JP2001184775A - フロッピーディスクドライブにおけるダイレクトドライブモータの組込み位置決め方法 - Google Patents

フロッピーディスクドライブにおけるダイレクトドライブモータの組込み位置決め方法

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JP2001184775A
JP2001184775A JP37257899A JP37257899A JP2001184775A JP 2001184775 A JP2001184775 A JP 2001184775A JP 37257899 A JP37257899 A JP 37257899A JP 37257899 A JP37257899 A JP 37257899A JP 2001184775 A JP2001184775 A JP 2001184775A
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floppy disk
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stator
state
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JP37257899A
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Hisateru Komatsu
久輝 小松
Mamoru Takahashi
守 高橋
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Mitsumi Electric Co Ltd
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Mitsumi Electric Co Ltd
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    • G11B5/10Structure or manufacture of housings or shields for heads
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    • Y10T29/49021Magnetic recording reproducing transducer [e.g., tape head, core, etc.]
    • Y10T29/49025Making disc drive

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メインフレームに対するダイレクトドライブ
モータの組込み及び位置決めを正確且つ簡単に行うこと
ができるフロッピーディスクドライブにおけるダイレク
トドライブモータの組込み位置決め方法を提供するこ
と。 【解決手段】 メインフレーム13Aとモータフレーム
部分400Aとを一体に有するものを用い、治具90に
より最初にステータ320の軸受け部323を基準にし
てステータ320を位置決めし、このステータ320を
モータフレーム部分400Aに固定し、その後、このス
テータ320にロータ310を装着することを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フロッピーディス
クドライブに関し、特に、フロッピーディスクドライブ
におけるダイレクトドライブモータの組込み位置決め方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、フロッピーディスクドラ
イブ(以下、FDDとも略称する)は、それに挿入され
たフロッピーディスク(以下、FDとも略称する)の円
板状磁気記録媒体に対してデータの記録再生を行うため
の装置である。そして、このようなフロッピーディスク
ドライブは、ラップトップ・パソコンやノート型パソコ
ン、あるいはノート型ワープロ等の携帯型電子機器に搭
載される。
【0003】この種のフロッピーディスクドライブは、
フロッピーディスクの磁気記録媒体に対してデータの読
出し/書込みを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッドをフ
ロッピーディスクに対して所定の半径方向に沿って移動
可能に先端で支持するキャリッジアセンブリと、このキ
ャリッジアセンブリを上記所定の半径方向に沿って移動
させるステッピングモータと、フロッピーディスクを保
持しつつ磁気記録媒体を回転駆動するスピンドルモータ
等のDD(ダイレクトドライブ)モータとを有してい
る。
【0004】このようなフロッピーディスクドライブを
制御するためのFDD制御装置は、従来から種々提案さ
れている。例えば、特開平9−97493号公報には、
上記データの読出し/書込みを行うためのリード/ライ
ト系(以下、R/W系と呼ぶ)制御回路と、ステッピン
グモータの駆動を制御するためのステッピングモータ系
(以下、STP系と呼ぶ)制御回路と、フロッピーディ
スクドライブ全体の動作を制御するためのコントロール
系(以下、CTL系と呼ぶ)制御回路とを1チップIC
内に組み込んだものが開示されている。この1チップI
Cは、一般に、多数のMOSFETを集積したMOS・
ICで実現される。
【0005】上記FDD制御装置は、この1チップIC
の他に、スピンドルモータの駆動を制御するためのスピ
ンドルモータ用ICをも備えているが、このICは多数
のバイポーラトランジスタを集積したバイポーラICで
実現される。
【0006】ところで、FDDは客先によって仕様が異
なる。例えば、Drive Select0又は1、スペシャルシー
ク機能の有無、オートチャッキング機能の有無、Densit
y Out 信号の論理の違い、モードSelect信号の論理の違
い、1Mモード250kbps又は300kbps等。この仕様
を満足するように、1チップICを仕様毎におのおの開
発すると、多種類の1チップICを用意しておかなけれ
ばならない。これを回避するために、1チップICの内
部に、あらかじめ全ての仕様を満足する全ての機能を盛
り込んでおき、仕様に合わせて機能を選択するようにし
た、機能選択回路付き1チップICも既に提案されてい
る(例えば、特開平9−97839号公報参照)。
【0007】一方、周知のように、FDDによって駆動
されるFDは、磁気ヘッドでアクセスされる円板状磁気
記録媒体を含み、この磁気記録媒体の表面上には、半径
方向に沿ってデータを記録するための通路としての複数
本のトラックが同心円状に形成されている。FDのトラ
ック本数は片面80本であり、最外周トラックTR00か
ら最内周トラックTR79まである。ここでは、最外周ト
ラックTR00を最端トラックと呼ぶことにする。
【0008】FDをFDDの磁気ヘッドでアクセスする
場合、所望のトラック位置に磁気ヘッドを位置決めする
必要がある。この為には、磁気ヘッドを先端で支持して
いるキャリッジアセンブリを位置決めすれば良い。キャ
リッジアセンブリの駆動手段としてステッピングモータ
を採用しているので、FDDではキャリッジアセンブリ
の位置決めを容易に行うことができる。それにも拘ら
ず、FDDでは、それに挿入されたFDの磁気記録媒体
の最端トラックTR00の位置だけは検出する必要があ
る。この最端トラックTR00の位置を検出する為に、キ
ャリッジアセンブリにはその底部から下方に突出した遮
断板が備えられ、このキャリッジアセンブリと対向する
メインフレームに近接した基板にフォトインタラプタが
取り付けられている(例えば、特開平9−91859号
公報参照)。すなわち、フォトインタラプタの光路を遮
断板が遮断することにより、磁気ヘッドがFDの磁気記
録媒体の最端トラックTR00の位置にあることを検出す
ることができる。このようなトラック位置検出機構は、
この技術分野では「00センサ」と呼ばれる。
【0009】従来、スピンドルモータを制御するために
磁気センサ(回転子位置検出器)が使用されており、そ
の検出素子としてはホール素子が一般に使用される。こ
のようなホール素子を使用したスピンドルモータは“ホ
ールモータ”とも呼ばれる。周知のように、“ホール素
子”とは、導体中を流れる電流に直角方向に磁界を加え
たとき、電流と磁界のそれぞれに直角な方向に起電力を
発生する現象である“ホール効果”を応用した半導体素
子であって、そのとき発生する電圧をホール電圧とい
う。すなわち、ホール素子は磁界の強さを電圧に変える
素子である。
【0010】図9および図10を参照して、従来のフロ
ッピーディスクドライブ(FDD)を制御するための従
来のFDD制御装置について説明する。
【0011】図示のFDD制御装置は、1チップIC5
0(図9)と、スピンドルモータ用IC60’(図1
0)と、電源供給回路80とを有する。これら1チップ
IC50、スピンドルモータ用IC60’、および電源
供給回路80は、メインプリント基板(図示せず)上に
実装される。スピンドルモータ用IC60’は、スピン
ドルモータ(後述する)の駆動を制御するためのICで
あって、多数のバイポーラトランジスタを集積したバイ
ポーラICで実現される。これに対して、1チップIC
50は、多数のMOSFETを集積したMOS・ICで
実現される。電源供給回路80は、電源スイッチ(図示
せず)がオンしたとき、5Vの電圧を供給するための回
路であって、第1の電源端子VAと第2の電源端子VB
とを持つ。
【0012】図9に加えて図11をも参照して、1チッ
プIC50は、R/W系制御回路51と、STP系制御
回路52と、CTL系制御回路53とを内部に組み込ん
でいる。R/W系制御回路51はデータの読出し/書込
みを行うための制御回路である。STP系制御回路52
はステッピングモータ(後述する)の駆動を制御するた
めの制御回路である。CTL系制御回路53はフロッピ
ーディスクドライブ全体の動作を制御するための制御回
路であり、ロジック回路とも呼ばれる。1チップIC5
0は上述した機能選択回路54と、ホスト用I/F回路
55と、スピンドルモータ制御用I/F回路56とをさ
らに含んでいる。CTL系制御回路53は、R/W系制
御回路51とSTP系制御回路52と機能選択回路54
とホスト用I/F回路55とスピンドルモータ制御用I
/F回路56とに接続されている。
【0013】R/W系制御回路51は、HEAD1ライ
ン71およびHEAD0ライン72を介して、それぞ
れ、上側磁気ヘッド(後述する)および下側磁気ヘッド
(後述する)に接続されている。STP系制御回路52
はS−MOTORライン73を介してステッピングモー
タと接続されている。ホスト用I/F回路55はI/F
ライン74を介してホストシステム(図示せず)と接続
されている。スピンドルモータ制御用I/F回路56は
FFCライン75を介してスピンドルモータ用IC6
0’に接続されている。
【0014】次に、1チップIC50の入出力端子につ
いて説明する。1チップIC50は、HEAD1ライン
71およびHEAD0ライン72に接続されるR/W系
出力端子(ER1,RW1A,RW1B,ER0,RW
0A,RW0B,VCC(R))を持つ。また、1チッ
プ1C50は、S−MOTORライン73に接続される
STP系出力端子(ST1,ST1B,ST4,ST4
B)を持つ。さらに、1チップIC50は、I/Fライ
ン74に接続されるホスト用入出力端子(DCO,S1
I,RDO,WPO,TKO,WGI,WDI,ST
P,DIR,MTI,DSI,ID0,HDOO,HD
IS)を持つ。1チップIC50は、FFCライン75
に接続されるスピンドルモータ制御用入出力端子(ID
I,MTO,360,HDI3,HDI,DSO,DK
I,WPI,1MCLK)を持つ。
【0015】これら入出力端子以外にも、1チップIC
50は、2つの機能選択入力端子(1M36/HDOS
/WPOS,ACHS/DSS/DRS)や、00セン
サ用の2つの入力端子(TKI,TKS)等を持つ。
【0016】00センサとして動作するフォトインタラ
プラ31は、発光素子である発光ダイオード(LED)
31aと、受光素子であるフォトトランジスタ31bと
を有する。LED31aのアノードは第1の電源端子V
Aに接続され、カソードは1チップIC50のTKS端
子に接続されている。フォトトランジスタ31bのコレ
クタは第1の電源端子VAに接続されている。また、フ
ォトトランジスタ31bのエミッタは抵抗器R4 を介し
て接地されるとともに、1チップIC50のTKI端子
に接続されている。
【0017】図10を参照して、スピンドルモータ用I
C60’によって制御されるスピンドルモータは、その
詳細な構成については後で説明するが、U相、V相、お
よびW相の3つのコイル(固定子巻線)601,60
2,603を持つブラシレス三相直流モータである。そ
して、スピンドルモータは、永久磁石形回転子(後述す
る)と、回転子位置検出器(後述する)とを備えてい
る。一方、スピンドルモータ用IC60’は、複数個の
バイポーラトランジスタから成る駆動トランジスタ(ト
ランジスタ整流子)を内蔵している。すなわち、スピン
ドルモータは、このモータの回転子位置に応じて、駆動
トランジスタのバイポーラトランジスタをオン、オフさ
せて、該当する固定子巻線に電流を流し、回転子磁極と
の間にトルクを発生し、回転子を回転させる。回転子の
回転にともない、回転子位置検出器から出力される回転
子位置検出信号も順次切換えられ、電流を流す固定子巻
線を切換え、回転を持続する。
【0018】また、スピンドルモータは、回転子の回転
数(回転速度)を検出するための周波数発生パターンF
GPTを有する。スピンドルモータ用IC60’は、周
波数発生パターンFGPTで検出された回転子の回転速
度に基づいて、回転子位置検出器からの回転子位置検出
信号を参照しながら、電流を流す固定子巻線を切換え
る。
【0019】上記回転子位置検出器としては、図10に
示すように、3つのホール素子606,607,608
が使用される。これら3つのホール素子606〜608
における詳細な配置関係については、例えば、米国特許
第4,882,511号明細書(対応する公開公報は特
開昭61−164454号公報)を参照されたい。とに
かく、3つのホール素子606〜608は、電気角12
0°間隔で配置されている。尚、もう1つのホール素子
609は、インデックス検出用である。
【0020】図12に示すように、U相、V相、および
W相の3つのコイル601,602,603は、中性点
Nを持ち、星型結線(Y結線)されている。図12に示
す例においては、W相コイル603に電流Iが流れ込
み、V相コイル602から電流Iが流れ出ている。電流I
が流れ込むコイルの状態を「H」で表し、電流Iが流れ
出すコイルの状態を「L」で表す。そして、「H」状態
のコイルをソース側と呼び、「L」状態のコイルをシン
ク側と呼ぶ。したがって、図12に示す例の場合、
「H」状態のW相コイル603がソース側であり、
「L」状態のV相コイル602がシンク側である。ま
た、電流が流れ込みも流れ出しもしないコイルの状態は
ハイインピーダンス状態と呼ばれ、「M」で表される。
すなわち、図12に示す例の場合、U相コイル601が
ハイインピーダンス状態、すなわち、「M」状態であ
る。
【0021】上述のように、三相コイル601〜603
の内、いずれか1つが「H」状態、別の1つが「L」状
態、そして残りの1つが「M」状態となる。したがっ
て、三相コイル601〜603に流れる電流Iの状態に
は、後述するように、6つの状態がある。一方、回転子
(ロータ)は、後で図面を参照して説明するように、周
方向に等間隔でメイン着磁されている環状の永久磁石を
含む。また、ステータは、後で図面を参照してするよう
に、複数の固定子コア(ポール)を有し、各コアにコイ
ルが巻回されている。そして、一般に、ロータのメイン
着磁の極数Mとステータのポールの個数Nの比率M:N
は4:3である。すなわち、メイン着磁が20極の場
合、ステータのポール数は15個である。つまり、U相
コイル601、V相コイル602、およびW相コイル6
03の各々は5つある。この場合、ロータのメイン着磁
は周方向に18°の角度間隔で配置され、ステータのポ
ールは周方向に24°の角度間隔で配置される。電気角
120°間隔で配置された3つのホール素子606〜6
08は、ロータのメイン着磁の磁界を検知し、これら3
つの入力条件により、電流Iを流すべきU相、V相、お
よびW相の3つのコイル601,602,603を切り
換える。
【0022】図13は、ロータのメイン着磁が20極
で、ステータのポールが15個のDDモータの一部(す
なわち、8極分のメイン着磁と、6個分のポールの部
分)の配置と、3つのホール素子606〜608との配
置関係を図示している。図13では、3つのホール素子
606〜608を、それぞれ、Hu、Hv、Hwで示し、
U相、V相、およびW相の3つのコイル601,60
2,603を、それぞれ、単に、U、V、およびWで示
している。
【0023】図13は、上述した図12と同じ状態を示
している。すなわち、U相コイル601が「M」状態、
V相コイル602が「L」状態、W相コイル603が
「H」状態である。このとき、図13から明らかなよう
に、ホール素子Huはメイン着磁のS極を検知し、ホー
ル素子Hvはメイン着磁のS極を検知し、ホール素子Hw
はメイン着磁のN極を検知している。換言すれば、ホー
ル素子Hu、Hv、Hwが、それぞれ、S極、S極、N極
を検知しているとき、U相コイル601をハイインピー
ダンス状態、V相コイル602をシンク側、W相コイル
603をソース側とするように出力を切換えなければな
らない。
【0024】下記の表1に、3つのホール素子Hu、H
v、Hwの入力条件と、U相、V相、およびW相の3つの
コイルの出力との関係を表した、6つの状態を示す。
【0025】
【表1】 表1では6つの状態を〜で区別して示している。
尚、図13(図12)に図示した状態は、上記表1では
の状態に相当する。
【0026】次に、図14及び図15を参照して、従来
の3.5インチ型フロッピーディスクドライブについて
説明する。図14は分解斜視図、図15は前面側からみ
た斜視図である。
【0027】図示のフロッピーディスクドライブは、
3.5インチ型フロッピーディスク(後述する)を駆動
するための装置である。挿入されたフロッピーディスク
は、図14及び図15の矢印Aに示す方向からフロッピ
ーディスクドライブ中に挿入される。挿入されたフロッ
ピーディスクは、ディスクテーブル11上に、その回転
軸11aとフロッピーディスクの中心軸とが一致した状
態で保持される。後述するように、ディスクテーブル1
1はメインフレーム13の表面上で回転自在に支持され
ている。従って、ディスクテーブル11の回転軸11a
の軸方向Bは、メインフレーム13の厚み方向と平行に
成っている。ディスクテーブル11は、メインフレーム
13の裏面に設けられたスピンドルモータ(DDモー
タ)(後述する)によって回転駆動され、これによって
フロッピーディスクの磁気記録媒体が回転する。また、
メインフレーム13の裏面には、多数の電子部品が搭載
された基板(図示せず)が取り付けられている。
【0028】フロッピーディスクドライブは、フロッピ
ーディスクの磁気記録媒体に対してデータの読出し/書
込みを行うための上下一対の磁気ヘッド14(上側磁気
ヘッドのみを図示する)を備えている。磁気ヘッド14
は、フロッピーディスクドライブの背面側に設けられた
キャリッジアセンブリ15にその先端で支持されてい
る。すなわち、キャリッジアセンブリ15は、上側磁気
ヘッド14を支持する上側キャリッジ15Uと下側磁気
ヘッドを支持する下側キャリッジ15Lとを有する。キ
ャリッジアセンブリ15は、メインフレーム13の表面
上で後述するようにメインフレーム13から離隔して配
置されており、磁気ヘッド14をその先端でフロッピー
ディスクに対して所定の半径方向(図14及び図15の
矢印Cで示す方向)に沿って移動可能に支持している。
【0029】また、メインフレーム13の背面側の側壁
131には、ステッピングモータ16が固定されてい
る。ステッピングモータ16はキャリッジアセンブリ1
5を所定の半径方向Cに沿ってリニアに駆動する。詳細
に説明すると、ステッピングモータ16は所定の半径方
向Cと平行に延在する回転軸(駆動軸)161を有し、
この回転軸161には雄ネジが切られている。この回転
軸161の先端161aは、メインフレーム13の表面
から切り起こしにより立設された曲げ部132に空けら
れた穴132aを貫通し、スチールボール162が設け
られる。この穴132aとスチールボール162とによ
って、回転軸161は所定の半径方向Cと平行に延在す
るように規制され、かつその先端161aは回転可能に
保持される。
【0030】一方、キャリッジアアセンブリ15は、下
側キャリッジ15Lから回転軸161まで延在したアー
ム151を有し、このアーム151の先端151aは回
転軸161の雄ネジの谷の部分に係合する。従って、ス
テッピングモータ16の回転軸161が回転すると、こ
のアーム151の先端151aが回転軸161の雄ネジ
の谷の部分に沿って動かされ、これによってキャリッジ
アセンブリ15自体が所定の半径方向Cに沿って移動す
る。とにかく、ステッピングモータ16はキャリッジア
センブリ15を所定の半径方向Cに沿ってリニアに移動
させるための駆動手段として働く。
【0031】ステッピングモータ16の回転軸161が
キャリッジアセンブリ15の一方の側に設けられている
ので、キャリッジアセンブリ15の一方の側はこの回転
軸161によってフレーム13から離隔した状態で、移
動可能に支持される。しかしながら、この回転軸161
による支持だけでは、キャリッジアセンブリ15全体を
フレ−ム13の表面から離隔した配置することはできな
い。そのため、ガイドバー17によって、キャリッジア
センブリ15の他方の側でキャリッジアセンブリ15を
支持しながら案内する。ガイドバー17はキャリッジア
センブリ15を間に挟んで、ステッピングモータ16の
回転軸161とは逆側に設けられている。ガイドバー1
7は所定の半径方向Cに対して平行に延在し、メインフ
レーム13の表面上で一端171および他端172が後
述するように固定され、キャリッジアセンブリ15を所
定の半径方向Cに沿って案内する。これによって、キャ
リッジアセンブリ15全体がメインフレーム13の表面
から離隔して配置される。
【0032】尚、キャリッジアセンブリ15からこのガ
イドバー17側へフレキシブル・プリンテッド・サーキ
ット(FPC)152が延在しており、このFPC15
2はメインフレーム13の裏面に取り付けられた基板
(図示せず)に電気的に接続される。
【0033】ガイドバー17はメインフレーム13の表
面でガイドバークランプ18によって挟持されている。
ガイドバークランプ18はその中央部でメインフレーム
13の表面にバインド子ネジ19によって固定されてい
る。詳細に説明すると、ガイドバークランプ18はガイ
ドバー17より少しだけ長い矩形固定部材180を有
し、矩形固定部材180のほぼ中央にはバインド子ネジ
19のネジ軸190が通過できる程度の穴180aが穿
設されている。矩形固定部材180の一端180bおよ
び他端180cからは、それぞれ、ガイドバー17の一
端171および他端172を挟持するための一対のアー
ム181および182が延在している。
【0034】ガイドバークランプ18は単にガイドバー
17を挟持しているだけなので、これだけではガイドバ
ー17をメインフレーム13の表面に固定することはで
きない。このために、ガイドバー17の両端171およ
び172の位置を規制するための一対の位置決め部材が
必要である。この一対の位置決め部材としては、メイン
フレーム13の一部をメインフレーム13の表面側に切
り起こして形成した一対の曲げ部201および202を
使用している。
【0035】キャリッジアセンブリ15の下側キャリッ
ジ15Lは、キャリッジアセンブリ15をガイドバー1
7に沿って摺動可能に支持する支持枠としても働く。下
側キャリッジ15Lはガイドバー17側へ突出した突出
部(図示せず)を有し、この突出部中にガイドバー17
が摺動可能に嵌入されている。
【0036】フロッピーディスクドライブは、イジェク
トプレート21とディスクホルダ22とを更に有する。
メインフレーム13、イジェクトプレート21、及びデ
ィスクホルダ22は、金属板に打抜き加工、プレス加
工、曲げ加工等を施すことにより形成される。
【0037】イジェクトプレート21は、フロッピーデ
ィスクの挿入方向Aおよびその逆方向に沿ってスライド
自在なように、メインフレーム13上に備えられてい
る。イジェクトプレート21は、後述するように、フロ
ピーディスクドライブの作動時に、ディスクホルダ22
と協働してフロッピーディスクを保持する。また、イジ
ェクトプレート21は、フロッピーディスクを挿入方向
Aに沿ってフロッピーディスクドライブ内に挿入するこ
とを可能とし、或いはフロッピーディスクを挿入方向A
と逆方向に沿ってフロッピーディスクドライブ内からの
取り出すことを可能とするために、挿入方向Aに沿って
フロッピーディスクが摺動自在なようにフロッピーディ
スクを保持する。イジェクトプレート21には、互いに
対向する一対の側壁210が形成されている。この両側
壁210の各々には、一対のカム部211が形成されて
いる。また、イジェクトプレート21の底面には、両側
壁210に沿って切抜き部212が形成され、イジェク
トプレート21の底面中央部には、ディスクテーブル1
1を取り囲むように略U字状の切欠き部213が形成さ
れている。更に、イジェクトプレート21の下面には、
ピン(後述する)が設けられており、このピンは、後述
するイジェクトレバーの係止部と係合する。
【0038】ディスクホルダ22は、イジェクトプレー
ト21上に配置されている。ディスクホルダ22には、
主表面220と、この主表面220の両側端で互いに対
向した一対の側壁221が形成されている。この両側壁
221には、それぞれ突片222(一方のみ図示)が形
成されている。これらの突片222は、イジェクトプレ
ート21の切抜き部212を通じてメインフレーム13
の穴133内に挿通される。この突片222がメインフ
レーム13の穴133内に挿通されることにより、ディ
スクホルダ22は、メインフレーム13に対する挿入方
向Aの位置が決められるのと同時に、ディスクホルダ2
2は、ディスクテーブル11の回転軸11aの軸方向B
に沿って往復動自在となる。また、両側壁221の各々
には、一対のピン223が設けられている。このピン2
23は、イジェクトプレート21の側壁210に形成さ
れたカム部211内に挿通される。ディスクホルダ22
とイジェクトプレート21との間には、イジェクトバネ
23が架設されている。
【0039】尚、本例の場合、ディスクホルダ22に突
片222を設け、メインフレーム13に穴133を設け
てあるが、これに限らず、メインフレームに突片を設
け、ディスクホルダに穴を設けて構わない。
【0040】また、ディスクホルダ22は、その挿入方
向Aの奥側中央部に、キャリッジアンセンブリ15の上
側キャリッッジ15Uと対応する位置に、所定の半径方
向Cに延在した略矩形状の開口部224が設けられてい
る。この開口部224を囲むように、その周囲にディス
クホルダ22の主表面220から上方に盛り上がった、
略U字形状の盛り上がり縁225が形成されている。一
方、キャリッジアンセンブリ15は、側方に延びる一対
の側方アーム153を備え、この側方アーム153は盛
り上がり縁225の上に位置する。後述するように、フ
ロッピーディスクがディスクホルダ22からイジェクト
された状態では、この側方アーム153が盛り上がり縁
225と係合し、これによって上下一対の磁気ヘッド1
4同士が互いに離される。さらに、ディスクホルダ22
は、その挿入方向Aの奥側で開口部224から右より
に、後述するイジェクトレバーのレバー部の回動を許す
ような形状の開口部226も有している。
【0041】メインフレーム13上には、キャリッジア
センブリ15の近傍に、イジェクトレバー24が回動自
在に設けられている。詳細に述べると、メインフレーム
13には、その表面から上方に延びるロッド状ピン13
4が立設している。イジェクトレバー24は、ロッド状
ピン134が嵌め込まれる筒状部240と、この筒状部
240から径方向に延在するアーム部(レバー部)24
1と、このアーム部241の自由端に設けた上方に延在
する突起部242と、アーム部241の自由端側から周
方向に延びる円弧状の係止部243とを有している。イ
ジェクトレバー24には、筒状部240の周りにイジェ
クトレバーバネ25が装着され、このイジェクトレバー
バネ25は、イジェクトレバー24を図面上、反時計回
りに付勢している。イジェクトレバー24の突起部24
2は上記ディスクホルダ22の開口部226に遊嵌され
ている。また、この突起部242は、後述するフロッピ
ーディスクのシャッタの右側上端縁と係合して、シャッ
タの開閉を制御する。尚、図15に示されるように、ロ
ッド状ピン134の先端にはネジ26が捩じ込まれてお
り、これによってイジェクトレバー24がロッド状ピン
134から抜けるのを防止している。
【0042】また、メインフレーム13の前端部には、
フロントパネル27が取り付けられている。フロントパ
ネル27は、フロッピーディスクを出し入れする開口2
71と、この開口271を開閉する扉272とを備えて
いる。このフロントパネル27には、イジェクトボタン
28が前後方向移動可能に突設されている。イジェクト
ボタン28は、イジェクトプレート21の前端で前方に
突き出ている突起部214に嵌め込まれている。
【0043】図16を参照して、図14および図15に
示されたフロッピーディスクドライブ(FDD)によっ
て駆動されるフロッピーディスク(FD)について説明
する。図示のフロッピーディスク40は、円板状の磁気
記録媒体41と、この磁気記録媒体41を覆うシェル4
2と、矢印D方向に摺動可能なシャッタ43とを有す
る。シャッタ43には窓43aが空けられている。シャ
ッタ43は矢印D方向とは逆方向に図示しないバネ部材
によって付勢されている。シェル42は、上記フロッピ
ーディスクドライブの磁気ヘッド14での磁気記録媒体
41のアクセスを可能とする開口部42aを有する。こ
の開口部42aは、フロッピーディスク40がフロッピ
ーディスクドライブ内に挿入されていない状態では、図
16に示すように、シャッタ43で覆われている。フロ
ッピーディスク40がフロッピーディスクドライブ内に
挿入されるとき、シャッタ43の右側縁上端43bにイ
ジェクトレバー24の突起部242が係合して、シャッ
タ43を矢印D方向へ摺動する。
【0044】シェル42は、右上角部に、逆挿入(表裏
及び挿入方向を逆にして挿入)防止用の面取り部42b
が形成されている。また、シェル42には、その挿入方
向A後端の左側角部に書込み保護用穴44が穿設されて
いる。
【0045】上述したように、フロッピーディスクドラ
イブによって駆動されるフロッピーディスク40におい
て、磁気ヘッド14でアクセスされる磁気記録媒体41
の表面上には、データを記録するための通路としての複
数本のトラック(図示せず)が半径方向に沿って同心円
状に形成されている。フロッピーディスク40のトラッ
ク本数は片面80本であり、最外周トラック(最端トラ
ック)TR00から最内周トラックTR79まである。
【0046】図14に加えて図17をも参照して、磁気
記録媒体41の最端トラックTR00の位置を検出するた
めのトラック位置検出機構(00センサ)について説明
する。
【0047】キャリッジアセンブリ15において、下側
キャリッジ15Lにはその底部から下方に突出した遮断
板154が備えられている。一方、このキャリッジアセ
ンブリ15と対向するメインフレーム13の下面側には
メインプリント基板30が配設されており、このメイン
プリント基板30上にトラック位置検出機構(00セン
サ)として使用されるフォトインタラプタ31が実装さ
れている。このため、メインフレーム13にはこのフォ
トインタラプタ31を通すための穴13bが穿設されて
いる。
【0048】周知のように、フォトインタラプタ31
は、発光素子31a(図9)が内蔵された第1の突出部
311と、受光素子31b(図9)が内蔵された第2の
突出部312とを有する。第1の突出部311と第2の
突出部312とは、図示の如く、対面するように配置さ
れており、各々の対面する壁面には開口部(図示せず)
が設けられている。これら2つの開口部を通して、発光
素子から受光素子へ向かう光路が形成される。そして、
上記遮断板154は、図示の如く、第1の突出部311
と第2の突出部312との間の通路を通過する。
【0049】このような構成の00センサにおいて、フ
ォトインタラプタ31の光路を遮断板154が遮断する
ことにより、磁気ヘッド14がフロッピーディスク40
の磁気記録媒体41の最端トラックTR00の位置にある
ことを検出することができる。
【0050】次に、図18を参照して、上記フロッピー
ディスクドライブに使用されるDDモータ(スピンドル
モータ)について説明する。
【0051】図示のDDモータ300は、ロータ310
と、このロータ310に組み合わされるステータ320
とから成る。ロータ310は、円板状の金属製ケーシン
グ311の中央部に断面略台形状部312を上方に突出
させて有する。断面略台形状部312の上面には、ディ
スクテーブル11が固着されている。メインフレーム1
3には、ロータ310の断面略台形状部312の上部の
みを主面側に突出させることのできる円形開口134が
設けられている。その結果、ディスクテーブル11はメ
インフレーム13の主面側に突出する。
【0052】ロータ310は、その中心に、ケーシング
311とディスクテーブル11とを貫通するように、金
属製の回転軸11aが一体的に固着されている。すなわ
ち、ケーシング311と回転軸11aは、ディスクテー
ブル11をプラスチックマグネットにより射出成形で成
形する時に一体的に組み付けられる。ケーシング311
は、その周縁に下方に延びる筒状体314を有し、筒状
体314の内側にリング状の永久磁石315が取り付け
られている。
【0053】この永久磁石315は、前述したように、
周方向にメイン着磁されている。また、永久磁石315
の底面部は、周方向にモータサーボ用着磁されている。
尚、後述するステータ320のポール数が15個の場
合、メイン着磁は20極(N極が10極、S極が10
極)である。一方、モータサーボ用着磁は、ステータ3
20のポール数とは無関係に、120極(N極が60
極、S極が60極)である。メイン着磁は駆動用磁化部
とも呼ばれ、モータサーボ用着磁は検出用磁化部とも呼
ばれる。
【0054】また、図18に示されるように、筒状体3
14の一部が切り欠けられており、その切欠部分からメ
イン着磁の一部が磁極として突出し露出している。
【0055】断面略台形状部312の下面側にはアーム
316が組み付けられ、このアーム316にはドライブ
ロータ317が回転可能に設けられる。そして、断面略
台形状部312及びディスクテーブル11には略四角形
の穴(図示せず)が設けられ、これらの穴を通してドラ
イブローラ317がディスクテーブル11の上方に突出
するように配置される。フロッピーディスクドライブ内
に収容されたフロッピーディスク40(図16)は、デ
ィスクテーブル11上に載り、フロッピーディスク40
のハブ(図示せず)に形成された穴にドライブローラ3
17が嵌入することで、その磁気記録媒体41(図1
6)は回転駆動される。
【0056】一方、ステータ320は、モータフレーム
400によりメインフレーム13の背面側に取り付けら
れる。すなわち、ステータ320は、金属製のモータフ
レーム400の主面に実装されたプリント配線基板50
0上に構成される。ステータ320は、放射状に延びる
複数の固定子コア321を有するコアアセンブリと、複
数の固定子コア321のそれぞれに巻回した固定子コイ
ル322と、回転軸11aを受けるためのセンターメタ
ル(軸受け部)323とを有する。モータフレーム40
0は、その端縁部から上方に延びてメインフレーム13
の背面に当接する逆L字形の取付け部410を複数個有
する。
【0057】図19に示されるように、プリント配線基
板500上には、周波数発生パターンFGPTがDDモ
ータのステータ320の回りに形成されている。換言す
れば、周波数発生パターンFGPTは、永久磁石315
のモータサーボ用着磁(検出用磁化部)と所定距離だけ
離間した状態で対向配置されている。尚、図19は、ス
テータ320のポール数が18個の場合を図示してい
る。この場合、ロータ310のメイン着磁は24極であ
る。ちなみに、前述したように、ステータ320のポー
ル数が15個の場合には、ロータ310のメイン着磁は
20極である。
【0058】永久磁石315のモータサーボ用着磁が周
波数発生パターンFGPT上を回転することにより、周
波数発生パターンFGPTに逆起電力が発生する。前述
したように、永久磁石315のモータサーボ用着磁は一
周120極であるので、DDモータが1回転すると、6
0サイクルの信号が周波数発生パターンFGPTから発
生することになる。この信号はFGサーボ信号と呼ばれ
る。DDモータの回転数が300RPMの場合、DDモ
ータは1秒当り5回転する。そのとき、FGサーボ信号
の周波数は、(60×5)=300Hzとなる。
【0059】したがって、このFGサーボ信号と基準ク
ロック周波数が1MHzの基準クロック信号をカウンタ
を使用して分周して得られる300Hzの分周クロック
周波数を持つ分周クロック信号とを比較することによ
り、DDモータの速度を制御することが可能である。換
言すれば、FGサーボ信号の立上がりに同期してカウン
タをスタートさせ、そのカウンタが既定値をカウンタし
て得られる分周クロック信号の立下がりタイミングとF
Gサーボ信号の立下がりタイミングとを比較するするこ
とにより、DDモータの速度制御を行う。具体的には、
FGサーボ信号の立下がりタイミングが分周クロック信
号の立下がりタイミングよりも早ければ、DDモータを
減速させるように制御する。逆に、FGサーボ信号の立
下がりタイミングが分周クロック信号の立下がりタイミ
ングよりも遅ければ、DDモータを加速するように制御
する。
【0060】上述したように、従来のフロッピーディス
クドライブは、メインフレーム13とは別に、DDモー
タ(スピンドルモータ)を搭載するためのモータフレー
ム400が必要であった。換言すれば、モータフレーム
400はメインフレーム13とは別ピースで構成されて
いた。尚、メインフレーム13はメインシャーシとも呼
ばれ、モータフレーム400はモータベースとも呼ばれ
る。
【0061】図20はメインフレーム(メインシャー
シ)13とモータフレーム(モータベース)400とを
別々にしたものを斜め前方上方から見た斜視図である。
また、図21はメインフレーム13のみを斜め側方上方
から見た斜視図である。さらに、図22はメインフレー
ム13にモータフレーム400をネジ(図示せず)を使
用して組み付けた状態を、斜め側方下方から見た斜視図
である。また、図23は図18に示したスピンドルモー
タ300をメインフレーム13に位置決めし、固定する
工程を示し、(a)は治具90′を用いてスピンドルモ
ータ300を位置決めする状態を示す斜視図、(b)は
スピンドルモータ300が固定された状態を示す斜視図
である。
【0062】図20〜23、並びに図18に示すよう
に、従来のフロッピーディスクドライブでは、メインフ
レーム13とモータフレーム400とは別体であり、ス
ピンドルモータ300のロータ310の断面略台形部3
12だけを、円形開口部135を通じて、メインフレー
ム13の主面側に突出させていた。このため、従来のフ
ロッピーディスクドライブにおいて、スピンドルモータ
300をメインフレーム13に対して組込み、位置決め
するには、先ず、メインフレーム13から分離したモー
ターフレーム400内にスピンドルモータ300を組み
込み、その後、このスピンドルモータ300を固定した
モータフレーム400を、治具90′を用いてメインフ
レーム13に対して位置決めし、この状態でメインフレ
ーム13にネジ止めするよう成っていた。この治具9
0′は、メインフレーム13と係合する第1の係合部9
1′(2個ある)と、スピンドルモータ300の回転軸
11a、或いは回転軸11aと一体に成ったディスクテ
ーブル11と係合する第2の係合部92′とを有してい
る。スピンドルモータ300の組込み及び位置決めの際
には、治具90′の第1の係合部91′をメインフレー
ム13に、第2の係合部92′を回転軸11a又はディ
スクロータ11に係合させることにより、回転軸11a
を基準にしてスピンドルモータ300をメインフレーム
13に対して位置決めし、この状態で、モータフレーム
400をメインフレーム13にネジ止めしていた。
【0063】
【発明が解決しようとする課題】ダイレクトドライブモ
ータをメインフレームに対して位置決めする場合、ステ
ータの軸受け部を基準にしてダイレクトドライブモータ
を位置決めするのが理想的である。しかしながら、従来
のフロッピーディスクドライブにおけるダイレクトドラ
イブモータの組込み位置決め方法では、ロータの回転軸
か或いは回転軸と一体に成ったディスクテーブルを基準
にして行われていた。これは、モータフレームをメイン
フレームに固定した後では、このモータフレーム内に、
ロータを配置することができないので、モータフレーム
をメインフレームに取り付ける前に、モータフレーム内
に固定されたステータに予めロータを装着しておかなけ
ればならず、この為、ダイレクトドライブモータの位置
決めの際には、ステータには既にロータが装着されてお
り、ステータの軸受け部と治具とを係合させることがで
きないためである。以上のように、従来では、ダイレク
トドライブモータを組み込んだモータフレームをメイン
フレームに固定する際、ロータの回転軸を基準にしてダ
イレクトドライブモータを位置決めしなければならなか
った。
【0064】このように、ロータの回転軸を中心にして
ダイレクトドライブモータを位置決めすると、ロータの
回転軸とステータの軸受け部との間には隙間が有るの
で、回転軸が軸受け部内で偏った状態でダイレクトドラ
イブモータが位置決めされる場合が有り、この場合、ダ
イレクトドライブモータは正確に位置決めされないとい
った問題が生じた。
【0065】また、以上の説明から明らかなように、従
来のフロッピーディスクドライブにおけるダイレクトド
ライブモータの組込み位置決め方法では、予めダイレク
トドライブモータをモータフレームに組み込んだ後に、
このダイレクトドライブモータを組み込んだモータフレ
ームをメインフレームに対して位置決めし、その後、こ
のモータフレームをメインフレームに固定しなければな
らず、その作業が大変煩わしかった。
【0066】それ故に、本発明の課題は、メインフレー
ムに対するダイレクトドライブモータの組込み及び位置
決めを正確且つ簡単に行うことができるフロッピーディ
スクドライブにおけるダイレクトドライブモータの組込
み位置決め方法を提供することにある。
【0067】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、モータフ
レーム400をメインフレーム13とは別ピースにしな
くて済むようにするにはどうすれば良いかについて、種
々検討を重ねた。前述したように、モータフレーム40
0にはプリント配線基板500が搭載され、そのプリン
ト配線基板500上には周波数発生パターンFGPTが
形成されている。換言すれば、従来においては、周波数
発生パターンFGPTが必要である関係上、DDモータ
の外形よりも広い面積を持つプリント配線基板500が
必要になり、その結果、モータフレーム400をモータ
フレーム400とは別ピースにする必要があるというこ
とが分かった。
【0068】したがって、もしこの周波数発生パターン
FGPTを、それと等価な機能を発揮できる何らかの方
法(手段)に置き換えることができれば、周波数発生パ
ターンFGPTを削除することができる。そうすれば、
従来必要であったプリント配線基板500も不要となる
か或いは、DDモータの外形よりも小さな面積を持つも
のを使用でき、その結果、スピンドルモータを搭載する
部分(モータフレーム400)を、メインフレーム13
とは別ピースにする必要がなくなる筈である、という結
論に本発明者らは想到した。
【0069】すなわち、本発明によれば、フロッピーデ
ィスク(40)が挿入されるメインフレーム(13)
と、中心部に回転軸(11a)を有したロータ(31
0)及び前記回転軸(11a)を回転自在に支持する軸
受け部(323)を有したステータ(320)を具備し
前記メインフレーム(13)に挿入された前記フロッピ
ーディスク(40)を回転駆動するダイレクトドライブ
モータ(300)とを含むフロッピーディスクドライブ
におけるダイレクトドライブモータの組込み位置決め方
法において、前記メインフレーム(13)として前記ダ
イレクトドライブモータ(300)を搭載するためのモ
ータフレーム部分(400A)を一体に有したメインフ
レーム(13A)が用いられ、前記ステータ(320)
を位置決めするために前記メインフレーム(13A)に
係合する第1の係合部(91)及び前記軸受け部(32
3)と係合する第2の係合部(92)を有した治具(9
0)を用いて、前記軸受け部(323)を基準にして前
記ステータ(320)を前記モータフレーム部分(40
0A)に対して位置決めし、該位置決めされたステータ
(320)を前記モーターフレーム部分(400A)に
固定した後、前記軸受け部(323)に前記回転軸(1
1a)を挿入することにより、前記ステータ(320)
に前記ロータ(310)を装着するようにしたことを特
徴とするフロッピーディスクドライブにおけるダイレク
トドライブモータの組込み位置決め方法が得られる。
【0070】尚、本発明の各構成部分に付された括弧内
の符号は、本発明の理解を容易にするために、図示実施
形態の各構成部分に対応させて付したものであり、従っ
て、上気括弧内の符号は、各構成部分の一例を示すもの
であり、各構成部分は、図示されたものに限定されな
い。
【0071】
【作用】モータを搭載するモータフレーム部分をメイン
フレームと一体に1ピースで構成したので、部品点数を
削減することができ、また、組み立て工数も削減するこ
とができる。さらに、モータを、直接、フレーム部分に
組み付けることができるので、モータの特性のバラツキ
を抑え、安定化を図ることが可能となる。さらに、ダイ
レクトドライブモータを組み立てる段階で、ステータの
軸受け部を基準にしてダイレクトドライブモータを位置
決めすることができるので、ダイレクトドライブモータ
をモータフレーム部分に対して正確且つ簡単に組込み、
位置決めすることができる。
【0072】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0073】図1乃至図4を参照して、本発明の一実施
の形態に係るフロッピーディスクドライブ用のフレーム
構造(メインフレーム)13Aについて説明する。図1
はダイレクトドライブモータ300を位置決めする工程
を示し、(a)は治具を用いてステータ320を位置決
めする前の状態の斜視図、(b)は治具によりステータ
300が所定位置に位置決めされた状態を示す斜視図で
ある。また、図2はメインフレーム(フレーム構造)1
3Aを斜め前方上方から見た斜視図である。また、図3
はメインフレーム13Aを斜め側方上方から見た斜視図
である。さらに、図4はメインフレーム13Aを斜め側
方下方から見た斜視図である。
【0074】図1乃至図4から明らかなように、図示の
メインフレーム(フレーム構造)13Aは、フロッピー
ディスク40(図16)が挿入されるメインフレーム1
3Aとこの挿入されたフロッピーディスク40を回転駆
動するためのスピンドルモータ300(図18)を搭載
するモータフレーム部分400Aとを一体に1ピースで
構成されている。モータフレーム部分400Aは、絞り
による絞り込みの形状を有している。
【0075】尚、図2乃至図4に示されたモータフレー
ム部分400Aの絞り込み形状は、円形をしているが、
これに限定されず、深さや材質により多角形、楕円形で
あっても良い。また、モータフレーム部分400Aの絞
り込み形状における絞り逃げ形状も、図示のものに限定
せず、種々の形状であって良く、また、メインフレーム
13Aとの繋ぎ方も図示のものに限定されないのは勿論
である。
【0076】このように、スピンドルモータ300を搭
載するモータフレーム部分400Aをメインフレーム1
3Aと一体に1ピースで構成したので、部品点数を削減
することができる。また、組み立て工数も削減すること
ができる。さらに、スピンドルモータ300を、直接、
モータフレーム部分400Aに組み付けることができる
ので、スピンドルモータ300の特性のバラツキを抑
え、安定化を図ることが可能となる。
【0077】また、本発明では、後述するように、スピ
ンドルモータ300を制御するために必要な周波数発生
パターンFGPT(図19)を削除し、この周波数発生
パターンFGPTをそれと等価な機能を発揮できる電子
的処理手段に置き換えている。尚、周波数発生パターン
FGPTを削除することにより、ロータ310の永久磁
石315の底面部に施されていたモータサーボ用着磁も
不要となる。
【0078】詳しい動作原理については後で詳述する
が、ここでは、本発明によるモータ回転制御方法の概略
を説明する。
【0079】図18を参照して、本発明では、モータ駆
動用としてロータ310のリング状永久磁石315にお
けるメイン着磁から発生する磁界を、このリング状永久
磁石315の近傍に設けられたステータ320の固定子
コア321に巻回した固定子コイル322(U、V、W
の計3相)によって検出することで、固定子コイル32
2に逆起電圧が発生する。ここでは、ステータ320の
ポール数Nとロータ310のメイン着磁Mとの比率N:
Mが3:4であるとする。
【0080】具体的には、ロータ310のメイン着磁M
が20極で、ステータ320のポール数Nが15個であ
るとしよう。この場合、DDモータが1回転すると、3
0サイクルの信号が固定子コイル322から発生するこ
とになる。本発明では、この固定子コイル322から発
生する信号をサーボ信号として使用する。DDモータの
回転数が300RPMの場合、DDモータは1秒当り5
回転する。そのとき、サーボ信号の周波数は、(30×
5)=150Hzとなる。
【0081】その後のサーボ方法については、カウンタ
(分周器)のカウント数(分周比)が異なるだけで、従
来と同様であるので、その説明について省略する。
【0082】従って、固定子コイル322から発生する
逆起電圧(起電力)を電子的に処理することにより、周
波数発生パターンFGPTが発生していたFGサーボ信
号と同等なサーボ信号を得ることができる。したがっ
て、従来必要であった周波数発生パターンFGPTを削
除することができる。周波数発生パターンFGPTが不
要となる為、それを形成するためのプリント配線基板5
00(図19)も必要ないか、或いは、DDモータの外
形よりも小さくすることができる。また、周波数発生パ
ターンFGPTが不要であるので、そのための外付け部
品として必要なFGフィルタも削除することができる。
【0083】次に、図5、図6、および図7を参照し
て、固定子コイル322から発生する逆起電圧(起電
力)を電子的に処理することによりサーボ信号を得る方
法について説明する。尚、以下に述べる説明は、本出願
人が既に平成11年2月22日に出願した、発明の名称
「DDモータの駆動制御方法」に記載したものと同一で
はあるが、本発明を理解するために必要であるので述べ
ることにする。
【0084】ここでは、ロータ310のメイン着磁が2
0極で、ステータ320のポールが15個である、DD
モータを例に挙げて説明する。この場合、ロータ310
のメイン着磁は周方向に18°の角度間隔で配置され、
ステータ320のポールは周方向に24°の角度間隔で
配置される。
【0085】図5はDDモータの一部分、すなわち、8
極分のメイン着磁と、6個分のポールの部分(角度で1
44°に相当する)の配置を、6状態(〜)に分け
て図示している。また、図6は図2の各状態(〜)
でのステータの各コイルに流す電流Iの方向を図示して
いる。さらに、図7は、ロータ310が回転するにつれ
て、U相、V相、W相の3つのコイル601〜603が
ロータ310の永久磁石(メイン磁極)315のどの極
と対向しているかを示すタイムチャートである。
【0086】前述したように、U相、V相、W相の3つ
のコイル601〜603に流れる電流Iの状態には6つ
の状態(図6参照)があるが、DDモータでは、これら
の状態をでたらめ(ランダム)に発生させるのではな
く、順序良く発生させる必要がある。すなわち、ロータ
310が図5の矢印Eに示す方向に回転するにつれて、
図5及び図6に示すように、→→→→→→
→・・・のように推移し、これを繰り返す必要があ
る。一繰り返し周期の間に、ロータ310は、図7に示
すように、36°の角度だけ回転する。
【0087】先ず、図5及び図6ので示すように、U
相コイル601がハイインピーダンス状態(M状態)
で、W相コイル603がソース側(H状態)、V相コイ
ル602がシンク側(L状態)であるとする。このと
き、電流IはW相コイル603から中点Nを通ってV相
コイル602へ流れる。この場合、図7ので示すよう
に、U相コイル601およびV相コイル602はメイン
着磁のS極と対向し、W相コイル603はメイン着磁の
N極と対向している。そして、ロータ310が矢印Eに
示す方向に回転し、図5のの状態になったとする。こ
のとき、U相コイル601は、メイン着磁がS極からN
極へ遷移する位置にある。
【0088】この遷移する位置を境にして、コイル60
1〜603に流す電流Iの状態を、図5および図6の
に示す状態から、に示す状態に変化させる必要があ
る。このためには、メイン着磁がS極からN極へ遷移し
たことを、ハイインピーダンス状態にあるU相コイル6
01に誘起される「起電力」の極性に基いて検出すれば
良い。尚、メイン着磁がN極からS極へ遷移したとき
は、誘起される起電力の極性が逆になるのは勿論であ
る。
【0089】このように、三相コイル601〜603に
流すべき電流Iを切り換えることにより、図5及び図6
ので示すように、W相コイル603がハイインピーダ
ンス状態(M状態)で、U相コイル601がソース側
(H状態)、V相コイル602がシンク側(L状態)と
なる。すなわち、電流IはU相コイル601から中性点
Nを通ってV相コイル602に流れる。このとき、図7
ので示すように、U相コイル601およびW相コイル
602はメイン着磁のN極と対向し、V相コイル602
はメイン着磁のS極と対向する。そして、ロータ310
が矢印Eに示す方向に回転し、図5のの状態になった
とき、W相コイル603は、メイン着磁がN極からS極
へ遷移する位置にある。このメイン着磁がN極からS極
へ遷移したことを、ハイインピーダンス状態にあるW相
コイル601に誘起される起電力の極性に基いて検出し
て、コイル601〜603に流す電流Iの状態を、図5
および図6のに示す状態から、に示す状態に変化さ
せる。
【0090】以下、同様の動作を行う。すなわち、電流
IをU相コイル601から中性点Nを通ってW相コイル
603へ流している状態(図5及び図6のの状態)
で、V相コイル602と対向するメイン磁極がS極から
N極へ遷移したことを、ハイインピーダンス状態にある
V相コイル602に誘起される起電力の極性に基いて検
出して、コイル601〜603に流す電流Iの状態を、
図5および図6のに示す状態から、に示す状態に変
化させる。同様に、電流IをV相コイル602から中性
点Nを通ってW相コイル603へ流している状態(図5
及び図6のの状態)で、U相コイル601と対向する
メイン磁極がN極からS極へ遷移したことを、ハイイン
ピーダンス状態にあるU相コイル601に誘起される起
電力の極性に基いて検出して、コイル601〜603に
流す電流Iの状態を、図5および図6のに示す状態か
ら、に示す状態に変化させる。
【0091】続いて、電流IをV相コイル602から中
点Nを通ってU相コイル601へ流している状態(図5
及び図6のの状態)で、W相コイル603と対向する
メイン磁極がS極からN極へ遷移したことを、ハイイン
ピーダンス状態にあるW相コイル603に誘起される起
電力の極性に基いて検出して、コイル601〜603に
流す電流Iの状態を、図5および図6のに示す状態か
ら、に示す状態に変化させる。最後に、電流IをW相
コイル603から中性点Nを通ってU相コイル601へ
流している状態(図5及び図6のの状態)で、V相コ
イル602と対向するメイン磁極がN極からS極へ遷移
したことを、ハイインピーダンス状態にあるV相コイル
602に誘起される起電力の極性に基いて検出して、コ
イル601〜603に流す電流Iの状態を、図5および
図6のに示す状態から、に示す状態に変化させる。
以下、同様の動作を繰り返せば良い。
【0092】以上をまとめると、三相コイルの内、ハイ
インピーダンス状態のコイルに誘起される起電力の極性
に基いて、出力状態を下記の表2に示すように切り替え
る。
【0093】
【表2】
【0094】たとえば、上記表2のの状態にて、U相
コイル601がハイインピーダンス(M)状態の時、そ
れに対向するメイン着磁がS極からN極へ遷移したこと
を、U相コイル601に誘起される起電力の極性に基い
て検出し、出力状態を表2のの状態に切り替える。
【0095】換言すれば、上記入力条件に応じて、スピ
ンドルモータ用IC(図10の60’に相当するが、但
し、ホール素子606〜608用の端子はない)側で、
三相コイル601〜603のソースおよびシンクを、下
記の表3に示すように決定する。
【0096】
【表3】
【0097】すなわち、三相コイルの内、ハイインピー
ダンス状態にあるコイルに誘起される起電力の極性を検
知することで、三相コイルのソース、シンクを決定す
る。
【0098】図8に、本発明のモータ回転制御方法を実
現するDDモータ用IC60の要部の内部構成を示す。
DDモータ用IC60は、U相コイル601に接続され
たU相出力端子Uと、V相コイル602に接続されたV
相出力端子Vと、W相コイル603に接続されたW相出
力端子Wと、中性点Nに接続された中性端子Nとを持
つ。
【0099】一方、DDモータ用IC60は、位置検出
部611と、相切り替え部612と、コイルへの励磁時
間の長さを設定する励磁時間設定部(OSC)613
と、速度ディスクリミネータ614と、300RPMと
360RPMとを切替えるための回転数切替え選択部
(SC)615と、基準クロック信号を発生する基準ク
ロック発生器(CLK)616と、電流制御回路617
と、電流リミッタ618と、駆動波形合成部619と、
コイルへのモータ励磁切替え時間を決定する切替え時間
決定部(SLOP)620と、出力アンプ621とを含
む。
【0100】位置検出部611には、U相出力端子U、
V相出力端子V、W相出力端子W、および中性端子Nが
接続されている。すなわち、この位置検出部611は、
ハイインピーダンス状態のコイルに誘起される起電力
(逆起電圧)を検出する検出手段として働く。位置検出
部611は逆起電圧を表す位置検出信号を出力する。こ
の位置検出信号は相切り換え部612に供給される。励
磁時間設定部613はコイルへの励磁時間の長さを設定
し、設定時間を表す信号を相切り替え部612へ供給す
る。相切り替え部612は、励磁時間設定部613で設
定された設定時間と位置検出部611で検出されたコイ
ル逆起電圧とを比較し、タイミングの早い方に切り換
え、相切り換えのための相切り換え信号を出力する。こ
の相切り替え信号は上述したサーボ信号として働く。す
なわち、相切り替え部612は、DDモータの1回転当
り30サイクルの信号であるサーボ信号を発生する。
【0101】とにかく、位置検出部611と励磁時間設
定部613と相切り替え部612との組み合わせは、固
定子コイル322(U相コイル601、V相コイル60
2、およびW相コイル603)から発生する逆起電圧
(起電力)を電子的に処理することによりサーボ信号を
発生する電子的処理手段として働く。
【0102】相切り換え信号(サーボ信号)は速度ディ
スクリミネータ614に供給される。また、この速度デ
ィスクリミネータ614には、回転数切替え選択部61
5から回転数を示す回転数指示信号が供給され、基準ク
ロック発生器616から基準クロック周波数が1MHz
の基準クロック信号が供給される。速度ディスクリミネ
ータ616は、カウンタ(分周器)(図示せず)を備
え、そのカウント数(分周比)は回転数指示信号に従っ
て設定される。すなわち、例えば、回転数指示信号が3
00RPMの場合には、カウンタは基準クロック信号を
分周して、分周クロック周波数が150Hzの分周クロ
ック信号を発生する。速度ディスクリミネータ616
は、この分周クロック信号(分周クロック周波数)とサ
ーボ信号(サーボ周波数)とを比較する比較器(図示せ
ず)をも備える。この比較結果に基づいて、速度ディス
クリミネータ614は、電流を増加または減少すること
を指示する電流指示信号を電流制御回路617へ供給す
る。この電流指示信号に応答して、電流制御回路617
はコイル側に流す電流を制御する。
【0103】例えば、サーボ周波数が分周クロック周波
数よりも低い場合、速度ディスクリミネータ614は電
流を増加させることを指示する電流指示信号を発生し、
この電流指示信号に応答して、電流制御回路617はコ
イルに流す電流を増加するように制御する。逆に、サー
ボ周波数が分周クロック周波数よりも高い場合、速度デ
ィスクリミネータ614は電流を減少させることを指示
する電流指示信号を発生し、この電流指示信号に応答し
て、電流制御回路617はコイルに流す電流を減少する
ように制御する。尚、電流制御回路617は、電流リミ
ッタ618によって、コイルに流す最大電流が制限され
ている。
【0104】電流制御回路617によって決定された電
流は駆動波形合成部619に供給される。駆動波形合成
部619には切替え時間決定部620から切替え時間決
定信号が供給される。駆動波形合成部619は、この切
替え時間決定信号によって決定されたコイルへのモータ
励磁切替え時間に基づいて、駆動波形の合成を行い、駆
動波形合成信号を出力する。駆動波形合成信号は出力ア
ンプ621に供給される。出力アンプ612は、駆動波
形合成信号を増幅して、三相コイル601〜603に供
給する。
【0105】とにかく、速度ディスクリミネータ61
4、回転数切替え選択部615、基準クロック発生器6
16、電流制御回路617、電流リミッタ618、駆動
波形合成部619、切替え時間決定部620、および出
力アンプ621の組み合わせは、サーボ信号に基づいて
DDモータの回転速度を制御する制御手段として働く。
【0106】このように、本発明では、三相コイル60
1〜603の内、ハイインピーダンス状態にあるコイル
に誘起される起電力を検出して、DDモータの回転速度
を制御するためのサーボ信号を得ているので、従来必要
であった周波数発生パターンFGPTが不要となり、部
品点数を削減することができる。
【0107】次に、本発明のフロッピーディスクドライ
ブにおけるスピンドルモータ(ダイレクトドライブモー
タ)の組込み位置決め方法について説明する。
【0108】図1は本発明の一実施形態に係るフロッピ
ーディスクドライブにおけるスピンドルモータの組込み
位置決め方法の工程を示し、(a)は治具によりステー
タを位置決めする直前の状態を示す斜視図、(b)は治
具によりステータが位置決めされた状態を示す斜視図で
ある。
【0109】本発明では、上述のように、フレームとし
て、メインフレーム13Aと、モータフレーム部分40
0Aとを一体に有するフレームが用いられている。この
為、本発明では、スピンドルモータ(ダイレクトドライ
ブモータ)のモータフレーム部分400Aに対する組込
みと位置決めと同時に行うことができる。以下、図1を
参照して、本発明のフロッピーディスクドライブにおけ
るスピンドルモータの組込み位置決め方法について説明
する。尚、スピンドルモータ300自体の構成は、従来
と変わり無いので、スピンドルモータ300の構成につ
いては、図18も参照する。
【0110】先ず、図1(a)に示すように、ステータ
320をボルト136により、モータフレーム部分40
0Aに仮止めしておく。図示実施形態の場合、ステータ
320は、複数個の固定子コア321を有するコアアッ
センブリと、軸受け部(センターメタル)323とが分
離しているタイプであるので、軸受け部323の上にコ
アアッセンブリを重ねた上で、これらをボルト136に
よってモータフレーム部分400Aに共締めするように
成っている。勿論、このコアアッセンブリの各固定子コ
ア321には、予め固定子コイル322が巻回されてい
る。
【0111】次に、治具90を用いて軸受け部323を
位置決めする。この治具90は、第1の係合部91,9
1(2個ある)と、第2の係合部92とを有している。
一方の第1の係合部91の先端部は、メインフレーム1
3Aに形成された位置決め穴137内に嵌入されるよう
に成っている。もう一方の第1の係合部91の先端部
は、メインフレーム13Aに形成された位置決め長穴1
38内に嵌入するように成っている。第2の係合部92
は、軸受け部323の上端部を受け入れる形で、軸受け
部323と嵌合するように成っている。従って、第1の
係合部91,91をそれぞれ位置決め穴137、位置決
め長穴138内に嵌合させると共に、第2の係合部92
と軸受け部323とを嵌合させることにより、図1
(b)に示すように、軸受け部323は、モータフレー
ム部分400A上で所定位置に正確に位置決めされる。
これと共にコアアッセンブリ等も位置決めされ、従っ
て、ステータ320全体が位置決めされる。この状態
で、ボルト136をきつく締め、ステータ320をモー
タフレーム部分400Aに固定する。
【0112】次に、予めケーシング311、永久磁石3
15、ディスクテーブル11、回転軸11a等を組み立
てた状態のロータ310の回転軸11aを、位置決めさ
れた軸受け部323内に挿入する。これにより、ロータ
310もモータフレーム部分400Aに対して位置決め
されると共にスピンドルモータ300が完成する。
【0113】以上のように、本発明では、モータフレー
ム部分400Aを一体に有するメインフレーム13Aを
用い、治具90によりステータ320の軸受け部323
を中心にしてスピンドルモータ300の組込み及び位置
決めするように成っているので、メインフレーム13A
に対するスピンドルモータ300の組込み及び位置決め
を簡単且つ正確に行うことができる。
【0114】尚、本発明は上述した実施の形態に限定せ
ず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更・変
形が可能なのは勿論である。例えば、上記実施の形態で
は、メイン着磁の極数Mとステータのポールの個数Nと
の比率M:Nが4:3であるダイレクトドライブモータ
に適用される場合を例に挙げて説明したが、上記比率
M:Nはこれに限定されないのは勿論である。
【0115】
【発明の効果】以上のように、本発明のフロッピーディ
スクドライブにおけるダイレクトドライブモータの組込
み位置決め方法では、モータフレーム部分を一体に有す
るメインフレームを用い、治具によりステータの軸受け
部を基準にしてダイレクトドライブモータの組込み及び
位置決めするように成っているので、メインフレームに
対するダイレクトドライブモータの組込み及び位置決め
を簡単且つ正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るフロッピーディスク
ドライブにおけるスピンドルモータの組込み位置決め方
法の工程を示し、(a)は治具によりステータを位置決
めする直前の状態を示す斜視図、(b)は治具によりス
テータが位置決めされた状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の一実施の形態によるフロッピーディス
クドライブに使用されるメインフレーム(フレーム構
造)を斜め前方上方から見た斜視図である。
【図3】図2のメインフレームを斜め側方上方から見た
斜視図である。
【図4】図2のメインフレームを斜め側方下方から見た
斜視図である。
【図5】本発明によるフロッピーディスクドライブに使
用されるDDモータの駆動制御方法を説明するための図
であって、DDモータの一部分(8極分のメイン着磁
と、6個分のポールの部分)の配置を、6状態(〜
)に分けて示した図である。
【図6】図5の各状態(〜)でのステータの各コイ
ルに流す電流Iの方向を示す図である。
【図7】図5に示すDDモータにおいて、ロータが回転
するにつれて、U相、V相、W相の3つのコイルがロー
タの永久磁石(メイン磁極)のどの極と対向しているか
を示すタイムチャートである。
【図8】本発明によるフロッピーディスクドライブにお
けるモータ回転制御方法を実現するDDモータ用ICの
要部の内部構成を示すブロック図である。
【図9】従来のFDD制御装置の1チップICの外観を
示す平面図である。
【図10】図9に図示した1チップICと共に使用され
る、従来のFDD制御装置のスピンドルモータ用ICの
外観を示す平面図である。
【図11】図9に図示した1チップICの内部の概略構
成を示すブロック図である。
【図12】三相コイルに流れる電流の状態を示す図であ
る。
【図13】ロータのメイン着磁が20極で、ステータの
ポールが15個の従来のDDモータの一部(8極分のメ
イン着磁と、6個分のポールの部分)の配置と、3つの
ホール素子との配置関係を示す図である。
【図14】従来のフロッピーディスクドライブの要部を
示す分解斜視図である。
【図15】図14に示したフロッピーディスクドライブ
を斜め前方から見た概略斜視図である。
【図16】フロッピーディスクドライブで駆動されるフ
ロッピーディスクを示す平面図である。
【図17】フロッピーディスクドライブに使用されるト
ラック位置検出機構(00センサ)の設置構造を説明す
るための断面図である。
【図18】図14に示したフロッピーディスクドライブ
のうち、メインフレームとこれに組み付けられるDDモ
ータ(スピンドルモータ)との関係を示す断面図であ
る。
【図19】図18に示したDDモータのステータの構造
を説明するための平面図である。
【図20】図14に示したフロッピーディスクドライブ
に使用されるメインフレーム(メインシャーシ)とモー
タフレーム(モータベース)とを別々にしたものを斜め
前方上方から見た斜視図である。
【図21】図20に示したメインフレームのみを斜め側
方上方から見た斜視図である。
【図22】図20に示したメインフレームにモータフレ
ームをネジを使用して組み付けた状態を、斜め側方下方
から見た斜視図である。
【図23】図18に示したスピンドルモータ300をメ
インフレーム13に位置決めし、固定する工程を示し、
(a)は治具90′を用いてスピンドルモータ300を
位置決めする状態を示す斜視図、(b)はスピンドルモ
ータ300が固定された状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
13A メインフレーム(メインシャーシ) 400A モータフレーム部分 300 スピンドルモータ 310 ロータ 320 ステータ 323 軸受け部 90 治具
フロントページの続き Fターム(参考) 5D109 CA03 5H605 AA07 BB05 CC01 CC03 DD09 5H615 AA01 BB01 BB07 BB14 PP01 PP25 PP28 SS10 SS19

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フロッピーディスクが挿入されるメイン
    フレームと、中心部に回転軸を有したロータ及び前記回
    転軸を回転自在に支持する軸受け部を有したステータを
    具備し前記メインフレームに挿入された前記フロッピー
    ディスクを回転駆動するダイレクトドライブモータとを
    含むフロッピーディスクドライブにおけるダイレクトド
    ライブモータの組込み位置決め方法において、前記メイ
    ンフレームとして前記ダイレクトドライブモータを搭載
    するためのモータフレーム部分を一体に有したメインフ
    レームが用いられ、前記ステータを位置決めするために
    前記メインフレームに係合する第1の係合部及び前記軸
    受け部と係合する第2の係合部を有した治具を用いて、
    前記軸受け部を基準にして前記ステータを前記モータフ
    レーム部分に対して位置決めし、該位置決めされたステ
    ータを前記モーターフレーム部分に固定した後、前記軸
    受け部に前記回転軸を挿入することにより、前記ステー
    タに前記ロータを装着するようにしたことを特徴とする
    フロッピーディスクドライブにおけるダイレクトドライ
    ブモータの組込み位置決め方法。
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