JP2001183715A - 振れ補正装置及び振れ補正機能付き装置 - Google Patents

振れ補正装置及び振れ補正機能付き装置

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JP2001183715A
JP2001183715A JP36356699A JP36356699A JP2001183715A JP 2001183715 A JP2001183715 A JP 2001183715A JP 36356699 A JP36356699 A JP 36356699A JP 36356699 A JP36356699 A JP 36356699A JP 2001183715 A JP2001183715 A JP 2001183715A
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unit
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shake correction
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Shigeki Sato
佐藤  茂樹
Makoto Mitsusaka
誠 三坂
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補正レンズ部と他の部品を一体成形し、部品
点数と作業工数を削減して低コスト化を達成すると共
に、軽量化を図る。 【解決手段】 光学系の光軸と直交する方向に移動する
ことにより振れを補正する振れ補正手段を有し、該振れ
補正手段は、振れを補正する為の補正レンズ部1Aと、
該補正レンズ部を支持する支持部1を構成要素として具
備しており、前記補正レンズ部と前記支持部を同一の材
料によって一体成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光学系の光軸と直
交する方向に移動することにより振れを補正する振れ補
正手段を有する振れ補正装置、及び、カメラ等の振れ補
正機能付き装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在のカメラは、露出決定やピント合わ
せ等の撮影にとって重要な作業はすべて自動化されてき
ており、カメラ操作に未熟な人でも撮影の失敗を起こす
可能性は非常に少なくなっている。
【0003】また最近では、カメラに加わる手振れによ
る像振れを補正するシステムも研究されており、撮影者
の撮影失敗を誘発する要因はほとんど無くなってきてい
る。
【0004】ここで、手振れによる像振れを補正するシ
ステムについて簡単に説明する。
【0005】撮影時のカメラの手振れは、周波数として
通常1Hz乃至12Hzの振動であるが、シャッタのレ
リーズ時点においてこのような手振れを起していても像
振れの無い写真を撮影可能とするため、基本的な考えと
して、上記手振れによるカメラの振動を検出し、その検
出値に応じて補正レンズを変位させなければならない。
従って、手振れが生じても像振れを生じない写真を撮影
可能とするためには、第1に、カメラの振動を正確に検
出すること、第2に、カメラの振動による光軸変化を補
正レンズを変位させて補正することが必要となる。
【0006】この振動(カメラ振れ)の検出は、原理的
にいえば、加速度,速度等を検出する振れセンサと、該
振れセンサの出力信号を電気的あるいは機械的に積分し
て変位を出力する振れ検出手段とをカメラに搭載するこ
とによって行うことができる。そして、この検出情報に
基づいて振れ補正装置内の振れ補正レンズを変位させ、
撮影光軸を変化させることにより、像振れ補正が可能と
なる。
【0007】ここで、振れ検出手段を用いた防振システ
ムについて、図9を用いてその概要を説明する。図9の
例は、図示矢印81方向のカメラ縦振れ(ピッチ方向)
81p及びカメラ横振れ(ヨー方向)81yに由来する
像振れを抑制するシステムの図である。
【0008】同図中、82はレンズ鏡筒、83p,83
yは各々カメラ縦振れ振動、カメラ横振れ振動を検出す
る振れ検出手段であり、それぞれの振れ検出方向を84
p,84yで示してある。85は振れ補正装置(86
p,86yは該振れ補正装置85内の振れ補正手段に推
力を与えるコイル、87p,87yは前記振れ補正手段
の位置を検出する検出素子)であり、該振れ補正装置8
5には位置制御ループが設けられており、前記振れ検出
手段83p,83yの出力を目標値として駆動され、像
面88での安定を確保している。
【0009】本出願人も、特開平9−43661号や特
開平10−319464号などにより、この種の振れ補
正装置を提案している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平
9−43661号に提案の振れ補正装置において、該振
れ補正装置の主な構成要素として、補正レンズ、駆
動手段の構成要素であるコイル、前記補正レンズを光
軸と直交方向に駆動できるように支持する支持部材、
振れ補正手段(前記補正レンズと前記支持部材を主な構
成要素とする)の置検出用の素子、上記の〜を保
持している鏡筒がある。このように数多くの部品点数か
らなっており、組み立てに時間を要し作業性が悪く、ま
た、部品点数が多いことからも不利になっていた。
【0011】また、上記特開平10−319464号等
では、振れ補正手段側にマグネットを、固定部側にコイ
ルを配置し、コンパクトに構成している。しかし、振れ
補正手段自体は位置検出用の反射板(ターゲット)を別
に設けてあり、又光学系以外にも光学系を保持している
鏡筒で駆動用のマグネットを保持している構成となって
おり、やはり部品点数自体は多いものであり、同様の問
題点を有していた。
【0012】一方、従来ではガラス材により光学系を形
成しなければ精度の高い光学性能を得ることができなか
ったが、近年の材料や成形技術の向上により、例えばプ
ラスチックモールドにより光学系を制作しても、上記の
ガラス材による光学系と殆ど同程度の光学性能を得るこ
とが可能になってきている。
【0013】そこで、本願出願人はこのような点に着目
し、この種の技術を上記の部品点数が多いといった問題
点等を解消すべく技術に発展させることができないかを
新たに考えていた。
【0014】(発明の目的)本発明の第1の目的は、補
正レンズ部と他の部品を一体成形し、部品点数と作業工
数を削減して低コスト化を達成すると共に、軽量化を図
ることのできる振れ補正装置及び振れ補正機能付き装置
を提供しようとするものである。
【0015】本発明の第2の目的は、簡単な構成により
振れ補正手段の位置検出を行うことのできる振れ補正装
置及び振れ補正機能付き装置を提供しようとするもので
ある。
【0016】本発明の第3の目的は、従来とは異なる構
成により、振れ補正手段の位置検出を行うことのできる
振れ補正装置及び振れ補正機能付き装置を提供しようと
するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1に記載の発明は、光学系の光軸と直
交する方向に移動することにより振れを補正する振れ補
正手段を有する振れ補正装置において、前記振れ補正手
段は、振れを補正する為の補正レンズ部と、該補正レン
ズ部を支持する支持部を構成要素として具備しており、
前記補正レンズ部と前記支持部を、同一の材料によって
一体成形した振れ補正装置とするものである。
【0018】同じく上記第1の目的を達成するために、
請求項2に記載の発明は、光学系の光軸と直交する方向
に移動することにより振れを補正する振れ補正手段と、
該振れ補正手段を前記光学系の光軸と直交する方向に移
動させる駆動手段とを有する振れ補正装置において、前
記振れ補正手段は、振れを補正する為の補正レンズ部
と、前記駆動手段の一部を保持する保持部を有し、前記
補正レンズ部を支持する支持部とを構成要素として具備
しており、前記補正レンズ部と前記保持部を有する前記
支持部を、同一の材料によって一体成形した振れ補正装
置とするものである。
【0019】また、上記第2の目的を達成するために、
請求項5に記載の発明は、光学系の光軸と直交する方向
に移動することにより振れを補正する振れ補正手段と、
該振れ補正手段の前記光軸と直交する方向の位置を検出
する位置検出手段とを有する振れ補正装置において、前
記位置検出手段は、固定部材に固定された発光部及び受
光部と、前記振れ補正手段側に固定され、前記発光部よ
り発せられた光を反射して前記受光部に入射させる反射
部とにより構成され、前記発光部及び受光部と前記反射
部との前記光軸方向の距離は、前記振れ補正手段が光軸
と直交する方向に移動することに応じて変化する振れ補
正装置とするものである。
【0020】また、上記第3の目的を達成するために、
請求項6に記載の発明は、光学系の光軸と直交する方向
に移動することにより振れを補正する振れ補正手段と、
該振れ補正手段の位置を検出する位置検出手段とを有す
る振れ補正装置において、前記位置検出手段は、前記振
れ補正手段の位置検出方向に沿って設けられた回折格子
と、該回折格子に面した側の固定部から、可干渉性光源
からの2光束を同じ入射角度で互いに異なる方向より前
記回折格子に照射し、前記回折格子に対し垂直に出射す
るそれぞれの光束の反射回折光を干渉させて前記回折格
子の移動に応じて強度が変化する干渉光を受光部に受光
させる光学系とを有する振れ補正装置とするものであ
る。
【0021】また、上記第1の目的を達成するために、
請求項7に記載の発明は、光学系の光軸と直交する方向
に移動することにより振れを補正する振れ補正手段と、
該振れ補正手段の位置を検出する位置検出手段とを有す
る振れ補正装置において、前記振れ補正手段は、振れを
補正する為の補正レンズ部と、該補正レンズ部を支持す
る支持部を構成要素として具備しており、また、前記支
持部には、前記位置検出手段の構成要素の一つが設けら
れており、前記補正レンズ部と前記支持部と前記位置検
出手段の構成要素の一つを、それぞれ同一の材料によっ
て一体成形した振れ補正装置とするものである。
【0022】同じく上記第1の目的を達成するために、
請求項8に記載の発明は、光学系の光軸と直交する方向
に移動することにより振れを補正する振れ補正手段と、
該振れ補正手段を前記光学系の光軸と直交する方向に移
動させる駆動手段と、前記振れ補正手段の位置を検出す
る位置検出手段とを有する振れ補正装置において、前記
振れ補正手段は、振れを補正する為の補正レンズ部と、
前記駆動手段の一部を保持する保持部を有し、前記補正
レンズ部を支持する支持部とを構成要素として具備して
おり、また、前記支持部には、前記位置検出手段の構成
要素の一つが設けられており、前記補正レンズ部と前記
支持部と前記位置検出手段の構成要素の一つを、それぞ
れ同一の材料によって一体成形した振れ補正装置とする
ものである。
【0023】また、上記第1,2又は3の目的を達成す
るために、請求項13に記載の発明は、請求項1〜12
の何れかに記載された振れ補正装置と、振れを検出する
振れ検出手段と、該振れ検出手段の検出信号に基づいて
前記振れ補正装置内の振れ補正手段の駆動を制御する制
御手段とを有する振れ補正機能付き装置とするものであ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
に基づいて詳細に説明する。
【0025】図1は本発明の第1の形態に係る振れ補正
装置が適用される光学機器の一例である一眼レフカメラ
用交換ズームレンズの光学配置図である。
【0026】同図において、L1は1群、L2は2群、
L3は振れ補正系でもある3群、L4は4群をそれぞれ
示している。また、図1(a)はワイド端を示す28m
mの、図1(b)はミドルの50mmの、図1(c)は
テレ端を示す90mmの、それぞれ焦点距離の時の配置
を示している。
【0027】それぞれの群の焦点距離変化の際の移動軌
跡は、1群L1はミドルで最短になるが、他の各群は別
個の軌跡でワイドからテレにかけて前側に移動する。
尚、焦点調節は1群L1を前後に移動させることで行
う。また、3群L3は樹脂で形成されるプラスチックモ
ールドレンズであり、該3群L3を光軸xに垂直な面内
を移動させることで手振れなどの振れを補正している。
つまり、3群L3が後述する補正レンズ1Aに相当す
る。
【0028】図2は本発明の実施の一形態に係る振れ補
正装置の構成部品を分解して示す斜視図、図3は図2の
左方向から見た図(説明の為、可撓性回路基板9は取り
外し、内部が見えるようにしてある)、図4は図3の裏
側より見た図、図5は位置検出手段及びその近傍を拡大
して示す断面図である。
【0029】次に、図2〜図5を用いて本発明の実施の
一形態に係る振れ補正装置の構成について説明する。
【0030】これらの図において、1は振れを補正する
為の補正レンズ部1A(図1での3群L3に相当する)
とプラスチックモールドにより一体成形(同一の透明材
料により成形)される支持部である。この支持部1は、
振れ補正駆動用のマグネット6p,6yの保持部1c、
光軸方向のガイドになるシフトピン7を保持する為の穴
1a、アシストバネ11の保持部1f、及び補正レンズ
1Aを主な構成要素とし、振れ補正手段の位置検出用の
反射部(ターゲット部)1e、係止部材3に当接する当
接部1b等もプラスチックモールド成形によって一体成
形された構成となっている。また、振れ補正手段が地板
2に対して光軸と直交する面を移動することにより、交
換ズームレンズ等の光学機器への振れ補正を行ってい
る。
【0031】尚、この実施の形態においては、補正レン
ズ部1Aの材質としてアクリルの一種であるPMMA
(例えば旭化成製デルベッド80NR)を用いている。
【0032】地板2には3方向に光軸と直交する面上に
摺動カム2aが設けられている。7は摺動ピンであり、
摺動カム2aを介して支持部1に設けられている3箇所
の穴1aに圧入されることで、支持部1は地板2に対し
摺動ピン7と摺動カム2aで結合し、光軸方向に位置規
制されるが、光軸と直交する面上のすべての方向に移動
できる。また、前記摺動カム2aは、振れ補正装置の外
形が一段小さい径となっている3箇所の凹部2bの内側
に形成されている。2cは該振れ補正装置を支持する為
の穴であり、外周上に3箇所設けられている。この穴に
他の部材、例えばコロ等を挿入し、接着或いはビス等で
鏡筒等の固定部材に固定することによって、該振れ補正
装置を光学機器内に支持することができる。
【0033】6p,6yはマグネットであり、ヨーク5
p,5yに磁気結合している。ヨーク5p,5yはそれ
ぞれピッチ(垂直方向(例えばカメラの縦方向))、ヨ
ー(水平方向(例えばカメラの横方向))の駆動方向に
応じて支持部1に接着により固定される。この時、マグ
ネット6p,6yは支持部1に設けられている腕部1c
の間に入り込み、該マグネット6p,6yの位置ずれ防
止が図られている。また、前記腕部1cのヨーク当接面
は、他の部分より一段低くなっており、ヨーク5p,5
yをこの当接面に突き当てた際に振れ補正手段の位置検
出用の反射部1eに干渉しないようになっている。
【0034】一方、地板2には、コイルユニット8p,
8yが前記マグネット6p,6yと対向する位置にビス
14により固定される。コイルユニット8p,8yの組
み込み方法は後述する。このコイルユニット8p(8y
も同様)は、樹脂材のコイル枠8aと巻線コイル部8c
が一体成形されており、コイル枠8aの第1の段部8e
に圧入された導電部材である端子ピン8bにコイルの巻
線の両端子が接続されてユニット化されている。また、
端子ピン8bが後述する可撓性回路基板9に貫通して半
田付けされ、電気的に接続される。
【0035】これら対向しているマグネット6p,6
y、ヨーク5p,5y及びコイルユニット8p,8yに
よって成る二つの駆動部のコイルに通電することによっ
て、前記振れ補正手段がピッチ方向(P)及びヨー方向
(Y)に駆動され、像振れが補正される。尚、ピッチ方
向、ヨー方向はそれぞれ垂直方向、水平方向であるが、
これは図9に示した様な振れ検出手段が光学機器に係る
振れをピッチ成分とヨー成分に分けて検出していること
に由来している。
【0036】3はロックリングであり、B部に構成され
ているステッピングモータの出力がギア部3aに伝わる
ことにより、光軸中心に回転して振れ補正手段を所定の
位置にロック(係止)することになる。ロック動作・ス
テッピングモータに関しては後述する。4は回転規制部
材であり、2本の軸部4aをロックリング3の穴部3
d、地板2の穴部2gを介して前記支持部1に設けられ
ている長穴部1d(形状は不図示)に嵌合摺動すること
で、振れ補正手段の光軸回りの回転(R方向)を規制す
る事になる。
【0037】9は導電層が多層に構成された可撓性回路
基板であり、振れ補正手段側にピッチ,ヨーそれぞれの
移動位置に対応する位置検出の為、フォトリフレクタ1
0p,10yが実装されており、逆側の面には位置検出
に伴う回路等を構成している複数の電気素子15が実装
されている。また、図7にて後述のステッピングモータ
の端子194a,194b,195a,195bやコイ
ルユニット8p,8yの端子8bも、可撓性回路基板9
に設けられている穴に貫通した後に半田付けされ、導通
固定される。
【0038】可撓性回路基板9の一部である9aは他の
回路基板に接続される延出部であり、この延出部9a
は、他の部品との干渉を防ぐ為に地板2に備えられてい
る突出部2tに両面テープ等で固定支持される。また、
前記地板2にはこの延出部9aの折り曲げ部にストレス
がかからない様に面取り部2dが設けられている。可撓
性回路基板9は3本のビス13によって地板2に固定さ
れる。
【0039】1eは既に説明した様に振れ補正手段の位
置検出を行う為の反射部(ターゲット部)であり、フォ
トリフレクタ10p,10yの出力が振れ補正手段の位
置に応じて一定の割合で変化するように、該反射部1e
とフォトリフレクタ10p,10yの発光部の距離が変
化するよう、検出方向に沿って斜面になっている(図5
参照)。また、この反射部1eはフォトリフレクタ10
p,10yからの光を反射するよう、その表面は摺りガ
ラス状になっている。前記フォトリフレクタ10p,1
0yと反射部1eで振れ補正手段の位置検出を行う手段
を構成している。
【0040】図6は前記フォトリフレクタ10p,10
yの特性を表す図であり、その出力と反射部1eまでの
距離の関係を示してある。
【0041】この図からわかる様に、フォトリフレクタ
10p,10yの特性として、反射部1eまでの距離に
よって出力信号が変化しており、本実施の形態ではこの
特性を利用している。また、制御性、リニアリティの精
度を上げる為に感度が最大になる距離Pを外した範囲S
を使用範囲としている。
【0042】また、上記説明したように支持部1は補正
レンズ部1Aと同様、透明材料による一体成形部品であ
る為、反射部1e以外でも反射してしまうという不具合
が発生する恐れがある。また、交換ズームレンズ等の光
学機器に入射した光が補正レンズ部1Aの光学上の有効
径の外を通過した場合はゴーストの原因となる恐れがあ
る。これらの対策として、補正レンズ部1Aの有効径1
gの外側は反射部1eを除いて黒色塗装(図2参照)が
施されている。
【0043】一方、光学機器への入射光が反射部1eに
入り込まないように、可撓性回路基板9の内径は遮光部
9b,9cが設けられている。
【0044】11はアシストバネであり、図3に示す様
に、支持部1等の破壊防止と中心位置への復帰を助ける
よう2個対向に配置している。それぞれのフックは地板
2の引っかけ部2fと支持部1の引っかけ部1fに引っ
掛けられる。図2及び図3からわかる通り、二つの駆動
部(駆動手段)の光軸と直交する面内に略配置したこと
で、それぞれの駆動部間に前述した地板2の凹部2bを
設けることができ、この配置により振れ補正装置自体を
コンパクトに構成できた。
【0045】次に、ロックリング3の駆動用のステッピ
ングモータについて、図7を用いて説明する。尚、ステ
ッピングモータの構成要素は、図2のB部に組み込まれ
ている。
【0046】図7において、191は軟磁性体の板を複
数枚(6枚)を積層して固着したステータヨークであ
り、軟磁性体の板はそれぞれ同形状の板を重ね合わせて
積層してユニット化されている。192はステータヨー
ク191と同一部品であり、2相タイプのステッピング
モータのもう片方のステータヨークになり得るものであ
る。ステータヨーク192はステータヨーク191を裏
返しにして使用しているものである。
【0047】193はステータヨーク191,192の
励磁状態により回転可能となるプラスチックマグネット
製のロータであり、その外周は分割的に且つ交互に複数
着磁なされ、また異方配向されているとともに、そのロ
ータ193の回転力をロックリング3のギア部3aに伝
達する為のギア193aが一体的に設けられている。1
94,195はそれぞれステータヨーク191,192
を励磁する為のコイルであり、コイル194,195は
同一部品で構成されており、該コイル194,195は
接続端子194a,194b,195a,195bから
通電されることにより、それぞれステータヨーク19
1,192を励磁する構成である。
【0048】前記ステータヨーク191及びステータヨ
ーク192は地板2に設けられた軸2eによって位置決
め支持され、また、前記ロータ193も回転軸193b
を地板2に回転軸支されている。
【0049】196はモータケース蓋であり、前記ロー
タ193の回転軸193cを196fで回転軸支すると
共に爪部196a〜196eにて、地板2の溝部2hに
それぞれ引っ掛けることにより電磁駆動装置としてのス
テッピングモータとしてユニット化されている。
【0050】次に、以上の構成によるステッピングモー
タの動作を説明する。
【0051】コイル194,195に接続端子194
a,194b,195a,195bから通電することに
よりステータヨーク191,192に磁界が発生し、マ
グネットロータ193の磁界と作用し合い閉磁路を形成
する。このとき、コイル195に通電されていなければ
通電されたコイル194によって生じた磁路が支配的と
なり、マグネットロータ193に回転トルクを発生させ
る(コイル195のみの通電時も同じ)。また、両コイ
ル194,195に通電された場合も同様にステータヨ
ーク191,192にそれぞれ磁路を形成し、マグネッ
トロータ193と作用し合い、マグネットロータ193
に回転トルクを与える。
【0052】従って、両方のコイル194,195に順
次電流方向を切り換えながら通電することにより従来か
ら周知であるステッピングモータの駆動を行う事がで
き、マグネットロータ193のギア部193aとロック
リング3のギア部3aとの噛み合いにより、ロックリン
グ3を所定角度回転させることができる。
【0053】地板2には、前述したようにロックリング
3が回転可能に支持されており、上記構成のステッピン
グモータのロータ193に設けられたギア部193aが
ギア部3aと噛み合って、該ロックリング3を回転方向
に駆動することができる。このロックリング3に設けら
れた4ケ所のカム3bは、支持部1に設けられている4
箇所の当接部1b(図1では2箇所しか見えていない)
との関係で、振れ補正手段のロック,アンロックを行う
ことで、ロック手段として機能している。
【0054】つまり、ロックリング3を(回路基板9側
から見て)反時計方向に回転させると、ロックリング3
のカム部3bが支持部1の当接部1bと離れる為、支持
部1はロックリング3に対してフリーになるが、ロック
リング3を時計方向に回転させると、カム部3bの最も
内周の円周部3cが当接部1bと接触して、支持部1と
ロックリング3が係合する。即ち、振れ補正手段を地板
2に対してロックさせる。
【0055】従って、振れ補正を行う時には、ステッピ
ングモータによりロックリング3を反時計回りに駆動し
て振れ補正手段(補正レンズ部1A、支持部1、マグネ
ット6、ヨーク5等)をロックリング3に対してフリー
な状態(アンロック状態)にし、一方、振れ補正終了時
には、ロックリング3を時計回りに回転駆動して振れ補
正手段を地板2に対してロックさせた状態(ロック状
態)にすることになる。
【0056】しかしながら、上述した構成によって振れ
補正駆動を行うと、振れ補正手段は図2に示すピッチ方
向(P)及びヨー方向(Y)(振れ補正方向)に自由に
動くことができる他に、回転方向Rにも移動してしま
う。この回転は振れ補正精度を悪化させるため、本実施
の形態では、上記回転の影響を少なくする為に、以下の
方法を採っている。
【0057】図1に示す様に、回転規制部材4から延出
する2本の軸部4aが各々ロックリング3に設けられて
いる穴3d、地板2に設けられている穴2gを貫通し、
支持部1の1dの長溝に嵌合摺動できるようになってい
る。尚、1dの長溝は図4のC方向を長手方向とする溝
である。
【0058】回転規制部材4は地板2に設けられた爪2
j,2k(図4参照)で光軸方向に規制される。また、
ステッピングモータの構成要素であるローターマグネッ
ト193の軸支部の周囲の当接部2m、および当接部2
nの側面に回転規制部材4の摺動面4b,4c,4d,
4eが嵌合摺動し、回転規制部材4を図4中のD方向に
のみ移動できるように規制している。
【0059】以上の様な構成にする事で、振れ補正手段
は地板2に対して回転できなくなり、このことにより上
記マグネット6、コイルユニット8による駆動力により
ピッチ方向、ヨー方向にのみ移動可能にすることができ
る。詳細には、図4のD方向に対しては、回転規制部材
4と共に振れ補正手段が地板2に対して移動し、Dと直
交する方向(C方向)には軸4aにより振れ補正手段の
みが地板2に対して移動する。また、回転規制部材4の
開口部は、図4に示す様に、振れ補正手段と共に移動す
るD方向(d)と該D方向と直角方向(C方向)(c)
の関係はd<cであり、略楕円形状になっている。
【0060】これにより、振れ補正手段の移動に伴って
出来てしまう空間を通過してくる有害光を効果的にカッ
トすることができる。尚、振れ補正手段内の有効径1g
外の部分は前述した通り、黒色塗装によりカットされて
いる。
【0061】次に、コイルユニット8p,8yの組み立
て方法について、図2〜図4を用いて説明する。
【0062】コイルユニット8p(8yも同様、以下8
pのみで説明する)は、まず、地板2のコイル取り付け
面2sに揃えるように光軸と直交する面の方向から地板
2に挿入される。2s面上に設けられた2箇所の斜面を
備えた位置決め当接部部2rを乗り越える際に、コイル
押さえ2p,2q及びコイルユニット8pの樹脂部が弾
性変形する。その後更に挿入すると、コイルユニット8
pの穴8fに前記位置決め当接部部2rが入り込み、該
コイルユニット8pが位置決めされる。その後裏面側か
らビス14によってコイルユニット8pは引き込み固定
される(穴8gにビスが入る)。
【0063】この実施の形態のようなコイルとマグネッ
トによる駆動の際はその空気間隔による磁力の損失が大
きい為、コイルユニット8pとマグネット6pの間隔を
狭くしないと駆動力を大きく出来ない。従ってこの間隔
精度が厳しい為、この実施の形態では、地板2にコイル
押さえ2p,2qを設けることによって、位置決め当接
部2rからコイルを外れにくくし、また、ビス14によ
って引き込まれる際のコイルユニット8pの反り変形を
防止し、マグネット等との干渉が避けられている。
【0064】また、コイルユニット8pは、端子部8b
の圧入されている段部8eよりも2方向に高い段部8d
が設けられている。これは、光軸と直交する方向よりコ
イルユニット8pを挿入する際のコイル8c(端が8b
に接続されている)の断線を防止する為である。
【0065】以上の構成としたことで、コイルユニット
8p,8yの組み立て作業性の向上を図っている。
【0066】尚、この実施の形態では、振れ補正手段の
駆動手段の構成要素の一つである駆動用マグネット6
p,6yの保持部と振れ補正手段(支持部1及び補正レ
ンズ部1Aを主な構成要素とする)を一体化させたが、
コイルとマグネットの関係を逆にしてコイル保持部と振
れ補正手段を一体化にしても良い。また、補正レンズ部
1Aの材質としてアクリルの実施例としたがポリカーボ
ネイト(帝人化成製AD5503等)やオレフィン系の
材質を用いて成形しても良い。また、振れ補正手段の光
軸方向の規制方法に関してもピンとカムに限定されるも
のではなく、光軸方向にチャージする方法をとり、その
チャージ部材の保持部とレンズを一体化しても構わな
い。また、位置検出の反射部1eの斜面の傾き方向を9
0度回転させ、ピッチとヨーを逆にしても良く、支持部
1の反射部1eの反射効果を上げる為に金属メッキを施
したり、または白塗装をしても良いのは言うまでもな
い。更に、外乱防止の為の黒色塗装の代わりにシート状
の部材を振れ補正手段に嵌め込んで同様の効果を発揮し
ても良い。
【0067】(実施の第2の形態)図8(a),(b)
は本発明の実施の第2の形態に係る振れ補正装置におい
て、振れ補正手段及び該振れ補正手段の位置検出を行う
回路構成を示す図である。
【0068】図8(a)において、107は回折格子が
形成されている反射部であり、回折格子はそれぞれ10
7pでは矢印で示すH方向、107yでは矢印で示すG
方向に形成されている。
【0069】図8(b)において、107は振れ補正手
段上に配設された回折格子、108はレーザーなどの可
干渉性光源、109はコリメータレンズ、113は偏光
ビームスプリッタ、111a, 111bは反射鏡、11
2a,112bは受光素子、114は1/4波長板、1
15はビームスプリッタである。116a, 116bは
偏光板であり、偏光方位が互いに45゜傾いている。可
干渉性光源108を出射した光束はコリメータレンズ1
09によってほぼ平行光束となって偏光ビームスプリッ
タ113に入る。偏光ビームスプリッタ113で分割さ
れた反射光と透過光は反射鏡111a, 111bを介し
て、回折格子107を2光束で照射する。このとき、2
光束入射面は、回折格子107の配列方向に平行面内と
し、入射角θmは、 θm=sin-1 (mλ/p) で表わされる。ここで、mは整数、λは可干渉性光源1
08の波長、pは回折格子107の格子ピッチである。
回折格子107からは、±m次の反射回折光がほぼ垂直
に出射し、干渉光となる。回折格子107で反射回折し
た±m次回折光は、干渉光となって、1/4波長板11
4を透過し、直線偏光となり、ビームスプリッタ115
で透過光束と反射光束に2分割され、偏光板116a,
116bを介して受光素子112a, 112bに入射す
る。偏光板116a, 116bは互いに偏光方位が45
゜ずれているので、回折格子107の変位に伴って、受
光素子112a, 112bからは、位相が90゜ずれた
正弦波信号が出力され、補正レンズ部の移動方向の判別
も可能としたものである。
【0070】尚、振れ補正手段の位置検出を行う部分以
外は、上記実施の第1の形態と同様の構成であるものと
する。
【0071】以上の実施の各形態によれば、振れ補正手
段の主な構成要素を成す補正レンズ部1Aと支持部1
や、振れ補正手段の構成要素の一つ(例えばマグネッ
ト)を保持する保持部1c、更には位置検出手段の構成
要素である反射部1eや回折格子107を、プラスチッ
クモールド成形により一体成形するようにしているた
め、部品点数と作業工数を削減でき、コストダウンに寄
与できる。更には軽量化にも寄与できる。
【0072】また、前記駆動手段をコイルとマグネット
にて構成し、これらの電磁力によって前記振れ補正手段
を駆動し、前記保持部はこれらのうち一方を保持する構
成にすることで、効率の良い簡易な方法での振れ補正装
置とすることができる。
【0073】また、位置検出手段として、振れ補正手段
以外の固定部に発光部と受光部を設け、該振れ補正手段
側に反射部を設けた構成とし、該振れ補正手段の移動に
応じて前記反射部と発光部及び受光部との距離が変化す
るようにしている為、簡単な構成となる。
【0074】また、位置検出手段として、図8(b)に
示した様な構成のものも採用することができ、又これの
構成要素である回折格子107と補正レンズ部1A及び
支持部1等を一体成形することができ、部品点数を増や
すことなく振れ補正装置を構成でき、コストダウンに寄
与できる。
【0075】また、前記一体成形されたうちの補正レン
ズ部や反射部、回折格子以外の部分は、遮光処理(実施
の形態では黒色塗装)を施すようにしているので、有効
光以外の光束が侵入したり、位置検出用の反射光に悪影
響を与える等を、確実かつ容易に防ぐことができ、作業
性等が向上する。
【0076】なお、上記実施の各形態では、カメラの交
換レンズに適用する場合を示しているが、これに限定さ
れるものではなく、ビデオカメラ等のその他のカメラ、
更には振れ補正装置が適用可能な光学装置であれば同様
に適用できるものである。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,2,
3,8又は13に記載の発明によれば、補正レンズ部と
他の部品を一体成形し、部品点数と作業工数を削減して
低コスト化を達成すると共に、軽量化を図ることができ
る振れ補正装置又は振れ補正機能付き装置を提供できる
ものである。
【0078】また、請求項5又は13に記載の発明によ
れば、簡単な構成により振れ補正手段の位置検出を行う
ことができる振れ補正装置又は振れ補正機能付き装置を
提供できるものである。
【0079】また、請求項6又は13に記載の発明によ
れば、従来とは異なる構成により、振れ補正手段の位置
検出を行うことができる振れ補正装置又は振れ補正機能
付き装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である振れ補正装置が好適
に適用される光学機器の一例としての交換ズームレンズ
の光学配置図である。
【図2】本発明の実施の第1の形態に係る振れ補正装置
の分解斜視図である。
【図3】図2に示す振れ補正装置の正面図である。
【図4】図3の裏面より見て示す図である。
【図5】図2等に示す振れ補正手段の位置検出を行う部
分の詳細な構成を示す断面図である。
【図6】図2等に示すフォトリフレクタの出力と反射部
までの距離の関係を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態に係るステッピングモータ
の分解斜視図である。
【図8】本発明の実施の第2の形態に係る振れ補正手段
及び該振れ補正手段の位置検出を行う手段の構成を示す
図である。
【図9】振れ補正光学装置を具備した光学機器の一例で
ある交換ズームレンズを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 支持部 1A 補正レンズ部 1c 保持部 2 地板 3 ロックリング 4 回転規制部材 5p,5y ヨーク 6p,6y マグネット 8p,8y コイルユニット 9 可撓性回路基板 10p,10y フォトリフレクタ 107 回折格子

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学系の光軸と直交する方向に移動する
    ことにより振れを補正する振れ補正手段を有する振れ補
    正装置において、 前記振れ補正手段は、振れを補正する為の補正レンズ部
    と、該補正レンズ部を支持する支持部を構成要素として
    具備しており、前記補正レンズ部と前記支持部は同一の
    材料によって一体成形されることを特徴とする振れ補正
    装置。
  2. 【請求項2】 光学系の光軸と直交する方向に移動する
    ことにより振れを補正する振れ補正手段と、該振れ補正
    手段を前記光学系の光軸と直交する方向に移動させる駆
    動手段とを有する振れ補正装置において、 前記振れ補正手段は、振れを補正する為の補正レンズ部
    と、前記駆動手段の一部を保持する保持部を持ち、前記
    補正レンズ部を支持する支持部とを構成要素として具備
    しており、前記補正レンズ部と前記支持部は同一の材料
    によって一体成形されることを特徴とする振れ補正装
    置。
  3. 【請求項3】 前記駆動手段は、コイルとマグネットに
    より構成され、これらの電磁力によって前記振れ補正手
    段を駆動するものであり、前記支持部に具えられた前記
    保持部は、前記コイルとマグネットのうちの何れか一方
    を保持することを特徴とする請求項2に記載の振れ補正
    装置。
  4. 【請求項4】 前記補正レンズ部と前記支持部は、透明
    材料によって一体成形されており、前記補正レンズ部以
    外の部分は遮光の為の処理が施されていることを特徴と
    する請求項1又は2に記載の振れ補正装置。
  5. 【請求項5】 光学系の光軸と直交する方向に移動する
    ことにより振れを補正する振れ補正手段と、該振れ補正
    手段の前記光軸と直交する方向の位置を検知する位置検
    知手段とを有する振れ補正装置において、 前記位置検知手段は、固定部材に固定された発光部及び
    受光部と、前記振れ補正手段側に固定され、前記発光部
    より発せられた光を反射して前記受光部に入射させる反
    射部とにより構成され、前記発光部及び受光部と前記反
    射部との前記光軸方向の距離は、前記振れ補正手段が光
    軸と直交する方向に移動することに応じて変化すること
    を特徴とする振れ補正装置。
  6. 【請求項6】 光学系の光軸と直交する方向に移動する
    ことにより振れを補正する振れ補正手段と、該振れ補正
    手段の位置を検出する位置検出手段とを有する振れ補正
    装置において、 前記位置検出手段は、前記振れ補正手段の位置検出方向
    に沿って設けられた回折格子と、該回折格子に面した側
    の固定部から、可干渉性光源からの2光束を同じ入射角
    度で互いに異なる方向より前記回折格子に照射し、前記
    回折格子に対し垂直に出射するそれぞれの光束の反射回
    折光を干渉させて前記回折格子の移動に応じて強度が変
    化する干渉光を受光部に受光させる光学系とを有するこ
    とを特徴とする振れ補正装置。
  7. 【請求項7】 光学系の光軸と直交する方向に移動する
    ことにより振れを補正する振れ補正手段と、該振れ補正
    手段の位置を検出する位置検出手段とを有する振れ補正
    装置において、 前記振れ補正手段は、振れを補正する為の補正レンズ部
    と、該補正レンズ部を支持する支持部を構成要素として
    具備しており、また、前記支持部には、前記位置検出手
    段の構成要素の一つが設けられており、 前記補正レンズ部と前記支持部材と前記位置検出手段の
    構成要素の一つは、それぞれ同一の材料によって一体成
    形されることを特徴とする振れ補正装置。
  8. 【請求項8】 光学系の光軸と直交する方向に移動する
    ことにより振れを補正する振れ補正手段と、該振れ補正
    手段を前記光学系の光軸と直交する方向に移動させる駆
    動手段と、前記振れ補正手段の位置を検出する位置検出
    手段とを有する振れ補正装置において、 前記振れ補正手段は、振れを補正する為の補正レンズ部
    と、前記駆動手段の一部を保持する保持部を有し、前記
    補正レンズ部を支持する支持部とを構成要素として具備
    しており、また、前記支持部には、前記位置検出手段の
    構成要素の一つが設けられており、 前記補正レンズ部と前記支持部と前記位置検出手段の構
    成要素の一つは、それぞれ同一の材料によって一体成形
    されることを特徴とする振れ補正装置。
  9. 【請求項9】 前記補正レンズ部と前記支持部と前記位
    置検出手段の構成要素の一つは、透明材料によって一体
    成形されており、前記補正レンズ部と前記位置検出手段
    の構成要素の一つ以外の部分は遮光の為の処理が施され
    ていることを特徴とする請求項7又は8に記載の振れ補
    正装置。
  10. 【請求項10】 前記位置検知手段は、固定部材に固定
    された発光部及び受光部と、前記振れ補正手段側に固定
    され、前記発光部より発せられた光を反射して前記受光
    部に入射させる反射部とにより構成され、前記発光部及
    び受光部と前記反射部との前記光軸方向の距離は、前記
    振れ補正手段が光軸と直交する方向に移動することに応
    じて変化するものであり、前記反射部が、前記位置検出
    手段の構成要素の一部に相当することを特徴とする請求
    項7〜9の何れかに記載の振れ補正装置。
  11. 【請求項11】 前記位置検出手段は、前記振れ補正手
    段の位置検出方向に沿って設けられた回折格子と、該回
    折格子に面した側の固定部から、可干渉性光源からの2
    光束を同じ入射角度で互いに異なる方向より前記回折格
    子に照射し、前記回折格子に対し垂直に出射するそれぞ
    れの光束の反射回折光を干渉させて前記回折格子の移動
    に応じて強度が変化する干渉光を受光部に受光させる光
    学系とにより構成され、前記回折格子が、前記位置検出
    手段の構成要素の一部に相当することを特徴とする請求
    項7〜9の何れかに記載の振れ補正装置。
  12. 【請求項12】 前記補正用レンズは、プラスチックモ
    ールドレンズであることを特徴とする請求項1〜11の
    何れかに記載の振れ補正装置。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12の何れかに記載された
    振れ補正装置と、振れを検出する振れ検出手段と、該振
    れ検出手段の検出信号に基づいて前記振れ補正装置内の
    振れ補正手段の駆動を制御する制御手段とを有すること
    を特徴とする振れ補正機能付き装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012181486A (ja) * 2011-03-03 2012-09-20 Nikon Corp レンズ鏡筒及び光学装置
JP2017181876A (ja) * 2016-03-31 2017-10-05 キヤノン株式会社 防振装置およびそれを有するレンズ装置及び撮像装置
CN108235580A (zh) * 2018-01-23 2018-06-29 深圳市隆阳自动化设备有限公司 偏心定位平台

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