JPH06213341A - 弁装置 - Google Patents

弁装置

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JPH06213341A
JPH06213341A JP23959193A JP23959193A JPH06213341A JP H06213341 A JPH06213341 A JP H06213341A JP 23959193 A JP23959193 A JP 23959193A JP 23959193 A JP23959193 A JP 23959193A JP H06213341 A JPH06213341 A JP H06213341A
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JP
Japan
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valve
water
valve body
carbon fiber
valve seat
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JP23959193A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Nakamura
一義 中村
Mitsuyo Nakamura
みつ代 中村
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Priority to PCT/JP1993/001399 priority patent/WO1994010485A1/ja
Priority to DE19934395517 priority patent/DE4395517T1/de
Publication of JPH06213341A publication Critical patent/JPH06213341A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K11/00Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves
    • F16K11/02Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves with all movable sealing faces moving as one unit
    • F16K11/06Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves with all movable sealing faces moving as one unit comprising only sliding valves, i.e. sliding closure elements
    • F16K11/078Multiple-way valves, e.g. mixing valves; Pipe fittings incorporating such valves with all movable sealing faces moving as one unit comprising only sliding valves, i.e. sliding closure elements with pivoted and linearly movable closure members
    • F16K11/0782Single-lever operated mixing valves with closure members having flat sealing faces
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K25/00Details relating to contact between valve members and seat
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/86493Multi-way valve unit
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10T137/86815Multiple inlet with single outlet

Abstract

(57)【要約】 【目的】 弁装置を、使用中に弁体の摺接面の表面粗さ
が増大することなく、異物の侵入によって傷つき難く、
また耐クリープ性などの機械的強度にも優れた弁体を装
着したものとして、止水性および操作性を改善する。 【構成】 弁座6と、この弁体に摺動自在に重ね合わさ
れた弁体7にそれぞれ切り欠きによる流通路15または
流入路13、14を形成し、弁座6、弁体7を、ポリシ
アノアリールエーテル樹脂35〜90重量%と、平均繊
維径が8μm以下の炭素繊維10〜65重量%とからな
る樹脂組成物の成形体または、前記炭素繊維10〜65
重量%の一部を平均粒径が20μm以下の耐熱性無機粉
末状充填剤に置換し、この耐熱性無機粉末状充填剤と前
記炭素繊維の総量が10〜65重量%である配合した樹
脂組成物の成形体で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水道水用水栓、温水
・冷水混合水栓、便器用温水洗浄器の流路切り換え栓な
どに用いられ、摺接する弁体の変位により止水または流
量調整を行なう弁装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般の家庭用水道に用いられている温水
と冷水を混合する弁装置を、図1乃至図4を参照して説
明すると、このものは、弁箱1の側面に流出路2を有
し、弁収納凹部5内に、弁座6と弁体7およびシールリ
ング8とが下から順に重なった状態で収納され、弁箱1
の上部内側に回動自在に取付けられたレバーホルダ9に
は弁体7を操作するレバー10が取付けられている。
【0003】弁座6は、弁収納凹部5内のベース12に
設けた突起11との嵌まり合いによってベース12に固
定され、ハの字型に配置された一対の長穴状の流入路1
3、14が、ベース12に貫通して形成された円孔状の
流入路3、4と連通可能である。
【0004】また、弁収納凹部5の内径よりも小径の円
盤形に形成された弁体7は、弁座6およびシールリング
8に対して摺動が自在になっていると共に、弁座6に対
する摺動面に形成された2つの切欠き部分からなる流通
路15を有し、これにより流出路2と流入路13、14
を連通可能である。
【0005】そして、弁座6とベース12との間にはゴ
ム製のパッキン16が組み込まれ、かつシールリング8
の上面にはゴム製のOリング19が組み込まれているの
で、パッキン16およびOリング19の弾性によって、
ベース12と弁座6、弁座6と弁体7、弁体7とシール
リング8の間がそれぞれ液密に接する。
【0006】また、弁体7とレバー10とはリンク棒1
7を介して連動して、このリンク棒17がレバーホルダ
9にピン18で支持され、レバー10を上下および回動
させることによって弁体7を前後左右に駆動し、流通路
15の変位により、温水・冷水および混合水の取り出し
と閉栓とが行えるようになっている。
【0007】なお、図1および図2は、弁体7が同図右
側に最も変位し、流通路15が両流入路13,14の何
れにも連通しない状態を示し、図3は流通路15が一方
の流通路13と連通する弁体7の位置を示し、すなわち
温水または冷水が単独で取り出される状態を示し、図4
は、流通路15が両流通路13および14と連通する弁
体7の位置を示し、混合水の取り出し状態を示してい
る。
【0008】このような弁体7または弁座6は、いずれ
か一方をセラミックスで成形し、他方はフッ素樹脂、超
高分子量ポリエチレンなどの自己潤滑性を有する樹脂ま
たは二硫化モリブデン、カーボンなどの潤滑性を高める
フィラーを充填した樹脂で構成することが特開昭63−
36765号公報に開示されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の自己潤
滑性樹脂製の弁体は耐クリープ性に劣り、繊維類充填材
で補強しても、樹脂と補強剤とのヌレ性が悪いので、充
分な補強効果が得られずに低い水圧にしか耐えられな
い。また、自己潤滑性樹脂以外の補強効果の大きい樹脂
に自己潤滑性を有するフィラーを充填して弁体に所要の
潤滑性を得るためには、多量の潤滑性フィラーを添加す
る必要があり、これでは衝撃強度または耐クリープ性は
著しく低下して、クラック発生または止水不良などの問
題が生じる。
【0010】耐クリープ性および潤滑性をいずれもある
程度改善したものとしては、ポリフェニレンサルファイ
ド樹脂25〜80重量%と平均繊維径が8μm以下の炭
素繊維20〜75重量%からなり、さらに天然マイカな
どの無機粉末充填剤を配合した樹脂組成物が、特開平2
−190677号に開示されている。
【0011】しかし、ポリフェニレンサルファイドを主
要成分とする弁体同士の摺接面は、僅かの平面度の狂い
があっても液密に摺接できず、このため摩耗によって表
面粗さが増大した場合や、膨潤、クリープ、機械的また
は熱的な衝撃によって平面度に狂いが生じた場合に漏水
し易いという問題点がある。
【0012】また、このような合成樹脂製の弁体または
弁座を装着した弁装置に漏水が発生する他の原因として
は、使用中に弁座と弁体の摺接面に異物が侵入し、この
摺接面に傷が付いて止水性能が低下する場合もある。
【0013】そこで、この発明においては上記したよう
な問題点を解決するため、弁装置を、使用中に摺接面の
表面粗さが増大することがなく、または異物の侵入によ
って傷つき難く、また耐クリープ性などの機械的強度に
も優れた弁体を装着した弁装置として、長時間連続して
使用した場合の止水性および操作性を充分に改善できる
ものとすることを課題としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、弁座に流入路を設け、この弁
座に摺接する弁体に流通路を設け、弁体の摺動による流
通路の変位により、流通路と流入路の連通と遮断を行な
うようにした弁装置において、前記の弁座または弁体の
少なくとも一方がポリシアノアリールエーテル樹脂35
〜90重量%と、平均繊維径が8μm以下の炭素繊維1
0〜65重量%とからなる樹脂組成物の成形体とした構
成を採用したのである。
【0015】または、前記炭素繊維10〜65重量%の
一部を平均粒径が20μm以下の耐熱性無機粉末状充填
剤に置換してもよく、または前記の耐熱性無機粉末状充
填剤の全部または一部が平均粒径10μm以下のセラミ
ックス粉末とした弁装置を採用することもできる。
【0016】以下に、その詳細を述べる。まず、この発
明におけるポリシアノアリールエーテル樹脂(以下、P
ENと略記する。)は、下記化1の式で示す繰り返し単
位からなる化合物、またはこの繰り返し単位と共に下記
化2の式で示す他の繰り返し単位とが、PEN本来の特
性を失われない範囲で、約20モル%以下の比率で共存
した重合体である。
【0017】
【化1】
【0018】
【化2】
【0019】このようなPENは、たとえば、p−クロ
ルフェノールを溶媒とする0.2g/dl濃度の溶液の
60℃における還元粘度(ηsp/C)が0.3dl/
g以上のものが好ましい。これらは、たとえば出光興産
社から、ポリエーテルニトリル(ID300)として市
販されている。なお、PENの製造方法は、特開昭63
−3059号公報の実施例においても開示されている。
【0020】つぎに、この発明で用いる炭素繊維として
は、平均繊維径が8μm以下であればアクリルニトリル
系、ピッチ系、セルロース系などの繊維を、原料を特に
限定することなく用いることができる。特に、アクリル
ニトリル系の炭素繊維は、耐クリープ性など機械的特性
の補強効果の優れる点で好ましいものである。
【0021】炭素繊維の弾性率は、通常24000kg
f/mm2 程度であるが、この発明においては3500
0kgf/mm2 以上の弾性率を有する炭素繊維を使用
することが好ましい。なぜなら、低弾性率の炭素繊維の
場合には、摺動抵抗により摺動面間に折れ曲がった炭素
繊維が存在し、潤滑性に悪影響及ぼしたり、樹脂製弁体
の摩耗を促進することがあるのに対して、弾性率が35
000kgf/mm2以上の高弾性率を有する炭素繊維
は、相手材によって炭素繊維のエッジ部から軽い力で次
第に粉状に擦り取られるから、摩擦摩耗にほとんど悪影
響を与えないからではないかと思われる。このような推
定の理由から、炭素繊維は引っ張り伸び率の小さいも
の、具体的には引っ張り伸び率1.0%以下のものが好
ましい。
【0022】また、このような炭素繊維の繊維長は、特
に限定するものではないが、1〜6mm程度のものが望
ましい。なぜなら1mm未満の短繊維では、混練時の応
力でさらに短くなって強化材としての効果が低下し、一
方、6mmを越える長繊維では、混練時の分散性が悪く
なって好ましくないからである。また、炭素繊維の径
は、8μm以下のものを用い、特に平均繊維径8μm以
下のものが望ましい。なぜなら、摺接面において材料組
織から脱落したり、または相手材によって折り曲げられ
たりした炭素繊維が存在するが、前述のとおり、それら
は出来るだけ小さい単位、たとえば粉状であることが、
潤滑性、耐磨耗性にとって有利であり、また、後述する
成形後の摺動面の後加工において、小さくて良好な面粗
さを得る上で肝要だからである。
【0023】また、このような炭素繊維の所要量の一部
を平均粒径20μm以下の耐熱性無機粉末状充填剤で置
換することが好ましい。ここでいう耐熱性無機粉末状充
填剤とは、主要成分であるPENの成形温度、すなわち
330〜400℃に耐える無機物質であって、たとえば
マイカ、タルク、カオリン、炭酸カルシウム、カーボ
ン、グラファイト、シリカ、クレー、炭酸マグネシウ
ム、三酸化アンチモン、ガラスビーズ、ガラスバルーン
などを例示することができる。
【0024】そして、後述する成形後の摺動面の加工時
に1.0μm以下の表面粗さ(Ra)を得るためには、
これら耐熱性無機物質の平均粒径を20μm以下にする
ことが望ましい。なかでも平均粒径が20μm以下であ
って、1〜50μmの範囲の粒子が80重量%以上を占
めていることが好ましいが、平均粒径が10μm以下
で、しかも1〜30μmの範囲の粒子が80重量%以上
を占めることがさらに好ましい。
【0025】このような無機粉末状物質を添加した樹脂
組成物は、炭素繊維だけを用いた際の成形時に生じる熱
膨張率または機械的強度の異方性を良好な耐クリープ性
および高弾性を維持したまま減少させることができ、特
に温水、冷水の混合水栓用弁装置として使用した場合、
より確度の高い止水性を得ることができる。さらに、無
機粉体のうち、マイカ、炭酸カルシウム、タルクなど
は、潤滑性向上に寄与し、ハンドルトルクを低下させる
ので、特に好ましいものであり、また、カオリンまたは
グラファイト(粒状フェノールを黒鉛化したもの)など
は耐摩耗性向上に寄与し、耐久性に優れた弁を得るため
に特に好ましいものである。
【0026】この発明に用いるセラミックス粉末は、そ
の化学組成を特に限定するものではなく、酸化物系セラ
ミックスまたは非酸化物系セラミックスのいずれであっ
てもよい。すなわち、このようなセラミックス粉末を例
示すると、窒化ホウ素、窒化ケイ素などの窒素化合物、
ホウ素化合物、ケイ素化合物などが挙げられる。このよ
うなセラミックス粉末は、その平均粒径が10μm以下
のもの、好ましくは1〜10μmのものを採用する。な
ぜなら、平均粒径1μm未満の小径では射出成形時に増
粘して射出困難になって好ましくなく、平均粒径が10
μmを越える大径では平面研磨が困難になり、それに伴
って止水性または操作力等の諸特性が低下して好ましく
ないからである。そして、これらセラミックス粉末の硬
さは、ビッカース硬度5000N/mm2 以上であるこ
とが好ましい。なぜなら、上記硬度未満の硬さでは、弁
体または弁座の摺動面に金属片などの比較的硬質の異物
が侵入した際に、傷つくことを防止できないからであ
る。
【0027】この発明における弁装置の樹脂弁体を構成
する原材料の配合比は、PEN35〜90重量%に対し
て炭素繊維10〜65重量%であるか、さらに前記炭素
繊維10〜65重量%の一部を耐熱性無機粉末状充填剤
に置換し、この耐熱性無機粉末状充填剤と前記炭素繊維
の総量が10〜65重量%となるようにしてもよい。な
ぜならば、PENが上記所定範囲を越える多量では、弾
性率が小さすぎて弁体の充分な止水ができず、また所定
範囲未満の少量では成形性が悪く、しかも耐衝撃強さが
著しく低下するからである。
【0028】なお、この弁装置の樹脂弁体を構成する組
成物においては、通常の成形用樹脂組成物の添加剤とし
て用いられる二硫化モリブデン、フッ素樹脂、シリコー
ン油、フッ素化油などの潤滑性向上剤、ガラス繊維、ボ
ロン繊維、ウォラストナイト、チタン酸カリウムホイス
カーなどの強化剤、その他金属配化物などの増量剤、さ
らには顔料などであって、いずれもPENの成形温度に
耐える物質を、この発明の目的を阻害しない範囲で添加
してもよい。
【0029】また、この発明の弁装置の弁体は、上述し
たPENと炭素繊維、さらには無機粉末状充填剤を混合
し、これを成形することによって製造されるが、混合す
る方法はとくに限定されるものでなく、たとえば、これ
ら諸原材料および必要に応じて各種添加剤をそれぞれ別
個に、または二種以上を同時にヘンシェルミキサー、ボ
ールミル、タンブラーミキサー等の混合機を用いて乾式
混合した後、熱ロール、ニーダ、バンバリーミキサー、
溶融押出機などで溶融混合して所定の形状に溶融成形す
ればよい。
【0030】この際の溶融混合温度は、PEN樹脂が溶
融する温度以上、具体的には330〜400℃、好まし
くは340〜380℃である。また、溶融成形法も特に
限定するものではないが、量産性、低コスト化を考えれ
ば、射出成形法が好ましい。射出成形だけで摺接面の平
面度も含めて最終形状を得ることは非常に難しいので、
射出成形直後に同じ金型内で圧縮成形の行なえる、いわ
ゆる射出圧縮成形が有利である。
【0031】成形後には摺動表面の優れた平面度を出す
ために後加工を行なうことが好ましく、たとえば平面研
削盤などで成形品素材の平行度および平面度を整えた
後、ラップ機で10〜50μm程度表面を磨き取る。こ
の際のラップ砥粒には、アルミナ、炭化ケイ素などを主
成分としたものを用いればよく、その粒度は非常に細か
いものが適当である。
【0032】なお、金属よりも軟質の樹脂を硬質の砥粒
でラップする際に、樹脂に砥粒がめり込んでしまうので
はないかと予想されたが、樹脂に砥粒がめり込むことは
ほとんどなく、小さくて良好な平面度および表面粗さを
得ることができた。その理由は定かではないが、砥粒は
硬質であるほうがかえって被ラップ材料の発熱を少なく
し、その結果、表面硬度または降伏点応力等の低下が少
なくなるのではないかと推測された。いずれにしても、
このような平面研磨と同時に平面度も仕上げる。このよ
うな、研削およびラップに用いる装置は、多数個取りが
容易であり、また素材が樹脂であることから、セラミッ
クス、金属などの場合と比べて非常に短時間で加工する
ことができるため、低コストで製造することができる。
【0033】
【作用】請求項1に記載の発明における弁装置は、弁座
もしくは弁体の少なくとも一つが、ポリシアノアリール
エーテル樹脂と平均繊維径が8μm以下の炭素繊維の所
定量とからなる樹脂組成物の成形体であるので、この弁
座もしくは弁体が潤滑性および耐摩耗性に優れ、機械的
および熱的な衝撃に強く、摺接面の表面粗さ、平面度に
おいても極めて精度の高い状態で成形され、しかも、長
期間連続して使用した場合でも実用上の止水性、および
操作性を長時間に亘って発揮する。
【0034】この傾向は、炭素繊維の配合量の一部を所
定の耐熱性無機粉末状充填剤に置換した請求項2の発明
において、さらに顕著である。
【0035】また、請求項3に記載の発明では、耐熱性
無機粉末状充填剤として所定平均粒径のセラミックス粉
末を含有する弁体を用いたので、弁体の摺動面は硬質化
して異物の噛み込んだ状態で傷つき難く、漏水防止性に
優れたものになる。
【0036】
【実施例】実施例および比較例に使用した原材料を一括
して示すと以下の通りである。なお、( )内には略称
を示し、配合割合は全て重量%で示した。
【0037】(1)ポリシアノアリールエーテル樹脂
(PEN) 出光興産社製:ID300、 (2)四フッ化エチレン樹脂(PTFE) 三井デュポン・フロロケミカル社製:テフロン−7
J)、 (3)超高分子量ポリエチレン(HMWPE) 三井石油化学社製:リュブマー、射出成形グレード)、 (4)ポリエーテルイミド樹脂(PEI) 米国ゼネラルエレクロニックス社製:ウルテム100
0、 (5)ポリエーテルサルホン樹脂(PES) 英国アイ・シー・アイ社製:ビクトレックス4800
P、 (6)炭素繊維−1(HTA) 東レ社製:ベスファイトHTA、繊維径7.2μm、引
張り弾性率24000kgf/mm2 、引張り伸び率
1.52%、 (7)炭素繊維−2(HM−35) 東レ社製:ベスファイトHM−35、繊維径6.7μ
m、引張り弾性率35000kgf/mm2 、引張り伸
び率0.77%、 (8)炭素繊維−3(KCF) 呉羽化学工業社製:クレカチョップドC−106S、繊
維径14.5μm、引張り弾性率3200kgf/mm
2 、引張り伸び率2.2%、 (9)炭素繊維−4(HM−50) 鹿島石油社製:カーボニックHM50、繊維径10μ
m、引張り弾性率50000kgf/mm2 、引張り伸
び率0.56%、 (10)ガラス繊維(GF) 旭ファイバーグラス社製:チョップドストランド、繊維
径13μm、アミノシランカップリング剤処理品 (11)チタン酸カリウムホイスカー(PTW) 大塚化学社製:ティスモD101、繊維径0.3μm、
アミノシランカップリング剤処理品、 (12)カオリン(カオリン) 白石カルシウム社製:STフィラーST−100、平均
粒径2μm、50μm以下約98%、 (13)マイカ−1(マイカ−1) カナダマイカ社製:マイカS−325、平均粒径13μ
m、50μm以下約99%、 (14)マイカ−2(マイカ−2) カナダマイカ社製:マイカS−200、平均粒径60μ
m、50μm以下約40%、 (15)炭酸カルシウム(炭カル) 日窒工業社製:NA−600、平均粒径 3.5μm、
50μm以下約98%、 (16)タルク(タルク) 松村産業社製:ハイフィラー#12、平均粒径 4μ
m、50μm以下約98%、 (17)窒化ケイ素粉末 電気化学工業社製:SN−5S、平均粒径5μm (18)窒化ホウ素粉末 電気化学工業社製:GP、粒径1〜5μm (19)ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS) トープレン社製:T−4 (20)ポリエーテルエーテルケトン樹脂(PEEK) 英国アイ・シー・アイ社製:ビクトレックス450P。
【0038】実施例1〜12:炭素繊維をエポキシ系サ
イジング剤で集束させ、繊維長6mmに切断し、諸原材
料を表1または表2に示す配合割合で予め乾式混合した
後、二軸押し出し機(池貝鉄工社製:PCM−30)に
供給し、シリンダー温度360℃、スクリュー回転数5
0rpmの条件で押し出して造粒した。得られたペレッ
トをシリンダー温度370℃、射出圧700〜1800
kgf/cm2 、金型温度190℃の条件のもとに射出
成形し、図1から図4に示すような構造であるKVK社
製シングルレバー混合栓KM300Nと同型の弁体を得
た。
【0039】なお、この樹脂製の弁体は、成形後、その
摺接面を平面研削盤にて平面度を高め、さらにラップ機
で表面粗さを充分に低下させた。
【0040】このようにして得られた弁体とアルミナ製
弁座とからなる弁装置を用いて、以下のような実用的機
能試験を行ない、止水性、表面形状および磨耗係数の変
化量をそれぞれ測定し、その結果を表1に併記した。
【0041】実用的機能試験: (1)止水性とハンドルトルク KVK社製のシングルレバー式混合栓KM300Nを用
い、図1の弁体7のディスクをこの実施例の樹脂製と
し、摺接する弁座6をアルミナ製として、耐久試験前の
初期のトルク試験と止水試験を行なった。トルク試験に
おいては、レバーの上下(止水、流れ、流量調節)、左
右(温水、冷水の温度調節)のトルクを、シンポ工業社
製のデジタルフォースゲージDFG−2Kを用いて測定
し、止水試験においては、レバーを中央下部(止水状
態)とし、ポンプによって水圧を最大10.0kgf/
cm2 までかけ、1分間全く水漏れしない最大水圧を測
定した。
【0042】これらの初期試験において、トルクが5k
g・cm以下で、止水試験が水圧10.0kgf/cm
2 において完全に止水したものについて、シングルレバ
ー式混合水栓耐久試験機(図示省略)に初期試験したも
と同じシングルレバー式混合栓のレバー10を連結し、
第5図に示すように、レバー10を右端上部Ruから右
端下部Rd(冷水)→左端下部Ld(熱湯90℃)→左
端上部Lu(止水)→左端下部Ld(熱湯90℃)→中
央下部Cd(温水)→中央上部Cu(止水)→中央下部
Cd(温水)→右端下部Rd(冷水)→右端上部Ru
(止水)を1サイクル(所要時間約25秒)として、2
0万サイクルの耐久試験を行ない、10万サイクルおよ
び20万サイクルの試験後のトルクと止水性とを初期と
同様の方法で確認した。なお、止水性の低下したものに
ついては、それ以上の耐久試験は行わなかった。
【0043】(2)表面粗さ 表面粗さ計(日本真空社製:DektakII型)を使
用し、弁体摺接部(図1の弁体7)の表面粗さRa(μ
m)を測定した。
【0044】(3)実機傷試験 KVK社製のシングルレバー式混合栓KM300を用
い、図1の弁体7に実施例4〜6の弁体を採用し、弁座
6をアルミナ製としてそれぞれ装着した。次に、図1に
おける流入路3または流入路4から平均粒径3μmの金
属片(鉋金)1gを通水量8リットル/分の水と共に流
入させ、レバー10を前記耐久試験と同じ動作で10サ
イクル操作した。その後、弁体7の摺接面を上記表面粗
さ計を用いて調べ、この結果を、全く傷がないもの☆
印、傷の深さが1μm未満のもの○印、傷の深さが1μ
m以上のもの△印の三段階に評価して、結果を表1中に
示した。
【0045】
【表1】
【0046】
【表2】
【0047】
【表3】
【0048】
【表4】
【0049】実施例13:図1の弁座6および弁体7と
して、実施例11と同じ配合割合、造粒条件、成形条件
および加工条件によって得た樹脂製の試験片をKVK社
製のシングルレバー式混合栓KM300Nに装着して弁
装置を構成し、実施例1〜10と同様に諸特性を調べ
た。得られた結果を表2に原材料の配合割合と共に示し
た。
【0050】(3)吸水前後の止水性 図1に示した弁装置と同じ構造のKVK社製のシングル
レバー式混合栓KM300Nに、アルミナ製の弁座およ
び実施例2の弁体を装着し、実験開始直後(初期)の止
水性、および90℃の熱湯に200時間浸漬した後の止
水性を調べた。この止水性試験では、レバーを中央下部
(止水状態)とし、ポンプによって水圧を10.0kg
f/cm2 までかけて30秒間保持し、その間の漏水に
よる圧力降下量を測定した。
【0051】(4)吸水前後の表面形状の変化 表面粗さ計(日本真空社製:DektakII型)を使
用し、弁体摺接部の使用前の表面形状と、90℃の熱湯
に200時間浸漬した吸水後の表面形状を測定し、その
変化量が3μm未満のものを☆印、3μm以上5μm未
満のものを○印、5μm以上のものを×印として三段階
に評価した。
【0052】比較例1〜10:比較例1〜6は、表3に
示すような割合で諸原材料を配合した以外は実施例1と
全く同じ操作を行なって図1の弁体7を作成し、比較例
7は炭素繊維のサイジング剤を熱処理により飛ばした
後、繊維長1mmに切断し、表3に示す割合でヘンシェ
ルミキサーを用いて乾式混合し、さらにプレスを用いて
500kgf/cm2 の圧をかけて取り出した後、37
0℃の温度で焼成し、冷却後機械加工にて弁体7を製作
した。比較例8〜10は、表3に示す配合割合で予め乾
式混合した後、二軸押出機(池貝鉄工社製:PCM−3
0)に供給し、シリンダー温度260℃、スクリュー回
転数50rpmの条件で比較例9および10について
は、シリンダー温度350℃、スクリュー回転数50r
pmの条件でそれぞれ押し出し造粒した。さらに、得ら
れたペレットを比較例8においては、シリンダー温度2
70℃、射出圧600kgf/cm2 、金型温度50℃
の条件のもとで、比較例9および10については、シリ
ンダー温度370℃、射出圧800kgf/cm2 、金
型温度170℃の条件のもとでそれぞれ射出成形し、弁
体7を作成した。これら弁体は、実施例1と同様にして
摺接面の研磨およびラッピングを行なった。得られた弁
体の表面粗さとその実用的機能試験をおこない、その結
果を表3中に併記した。
【0053】比較例11:図1の弁座6および弁体7の
双方を比較例2と同じ配合割合、造粒条件、成形条件お
よび加工条件で作成し、実施例1〜12と同じように諸
特性を調べ、得られた結果を表3に併記した。
【0054】比較例12、13:図1の弁体7として、
表4に示す割合で諸原材料を配合した以外は、実施例2
と全く同様の弁体およびアルミナ製の弁座を有する弁装
置として、諸特性を前記した実験(3)、(4)によっ
て調べ、結果を表4に併記した。
【0055】表1〜表4の結果から明らかなように、実
施例1〜13は、いずれも表面粗さが小さく、実用的機
能試験における20万サイクル後の耐久試験結果も耐久
試験開始前と同様に、最大10.0kgf/cm2 の水
圧で全く漏れがなく、ハンドルトルクも非常に小さくな
って優れていた。なかでも、粉末状充填剤を併用した実
施例4,5,6,7,8,9,10,11,13さら
に、35000kgf/mm2 以上の高弾性率をもった
炭素繊維を使った実施例7は、特にハンドルトルクが小
さく優れていた。
【0056】また、粉末状充填剤として、セラミックス
粉末を添加した実施例5または実施例6は、実機傷試験
において全く傷がつかないか、または深さ1μm以下の
傷しか形成されなかった。この結果は、粉末状充填剤と
してマイカを採用した実施例4より優れていた。
【0057】一方、繊維径が8μm以下の炭素繊維を使
用しても添加量が所定量未満の比較例1、炭素繊維以外
を用いた比較例5、併用する粉末状充填剤の平均粒径が
20μmを越えるものを用いた比較例6は、いずれも耐
久試験前からすでに10.0kgf/cm2 の水圧を止
水することができず、またハンドルトルクも実施例にく
らべて大きかった。さらに、PEN以外の樹脂を使用し
た比較例7および8は、いずれもハンドルトルクは小さ
いが、止水性能が著しく劣っていた。また、ポリエーテ
ルイミド樹脂またはポリエーテルサルフォン樹脂を用い
た比較例9および10は、止水性は優れても、ハンドル
トルクは異常に大きく実使用に耐えないものであった。
【0058】また、炭素繊維の繊維径が太すぎる比較例
2および3は、ハンドルトルクが大きく、比較例2は1
0万サイクル後に、比較例3は、20万サイクル後に止
水性が低下した。ガラス繊維を用いた比較例4は、ハン
ドルトルクも大きく、止水性も劣っていた。
【0059】合成樹脂製の弁体または弁座同士の組合わ
せであっても、所定の組成でない弁体または弁座を使用
した比較例11は、耐久試験においての止水性が実施例
11に比べて著しく低いものであった。
【0060】このように、比較例1〜11は、いずれも
実用的機能試験において,止水性および低ハンドルトル
クの持続性ともに劣っており、表面粗さにおいても比較
例4、7および8は劣るものであった。
【0061】
【効果】この発明は、以上説明したように、弁座または
弁体の少なくとも一つが、ポリシアノアリールエーテル
樹脂と所定の炭素繊維の所定量とからなる樹脂組成物の
成形体である弁装置としたので、冷水から熱水までの幅
広い温度領域において長時間連続して使用した場合で
も、実用上の止水性を充分に発揮し、レバーなどによる
操作性は長期間に亘って満足できる弁装置となる利点が
ある。そして、炭素繊維の配合量の一部を所定の耐熱性
無機粉末状充填剤に置換し、または所定平均粒径のセラ
ミックス粉末を含有する弁体を用いたものとしたので、
長期間の使用条件でも弁体が傷付かない利点も備えた弁
装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】家庭用水道に用いられる温水・冷水混合栓の構
造を例示する縦断面図
【図2】弁装置の作動状態を説明する横断面図
【図3】弁装置の作動状態を説明する横断面図
【図4】弁装置の作動状態を説明する横断面図
【図5】図1の外観を示す斜視図
【符号の説明】 1 ハウジング 2 流出路 3、4、13、14 流入路 5 弁収納凹部 6 弁座 7 弁体 8 シールリング 10 レバー 12 ベース 16 Oリング

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁座に流入路を設け、この弁座に摺接す
    る弁体に流通路を設け、弁体の摺動による流通路の変位
    により、流通路と流入路の連通と遮断を行なうようにし
    た弁装置において、 前記の弁座または弁体の少なくとも一方がポリシアノア
    リールエーテル樹脂35〜90重量%と、平均繊維径が
    8μm以下の炭素繊維10〜65重量%とからなる樹脂
    組成物の成形体であることを特徴とする弁装置。
  2. 【請求項2】 前記炭素繊維10〜65重量%の一部を
    平均粒径が20μm以下の耐熱性無機粉末状充填剤に置
    換した請求項1記載の弁装置。
  3. 【請求項3】 前記の耐熱性無機粉末状充填剤の全部ま
    たは一部が平均粒径10μm以下のセラミックス粉末で
    ある請求項2記載の弁装置。
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