JP2001182240A - 雨樋の接続部構造 - Google Patents

雨樋の接続部構造

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JP2001182240A
JP2001182240A JP36486999A JP36486999A JP2001182240A JP 2001182240 A JP2001182240 A JP 2001182240A JP 36486999 A JP36486999 A JP 36486999A JP 36486999 A JP36486999 A JP 36486999A JP 2001182240 A JP2001182240 A JP 2001182240A
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JP
Japan
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gutter
fitting
call
connection
rain gutter
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Application number
JP36486999A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Nakamura
龍雄 中村
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Tanita Housingware Co Ltd
Original Assignee
Tanita Housingware Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】呼び樋などの筒状の雨樋を接続するとき、嵌合
部分にシール材などを塗布して施工した場合、自重によ
り接続部分が折れ曲がるように変形したり、あるいはシ
ール材が硬化するまでの間に嵌合部分がずれたりするこ
とがあった。この状態でシール材が硬化すると、施工後
の嵌合部分が変形したり、また隙間があいて雨漏れを起
こしたり、また樋がはずれてしまうこともあった。 【解決手段】上記課題の解決に対し本願に係る雨樋の接
続部構造は、呼び樋などの嵌合部分の底部に略コ字状の
固定板を挟み込んで嵌合して、上記課題の解決を図った
ものである。これにより嵌合部分のシール材が硬化する
までの間に変形したり、また嵌合位置がずれたり外れた
りすることを防ぐものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は雨樋の接続部構造に関
し、特に角筒状雨樋の水平に近い軒下部分の接続部に適
用して効果が得られるものである。
【0002】
【従来の技術】住宅などの軒先に軒樋を施工し、その雨
水を地上に排水するまでに排水筒や呼び樋などを導い
て、縦樋あるいはエルボなどにより地上に排水される。
この排水筒や呼び樋、あるいは呼び樋どうしなどの接続
作業は、従来より端部どうしを嵌合接続して施工され、
雨漏れの防止のため嵌合部分にシール材などを塗布して
施工するものであった。すなわち排水筒や呼び樋を接続
する場合は、排水筒の端部に次の呼び樋の端部を嵌合さ
せ、その際予め排水筒の端部には水漏れの防止などのた
めにシール材を塗布して施工していた。
【0003】この排水筒と呼び樋を接続するのは、円筒
や角筒の雨樋などその形状にかかわらずそれぞれの端部
を嵌合して行われている構造であるが、特に角形の雨樋
の場合は嵌合部分にずれや隙間などを生じやすいもので
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来より行
われていた雨樋の接続部構造は、シール材を端部に塗布
して嵌合したり、また嵌合接続した部分が自重により折
れ曲がるように変形したりすることがあり、特にシール
材が硬化するまでの間に嵌合部分がずれたり変形したり
することがあった。特に軒下の引き回し部分が長く、呼
び樋を複数本つないで接続する場所ではこのとうなこと
が多かった。
【0005】すなわち排水筒と呼び樋の嵌合部分にシー
ル材などを塗布して嵌合したときに、シール材が硬化す
るまでの間、位置がずれたりまた呼び樋などの自重で嵌
合部分がずれてしまうことがあった。これはシール材が
硬化するまでの間は、シール材が潤滑油の役目をして嵌
合部分がずれたり、また自重を十分に支えられないこと
から生じるものであった。
【0006】このように呼び樋の嵌合部分が折れ曲がる
ように変形したりずれたりしてしまうと、嵌合部分に隙
間を生じたり、これらは水漏れの恐れもありまた施工後
の外観も好ましいものではなかった。この端部どうしを
外嵌して接続する方式のもので、ずれないようにするに
は別に固定するために針金で吊っておくなどの養生をし
ておかなければならず、これらの養生作業は面倒で手間
の掛かるものであり、また後で取り外すなどの作業が必
要であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記したような課題に対
し、本発明に係る雨樋の接続部構造は、相互に嵌合接続
する雨樋の端部において、嵌合部分の下隅部に挟着され
るように固定板を配置し、この固定板が上部が開口した
略コ字状をなしており、この形状によって挟着固定する
構造としたものである。
【0008】これは相互に雨樋を嵌合接続した部分の折
れ曲がるような変形や、ズレを防止するため、嵌合部分
の下隅部に略コ字状の固定板3を外嵌するように挟着し
て嵌合したものである。このように嵌合部分を固定され
てなる雨樋の接続部構造は、従来とほとんど同様の作業
手順によって嵌合位置が正確に決まり、嵌合接続した後
に折れ曲がるように変形したり、また嵌合部分がずれた
り抜けたりすることも無くなるものである。
【0009】
【作用】この排水筒と呼び樋などの筒状雨樋の嵌合接続
に際し、嵌合部分に固定板を挟着して固定されるため、
自重により折れ曲がるような力がかかっても変形するこ
とも無くなるものである。また嵌合部分にシール材など
を塗布して嵌合したときに、そのシール材が硬化するま
での間に嵌合部分が移動して位置がずれたりすることも
ないものとなる。
【0010】これらの作業は従来の嵌合接続とほとんど
同様の方法で施工でき、位置ずれや隙間も生じないで容
易に行え、作業に熟練の必要もなく誰でも容易に行える
ものである。これにより施工後に嵌合部分に隙間などが
発生する恐れもなく、水漏れなどの恐れもなく施工後の
外観も極めて良好に施工できるものである。
【0011】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示した実施例によ
り詳説する。図1は屋根Aから軒樋Bに雨水を流下さ
せ、排水筒1と呼び樋2、エルボE、控金具Dにより固
定された縦樋Cの側面図を示す。図2はその排水筒1と
呼び樋2、及び固定板3の斜視図である。
【0012】排水筒1や呼び樋2は0.4mmないし
0.6mm程度の銅板あるいはステンレス鋼板などの金
属薄板を折曲して略角筒形に成形される。排水筒1は軒
樋Bの底面に接続する上方が開口し、下部が軒下に沿う
ようにほぼ直角に曲成されて水下側には接続筒12が延
設されている。
【0013】この接続筒12には側面隅部に段差13が
4箇所に形成されており、段差13は次に接続する呼び
樋2のハゼ部22を逃げるためのものであり、図示する
ようなハゼ部22のない部品を接続する時には必要のな
いものである。また接続筒12の上面板12aには固定
孔12bが二箇所に窄設され、また上面板12aの中央
部分には、呼び樋2のハゼ部21の逃げ溝12cが流れ
方向に形成されている。
【0014】一方、角筒状の呼び樋2は金属薄板を折曲
して形成されるが、上面にてハゼ部21により接続され
ており、図示例では施工時にネジ4にて固定するための
孔が二箇所窄設されているが、このネジ4による固定は
必ずしも必要ではなく、施工の状態によって適宜に使用
する固定方法である。したがって呼び樋2を適宜な長さ
に切断した後に施工時に孔を空けるもので、呼び樋が長
くなり変形などの恐れがなどに用いる作業である。
【0015】そして排水筒1の接続筒12と呼び樋2
は、それぞれ端部を嵌合して接続する形状と大きさにな
っている。この時排水筒1と呼び樋2は、通常軒下を水
平方向に配置して接続され(図1)、シール材などを嵌
合部分に塗布して施工するものであるが、この嵌合部分
は下方に折れ曲がるような力が掛かりやすいものであ
る。これはシール材が硬化するまでの間が特にその恐れ
が強いものであった。
【0016】このような折れ曲がりなどの変形を防止す
るために、嵌合部分に強度をもたせるために固定板3に
て挟着して施工する。固定板3は、0.4mmないし
0.6mm程度の銅板、あるいは亜鉛アルミメッキ鋼板
あるいはステンレス鋼板などを折曲して成形される。
【0017】固定板3は角形の底面板32の両側端に
は、高さ6mm乃至10mm程度の立設板31が形成さ
れ、この折曲角度は内角側が75度ないし85度程度と
なるように形成されり、断面ではやや内方に鋭角的とな
るように折曲されている。またその高さも上記寸法は一
応の目安であり。段部13の高さ以内であれば良いもの
である。
【0018】この固定板3は排水筒2の接続筒12と呼
び樋2の端部の嵌合部分に挟着されて施工するが(図
4)、施工したとき立設板31の上端部分は段部13に
当接され、また底面板32と立設板31の折曲した隅部
は呼び樋2の下隅部に突っ張るようにして当接するもの
である。(図5)
【0019】実際の施工に際しては、接続筒12の上面
板12aの内部の下面側に固定板3を当接させるが、こ
の時立設板31は内方に鋭角的に折曲してあるため、そ
の先端は段部13を弾性的に挟着するように取り付けら
れ、手で支えなくても落下する恐れはない。
【0020】次に固定板3を取り付けた接続筒12の端
部から、予め長さを調整して切断した呼び樋2の端部を
嵌合させる。(図4) このとき呼び樋2の下隅には、固定板3の折曲した隅部
が押圧するようにして摺動させて嵌合する。また接続筒
2や固定板3の外周囲にあらかじめシール材などを塗布
して置けば水漏れに対しても万全であり嵌合もスムース
に行われる。
【0021】呼び樋2を差し込んだあとに(図5)、雨
樋の引き回し状態によって自重が重くなる時には、上部
からネジ4などによって確実に固定すれば良い。この固
定方法は図示例のネジに加えて押え板などを使用するの
も可能で、雨樋の状態を考慮して適切なものを選択すれ
ばよい。
【0022】図6はこのようにして接続施工が完成した
排水筒1と呼び樋2を上方からみたときの斜視図である
が、施工後に固定板3などは嵌合した内部に収納される
ため外観に影響を与えず良好なるものである。
【0023】また本実施例として排水筒1と呼び樋2と
の接続を示したが、特に角筒状の雨樋の接続部分には容
易に使用でき、例えば呼び樋同士や、エルボ、など雨樋
の複雑な引き回しにも広く応用できるものである。さら
に構造も簡単なため施工も容易であり、コスト的にも有
利なもので多大な効果が得られるものである。
【0024】
【発明の効果】上記したように本発明に係る雨樋の接続
部構造は、排水筒の端部や呼び樋の端部などの角筒状雨
樋の端部に容易に適用できる。その構造として嵌合部分
の下隅部に略コ字状の固定板を配置し、それらを挟着し
て固定するものである。このような構造にする事により
軒下の引き回しのように、自重が掛かりやすい排水筒や
呼び樋、エルボ、あるいは呼び樋どうしなどを接続する
に際し、次のような顕著な効果が得られる。
【0025】1.排水筒、呼び樋、エルボなどの端部ど
うしを嵌合接続する際に、接続が確実となり施工後に位
置がずれたりすることもないものである。 2.嵌合部分にシール材などを塗布しても、硬化時間ま
での間に自重などにより折れ曲がったり、嵌合位置がず
れたりせず、定位置でシール材が硬化して施工できる。 3.正確に嵌合接続することにより、嵌合部に隙間を生
じないため、シール材が硬化することにより確実にシー
ルでき、水漏れ等の恐れもなく長期間の使用に耐えるも
のとなる。 4.軒下の目に付きやすい部分に使用するため、接続部
分で垂れ下がったり隙間が空いたりすることもなく施工
後の外観も良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本発明に係る実施例である固定板を使用して
排水筒と呼び樋を施工したときの側面図、
【図2】は本発明に係る実施例である排水筒と呼び樋の
固定板の分解斜視図、
【図3】は同上の排水筒と呼び樋を施工するときの要部
の拡大斜視図、
【図4】は排水筒と呼び樋を嵌合する途中の斜視図、
【図5】は排水筒と呼び樋を嵌合したときの要部の横断
面図、
【図6】は排水筒と呼び樋の施工が完了したときの斜視
図、
【符号の説明】
A・・・屋根 B・・・軒樋 C・・・縦樋 D・・・控金具 E・・・エルボ 1・・・排水筒 11・・本体 12・・接続筒 12a・上面板 12b・固定孔 12c・固定孔 13・・逃げ溝 2・・・呼び樋 21・・ハゼ部 3・・・固定板 31・・立設板 32・・底面板 4・・・ネジ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相互に嵌合接続する筒状の雨樋端部におい
    て、相互に嵌合接続する端部の両下隅部に外嵌して、上
    部が開口した略コ字状を固定板を配置し、該固定板を嵌
    合部分に挟着して固定してなる雨樋の接続部構造。雨樋
    の接続部構造。
JP36486999A 1999-12-22 1999-12-22 雨樋の接続部構造 Pending JP2001182240A (ja)

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