JP2001183797A - 現像装置および現像方法 - Google Patents

現像装置および現像方法

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JP2001183797A
JP2001183797A JP2000364994A JP2000364994A JP2001183797A JP 2001183797 A JP2001183797 A JP 2001183797A JP 2000364994 A JP2000364994 A JP 2000364994A JP 2000364994 A JP2000364994 A JP 2000364994A JP 2001183797 A JP2001183797 A JP 2001183797A
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image
developing
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cartridge
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Joseph A Mainco
エー.マニコ ジョセフ
Dale F Mcintyre
エフ.マッキンタイヤ デイル
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03DAPPARATUS FOR PROCESSING EXPOSED PHOTOGRAPHIC MATERIALS; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03D13/00Processing apparatus or accessories therefor, not covered by groups G11B3/00 - G11B11/00
    • G03D13/002Heat development apparatus, e.g. Kalvar

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単一の単純で低コストな装置を用いてさまざ
まな異なるタイプの感光性材料を現像プリントするため
の方法および装置を提供すること。さらに、このシステ
ムは、部分的なロール現像を可能にし、製作すべききわ
めて多様な異なる注文画像の提供を可能にすること。 【解決手段】 現像されていない露光部分を有した画像
露光領域を有し、熱現像可能な帯状の感光媒体を現像す
るための装置において、熱現像可能な感光媒体を処理経
路に沿って移動させるための移送機構と、処理経路に沿
って設けられ、前記帯状の感光媒体の現像されていない
露光部分に熱を選択的に適用するための機構とを設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光性材料の現像
プリント、より詳細には、見たところ乾式現像プロセス
を用いて感光性材料を現像プリントするための方法およ
び装置に関する。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】フィル
ムといったような感光性媒体の標準的現像プリントに
は、湿式処理システムを用いた感光性媒体の現像と、そ
れに続く同じく従来の湿式プロセスシステムを用いて処
理される第2の感光性媒体上への画像のプリントが含ま
れる。従来の湿式プロセスは、各々が処理用溶液を収納
する複数の処理用タンクの中にフィルムを通過させる段
階が含まれている。かかる従来の湿式処理は、かなり時
間がかかるものであり、特定のタイプのフィルムに制限
されており、一貫性ある高品質を確保するために入念に
監視され維持されなくてはならず、また、処理用溶液の
使用および廃棄に関しては特別な注意を払わなければな
らない。
【0003】従来技術においては、利用者が装置へと歩
いて行き、フィルムカートリッジを挿入し、封入された
フィルムを処理させることのできる完全自動化現像プリ
ント装置が提案されてきた。かかるシステムの例は、米
国特許第5,113,351号の中に開示されており、ここでは
従来の湿式処理システムが利用されている。前述のよう
に、このタイプの湿式処理システムでは、一貫した高品
質を確保するため化学的性能を入念に維持することが必
要である。さらに、湿式処理は、特定のタイプのフィル
ム処理のために使用される標準的に1つのタイプの化学
物質に制限される。さらに、標準的な湿式処理システム
は、部分的なロール現像(roll development)を行うの
に適していない。
【0004】また、従来技術では35mmのインスタント
カラースライドフィルムを現像するBi-Mat 現像システ
ムが提案されてきた。かかるシステムの例としては、Po
laChrome CS35mmインスタントカラースライドフィ
ルムがあり、このフィルムには、基材上に提供された白
黒乳剤層およびカラー画像を生成するために用いられる
付加カラースクリーンが内蔵されている。フィルムは、
ひとたび露光されると1つの装置の中に入れられ、ここ
で処理用溶液でドナーストリップがコーティングされ
る。それは次に一対の積層ローラを用いて露光済みフィ
ルムと接触させられることになる。この乳剤は、白黒の
乳剤であることから、単一の処理用溶液のみが適用され
る。このシステムがもつ問題点は、それが視覚的に受け
入れ得るスライド画像を得るために、フィルム速度、D
−min 濃度、画質を犠牲にするという点にある。
【0005】米国特許第5,627,016号は、比較的単純で
低コストな、Bi-Matシステムに類似したシステムを開示
している。そこで開示されているシステムは、PolaChro
meCS35mmシステムに対し1つの改善を提供している
ものの、これは実質的に異なる化学的性質をもつフィル
ムと共に使用するのには適しておらず、部分的なロール
現像およびプリントを行うように設計されていない。
【0006】本発明は、単一の単純で低コストな装置を
用いてさまざまな異なるタイプの感光性材料を現像プリ
ントするための方法および装置を提供する。さらに、こ
のシステムは、部分的なロール現像を可能にし、製作す
べききわめて多様な異なる注文画像の提供を可能にす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの態様によ
ると、現像されていない露光部分を有した画像露光領域
を有し、熱現像可能な帯状の感光媒体を現像するための
装置において、前記熱現像可能な感光媒体を処理経路に
沿って移動させるための移送機構と、前記処理経路に沿
って設けられ、前記帯状の感光媒体の現像されていない
露光部分に熱を選択的に適用するための機構とを含んで
成る装置が提供される。
【0008】本発明の他の特徴によれば、前面と背面と
前記前面に設けられた乳剤層と熱活性現像剤とを有しフ
ィルムカートリッジ内に納められた帯状の感光媒体を現
像するための方法において、 a)フィルム経路に沿って前記フィルム帯を移動させる
工程と、 b)前記帯状のフィルムにある露光された画像を現像す
るように熱を適用する工程と、 c)前記露光された画像の現像後に前記帯状の感光媒体
を走査する工程と、 d)前記カートリッジに戻す前に前記フィルム帯を洗浄
する工程とを含んで成る方法が提供される。
【0009】本発明の更に他の特徴によれば、現像され
ていない露光部分を有した画像露光領域と、熱活性現像
剤とを有する帯状の感光媒体を現像するための方法にお
いて、処理経路に沿って前記感光媒体を移送する工程
と、前記画像露光領域の前記現像されていない露光部分
の配置を決定する工程と、前記帯状のフィルム媒体にあ
る露光された画像を現像するように熱を適用する工程と
を含んで成る方法が提供される。
【0010】本発明の更に他の特徴によれば、現像され
ていない露光部分を有した画像露光領域と、熱源増可能
な現像剤とを有する帯状の感光媒体を現像するための方
法において、処理経路に沿って前記感光媒体を移動させ
る工程と、前記感光媒体の現像されていない露光部分の
みに熱を選択的に適用する工程とを含んで成る方法が提
供される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1〜5を参照すると、本発明に
よって作成された現像プリント用装置10が概略的に例
示されている。好ましくは、例示されている通り、装置
10は、小売り販売員またはオペレータを必要としない
利用者セルフサービスキオスクである。装置10は、図
2〜5でそれぞれ示されているように、感光性媒体上に
露光された画像を現像するための現像区画12を含んで
いる。例示された特定の実施形態においては、現像区画
12は、Bi-Mat現像システムとなるように設計されてい
る。本発明においては、Bi-Matタイプの現像システムと
いうのは、支持用基材上で感光性乳剤層を完全に現像す
るのに単一の処理用溶液を利用するシステムであるとみ
なされるものとする。例示された特定の実施形態では、
現像プリント用装置10は、表面14に感光性乳剤層を
伴う表面側14と裏面側15とを有する写真フィルム1
3を処理するように設計されている。装置10は、写真
フィルム13を保持するように設計されたフィルムカー
トリッジ18を保持するための保持用機構16を含んで
いる。例示された特定の実施形態においては、フィルム
カートリッジ18は、その全文を参考として取り入れて
いる米国特許第5,200,777号および5,031,852号の中で示
されているような、スラスト(thrust)フィルムタイプ
のものである。かかるスラストフィルムカートリッジに
おいては、フィルムは、自動的にフィルムカートリッジ
18から押し出されまたその中に押し戻され得る。写真
フィルム13は、カートリッジ18内で回転可能に取り
付けられているフィルムコア(図示せず)のまわりにら
せん状に巻きつけられている。光弁(同じく図示せず)
が、カートリッジ18内の開口部に隣接してカートリッ
ジ18に回転可能な形で取り付けられている。光弁(li
gh valve)が開放位置にあるとき、フィルム13は、適
切な方向でのコアの回転によりカートリッジ18から外
に押し出されるかまたはその中に押し戻され得る。フィ
ルム処理用経路34に沿ってフィルム13を移動させる
ため、輸送機構が提供されている。例示した特定の実施
形態においては、装置10の中に具備されたフィルムモ
ータ(図示せず)を移動させるための輸送機構は、カー
トリッジのコアと係合し、これを回転させる。
【0012】例示された特定の実施形態においては、保
持用機構は、フィルムカートリッジ18の外部形態とは
まり合うように設計された内部形態を有する開口部20
を含む。例示された実施形態においては、開口部20
は、処理用経路34に対し実質的に垂直な方向に向けら
れている。こうして、コアを回転させるために用いられ
るモータとカートリッジ18のコアの端部とを容易に係
合させることが可能になっている。開口部20の中にひ
とたび適切に係合されると、フィルム13は、適宜カー
トリッジ18から外に押出されるかまたはその中に押し
込まれ得る。カートリッジ18上のフィルムDXコード
を読取るためにセンサ19が具備されている。DXコー
ドは、その中に収納されているフィルム13が装置10
による処理に適しているか否かを見極めるため、および
本明細書の中で後述するような、走査された画像データ
の処理用の適切なアルゴリズムを選択するために、装置
10が使用できる情報を含んでいる。
【0013】現像区画12は、コア27のまわりに巻き
つけられたドナーウェブ(donor web )24を有する供
給リール22を含む。ドナーウェブ24は、巻取りリー
ル28のコア28′を駆動するモータ(図示せず)によ
りフィルム処理区画26を通って供給リール22から解
放される。一対のガイドローラ30が、処理区画26を
通してドナーウェブ24を案内する。以下で述べるよう
に、ドナーウェブ24のための支持用表面を提供するた
め、ガイドローラ30間に支持部材32が具備される。
【0014】写真フィルム13は、カートリッジ18か
ら外に押し出された時に、フィルム処理区画26を通っ
て延び、フィルムが一時的に格納される巻取箱36内で
終結する処理用経路34に沿って通過させられる。近年
になって、現像プリントおよびそれについてのその他の
情報を収納するため、写真フィルム上に薄い磁気層が具
備される最新式フォトシステム(APS)が導入されて
きた。処理用フィルム経路34に沿ってカートリッジ1
8に隣接して配置された状態で、フィルム上に磁気的に
記録されたあらゆる情報を読取るためおよび/またはフ
ィルム上に磁気情報を書込むための磁気読取り/書込み
ヘッド38が具備されている。読取り/書込みヘッド3
8に隣接して赤外線センサ39が具備されている。赤外
線センサは、未処理のフィルムを露光させることなく透
視することができる。処理済みフィルムと未処理フィル
ムは、異なる「IR」サインを提供する。かくして、フ
ィルムが完全にあるいは部分的に現像されているかを検
出することが可能となる。好ましくは高解像度のディジ
タルスキャナ40が、フィルム13上の現像された画像
を走査するために備えられる。例示された実施形態にお
いては、スキャナ40は、画像を走査しかくして走査さ
れた画像のディジタル記録を生成することのできるリニ
アCCDアレイ(電荷結合素子)である。スキャナ40
は、任意の適切なタイプのディジタルスキャナであって
よく、CCD装置に制限されるわけではないということ
を理解すべきである。スキャナ40から得られた画像情
報は、コンピュータ84へ移され、そこで得られたディ
ジタル情報は適宜操作されうる。スキャナ40により得
られたディジタル画像は、例示された特定の実施形態に
おいてはCRTである表示装置42上に表示される。か
くして、装置10のユーザはフィルム13上で現像され
た画像を容易に検分することができる。
【0015】ドナーウェブ24上に処理用溶液を塗布す
るために、処理用溶液塗布システム50が具備され、こ
のドナーウェブ24上の処理溶液は次に、それがフィル
ム処理区画26の中を通過するときに写真フィルムに与
えられる。例示された特定の実施形態においては、処理
用溶液塗布システム50には、処理/活性化剤溶液54
を収納するタンク52が含まれている。タンク52から
得た処理/活性化剤溶液54をドナーウェブ24上に塗
布するためのアプリケータノズル56が具備されてい
る。例示された特定の実施形態においては、その後ドナ
ーウェブ24上に噴霧されることになる処理/活性化剤
溶液をノズル56の出口58に供給するためには、ポン
プ(図示せず)が使用される。ノズル出口58は、ウェ
ブ24との関係において、ウェブ24がフィルム13と
接触する前の地点に位置づけされている。例示された特
定の実施形態においては、ノズル出口58は、供給リー
ル22から取り出された直後のウェブ24に隣接する地
点に位置づけされている。しかしながら、ノズル出口5
8は、ウェブ24がフィルム13と接触する前の任意の
地点に設置され得る。例示された好ましい実施形態にお
いては、処理システム50には、交換可能なカートリッ
ジ51が具備される。かくして、ウェブに塗布され得る
あらゆるタイプの化学物質を装置10の中に提供するこ
とができる。カートリッジ51には、装置10内に具備
された適切なセンサ55によって読取ることのできる機
械読取り可能なコード53が備わっている。センサ55
は、装置10に対してどんなタイプの現像用化学物質が
提供されたかを見極めることのできるセンサ55は、装
置10のコンピュータ84に接続されている。
【0016】処理区画26には、その上にある露光され
た画像の現像のためドナーウェブ24からフィルム13
上に処理用溶液54が移送されることになるようにドナ
ーウェブと今にも接触する状態となるような形で、フィ
ルムが処理区画26を通過するにつれてこのフィルム1
3をドナーウェブ24に向かってバイアスさせるのに使
用される加圧機構44を含んでいる。例示された特定の
実施形態においては、加圧機構44は、まわりに延びる
ベルト48を有する複数のローラ46を含む。例示され
た特定の実施形態においては、ローラは、フィルムがカ
ートリッジから巻取箱36まで押し出されていくにつれ
てフィルム13と共にベルト48が移動するような形で
自由に回転する。
【0017】以下に述べるように、ドナーウェブ24お
よび/またはフィルム13を清浄するための清浄用機構
60が具備されている。この清浄用機構60には、ドナ
ーウェブ24および/またはフィルム13を清浄する能
力をもつ材料で作られた清浄用ウェブ66を収納する供
給リール64を有する支持プレート62が含まれてい
る。清浄用ウェブ66は、希酢酸といったような中和剤
に浸した吸収性のけば無し織物で構成されている。清浄
用ウェブ66は複数のガイドローラ68のまわりを誘導
させられ、巻取りリール70内で終結する。例示されて
いる特定の実施形態においては、供給リール64および
巻取りリール70は各々支持プレート62に対し回転可
能な形で取り付けられており、いずれかの方向でガイド
ローラ68によって形成された清浄用経路72に沿って
清浄用ウェブ66を移動させることができるようにする
それぞれの駆動モータ(図示せず)に接続されている。
かくして、清浄用ウェブ66を巻取りリール70上に巻
上げることが可能であり、またある種の状況下では、逆
方向に駆動させ供給リール64上に巻き戻すことも可能
である。清浄用機構60は移動用機構(図示せず)を含
み、該移動用機構は、清浄用機構60の清浄用ウェブ6
6がドナーウェブ24と接触状態となりかつ/またはフ
ィルム13用となり得るような形で矢印71,73が示
す方向に支持プレート62を移動させることによって、
処理用ウェブ24かフィルムストリップ13のいずれか
と接触するように清浄用ウェブ66を選択的に移動させ
るための2つの電気的に付勢されたソレノイドを備え
る。ローラ68は、第1の接触区画76を提供するよう
に設計されており、そのため、清浄用機構がウェブ24
に向かって第1の方向に移動させられた時に、清浄用ウ
ェブ66は図2に示すように、ドナーウェブ24と接触
した状態になる。経路72は、第2の接触区画78を含
み、そのため清浄用機構60がフィルム13に向かって
第2の方向に移動させられた時に、第2の接触区画78
は、図3に示するように、フィルム13と接触すること
になる。一般に、清浄用機構60は、異なる時点でフィ
ルム13またはウェブ24を清浄していく。しかしなが
ら、望ましい場合には、フィルム13およびドナーウェ
ブ24を同時に清浄することも可能である。清浄用機構
は当然のことながら、フィルム13またはドナーウェブ
24から係合解除するため反対方向に移動させられる。
【0018】以下で述べるように、利用者注文受領書8
1(図20参照)のプリントアウトのためのプリンタ8
0が具備されている。装置10はさらに、例えば注文情
報といったような情報をユーザが装置にエントリーでき
るためのキーパッド82も含む。装置10は、情報のエ
ントリーを可能にするための任意のその他のデータエン
トリー手段を含むこともできる。例えば、制限的意味は
ないものの、表示装置42は、ビュー(view)スクリー
ンの該当する場所を単に触れるだけで、装置10内に情
報をエントリーすることのできるタッチスクリーンタイ
プのものであってよい。コンピュータ84は、かかる装
置においては慣習的に行われるように、さまざまなコン
ポーネントおよびセンサから情報を得る。例えば、制限
的な意味はないが、コンピュータ84は、磁気読取り/
書込みヘッド38、スキャナ40、プリンタ80、キー
パッド82およびCRT42に適宜接続されている。コ
ンピュータ84はまた、装置10および装置内のその他
全てのコンポーネント、センサ、モータおよび制御の全
体的動作を制御するためにも使用される。受領書81に
は、例えば、制限的な意味ないものの、何が注文された
かを示す情報、利用者が与えた指示、注文のコスト、注
文された各画像の低解像度コピーおよびユニーク利用者
IDといったようなさまざまな情報が含まれていてよ
い。
【0019】装置10には、画像および利用者注文情報
を含むその他の情報をエントリーすることのできる複数
の異なるタイプの装置が含まれている。ディジタル的に
走査されるフィルムを供給することによって、前述のよ
うな画像情報が装置10内にエントリーされる。しかし
ながら、その他のさまざまな手段により装置10内に画
像情報をエントリーすることもできる。例えば、制限的
な意味はないが、CD上で提供されている情報の読取り
のためにCD読取り機構86を具備することができ、ま
た、標準的コンピュータディスク上で情報を読取り書込
むためにコンピュータディスク読取り/書込み装置88
を、またフラッシュメモリカードを読取るためにフラッ
シュメモリカード読取り装置90を具備することもで
き、または周知の通りモデムを用いた適切な通信リンク
によるものも考えられる。当然のことながら、画像デー
タは現在利用可能であるようなまたは利用可能となりう
るようなあらゆる適切なディジタル形式で得ることがで
きるということも理解されよう。
【0020】本発明をさらに良く理解するために、装置
10の動作の説明についてここで述べる。露光済みでは
あるが現像されていないフィルム13のストリップを収
納したフィルムカートリッジ18が提供され、保持用機
構16内に配置されている。DXコードは、フィルムカ
ートリッジ18内に存在するフィルムのタイプを見極め
るべくセンサ19により読取られる。この情報は、フィ
ルム13が、装置10内に収納された処理用溶液によっ
て処理され得るか否かを見極めるためコンピュータ84
に転送される。さらに、装置10中の特定のフィルムタ
イプおよび化学物質が分かっているから、スキャナ40
により読取られた画像を補正かつ/または調整するため
にコンピュータ84によって適切な画像操作ソフトウェ
アプログラムを適用することもできる。かかるアルゴリ
ズムは、元のフィルムタイプ、フィルムが当初処理され
るよう設計された処理用溶液および装置内に存在する処
理用溶液がフィルムに対して及ぼすことになる影響を知
ることによって、容易に決定できる。かくして、装置1
0内に存在する処理用溶液がカートリッジ18内のフィ
ルム13と共に使用されるように設計されたものでない
か、あるいはカートリッジ18内のフィルム13と全く
適合性がないものである場合でさえ、走査されたディジ
タル画像データに対して適切な画像修正アルゴリズムを
適用することによって、適切なディジタル画像を得るこ
とができる。かくして、あたかもその設計上の処理用溶
液である処理用溶液によってフィルムが処理されたかの
ように、画像を得ることができる。さらに、フィルムは
画像データを得るためにディジタル的に走査されること
になるため、フィルムは、光学プリントのために設計さ
れたのではなく、走査およびその後のプリントのために
のみに設計されたタイプのものであってよい。かくして
フィルム製造上の付加的な許容範囲が提供されることに
なり、潜在的にはより低コストでフィルムを製造するこ
とが可能となる。カートリッジ18内のフィルム13
が、利用可能な化学物質と適合性をもつ場合、そのフィ
ルム13を装置10により処理することができる。セン
サ19はまた、フィルムが磁気的にコード化された情報
を記録する能力をもつか否かを通知することができる。
その場合には、磁気ヘッド38はフィルム上の適切な情
報を読み取り、必要に応じて適切な措置を講じる。フィ
ルムカートリッジ18の光弁を開くためおよびフィルム
処理用経路34に沿ってカートリッジ18から外にフィ
ルムを押出すため、適切なモータが起動させられる。フ
ィルム13の動きと調和させて供給リール22から、フ
ィルム処理区画26を通して、巻取りリール28までド
ナーウェブ24を移動させるために、適切な駆動モータ
(図示せず)が起動させられる。同時に処理用溶液54
が、タンク52から引き出され適切な処理用溶液をその
上に塗布すべく、ノズル出口58とアプリケータノズル
56を通してドナーウェブ24まで移送される。ドナー
ウェブ24に塗布される処理用溶液の量は、実質的にい
かなる処理用溶液もドナーウェブ24から滴下または落
下しないように制御される。ドナーウェブ24は、中に
処理用溶液を有するドナーウェブが、画像を有する写真
フィルム13の一部分と適切に接触するように、適切に
前送りされる。従って、フィルム処理区画にフィルムが
到達するのに先立って最初に、ドナーウェブ24を輸送
する必要があるかもしれない。現像用溶液の薄層がドナ
ーウェブ24の表面に塗布され、このウェブはフィルム
の乳剤側と接触することになる。ドナーウェブ24上に
あるフィルム上の乳剤およびフィルム13が処理区画2
6の中を通過するにつれて、加圧機構44により圧力が
加えられ、フィルム13の乳剤側を支持部材32に対し
押しつける(図1〜3参照)。フィルムがフィルム処理
区画26の終りに達するときまでに、フィルム13は、
潜像の現像に充分な量の処理用溶液を受けていることに
なる。
【0021】フィルム13が完全に処理された後、図4
および5に示すように、加圧機構44は引き離され、フ
ィルム13はスラストフィルムカートリッジ18内に巻
き戻される。フィルム13がカートリッジ18内に巻き
戻されると、磁気ヘッド38は、フィルム13上に備わ
っている可能性のあるあらゆる情報を読み取る。さら
に、フィルムがカートリッジ18内に引き込まれていく
と、スキャナ40はその上に現像された画像情報を読み
取ることになる。フィルム13がカートリッジ18内に
引き込まれる前に、清浄用機構60は、図3で示すよう
に位置づけされる。清浄用ウェブ66は、フィルムが引
き出されると、適切な方向に移動させられ、こうしてフ
ィルム13を清浄していき、フィルムにとって不利であ
りうるフィルム13上に存在する可能性のあるあらゆる
余剰の処理用溶液を除去する。
【0022】本発明によるシステムの利点は、その後の
露光および処理のため、フィルム13の未処理部分に実
質的に影響を及ぼすことなしに、フィルム13の利用可
能な露光部域の部分のみを容易に処理できるという点に
ある。本発明において、利用可能な露光部域というの
は、画像の捕捉のために露光されるよう設計されたフィ
ルムの部分のことを意味するものとする。ヘッド38に
よりフィルム13上に記録される情報には、フィルム1
3の一部分のみが露光されたという情報も含まれていて
よい。その場合、フィルム13は、フィルム13の露光
部域のみが処理区画26内に移され、露光された部分の
みに処理用溶液が提供されるように、充分な距離だけ引
き出される。あるいは、センサ39は、処理済みフィル
ムと未処理フィルムとを区別することができ、かくして
未処理区画のみが処理されることを可能にする。装置1
0は、ここではフィルム13がカートリッジ18内に引
き戻される間、磁気ヘッドが、フィルムの一部分が現像
されたという情報を記録し、かくしてフィルムが再び装
置10またはその他の類似の装置の中に置かれた時に、
装置10が、フィルムの新たに露光された部分だけを現
像すればよいことを認識するという点を除いて、前述の
ものと同じ要領で動作させられる。従って、残りの露光
された未現像部分のみが処理されることになる。
【0023】図1〜5に示す実施形態においては、ドナ
ーウェブ24は、巻取りリール28のコア28′に接続
されたモータによって移動させられる。フィルム13に
対し塗布される処理用溶液の量をより正確に制御するた
めには、ドナーウェブ24の運動量を制御することが重
要である。図6を参照すると、同じ番号が同じ部品およ
び動作を表すものとして、装置10と類似した変形機構
130が例示されている。この実施形態においては、ド
ナーウェブ134(図7参照)には、ドナーウェブ13
4の両側面138に沿って等間隔に置かれた複数の孔1
36が具備されている。孔136は、処理用経路26に
沿ってドナーウェブ134を駆動するのに使用されるス
プロケット輪140と係合する。スプロケット輪140
と孔136の係合は、確実な駆動を提供し、かくして実
質的に全くスリップが発生し得ない。スプロケットはス
テッパモータ(図示せず)により駆動されている。正確
な速度でスプロケット輪140を回転させることによ
り、ウェブ134の確実な駆動の結果として、正確な量
の処理用溶液がウェブ134に塗布され、次にフィルム
13上に塗布されることになる。
【0024】図8を参照すると、現像区画12内で使用
するための変形塗布システムが例示されている。ウェブ
24に塗布されつつある処理用溶液の量を正確に計量す
るために、加圧弁制御システム57が具備される。例示
された特定の実施形態においては、好ましくは全体的に
ペースト状をした適切な処理用溶液を収納する管59が
具備される。塗布されつつある処理用溶液の量を正確に
監視するために制御弁61が使用される。弁61が開放
状態にあるとき、処理用溶液は予め定められた速度でそ
の中を進むことができるようになる。管59の内部に連
続的な圧力を加えるモータ65によって、ラム63が押
される。弁が開いている時間量が、塗布されている溶液
の量を決定することになる。弁61は、所要量の処理用
溶液がウェブ24に塗布され次にフィルム13に塗布さ
れるように、コンピュータ84によって制御される。
【0025】処理速度を改善するために、フィルム処理
区画26内のフィルム13に対して塗布される処理用溶
液の活性を増強させるため、任意のヒータ96を具備す
ることもできる。さらに、望まれる場合には、支持機構
は振動するように設計されていてよく、このことによっ
ても、処理速度あるいはフィルム13に塗布される処理
用溶液の効率、は改善され得る。
【0026】フィルムが処理され走査された後、表示装
置42により適切な画像を表示することができ、利用者
が、現像された画像を再考し、ハードコピープリントお
よび/またはフォトCD、コンピュータディスク、フォ
トアルバムといったようなその他の写真製品の注文を行
うことが可能となる。その後、フィルムカートリッジを
直接装置10の中に置くことができる。図9〜11を参
照すると、装置10内で使用するための変形現像区画1
2が例示されている。フィルムがカートリッジ18の中
に巻き戻された後、図10に示されているように、トラ
ップドア77を開くことにより、カートリッジを受入れ
チャンバ67の中に置くことができる。例示した実施形
態においては、トラップドア77を開閉するのにモータ
(図示せず)が用いられ、これはコンピュータ84によ
って制御される。カートリッジ18がチャンバ67内に
置かれた後、ドアは、図11に示すように、その正規の
位置に戻される。利用者によって供給された情報、つま
りカートリッジから読取った情報を使用することによっ
て、利用者向けに受領書81(図20)をプリントする
ことができる。利用者が出した注文の識別をするため
に、カートリッジIDを使用することができる。注文の
完了についての全ての情報がすでに得られていることか
ら、注文封筒の必要性は全くない。
【0027】図12〜19を参照すると、表示装置42
上で提供することのできるさまざまな指示事項が例示さ
れている。図12は、ユーザがスクリーンを単に触れる
ことによって選択を入力できるようにする初期スクリー
ンを示している。図13は、所望の支払い方法について
の指示事項を提供している。例示した特定の実施形態に
おいては、支払いはクレジットカードで行うことができ
るが、装置10には、適切な現金受領機構(図示せず)
およびクレジットカード口座の借方記入を可能にするた
めのクレジットカード受入れ手段を含め、支払いを行う
ためのさまざまな支払い手段を具備することができる。
装置10には、あらゆる支払い手段を具備することがで
きる。図14は、装置10内にフィルムカートリッジ1
8を挿入する方法についての指針を例示し提供してい
る。図15は、ユーザに対し指示事項を提供し、処理の
ために残りの時間量を知らせる。装置10は、比較的短
時間で画像を現像するものの、現像プロセス中には、利
用可能なさまざまな製品を表示し、および/または消費
者が図16に示すように自らのアカウントでその他の事
を行うことができるようにする機会が提供される。例え
ば、ユニーク利用者IDを用いて、利用者のアカウント
の中に以前に記憶された可能性のある画像を見直すこと
などである。図17を参照すると、利用者は、フィルム
13が現像されたか否か、そしてそれがいつでも見直し
できる状態にあるかについて知らされる。図18はさま
ざまな注文オプションおよび現像された画像を例示して
いる。当然のことながら、表示装置42は、望むかぎり
の多くの適切なオプションを提供し、所望のあらゆるフ
ォーマットで画像を提供できるということが理解でき
る。例示する特定の実施形態においては、フィルム13
上で現像された全ての画像は小さな画像(小画像)10
2として示されている。しかしながら、一度に、1つま
たは所望の数の、画像を見直すための適切な手段を提供
することが可能である。さらに、例えば制限的な意味は
ないものの、画像のズーミングおよび/またはトリミン
グ、カラーエンハンスメントを含め、いずれの画像でも
利用者が修正できるように、または画像の個別化および
修正を可能にするように、コンピュータをプログラミン
グすることもできる。図19は、注文された製品がどん
な風に見えるのか、大方のイメージを利用者がつかめる
ように、項目104によって例示されているアルバムペ
ージとして、複数の画像の選択された部分がどのように
生成されることになるかを例示している。
【0028】プリンタ80は、図20に示すように、受
領書81を提供する。受領書81は、例えばユニーク注
文番号108、発注のために選択された画像の各々のコ
ピーおよび各画像に係る画像ID109といったさまざ
まな情報を含むことができる。例示する実施形態におい
ては、画像ID109は各画像に一意的(ユニーク)で
あるバーコードである。注文番号108および画像ID
109は、所望のあらゆる形式、好ましくは機械読取り
可能な形式で、提供され得る。例えば、日付および必要
とされ得るまたは望ましいと思われ得るその他のあらゆ
る適切な情報といったような付加的な情報を受領書81
上に提供することもできる。例えば、制限的な意味はな
いが、装置が使用された場所、フィルムのタイプ、現像
に用いられた処理のタイプ、機械が処理を施した日付、
利用者の選好、利用者の氏名、住所などである。
【0029】例示する特定の実施形態においては、利用
者は、装置10から遠隔の場所にある中央プリントステ
ーション(製品履行場所)で利用者の注文を遂行するた
めに、装置10における入力装置の使用を介して現像プ
リントの注文を出す。好ましくは、利用者の注文は、注
文が満たされる遠隔プリントステーションまで電子的に
転送される。完了した利用者注文は、任意の適切な手段
により、利用者の自宅、装置10がある店舗といったよ
うな指定場所において利用者へと転送される。注文は、
郵便、宅配便またはその他の任意の手段により送ること
もできる。プリンタ80はまた、図21に示されている
ような注文用紙106を提供することもできる。注文用
紙106は、受領書81に類似しているが、利用者が記
入できる注文選択ボックス119も含む。次にこの用紙
106を、注文の読取りおよび発注のため受領注文スロ
ット110を通して装置の中へ供給することができる。
このときこの注文は、履行のため適切な場所へと提出さ
れる。このシステムによると、ユーザは、画像を家に持
ち帰り、さらなるコピーまたは修正を行うべきか否かに
ついて、その注文に関する決定を下すことができるよう
になる。さらに、ユーザがパーソナルコンピュータを有
する場合には、利用者が装置10にアクセスし、かくし
てインターネット上で電子的に発注を行えるようにする
かまたは利用者が画像にアクセスしさらなる修正を行い
その後画像製品についての適切な要請を行うことができ
るようにするための情報を提供すべく、受領書ID10
8を使用することができる。
【0030】制限的な意味はないが、印画紙またはその
他の媒体上へのハードコピープリント、片面または両面
に複数の画像を含むアルバムページ、フォトCD、画像
を収めるコンピュータディスクまたは現在または将来の
技術により生成され得るその他のあらゆる画像製品を含
め、発注できる各種画像製品が存在する。前述のとお
り、画像は、注文が履行される中央プリントステーショ
ンまで送られ、その後利用者に転送される。しかしなが
ら本発明は、これに制限されるわけではない。図22お
よび23を参照すると、本発明による変形装置が例示さ
れている。例示する実施形態においては、装置210
は、小売り販売員またはオペレータとは独立した利用者
セルフサービスキオスクである。図23は、そのさまざ
まな区画を例示する、図22の装置210の分解組立て
図である。区画212は装置10と類似しており、同じ
番号が同じ部品および動作を表す。区画214は、コア
218のまわりに巻き上げられるウェブ216上に画像
をプリントするための第1のプリンタ区画を例示してい
る。例示する特定の実施形態においては、プリンタ区画
214には、ウェブ216が通過するときにその上にプ
リントするためのインクジェットプリントヘッド220
が含まれている。ウェブを個々の画像プリント224に
切断するためのカッター222が具備されている。好ま
しくは、プリント224は、送り出しトレイ区画226
まで送り出され、かくして、利用者は完了した時に、注
文を除去することができる。
【0031】図22および23に例示する実施形態にお
いては、装置210は、大型フォーマット画像をプリン
トするため予め切断された枚葉紙232上にプリントす
る第2のプリントシステム230を含んでいる。例示す
る特定の実施形態においては、プリンタシステム230
は、サイズが幅60.96cm(約24inch)または9
1.44cm(約36inch)から長さ274.32cm(約
108inch)まで広がる枚葉紙上に画像をプリントする
能力をもつ大型フォーマットのインクジェットプリンタ
である。適切な大型フォーマットインクジェットプリン
タの例としては、コダックディジタルサイエンス100
0PS大型フォーマットインクジェットプリンタの商品
名で Eastman Kodak社から販売されている。プリンタシ
ステム230は、利用者により入力された画像注文に応
答して適切な画像を提供する。例示する特定の実施形態
では、インクジェットプリンタシステムが例示されてい
るものの、制限的な意味ないが、例えばサーマルプリン
タといったようなその他のあらゆる所望のタイプのプリ
ントシステムも利用可能であることを理解すべきであ
る。
【0032】図24を参照すると、本発明による別の変
形現像プリント装置310が例示されている。この装置
310は、単一の一体化された装置として提供される代
わりに装置310がさまざまな個別のコンポーネントに
分割されているという点を除いて、同じ番号が同じ部分
および同じ動作を表すものとして、装置10に類似して
いる。例示する特定の実施形態においては、装置310
は、装置10に関して前述したものと同じ要領で現像お
よび走査するためにカートリッジ18を設置できる個別
の現像機区画312を含む。しかしながら、この実施形
態においては、適切なワイヤによってかまたはその他の
形でコンピュータ314に接続されている別々の表示装
置42が提供されている。コンピュータ314は、適切
なワイヤによってかまたはその他の形で、さまざまな出
力装置、例えば、利用者画像注文のプリントのために使
用できるディジタルプリンタ316、利用者により提供
されたディジタル情報を読み取りかつ/または利用者に
送出すべき出力製品を提供する能力をもつCD読取り/
書込み装置318に接続され、画像製品のプリントまた
は画像注文の受領のため遠隔にあるさまざまなその他の
装置に対して通信を行う目的でモデム320を具備する
こともでき、また受領書324のプリントのために第2
のプリンタ322を具備することもできる。受領書32
4は、画像注文が受信された時に、その注文の確認のた
めに利用者によって使用されうるものである。
【0033】図25を参照すると、本発明による変形現
像用装置410が例示されている。装置410は、同じ
番号が同じ部品および動作を表わすものとして、現像用
システム12と類似している。この実施形態において
は、処理用溶液の塗布のためのドナーウェブ24を提供
する代わりに、写真フィルム13上に直接適切な処理用
溶液を提供するためのノズルスプレーシステムが具備さ
れている。特に、フィルム13がその前を通過して押し
出されるときにフィルム13上にそれぞれ適切な活性化
剤および安定化剤を塗布するために、一対のノズル41
2、414が具備されている。フィルム13の乾燥のた
めの乾燥機416が具備されている。特にこの乾燥機4
16には、ブロワ418および加熱素子420が含ま
れ、かくして、フィルム13が通過するときにその上に
加熱された空気が吹き付けられるようになっている。例
示する特定の実施形態においては、ノズル412は、第
1の処理用溶液を収納する第1のタンク422に連結さ
れ、ノズル414は第2の処理用溶液を収納する第2の
タンク424に連結されている。当然のことながら、感
光性媒体の処理のための適切な処理用溶液を提供するた
めに適切である多くのまたはわずかな数のノズルを具備
することもできるということを理解すべきである。処理
速度を高めるためには振動用機構430が具備される。
【0034】図26を参照すると、本発明の修正実施形
態による装置510が図示されている。図26において
既述の実施形態と同様の構成要素には同じ参照番号が付
されている。本実施形態では、フィルム13に現像剤が
組み込まれており、この現像剤は、熱を適用することに
より活性化するタイプの現像剤である。熱現像フィルム
は米国特許第5,587,767号に開示されている。フォトサ
ーモグラフィ画像形成システムの概要がResearch Discl
osure, Vol. 170, June 1978, Item 17029およびMarch
1989, Item 29963に掲載されている。熱により現像され
たフィルムは、カラー写真には一般的には利用されてこ
なかった。しかしながら、熱現像カラー写真材料が、例
えば米国特許第4,021,240号および5,698,365号に開示さ
れ、かつ、富士写真フイルム社から市販されている。更
に、英国特許公開第2,318,645号には、画像が露光され
加熱されたときに可視化され保存される画像を提供可能
な画像形成要素が開示されている。
【0035】上記の現像剤は、高温に露出されたとき
に、露光された潜像がフィルム12に現像されるように
なっている。処理のために付加的な化学薬品または溶液
をフィルムに添加する必要はない。この種のフィルムで
は、高温(>140°C)に制御された面に一定時間
(2から60秒)接触させることにより、フィルム上の
潜像が現像される。加熱されたブロック96によりフィ
ルムを加熱することができる。フィルムは、フィルムを
現像可能な速度で移送される。洗浄機構を用いて、フィ
ルム上の画像を現像する前または現像後もしくはその前
後にフィルムを洗浄し、処理により生じた望ましくない
残留物を除去することができる。本発明の他の形態で
は、活性化液を熱現像フィルムに適用して、該フィルム
を熱により現像可能とするようにもできる。この活性化
剤は、図1から図25の実施形態に関して既述したよう
にフィルムに適用可能である。これは、液体の化学薬品
を取り扱い処理することなく、水など不活性液を用いて
フィルム中の現像剤の活性化を開始することにより行わ
れよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】概略的な形態でコンポーネントを例示する、部
分的に切り取られた本発明による装置の斜視図である。
【図2】ドナーウェブの清浄を例示する図1の装置の現
像区画の拡大図である。
【図3】フィルムの清浄を例示する図2に類似した図で
ある。
【図4】カートリッジへのフィルムの巻き戻しを例示す
る図1の装置の部分的概略図である。
【図5】カートリッジ内にほぼ完全に巻き戻されたフィ
ルムを例示する、図4に類似した図である。
【図6】本発明による変形現像区画の形態を示す図であ
る。
【図7】図6の装置の中で使用される、変形ドナーウェ
ブおよび駆動機構を示す図である。
【図8】本発明による別の変形現像区画形態を示す図で
ある。
【図9】本発明によるさらに他の変形装置形態を示す図
(その1)である。
【図10】本発明によるさらに他の変形装置形態を示す
図(その2)である。
【図11】本発明によるさらに他の変形装置形態を示す
図(その3)である。
【図12】装置の動作を制御するためおよび画像製品の
注文のために用いられるさまざまなスクリーンを示す図
(その1)である。
【図13】装置の動作を制御するためおよび画像製品の
注文のために用いられるさまざまなスクリーンを示す図
(その2)である。
【図14】装置の動作を制御するためおよび画像製品の
注文のために用いられるさまざまなスクリーンを示す図
(その3)である。
【図15】装置の動作を制御するためおよび画像製品の
注文のために用いられるさまざまなスクリーンを示す図
(その4)である。
【図16】装置の動作を制御するためおよび画像製品の
注文のために用いられるさまざまなスクリーンを示す図
(その5)である。
【図17】装置の動作を制御するためおよび画像製品の
注文のために用いられるさまざまなスクリーンを示す図
(その6)である。
【図18】装置の動作を制御するためおよび画像製品の
注文のために用いられるさまざまなスクリーンを示す図
(その7)である。
【図19】装置の動作を制御するためおよび画像製品の
注文のために用いられるさまざまなスクリーンを示す図
(その8)である。
【図20】本発明の装置によってプリントされる受領書
を示す図である。
【図21】製品および/またはサービスを注文するのに
用いることができる本発明の装置によりプリントされた
受領書の第2の実施形態を示す図である。
【図22】本発明による変形装置の斜視図である。
【図23】図12〜19に示す装置の分解組立て図であ
る。
【図24】本発明によるシステムの別の実施形態の概略
図である。
【図25】本発明による装置のさらに別の変形実施形態
の概略図である。
【図26】本発明による装置のさらに別の変形実施形態
の概略図である。
【符号の説明】
10…装置 12…現像用区画 13…フィルム 14…表面側 15…裏面側 16…保持用機構 18…フィルムカートリッジ 19…センサ 20…開口部 22…供給リール 24…ドナーウェブ 26…処理区画 27…コア 28…巻取りリール 30…ガイドローラ 32…支持部材 34…処理用経路 36…巻取箱 38…磁気ヘッド 39…赤外線センサ 40…ディジタルスキャナ 42…表示装置 44…加圧機構 50…処理用溶液塗布システム 51…カートリッジ 52…タンク 53…コード 54…処理/活性化剤溶液 56…アプリケータノズル 57…加弁制御システム 58…ノズル出口 59…管 60…清浄用機構 61…制御弁 63…ラム 65…モータ 66…清浄用ウェブ 67…受入れチャンバ 68…ガイドローラ 77…トラップドア 80…プリンタ 81…利用者注文受領書 84…コンピュータ 86…CD読取り機構 88…コンピュータディスク読取り/書込み装置 90…フラッシュメモリカード読取り装置 96…ヒータ 102…小画像 104…項目 106…注文用紙 118…ユニーク注文番号 109…画像ID 110…受領書注文スロット 119…注文選択ボックス 124…ウェブ 134…ウェブ 136…孔 140…スプロケット輪 210…装置 212…区画 214…区画 216…ウェブ 218…コア 220…インクジェットプリントヘッド 224…プリント 226…区画 230…プリンタシステム 232…予備切断枚葉紙 310…装置 312…区画 314…コンピュータ 316…ディジタルプリンタ 318…CD読取り/書込み装置 320…モデム 322…プリンタ 324…受領書 410…現像用装置 412…ノズル 414…ノズル 416…乾燥機 418…ブロワ 420…加熱用素子 422…第1のタンク 424…第2のタンク 430…振動用機構

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像されていない露光部分を有した画像
    露光領域を有し、熱現像可能な帯状の感光媒体を現像す
    るための装置において、 前記熱現像可能な感光媒体を処理経路に沿って移動させ
    るための移送機構と、 前記処理経路に沿って設けられ、前記帯状の感光媒体の
    現像されていない露光部分に熱を選択的に適用するため
    の機構とを含んで成る装置。
  2. 【請求項2】 前面と背面と前記前面に設けられた乳剤
    層と熱活性現像剤とを有しフィルムカートリッジ内に納
    められた帯状の感光媒体を現像するための方法におい
    て、 a)フィルム経路に沿って前記フィルム帯を移動させる
    工程と、 b)前記帯状のフィルムにある露光された画像を現像す
    るように熱を適用する工程と、 c)前記露光された画像の現像後に前記帯状の感光媒体
    を走査する工程と、 d)前記カートリッジに戻す前に前記フィルム帯を洗浄
    する工程とを含んで成る方法。
  3. 【請求項3】 現像されていない露光部分を有した画像
    露光領域と、熱活性現像剤とを有する帯状の感光媒体を
    現像するための方法において、 処理経路に沿って前記感光媒体を移送する工程と、 前記画像露光領域の前記現像されていない露光部分の配
    置を決定する工程と、 前記帯状のフィルム媒体にある露光された画像を現像す
    るように熱を適用する工程とを含んで成る方法。
  4. 【請求項4】 現像されていない露光部分を有した画像
    露光領域と、熱源増可能な現像剤とを有する帯状の感光
    媒体を現像するための方法において、 処理経路に沿って前記感光媒体を移動させる工程と、 前記感光媒体の現像されていない露光部分のみに熱を選
    択的に適用する工程とを含んで成る方法。
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