JP2001181887A - パラジウム/鉄合金メッキ液及びパラジウム合金メッキ基材 - Google Patents

パラジウム/鉄合金メッキ液及びパラジウム合金メッキ基材

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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属アレルギーを誘発する虞のあるニッケルメ
ッキに替えて、光沢が良く白色優美であり耐食性、厚付
け性にすぐれ優れた白色光沢メッキを施すことができる
パラジウム合金メッキ液を提供することである。 【解決手段】伝導塩5g/L〜30g/L含有し、可溶
性鉄化合物を金属鉄に換算して0.01g/L〜10g
/L,および可溶性パラジウム化合物を金属パラジウム
に換算して1g/L〜30g/L含有し、遊離アンモニ
ア1g/L〜50g/Lおよび光沢剤0.1g/L〜3
0g/Lを含有し、水酸化アルカリでpHが7.0〜1
2.0に調整されたパラジウム/鉄合金メッキ液により
金属アレルギーを誘発しない外観優美な耐食性が良好な
白色光沢メッキが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パラジウム合金メ
ッキ液に関し、さらに詳しくはニッケルによる金属アレ
ルギーを誘発する心配がなく、白色優美な、光沢、耐食
性に優れたパラジウム合金メッキを賦与することができ
るパラジウム/鉄合金メッキ液(以下単に「パラジウム
合金メッキ液」と呼ぶことがある)に関する。
【0002】本発明のパラジウム/鉄合金メッキ液は、
白色光沢があり、耐食性に優れ、厚付け性が良く、良好
なメッキ皮膜を得ることができるので、被メッキ金属の
表面の一部または全部を、あるいは基部メッキ層として
の下地メッキに好適であり、腕時計などの外装部品、装
身具、眼鏡フレーム、置物類、食器類、筆記用具などの
基材として有用なものである。
【0003】
【従来の技術】従来のパラジウム合金メッキとしては、
パラジウム/ニッケルあるいはパラジウム/コバルトの
合金があり、これらのメッキ皮膜は耐食性に優れており
光沢も良好なものである。しかしながら、ニッケルによ
る金属アレルギーの問題があり肌に接触する装飾品には
使用することが難しいという問題がある。このため、コ
ストの高い純パラジウムメッキが採用されているのが実
情であり、業界においては貴金属白色メッキとして多用
されているパラジウム/ニッケル合金メッキに替わる、
金属アレルギーを誘発する虞れがなく白色パラジウム合
金メッキの開発が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の貴金属白色メッ
キとして多用されているパラジウム/ニッケル合金メッ
キに替わるパラジウム合金メッキとして、耐食性に優れ
ており、白色優美なメッキを得るためには、メッキ皮膜
の光沢、合金比率の安定性、メッキ厚付け性等の改善が
必要である。本発明は、従来使用されているニッケルに
替えて金属アレルギーの誘発の虞れがなく、光沢が良好
で、耐食性に優れており厚付け性の良いパラジウム合金
メッキおよびそのメッキ液を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記の実情に
鑑み、鋭意研究を重ねた結果、ニッケルに替えて鉄を使
用したパラジウム/鉄合金メッキ液が光沢性、耐食性に
優れており厚付け性の良いことを見出し、本発明を完成
した。
【0006】すなわち、本発明は、伝導塩を5g/L〜
300g/L含有し、pHが7.0〜12.0であり、
可溶性鉄化合物および可溶性パラジウム化合物を含有し
たパラジウム/鉄合金メッキ液に関する。
【0007】また、本発明は伝導塩を5g/L〜300
g/L含有し、可溶性鉄化合物を金属鉄に換算して0.
01g/L〜10g/Lおよび可溶性パラジウム化合物
を金属パラジウムに換算して1g/L〜30g/L含有
し、pHが7.0〜12.0に調整されたパラジウム/
鉄合金メッキ液に関する。
【0008】さらに本発明は、伝導塩を5g/L〜30
0g/L含有し、可溶性鉄化合物を金属鉄に換算して
0.01g/L〜10g/Lおよび可溶性パラジウム化
合物を金属パラジウムに換算して1g/L〜30g/L
含有し、遊離アンモニアを1g/L〜50g/L、およ
び光沢剤を0.1g/L〜30g/L含有し、pHが
7.0〜12.0に調整されたパラジウム/鉄合金メッ
キ液に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明のパラジウム/鉄合金メッ
キ液の鉄成分として用いられる鉄化合物は、アンモニア
可溶性の化合物、あるいはメッキ液中で反応してアンモ
ニア化合物となるものであればよい。例えば塩化第二
鉄、塩化第一鉄、燐酸第二鉄、燐酸第一鉄などが例示さ
れる。本発明において、これらの鉄化合物は金属鉄に換
算して0.01g/L〜10g/L含有する。鉄の含有
量が10g/Lを超える量であると電流効率の低下を招
き、一方0.01g/Lよりも少ない場合には鉄の析出
が少なくなり合金メッキとして好ましくない。
【0010】本発明のパラジウム/鉄合金メッキ液のパ
ラジウム成分として用いられるパラジウム化合物は、ア
ンモニア可溶性の化合物が使用され、例えば、亜硝酸パ
ラジウム、亜硝酸パラジウムアミン、硝酸パラジウム、
硝酸パラジウムアミン、塩化パラジウム、塩化パラジウ
ムアミン、硫酸パラジウム、硫酸パラジウムアミン、な
どが例示される。本発明において、これらのパラジウム
化合物はパラジウム金属に換算して1g/L〜30g/
L含有する。パラジウムの含有量が1g/L未満である
場合には電流効率の低下を招き、一方30g/Lを超え
る量になるとパラジウムの救い出し量(付着して持ち出
される量)が増加し、さらには常時使用されるパラジウ
ム貴金属が増加するため採算上好ましくない。
【0011】本発明のパラジウム合金メッキ液には金属
錯塩安定剤としての伝導塩が添加される。この伝導塩と
しては、ピロリン酸、りん酸、塩酸、硫酸、EDTA,
酢酸、酒石酸などの無機酸あるいは有機酸のアンモニア
化合物であり、通常、アンモニウム塩が使用される。例
えば、ピロリン酸アンモニウム、りん酸アンモニウム、
硫酸アンモニウム、塩酸アンモニウム、EDTAアンモ
ニウム、酢酸アンモニウム、酒石酸アンモニウムなどが
例示される。伝導塩の添加量は5g/L〜300g/L
であり、5g/L未満であると鉄の溶解安定性が悪くな
り、一方300g/Lを超えると伝導塩自体の安定性が
悪くなり好ましくない。金属錯塩安定剤として添加され
る伝導塩は単独でまたは混合して使用することができ
る。
【0012】本発明のパラジウム合金メッキ液には光沢
剤が使用され、光沢剤としては、サッカリン、スルホン
酸化合物などのニッケルメッキの一次光沢剤として使用
される公知の光沢剤が使用され、0.1g/L〜30g
/Lの範囲で使用される。光沢剤の添加量が0.1g/
L未満であると光沢が悪く、30g/Lを超える量を添
加しても効果は変わらず、むしろ溶解性が悪くなりメッ
キ表面にザラツキなどが発生し好ましくない。
【0013】また、本発明のパラジウム合金メッキ液に
はpH安定剤として遊離アンモニアを1g/L〜50g
/L含有させることが望ましい。アンモニアが1g/L
未満ではpHの安定性に乏しく、光沢ムラが発生し易く
なり、50g/Lを超える量ではアンモニア臭が強くな
り作業環境上好ましくない。
【0014】本発明のパラジウム合金メッキ液は、水酸
化アルカリでpH7.0〜12.0、好ましくはpH
8.0〜10.0になるように調整される。pH調整に
は好ましくはアンモニア水が使用されるが、遊離のアン
モニアの存在下では水酸化ナトリウム、水酸化カリウム
なども使用することができる。
【0015】本発明のパラジウム合金メッキ液には、光
沢安定剤として界面活性剤を添加することは望ましく、
0.01ml/L〜5ml/L程度の範囲で添加され
る。0.01ml/L未満では光沢安定性が乏しくな
り、5ml/Lを超える量を添加してもそれ以上の効果
は得られない。なお、本発明のメッキ液には,Au成
分、Cd成分、As成分、Sb成分、Te成分、Tl成
分、Sn成分、Zn成分などの他の成分を所期の目的を
害しない範囲で少量含有することは差し支えない。
【0016】本発明のパラジウム合金メッキ液は、従来
公知の方法および条件で取り扱うことができる。例えば
電圧1〜10V、電流密度0.1〜5A/dm2で使用
することができる。
【0017】
【実施例】次に本発明について実施例を挙げて具体的に
説明する。なお、本発明はこれら実施例の範囲に制限さ
れるものではい。
【0018】実施例1 下記のパラジウム/鉄合金メッキ液組成を調整した。 EDTA第一鉄 (金属Feとして) 1g/L 亜硝酸パラジウムアミン(金属Pdとして) 10g/L EDTAアンモニウム 50g/L サッカリンNa 5g/L ノニオン界面活性剤 0.01ml/L アンモニア (28%NH4OH水) 10cc/L pH 10.0
【0019】上記組成のパラジウム/鉄合金メッキ液を
用いて、メッキ液温度55℃とし、電圧2V、電流密度
1A/dm2で、10cm×15cm×0.1cmの黄
銅素材の板に銅合金用の一般の前処理[アルカリ脱脂
(マクダミッド社WSP)、次いで電解脱脂(マクダミ
ッド社DEW)、酸浸漬(5wt%硫酸液)]を施した
後、20分間メッキした。明るい白色光沢のある膜厚2
μmのメッキが得られた。このメッキの人工汗24時間
浸漬試験を行ったが何ら異常の発生はなく耐食性が良好
であった。さらに180度折り曲げ試験を行ったが割れ
の発生もなく、剥離も認められず耐摩耗性の良好なメッ
キであった。析出皮膜を王水で溶解し、原子吸光分析装
置により分析した結果、Pd(94%)、Fe(6%)
が確認された。
【0020】実施例2 実施例1のメッキ液において亜硝酸パラジウムアミンを
塩化パラジウムに変えて使用し、実施例1と同様の方法
でメッキしたところ白色で光沢のある膜厚4μmのメッ
キが得られた。このメッキについて実施例1と同様に試
験した結果耐食性のある良好なメッキであった。また実
施例1と同様にして皮膜の分析を行った結果、Pd(9
2%),Fe(8%)が確認された。
【0021】実施例3 下記のパラジウム/鉄合金メッキ液組成を調整した。 EDTA第一鉄 (金属Feとして) 3g/L 塩化パラジウムアミン(金属Pdとして) 3g/L りん酸アンモニウム 50g/L 酢酸ナトリウム 50g/L サッカリンNa 30g/L アンモニア (28%NH4OH水) 10cc/L pH 8.0
【0022】上記のパラジウム/鉄合金メッキ液によ
り、メッキ液温度を30℃とし、電圧2V、電流密度1
A/dm2で、実施例1に使用したと同様の10cm×
15cm×0.1cm黄銅素材の板に実施例1における
と同様に前処理[アルカリ脱脂(マクダミッド社WS
P)、次いで電解脱脂(マクダミッド社DEW)、酸浸
漬(5wt%硫酸液)]を施した後、20分間メッキし
た。明るい白色光沢のある膜厚1μmのメッキが得られ
た。このメッキの人工汗24時間浸漬試験を行ったが何
ら異常の発生はなく耐食性が良好であった。さらに18
0度折り曲げ試験を行ったが割れの発生もなく、剥離も
認められず耐摩耗性の良好なメッキであった。析出皮膜
を王水で溶解し、原子吸光分析装置により分析した結
果、Pd(60%)、Fe(40%)が確認された。
【0023】実施例4 下記のパラジウム/鉄合金メッキ液組成を調整した。 りん酸第一鉄 (金属Feとして) 0.01g/L 硫酸パラジウムアミン(金属Pdとして) 5g/L 硫酸アンモニウム 5g/L ピロリン酸アンモニウム 300g/L サッカリンNa 0.1g/L アンモニア (28%NH4OH水) 10cc/L pH 9.5
【0024】上記のパラジウム/鉄合金メッキ液によ
り、メッキ液温度を30℃とし、電圧2V、電流密度
0.5A/dm2で、実施例1に使用したと同様の10
cm×15cm×0.1cm黄銅素材の板に実施例1に
おけると同様に前処理[アルカリ脱脂(マクダミッド社
WSP)、次いで電解脱脂(マクダミッド社DEW)、
酸浸漬(5wt%硫酸液)]を施した後、8分間メッキ
した。明るい白色光沢のある膜厚1μmのメッキが得ら
れた。このメッキの人工汗24時間浸漬試験を行ったが
何ら異常の発生はなく耐食性が良好であった。さらに1
80度折り曲げ試験を行ったが割れの発生もなく、剥離
も認められず耐摩耗性の良好なメッキであった。析出皮
膜を王水で溶解し、原子吸光分析装置により分析した結
果、Pd(99.9%)、Fe(0.1%)が確認され
た。
【0025】比較例1 実施例1のメッキ液から鉄成分を除いたメッキ液を使用
して、実施例1と同様の方法、条件でメッキを行ったと
ころ、白色の2μmのメッキが得られたが、完全光沢で
はなく部分的に光沢ムラが確認され、本発明のメッキ液
によるメッキとは大きく異なるものであった。
【0026】比較例2 実施例1のメッキ液からアンモニアを除いたメッキ液を
使用して、実施例1と同様の方法、条件でメッキを行っ
たところ、途中で沈殿物が発生し光沢がなく、部分的に
光沢ムラが確認され、本発明のメッキ液によるメッキと
は大きく異なるものであった。
【0027】比較例3 実施例1のメッキ液からEDTAアンモニウムを除いた
メッキ液を使用して、実施例1と同様の方法、条件でメ
ッキを行ったところ、光沢のある白色の2μmのメッキ
が得られたが、その後メッキ液が濁り、再度メッキを行
ったところ光沢のある安定したメッキが得られなかっ
た。
【0028】比較例4 実施例1のメッキ液からサッカリンを除いたメッキ液を
使用して、実施例1と同様の方法、条件でメッキを行っ
たところ、光沢ムラがある2μmのメッキが得られ、本
発明のメッキ液によるメッキとは大きく異なるものであ
った。
【0029】
【発明の効果】本発明のパラジウム/鉄合金メッキ液
は、白色光沢があり、耐食性に優れ、厚付け性が良く、
良好なメッキ皮膜を得ることができるので、被メッキ金
属の表面の一部または全部を、あるいは基部メッキ層と
しての下地メッキに好適であり、腕時計などの外装部
品、装身具、眼鏡フレーム、置物類、食器類、筆記用具
などの基材として有用なものである。本発明のパラジウ
ム合金メッキは、金属アレルギーを誘発する虞れがな
く、光沢が良好で、耐食性に優れており厚付け性の良い
メッキを提供することができ、コスト的にも大きく寄与
するものであり工業的に極めて意義あるものである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月11日(2000.8.1
1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】すなわち、本発明は、(1)伝導塩を5g
/L〜300g/L、可溶性鉄化合物を金属鉄として
0.01g/L〜10g/L、可溶性パラジウム化合物
を金属パラジウムとして1g/L〜30g/Lを含有
し、遊離アンモニアを1g/L〜50g/Lおよび光沢
剤を0.1g/L〜30g/L含有し、pHが7.0〜
12.0であることを特徴とする光沢性パラジウム/鉄
合金メッキ液を要旨とする。(2)また、可溶性鉄化合
物が塩化第二鉄、塩化第一鉄、燐酸第二鉄、燐酸第一鉄
のアンモニア化合物から選ばれる一種である上記記載の
光沢性パラジウム/鉄合金メッキ液、(3)また本発明
は、可溶性パラジウム化合物が亜硝酸パラジウム、硝酸
パラジウム、塩化パラジウム、硫酸パラジウムのアンモ
ニア化合物から選ばれる一種である上記記載の光沢性パ
ラジウム/鉄合金メッキ液、(4)伝導塩が無機酸また
は有機酸のアンモニア化合物である上記記載の光沢性パ
ラジウム/鉄合金メッキ液、(5)また、無機酸がピロ
リン酸、りん酸、硫酸、塩酸のアンモニア化合物から選
ばれる少なくとも一種であり、有機酸がEDTA、酒石
酸のアンモニア化合物から選ばれる少なくとも一種であ
る上記記載の光沢性パラジウム/鉄合金メッキ液を要旨
とする。さらに(6)本発明は、メッキ皮膜を有するメ
ッキ基材であってメッキ皮膜はパラジウムを60重量%
〜99.5重量%含有し、残分が鉄であることを特徴と
する光沢性を有するパラジウム合金メッキ基材を要旨と
する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】削除
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】削除

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝導塩を5g/L〜300g/L含有し、
    pHが7.0〜12.0であり、可溶性鉄化合物および
    可溶性パラジウム化合物を含有することを特徴とするパ
    ラジウム/鉄合金メッキ液。
  2. 【請求項2】可溶性鉄化合物を金属鉄として0.01g
    /L〜10g/L、および可溶性パラジウム化合物を金
    属パラジウムとして1g/L〜30g/L含有する請求
    項1記載のパラジウム/鉄合金メッキ液。
  3. 【請求項3】可溶性鉄化合物が塩化第二鉄、塩化第一
    鉄、燐酸第二鉄、燐酸第一鉄のアンモニア化合物から選
    ばれる一種である請求項1記載のパラジウム/鉄合金メ
    ッキ液。
  4. 【請求項4】可溶性パラジウム化合物が亜硝酸パラジウ
    ム、硝酸パラジウム、、塩化パラジウム、硫酸パラジウ
    ムのアンモニア化合物から選ばれる一種である請求項1
    記載のパラジウム/鉄合金メッキ液。
  5. 【請求項5】伝導塩が無機酸または有機酸のアンモニア
    化合物である請求項1、2、3または4記載のパラジウ
    ム/鉄合金メッキ液。
  6. 【請求項6】無機酸がピロリン酸、りん酸、硫酸、塩
    酸、から選ばれる少なくとも一種であり、有機酸がED
    TA、酒石酸から選ばれる少なくとも一種である請求項
    5記載のパラジウム/鉄合金メッキ液。
  7. 【請求項7】遊離アンモニアを1g/L〜50g/L、
    光沢剤を0.1g/L〜30g/L含有することを特徴
    とする請求項1、2,3,4,5または6記載のパラジ
    ウム/鉄合金メッキ液。
  8. 【請求項8】メッキ皮膜を有するメッキ基材であってメ
    ッキ皮膜はパラジウムを60重量%〜99.5重量%含
    有し、残分が鉄であることを特徴とするパラジウム合金
    メッキ基材。
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