JP2001182851A - バルブユニット及び合成樹脂製バルブシート - Google Patents
バルブユニット及び合成樹脂製バルブシートInfo
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Abstract
耐久性に優れた安価なバルブシート及びバルブユニット
を提供する。 【解決手段】 合成樹脂製バルブシート2は、流入側の
第1の弁孔14b及び第2の弁孔15bと流出側の第3
の弁孔16bを備えている。そして、第1の弁孔14b
及び第2の弁孔15bの少なくとも一方が可動側のバル
ブシート20の連通穴23によって第3の弁孔16bに
連通されるか、又は第1及び第2の弁孔14b,15b
が可動側のバルブシート20によって閉じられるように
なっている。そして、合成樹脂製バルブシート2の可動
側のバルブシート20に対向する面で且つ少なくとも第
1の弁孔14b及び第2の弁孔15bの開口縁には、可
動側のバルブシート20に摺動接触する突起17が第1
の弁孔14b及び第2の弁孔15bを取り囲むように形
成されている。
Description
混合する二液混合栓に使用されるバルブユニット及びこ
のバルブユニットに使用される合成樹脂製バルブシート
に関するものである。
水混合栓(二液混合栓)には、湯と水を混合して温水を
流出することができるように構成されたバルブユニット
が収容されている。
ブユニットは、流入側の湯用弁孔及び水用弁孔と流出側
の混合水弁孔とを備えた固定弁体がバルブケース内に固
定され、ハンドル等の操作手段によって移動操作される
可動弁体が前記固定弁体に摺動接触できるようにバルブ
ケース内に収容されている。そして、このバルブユニッ
トは、操作手段によって可動弁体が開弁位置まで移動さ
せられると、可動弁体の連通穴を介して湯用弁孔及び水
用弁孔の少なくとも一方が混合水弁孔に連通される一
方、操作手段によって可動弁体が閉弁位置まで移動させ
られると、可動弁体によって湯用弁孔及び水用弁孔が閉
じられるようになっている。
ットは、例えば特開平8−200526号公報や特開平
8−14422号公報に開示されたように、固定弁体と
可動弁体のそれぞれの摺動接触面側にセラミック製のバ
ルブシートを配置することにより、固定弁体と可動弁体
の摺動接触部の耐久性を向上し、ひいてはバルブニット
自体の耐久性を向上するように工夫されている。
ようなバルブユニットに使用されるセラミック製のバル
ブシートは、その摺動接触面の面精度がそのまま水密性
に影響を及ぼすため、焼結成形後に、摺動接触面を高精
度に研磨加工すると共に摺動接触面にメッキ処理を施す
ようになっている。その結果、セラミック製のバルブシ
ートは、加工工数が嵩み、バルブユニットの他の構成部
品に比較して高価なものになっていた。とりわけ、固定
弁体側に配置されるセラミック製のバルブシートは、湯
用弁孔,水用弁孔及び混合水弁孔が形成され、形状が複
雑であるため、可動弁体側に配置されるセラミック製の
バルブシートに比較しても高価であった。
脂化すると共にバルブシートの形状を工夫することによ
り、安価で且つ優れた耐久性及び水密性を発揮する合成
樹脂製バルブシート及び該合成樹脂製バルブシートを備
えたバルブユニットを提供することを目的としている。
ルブユニットは、バルブケース内に固定された固定側の
バルブシートとバルブケース内に移動可能に収容された
可動側のバルブシートが摺動接触できるように配置され
ている。そして、前記固定側のバルブシートには、流入
側の第1の弁孔及び第2の弁孔が形成されると共に流出
側の第3の弁孔が形成されている。一方、前記可動側の
バルブシートには、開弁時に前記第1の弁孔と第2の弁
孔の少なくとも一方を前記第3の弁孔に連通させ、閉弁
時に前記第3の弁孔にのみ連通する連通穴が形成されて
いる。そして、前記可動側のバルブシートがバルブ開閉
操作手段により開弁位置又は閉弁位置に移動させられる
ようになっている。ここで、前記固定側のバルブシート
と前記可動側のバルブシートのうちの少なくとも固定側
のバルブシートが合成樹脂で形成されている。又、前記
固定側のバルブシートの前記可動側バルブシートに対向
する面で且つ少なくとも前記第1の弁孔及び第2の弁孔
の開口縁には、前記第1の弁孔及び第2の弁孔を取り囲
む突起が形成されている。
係るバルブユニットにおいて、前記固定側のバルブシー
トの前記可動側のバルブシートに対向する面に、前記突
起と共に前記可動側のバルブシートを摺動可能に支持す
る支持突起が形成されたことを特徴としている。
ートは、流入側の第1の弁孔及び第2の弁孔と流出側の
第3の弁孔を備え、このうち第1の弁孔及び第2の弁孔
の少なくとも一方が可動弁体によって前記第3の弁孔に
連通されるか、又は前記第1及び第2の弁孔が前記可動
弁体によって閉じられるように形成されている。そし
て、前記可動弁体に対向する面で且つ少なくとも前記第
1の弁孔及び第2の弁孔の開口縁には、前記可動弁体に
摺動接触する突起が前記第1の弁孔及び第2の弁孔を取
り囲むように形成されたことを特徴としている。
係る合成樹脂製バルブシートにおいて、前記突起と共に
前記可動弁体に摺動接触する支持突起が前記可動弁体に
対向する面に形成されたことを特徴としている。
に基づき詳述する。
の第1の実施の形態に係るバルブユニット1及びこのバ
ルブユニット1に使用される合成樹脂製バルブシート
(固定側のバルブシート)2の開弁時の状態を示すもの
である。
下方に開口する略有底筒状のバルブケース3内に、固定
弁体4,可動弁体5及びスペーサ6が順次重ねられるよ
うに収容されている。このうち、固定弁体4がバルブケ
ース3の下端部に着脱可能に固定され、可動弁体5が固
定弁体4に摺動接触できるように収容され、スペーサ6
が可動弁体5を固定弁体4側に向けて支持している。
に、固定バルブシートホルダ7と、この固定バルブシー
トホルダ7の上面に形成された係合凹部8に係合される
略円板状の合成樹脂製バルブシート2とからなってい
る。そして、固定バルブシートホルダ7の係合凹部8の
側壁10に形成された突起11,11に、合成樹脂製バ
ルブシート2の外周縁12に形成されたスリット13,
13を係合することにより、合成樹脂製バルブシート2
が固定バルブシートホルダ7に対して位置決めされると
共に、合成樹脂製バルブシート2と固定バルブシートホ
ルダ7の相対回動が阻止されるようになっている。
トホルダ7と合成樹脂製バルブシート2には、図1〜図
4に示すように、互いに連通する略円弧形状の第1の弁
孔14a,14bと第2の弁孔15a,15bが形成さ
れると共に、互いに連通する略扇形形状の第3の弁孔1
6a,16bが形成されている。尚、第1の弁孔14
a,14b及び第2の弁孔15a,15bが流入側の弁
孔であり、第3の弁孔16a,16bが流出側の弁孔で
ある。
ように、可動弁体5に対向する面(図1及び図3中の上
面)で且つ第1の弁孔14b及び第2の弁孔15bの開
口縁に、これら第1の弁孔14b及び第2の弁孔15b
を取り囲むように突起17(図2中の斜線部)が形成さ
れている。この突起17は、図7に詳細を示すように、
断面形状が略矩形状であり、合成樹脂製バルブシート2
の外径26mmに対し、幅Wが1〜2mmに形成され、
高さHが0.05〜0.1mmに形成されている。尚、
この突起17の寸法W及びHは、上記寸法値に限定され
るものではなく、合成樹脂製バルブシート2の外径寸法
や水圧等の各種設計条件に応じて最適の寸法が決定され
る。
ルブシートホルダ18と、この下面側に係合される可動
側のバルブシート20とからなっている。そして、可動
バルブシートホルダ18の下面に形成された係合突起2
1を可動側のバルブシート20の上面に形成された係合
凹部22に係合することにより、可動側のバルブシート
20が可動バルブシートホルダ18に対して位置決めさ
れると共に、可動側のバルブシート20と可動バルブシ
ートホルダ18の相対回動が阻止されるようになってい
る。
に示すように、固定弁体4を構成する合成樹脂製バルブ
シート2の第1の弁孔14b及び第2の弁孔15bを第
3の弁孔16bに連通する連通穴23が形成されてい
る。尚、本実施の形態において、固定弁体4側の合成樹
脂製バルブシート2に摺動接触する可動側のバルブシー
ト20は、セラミックで形成されたものを使用するが、
これに限られず、合成樹脂で形成されたものを使用する
ようにしてもよい。
図3に示すように、その上面に長円形状の縦穴24を備
えたレバー係合部25が突出形成されており、このレバ
ー係合部25にレバー26の二面幅部27が係合される
ようになっている。そして、可動バルブシートホルダ1
8は、レバー係合部25に係合されるレバー26により
バルブケース3内を移動させられるようになっている。
部27が上記のレバー係合部25に係合され、バルブケ
ース3から外部に突出する他端側が図外の操作用レバー
ハンドル等に接続されるようになっており、中間部分に
形成された球状部28がバルブケース3及びスペーサ6
に形成された軸受け部30a,30bに支持されてお
り、球状部28を中心として揺動が可能で且つ回動がで
きるようになっている。尚、レバー26は、図1に示す
ように、二面幅部27の両端部31が円弧状に形成され
ており、可動バルブシートホルダ18を円滑に作動させ
ることができるように工夫されている。又、レバー26
は、図外の操作用レバーハンドル等と共にバルブ開閉操
作手段を構成している。
のように構成されているため、図2の状態において、図
1のレバー26を反時計回り方向に回動させることによ
り、可動弁体5を固定弁体4に対して反時計回り方向へ
回動させることができ、図4(a)に示すように、第1
の弁孔14bのみを連通穴23を介して第3の弁孔16
bに連通させることが可能になる。又、図2の状態にお
いて、図1のレバー26を時計回り方向に回動させるこ
とにより、可動弁体5を固定弁体4に対して時計回り方
向に回動させることができ、図4(b)に示すように、
第2の弁孔15bのみを連通穴23を介して第3の弁孔
16bに連通させることが可能になる。又、図1及び図
2の状態において、レバー26を揺動させることによ
り、可動側のバルブシート20が合成樹脂製バルブシー
ト2上を図2中右方向へ移動し、図5及び図6の状態へ
移行すると、可動側のバルブシート20の摺接面が第1
の弁孔14b及び第2の弁孔15bを塞ぎ、連通穴23
が第3の弁孔16bにのみ連通し、閉弁状態になる。
尚、例えば、第1の弁孔14a,14bを湯用弁孔と
し、第2の弁孔15a,15bを水用弁孔とし、第3の
弁孔16a,16bを混合水弁孔とすれば、図2の状態
においては湯と水が同量混合した温水が混合水弁孔16
bから流出し(符号b,c及び図1の符号a参照)、図
4(a)の状態においては湯のみが混合水弁孔16bか
ら流出し(符号d参照)、図4(b)の状態においては
水のみが混合水弁孔16bから流出することになる(符
号e参照)。又、図2の状態において、レバー26を回
動させて、可動側のバルブシート20を図中上下方向へ
僅かに移動させると、湯と水の混合割合が変化し、温水
の温度が変化する。又、図2の状態において、レバー2
6を揺動させて、可動側のバルブシート20を図中右方
向へ僅かに移動させると、湯と水の流量が絞られ、混合
水弁孔16bから流出する温水の量が減少する。
を構成するバルブシートを合成樹脂製バルブシート2と
し、可動側のバルブシート20に対向する面で且つ第1
の弁孔14b及び第2の弁孔15bの開口縁に、第1の
弁孔14b及び第2の弁孔15bを取り囲むように突起
17を形成し、この突起17を可動側のバルブシート2
0に摺動接触させ、第1の弁孔14b及び第2の弁孔1
5bのシールを行うようになっているため、突起17が
可動側のバルブシート20の摺動面に倣うように弾性変
形し、この弾性変形する突起17が優れた密封性能を発
揮する。
側のバルブシート20に摺動接触する固定側のバルブシ
ート2が合成樹脂で形成されているため、合成樹脂の自
己潤滑性により、バルブ作動(第1の弁孔14b及び第
2の弁孔15bの開閉)を長期間円滑に行うことができ
る。
樹脂製バルブシート2の突起17を可動側のバルブシー
ト20に摺動接触させ、第1の弁孔14b及び第2の弁
孔15bのシールを行うようになっているため、突起1
7のうちで可動側のバルブシート20に接触する面32
の面精度のみを高精度にすればよく、合成樹脂製バルブ
シート2の可動側のバルブシート20に対向する面全体
を高精度に加工する必要がない。しかも、上記したよう
に、合成樹脂製バルブシート2の突起17は、弾性変形
して可動側のバルブシート20の摺動面に密接するた
め、突起17の可動側のバルブシートに接触する面32
の面精度をセラミック製バルブシートの面精度ほど高精
度に加工する必要がない。加えて、合成樹脂の射出成形
において、小面積部分の方が大面積部分よりも高精度に
成形することが容易であるため、合成樹脂製バルブシー
ト2の小さな突起17は合成樹脂製バルブシート2の他
部よりも高精度で射出成形することができる。従って、
本実施の形態によれば、合成樹脂製バルブシート2を射
出成形だけで形成することができ、従来のセラミック製
のバルブシートに比較して加工工数を顕著に削減するこ
とができるため、固定弁体4側に使用される固定側のバ
ルブシート2の価格の低廉化を図ることができ、ひいて
はバルブユニット1の価格の低廉化を図ることができ
る。
ように、合成樹脂製バルブシート2の突起17を可動側
のバルブシート20に摺動接触させるようになっている
ため、合成樹脂製バルブシート2を射出成形金型からエ
ジェクトピンで押し出す際に、合成樹脂製バルブシート
2の可動側のバルブシート20に対向する面にエジェク
トピンの押圧痕がついても、そのエジェクトピンの押圧
痕が合成樹脂製バルブシート2の機能を損なうようなこ
とがない。
4a,14b及び第2の弁孔15a,15bが略円弧形
状に形成され、第3の弁孔16a,16bが略扇形形状
に形成され、連通穴23が円形に形成される態様を例示
したが、これに限られず、流入側の流路面積と流出側の
流路面積や各種設計条件等を考慮し、第1〜第3の弁孔
14a〜16bや連通穴23の形状を適宜変更してもよ
い。
うに、合成樹脂製バルブシート2及び可動側のバルブシ
ート20の外形を略円形形状に形成する態様を例示した
が、これに限られず、バルブシートとしての機能を発揮
するものである限り、合成樹脂製バルブシート2及び可
動側のバルブシート20の外形形状をバルブユニット1
の収容スペース等の設計条件に応じて適当な形状に変更
してもよい。
面形状を略矩形形状に形成する態様を例示したが、これ
に限られず、突起17が磨耗しても可動側のバルブシー
ト20との接触面積が大きく変化しない形状(例えば台
形形状等)に変更してもよい。
ートホルダ7は、バルブケース3に螺合されるか又は凹
凸係合等されることにより、バルブケース3に着脱可能
に固定される。
の形態において、設計条件等に応じて第1の弁孔14b
及び第2の弁孔15bを取り囲む突起17の高さを大き
くした結果、可動側のバルブシート20の倒れ(可動側
のバルブシート20が突起17の高さの分だけ傾いた状
態で合成樹脂製バルブシート2に摺動接触すること)が
バルブ性能に悪影響を与える虞が有る場合、図8(a)
に示す構成や図8(b)に示す構成を採用することが望
ましい。
の形態を示すものであり、合成樹脂製バルブシート2の
第3の弁孔16bの開口縁にも第1の弁孔14b及び第
2の弁孔15bの開口縁に形成した突起17と同様の支
持突起33を形成したものである。これにより、可動側
のバルブシート20の倒れを防止することができる。
尚、第3の弁孔16bの開口縁に形成する支持突起33
は、必ずしも連続して形成する必要はなく、可動側のバ
ルブシート20の倒れを防止することができれば、部分
的に形成するようにしてもよい。
形態を示すものであり、合成樹脂製バルブシート2の第
3の弁孔16bよりも外周側に、第1の弁孔14b及び
第2の弁孔15bの開口縁に形成した突起17と同じ高
さの円形形状の支持突起34を複数箇所形成したもので
ある。これにより可動側のバルブシート20の倒れを防
止することができる。尚、支持突起34は、円形形状に
限られず、可動側のバルブシート20の倒れを防止する
ことができれば、どのような形状でもよい。
ニット1は、二液混合栓としての湯水混合栓に使用する
例を示したが、これに限られず、流入側の第1の弁孔1
4a,14bと第2の弁孔15a,15bの両方から流
入する液体又はいずれか一方から流入する液体を流出側
の第3の弁孔16a,16bから流出させる二液混合栓
に広く使用することが可能である。
は、少なくとも固定側のバルブシートが合成樹脂で形成
され、この合成樹脂製バルブシートの可動側のバルブシ
ートに対向する面で且つ第1の弁孔及び第2の弁孔の開
口縁に、第1の弁孔及び第2の弁孔を取り囲むように突
起が形成されているため、この突起が可動側のバルブシ
ートの摺動面に倣うように弾性変形して優れた密封性能
を発揮する。
成樹脂で形成されているため、合成樹脂の自己潤滑性に
より、バルブ作動(第1の弁孔及び第2の弁孔の開閉)
が長期間円滑に行なわれる。
ての合成樹脂製バルブシートを射出成形のみで形成する
ことができるため、従来のセラミック製バルブシートを
使用する場合に比較して加工工数を顕著に削減すること
ができ、固定側のバルブシートの価格を低廉化すること
ができ、ひいてはバルブユニットの価格の低廉化を図る
ことができる。
トの一部を簡略化して示す開弁時の縦断面図である。
第2の弁孔と第3の弁孔が連通されている状態を示す固
定側のバルブシートの平面図である。
の開弁時の位置関係を示す図である。図4(a)は可動
側のバルブシートによって第1の弁孔と第3の弁孔が連
通されている状態を示す固定側のバルブシートの平面図
であり、図4(b)は可動側のバルブシートによって第
2の弁孔と第3の弁孔が連通されている状態を示す固定
側のバルブシートの平面図である。
トの一部を簡略化して示す閉弁時の縦断面図である。
第2の弁孔が閉じられている状態を示す固定側のバルブ
シートの平面図である。
して示す断面図である。
シートの平面図である。図8(a)は本発明の第2の実
施の形態を示す固定側のバルブシートの平面図であり、
図8(b)は本発明の第3の実施の形態を示す固定側の
バルブシートの平面図である。
(固定側のバルブシート)、3……バルブケース、5…
…可動弁体、14b……第1の弁孔、15b……第2の
弁孔、16b……第3の弁孔、17……突起、20……
可動側のバルブシート、23……連通穴、26……レバ
ー(バルブ開閉操作手段)、33,34……支持突起
Claims (4)
- 【請求項1】 バルブケース内に固定された固定側のバ
ルブシートとバルブケース内に移動可能に収容された可
動側のバルブシートが摺動接触できるように配置され、 前記固定側のバルブシートには、流入側の第1の弁孔及
び第2の弁孔が形成されると共に流出側の第3の弁孔が
形成され、 前記可動側のバルブシートには、開弁時に前記第1の弁
孔と第2の弁孔の少なくとも一方を前記第3の弁孔に連
通させ、閉弁時に前記第3の弁孔にのみ連通する連通穴
が形成され、 前記可動側のバルブシートがバルブ開閉操作手段により
開弁位置又は閉弁位置に移動させられるバルブユニット
において、 前記固定側のバルブシートと前記可動側のバルブシート
のうちの少なくとも固定側のバルブシートが合成樹脂で
形成され、 前記固定側のバルブシートの前記可動側バルブシートに
対向する面で且つ少なくとも前記第1の弁孔及び第2の
弁孔の開口縁には、前記第1の弁孔及び第2の弁孔を取
り囲む突起が形成されたことを特徴とするバルブユニッ
ト。 - 【請求項2】 前記固定側のバルブシートの前記可動側
のバルブシートに対向する面に、前記突起と共に前記可
動側のバルブシートを摺動可能に支持する支持突起が形
成されたことを特徴とする請求項1記載のバルブユニッ
ト。 - 【請求項3】 流入側の第1の弁孔及び第2の弁孔と流
出側の第3の弁孔を備え、このうち第1の弁孔及び第2
の弁孔の少なくとも一方が可動弁体によって前記第3の
弁孔に連通されるか、又は前記第1及び第2の弁孔が前
記可動弁体によって閉じられるように形成された合成樹
脂製バルブシートであって、 前記可動弁体に対向する面で且つ少なくとも前記第1の
弁孔及び第2の弁孔の開口縁には、前記可動弁体に摺動
接触する突起が前記第1の弁孔及び第2の弁孔を取り囲
むように形成されたことを特徴とする合成樹脂製バルブ
シート。 - 【請求項4】 前記突起と共に前記可動弁体に摺動接触
する支持突起が前記可動弁体に対向する面に形成された
ことを特徴とする請求項3記載の合成樹脂製バルブシー
ト。
Priority Applications (5)
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---|---|---|---|
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DE60011561T DE60011561T2 (de) | 1999-12-27 | 2000-12-18 | Ventileinheit und Ventilsitz aus Kunststoff |
EP00127710A EP1113204B1 (en) | 1999-12-27 | 2000-12-18 | Valve unit and synthetic resin valve seat |
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