JP2001183295A - カソードルミネッセンス分光装置 - Google Patents

カソードルミネッセンス分光装置

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JP2001183295A
JP2001183295A JP36992099A JP36992099A JP2001183295A JP 2001183295 A JP2001183295 A JP 2001183295A JP 36992099 A JP36992099 A JP 36992099A JP 36992099 A JP36992099 A JP 36992099A JP 2001183295 A JP2001183295 A JP 2001183295A
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Takabumi Sakamoto
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Jeol Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 短時間に異なる単色光のカソードルミネッセ
ンス(CL)像を得ることができるカソードルミネッセ
ンス分光装置を提供すること。 【解決手段】 赤色光のCL像表示の場合、表示制御手
段33は、切換スイッチ26についてはSW1のみをオ
ンとし、ゲイン切換スイッチ32についてはSW5をオ
ンとするための信号をスイッチ制御手段37に送る。こ
の結果、ダイロイックミラー12で赤色光、緑色光、青
色光に分離され、それぞれの色信号として取り出された
信号のうち、プリアンプ23が出力する赤色信号CLR
のみが加算アンプ30を介して表示制御手段33に送ら
れる。表示制御手段33は、加算アンプ30から送られ
てくる信号、すなわち試料から発生した赤色光の強度信
号と、偏向器4に与えられる電子線偏向信号に基づい
て、赤色光のCL像をカラーディスプレイ35の画面上
に表示させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、カソードルミネ
ッセンス分光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 カソードルミネッセンス分光装置は、
細く絞った電子線を試料に照射し、その電子線により励
起された光を検出して微小領域の発光分析を行う装置で
ある。
【0003】そして、このカソードルミネッセンス分光
装置は、電子線を試料上の1点に照射し、その電子線照
射点から発生した光をモノクロメータで分解して波長ス
ペクトルを得たり、モノクロメータをある波長に固定し
て電子線を試料上で走査しながら発光の分布の様子を得
たりするものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 このように、従来の
カソードルミネッセンス分光装置においては、たとえば
赤色光の発光分布像(カソードルミネッセンス像)の次
に緑色光の発光分布像を得る場合、モノクロメータが緑
色光を取り出すようにモノクロメータを波長駆動させな
ければならない。
【0005】このモノクロメータの波長駆動には多少時
間がかかるので、従来においては、単色光のカソードル
ミネッセンス像を得るのに時間がかかっていた。
【0006】本発明はこのような点に鑑みて成されたも
ので、その目的は、短時間に異なる単色光のカソードル
ミネッセンス像を得ることができるカソードルミネッセ
ンス分光装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成する本
発明のカソードルミネッセンス分光装置は、試料に電子
線を照射して、電子線または試料を二次元的に走査し、
その電子線照射により試料から発生した光を検出し、そ
の検出した光に基づいてカソードルミネッセンス像を表
示するようにしたカソードルミネッセンス分光装置にお
いて、電子線照射により試料から発生した光を色別に分
離して色信号として出力する光分離手段と、その光分離
手段が出力する色信号のうち、特定の色信号を選択して
出力する選択手段と、その選択手段の出力に基づいて、
前記選択された色光に関するカソードルミネッセンス像
を表示させる手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】 以下、図面を用いて本発明の実
施の形態について説明する。
【0009】図1は本発明のカソードルミネッセンス分
光装置の一例を示した図である。
【0010】図1の装置構成について説明すると、1は
鏡筒であり、鏡筒1の中には上から順に、電子銃2と集
束レンズ3と偏向器4と対物レンズ5が配置されてい
る。
【0011】6は、鏡筒1に接続された試料室チャンバ
であり、試料室チャンバ6の内部、すなわち試料室7に
は試料ステージ8が配置されている。試料ステージ8
は、x,yおよびz軸方向に移動可能に構成されてい
る。
【0012】試料ステージ8の上には試料9がセットさ
れており、試料9の直上の電子線光軸上には、試料から
発生したカソードルミネッセンス(CL)光を集光する
集光ミラー10が配置されている。
【0013】11は、試料室チャンバ6に設けられたC
L光通過窓であり、前記集光ミラー10からのCL光は
この通過窓11を通ってダイクロイックミラー12に入
射する。ダイクロイックミラー12は、入射したCL光
を赤色光、緑色光、青色光に分離するものである。
【0014】このダイクロイックミラー12について説
明すると、第一のプリズム13に入射した光は、まず青
色光が青反射フィルタ14によって反射され、その青色
光は第1プリズム13の端面で全反射して、青色光の色
分解特性を補正するトリミングフィルタ15に入射す
る。
【0015】次いで赤反射フィルタ16によって赤色光
が反射され、その赤色光は第2プリズム17の端面で全
反射して、赤色光の色分解特性を補正するトリミングフ
ィルタ18に入射する。
【0016】そして、赤反射フィルタ16を透過した光
が緑色光であり、この緑色光は、第3のプリズム19’
を介して緑色光の色分解特性を補正するトリミングフィ
ルタ19に入射する。
【0017】なお、それぞれのフィルタは、多層膜誘電
体の蒸着によるダイクロイックミラー(干渉フィルタ)
によって形成されている。
【0018】以上、ダイクロイックミラー12の構成に
ついて説明したが、このような構成のダイクロイックミ
ラー12によって、CL光は、赤色光、緑色光、青色光
に分離される。
【0019】そして、前記トリミングフィルタ15を通
過した青色光は光電子増倍管20に入射し、また、前記
トリミングフィルタ18を通過した赤色光は光電子増倍
管21に入射し、また、前記トリミングフィルタ19を
通過した緑色光は光電子増倍管22に入射する。
【0020】前記ダイクロイックミラー12と光電子増
倍管20〜22で、光分離手段が構成されている。
【0021】前記光電子増倍管21は、プリアンプ23
を介して切換スイッチ26(選択手段)のスイッチSW
1に接続されている。また、前記光電子増倍管22は、
プリアンプ24を介して切換スイッチ26のスイッチS
2に接続されている。また、前記光電子増倍管20
は、プリアンプ25を介して切換スイッチ26のスイッ
チSW3に接続されている。
【0022】27は、前記試料室チャンバ6内に配置さ
れた二次電子検出器であり、この二次電子検出器27
は、光電子増倍管28、プリアンプ29を介して切換ス
イッチ26のスイッチSW4に接続されている。
【0023】これらのスイッチSW1〜SW4は加算アン
プ30に接続されており、この加算アンプ30のゲイン
は、ゲイン可変手段31により変えられるように構成さ
れている。ゲイン可変手段31は、加算アンプ30に並
列接続された抵抗R1と、この接続をオンオフするゲイ
ン切換スイッチ32のスイッチSW5と、加算アンプ3
0に並列接続された抵抗R2と、この接続をオンオフす
るゲイン切換スイッチ32のスイッチSW6で構成され
ている。
【0024】そして、加算アンプ30の出力は、表示制
御手段33に入力されるように構成されており、この表
示制御手段33は、複合CL像表示制御部34を備えて
いる。また、表示制御手段33は、カラーディスプレイ
35と、キーボードやマウスなどから成る指示手段36
と、スイッチ制御手段37に接続されている。スイッチ
制御手段37は、切換スイッチ26とゲイン切換スイッ
チ32を制御するものである。
【0025】なお、前記鏡筒1の内部と試料室7は、図
示しない排気装置により排気されている。
【0026】以上、図1の装置構成について説明した
が、次に、このような装置の動作説明を行う。
【0027】まず、赤色光のカソードルミネッセンス像
を、カラーディスプレイ35の画面上に表示させる場合
について説明する。
【0028】その場合、オペレータは、赤色光のカソー
ドルミネッセンス像表示の指示を、指示手段36により
行う。この指示が行われると、表示制御手段33は、図
2に示すように、切換スイッチ26についてはSW1
のみをオンとし、ゲイン切換スイッチ32についてはS
5をオンとするための信号をスイッチ制御手段37に
送る。この信号を受け取ったスイッチ制御手段37は、
SW1とSW5をオンし、その他のSWをオフする。
【0029】さらに、表示制御手段33は、電子光学系
側にカソードルミネッセンス像取得開始の指示を行う。
すると、電子銃2から電子線が射出され、その電子線は
集束レンズ3と対物レンズ5により細く絞られて、試料
ステージ8にセットされた試料9を照射する。そして、
その集束された電子線は偏向器4により偏向されて、電
子線は試料9上を二次元的に走査する。
【0030】この電子線励起で試料9の各電子線照射点
から発生したCL光は、集光ミラー10で集光されてC
L光通過窓11を通ってダイクロイックミラー12に入
射する。ダイクロイックミラー12は、上述したよう
に、入射したCL光を赤色光、緑色光、青色光に分離す
る。
【0031】そして、前記光電子増倍管21に入射した
赤色光、前記光電子増倍管22に入射した緑色光、およ
び前記光電子増倍管20に入射した青色光は、それぞれ
の光電子増倍管において電流に変換されかつ増倍作用を
受ける。
【0032】その後、光電子増倍管21からの電流(赤
色の信号)はプリアンプ23で増幅され、プリアンプ2
3の出力信号CLRはSW1に送られる。また、光電子増
倍管22からの電流(緑色の信号)はプリアンプ24で
増幅され、プリアンプ24の出力信号CLGはSW2に送
られる。また、光電子増倍管20からの電流(青色の信
号)はプリアンプ25で増幅され、プリアンプ25の出
力信号CLBはSW3に送られる。
【0033】また、電子線励起で試料9の各電子線照射
点から二次電子が発生するが、この二次電子は、二次電
子検出器27の蛍光面に入射して光に変換される。その
後、この光は、光電子増倍管28において電流に変換さ
れかつ増倍作用を受ける。そして、光電子増倍管28か
らの電流はプリアンプ29で増幅され、プリアンプ29
の出力信号SEIはSW4に送られる。
【0034】さて、現在、切換スイッチ26のSW1
けがオンとなっているので、プリアンプ23が出力する
赤色信号CLRのみが加算アンプ30に送られる。加算
アンプ30は、その赤色信号CLRを増幅率γ1で増幅し
て表示制御手段33に送る。
【0035】そして、表示制御手段33は、加算アンプ
30から送られてくる信号、すなわち試料から発生した
赤色光の強度信号と、前記偏向器4に与えられる電子線
偏向信号に基づいて、赤色光のカソードルミネッセンス
像をカラーディスプレイ35の画面上に表示させる。こ
の像は赤で表示され、その像の各画素の輝度は、試料の
各電子線照射点から発生した赤色光の強度に対応してい
る。
【0036】以上、赤色光のカソードルミネッセンス像
を表示させる場合について説明したが、図2に示す
ように切換スイッチ26およびゲイン切換スイッチ32
を制御して装置を動作させれば、緑色光や青色光のカソ
ードルミネッセンス像をカラーディスプレイ35の画面
上に表示させることができる。この場合にも、緑色光の
カソードルミネッセンス像は緑で表示され、また、青色
光のカソードルミネッセンス像は青で表示され、それら
の像の各画素の輝度は、試料の各電子線照射点から発生
した緑色光または青色光の強度に対応している。
【0037】このように、図1の装置においては、切換
スイッチ26の各スイッチを切り換えれば、きわめて短
時間で、それまで表示されていたカソードルミネッセン
ス像とは異なる色光のカソードルミネッセンス像を表示
させることができる。
【0038】次に、図1の装置において、単色光のカソ
ードルミネッセンス像と二次電子像の複合像を表示させ
る場合について説明する。
【0039】まず、赤色光のカソードルミネッセンス像
と二次電子像の複合像を、カラーディスプレイ35の画
面上に表示させる場合について説明する。
【0040】その場合、オペレータは、その複合像表示
の指示を、指示手段36により行う。この指示が行われ
ると、表示制御手段33は、図3に示すように、切換
スイッチ26についてはSW1とSW4をオンとし、ゲイ
ン切換スイッチ32についてはSW6をオンとするため
の信号をスイッチ制御手段37に送る。この信号を受け
取ったスイッチ制御手段37は、SW1とSW4とSW6
をオンし、その他のSWをオフする。
【0041】さらに、表示制御手段33は、前記同様、
電子光学系側にカソードルミネッセンス像取得開始の指
示を行う。この結果、集束された電子線は偏向器4によ
り偏向されて、電子線は試料9上を二次元的に走査す
る。そして、前記同様、各プリアンプの出力信号は各ス
イッチSW1〜SW4に送られる。
【0042】さて、現在、切換スイッチ26のSW1
SW4がオンとなっているので、プリアンプ23が出力
する赤色信号CLRと、プリアンプ29が出力する信号
SEIが加算アンプ30に送られる。加算アンプ30
は、それらの信号を加算し、その加算後の信号を増幅率
γ2で増幅して表示制御手段33に送る。この増幅率γ2
は前記増幅率γ1の1/2に設定されているので、加算
アンプ30の出力信号レベルは、1つの信号が切換スイ
ッチ26で選択された時とほぼ同じに保たれる。
【0043】そして、表示制御手段33は、加算アンプ
30から送られてくる信号、すなわち、試料から発生し
た赤色光の強度信号と二次電子信号の加算信号と、前記
偏向器4に与えられる電子線偏向信号に基づいて、赤色
光のカソードルミネッセンス像と二次電子像の複合像を
モノクロでカラーディスプレイ35の画面上に表示させ
る。
【0044】以上、赤色光のカソードルミネッセンス像
と二次電子像の複合像を表示させる場合について説明し
たが、図3に示すように切換スイッチ26およびゲ
イン切換スイッチ32を制御して装置を動作させれば、
緑色光のカソードルミネッセンス像と二次電子像の複合
像や、青色光のカソードルミネッセンス像と二次電子像
の複合像をカラーディスプレイ35の画面上に表示させ
ることができる。
【0045】また、それらの複合像を順に切り換えて表
示させれば、きわめて短時間で、それまで表示されてい
た複合像とは異なる複合像を表示させることができる。
【0046】次に、図1の装置において、各単色光のカ
ソードルミネッセンス像の複合像を表示させる場合につ
いて説明する。
【0047】その場合、オペレータは、たとえば、赤色
光のカソードルミネッセンス像と、緑色光のカソードル
ミネッセンス像と、青色光のカソードルミネッセンス像
の複合像表示の指示を、指示手段36により行う。この
指示が行われると、表示制御手段33は、まず図2に
示すように、切換スイッチ26についてはSW1のみを
オンとし、ゲイン切換スイッチ32についてはSW5
オンとするための信号をスイッチ制御手段37に送る。
この信号を受け取ったスイッチ制御手段37は、SW1
とSW5をオンし、その他のSWをオフする。
【0048】さらに、表示制御手段33は、前記同様、
電子光学系側にカソードルミネッセンス像取得開始の指
示を行う。この結果、集束された電子線は偏向器4によ
り偏向されて、電子線は試料9上を二次元的に走査す
る。そして、前記同様、各プリアンプの出力信号は各ス
イッチSW1〜SW4に送られる。
【0049】現在、切換スイッチ26のSW1のみがオ
ンとなっているので、プリアンプ23が出力する赤色信
号CLRだけが加算アンプ30に送られる。加算アンプ
30は、その信号を前記増幅率γ1で増幅して表示制御
手段33に送る。すると、表示制御手段33の複合CL
像表示制御部34は、前記偏向器4に与えられる電子線
偏向信号に基づき、試料上の各電子線照射位置に対応さ
せて、加算アンプ30から送られてくる赤色光の強度信
号を記憶する。
【0050】次に、表示制御手段33は、図2に示す
ように、切換スイッチ26についてはSW2のみをオン
とし、ゲイン切換スイッチ32についてはSW5をオン
とするための信号をスイッチ制御手段37に送る。この
信号を受け取ったスイッチ制御手段37は、SW2とS
5をオンし、その他のSWをオフする。
【0051】さらに、表示制御手段33は、前記同様、
電子光学系側にカソードルミネッセンス像取得開始の指
示を行う。この結果、集束された電子線は偏向器4によ
り偏向されて、電子線は試料9上を二次元的に走査す
る。そして、前記同様、各プリアンプの出力信号は各ス
イッチSW1〜SW4に送られる。
【0052】そして、プリアンプ24が出力する緑色信
号CLGだけが加算アンプ30に送られる。加算アンプ
30は、その信号を前記増幅率γ1で増幅して表示制御
手段33に送る。表示制御手段33の複合CL像表示制
御部34は、前記偏向器4に与えられる電子線偏向信号
に基づき、試料上の各電子線照射位置に対応させて、加
算アンプ30から送られてくる緑色光の強度信号を記憶
する。
【0053】次に、表示制御手段33は、図2に示す
ように、切換スイッチ26についてはSW3のみをオン
とし、ゲイン切換スイッチ32についてはSW5をオン
とするための信号をスイッチ制御手段37に送る。この
信号を受け取ったスイッチ制御手段37は、SW3とS
5をオンし、その他のSWをオフする。
【0054】さらに、表示制御手段33は、前記同様、
電子光学系側にカソードルミネッセンス像取得開始の指
示を行う。この結果、集束された電子線は偏向器4によ
り偏向されて、電子線は試料9上を二次元的に走査す
る。そして、前記同様、各プリアンプの出力信号は各ス
イッチSW1〜SW4に送られる。
【0055】そして、プリアンプ25が出力する青色信
号CLBだけが加算アンプ30に送られる。加算アンプ
30は、その信号を前記増幅率γ1で増幅して表示制御
手段33に送る。表示制御手段33の複合CL像表示制
御部34は、前記偏向器4に与えられる電子線偏向信号
に基づき、試料上の各電子線照射位置に対応させて、加
算アンプ30から送られてくる青色光の強度信号を記憶
する。
【0056】このようにして、複合CL像表示制御部3
4は各単色光の強度信号を記憶すると、各電子線照射位
置毎に、各単色光の強度信号に基づいてカラーを割り当
てる。そして、複合CL像表示制御部34は、そのカラ
ーの割り当ての結果に基づき、各単色光のカソードルミ
ネッセンス像を1つの像としてカラーでカラーディスプ
レイ35の画面上に合成表示させる。
【0057】この際、そのCL像の複合像のとなりに二
次電子像を表示させれば、試料の形態と対応させて試料
の発光分布を把握することができる。
【0058】以上、図1の装置について説明したが、本
発明はこの例に限定されるものではない。
【0059】たとえば、上記例では、単色光のカソード
ルミネッセンス像がカラーで表示されるが、これをモノ
クロで表示するようにしても良い。
【0060】また、上記例では、カソードルミネッセン
ス像と二次電子像の複合像が表示されるが、反射電子検
出器の出力信号を前記切換スイッチ26のSW4に供給
するようにして、選択されたカソードルミネッセンス像
と反射電子像の複合像を表示させるようにしても良い。
【0061】また、上記例では、各単色光のカソードル
ミネッセンス像の複合像を表示させる場合、切換スイッ
チ26を順に切り換えて各単色光の強度信号を複合CL
像表示制御部34に順に取り込んでいる。これを、各プ
リアンプ23〜25の出力信号を直接表示制御手段33
に供給するようにして、複合CL像表示制御部34がそ
れらの信号を同時に記憶し、その後、表示レベルの調整
をして、1つの複合像を表示するようにしても良い。
【0062】また、上記例では、加算アンプ30への入
力信号の数に応じて、加算アンプのゲインを調整するよ
うにしているが、たとえば加算アンプ30への入力が2
入力のときには、あらかじめそれぞれの信号を1/2倍
とゲイン調整してから加算アンプに供給するようにして
も良い。そのようにすれば、加算アンプのゲインを調整
する必要はない。
【0063】また、上記例では、電子線を試料上で二次
元的に走査させているが、試料ステージを二次元的に走
査させるようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のカソードルミネッセンス分光装置の
一例を示した図である。
【図2】 図1の装置において、各単色光のカソードル
ミネッセンス像を得るときの、切換スイッチ26および
ゲイン切換スイッチ32の動作を説明するために示した
図である。
【図3】 図1の装置において、各単色光のカソードル
ミネッセンス像と二次電子像の複合像を得るときの、切
換スイッチ26およびゲイン切換スイッチ32の動作を
説明するために示した図である。
【符号の説明】
1…鏡筒、2…電子銃、3…集束レンズ、4…偏向器、
5…対物レンズ、6…試料室チャンバ、7…試料室、8
…試料ステージ、9…試料、10…集光ミラー、11…
CL光通過窓、12…ダイクロイックミラー、13…第
1プリズム、14…青反射フィルタ、15、18、19
…トリミングフィルタ、16…赤反射フィルタ、17…
第2プリズム、20、21、22、28…光電子増倍
管、23、24、25、29…プリアンプ、26…切換
スイッチ、27…二次電子検出器、30…加算アンプ、
31…ゲイン可変手段、32…ゲイン切換スイッチ、3
3…表示制御手段、34…複合CL像表示制御部、35
…カラーディスプレイ、36…指示手段、37…スイッ
チ制御手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料に電子線を照射して、電子線または
    試料を二次元的に走査し、その電子線照射により試料か
    ら発生した光を検出し、その検出した光に基づいてカソ
    ードルミネッセンス像を表示するようにしたカソードル
    ミネッセンス分光装置において、電子線照射により試料
    から発生した光を色別に分離して検出し、色信号として
    出力する光分離手段と、その光分離手段が出力する色信
    号のうち、特定の色信号を選択して出力する選択手段
    と、その選択手段の出力に基づいて、前記選択された色
    光に関するカソードルミネッセンス像を表示させる手段
    を備えたことを特徴とするカソードルミネッセンス分光
    装置。
  2. 【請求項2】 試料に電子線を照射して、電子線または
    試料を二次元的に走査し、その電子線照射により試料か
    ら発生した光を検出し、その検出した光に基づいてカソ
    ードルミネッセンス像を表示するようにしたカソードル
    ミネッセンス分光装置において、電子線照射により試料
    から発生した光を色別に分離して検出し、色信号として
    出力する光分離手段と、その光分離手段が出力する色信
    号のうち、特定の色信号を選択して出力する選択手段
    と、前記電子線照射により試料から発生した二次電子を
    検出するための二次電子検出手段と、その二次電子検出
    手段の出力信号と前記選択手段の出力信号を加算する加
    算手段と、その加算手段の出力に基づいて、前記選択さ
    れた色光に関するカソードルミネッセンス像と二次電子
    像の複合像を表示させる手段を備えたことを特徴とする
    カソードルミネッセンス分光装置。
  3. 【請求項3】 試料に電子線を照射して、電子線または
    試料を二次元的に走査し、その電子線照射により試料か
    ら発生した光を検出し、その検出した光に基づいてカソ
    ードルミネッセンス像を表示するようにしたカソードル
    ミネッセンス分光装置において、電子線照射により試料
    から発生した光を色別に分離して検出し、色信号として
    出力する光分離手段と、その光分離手段が出力する色信
    号のうち、特定の色信号を選択して出力する選択手段
    と、前記電子線照射により試料から発生した反射電子を
    検出するための反射電子検出手段と、その反射電子検出
    手段の出力信号と前記選択手段の出力信号を加算する加
    算手段と、その加算手段の出力に基づいて、前記選択さ
    れた色光に関するカソードルミネッセンス像と反射電子
    像の複合像を表示させる手段を備えたことを特徴とする
    カソードルミネッセンス分光装置。
  4. 【請求項4】 試料に電子線を照射して、電子線または
    試料を二次元的に走査し、その電子線照射により試料か
    ら発生した光を検出し、その検出した光に基づいてカソ
    ードルミネッセンス像を表示するようにしたカソードル
    ミネッセンス分光装置において、電子線照射により試料
    から発生した光を色別に分離して検出し、色信号として
    出力する光分離手段と、その光分離手段の出力に基づい
    て、各色光のカソードルミネッセンス像の複合像を表示
    させる手段を備えたことを特徴とするカソードルミネッ
    センス分光装置。
  5. 【請求項5】 前記光分離手段は、試料から発生した光
    を赤色光、緑色光、青色光に分離することを特徴とする
    請求項1から4の何れかに記載のカソードルミネッセン
    ス分光装置。
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