JP2001182258A - 雨樋の接続部構造 - Google Patents
雨樋の接続部構造Info
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- E04D13/04—Roof drainage; Drainage fittings in flat roofs, balconies or the like
- E04D13/08—Down pipes; Special clamping means therefor
- E04D2013/0833—Elbow pieces
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Abstract
部分にシール材などを塗布して施工した場合、自重によ
り接続部分が折れ曲がるように変形したり、あるいはシ
ール材が硬化するまでの間に嵌合部分がずれたりするこ
とがあった。この状態でシール材が硬化すると、施工後
の嵌合部分が変形したり、また隙間があいて雨漏れを起
こしたり、また樋がはずれてしまうこともあった。 【解決手段】上記課題の解決に対し本願に係る雨樋の接
続部構造は、呼び樋などの嵌合部分を内外の両面より、
固定板及び押え板などにより挟着固定して上記課題の解
決を図ったものである。これにより嵌合部分のシール材
が硬化するまでの間に変形したり、また嵌合位置がずれ
たり外れたりすることを防ぐものである。
Description
し、特に角筒状雨樋の水平に近い軒下部分の接続部に適
用して効果が得られるものである。
水を地上に排水するまでに排水筒や呼び樋などを導い
て、縦樋あるいはエルボなどにより地上に排水される。
この排水筒や呼び樋、あるいは呼び樋どうしなどの接続
作業は、従来より端部どうしを嵌合接続して施工され、
雨漏れの防止のため嵌合部分にシール材などを塗布して
施工するものであった。すなわち排水筒や呼び樋を接続
する場合は、排水筒の端部に次の呼び樋の端部を嵌合さ
せ、その際予め排水筒の端部には水漏れの防止などのた
めにシール材を塗布して施工していた。
や角筒の雨樋などその形状にかかわらずそれぞれの端部
を嵌合して行われている構造であるが、特に角形の雨樋
の場合は嵌合部分にずれや隙間などを生じやすいもので
あった。
われていた雨樋の接続部構造は、シール材を端部に塗布
して嵌合したり、また嵌合接続した部分が自重により折
れ曲がるように変形したりすることがあり、特にシール
材が硬化するまでの間に嵌合部分がずれたり変形したり
することがあった。特に軒下が長いと樋の引き回しも複
雑となり、呼び樋を複数本接続しなければならないとき
にはこのような傾向も著しかった。
ル材などを塗布して嵌合したときに、シール材が硬化す
るまでの間、位置がずれたりまた呼び樋などの自重で嵌
合部分がずれてしまうことがあった。これはシール材が
硬化するまでの間は、シール材が潤滑してずれたり、ま
た自重を十分に支えられないことから生じるものであっ
た。
ように変形したりずれたりしてしまうと、嵌合部分に隙
間を生じたりすることがあり、これらは水漏れの恐れも
あり、また施工後の外観も好ましいものではなかった。
この端部どうしを外嵌して接続する方式のもので、ずれ
ないようにするには別に固定するために針金で吊ってお
くなどの養生をしておかなければならず、これらの養生
作業は面倒で手間の掛かるものであり、また後で取り外
すなどの作業が必要であった。
し、本発明に係る雨樋の接続部構造は、相互に嵌合接続
する雨樋の端部において、嵌合部分を上下の両面から挟
着するように固定板を配置し、それらをネジなどにより
締め付けて挟着固定する構造としたものである。
れ曲がるような変形や、ズレを防止するため、嵌合部分
の上部を内面と外面の両方から固定板および押え板を用
いて挟着しネジなどにて固定するものである。このよう
に嵌合部分を固定されてなる雨樋の接続部構造は、従来
とほとんど同様の作業手順によって嵌合位置が正確に決
まり、嵌合接続した後に折れ曲がるように変形したり、
また嵌合部分がずれたり抜けたりする恐れも無く確実に
施工できるものである。
に際し、嵌合部分が挟着されるようにして固定されるた
め、自重により折れ曲がるような力がかかっても変形す
ることも無くなるものである。また嵌合部分にシール材
などを塗布して嵌合したときに、そのシール材が硬化す
るまでの間に嵌合部分が移動して位置がずれたりするこ
ともないものとなる。
同様の方法で施工でき、位置ずれや隙間も生じないで容
易に行え、作業に熟練の必要もなく誰でも容易に行える
ものである。これにより施工後に嵌合部分から水漏れな
どの恐れもなく、施工後の外観も極めて良好に施工でき
るものである。
り詳説する。図1は屋根Aから軒樋Bに雨水を流下さ
せ、排水筒1と呼び樋2、エルボE、控金具Dにより固
定された縦樋Cの側面図を示す。図2はその排水筒1と
呼び樋2、及び接続具Fの拡大斜視図である。
0.6mm程度の銅板あるいはステンレス鋼板などの金
属薄板を折曲して略角筒形に成形される。排水筒1は軒
樋Bの底面に接続する上方が開口し、下部が軒下に沿う
ようにほぼ直角に曲成されて水下側には接続筒12が延
設されている。
4箇所に形成されており、段差13は次に接続する呼び
樋2のハゼ部22を逃げるためのものであり、図示する
ようなハゼ部22のない部品を接続する時には必要のな
いものである。また接続筒12の上面板12aには固定
孔12cが二箇所に窄設され、また側隅部に沿ってスリ
ット状の挿入孔12bが片側に二箇所ずつ設けられてい
る。
ようにしてハゼ部22にて接続され、上面には切込み2
1が二箇所形成されている。この切込み21は後述する
ようにネジ44を逃げる為に形成するもので、呼び樋2
を適宜な長さに切断した後に施工時に鋏などで切り取る
ものである。
は、それぞれ端部どうしを嵌合して接続する大きさと形
状になっている。排水筒1と呼び樋2は、通常軒下を水
平方向に配置して接続され(図1)、シール材などを嵌
合部分に塗布して施工するものであるが、この嵌合部分
は下方に折れ曲がるような力が掛かりやすいものであ
る。これはシール材が硬化するまでの間が特にその恐れ
が強いものであった。
るために、嵌合部分に強度をもたせるために接続具Fに
て挟着して施工する。接続具Fは固定板3と押え板4よ
り構成され(図2)、0.6mmないし1.0mm程度
の銅板、あるいは亜鉛アルミメッキ鋼板あるいはステン
レス鋼板などを折曲して成形される。
さ2mm乃至3mm程度の立設板31が形成され、側面
側には更に高くなった差込み片32が二箇所ずつ形成さ
れ、上面板12aの下面側に配置しるものである。この
差込み片32は内面側より上部に突出するように、前記
挿入孔12bに差し込んで固定するものである。また底
面には上方に向けて突出したバーリング孔35が二箇所
設けられ、その内周にはネジ孔34が二箇所形成されて
いる。ネジ孔34は前記固定孔12cと対応した位置に
形成され、ネジ4にて押え板4と固定するものである。
折曲して得られ、平坦な本体41に続いて水下側に上方
に突出した突板42を形成し、さらに下方に折曲して下
方に突出した当接部43が形成され、その端縁は更に上
方に折曲されて傾斜面を形成している。また本体41に
は固定孔41aが端縁にそって二箇所窄設されている
が、これも上記ネジ孔34と固定孔12cの位置と対応
している。(図3)
板12aの内部の下面側に固定板3を当接し、固定孔1
2cの位置にネジ孔34を配置させるが、このとき差込
み片32をスリット状の挿入孔12bに差し込んで置け
ば、位置も正確に当接できるものとなる。(図3) このネジ孔34に押え板4の固定孔41aを挿通させた
ネジ44を途中までねじ込んで固定板3が落下しないよ
うに仮に留めておく。
樋2の上面板を上面板12aと押え板4との傾斜面を摺
動させて隙間に差し込んでゆく。このとき呼び樋2の四
隅に形成したハゼ部22は、接続筒12の側部隅部に形
成された段差13によって逃げられている。(図4) また仮留めされたネジ44に対しては、呼び樋2の上面
の切欠き21にて避けられており、差込みはスムースに
行われる。
留めて置いたネジ44を締め付ければ接続が完成し、排
水筒1の接続筒12と呼び樋2の嵌合した端部は固定板
3と押え板4によって上下から強固に挟着されて接続さ
れる。(図6) この時接続筒12の周囲にシリコン等のシール材を塗布
して嵌合すれば水漏れに対しては万全なものとなる。
排水筒1と呼び樋2を上方からみたときの斜視図である
が、施工後に押え板4は呼び樋2の背面に位置するため
外観に影響を与えず良好なるものである。
の接続を示したが、特に角筒状の雨樋の接続部分には容
易に使用でき、例えば呼び樋同士や、エルボ、などにも
広く応用できるものである。さらに構造も簡単なため施
工も容易であり、コスト的にも有利なもので多大な効果
が得られるものである。
部構造は、排水筒の端部や呼び樋の端部などの角筒状雨
樋の端部に容易に適用できる。その構造として嵌合部分
の上下に固定具と押え板を配置し、それらを挟着して固
定するものである。このような構造にする事により軒下
の引き回しのように、自重が掛かりやすい排水筒や呼び
樋、エルボ、あるいは呼び樋どうしなどを接続するに際
し、次のような顕著な効果が得られる。
うしを嵌合接続する際に、接続が確実となり施工後に位
置がずれたりすることもないものである。 2.嵌合部分にシール材などを塗布しても、硬化時間ま
での間に自重などにより折れ曲がったり、嵌合位置がず
れたりせず、定位置でシール材が硬化して施工できる。 3.ずれないように嵌合接続することにより、嵌合部に
隙間が生じず、シール材が硬化することにより確実にシ
ールでき、水漏れ等の恐れもなく長期間の使用に耐える
ものとなる。 4.軒下の目に付きやすい部分に使用するため、接続部
分で垂れ下がったり隙間が空いたりすることもなく施工
後の外観も良好である。
排水筒と呼び樋を施工したときの側面図、
斜視図、
る時の斜視図、
横断面図、
図、
Claims (1)
- 【請求項1】相互に嵌合接続する筒状の雨樋端部におい
て、相互に嵌合接続する端部の上下方向より固定板と押
え板にて嵌合部分を挟着して固定し、ネジなどにて締め
付け固定してなる雨樋の接続部構造。雨樋の接続部構
造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP36486899A JP2001182258A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 雨樋の接続部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP36486899A JP2001182258A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 雨樋の接続部構造 |
Publications (1)
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JP2001182258A true JP2001182258A (ja) | 2001-07-03 |
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JP36486899A Pending JP2001182258A (ja) | 1999-12-22 | 1999-12-22 | 雨樋の接続部構造 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2001182258A (ja) |
-
1999
- 1999-12-22 JP JP36486899A patent/JP2001182258A/ja active Pending
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