JP2003281807A - フレキシブルディスクドライブ - Google Patents

フレキシブルディスクドライブ

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JP2003281807A
JP2003281807A JP2002083900A JP2002083900A JP2003281807A JP 2003281807 A JP2003281807 A JP 2003281807A JP 2002083900 A JP2002083900 A JP 2002083900A JP 2002083900 A JP2002083900 A JP 2002083900A JP 2003281807 A JP2003281807 A JP 2003281807A
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flexible disk
disk drive
main frame
cam
side wall
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Application number
JP2002083900A
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English (en)
Inventor
Hisateru Komatsu
久輝 小松
Takayuki Kobayashi
教幸 小林
Makoto Konno
誠 今野
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレキシブルディスクドライブの材料費を削
減し、製品のコストダウン(VE化)を図り、製品重量
を削減すること。 【解決手段】 イジェクトプレート(21)は、互いに
対向する側壁(210)の各々から前記側壁(210)
の内側へ突出している複数の係合部(211A)を有
し、前記ディスクホルダ(22)は、互いに対向する側
壁(221)にカム溝(223a)が形成されている複
数のカム部(223A)を有し、前記カム部(223
A)は、前記係合部(211A)内に一対一に挿通され
ており、前記係合部(211A)が、前記カム部(22
3A)をガイドとして摺動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブルディ
スクドライブに関し、特に、そのフレーム構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、フレキシブルディスクド
ライブ(以下、「FDD」とも略称する。)は、それに
挿入されたフレキシブルディスク(以下、「FD」とも
略称したり、「メディア」とも称する。)の円板状磁気
記録媒体に対してデータの記録再生を行うための装置で
ある。そして、このようなフレキシブルディスクドライ
ブは、ラップトップ・パソコンやノート型パソコン、あ
るいはノート型ワープロ等の携帯型電子機器に搭載され
る。
【0003】この種のフレキシブルディスクドライブ
は、フレキシブルディスクの磁気記録媒体に対してデー
タの読出し/書込みを行う磁気ヘッドと、この磁気ヘッ
ドをフレキシブルディスクに対して所定の半径方向に沿
って移動可能に先端で支持するキャリッジアセンブリ
と、このキャリッジアセンブリを上記所定の半径方向に
沿って移動させるステッピングモータと、フレキシブル
ディスクを保持しつつ磁気記録媒体を回転駆動するスピ
ンドルモータ等のDD(ダイレクトドライブ)モータと
を有している。
【0004】このようなフレキシブルディスクドライブ
を制御するためのFDD制御装置は、従来から種々提案
されている。例えば、特開平9−97493号公報に
は、上記データの読出し/書込みを行うためのリード/
ライト系(以下、R/W系と呼ぶ)制御回路と、ステッ
ピングモータの駆動を制御するためのステッピングモー
タ系(以下、STP系と呼ぶ)制御回路と、フレキシブ
ルディスクドライブ全体の動作を制御するためのコント
ロール系(以下、CTL系と呼ぶ)制御回路とを1チッ
プIC内に組み込んだものが開示されている。この1チ
ップICは、一般に、多数のMOSFETを集積したM
OS・ICで実現される。
【0005】上記FDD制御装置は、この1チップIC
の他に、スピンドルモータの駆動を制御するためのスピ
ンドルモータ用ICをも備えているが、このICは多数
のバイポーラトランジスタを集積したバイポーラICで
実現される。
【0006】ところで、FDDは客先によって仕様が異
なる。例えば、仕様として、DriveSelect0又は1、ス
ペシャルシーク機能の有無、オートチャッキング機能の
有無、Density Out 信号の論理の違い、モードSelect信
号の論理の違い、1Mモード250kbps又は300kbps
等などがある。この仕様を満足するように、1チップI
Cを仕様毎におのおの開発すると、多種類の1チップI
Cを用意しておかなければならない。これを回避するた
めに、1チップICの内部に、あらかじめ全ての仕様を
満足する全ての機能を盛り込んでおき、仕様に合わせて
機能を選択するようにした、機能選択回路付き1チップ
ICも既に提案されている(例えば、特開平9−978
39号公報参照)。
【0007】一方、周知のように、FDDによって駆動
されるFDは、磁気ヘッドでアクセスされる円板状磁気
記録媒体を含み、この磁気記録媒体の表面上には、半径
方向に沿ってデータを記録するための通路としての複数
本のトラックが同心円状に形成されている。FDのトラ
ック本数は片面80本であり、最外周トラックTR00
ら最内周トラックTR79まである。ここでは、最外周ト
ラックTR00を最端トラックと呼ぶことにする。
【0008】FDをFDDの磁気ヘッドでアクセスする
場合、所望のトラック位置に磁気ヘッドを位置決めする
必要がある。この為には、磁気ヘッドを先端で支持して
いるキャリッジアセンブリを位置決めすれば良い。キャ
リッジアセンブリの駆動手段としてステッピングモータ
を採用しているので、FDDではキャリッジアセンブリ
の位置決めを容易に行うことができる。それにも拘ら
ず、FDDでは、それに挿入されたFDの磁気記録媒体
の最端トラックTR00の位置だけは検出する必要があ
る。この最端トラックTR00の位置を検出する為に、キ
ャリッジアセンブリにはその底部から下方に突出した遮
断板が備えられ、このキャリッジアセンブリと対向する
メインフレームに近接した基板にフォトインタラプタが
取り付けられている(例えば、特開平9−91859号
公報参照)。すなわち、フォトインタラプタの光路を遮
断板が遮断することにより、磁気ヘッドがFDの磁気記
録媒体の最端トラックTR00の位置にあることを検出す
ることができる。このようなトラック位置検出機構は、
この技術分野では「00センサ」と呼ばれる。
【0009】フレキシブルディスクを回転駆動するため
にスピンドルモータ等のDD(ダイレクトドライブ)モ
ータが用いられるフレキシブルディスクドライブにおい
ては、DDモータの外周の動作に基づいてインデックス
信号を生成している。詳しくは、ロータを構成する円板
状のケーシングの外周側面に、単極着磁された(例え
ば、N極のみが外側に露出している)磁石が配置されて
いる。このような磁石はインデックス検知用磁石と呼ば
れる。更に、DDモータのステータ等が設けられるメイ
ンフレーム上には、所定の回路が形成されたプリント配
線基板が配置されている。このプリント配線基板のロー
タの外側に当たる所定の位置には、ホール素子が設けら
れている。このホール素子はインデックス検知用ホール
素子と呼ばれる。
【0010】周知のように、“ホール素子”とは、“ホ
ール効果”を応用した半導体素子である。“ホール効
果”とは、導体中において、x方向に電流が流れている
とき、その電流の流れる方向(x方向)と直角なz方向
に磁界を加えると、電流の方向(x方向)と磁界の方向
(z方向)の双方に直交するy方向に起電力が発生する
現象である。そのとき発生する電圧はホール電圧と呼ば
れる。
【0011】尚、このホール素子は、インデックス検知
用ホール素子としてばかりでなく、スピンドルモータの
ロータ位置検出用としても使用され、そのようなホール
素子は位置検出用ホール素子と呼ばれる。このような位
置検出用ホール素子を使用したスピンドルモータは“ホ
ールモータ”とも呼ばれる。
【0012】このようなホールモータでは、3個の位置
検出用ホール素子を必要とする。これら位置検出用ホー
ル素子を省くために、本出願人は、ステータを構成する
三相コイルの内、ハイインピーダンス状態のコイルに誘
起される起電力の極性に基づいて、三相コイルに流す電
流の状態を切り替えるようにしたものを提案した(例え
ば、特開2000−245125号公報参照)。
【0013】また、前述したように、従来においては、
インデックス検知用磁石として単極着磁されたものを用
いていたが、これでは、安定したインデックス信号の生
成タイミングを得ることが困難であった。そこで、本出
願人は、安定したインデックス信号の生成タイミングを
得るために、インデックス検知用磁石として2極着磁さ
れたもの(すなわち、S極とN極とが並んで配置された
もの)を使用することを既に提案している(特開200
1−190055号公報参照)。
【0014】従来のフレキシブルディスクドライブで
は、メインフレームの他にメディアを回転駆動するスピ
ンドルモータを搭載するためのモータフレームをも備え
ていた。
【0015】これは、スピンドルモータの回転速度を検
出するために周波数発生パターンをプリント配線基板上
に形成する必要があり、このプリント配線基板をモータ
フレーム上に搭載する必要があったからである。そのた
め、従来のフレキシブルディスクドライブは部品点数が
増加し、組立て工数も増加するという問題があった。こ
の問題を解決するために、本出願人は、周波数発生パタ
ーンを使用することなく、スピンドルモータの回転速度
を制御する方法を既に提案する(特開2001−178
185号公報参照)と共に、スピンドルモータを搭載す
るモータフレーム部分をメインフレームと一体に1ピー
スで構成したフレキシブルディスクドライブをも既に提
案している(特開2001−184774号公報参
照)。
【0016】次に、図1及び図2を参照して、上記提案
したフレーム構造を有する3.5インチ型フレキシブル
ディスクドライブについて説明する。図1は分解斜視
図、図2は前面側からみた斜視図である。
【0017】図示のフレキシブルディスクドライブは、
3.5インチ型フレキシブルディスク(後述する)を駆
動するための装置である。挿入されたフレキシブルディ
スクは、図1及び図2の矢印Aに示す方向からフレキシ
ブルディスクドライブ中に挿入される。挿入されたフレ
キシブルディスクは、ディスクテーブル11上に、その
回転軸11aとフレキシブルディスクの中心軸とが一致
した状態で保持される。後述するように、ディスクテー
ブル11はメインフレーム13の表面上で回転自在に支
持されている。従って、ディスクテーブル11の回転軸
11aの軸方向Bは、メインフレーム13の厚み方向と
平行に成っている。ディスクテーブル11は、後述する
ようにメインフレーム13の凹部に設けられたスピンド
ルモータ(DDモータ)300によって回転駆動され、
これによってフレキシブルディスクの磁気記録媒体が回
転する。また、メインフレーム13の裏面には、多数の
電子部品が搭載されたプリント配線基板(図示せず)が
取り付けられている。
【0018】フレキシブルディスクドライブは、フレキ
シブルディスクの磁気記録媒体に対してデータの読出し
/書込みを行うための上下一対の磁気ヘッド14(上側
磁気ヘッドのみを図示する)を備えている。磁気ヘッド
14は、フレキシブルディスクドライブの背面側に設け
られたキャリッジアセンブリ15にその先端で支持され
ている。すなわち、キャリッジアセンブリ15は、上側
磁気ヘッド14を支持する上側キャリッジ15Uと下側
磁気ヘッドを支持する下側キャリッジ15Lとを有す
る。キャリッジアセンブリ15は、メインフレーム13
の表面上で後述するようにメインフレーム13から離隔
して配置されており、磁気ヘッド14をその先端でフレ
キシブルディスクに対して所定の半径方向(図1及び図
2の矢印Cで示す方向)に沿って移動可能に支持してい
る。
【0019】また、メインフレーム13の背面側の側壁
131には、ステッピングモータ16が固定されてい
る。ステッピングモータ16はキャリッジアセンブリ1
5を所定の半径方向Cに沿ってリニアに駆動する。詳細
に説明すると、ステッピングモータ16は所定の半径方
向Cと平行に延在する回転軸(駆動軸)161を有し、
この回転軸161には雄ネジが切られている。この回転
軸161の先端161aは、メインフレーム13の表面
から切り起こしにより立設された曲げ部132に空けら
れた穴132aを貫通し、スチールボール162が設け
られる。この穴132aとスチールボール162とによ
って、回転軸161は所定の半径方向Cと平行に延在す
るように規制され、かつその先端161aは回転可能に
保持される。
【0020】一方、キャリッジアアセンブリ15は、下
側キャリッジ15Lから回転軸161まで延在したアー
ム151を有し、このアーム151の先端151aは回
転軸161の雄ネジの谷の部分に係合する。一方、この
アーム151と実質的に平行に下側キャリッジ15Lか
らバネ155が延在している。すなわち、アーム151
とバネ155とによってステッピングモータ16の回転
軸161を挟んでいる。
【0021】従って、ステッピングモータ16の回転軸
161が回転すると、このアーム151の先端151a
が回転軸161の雄ネジの谷の部分に沿って動かされ、
これによってキャリッジアセンブリ15自体が所定の半
径方向Cに沿って移動する。とにかく、ステッピングモ
ータ16はキャリッジアセンブリ15を所定の半径方向
Cに沿ってリニアに移動させるための駆動手段として働
く。
【0022】ステッピングモータ16の回転軸161が
キャリッジアセンブリ15の一方の側に設けられている
ので、キャリッジアセンブリ15の一方の側はこの回転
軸161によってメインフレーム13から離隔した状態
で、移動可能に支持される。しかしながら、この回転軸
161による支持だけでは、キャリッジアセンブリ15
全体をメインフレ−ム13の表面から離隔した配置する
ことはできない。そのため、ガイドバー17によって、
キャリッジアセンブリ15の他方の側でキャリッジアセ
ンブリ15を支持しながら案内する。ガイドバー17は
キャリッジアセンブリ15を間に挟んで、ステッピング
モータ16の回転軸161とは逆側に設けられている。
ガイドバー17は所定の半径方向Cに対して平行に延在
し、メインフレーム13の表面上で一端171および他
端172が後述するように固定され、キャリッジアセン
ブリ15を所定の半径方向Cに沿って案内する。これに
よって、キャリッジアセンブリ15全体がメインフレー
ム13の表面から離隔して配置される。
【0023】尚、キャリッジアセンブリ15からこのガ
イドバー17側へフレキシブル・プリンテッド・サーキ
ット(FPC)152が延在しており、このFPC15
2はメインフレーム13の裏面に取り付けられたメイン
プリント配線基板(後述する)に電気的に接続される。
【0024】ガイドバー17はメインフレーム13の表
面でガイドバークランプ18によって挟持されている。
ガイドバークランプ18はその中央部でメインフレーム
13の表面にバインド子ネジ19によって固定されてい
る。詳細に説明すると、ガイドバークランプ18はガイ
ドバー17より少しだけ長い矩形固定部材180を有
し、矩形固定部材180のほぼ中央にはバインド子ネジ
19のネジ軸190が通過できる程度の穴180aが穿
設されている。矩形固定部材180の一端180bおよ
び他端180cからは、それぞれ、ガイドバー17の一
端171および他端172を挟持するための一対のアー
ム181および182が延在している。
【0025】ガイドバークランプ18は単にガイドバー
17を挟持しているだけなので、これだけではガイドバ
ー17をメインフレーム13の表面に固定することはで
きない。このために、ガイドバー17の両端171およ
び172の位置を規制するための一対の位置決め部材が
必要である。この一対の位置決め部材としては、メイン
フレーム13の一部をメインフレーム13の表面側に切
り起こして形成した一対の曲げ部201および202を
使用している。
【0026】キャリッジアセンブリ15の下側キャリッ
ジ15Lは、キャリッジアセンブリ15をガイドバー1
7に沿って摺動可能に支持する支持枠としても働く。下
側キャリッジ15Lはガイドバー17側へ突出した突出
部(図示せず)を有し、この突出部中にガイドバー17
が摺動可能に嵌入されている。
【0027】フレキシブルディスクドライブは、イジェ
クトプレート21とディスクホルダ22とを更に有す
る。メインフレーム13、イジェクトプレート21、及
びディスクホルダ22は、金属板に打抜き加工、プレス
加工、曲げ加工等を施すことにより形成される。
【0028】イジェクトプレート21は、フレキシブル
ディスクの挿入方向Aおよびその逆方向に沿ってスライ
ド自在なように、メインフレーム13上に備えられてい
る。イジェクトプレート21は、後述するように、フレ
キシブルディスクドライブの作動時に、ディスクホルダ
22と協働してフレキシブルディスクを保持する。ま
た、イジェクトプレート21は、フレキシブルディスク
を挿入方向Aに沿ってフレキシブルディスクドライブ内
に挿入することを可能とし、或いはフレキシブルディス
クを挿入方向Aと逆方向に沿ってフレキシブルディスク
ドライブ内からの取り出すことを可能とするために、挿
入方向Aに沿ってフレキシブルディスクが摺動自在なよ
うにフレキシブルディスクを保持する。イジェクトプレ
ート21には、互いに対向する一対の側壁210が形成
されている。この両側壁210の各々には、一対のカム
部211が形成されている。
【0029】また、イジェクトプレート21の底面に
は、両側壁210に沿って切抜き部212が形成され、
イジェクトプレート21の底面中央部には、ディスクテ
ーブル11を取り囲むように略U字状の切欠き部213
が形成されている。更に、イジェクトプレート21の下
面には、ピン(後述する)が設けられており、このピン
は、後述するイジェクトレバーの係止部と係合する。
【0030】ディスクホルダ22は、イジェクトプレー
ト21上に配置されている。ディスクホルダ22には、
主板220と、この主板220の両側端で互いに対向し
た一対の側壁221が形成されている。この両側壁22
1には、それぞれ突片222(一方のみ図示)が形成さ
れている。これらの突片222は、イジェクトプレート
21の切抜き部212を通じてメインフレーム13の穴
133内に挿通される。この突片222がメインフレー
ム13の穴133内に挿通されることにより、ディスク
ホルダ22は、メインフレーム13に対する挿入方向A
の位置が決められるのと同時に、ディスクホルダ22
は、ディスクテーブル11の回転軸11aの軸方向Bに
沿って往復動自在となる。また、両側壁221の各々に
は、一対のピン223が設けられている。このピン22
3は、イジェクトプレート21の側壁210に形成され
たカム部211内に挿通される。
【0031】ディスクホルダ22とイジェクトプレート
21との間には、イジェクトバネ23が架設されてい
る。
【0032】尚、本例の場合、ディスクホルダ22に突
片222を設け、メインフレーム13に穴133を設け
てあるが、これに限らず、メインフレームに突片を設
け、ディスクホルダに穴を設けて構わない。
【0033】また、ディスクホルダ22は、その挿入方
向Aの奥側中央部に、キャリッジアンセンブリ15の上
側キャリッッジ15Uと対応する位置に、所定の半径方
向Cに延在した略矩形状の開口部224が設けられてい
る。この開口部224を囲むように、その周囲にディス
クホルダ22の主表面220から上方に盛り上がった、
略U字形状の盛り上がり縁225が形成されている。一
方、キャリッジアンセンブリ15は、側方に延びる一対
の側方アーム153を備え、この側方アーム153は盛
り上がり縁225の上に位置する。後述するように、フ
レキシブルディスクがディスクホルダ22からイジェク
トされた状態では、この側方アーム153が盛り上がり
縁225と係合し、これによって上下一対の磁気ヘッド
14同士が互いに離される。さらに、ディスクホルダ2
2は、その挿入方向Aの奥側で開口部224から右より
に、後述するイジェクトレバーのレバー部の回動を許す
ような形状の開口部226も有している。
【0034】メインフレーム13上には、キャリッジア
センブリ15の近傍に、イジェクトレバー24が回動自
在に設けられている。詳細に述べると、メインフレーム
13には、その表面から上方に延びるロッド状ピン13
4が立設している。イジェクトレバー24は、ロッド状
ピン134が嵌め込まれる筒状部240と、この筒状部
240から径方向に延在するアーム部(レバー部)24
1と、このアーム部241の自由端に設けた上方に延在
する突起部242と、アーム部241の自由端側から周
方向に延びる円弧状の係止部243とを有している。イ
ジェクトレバー24には、筒状部240の周りにイジェ
クトレバーバネ25が装着され、このイジェクトレバー
バネ25は、イジェクトレバー24を図面上、反時計回
りに付勢している。イジェクトレバー24の突起部24
2は上記ディスクホルダ22の開口部226に遊嵌され
ている。また、この突起部242は、後述するフレキシ
ブルディスクのシャッタの右側上端縁と係合して、シャ
ッタの開閉を制御する。尚、図2に示されるように、ロ
ッド状ピン134の先端にはネジ26が捩じ込まれてお
り、これによってイジェクトレバー24がロッド状ピン
134から抜けるのを防止している。
【0035】また、メインフレーム13の前端部には、
フロントパネル27が取り付けられている。フロントパ
ネル27は、フレキシブルディスクを出し入れする開口
271と、この開口271を開閉する扉272とを備え
ている。このフロントパネル27には、イジェクトボタ
ン28が前後方向移動可能に突設されている。イジェク
トボタン28は、イジェクトプレート21の前端で前方
に突き出ている突起部214に嵌め込まれている。
【0036】図3を参照して、図1および図2に示され
たフレキシブルディスクドライブ(FDD)によって駆
動されるフレキシブルディスク(FD)について説明す
る。図示のフレキシブルディスク40は、円板状の磁気
記録媒体41と、この磁気記録媒体41を覆うシェル4
2と、矢印D方向に摺動可能なシャッタ43とを有す
る。シャッタ43には窓43aが空けられている。シャ
ッタ43は矢印D方向とは逆方向に図示しないバネ部材
によって付勢されている。シェル42は、上記フレキシ
ブルディスクドライブの磁気ヘッド14での磁気記録媒
体41のアクセスを可能とする開口部42aを有する。
この開口部42aは、フレキシブルディスク40がフレ
キシブルディスクドライブ内に挿入されていない状態で
は、図3に示すように、シャッタ43で覆われている。
フレキシブルディスク40がフレキシブルディスクドラ
イブ内に挿入されるとき、シャッタ43の右側縁上端4
3bにイジェクトレバー24の突起部242が係合し
て、シャッタ43を矢印D方向へ摺動する。
【0037】シェル42は、右上角部に、逆挿入(表裏
及び挿入方向を逆にして挿入)防止用の面取り部42b
が形成されている。また、シェル42には、その挿入方
向A後端の左側角部に書込み保護用穴44が穿設されて
いる。
【0038】上述したように、フレキシブルディスクド
ライブによって駆動されるフレキシブルディスク40に
おいて、磁気ヘッド14でアクセスされる磁気記録媒体
41の表面上には、データを記録するための通路として
の複数本のトラック(図示せず)が半径方向に沿って同
心円状に形成されている。フレキシブルディスク40の
トラック本数は片面80本であり、最外周トラック(最
端トラック)TR00から最内周トラックTR79まであ
る。
【0039】図1に加えて図4をも参照して、磁気記録
媒体41の最端トラックTR00の位置を検出するための
トラック位置検出機構(00センサ)について説明す
る。
【0040】キャリッジアセンブリ15において、下側
キャリッジ15Lにはその底部から下方に突出した遮断
板154が備えられている。一方、このキャリッジアセ
ンブリ15と対向するメインフレーム13の下面側には
メインプリント配線基板30が配設されており、このメ
インプリント配線基板30上にトラック位置検出機構
(00センサ)として使用されるフォトインタラプタ3
1が実装されている。このため、メインフレーム13に
はこのフォトインタラプタ31を通すための穴13bが
穿設されている。
【0041】周知のように、フォトインタラプタ31
は、発光素子(図示せず)が内蔵された第1の突出部3
1−1と、受光素子(図示せず)が内蔵された第2の突
出部31−2とを有する。第1の突出部31−1と第2
の突出部31−2とは、図示の如く、対面するように配
置されており、各々の対面する壁面には開口部(図示せ
ず)が設けられている。これら2つの開口部を通して、
発光素子から受光素子へ向かう光路が形成される。そし
て、上記遮断板154は、図示の如く、第1の突出部3
1−1と第2の突出部31−2との間の通路を通過す
る。
【0042】このような構成の00センサにおいて、フ
ォトインタラプタ31の光路を遮断板154が遮断する
ことにより、磁気ヘッド14がフレキシブルディスク4
0の磁気記録媒体41の最端トラックTR00の位置にあ
ることを検出することができる。
【0043】次に、図5を参照して、上記フレキシブル
ディスクドライブに使用されるDDモータ(スピンドル
モータ)について説明する。
【0044】図示のDDモータ300は、ロータ310
と、このロータ310に組み合わされるステータ320
とから成る。ロータ310は、円板状の金属製ケーシン
グ311の中央部に断面略台形部312を上方に突出さ
せて有する。断面略台形状部312の上面には、ディス
クテーブル11が固着されている。
【0045】ロータ310は、その中心に、ケーシング
311とディスクテーブル11とを貫通するように、金
属製の回転軸11aが一体的に固着されている。すなわ
ち、ケーシング311と回転軸11aは、ディスクテー
ブル11をプラスチックマグネットにより射出成形で成
形する時に一体的に組み付けられる。ケーシング311
は、その周縁に下方に延びる筒状体314を有し、筒状
体314の内側にリング状の永久磁石315が取り付け
られている。
【0046】この永久磁石315は、周方向にメイン着
磁されている。メイン着磁は駆動用磁化部とも呼ばれ
る。
【0047】また、図5に示されるように、筒状体31
4の外周壁の所定位置にインデックス検知用磁石340
が張り付けられている。
【0048】断面略台形状部312の下面側にはアーム
316が組み付けられ、このアーム316にはドライブ
ロータ317が回転可能に設けられる。そして、断面略
台形状部312及びディスクテーブル11には略四角形
の穴(図示せず)が設けられ、これらの穴を通してドラ
イブローラ317がディスクテーブル11の上方に突出
するように配置される。フレキシブルディスクドライブ
内に収容されたフレキシブルディスク40(図3)は、
ディスクテーブル11上に載り、フレキシブルディスク
40のハブ(図示せず)に形成された穴にドライブロー
ラ317が嵌入することで、その磁気記録媒体41(図
3)は回転駆動される。
【0049】一方、ステータ320は、後述するように
メインフレーム13のモータフレーム部分13−2に取
り付けられる。ステータ320は、放射状に延びる複数
の固定子コア321を有するコアアセンブリと、複数の
固定子コア321のそれぞれに巻回した固定子コイル3
22と、回転軸11aを受けるためのセンターメタル
(軸受け部)323とを有する。
【0050】次に、図6を参照して、図1および図2に
示されたフレキシブルディスクドライブに使用されるフ
レーム構造(メインフレーム)13について説明する。
図6はメインフレーム(フレーム構造)13を斜め側方
下方から見た斜視図である。
【0051】図6から明らかなように、図示のメインフ
レーム(フレーム構造)13は、フレキシブルディスク
40(図3)が挿入されるメインフレーム部分13−1
と、この挿入されたフレキシブルディスク40を回転駆
動するためのスピンドルモータ300(後で図面を参照
して詳述する。)を搭載するモータフレーム部分13−
1とを一体に1ピースで構成されている。つまり、メイ
ンフレーム13はモータフレームを兼ねる。
【0052】ここで、モータフレーム部分13−2は、
絞り加工にる絞り込みの形状を有している。これは、裏
面(底面)側から見ると、モータフレーム部分13−2
が裏面(底面)側に突出した構造である。モータフレー
ム部分13−2には、裏面(底面)側から見た場合に頂
上面となる部分に、スピンドルモータ300のリード線
を引き出すための開口部13−2aが形成されている。
【0053】尚、図6に示されたモータフレーム部分1
3−2の絞り込み形状は、円形をしているが、これに限
定されず、深さや材質により多角形、楕円形であっても
良い。また、フレーム部分13−2の絞り込み形状にお
ける絞り逃げ形状も、図示のものに限定されず、種々の
形状であっても良い。さらに、モータフレーム部分13
−2とメインフレーム13−1との繋ぎ方も図示のもの
に限定されないのは勿論である。
【0054】図示のフレキシブルディスクドライブは、
スピンドルモータ300の駆動を制御するために必要な
周波数発生パターンを削除すること、すなわち、それを
形成するためのプリント配線基板を削除することによ
り、上述のような形状のメインフレーム13の採用を可
能にしている。また、周波数発生パターンを削除するこ
とにより、スピンドルモータ300のロータの永久磁石
(後述する)の底面部に施されているモータサーボ用着
磁も不要となっている。その代わりに、図示のフレキシ
ブルディスクドライブは、周波数発生パターンを用いた
場合と等価な機能を発揮する電子的処理手段を備えてい
る。なお、このような電子的処理手段の詳しい動作につ
いては、前述した特開2001−178185号公報に
開示されているので、ここではその説明を省略する。
【0055】図示のフレキシブルディスクドライブのメ
インプリント配線基板30は、メインフレーム13のメ
インフレーム部分13−1の裏面側に取り付けられる。
図6に示されるように、このメインプリント基板30
は、モータフレーム部分13−2に重ならない形状を有
している。そして、メインプリント配線基板30は、そ
の表面30aがメインフレーム部分13−1の裏面から
所定の距離だけ離れた状態で、その裏面30bがモータ
フレーム部分13−2の頂上面よりもメインフレーム部
分13−1の裏面に近く(低く)なるように、メインフ
レーム部分13−1から切り起こされ、その先端部にネ
ジ穴が形成された支持片(図示せず)にネジ33で固定
される。
【0056】図6に加えて図7をも参照して、メインフ
レーム13の主表面側で、モータフレーム部分13−2
に搭載されたスピンドルモータ300のステータ320
に巻回されたコイルの先端部(リード線)は、モータフ
レーム部分13−2に形成された開口部13−2aより
背面側に引き出され、メインプリント配線基板30の所
定の端子に接続固定される。通常、リード線は、U相コ
イル、V相コイル、W相コイルの一端である3本のリー
ド線と、これらコイルの他端を一つに束ねたリード線
の、合計4本のリード線を含む。図示のフレキシブルデ
ィスクドライブは、これらのリード線60をガイドする
と共にインデックス検知用ホール素子55が搭載され
た、サブプリント配線基板50を備えている。
【0057】ここで、メインプリント配線基板30は、
スピンドルモータ300の回転軸11aと直交する方向
に延在している。これに対して、サブプリント配線基板
50は、スピンドルモータ300のロータ310の外周
側面と近接する位置で、スピンドルモータ300の回転
軸11aの平行な方向へ延在するように、メインプリン
ト配線基板30に取り付けられている。
【0058】そして、インデックス検知用ホール素子5
5は、その磁界検知面がロータ310の外周側面と対向
するように、サブプリント配線基板50に取り付けられ
ている。また、インデックス検知用ホール素子55は、
4本の端子(図示せず)を持ち、これら4本の端子は半
田97を介してメインプリント配線基板30上の配線
(図示せず)と電気的に接続される。尚、これらの半田
57は、このような電気的接続ばかりでなく、メインプ
リント配線基板30とサブプリント配線基板50との間
を機械的に接合する役目をも果たしている。
【0059】尚、開口部13−2aから引き出されたリ
ード線60は、サブプリント配線基板50の溝56に掛
けられて、その先端は、メインプリント配線基板30の
所定の端子35に接続固定される。その様子を図7に示
す。
【0060】次に、図8乃至図10を参照して、上述し
た従来のフレキシブルディスクドライブのフレーム構造
について説明する。図8は従来のフレキシブルディスク
ドライブに用いられるメインフレーム13の斜視図であ
る。図9は図8に図示したメインフレーム13の下面
(底面)を覆うロアカバー(下蓋)70の斜視図であ
る。図10は図8に図示したメインフレーム13と図9
に図示したロアカバー70とを組み合わせた状態の斜視
図である。
【0061】従来のフレキシブルディスクドライブで
は、メディア40(図3)、キャリッジアセンブリ1
5、I/Fコネクタ等のスペースの関係上、ある程度メ
インフレーム13の大きさが制限されてしまう。すなわ
ち、従来のメインフレーム13には、キャリッジアセン
ブリ15、ステッピングモータ16、スピンドルモータ
300、イジェクト機構部、プリント配線基板、外観部
品取付け構造などが全て搭載(取り付け)られている。
このため、ベースとなるメインフレーム13の形状(大
きさ)は、フレキシブルディスクドライブ製品の全面を
カバーする大きさが必要である。例えば、従来のメイン
フレーム13の大きさ(寸法)は、縦×横×高さが約1
50mm×100mm×20mmである。また、メイン
フレーム13の板厚は1mmである。
【0062】設計段階においてコストダウンを図ろう
(VE化を行なう)とする場合に、材料の展開を小さく
し材料費削減を行う。しかしながら、この場合に、どう
しても上記部品のスペース的な問題より、メインフレー
ム13を小さくすることができなかった。また、メディ
アチャッキング後のメディア40の受けを、メインフレ
ーム13の形状で行なっている。その為、メインフレー
ム13はある程度の大きさに制限されてしまう。
【0063】従来のロアカバー70は専らメインフレー
ム13の下面を覆うだけの機能しか持っていない。
【0064】尚、図11に示されるように、メインフレ
ーム13は、その上にイジェクトプレート21を摺動自
在に設置するために、4箇所に凸部135を持ってい
る。その為、衝撃等で、イジェクトプレート21が撓っ
たり、変形することが起こらない。
【0065】更に、図12に示されるように、メインフ
レーム13には、イジェクト機構のスライド構造ガイド
が全て盛り込まれている。換言すれば、メインフレーム
13は、摺動動作するイジェクトプレート21の形状に
合わせた構造のスライドガイド136を4箇所に持って
いる。
【0066】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のフレキシブルディスクドライブにおいては、ディスク
ホルダ22のピン223が、イジェクトプレート21の
カム部211をガイドとして摺動するものであり、イジ
ェクトプレート21は、ディスクホルダ22の摺動(上
下動)距離分のカム部211(両側壁210)によって
展開形状が決められる。このような構造では、イジェク
トプレート21の展開形状(大きさ)がカム部211に
よって決まるので、形状を小さくできないという問題が
ある。
【0067】それ故に本発明の課題は、材料費を削減す
ることが可能なフレキシブルディスクドライブを提供す
ることにある。
【0068】本発明の他の課題は、製品のコストダウン
を図る(VE化を行なう)ことが可能なフレキシブルデ
ィスクドライブを提供することにある。
【0069】本発明の更に他の課題は、製品の重量を削
減する(軽量化を図る)ことが可能なフレキシブルディ
スクドライブを提供することにある。
【0070】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、フレキ
シブルディスク(40)が挿入されるメインフレーム
(13)と、イジェクト機構の1つとして、前記メイン
フレーム上に摺動可能に保持され前記フレキシブルディ
スク(40)をイジェクトするイジェクトプレート(2
1)と、該イジェクトプレート(21)上に配置され前
記フレキシブルディスク(40)を保持するディスクホ
ルダ(22)とを含み、前記イジェクトプレート(2
1)が前記ディスクホルダ(22)と協働して前記フレ
キシブルディスク(40)を保持するフレキシブルディ
スクドライブにおいて、前記イジェクトプレート(2
1)は、互いに対向する一対の側壁(210)と、該側
壁(210)の各々から前記側壁(210)の内側へ突
出している複数の係合部(211A)とを有し、前記デ
ィスクホルダ(22)は、互いに対向する一対の側壁
(221)と、該側壁(221)の各々に形成した複数
のカム部(223A)とを有し、前記カム部(223
A)は、前記係合部(211A)内に一対一に挿通され
ており、前記係合部(211A)が、前記カム部(22
3A)をガイドとして摺動することを特徴とするフレキ
シブルディスクドライブが得られる。
【0071】前記係合部(211A)は、前記フレキシ
ブルディスク(40)における一方側の前記側壁(21
0)の二個所に、他方側の前記側壁(210)の二個所
に形成されているものであることが望ましい。
【0072】前記係合部(211A)は、前記フレキシ
ブルディスク(40)の前記側壁(210)をプレス成
型によってバーリング加工もしくはコイニング加工を施
すことによって形成されていることが望ましい。
【0073】前記係合部(211A)は、前記フレキシ
ブルディスク(40)の前記側壁(210)に設けたピ
ンであっても良い。
【0074】前記カム部(223A)は、前記ディスク
ホルダ(22)の前記側壁(221)をプレスによって
打ち抜くとによって形成さてることが望ましい。
【0075】前記カム部(223A)は、前記ディスク
ホルダ(22)の前記側壁(211)に形成したカム溝
(223a)を有し、前記係合部(211A)が前記カ
ム溝(223a)をガイドとして摺動するようにしても
よい。
【0076】尚、上記括弧内の参照符号は、理解を容易
にするために付したものであり、一例にすぎず、これら
に限定されないのは勿論である。
【0077】
【発明の実施の形態】以下、図13乃至図18を参照し
て、本発明の一実施の形態に係るフレキシブルディスク
ドライブ用のイジェクトプレートとディスクホルダとを
説明する。なお、以下の説明では、図1乃至図12にお
いて説明したフレキシブルディスクドライブと同じ機能
を果たすフレキシブルディスクドライブの部品の説明
を、同じ符合を付して要部のみを説明することにする図
13乃至図18を参照して、イジェクトプレート21と
ディスクホルダ22とを有する。図1乃至図12におい
て説明したメインフレーム13、図13乃至図15に示
したイジェクトプレート21、及び図16乃至図18に
示したディスクホルダ22は、金属板に打抜き加工によ
って展開形状を作り、曲げ加工等を施すことにより得ら
れる。
【0078】イジェクトプレート21は、フレキシブル
ディスクの挿入方向A(図1を参照)およびその逆方向
に沿ってスライド自在なように、メインフレーム13上
に備えられている。イジェクトプレート21は、フレキ
シブルディスクドライブの作動時に、ディスクホルダ2
2と協働してフレキシブルディスクを保持する。
【0079】また、イジェクトプレート21は、図3に
示したフレキシブルディスク40を挿入方向Aに沿って
フレキシブルディスクドライブ内に挿入することを可能
とし、或いは、フレキシブルディスク40を挿入方向A
と逆方向に沿ってフレキシブルディスクドライブ内から
の取り出すことを可能とするために、挿入方向Aに沿っ
てフレキシブルディスク40が摺動自在なようにフレキ
シブルディスク40を保持する。
【0080】図13乃至図15に示したように、イジェ
クトプレート21は、ほぼ全面が平板形状である主板2
15と、この主板215の両側端で互いに対向するよう
に曲げられている一対の側壁210が形成されている。
側壁210の各々には、側壁210の内側へ突出してい
る複数の係合部(ダボ)211Aが形成されている。な
お、この実施の形態例における係合部211Aは、一方
側の側壁210の二個所に、他方側の側壁210の二個
所に形成されており、合計で四個所に係合部211Aを
有している。
【0081】係合部211Aは、両側壁210をプレス
成型によってバーリング加工もしくはコイニング加工を
施すことによって形成されている。したがって、イジェ
クトプレート21の展開形状では、係合部211Aを形
成する部分に側壁210を形成するようにしたので、図
14及び図15によって明らかなように、側壁210の
面積を少なくできる。
【0082】また、図1乃至図12において説明したよ
うに、イジェクトプレート21の底面には、イジェクト
プレート21の側壁210に沿って切抜き部212が形
成され、イジェクトプレート21の底面中央部には、デ
ィスクテーブル11を取り囲むように略U字状の切欠き
部213が形成されている。このような、イジェクトプ
レート21の主板215の構成は、図1によって示した
イジェクトプレート21と機能的に同じである。
【0083】ディスクホルダ22は、図16乃至図18
に示すように、イジェクトプレート21上に配置されて
いる。ディスクホルダ22には、ほぼ平板形状の主板2
20と、この主板220の両側端で曲げられて互いに対
向している一対の側壁221が形成されている。これら
の側壁221には、それぞれ突片222が形成されてい
る。これらの突片222は、イジェクトプレート21の
切抜き部212を通じてメインフレーム13の穴133
内に挿通される。この突片222がメインフレーム13
の穴133内に挿通されることにより、ディスクホルダ
22は、メインフレーム13に対する挿入方向Aの位置
が決められる。同時に、ディスクホルダ22は、ディス
クテーブル11の回転軸11aの軸方向Bに沿って往復
動自在となる。
【0084】また、ディスクホルダ22の側壁221の
各々には、カム溝223aをもつ一対のカム部223A
が形成されている。カム部223Aは、ディスクホルダ
22の両側壁221をプレスによって打ち抜くとによっ
て得られる。
【0085】カム溝223aは、ディスクホルダ22の
主板220に対して斜めに形成されている部分223a
−1と、主板220から離れる方向で斜めに形成されて
いる部分223a−1の上側端から引き続き延びてディ
スクホルダ22の主板220と平行に形成されている部
分223a−2とからなる。そして、ディスクホルダ2
2の主板220と平行に形成されている部分223a−
1の先端側は開口されている。
【0086】カム部223Aのカム溝223aには、カ
ム溝223aの開口からイジェクトプレート21の側壁
210に形成されている係合部211Aが一対一に挿通
される。そして、イジェクトプレート21の係合部21
1Aは、ディスクホルダ22のカム部223Aのカム溝
(223a)をガイドとして摺動する。
【0087】本発明は上述した実施の形態に限定せず、
本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更・変形が
可能なのは勿論である。例えば、係合部211Aは、両
側壁210をプレス成型によってバーリング加工もしく
はコイニング加工を施すことによって形成されている
が、係合部211Aは、両側壁210に設けたピンであ
ってもよい。
【0088】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、イジェクトプレートの係合部がディスクホル
ダのカム部に挿通されており、イジェクトプレートの係
合部が、ディスクホルダのカム部をガイドとして摺動す
るように構成したので、イジェクトプレートの展開形状
における側壁の面積を少なくすることができ、フレキシ
ブルディスクドライブの材料費を削減でき、製品のコス
トダウン(VE化)を図ることができ、製品重量を削減
することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のフレキシブルディスクドライブの要部を
示す分解斜視図である。
【図2】図1に示したフレキシブルディスクドライブを
斜め前方から見た概略斜視図である。
【図3】フレキシブルディスクドライブで駆動されるフ
レキシブルディスクを示す平面図である。
【図4】フレキシブルディスクドライブに使用されるト
ラック位置検出機構(00センサ)の設置構造を説明す
るための断面図である。
【図5】図1に示されたフレキシブルディスクドライブ
に使用されるDDモータ(スピンドルモータ)の構成を
示す断面図である。
【図6】図1に示されたフレキシブルディスクドライブ
に使用されるメインフレームにメインプリント配線基板
とサブプリント配線基板を取り付けた状態を側方下方か
ら見た斜視図である。
【図7】図6に示されたサブプリント配線基板の溝にリ
ード線を掛けた状態を示す図である。
【図8】図1に示されたフレキシブルディスクドライブ
に用いられるメインフレームの斜視図である。
【図9】図8に図示したメインフレームの下面(底面)
を覆うロアカバー(下蓋)の斜視図である。
【図10】図8に図示したメインフレームと図9に図示
したロアカバーとを組み合わせた状態の斜視図である。
【図11】図8に示したメインフレームを斜め前方上方
から見た斜視図である。
【図12】図8に示したメインフレームを斜め前方上方
から見た斜視図である。
【図13】本発明の一実施の形態に係るフレキシブルデ
ィスクドライブに用いられるイジェクトプレートの平面
図である。
【図14】図13に図示したイジェクトプレートの左側
の側壁を裏側から見た様態の側面図である。
【図15】図13に図示したイジェクトプレートの右側
の側壁を裏側から見た様態の側面図である。
【図16】本発明の一実施の形態に係るフレキシブルデ
ィスクドライブに用いられるディスクホルダの平面図で
ある。
【図17】図16に示したディスクホルダの左側の側壁
を裏側から見た様態の側面図である。
【図18】図16に示したディスクホルダの右側の側壁
を裏側から見た様態の側面図である。
【符号の説明】
13 メインフレーム 14 磁気ヘッド 15 キャリッジアセンブリ 16 ステッピングモータ 21 イジェクトプレート 22 ディスクホルダ 40 フレキシブルディスク 210,221 側壁 211A 係合部 223A カム部 223a カム溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今野 誠 山形県山形市立谷川1丁目1059番地の5 山形ミツミ株式会社内 Fターム(参考) 5D046 BA14 CA03 CD05 HA05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブルディスクが挿入されるメイ
    ンフレームと、前記メインフレーム上に摺動可能に保持
    され前記フレキシブルディスクをイジェクトするイジェ
    クトプレートと、該イジェクトプレート上に配置され前
    記フレキシブルディスクを保持するディスクホルダ(2
    2)とを含み、前記イジェクトプレートが前記ディスク
    ホルダと協働して前記フレキシブルディスクを保持する
    フレキシブルディスクドライブにおいて、 前記イジェクトプレートは、互いに対向する一対の側壁
    と、該側壁の各々から前記側壁の内側へ突出している複
    数の係合部とを有し、前記ディスクホルダは、互いに対
    向する一対の側壁と、該側壁の各々に形成した複数のカ
    ム部とを有し、前記カム部は、前記係合部内に一対一に
    挿通されており、前記係合部が、前記カム部をガイドと
    して摺動することを特徴とするフレキシブルディスクド
    ライブ。
  2. 【請求項2】 前記係合部は、前記フレキシブルディ
    スクにおける一方側の前記側壁の二個所に、他方側の前
    記側壁の二個所に形成されているものであることを特徴
    とする請求項1に記載のフレキシブルディスクドライ
    ブ。
  3. 【請求項3】 前記係合部は、前記フレキシブルディス
    クの前記側壁をプレス成型によってバーリング加工もし
    くはコイニング加工を施すことによって形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のフレキシブル
    ディスクドライブ。
  4. 【請求項4】 前記係合部は、前記フレキシブルディス
    クの前記側壁に設けたピンであることを特徴とする請求
    項1又は2に記載のフレキシブルディスクドライブ。
  5. 【請求項5】 前記カム部は、前記ディスクホルダの前
    記側壁をプレスによって打ち抜くとによって形成さてる
    ことをを特徴とする請求項1に記載のフレキシブルディ
    スクドライブ。
  6. 【請求項6】 前記カム部は、前記ディスクホルダの前
    記側壁に形成したカム溝を有し、前記係合部が、前記カ
    ム溝をガイドとして摺動することを特徴とする請求項5
    に記載のフレキシブルディスクドライブ。
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