JP2001185032A - 蛍光ランプの製造方法 - Google Patents

蛍光ランプの製造方法

Info

Publication number
JP2001185032A
JP2001185032A JP36467199A JP36467199A JP2001185032A JP 2001185032 A JP2001185032 A JP 2001185032A JP 36467199 A JP36467199 A JP 36467199A JP 36467199 A JP36467199 A JP 36467199A JP 2001185032 A JP2001185032 A JP 2001185032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glass tube
glass
cut
self
fluorescent lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP36467199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3327280B2 (ja
Inventor
Toshiki Oga
俊喜 尾賀
Masaru Saito
勝 斉藤
Kozo Shirai
耕三 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electronics Corp
Priority to JP36467199A priority Critical patent/JP3327280B2/ja
Priority to US09/731,122 priority patent/US6560995B2/en
Priority to IDP20001064D priority patent/ID28680A/id
Priority to CNB00136443XA priority patent/CN1231423C/zh
Publication of JP2001185032A publication Critical patent/JP2001185032A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3327280B2 publication Critical patent/JP3327280B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/08Severing cooled glass by fusing, i.e. by melting through the glass
    • C03B33/085Tubes, rods or hollow products
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/04Re-forming tubes or rods
    • C03B23/047Re-forming tubes or rods by drawing
    • C03B23/0473Re-forming tubes or rods by drawing for forming constrictions
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/04Re-forming tubes or rods
    • C03B23/11Reshaping by drawing without blowing, in combination with separating, e.g. for making ampoules
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/04Re-forming tubes or rods
    • C03B23/13Reshaping combined with uniting or heat sealing, e.g. for making vacuum bottles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B23/00Re-forming shaped glass
    • C03B23/20Uniting glass pieces by fusing without substantial reshaping
    • C03B23/207Uniting glass rods, glass tubes, or hollow glassware
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J9/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
    • H01J9/24Manufacture or joining of vessels, leading-in conductors or bases
    • H01J9/245Manufacture or joining of vessels, leading-in conductors or bases specially adapted for gas discharge tubes or lamps
    • H01J9/247Manufacture or joining of vessels, leading-in conductors or bases specially adapted for gas discharge tubes or lamps specially adapted for gas-discharge lamps
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P40/00Technologies relating to the processing of minerals
    • Y02P40/50Glass production, e.g. reusing waste heat during processing or shaping
    • Y02P40/57Improving the yield, e-g- reduction of reject rates

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自己閉塞するガラス管の端壁の機械的強度を
向上させ、ランプ製造工程中におけるランプ不良率と市
場におけるランプ不良率とを低減する。 【解決手段】 ガラス管1の一端部が、直管状のガラス
管を回転させながらガラス管1の切断予定部3を加熱し
軟化させた後、切断予定部3を加熱しつつ、切断予定部
3に向かってガラス管1を移動させて切断予定部3に肉
溜まり部8を形成し、その後、切断予定部3に対して逆
方向に引っ張りながら、ガラス管1の切断予定部3を切
断し、自己閉塞させて形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蛍光ランプの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の省エネルギー時代を迎えて、低効
率の電球を代替する省エネ光源としてコンパクト形蛍光
ランプの普及が進められている。
【0003】代表的なコンパクト形蛍光ランプの発光管
の構造及び製造方法は、例えば特公平4−58137号
公報に示されている。その製造方法のうちのガラス管加
工工程は、図8に示すように、(a)蛍光体31が内面
に塗布された一本のガラス管30を管軸を中心にして回
転させながら、ガラス管30の中央付近のガラス壁部分
をその軟化温度よりもわずかに高い温度までバーナーを
用いて加熱し、(b)次いでガラス管の軟化していない
端部を互いに離れる方向に引っ張りながら、切断部分を
バーナー加熱により細径化していき、(c)対をなす2
つのガラス管32,33に切断するというものである。
このとき、一対のガラス管32,33の切断された端部
に形成される端壁34,35は自己閉塞する。そして、
端壁34,35の微小リークやガラス歪みによるガラス
管クラックを防止するために、軟化状態にある端壁3
4,35に衝合部材を当てて空気を吹き込むことによ
り、ガラス管32,33の管軸方向に対してほぼ直角を
なし、かつ平坦な面をなすよう加工され、端壁34,3
5の厚さが、少なくともガラス管32,33の管側壁へ
の転位部において、管側壁の平均厚さの0.4〜0.8
倍となるように加工されている。
【0004】次いで、図9に示すランプの発光管36の
製造方法として、対をなすガラス管32,33の開放さ
れている他端部にそれぞれ電極フィラメントコイル3
7,38を保持したガラスステム39,40を封着し、
そしてガラス管32,33は切断・自己閉塞された端部
近傍においてブリッジ接合部41により発光管36内に
一連の放電路をなすように接合されることが記載されて
いる。発光管36の管内には水銀とアルゴンなどの希ガ
スが封入されている。完成ランプとしては、発光管36
の電極側の端部に口金42が装着されている。
【0005】更に、特開平11−40057号公報に
は、図8に示す切断・自己閉塞されたガラス管32,3
3のそれぞれの端壁34,35付近におけるクラック・
リークを一層抑制するための他の改良された手段が示さ
れている。すなわち、図8の端壁34,35にはそのガ
ラス肉厚が不均一ゆえにガラス残留歪みが存在して、そ
の後のランプ製造工程時および点灯エージングにおいて
発光管に熱が加えられるか、あるいはランプ輸送時に衝
撃や振動が加えられると、端壁34,35付近がクラッ
ク・リークが発生、あるいは破損する、という問題があ
り、そこで、図10(a)〜(c)に示すように、一本
のガラス管を管軸を中心に回転させながら中央付近をバ
ーナーで加熱し、対をなす2つに切断し、端壁を自己閉
塞させる。そして、自己閉塞されたガラス管45,46
の端壁47,48が軟化状態のうちに、ガラス管45,
46のそれぞれの開放されている他端部から気体(空気
あるいは窒素)を流入して、端壁47,48がそれぞれ
凸曲面状をなすように膨らますことにより、そのガラス
端壁の肉厚を均一にし、かつガラス残留歪みがないよう
に加工している。
【0006】なお、上記のブリッジ接合されたコンパク
ト形蛍光ランプの性能面での特長は、ランプ点灯状態に
おいて例えば図9のガラス管32,33の切断・自己閉
塞された端壁34,35に管内水銀蒸気圧を最適領域に
制御する最冷点個所が形成されて、ランプ光束が最大値
付近に保たれることである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記各従来技術による
ガラス加工工程でガラス管が切断・自己閉塞され、次い
でブリッジ接合により製造されたコンパクト形蛍光ラン
プに関して、ランプ製造工程中におけるランプ不良率お
よび、実際に出荷された市場におけるランプ不良率を長
年にわたり調査・分析した。その結果、例えば図9に示
す2本の管外径20mmのガラス管が接合された36W
コンパクト形蛍光ランプに関しては、まずランプ製造工
程中における切断・自己閉塞されたガラス管の端壁付近
のクラック・リークあるいは破損によるランプ不良率
は、前記特公平4−58137号公報の図6による工程
においては0.5%、一方、前記特開平11−4005
7号公報の図8による工程においては0.02%であ
り、後者のガラス加工工程はランプ製造工程時に関する
かぎりクラック・リークの抑制に対して有利な作用をも
つことが確認された。
【0008】ところが、市場でのランプ不良率をみてみ
ると、特開平11−40057号公報に示されるガラス
加工工程によるランプにおいても、依然として切断・自
己閉塞されたガラス管の端壁付近のクラック・リークあ
るいは破損によるランプ不良率が約0.1%と比較的高
いことが判明した。この場合のランプ不良は、殆ど前記
端壁47,48付近のガラス破損であり、これは特にラ
ンプ輸送時やランプ取付時における機械的衝撃によるも
のであると判断できる。つまり、特公平4−58137
号公報のガラス加工工程によるものに比べて耐衝撃性も
含めて改善されたとはいえ、特開平11−40057号
公報の工程による切断・自己閉塞された端壁47,48
のガラス肉厚は元のガラス管壁よりも薄くなっており、
これが基本的に端壁47,48の機械的強度を低下せし
めて市場における比較的高いランプ不良率をもたらして
いると考えられる。従って、かかるコンパクト形蛍光ラ
ンプのランプ製造工程中におけるランプ不良率時と実際
の市場におけるランプ不良率とを共に、より低減するに
は、切断・自己閉塞されるガラス管の端壁47,48の
機械的強度を改善することが重要である。
【0009】本発明は、切断した後、自己閉塞するガラ
ス管の端壁の機械的強度を、より向上させ、ランプ製造
工程中におけるランプ不良率と市場におけるランプ不良
率とを従来のものよりも、一層低減することのできる蛍
光ランプの製造方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
蛍光ランプの製造方法は、複数本のガラス管が接合され
て形成された発光管を有する蛍光ランプの製造方法であ
って、前記ガラス管の一端部が、直管状のガラス管を回
転させながら前記ガラス管の切断予定部を加熱し軟化さ
せた後、前記切断予定部を加熱しつつ、前記切断予定部
に向かって前記ガラス管を移動させて前記切断予定部に
肉溜まり部を形成し、その後、前記切断予定部に対して
逆方向に引っ張りながら、前記ガラス管の前記切断予定
部を切断し、自己閉塞させて形成する構成を有する。
【0011】これにより、切断・自己閉塞されたガラス
管の端壁の肉厚を従来のものに比べて、より厚くかつ均
一にでき、その機械的強度を向上することができ、従っ
てランプ製造工程中におけるランプ不良率、および市場
におけるガラス管の端壁のクラック・リークあるいは破
損によるランプ不良率を低減することができる。
【0012】本発明の請求項2記載の発明は、請求項1
記載の蛍光ランプの製造方法において、前記切断予定部
に対して逆方向に引っ張りながら、前記ガラス管内に気
体を流入し、前記ガラス管の前記切断予定部を切断し、
自己閉塞させるとともに、凸曲面状部を形成する構成を
有する。
【0013】これにより、切断・自己閉塞されたガラス
管の端壁の肉厚を従来のものに比べて、より厚くかつ均
一にでき、その機械的強度を向上することができ、従っ
てランプ製造工程中におけるランプ不良率、および市場
におけるガラス管の端壁のクラック・リークあるいは破
損によるランプ不良率を低減することができる。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1及び請求
項2記載の蛍光ランプの製造方法において、前記ガラス
管の前記切断予定部とは遠い方の端部がチャックによっ
て、それぞれ保持された構成を有する。
【0015】これにより、ガラス管を切断・自己閉塞さ
せるガラス加工工程を精度よく制御することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態である蛍光ラ
ンプの製造方法は、図1に示すように(a)内表面に蛍
光体2が塗布された例えば肉厚0.85mm、外径1
6.5mmの直管状のガラス管1を管軸を中心にして回
転させながら、バーナーを用いてガラス管1の切断予定
部3を加熱する(図1(a))。この場合、ガラス管1
の端部4,5はそれぞれ一対の同軸のチャック6,7に
より保持されており、これにより以下の工程も通じてガ
ラス加工が精度よく制御されている。(b)ガラス管1
の加熱された切断予定部3が軟化したとき、バーナー加
熱を続けながらガラス1の端部をそれぞれ1.66mm
/secの速度で、2.5mm、切断予定部3の方向に
移動させて(内側方向に圧縮する力を加えて)、ガラス
の肉寄せにより肉溜り8を形成し(図1(b))、
(c)次いでガラス管1の端部をそれぞれ4mm/se
cの速度で3mm、切断予定部3に対して逆の外側方向
に引っ張る力を加えて、バーナー加熱により肉溜り8を
引き伸ばし(図1(c))、(d)ガラス管1の肉溜り
8の引き伸ばされた部分が径細となったとき、ガラス管
1の端部4,5の開口部から内側方向に気体(空気、窒
素など)を流入しつつ(図1(d))、(e)さらに引
き伸ばして、引き伸ばされた部分をさらに径細にしてい
き(図1(e))、(f)ガラス管1をバーナー加熱に
より2つのガラス管9,10に切断し、この場合、切断
されたガラス管9,10のそれぞれの端壁11,12は
軟化しているので自己閉塞する。そして、この間、気体
は流入し続けられているので、端壁11,12は凸曲面
状をなすように成形される。切断された後のガラス管
9,10のそれぞれの端壁11,12の付近はバーナー
加熱温度を制御することにより除冷して、ガラス歪みを
除去する。この間も気体を流入し続けて、端壁11,1
2の成形を完了する(図1(f))。なお、この場合、
端壁11,12の成形を精度よく行なうために、端壁1
1,12の成形形状に適応した成形モールドをあてて行
なってもよい。
【0017】本発明は前述した従来技術と異なり、ガラ
ス管1の切断予定部3に前もってガラスの肉寄せにより
肉溜り8を形成し、上項(d)〜(f)において、切断
・自己閉塞されるガラス管の開放された他端部の開口部
から気体を流入して、切断後、自己閉塞するガラス端壁
11,12が凸曲面状をなすように成形している。ま
た、上記の工程を通じて切断するガラス管の両端部がチ
ャックにより保持されていることも、精度よいガラス加
工を行なううえで必要である。
【0018】これらにより、後で詳しい実験データで示
すように、本発明のガラス加工工程により切断・自己閉
塞されたガラス管の端壁の肉厚は従来技術のものに比べ
てより厚くかつ均一となり、その機械的強度が増大され
る。その結果、切断・自己閉塞されたガラス管9,10
の端壁11,12の付近でのガラスクラック・リークあ
るいは破損によるランプ不良率は、ランプ製造工程中の
みならず市場においても従来技術によるものに比べて一
層低減することができる。
【0019】図2及び図3は、図1に示した製造方法に
よって形成されたガラス管を用いた本発明に係るコンパ
クト形蛍光ランプの発光管構造をそれぞれ示す。図2の
発光管13は、内面に蛍光体2が塗布された4本のガラ
ス管14,15,16,17が3箇所のブリッジ接合部
22,23,24で一連の放電路をなすように接続され
たものから構成されており、この場合、ガラス管14〜
17はそれぞれ端壁18〜21で閉塞されている。更に
ガラス管14,17の開放された他端部には電極フィラ
メントコイル25,26を保持したガラスステム27,
28がそれぞれ封着されている。発光管13の内部には
水銀とアルゴン主体の希ガスが3Torr封入され、電
極フィラメントコイル25,26には電子放射物質が充
填されている。完成ランプとしては、図3に示すよう
に、発光管13に口金29が装着されている。
【0020】次に、本発明による図3に示す構造からな
る27Wコンパクト形蛍光ランプ(以下、本発明品とい
う)に関して、ガラス管14〜17のそれぞれの切断・
閉塞された端壁18〜21の肉厚と機械的強度を測定し
た。この場合、端壁18,19,20,21の肉厚は、
図4に示すように、端壁のA点、B点(中央部)及びC
点の3箇所で測定した。一方、その機械的強度は、図6
に示すように、端壁18〜21の中心部分に直径10m
m/重量4.2gの鋼球を100mmの高さから5回落
下させて、ガラス破損が発生するか否かで判定した。な
お、測定に用いたガラス管14〜17の寸法は管外径1
6.5mm、側壁の肉厚0.85mmであり、また測定
はそれぞれランプ灯数合計12灯(前記ガラス管14〜
17の各3灯)につき行った。更に、比較のために、従
来品として特公平4−58137号公報(図8参照)及
び特開平11−40057号公報(図10参照)にもと
づくガラス加工工程(図8に示すものを従来品A、図1
0に示すものを従来品Bという)による同様の27Wコ
ンパクト形蛍光ランプに関しても上記と同じ測定を行っ
た。その結果、次のことがわかった。
【0021】本発明品のガラス管14〜17のそれぞれ
の端壁18〜21の肉厚は、図5に示すように、0.7
mm〜0.8mmの範囲に分布しており平均値0.77
mmであった。すなわち、端壁18〜21の肉厚値はい
ずれもガラス管側壁の肉厚0.85mmの80%以上の
範囲にある。また、端壁18〜21の肉厚は均一であっ
た。
【0022】一方、従来品Aのガラス管の自己閉塞した
端壁の肉厚は、図5に示すように、A点,C点では0.
55mm〜0.60mmの範囲に分布しており平均値
0.57mmであり、これらの肉厚値はいずれもガラス
管側壁の肉厚0.85mmの80%以下の範囲にある。
そして、B点(中央部)の端壁の肉厚はA点,C点に比
べて0.7mm〜0.9mmと厚く、いわゆる肉溜りが
存在して端壁の肉厚が不均一になっている。
【0023】また、従来品Bのガラス管の自己閉塞した
端壁の肉厚は、同じ図5に示すように、0.55mm〜
0.60mmの範囲に分布しており平均値0.58mm
であり、これらの肉厚はいずれもガラス管側壁の肉厚8
5mmの80%以下の範囲にある。
【0024】本発明品のガラス管14〜17のそれぞれ
の自己閉塞した端壁18〜21の機械的強度を測定する
鋼球落下試験では、図7に結果を示すように、端壁18
〜21のガラス破損は発生しなかった。一方、図7に示
すように、従来品A,Bによるガラス管の端壁の同じ試
験結果では、(i)従来品Aの場合、試験ランプ12灯
のうち11灯、(ii)従来品Bの場合、試験ランプ1
2灯のうち7灯、においてそれぞれ端壁のガラス破損が
発生した。この結果から明らかなように、本発明に係る
蛍光ランプの製造方法は、自己閉塞したガラス管の端壁
の機械的強度を、従来のガラス加工工程によるものに比
べて、著しく向上させることができるとともに、肉厚も
均一にできることが確認された。
【0025】次いで、本発明に係る製造方法により得ら
れたガラス管を用いた図3の構造からなる上記と同じ2
7Wコンパクト形蛍光ランプに関して、ランプ製造工程
中及び実際の市場に相当する使用条件(梱包状態でのト
ラック輸送、灯具への装着作業及びエイジング点灯)に
おけるランプ不良率を調べた。その結果、次の結果が得
られた。
【0026】本発明によって得られた27Wコンパクト
形蛍光ランプのランプ製造工程中におけるガラス管の切
断・自己閉塞した端壁のクラック・リークあるいは破損
によるランプ不良率は、図8及び図10のそれぞれの従
来技術に係るランプのランプ不良率0.5%及び0.0
3%に比べて、0.01%のレベルまで低減することが
わかった。
【0027】また、本発明によって得られたコンパクト
形蛍光ランプの市場相当の使用条件において、そのガラ
ス管の切断・自己閉塞した端壁のクラック・リークある
いは破損によるランプ不良率も、図8及び図10のそれ
ぞれの従来技術に係るランプのランプ不良率0.2%お
よび0.1%に比べて、0.01%のレベルまで低減さ
れることがわかった。
【0028】以上説明したように、本発明の蛍光ランプ
の製造方法によれば、自己閉塞したガラス管の端壁の肉
厚を従来技術によるものに比べて、より厚くかつ均一に
でき、さらにその機械的強度を向上でき、これによりガ
ラス端壁におけるクラック・リークあるいは破損による
ランプ不良率をより一層低減することができる。
【0029】なお、本発明は、図2及び図3に示した4
本の前記ガラス管14〜17をブリッジ接合したコンパ
クト形蛍光ランプに限らず、その他の例えば2本、6
本、8本のガラス管を接合したランプの製造にも適用で
きる。また、1本のガラス管から3本以上の切断・自己
閉塞したガラス管を製造する場合や、1本のガラス管の
一端を切断・閉塞した1本のガラス管を製造する場合に
も適用できる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、本発明の蛍光ランプの製
造方法は、自己閉塞したガラス管の端壁の肉厚を従来技
術によるものに比べて、より厚くかつ均一にでき、さら
にその機械的強度を向上でき、ランプ製造工程中および
市場において、ガラス管端壁のクラック・リークあるい
は破損によるランプ不良率をより一層低減することがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である蛍光ランプ製造方法
を説明するための図
【図2】同じくコンパクト形蛍光ランプの発光管を示す
斜視図
【図3】同じくコンパクト形蛍光ランプの斜視図
【図4】本発明に係るガラス管の端壁の拡大断面図
【図5】本発明品と従来品A,Bとにおける自己閉塞し
たガラス端壁の肉厚測定の結果を示す図
【図6】機械的強度の測定方法を説明するための図
【図7】本発明品と従来品A,Bとにおけるガラス端壁
の鋼球落下試験による機械的強度の判定結果を示す図
【図8】従来の蛍光ランプの製造方法を説明するための
【図9】従来のコンパクト形蛍光ランプの構造図
【図10】従来の蛍光ランプの製造方法を説明するため
の図
【符号の説明】
1 ガラス管 2 蛍光体 3 ガラス管の切断予定部 6,7 チャック 8 ガラス管の肉溜り 9,10 切断・自己閉塞されたガラス管 11,12 ガラス管の切断・自己閉塞された端壁 13 発光管 22,23,24 ブリッジ接合部 25,26 電極フィラメントコイル
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年10月27日(2000.10.
27)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】また、従来品Bのガラス管の自己閉塞した
端壁の肉厚は、同じ図5に示すように、0.55mm〜
0.60mmの範囲に分布しており平均値0.58mm
であり、これらの肉厚はいずれもガラス管側壁の肉厚
0.85mmの80%以下の範囲にある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白井 耕三 大阪府高槻市幸町1番1号 松下電子工業 株式会社内 Fターム(参考) 5C012 EE03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のガラス管が接合されて形成され
    た発光管を有する蛍光ランプの製造方法であって、前記
    ガラス管の一端部が、直管状のガラス管を回転させなが
    ら前記ガラス管の切断予定部を加熱し軟化させた後、前
    記切断予定部を加熱しつつ、前記切断予定部に向かって
    前記ガラス管を移動させて前記切断予定部に肉溜まり部
    を形成し、その後、前記切断予定部に対して逆方向に引
    っ張りながら、前記ガラス管の前記切断予定部を切断
    し、自己閉塞させて形成されることを特徴とする蛍光ラ
    ンプの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記切断予定部に対して逆方向に引っ張
    りながら、前記ガラス管内に気体を流入し、前記ガラス
    管の前記切断予定部を切断し、自己閉塞させるととも
    に、凸曲面状部を形成することを特徴とする請求項1記
    載の蛍光ランプの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記ガラス管の前記切断予定部とは遠い
    方の端部がチャックによって、それぞれ保持されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の蛍光ラ
    ンプの製造方法。
JP36467199A 1999-12-22 1999-12-22 蛍光ランプの製造方法 Expired - Fee Related JP3327280B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36467199A JP3327280B2 (ja) 1999-12-22 1999-12-22 蛍光ランプの製造方法
US09/731,122 US6560995B2 (en) 1999-12-22 2000-12-06 Method for manufacturing a fluorescent lamp
IDP20001064D ID28680A (id) 1999-12-22 2000-12-08 Metode pembuatan suatu lampu fluoresensi
CNB00136443XA CN1231423C (zh) 1999-12-22 2000-12-22 一种用于荧光灯的玻璃管的制造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36467199A JP3327280B2 (ja) 1999-12-22 1999-12-22 蛍光ランプの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001185032A true JP2001185032A (ja) 2001-07-06
JP3327280B2 JP3327280B2 (ja) 2002-09-24

Family

ID=18482387

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36467199A Expired - Fee Related JP3327280B2 (ja) 1999-12-22 1999-12-22 蛍光ランプの製造方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6560995B2 (ja)
JP (1) JP3327280B2 (ja)
CN (1) CN1231423C (ja)
ID (1) ID28680A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006106645A1 (ja) * 2005-04-01 2006-10-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 二重螺旋状ガラス管の製造方法、蛍光ランプ用発光管及び蛍光ランプ
KR100737714B1 (ko) 2005-01-26 2007-07-10 주식회사 에이디피엔지니어링 형광램프 제조용 형광램프 실커팅 장치 및 형광램프실커팅 방법
KR100753093B1 (ko) * 2004-06-28 2007-08-31 시케이디 가부시키가이샤 밀봉 장치 및 램프 제조 장치
KR101357616B1 (ko) 2013-01-30 2014-02-04 (주)오리엔탈드림 높은 방전압력을 갖는 외부전극 제조방법 및 이를 이용하여 제조된 외부전극 방전장치
KR102285561B1 (ko) * 2021-03-29 2021-08-03 조민호 피펫용 투명관 커팅장치

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10333059A1 (de) * 2003-07-18 2005-02-17 Heraeus Tenevo Ag Verfahren zur Herstellung eines optischen Bauteils aus Quarzglas sowie Hohlzylinder aus Quarzglas zur Durchführung des Verfahrens
DE102004039645B3 (de) * 2004-08-14 2006-01-05 Heraeus Tenevo Ag Verfahren zur Herstellung eines optischen Bauteils aus Quarzglas sowie zur Durchführung des Verfahrens geeignetes Vorprodukt
ITMI20110589A1 (it) * 2011-04-11 2012-10-12 Alessandro Monti Struttura illuminante formata da lampade fluorescenti saldate a elementi decorativi di vetro.
KR20150052151A (ko) * 2012-08-28 2015-05-13 엠비-마이크로텍 아게 전자 장치에 대한 밀폐 하우징 제조 방법

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3263852A (en) * 1963-05-09 1966-08-02 Gen Electric Method of glass bulb manufacture and glass bulb
US3679385A (en) * 1970-09-18 1972-07-25 Gen Electric Manufacture of interior coated bulbs for high temperature glass lamps
US3939538A (en) * 1973-06-28 1976-02-24 General Electric Company Method of making discharge lamp having blow-molded arc tube ends
US3905795A (en) * 1973-08-22 1975-09-16 Gte Sylvania Inc Apparatus for making high intensity discharge arc tube
EP0094133B1 (en) 1982-05-12 1987-03-04 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method of manufacturing a low-pressure mercury vapour discharge lamp and low-pressure mercury vapour discharge lamp manufactured by means of this method
US5037342A (en) * 1988-11-15 1991-08-06 Patent Treuhand Gesellschaft Fur Elektrische Gluhlampen M.B.H. Method of making an electric lamp, and more particularly a lamp vessel in which electrodes are retained in the lamp by a pinch or press seal
JPH0458137A (ja) 1990-06-27 1992-02-25 Hitachi Electron Eng Co Ltd ヘテロダイン微粒子検出器の光学系
US5092804A (en) * 1990-07-31 1992-03-03 Gte Products Corporation Method to press and shear heavy wall metal halide lamps
JPH0817071B2 (ja) * 1990-08-17 1996-02-21 スタンレー電気株式会社 小型管球の製造方法
JPH1140057A (ja) 1997-07-15 1999-02-12 Matsushita Electron Corp 低圧水銀蒸気放電灯の製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100753093B1 (ko) * 2004-06-28 2007-08-31 시케이디 가부시키가이샤 밀봉 장치 및 램프 제조 장치
KR100737714B1 (ko) 2005-01-26 2007-07-10 주식회사 에이디피엔지니어링 형광램프 제조용 형광램프 실커팅 장치 및 형광램프실커팅 방법
WO2006106645A1 (ja) * 2005-04-01 2006-10-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 二重螺旋状ガラス管の製造方法、蛍光ランプ用発光管及び蛍光ランプ
US7901264B2 (en) 2005-04-01 2011-03-08 Panasonic Corporation Process for producing double helical glass tube, light-emitting tube for fluorescent lamp, and fluorescent lamp
KR101357616B1 (ko) 2013-01-30 2014-02-04 (주)오리엔탈드림 높은 방전압력을 갖는 외부전극 제조방법 및 이를 이용하여 제조된 외부전극 방전장치
KR102285561B1 (ko) * 2021-03-29 2021-08-03 조민호 피펫용 투명관 커팅장치

Also Published As

Publication number Publication date
US6560995B2 (en) 2003-05-13
CN1231423C (zh) 2005-12-14
US20010007197A1 (en) 2001-07-12
JP3327280B2 (ja) 2002-09-24
ID28680A (id) 2001-06-21
CN1300721A (zh) 2001-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0866488A1 (en) High-pressure discharge lamp and manufacturing method thereof
JP3327280B2 (ja) 蛍光ランプの製造方法
JP3665510B2 (ja) 放電ランプ装置用アークチューブ
US4881007A (en) Compact gas discharge tube and a method for its manufacture
TW479263B (en) Closed-loop, tubular lamp envelope and method for fabricating the same as well as methods for connecting and processing glass tubes
US4469983A (en) Electric lamp with an envelope seal designed as pinch seal, and a device and method for its manufacture
JPH0115974B2 (ja)
JP4253573B2 (ja) 電球の製造方法
US6729925B2 (en) Method for manufacturing discharge tube and discharge lamp
JPH1140057A (ja) 低圧水銀蒸気放電灯の製造方法
US20110298369A1 (en) Method of manufacturing lamp and quartz bulb
JP3549351B2 (ja) ランプとその製造方法
JP4027252B2 (ja) 放電ランプの製造方法
EP0801417A2 (en) Double-ended type halogen lamp and method of making the same
JPS6324292B2 (ja)
JP2003031185A (ja) ビードステム構体、ビードステム構体の製造方法および管球
JPH05343031A (ja) 放電管とその製造方法
JP3594890B2 (ja) 高圧ランプの製造方法及び該方法にて形成された高圧ランプ
JP3463570B2 (ja) 片口形メタルハライドランプおよびその製造方法
JP2004199908A (ja) 蛍光ランプおよびその製造方法
JPS61232550A (ja) 低圧水銀蒸気放電ランプ
JPH0233827A (ja) 蛍光ランプ用ガラス管の接続方法
JPH01134834A (ja) 金属蒸気放電灯の製造方法
KR20050090852A (ko) 전조등 램프 제조방법
JP3570711B2 (ja) 電球の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070712

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080712

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090712

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090712

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100712

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110712

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110712

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120712

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120712

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130712

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees