ことが極めて少なくなるものである。
説明する。図5〜図7に示すように、展開状態で圧着部
3の両側端部に鋸刃状の突起5を形成し、しかも、この
鋸刃状の突起5の先端部を図6に示すように一部立ち上
げる。そして、図7に示すように圧着部3をケーブル9
に対して覆うように丸めて圧着すると、前記鋸刃状の突
起5の先端部13がケーブルの絶縁被覆部12を貫通し
て、芯線部11まで食い込み状態になり、ケーブル9と
ケーブル用圧着端子1相互間の電気的な接続を得ること
ができる。この実施例の場合は、ケーブル9に対して、
鋸刃状の突起5がケーブル9の長手方向に平行に位置し
て芯線部11に食い込ませるのでケーブル9を切断する
ことが極めて少なくなるものである。
【0015】次に、前記第3実施例の変形例を図8に基
づいて説明する。これは、圧着部3をケーブル9を覆う
ように丸めて圧着した際、ケーブル9と圧着部3との間
に隙間が生じることをさらに少なくするように密着させ
ることができるもので、鋸刃状の突起5の立ち上げた先
端部13とは反対側に折り曲げ、圧着部3をケーブル9
に対して覆うように丸めた際、鋸刃状の突起5が盛り上
がった状態になるようにして、密着性を高くしたもので
ある。その他の構成は、前記第3実施例と同一なので説
明は省略する。
づいて説明する。これは、圧着部3をケーブル9を覆う
ように丸めて圧着した際、ケーブル9と圧着部3との間
に隙間が生じることをさらに少なくするように密着させ
ることができるもので、鋸刃状の突起5の立ち上げた先
端部13とは反対側に折り曲げ、圧着部3をケーブル9
に対して覆うように丸めた際、鋸刃状の突起5が盛り上
がった状態になるようにして、密着性を高くしたもので
ある。その他の構成は、前記第3実施例と同一なので説
明は省略する。
【0016】次に、図9、図10に基づいて第4実施例
を説明する。これは、図1、図2に示した第1実施例の
変形例で、切り起こし突起4の方向がケーブル9の芯線
の長手方向と平行になるように、展開した圧着部3に一
個所以上の切り起こし突起4を形成したもので、この構
成によって突起がケーブル9の芯線に直角に食い込んで
切断をしてしまう恐れを無くしたものである。
を説明する。これは、図1、図2に示した第1実施例の
変形例で、切り起こし突起4の方向がケーブル9の芯線
の長手方向と平行になるように、展開した圧着部3に一
個所以上の切り起こし突起4を形成したもので、この構
成によって突起がケーブル9の芯線に直角に食い込んで
切断をしてしまう恐れを無くしたものである。
【0017】また、図11に前記第4実施例の変形例を
示す。この変形例は、ケーブル9の芯線の長手方向に平
行に切り起こし突起4を鋸刃状にしたもので、その他の
構成は前記第4実施例と同一なので説明は省略する。
示す。この変形例は、ケーブル9の芯線の長手方向に平
行に切り起こし突起4を鋸刃状にしたもので、その他の
構成は前記第4実施例と同一なので説明は省略する。
【0018】次に、図12、図13に基づいて第5実施
例について説明する。この第5実施例は、二つ折りに折
り曲げ重ねたタイプのもので、一方は圧着部3を丸めて
ケーブル9を包み込むようにし、他方は圧着部3の両側
端部に鋸刃状の突起5を形成し、この圧着部3を図示の
ように両側端部の鋸刃状の突起5がケーブル9の芯線部
11に食い込ませることができるように、略T字型に折
り曲げて形成し、接続部2の部分で二つ折りにして、一
方の圧着部3でケーブル9の大半を包み込み、他方の圧
着部3の鋸刃状の突起5で芯線部11まで食い込ませ
て、ケーブル9とケーブル用圧着端子1相互間の電気的
な接続を得ることができるものである。
例について説明する。この第5実施例は、二つ折りに折
り曲げ重ねたタイプのもので、一方は圧着部3を丸めて
ケーブル9を包み込むようにし、他方は圧着部3の両側
端部に鋸刃状の突起5を形成し、この圧着部3を図示の
ように両側端部の鋸刃状の突起5がケーブル9の芯線部
11に食い込ませることができるように、略T字型に折
り曲げて形成し、接続部2の部分で二つ折りにして、一
方の圧着部3でケーブル9の大半を包み込み、他方の圧
着部3の鋸刃状の突起5で芯線部11まで食い込ませ
て、ケーブル9とケーブル用圧着端子1相互間の電気的
な接続を得ることができるものである。
【0019】ここで、図14、図15、図16、図17
(a)、(b)、(c)に基づいて、工具を使用しない
で、電線の絶縁被覆部12を切断することができる圧着
端子について説明する。図14に示す第6実施例は、展
開状態で圧着部3の先端部に鋭利形状を奏するように略
三角形状の突起14を2個所以上形成し、この三角形状
の突起14を90度直角に折り曲げて、この三角形状の
突起14により第1実施例と同様に、ケーブル9の絶縁
被覆部12を貫通して、図17(b)に示すようにケー
ブル用圧着端子1を回転させることにより絶縁被覆部1
2を切断し、さらに図17(c)に示すように矢印方向
に移動することにより芯線部11を剥ぎ出しにし、ケー
ブル用圧着端子1を矢印方向と逆方向に戻して圧着工具
で圧着することにより芯線部11に食い込ませて電気的
な接続ができるものである。
(a)、(b)、(c)に基づいて、工具を使用しない
で、電線の絶縁被覆部12を切断することができる圧着
端子について説明する。図14に示す第6実施例は、展
開状態で圧着部3の先端部に鋭利形状を奏するように略
三角形状の突起14を2個所以上形成し、この三角形状
の突起14を90度直角に折り曲げて、この三角形状の
突起14により第1実施例と同様に、ケーブル9の絶縁
被覆部12を貫通して、図17(b)に示すようにケー
ブル用圧着端子1を回転させることにより絶縁被覆部1
2を切断し、さらに図17(c)に示すように矢印方向
に移動することにより芯線部11を剥ぎ出しにし、ケー
ブル用圧着端子1を矢印方向と逆方向に戻して圧着工具
で圧着することにより芯線部11に食い込ませて電気的
な接続ができるものである。
【0020】図15に示した第7実施例は、前記第6実
施例に対して、さらに、圧着部3を円筒状に丸めた時に
内側面に突出するように切り起こし突起4が一体に形成
したものである。その他については、前記第6実施例と
同様なので説明は省略する。
施例に対して、さらに、圧着部3を円筒状に丸めた時に
内側面に突出するように切り起こし突起4が一体に形成
したものである。その他については、前記第6実施例と
同様なので説明は省略する。
【0021】図16に示した第8実施例は、前記第6実
施例に対して、さらに、圧着部3を展開した時に、両側
部に鋭利な形状を奏するように略三角形状の突起14を
形成したものである。これら、第7実施例、第8実施例
は、共に第6実施例と同様に絶縁被覆部12を切断でき
るものである。その他、圧着するには第6実施例と同じ
ように圧着するものである。
施例に対して、さらに、圧着部3を展開した時に、両側
部に鋭利な形状を奏するように略三角形状の突起14を
形成したものである。これら、第7実施例、第8実施例
は、共に第6実施例と同様に絶縁被覆部12を切断でき
るものである。その他、圧着するには第6実施例と同じ
ように圧着するものである。
【0022】なお、前記実施例におけるケーブル用圧着
端子1や、該ケーブル用圧着端子1の接続部2、圧着部
3の形状、及び切り起こし突起4の形状や、数について
は、これに限られるものではなく、接合されるケーブル
等に応じて適宜設計変更すれば良い。
端子1や、該ケーブル用圧着端子1の接続部2、圧着部
3の形状、及び切り起こし突起4の形状や、数について
は、これに限られるものではなく、接合されるケーブル
等に応じて適宜設計変更すれば良い。
【0023】
【発明の効果】本発明は、以上の構成に基づいて、圧着
時にケーブルの絶縁被覆部を貫通して芯線部にまで食い
込む切り起こし突起を一体に設けられているものであ
り、絶縁被覆部を前もって剥し取りしておく必要がなく
極めて簡単に作業が行える。しかも、圧着部に形成され
る突起により圧着された時、絶縁被覆部と芯線部に食い
込むので、ロック状態になり抜け止めの機能も奏する。
さらに、ケーブルの芯線部とケーブル用圧着端子との接
合面積の増加が図れると共に、切り起こし突起によって
芯線部表面の酸化被膜を剥し取り除去する効果が発揮で
き、ケーブル接続部分における接触抵抗が有効に低減で
きる利点がある。圧着の前に圧着端子に形成した鋭利な
突起を利用して回転させることにより絶縁被覆部を切断
することができるものである。
時にケーブルの絶縁被覆部を貫通して芯線部にまで食い
込む切り起こし突起を一体に設けられているものであ
り、絶縁被覆部を前もって剥し取りしておく必要がなく
極めて簡単に作業が行える。しかも、圧着部に形成され
る突起により圧着された時、絶縁被覆部と芯線部に食い
込むので、ロック状態になり抜け止めの機能も奏する。
さらに、ケーブルの芯線部とケーブル用圧着端子との接
合面積の増加が図れると共に、切り起こし突起によって
芯線部表面の酸化被膜を剥し取り除去する効果が発揮で
き、ケーブル接続部分における接触抵抗が有効に低減で
きる利点がある。圧着の前に圧着端子に形成した鋭利な
突起を利用して回転させることにより絶縁被覆部を切断
することができるものである。
【図1】本発明の第1実施例におけるケーブル用圧着端
子の展開状態を示す平面図である。
子の展開状態を示す平面図である。
【図2】本発明の第1実施例におけるケーブル接続状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図3】本発明の第2実施例におけるケーブル用圧着端
子の展開状態を示す平面図である。
子の展開状態を示す平面図である。
【図4】本発明の第2実施例におけるケーブル接合状態
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図5】本発明の第3実施例におけるケーブル用圧着端
子の展開状態を示す平面図である。
子の展開状態を示す平面図である。
【図6】同第3実施例の断面図である。
【図7】本発明の第3実施例におけるケーブルに接合し
た状態を示す断面図である。
た状態を示す断面図である。
【図8】本発明の第3実施例の変形例で、ケーブル接合
の途中状態を示す断面図である。
の途中状態を示す断面図である。
【図9】本発明の第4実施例におけるケーブル用圧着端
子の展開状態を示す平面図である。
子の展開状態を示す平面図である。
【図10】本発明の第4実施例におけるケーブル用圧着
端子の圧着部の一部を示す斜視図である。
端子の圧着部の一部を示す斜視図である。
【図11】本発明の第4実施例の変形例で、ケーブル用
圧着端子の展開状態を示す平面図である。
圧着端子の展開状態を示す平面図である。
【図12】本発明の第5実施例におけるケーブル用圧着
端子の展開状態を示す平面図である。
端子の展開状態を示す平面図である。
【図13】本発明の第5実施例におけるケーブル接合の
途中状態を示す斜視図である。
途中状態を示す斜視図である。
【図14】本発明の第6実施例におけるケーブル用圧着
端子の展開状態を示す平面図である。
端子の展開状態を示す平面図である。
【図15】本発明の第7実施例におけるケーブル用圧着
端子の展開状態を示す平面図である。
端子の展開状態を示す平面図である。
【図16】本発明の第8実施例におけるケーブル用圧着
端子の展開状態を示す平面図である。
端子の展開状態を示す平面図である。
【図17】本発明の第6実施例を用いて、ケーブルの絶
縁被覆部を切断して芯線を剥ぎ出すところを示す斜視
図、及び正断面図である。
縁被覆部を切断して芯線を剥ぎ出すところを示す斜視
図、及び正断面図である。
1‥‥ケーブル用圧着端子 2‥‥接続部 3‥‥圧着部 4‥‥切り起こし
突起 5‥‥鋸刃状の突起 9‥‥ケーブル 10‥‥ケーブル端部 11‥‥芯線部 12‥‥絶縁被覆部 13‥‥先端部 14‥‥三角形状の突起
突起 5‥‥鋸刃状の突起 9‥‥ケーブル 10‥‥ケーブル端部 11‥‥芯線部 12‥‥絶縁被覆部 13‥‥先端部 14‥‥三角形状の突起
フロントページの続き Fターム(参考) 5E012 AA22 AA25 AA39 5E085 BB02 BB12 CC03 DD07 DD15 EE03 FF01 FF13 HH06 JJ03 JJ38 JJ50
Claims (3)
- 【請求項1】 絶縁被覆部を剥し取らない状態のケーブ
ルの先端部を圧着する導電性の接続具において、ケーブ
ル端部の周囲を被覆している絶縁体を抱き込めるように
ワイヤバレルを設け、該ワイヤバレルの側端部にケーブ
ルの先端部を圧着した際、ケーブルの長手方向に平行に
なるように鋭利な突起を設け、該突起で圧着することが
できるようにしたことを特徴とするケーブル用圧着端
子。 - 【請求項2】 絶縁被覆部を剥し取らない状態のケーブ
ルの先端部を圧着する導電性の接続具において、ケーブ
ル端部の周囲を被覆している絶縁体を抱き込めるように
ワイヤバレルを設け、該ワイヤバレルの側端部にケーブ
ルの先端部を圧着した際、ケーブルの長手方向に平行に
なるように鋭利な突起を設け、該突起でケーブルの絶縁
被覆部を切断できるようにし、さらに、ワイヤバレルの
先端部、及びまたはワイヤバレル全内面に鋭利な突起を
設け、該突起で圧着することができるようにしたことを
特徴とするケーブル用圧着端子。 - 【請求項3】 三角錐、四角錐、五角錐等の角錐のポン
チでワイヤバレルの外周面に切り起こしを形成してワイ
ヤバレル全内面に鋭利な突起を形成するようにしたこと
を特徴とする請求項2に記載のケーブル用圧着端子。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP37454199A JP2001185251A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | ケーブル用圧着端子 |
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---|---|---|---|
JP37454199A JP2001185251A (ja) | 1999-12-28 | 1999-12-28 | ケーブル用圧着端子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001185251A true JP2001185251A (ja) | 2001-07-06 |
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ID=18504024
Family Applications (1)
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