JPH08189145A - 屋根板材の接続構造 - Google Patents

屋根板材の接続構造

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JPH08189145A
JPH08189145A JP153695A JP153695A JPH08189145A JP H08189145 A JPH08189145 A JP H08189145A JP 153695 A JP153695 A JP 153695A JP 153695 A JP153695 A JP 153695A JP H08189145 A JPH08189145 A JP H08189145A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】負圧による吹き上げに起因して接続箇所におけ
る外れを防止する。屋根板材を重ねないで接続しなが
ら、屋根板材の端部を雨水が越えるのを回避し、これを
良好に排水し、このような構成を有効に利用して屋根板
材の接続を強固におこなう。 【構成】屋根板材3a,3bの両側端部の山部aでその
外側部には凹溝Yが軒棟方向に形成される。凹溝Yに内
方に隣接させて凹溝Yよりも高くなる凸部Zが形成され
る。接続押さえ金具6の両端部には屋根板材3a,3b
の山部a,aの内面を押さえる押さえ片11,11が形
成される。隣接する屋根板材3a,3bの凹溝Y,Yが
接続受け金具2の凹溝受部30,30にて受けられると
ともに凸部Z,Zがその下面に挿入される凸部受け31
にて受けられる。接続押さえ金具6の押さえ片11,1
1が山部a,aの内面側に配される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、金属製の屋
根板材の接続構造に関し、詳しくは負圧による吹き上げ
に起因して接続箇所における外れを防止し、しかも、屋
根板材を重ねないで接続しながら、屋根板材の端部を雨
水が越えるのを回避し、もしこれを越えたとしても良好
に排水し、このような構成を有効に利用して屋根板材の
接続を強固におこなおうとする技術に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図7(a)に示す実開昭55−2
7348号のように、屋根板材3a′,3b′を接続す
るのに、タイトフレーム33′から起立具33aが立設
され、起立具33aに屋根板材3a′,3b′の端部の
凸部Z′の下面を係合し、その上から接続押さえ金具6
aを載せ、接続押さえ金具6aをタイトフレーム33′
に植設されたボルト8aにねじ込み固定して、屋根板材
3a′,3b′を接続するものである。図中9aはキャ
ップである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような構
成のものにおいては、図7(b)に示すように、特に、
台風シーズンなどにおける強風による負圧作用で屋根板
材3a′の中間部分が持ち上げられ、この持ち上げ作用
で、屋根板材3a′,3b′の起立片10′,10′が
外側方に引き出され、この引き出し作用で、接続押さえ
金具6aとの接続が容易に外れるという問題があった。
しかも、雨水が屋根板材3a′の端部の凸部Z′を越え
る場合には、屋根裏への漏水となるので、このような漏
水を回避するのに、例えば屋根板材3a′の起立片1
0′の立上げ部分を高くしたり、キャップ9aを屋根板
材3a′に充分な沿面面積部分Sをもって重ねるなどす
るものである。また、接続押さえ金具6aと起立具33
aとによる接続では、その接続強度を高め難いなどとい
う問題があった。
【0004】本発明はこのような問題を解消しようとす
るものであり、その目的とするところは、屋根板材の接
続において、負圧による吹き上げに起因して接続箇所に
おける外れを強力に阻止することができ、かつ、接続箇
所の防水性を高めることができる屋根板材の接続構造を
提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1においては、山
部aと谷部bとが形成されるとともに両側端部に山部
a,aが形成された屋根板材3a,3bの接続構造であ
って、屋根板材3a,3bの両側端部の山部aでその外
側部には凹溝Yが軒棟方向に形成され、凹溝Yに内方に
隣接させて凹溝Yよりも高くなる凸部Zが形成され、接
続押さえ金具6の両端部には屋根板材3a,3bの山部
a,aの内面を押さえる押さえ片11,11が形成さ
れ、接続受け金具2には屋根板材3a,3bの凹溝Y,
Yの底部裏面を挿入支持する凹溝受部30と、屋根板材
3a,3bの凸部Z,Zの下面に沿う凸部受け31が形
成され、隣接する屋根板材3a,3bの凹溝Y,Yが接
続受け金具2の凹溝受部30,30にて受けられるとと
もに凸部Z,Zがその下面に挿入される凸部受け31に
て受けられ、接続押さえ金具6の押さえ片11,11が
山部a,aの内面側に配され、接続押さえ金具6と接続
受け金具2とが連結手段にて連結されて成ることを特徴
とするものである。
【0006】請求項2においては、接続受け金具2は屋
根板材3a,3bの接続方向に短かく形成されて成るこ
とを特徴とするものである。請求項3においては、接続
受け金具2は山部aの外面及び谷部bの裏面を支持する
屋根板支持部32が形成されたタイトフレーム33に形
成されて成ることを特徴とするものである。
【0007】請求項4においては、接続受け金具2と凹
溝Y,Yの裏面間には軒棟方向に長尺な樋部材34が介
装されて成ることを特徴とするものである。請求項5に
おいては、接続押さえ金具6に中間金具35が連結さ
れ、中間金具35にて樋部材34が支持されて成ること
を特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1においては、屋根板材3a,3bの接
続に際して、屋根板材3aの両端の山部aの内面側には
接続押さえ金具6の押さえ片11,11が配されて押さ
えられる。したがって、屋根板材3aの中間部分が負圧
にて浮上された場合に、山部aの上方部分が外側方に移
動するように変形するのを阻止でき、屋根板材3aが浮
上されるのを抑制することができる。しかも、屋根板材
3aの端部の山部aには凸部Zが形成され、更に外方に
は凹溝Yが形成されているから、凸部Zを越えた雨水を
凹溝Yに集めて排水することができ、不測に溢流した雨
水が屋根裏に漏水するのを回避でき、溢流した雨水を良
好に排水することができる。更に、屋根板材3aの凸部
Zと凹溝Yとを有効に利用して、接続押さえ金具6と接
続受け金具2とで屋根板材3aを強固に固定でき、屋根
板材3a,3bの接続強度を高めることがきる。
【0009】請求項2においては、接続受け金具2は屋
根板材3a,3bの接続方向に短かく形成されていて、
屋根板材3a,3bの接続のための施工性を高める。請
求項3においては、接続受け金具2は山部aの外面及び
谷部bの裏面を支持する屋根板支持部32が形成された
タイトフレーム33に形成されていて、タイトフレーム
33を有効に利用して、凹溝Yと凸部Zとを備えた屋根
板材3aの接続を良好におこなう。
【0010】請求項4においては、接続受け金具2と凹
溝Y,Yの裏面間には軒棟方向に長尺な樋部材34が介
装されていて、凹溝Yを不測に溢流した雨水を樋部材3
4にて集水する排水することができ、屋根裏への漏水を
確実に回避できる。請求項5においては、接続押さえ金
具6に中間金具35が連結され、中間金具35にて樋部
材34が支持されていて、樋部材34の支持強度を高め
ることができる。
【0011】
【実施例】図1は第1実施例を示していて、カラー鉄板
などの金属板にて屋根板材3a,3bが形成されてい
る。屋根板材3a,3bの側部に起立片10が形成さ
れ、起立片10の上部に山部aが形成され、起立片10
の下部に谷部bが形成されている。山部aには、その外
側部には凹溝Yが軒棟方向に形成されている。凹溝Yの
内方に隣接させて凹溝Yよりも高くなる凸部Zが形成さ
れている。このような屋根板材3a,3bは、軒棟方向
に長く、約20〜30m程度の長さになされている。
【0012】金属の帯板材から製作される接続押さえ金
具6の両側端部には屋根板材3a,3bの山部a,aの
内面を押さえる押さえ片11,11が斜め下方に折曲げ
られている。また、接続押さえ金具6の長さ方向の中央
部には凹入段部20が形成されている。接続押さえ金具
6と同様に金属の帯板材から製作される接続受け金具2
は、図1の実施例においては、タイトフレーム33とし
て形成され、母屋(図示せず)のような屋根下地に固定
されるものである。即ち、接続受け金具2となるタイト
フレーム33は、屋根板材3aの山部aの外面及び谷部
bの裏面を支持する屋根板支持部32が形成されてい
る。更に、タイトフレーム33の上部には、屋根板材3
a,3bの凹溝Y,Yの底部裏面を挿入支持する一対の
凹溝受部30と、屋根板材3a,3bの凸部Z,Zの下
面に沿う一対の凸部受け31が形成されている。
【0013】しかして、図1に示すように、屋根下地に
固定された接続受け金具2としてのタイトフレーム33
の上に、左右の屋根板材3a,3bを敷設する。この場
合、屋根板材3a,3bの凹溝Y,Yの底部裏面を凹溝
受部30に挿入支持するとともに、屋根板材3a,3b
の凸部Z,Zの下面に凸部受け31を挿入して、屋根板
材3a,3bをタイトフレーム33の上に載設支持させ
る。
【0014】次に、接続押さえ金具6がタイトフレーム
33に対向して屋根板材3a,3bの上方に配され、接
続押さえ金具6の凹入段部20においてボルト8及びナ
ットにて両者が連結されるのである。このように、屋根
板材3a,3bの接続に際して、屋根板材3aの両端の
山部aの内面側には接続押さえ金具6の押さえ片11,
11が配されていて、屋根板材3a,3bの中間部分が
負圧にて浮上された場合に、山部aの上方部分が外側方
に移動するように変形するのを阻止し、屋根板材3a,
3bが浮上されるのを抑制するのである。接続受け金具
2と接続押さえ金具6とを連結する連結手段は種々設計
変更可能である。
【0015】しかも、屋根板材3aの端部の山部aには
凸部Zが形成され、更に外方には凹溝Yが形成されてい
て、凸部Zを越えた雨水を凹溝Yに集めて排水し、不測
に溢流した雨水が屋根裏に漏水するのを回避するのであ
る。更に、屋根板材3aの凸部Zと凹溝Yとを有効に利
用して、接続押さえ金具6と接続受け金具2とで屋根板
材3aを強固に固定でき、屋根板材3a,3bの接続強
度を高めるのである。
【0016】キャップ9は長尺で断面略逆U字状に形成
され、その両端下部において内方に凹入する突曲する突
曲部12が形成され、突曲部12の更に下方には弾性折
り返し片13が形成され、しかして、図1に示すよう
に、突曲部12が接続押さえ金具6の押さえ片11の下
面外面に弾接するとともに屋根板材3a,3bの起立片
10の上部内面に弾接し、更に、キャップ9の弾性折り
返し片13が屋根板材3a,3bの緩傾斜部分に弾接
し、これら3ヶ所における弾接作用で、充分な水密性を
高めている。
【0017】図2は他の実施例を示していて、接続受け
金具2は屋根板材3a,3bの接続方向に短い短片に形
成されているものである。このように、接続受け金具2
をタイトフレーム33に比べて充分に短い短片に形成さ
れることで、接続のための施工性を高めるのである。こ
の短片の接続受け金具2は、軒棟方向において間隔を隔
てて配設されたタイトフレーム33,33間において施
工される。
【0018】ところで、図4に示すように、屋根板材3
a,3bの水下(下端)側においては同じ波付けがなさ
れた重ね接続部15が形成されている。この重ね接続部
15の長さLは200〜400mm程度である。重ね接
続部15は例えば工場においてその基端部Xを中心に若
干下方に折曲げられている。屋根板材3a,3bの水上
(上端)側部分は、重ね接続部15と略等しい長さの被
重ね接続部16となっている。
【0019】図3に示すように、屋根板材3a,3bの
接続箇所においては、接続専用の増母屋14を設けるの
である。この接続箇所の増母屋14にもタイトフレーム
33が固定され、タイトフレーム33と接続押さえ金具
6にて屋根板材3a,3bが接続される。そして、図3
に示すように、屋根板材3a,3b同士を軒棟方向に重
ねて接続するのに、下位の屋根板材3aの上端部に裏面
側に折り曲げられた重ね接続部15の表面に上位の屋根
板材3aの被重ね接続部16が重ねられて接続される。
このような屋根板材3a,3aの接続状態においては、
水下側の屋根板材3aの重ね接続部15がその基端部X
を中心に裏面側に折り曲げられていて、被重ね接続部1
6と重ね接続部15との間に水上側程高さが高くなる略
くさび状の空所17が形成されるのである。
【0020】そして、くさび状の空所17において、そ
の入口側と奥側には水密シール材18として、EPTシ
ーリングテープが介在されている。このような水密シー
ル材18は、緩勾配の場合には、必要であるが、急勾配
の屋根においては無くてもよいものである。また、水密
シール材18の厚さは、くさび状の空所17の入口側の
ものが薄く、奥側のものが厚くなっていて、くさび状の
空所17の入口及び奥部において閉塞しているのは言う
までもない。
【0021】このように、被重ね接続部16と重ね接続
部15との間に水上側程高さが高くなる略くさび状の空
所17が形成されることで、空所17の水下側において
は被重ね接続部16と重ね接続部15との間の隙間は狭
くなっていて、例えば水密シール材18を介装するなど
のことにより容易に水密処理がおこなえるのである。そ
して、空所17の入口を突破して浸入した雨水は、高さ
が低い入口部にその表面張力にて滞留し、このような入
口部の雨水が毛細管現象で接続箇所の奥へと浸入しよう
とするが、空所17は奥ほど高さが高くなっていて、毛
細管現象などにて雨水が奥へと浸入するのを抑制するの
である。ところで、例えば台風のような強風が空所17
に吹き込むのに、空所17は奥ほど高さが高くて空間が
広がっていて、入口から吹き込まれた強風の圧力を減圧
するのである。しかして、強風が接続箇所の奥部に波及
するのを抑制し、強風の吹き込みを抑制するのである。
このように、雨水自体が奥へと浸入するのを抑制し、ま
た、強風にて奥へと運ばれるのを抑制し、例え、水密シ
ール材18が経年変化にて劣化が生じても長期にわたっ
て水密性を維持するのである。これらの結果、重ね接続
部15の長さを長くしなくてもよく、短くすることも可
能になるのである。
【0022】加えて、水上側において形成した重ね接続
部15をその基端部において下方に折り曲げることで、
接続箇所において上面側となる重ね接続部15の勾配を
大きく(急勾配)して、重ね接続部15の上を流下する
雨水の流下速度を高め、雨水が重ね接続部15の裏面側
に廻り込むのを回避するのである。そして、上面側の重
ね接続部15を折り曲げるので、その下側の被重ね接続
部16における勾配はそのままでよく、被重ね接続部1
6を折り曲げる構成の場合のように、被重ね接続部16
の勾配をそれ以上に緩い勾配にしなくてもよく、被重ね
接続部16の上を雨水が伝い登るのを抑制して、雨水の
漏洩を回避するのである。
【0023】図4は更に他の実施例を示していて、タイ
トフレーム33には深い凹入部19が形成され、この凹
入部19に軒棟方向の全長にわたる長尺な樋部材34が
載設され、樋部材34の上部の折り返し片21が屋根板
材3a,3bの凹溝Y,Yの裏面に押さえられている。
しかして、凹溝Yを溢流した雨水を樋部材34に集水
し、排水することができるようにしてある。
【0024】この場合、図4(b)に示すように、タイ
トフレーム33から立設されたボルト8の上に樋部材3
4が載せられ、パイプ22がその上から打ち込まれて樋
部材34のボルト孔の周部を押さえてシール性を確保
し、更に、ボルト8に接続押さえ金具6の通孔を挿通
し、ナットを締めて接続押さえ金具6をタイトフレーム
33に連結するのである。
【0025】図6は更に他の実施例を示していて、接続
押さえ金具6に中間金具35がボルト8にて連結され、
この中間金具35にて樋部材34が支持されているもの
である。
【0026】
【発明の効果】請求項1においては、屋根板材の両側端
部の山部でその外側部には凹溝が軒棟方向に形成され、
凹溝に内方に隣接させて凹溝よりも高くなる凸部が形成
され、接続押さえ金具の両端部には屋根板材の山部の内
面を押さえる押さえ片が形成され、接続受け金具には屋
根板材の凹溝の底部裏面を挿入支持する凹溝受部と、屋
根板材の凸部の下面に沿う凸部受けが形成され、隣接す
る屋根板材の凹溝が接続受け金具の凹溝受部にて受けら
れるとともに凸部の下面に挿入して凸部受けにて受けら
れ、接続押さえ金具の押さえ片が山部の内面側に配さ
れ、接続押さえ金具と接続受け金具とが連結手段にて連
結されているから、屋根板材の接続に際して、屋根板材
の両端の山部の内面側には接続押さえ金具の押さえ片が
配されて押さえられ、屋根板材の中間部分が負圧にて浮
上された場合に、山部の上方部分が外側方に移動するよ
うに変形するのを阻止でき、屋根板材が浮上するのを抑
制することができるという利点がある。しかも、屋根板
材の端部の山部には凸部が形成され、更に外方には凹溝
が形成されているから、凸部を越えた雨水を凹溝に集め
て排水することができ、不測に溢流した雨水を屋根裏に
漏水するのを回避でき、溢流した雨水を良好に排水する
ことができるという利点がある。更に、屋根板材の凸部
と凹溝とを有効に利用して、接続押さえ金具と接続受け
金具とで屋根板材を強固に固定でき、屋根板材の接続強
度を高めることがきるという利点がある。
【0027】請求項2においては、接続受け金具は屋根
板材の接続方向に短かく形成されていて、屋根板材の接
続のための施工性を高めることができる。請求項3にお
いては、接続受け金具は山部の外面及び谷部の裏面を支
持する屋根板支持部が形成されたタイトフレームに形成
されているから、タイトフレームを有効に利用して、凹
溝と凸部とを備えた屋根板材の接続を良好におこなうこ
とができるという利点がある。
【0028】請求項4においては、接続受け金具と凹溝
の裏面間には軒棟方向に長尺な樋部材が介装されている
から、凹溝を不測に溢流した雨水を樋部材にて集水する
排水することができ、屋根裏への漏水を確実に回避でき
るという利点がある。請求項5においては、接続押さえ
金具に中間金具が連結され、中間金具にて樋部材が支持
されているから、樋部材の支持強度を高めることができ
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示し、軒棟方向とは直交す
る方向の断面図である。
【図2】同上の他の実施例を示し、軒棟方向とは直交す
る方向の断面図である。
【図3】同上の軒棟方向の断面図である。
【図4】同上の屋根板材を示し、(a)は一部破断した
斜視図、(b)は屋根板材の接続箇所の一部破断した斜
視図、(c)は重ね接続部をやや誇張して示す斜視図で
ある。
【図5】(a)は他の実施例の断面図、(b)は動作説
明図である。
【図6】同上の他の実施例の断面図である。
【図7】従来例を示し、(a)は断面図、(b)は問題
点を示す説明図である。
【符号の説明】
2 接続受け金具 3a 屋根板材 3b 屋根板材 6 接続押さえ金具 11 押さえ片 30 凹溝受部 31 凸部受け 32 屋根板支持部 33 タイトフレーム 34 樋部材 35 中間金具 a 山部 b 谷部 Y 凹溝 Z 凸部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 山部と谷部とが形成されるとともに両側
    端部に山部が形成された屋根板材の接続構造であって、
    屋根板材の両側端部の山部でその外側部には凹溝が軒棟
    方向に形成され、凹溝に内方に隣接させて凹溝よりも高
    くなる凸部が形成され、接続押さえ金具の両端部には屋
    根板材の山部の内面を押さえる押さえ片が形成され、接
    続受け金具には屋根板材の凹溝の底部裏面を挿入支持す
    る凹溝受部と、屋根板材の凸部の下面に沿う凸部受けが
    形成され、隣接する屋根板材の凹溝が接続受け金具の凹
    溝受部にて受けられるとともに凸部がその下面に挿入さ
    れる凸部受けにて受けられ、接続押さえ金具の押さえ片
    が山部の内面側に配され、接続押さえ金具と接続受け金
    具とが連結手段にて連結されて成ることを特徴とする屋
    根板材の接続構造。
  2. 【請求項2】 接続受け金具は屋根板材の接続方向に短
    かく形成されて成ることを特徴とする請求項1記載の屋
    根板材の接続構造。
  3. 【請求項3】 接続受け金具は山部の外面及び谷部の裏
    面を支持する屋根板支持部が形成されたタイトフレーム
    に形成されて成ることを特徴とする請求項1記載の屋根
    板材の接続構造。
  4. 【請求項4】 接続受け金具と凹溝の裏面間には軒棟方
    向に長尺な樋部材が介装されて成ることを特徴とする請
    求項1記載の屋根板材の接続構造。
  5. 【請求項5】 接続押さえ金具に中間金具が連結され、
    中間金具にて樋部材が支持されて成ることを特徴とする
    請求項4記載の屋根板材の接続構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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