JP2001181952A - 車両用吸音性内装材 - Google Patents

車両用吸音性内装材

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JP2001181952A
JP2001181952A JP36406399A JP36406399A JP2001181952A JP 2001181952 A JP2001181952 A JP 2001181952A JP 36406399 A JP36406399 A JP 36406399A JP 36406399 A JP36406399 A JP 36406399A JP 2001181952 A JP2001181952 A JP 2001181952A
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Masashi Sakamoto
雅司 坂本
Yasunobu Nitta
保信 新田
Yoshihiro Honda
芳廣 本多
Shoji Takemura
正二 竹村
Koichi Tsuchiya
浩一 土屋
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TERADA TAKARON KK
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MORIDEN KK
TERADA TAKARON KK
Mitsubishi Motors Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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    • B29C43/00Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor
    • B29C43/22Compression moulding, i.e. applying external pressure to flow the moulding material; Apparatus therefor of articles of indefinite length
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽くて吸音性に優れた車両用内装材を形成す
る。 【解決手段】 熱可塑性樹脂製の繊維を基礎に形成され
るものであって、繊維玉からなる核を中心にして部分的
に密度差を有するように形成された部分密度差含有綿1
と、中心部に熱可塑性樹脂製の繊維を有するとともに、
その外側に接着性に優れた熱可塑性樹脂材の被覆された
バインダ繊維2と、熱可塑性樹脂製のものであって所定
のカーディング処理が施されることによって形成される
カード繊維3と、からなることを基本とする。これら構
成からなるものを所定のカーディング工程及び混合工程
更には上記バインダ繊維の熱溶融による結着工程を経る
ことによってフェルト状のシート材として形成し、これ
をダッシュサイレンサあるいはフロアサイレンサとして
用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両、特に自動車
における内装材として用いられるものであって、当該自
動車のダッシュサイレンサあるいはフロアサイレンサ等
として用いられる遮音用の内装材(車両用吸音性内装
材)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のダッシュサイレンサあるいはフロ
アサイレンサ等として用いられる吸音性内装材は、多く
の場合、フェルト等の不織布等からなるものである。一
般に、細い繊維からなるものであって密度の大きい不織
布あるいは崇高の不織布等は吸音性に優れているものと
されているからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ものにおいては、吸音性を高めさせようとすると、径の
細い繊維を用いて、その目付量を増やすか、あるいは崇
高を上げる等、繊維密度を上げなければならない。この
ことは、質量の増加をまねくこととなり、自動車、特に
乗用車等においては問題のあるところである。このよう
な問題点を解決するために、全体的には質量を増やさな
いようにするとともに、実際の音域範囲内においては効
果的に吸音性能あるいは遮音性能を高めさせることので
きるようにした車両用吸音性内装材を提供しようとする
のが、本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、請求項1記載の発明においては、車両用
内装材であって吸音性能を持たせるようにした車両用吸
音性内装材に関して、熱可塑性樹脂製の繊維を基礎に形
成されるものであって、繊維玉からなる核を中心にして
部分的に密度差を有するように形成された繊維群(以下
部分密度差含有綿と言う)と、中心部に熱可塑性樹脂製
の繊維を有するとともに、その外側に接着性に優れた熱
可塑性樹脂材の被覆されたバインダ繊維(以下バインダ
繊維と言う)と、熱可塑性樹脂製のものであって所定の
カーディング処理の施された繊維(以下カード繊維と言
う)と、からなるとともに、これらが所定のカーディン
グ工程及び混合工程更には上記バインダ繊維の熱溶融に
よる結着工程を経ることによってフェルト状のシート材
として形成されるようにした構成を採ることとした。こ
のような構成を採ることにより、本発明のものにおいて
は、部分密度差含有綿の核の部分が主となって作用し、
吸音機能を発揮させることができるようになる。特に、
上記核の部分が所定の質量を形成することとなるため、
音(音波)の入力に対して、上記核の部分が振動をする
とともに、この振動エネルギーは、周りの繊維の部分へ
分散されて、最終的には音のエネルギーは拡散されるこ
ととなる。その結果、音(音波)は、本内装材を通過せ
ず、遮断されることとなる。このように、本発明のもの
においては、遮音機能あるいは吸音機能が発揮されるこ
ととなる。
【0005】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。本発明の特徴とするところは、部分密度差含有綿の
形成工程に関する点である。すなわち、本発明において
は、請求項1記載の車両用吸音性内装材に関して、上記
部分密度差含有綿を、熱可塑性樹脂繊維からなる不織布
を基に、当該不織布を所定のカーディング手段を用いて
室温にてカーディング処理することによって形成させる
ようにした。このようにして上記部分密度差含有綿を形
成させることによって、本部分密度差含有綿の形成(製
造)を効率良く行なうことができるようになる。特に、
熱可塑性樹脂製の繊維群にて形成される不織布をカーデ
ィング手段にて解繊処理(カーディング処理)を施す場
合、当該カーディング処理された繊維の周りには熱が発
生することとなる。そして、この熱の作用により、上記
カーディング処理された熱可塑性樹脂繊維は適度に絡み
合い、部分的に結着し合うこととなる。これによって、
自動的に繊維玉からなる核が生じ、所望の部分密度差含
有綿が形成(製造)されることとなる。
【0006】次に、請求項3記載の発明について説明す
る。本発明の特徴とするところは、部分密度差含有綿の
材質に関する点である。すなわち、本発明においては、
請求項1または請求項2記載の車両用吸音性内装材に関
して、上記部分密度差含有綿を、オレフィン系樹脂繊維
またはポリエステル系樹脂繊維からなるようにした構成
を採ることとした。このような構成を採ることにより、
本発明のものにおいては、部分密度差含有綿を、ポリプ
ロピレンを初めとしたオレフィン系樹脂繊維あるいはポ
リエステル系樹脂繊維等、市場に豊富に存在するものに
て形成するこができるようになり、材料調達に関するコ
ストダウンを図ることができるようになる。特に、上記
素材は、既存のフェルト材等からなる廃材を利用するこ
とができるようになり、より製造コストの低減化を図る
ことができるようになる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図5を基に説明する。本発明の実施の形態に関
するものの、その構成は、図1に示す如く、熱可塑性樹
脂製の繊維を基礎に形成されるものであって、繊維玉か
らなる核を中心にして部分的に密度差を有するように形
成された部分密度差含有綿1と、中心部に熱可塑性樹脂
製の繊維を有するとともに、その外側に接着性に優れた
熱可塑性樹脂材の被覆された芯鞘型のバインダ繊維2
と、熱可塑性樹脂製のものであって所定のカーディング
処理が施されることによって形成されるカード繊維3
と、からなることを基本とするものである。そして、こ
れら構成からなるものが、所定のカーディング工程及び
混合工程更には上記バインダ繊維の熱溶融による結着工
程を経ることによってフェルト状のシート材として形成
され、ダッシュサイレンサあるいはフロアサイレンサと
して形成されるようになっているものである。
【0008】このような構成からなる本実施の形態のも
のの、その主要部を成す部分密度差含有綿1は、ポリプ
ロピレンを初めとしたオレフィン系樹脂繊維あるいはポ
リエステル系樹脂繊維等の熱可塑性樹脂繊維を基礎に形
成されるようになっているものである。具体的には、図
2に示すようなカーディング処理を基に形成されるよう
になっているものである。すなわち、まず、図2の
(A)工程において、上記熱可塑性樹脂繊維からなる不
織布の断片群を集めるとともに、これらを次のカーディ
ング工程に送る。このような不織布の断片群を、表面に
針等の埋め込まれたローラ91、92、並びに表面にス
パイラル溝の刻まれた大径ローラ93の間に送り込み、
ここで所定のカーディング処理を施す。このカーディン
グ処理時に不織布を形成する熱可塑性樹脂繊維がくし削
られる(カーディングされる)とともに、このカーディ
ング時に発生する摩擦熱にて一部が軟化し、部分的に繊
維玉状に絡み合うようになる。このようなカーディング
工程を、図2の(B)、(C)と複数回繰返すことによ
って、図1に示すような部分的に繊維玉からなる核を有
する部分密度差含有綿1が形成されることとなる。な
お、このような部分密度差含有綿1の形成に当っての、
その各工程(図2の(A)、(B)、(C))は、通常
の室温状態にて行なわれる。
【0009】次に、バインダ繊維2は、図3に示す如
く、中心部に設けられる芯繊維21と、この周りに被覆
(コーティング)される鞘繊維22と、からなるもので
ある。そして、その芯繊維21としては、熱可塑性樹脂
材からなる繊維、特に、本実施の形態においては融点が
250〜260℃のポリエステル系樹脂繊維が採用され
るとともに、その外側に被覆される鞘繊維22として
は、イソフタル酸またはトリメリット酸等との共重合体
からなる変性ポリエステル系樹脂繊維であって融点が1
10〜180℃からなるものが採用されるようになって
いる。すなわち、本バインダ繊維2は、110〜180
℃の温度にて加熱されることによって、図4に示す如
く、その鞘繊維22の部分が溶融して、本バインダ繊維
2どうし、更には上記部分密度差含有綿1あるいは一緒
に混合されているカード繊維3等と結着し合うようにな
っているものである。
【0010】次に、これら各繊維1、2と一緒に混合さ
れてフェルト状シート材を形成するカード繊維3は、一
般のフェルト状素材(不織布)を解繊(カーディング処
理)することによって得られるものである。なお、本実
施の形態においては、再利用の場合を考慮して、ポリプ
ロピレンを初めとしたオレフィン系樹脂繊維またはポリ
エステル系樹脂繊維等の熱可塑性樹脂繊維からなる不織
布を用いることとしている。このような熱可塑性樹脂繊
維からなる不織布の成形端材等の廃材を、適宜カーディ
ング処理する(図2参照)ことによって、部分密度差含
有綿1及び当該部分密度差含有綿1に混ぜ合わせるカー
ド繊維3が再生産されることとなる。すなわち、本実施
の形態においては廃材を再利用することができる。
【0011】次に、このような構成からなる各繊維1、
2、3を基に形成されるフェルト状のシート材からなる
車両用吸音性内装材の形成工程(製造工程)について、
図5を基に説明する。まず、図5の(イ)の混合・解繊
工程において、20〜70重量%の部分密度差含有綿1
と、同じく20〜30重量%のバインダ繊維2と、残り
の適宜重量%のカード繊維3とを混合するとともに、所
定のカード機を用いて適宜解繊及び混合を行なわせる
(カーディング処理をする)。このような状態のもの
を、次の(ロ)、(ハ)工程において、適宜回数混合及
び解繊(カーディング処理)を繰返す。これによって、
上記各繊維1、2、3が万遍なく混合される。そして、
このように各繊維1、2、3が万遍なく混ぜ合わされた
状態のものを、所定の厚さに圧縮するとともに、図5の
(ニ)の結着工程にて、上記バインダ繊維2の鞘繊維2
2の部分が溶融する温度(100〜180℃)に加熱す
る。その結果、各繊維1、2、3は、図4に示す如く、
上記溶融した鞘繊維22にて、絡み合った部分が溶着さ
れる。すなわち、各繊維1、2、3どうしが部分的に結
着されることとなる。そして、このようにしてフェルト
状シート材として成形されたものを、次の図5の(ホ)
において所定の寸法に切断加工をする。このような一連
の工程を経ることによって、車両用吸音性内装材が形成
されることとなる。そして、このようにして形成された
本吸音性内装材は、ダッシュサイレンサあるいはフロア
サイレンサ等として単独で用いられるのが一般的ではあ
るが、これらの外に、ドアトリムあるいはトランクルー
ムトリム等のインナトリム材の内張材として用いられる
場合が考えられる。
【0012】次に、このような構成からなる本実施の形
態のものについての、その作用等について説明する、す
なわち、本実施の形態のものにおいては、全体(全面)
にわたって部分密度差含有綿1が万遍なく存在するた
め、音(音波)の進入に対して、部分密度差含有綿1を
形成する核の部分が主となって作用し、吸音機能が発揮
されることとなる。特に、上記核の部分が所定の質量を
形成することとなるため、音(音波)の入力に対して、
上記核の部分が振動をするとともに、この振動エネルギ
ーは、周りの繊維の部分へと分散されて、最終的には音
のエネルギーは拡散されることとなる。そして、この分
散された各エネルギーは各繊維の端末部を振動させるこ
ととなるが、これら各端末部は、図4に示すように、バ
インダ繊維2にて結着されているので、この振動エネル
ギーは互いに相殺されることとなる。その結果、音(音
波)は、本内装材を通過せず、遮断されることとなる。
このように、本実施の形態のものにおいては、遮音機能
あるいは吸音機能が発揮されることとなる。特に、本実
施の形態のものにおいては、部分密度差含有綿1の核の
部分が、振動系において一定の質量を形成することとな
り、この核の部分が特定の周波数の振動に対して共振作
用をして、当該振動を吸収することとなる。これらのこ
とから、この核を形成する部分密度差含有綿1の全体に
占める割合、すなわち、目付量を増やすことによって、
低周波数域(低音域)での音(音波)の遮断機能を高め
させることができるようになる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、車両用内装材であって
吸音性能を持たせるようにした車両用吸音性内装材に関
して、熱可塑性樹脂製の繊維を基礎に形成されるもので
あって、繊維玉からなる核を中心にして部分的に密度差
を有するように形成された部分密度差含有綿と、中心部
に熱可塑性樹脂製の繊維を有するとともに、その外側に
接着性に優れた熱可塑性樹脂材の被覆されたバインダ繊
維と、熱可塑性樹脂製のものであって所定のカーディン
グ処理の施されたカード繊維と、からなるとともに、こ
れらが所定のカーディング工程及び混合工程更には上記
バインダ繊維の熱溶融による結着工程を経ることによっ
てフェルト状のシートが形成されるようにしたので、音
(音波)の進入に対して、上記部分密度差含有綿の核の
部分が主となって作用し、吸音効果を発揮させることが
できるようになった。特に、本発明のものにおいては、
上記核の部分が所定の質量を形成することとなるため、
音(音波)の入力に対して、上記核の部分が振動をする
とともに、この振動エネルギーは、周りの繊維の部分へ
と分散されて、最終的には音のエネルギーは拡散される
こととなった。その結果、音(音波)は、本内装材を通
過せず、遮断されることとなり、遮音効果及び吸音効果
が十分に発揮されるようになった。
【0014】また、本発明のものにおいては、車両用吸
音性内装材を形成する上記部分密度差含有綿を、上記バ
インダ繊維を含む不織布を基に、当該不織布を所定のカ
ーディング手段を用いて室温にてカーディング処理する
ことによって形成させるようにしたので、本部分密度差
含有綿の形成(製造)を効率良く行なうことができるよ
うになった。特に、熱可塑性樹脂製の繊維群にて形成さ
れる不織布をカーディング手段にて解繊処理(カーディ
ング処理)することによって、当該カーディング処理さ
れた繊維の周りには熱が発生することとなり、この熱の
作用により、上記カーディング処理された熱可塑性樹脂
繊維は適度に絡み合い、部分的に結着し合うようになる
とともに、これによって自動的に繊維玉からなる核が生
成されることとなり、所望の部分密度差含有綿を効率良
く製造することができるようになった。
【0015】また、このような部分密度差含有綿を、オ
レフィン系樹脂繊維またはポリエステル系樹脂繊維にて
形成させるようにしたので、その素材を市場から容易に
調達することができるようになり、製造コストの低減化
を図ることができるようになった。特に、上記素材は、
既存のフェルト材等からなる廃材を利用することができ
るようになり、より製造コストの低減化を図ることがで
きるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示す断面図である。
【図2】本発明の主要部を成す部分密度差含有綿の製造
工程を示す図である。
【図3】本発明の主要部を成すバインダ繊維の全体構成
を示す断面図である。
【図4】本発明にかかるバインダ繊維の溶融に基づく繊
維全体の結着状態を示す図である。
【図5】本発明にかかるフェルト状シート材の製造工程
を示す図である。
【符号の説明】
1 部分密度差含有綿 2 バインダ繊維 21 芯繊維 22 鞘繊維 3 カード繊維 91 ローラ 92 ローラ 93 大径ローラ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G10K 11/162 G10K 11/16 A (72)発明者 坂本 雅司 愛知県安城市二本木新町二丁目2番地3 株式会社森傳安城事業部安城工場内 (72)発明者 新田 保信 愛知県安城市二本木新町二丁目2番地3 株式会社森傳安城事業部安城工場内 (72)発明者 本多 芳廣 愛知県安城市東栄町馬捨場一番地 寺田タ カロン株式会社安城工場内 (72)発明者 竹村 正二 愛知県安城市東栄町馬捨場一番地 寺田タ カロン株式会社安城工場内 (72)発明者 土屋 浩一 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 Fターム(参考) 3B088 HA02 3D023 BA02 BA03 BB17 BB21 BC01 BD04 BD12 BE04 BE31 4F100 AK01A AK03A AK41A AK62A AK66A BA01 BA43 DG01A DG06A DG15 DG15A EJ42 GB33 JB16A JH01 JL03 JL11A 4L047 AA14 AA21 AB02 BA09 CB03 CC09 5D061 AA06 AA22 BB21 BB37 DD03 DD11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂製の繊維を基礎に形成され
    るものであって、繊維玉からなる核を中心にして部分的
    に密度差を有するように形成された繊維群(以下部分密
    度差含有綿と言う)と、中心部に熱可塑性樹脂製の繊維
    を有するとともに、その外側に接着性に優れた熱可塑性
    樹脂材の被覆されたバインダ繊維(以下バインダ繊維と
    言う)と、熱可塑性樹脂製のものであって所定のカーデ
    ィング処理の施された繊維(以下カード繊維と言う)
    と、からなるとともに、これらが所定のカーディング工
    程及び混合工程更には上記バインダ繊維の熱溶融による
    結着工程を経ることによってフェルト状のシート材とし
    て形成されるようにしたことを特徴とする車両用吸音性
    内装材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用吸音性内装材にお
    いて、上記部分密度差含有綿を、熱可塑性樹脂繊維から
    なる不織布を基に、当該不織布を所定のカーディング手
    段を用いて室温にてカーディング処理することによって
    形成させるようにしたことを特徴とする車両用吸音性内
    装材。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の車両用吸
    音性内装材において、上記部分密度差含有綿を、オレフ
    ィン系樹脂繊維またはポリエステル系樹脂繊維からなる
    ようにしたことを特徴とする車両用吸音性内装材。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2870160A1 (fr) * 2004-05-13 2005-11-18 Cera Systeme de protection acoustique a impedance variable
JP2014153700A (ja) * 2013-02-14 2014-08-25 Seiko Epson Corp 吸音体、印刷装置
JP2014153699A (ja) * 2013-02-14 2014-08-25 Seiko Epson Corp 吸音体、印刷装置
JP2017004023A (ja) * 2016-09-28 2017-01-05 セイコーエプソン株式会社 吸音体、印刷装置
JP2017045061A (ja) * 2016-09-28 2017-03-02 セイコーエプソン株式会社 吸音体、印刷装置

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