JP2001181697A - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

液体洗浄剤組成物

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JP2001181697A
JP2001181697A JP37247899A JP37247899A JP2001181697A JP 2001181697 A JP2001181697 A JP 2001181697A JP 37247899 A JP37247899 A JP 37247899A JP 37247899 A JP37247899 A JP 37247899A JP 2001181697 A JP2001181697 A JP 2001181697A
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group
acid
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detergent composition
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JP37247899A
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Akira Ishikawa
石川  晃
Yukiko Fujii
志子 藤井
Nobuyuki Ogura
信之 小倉
Kazutoshi Ide
一敏 井手
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄効果及び抗菌効果に優れる液体洗浄剤組
成物を提供する。 【解決手段】 (a)ポリアミン系化合物(a1)及び
ポリオキシアルキレンテレフタレート、ポリアルキレン
テレフタレートもしくはこれらの共重合体(a2)から
選ばれる一種以上並びに(b)水溶性抗菌性化合物を含
有する液体洗浄剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液体洗浄剤組成物に
関する
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】液体洗
浄剤はえり、そで等の皮脂汚れや靴下等の泥汚れに直接
塗布できるため、部分汚れに対して高い洗浄効果を示
す。また、近年、衛生、防臭の観点から液体洗浄剤に抗
菌性化合物を配合する試みがなされている。特開平1−
197598号公報には陽イオン系の抗菌剤を含有する
液体洗剤組成物が開示されている。このような組成物は
貯蔵安定性に優れるものの抗菌効果が十分ではなく、特
に靴下等のひどい粒子汚れが付着した衣料に塗布洗浄を
行っても期待される抗菌効果が得られなかった。また、
皮脂汚れ等の頑固な汚れに対する洗浄効果も満足できる
レベルではない。
【0003】従って本発明の課題は、洗浄効果及び抗菌
効果に優れた液体洗浄剤組成物、特に抗菌性洗浄剤組成
物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)ポリア
ミン系化合物(a1)及びポリオキシアルキレンテレフ
タレート、ポリアルキレンテレフタレートもしくはこれ
らの共重合体(a2)から選ばれる一種以上並びに
(b)水溶性抗菌性化合物を含有する液体洗浄剤組成物
を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】(a)成分 本発明では(a)成分として、ポリアミン系化合物(a
1)及びポリオキシアルキレンテレフタレート、ポリア
ルキレンテレフタレートもしくはこれらの共重合体(a
2)から選ばれる一種以上を含有する。
【0006】ポリアミン系化合物(a1)としては、1
分子中に2級あるいは3級アミノ基、アミンオキシド基
及び4級アンモニウム基から選ばれる1種以上の基が2
〜30個、好ましくは2〜20個、より好ましくは3〜
10個存在し、これらは炭素数2〜5、好ましくは2又
は3のアルキレン基又はアルキレンオキシド基で連結し
た化合物が好ましく、特に好ましい化合物は下記一般式
(5)の化合物である。
【0007】
【化3】
【0008】〔式中、R13、R17、R20は水素原子、炭
素数1〜20、好ましくは1〜12のアルキル基もしく
はヒドロキシアルキル基であり、R15は、アルキレンオ
キシド(以下AOという)平均付加モル数が2〜20の
ポリオキシアルキレン基、好ましくはポリオキシエチレ
ン基であり、R18は炭素数1〜20のアルキル基もしく
はヒドロキシアルキル基、又はAO平均付加モル数が2
〜20のポリオキシアルキレン基、好ましくは炭素数1
〜3のアルキル基又はポリオキシエチレン基である。R
14、R16、R19、R21は同一でも異なっていてもよい炭
素数1〜5のアルキレン基、好ましくはエチレン基又は
プロピレン基である。A、Bは同一でも異なっていても
良い水素原子、炭素数1〜20、好ましくは1〜12の
アルキル基もしくはアルケニル基又はR22CO−(R22
は炭素数1〜12のアルキル基を示す)である。a、
b、c、dはそれぞれ独立に0〜10の数であり、a+
b+c+d=2〜30、好ましくは2〜20、好ましく
は3〜10の数である。Z-は陰イオン基、好ましくは
ハロゲンイオン、硫酸イオン又は炭素数1〜3のアルキ
ル硫酸イオンである。〕。
【0009】また、ポリオキシアルキレンテレフタレー
ト、ポリアルキレンテレフタレートもしくはこれらの共
重合体(a2)は、重量平均分子量1500〜5000
0が好ましく、1900〜43000がより好ましく、
1900〜25000が更に好ましい。
【0010】また、(a2)成分としては、特にポリオ
キシアルキレンテレフタレート、ポリアルキレンテレフ
タレートの共重合体が好ましく、かかる共重合体におい
て、ポリオキシエチレンテレフタレートとポリエチレン
テレフタレートのモル比は、ポリオキシエチレンテレフ
タレート:ポリエチレンテレフタレート=1:3〜1:
6が好ましく、2:5〜1:5がより好ましく、1:3
〜1:4が更に好ましい。
【0011】本発明の(a)成分としては、(a1)成
分が好ましく、特に一般式(5)の化合物が好ましい。
【0012】(b)成分 本発明では(b)成分として水溶性抗菌性化合物、好ま
しくは20℃における水への溶解度が水100gあたり
1g以上、更に2g以上の抗菌性化合物を使用する。こ
こで、抗菌性化合物とは木綿金巾#2003に該化合物
1重量%を均一に付着させた布を用いJIS L 190
2「繊維製品の抗菌性試験法」に準じた方法で抗菌性試
験を行い阻止帯が見られる化合物である。
【0013】このような抗菌性化合物としては1つ以上
の炭素数8〜16、好ましくは8〜14の炭化水素基、
好ましくはアルキル基又はアルケニル基を有する4級ア
ンモニウム塩が好ましく、特に下記一般式(1)〜
(3)の化合物が好ましい。
【0014】
【化4】
【0015】〔式中、R2及びR7は炭素数8〜16、好
ましくは8〜14の炭化水素基、好ましくはアルキル基
又はアルケニル基であり、R3、R4は炭素数1〜3のア
ルキル基又はヒドロキシアルキル基である。Xは−CO
O−、OCO−、−CONH−、−NHCO−又は
【0016】
【化5】
【0017】である。R5、R6は、炭素数1〜6、好ま
しくは1〜4のアルキレン基又は−(O−R8)k−であ
る。ここでR8はエチレン基もしくはプロピレン基、好
ましくはエチレン基であり、kは1〜10、好ましくは
1〜5の数である。R9〜R12は、これらの内2つ以上
は炭素数8〜12、好ましくは8〜10のアルキル基で
あり、残りが炭素数1〜3のアルキル基である。pは0
又は1の数である。Y-は陰イオン基、好ましくはハロ
ゲンイオン、硫酸イオン、炭素数1〜3のアルキル硫酸
イオンである。〕。
【0018】本発明ではこれら化合物の中でも特に一般
式(1)の化合物が好ましく、最も好ましい4級アンモ
ニウム化合物として下記のものを挙げることができる。
【0019】
【化6】
【0020】(液体洗浄剤組成物)本発明の液体洗浄剤
組成物は、(a)成分を好ましくは0.05〜10重量
%、より好ましくは0.1〜5重量%、特に好ましくは
0.1〜3重量%含有する。また、(b)成分を好まし
くは0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜8重量%
含有する。本発明では(a)成分と(b)成分を併用す
ることにより(b)成分の抗菌効果を効果的に働かせる
ものであり、(b)単独では得ることのできない効力を
発揮する。(a)成分と(b)成分の重量比は、(b)
/(a)=30/1〜1/1、特に20/1〜2/1が
好ましい。
【0021】本発明の液体洗浄剤組成物は、上記(a)
成分及び(b)成分と水とを含有する。水は、微量存在
するイオン成分を除去したイオン交換水又は蒸留水を使
用することが貯蔵安定性の点から望ましい。水の含有量
は5〜50重量%、更に10〜45重量%、特に20〜
40重量%が貯蔵安定性の点で好ましい。また、組成物
のpH(20℃)は8〜11、好ましくは9〜11が洗
浄性能の点から望ましい。
【0022】本発明の液体洗浄剤組成物には、(c)成
分として下記一般式(4)の非イオン界面活性剤を配合
することが洗浄性能を向上させる上で好ましい。 R1−(OC36)m(OC24)n−OH (4) 〔式中、R1は炭素数8〜18、好ましくは10〜1
6、特に好ましくは10〜14の炭化水素基、好ましく
は直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基であ
り、mは0〜20、好ましくは0〜10、nは2〜2
0、好ましくは2〜10の数である。また、m+nは5
〜30、好ましくは5〜15の数であり、−OC 36
と−OC24−はブロック状あるいはランダム状に配列
していてもよく、好ましくはブロック状に配列してい
る。更に、mが0の場合、R1は炭素数8〜18、好ま
しくは9〜15、特に好ましくは11〜15の炭化水素
基、好ましくは分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基で
ある。〕。
【0023】上記一般式(4)の化合物としては、下記
(4−1)又は(4−2)、特に(4−1)の化合物が
好ましい。 R1−(OC24)q−(OC36)r−(OC24)s−OH (4−1) 〔式中、R1は上記と同一の意味であり、qは0〜1
0、好ましくは1〜7、rは1〜10、好ましくは1〜
5、sは0〜10、好ましくは1〜7を示す。但し、q
とsは同時に0ではない。〕 R1'−(OC24)t−OH (4−2) 〔式中、R1'は炭素数11〜15の分岐鎖アルキル基で
あり、tは5〜20、好ましくは6〜15の数であ
る。〕。
【0024】本発明の(c)成分は、本発明の(a)成
分及び(b)成分を効率よく作用させる働きを有し、組
成物中に5〜60重量%、特に10〜50重量%配合す
ることが望ましい。また、(b)成分/(c)成分の重
量比は1/50〜1/1、特に1/30〜1/2が、
(a)成分/(c)成分の重量比は1/50〜1/2、
特に1/30〜1/5が好ましい。
【0025】本発明では上記成分以外に洗浄性能の点か
ら(d)成分として陰イオン界面活性剤を配合すること
が好ましい。具体的にはアルキルベンゼンスルホン酸又
はその塩、アルキル又はアルケニルエーテル硫酸塩、ア
ルキル又はアルケニル硫酸塩、オレフィンスルホン酸
塩、アルカンスルホン酸塩、飽和又は不飽和脂肪酸又は
その塩、アルキル又はアルケニルエーテルカルボン酸
塩、α−スルホ脂肪酸塩、又はα−スルホ脂肪酸エステ
ルである。特に炭素数が10〜20のアルキルベンゼン
スルホン酸又はその塩、アルキル又はアルケニルエーテ
ル硫酸塩、アルキル又はアルケニル硫酸塩、脂肪酸もし
くはその塩類が好ましい。陰イオン界面活性剤(d)の
含有量は、貯蔵安定性及び洗浄性能の点で、組成物中に
0〜20重量%、特に1〜15重量%が好ましい。ま
た、(d)成分が多量に存在すると(b)成分の効果を
減じるため、(b)成分/(d)成分の重量比は10/
1〜1/2、特に5/1〜1/1が抗菌性能の点から望
ましい。
【0026】本発明では貯蔵安定性の点から(e)成分
として有機又は無機塩を配合することが好ましく、特に
塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム等の塩
化物、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硫酸カルシウム
等の硫酸化物、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム等の
亜硫酸化物等の無機塩を添加することが望ましい。ま
た、ハイドロトロープ剤としてp−トルエンスルホン酸
塩、メタキシレンスルホン酸塩、クエン酸塩、リンゴ酸
塩、コハク酸塩等を添加することも望ましい。(e)成
分は、組成物中に0.1〜10重量%、特に0.5〜8
重量%配合するのが好ましい。
【0027】本発明では洗浄効果を更に高める目的で
(f)成分としてカルシウムイオン封鎖剤を配合するこ
とが好ましい。このような化合物としては、(1)フィ
チン酸等のリン酸系化合物又はその塩、(2)エタン−
1,1−ジホスホン酸、エタン−1,1,2−トリホスホン酸、
エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホン酸及びその誘
導体、エタンヒドロキシ−1,1,2−トリホスホン酸、エ
タン−1,2−ジカルボキシ−1,2−ジホスホン酸、メタン
ヒドロキシホスホン酸等のホスホン酸又はそれらの塩、
(3)2-ホスホノブタン−1,2−ジカルボン酸、1-ホス
ホノブタン−2,3,4−トリカルボン酸、α−メチルホス
ホノコハク酸等のホスホノカルボン酸又はそれらの塩、
(4)アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン等のア
ミノ酸又はそれらの塩、(5)ニトリロ三酢酸、イミノ
二酢酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミ
ン五酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、ヒドロ
キシエチルイミノ二酢酸、トリエチレンテトラアミン六
酢酸、ジエンコル酸等のアミノポリ酢酸又はそれらの
塩、(6)ジグリコール酸、オキシジコハク酸、カルボ
キシメチルオキシコハク酸、クエン酸、乳酸、酒石酸、
シュウ酸、リンゴ酸、オキシジコハク酸、グルコン酸、
カルボキシメチルコハク酸、カルボキメチル酒石酸等の
有機酸又はそれらの塩、(7)ゼオライトA等のアルミ
ノケイ酸塩、(8)アミノポリ(メチレンホスホン酸)
もしくはその塩、又はポリエチレンポリアミンポリ(メ
チレンホスホン酸)もしくはその塩、(9)アクリル
酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、クロトン酸等のモ
ノマーから誘導される平均分子量4000〜10000
0のホモポリマーあるいはコポリマー又はそれらの塩等
が挙げられる。
【0028】これらの中で、上記(2)、(5)、
(6)、(7)及び(9)からなる群より選ばれる少な
くとも1種が好ましく、(2)及び(9)からなる群よ
り選ばれる少なくとも1種が更に好ましい。
【0029】このようなカルシウムイオン封鎖剤(f)
の配合量は、本発明の液体洗浄剤組成物中に0〜5重量
%、特に0.005〜3重量%が望ましい。
【0030】本発明では(g)成分としてアルカリ剤を
配合することが洗浄効果の点から好ましい。アルカリ剤
としてはモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン、メチルモノエタノールアミン、
ジメチルエタノールアミン等のエタノールアミン類、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の無機塩基等を使用
することができ、特にモノエタノールアミン、水酸化ナ
トリウム及び水酸化カリウムから選ばれる1種以上が好
ましい。
【0031】本発明の液体洗浄剤組成物は、本発明の効
果性能を損なわない程度に各種洗浄剤成分を配合でき
る。例えば界面活性剤としては、アルキルポリグルコシ
ド、脂肪族アルカノールアミド等の(c)成分以外の非
イオン界面活性剤、アミンオキシド、スルホベタイン、
カルボベタイン等の両性界面活性剤が挙げられる。可溶
化剤としてはエタノール、プロパノール、エチレングリ
コール、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビト
ール等の多価アルコール類等が挙げられる。香料、色
素、防腐・防黴剤、増粘剤等を所望により添加しても良
い。
【0032】
【実施例】合成例1 2Lフラスコに硫酸ジエチル21.4g(0.139モ
ル)と2−オキサゾリン1.39モルを脱水した酢酸エ
チル700gに溶解し、窒素雰囲気下5時間加熱環流し
た。次にパーム核油由来のアルキル組成を持つ1級アミ
ンの50%酢酸エチル溶液を444g(1.11モル)
加え、10時間加熱環流した後、反応混合物中の酢酸エ
チルを減圧留去した。次に得られた化合物400gを1
0%水酸化ナトリウム水溶液4Lに溶解させ、加熱混合
しながら98℃で3時間反応させた。冷却後、ヘキサン
により抽出し、ヘキサン層を濃縮し、下記構造の化合物
a−1を得た(収率95%)。 a−1: R−NH−(C24NH)n−H 〔R:パーム核組成アルキル基、n:平均縮合度8モ
ル〕。
【0033】合成例2 合成例1で得られたa−1を通常の方法でエチレンオキ
シドを付加させて下記構造のa−2を合成した。エチレ
ンオキシド/a−1のモル比は30、1Lステンレス製
オートクレーブを用いた。反応温度は95〜105℃で
あり、反応時間は5時間である。
【0034】
【化7】
【0035】実施例 上記a−1、a−2及び下記成分を用いて表1の液体洗
浄剤組成物を調製した。なお、pHはN/10硫酸水溶
液又はN/10水酸化ナトリウム水溶液により調整し
た。これら組成物の殺菌性と皮脂汚れ洗浄力を下記の方
法で評価した。結果を表1に示す。 ・a−3:ポリエチレンテレフタレート−ポリオキシエ
チレンテレフタレート共重合体(平均分子量2200、
ポリエチレンテレフタレートとポリオキシエチレンテレ
フタレートのモル比3:1)。
【0036】
【化8】
【0037】・c−1:C1225−O−(EO)5−(P
O)2−(EO)5−H ・c−2:C1225−O−(EO)10−(PO)4−H ・c−3:炭素数16のゲルベタイプアルコールにエチ
レンオキシドを平均10モル付加させたもの ・c−4:C1225−O−(EO)7−H ・d−1:アルキル基の炭素数12〜14の直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム ・d−2:アルキル基の炭素数12、エチレンオキシド
平均付加モル数1.5のポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル硫酸ナトリウム ・e−1:亜硫酸ナトリウム ・f−1:クエン酸 ・g−1:ジエタノールアミン ・g−2:水酸化ナトリウム。
【0038】<抗菌性評価>1,1−ジクロロ−2,
2,3,3,3−ペンタフルオロプロパン45重量%及
び1,3−ジクロロ−1,1,2,2,3−ペンタフル
オロプロパン55重量%の混合溶媒に鹿沼赤土を12g
/Lの割合で添加し、混合分散させた。この液50重量
部に対して、木綿金巾2003布(木綿平織又は木綿メ
リヤス)を1重量部の割合で30秒間浸漬させ、引き上
げた後余分な液を絞り取り、80℃の熱風乾燥室で乾燥
させ、モデル粒子汚染布とした。
【0039】次に上記汚染布(2cm×2cm)2枚を
遠沈管(井内盛栄堂社製、容量50ml、滅菌済み)に
入れ105℃で1分間加熱滅菌した。この遠沈管に菌液
〔Staphylococcus aureus IFO 12732(黄色ブ
ドウ球菌)1×109 cells/ml〕0.1mlを添加
し、更に表1の組成物を滅菌水で希釈した5重量%溶液
10mlを添加し、5分間攪拌した。次に、布を取り出
し、滅菌した生理食塩水20mlで布を抽出した。この
抽出液0.1mlをSCDLP寒天培地に塗抹し、37
℃/24時間培養し、得られた菌のコロニー数をカウン
トした。布1cm2当たりのコロニー数が1×103cell
s未満の場合を◎、1×103 cells以上1×104 cell
s未満を○、1×104 cells以上1×105 cells未満
を△、1×105 cells以上を×として評価した。ここ
で上記評価が○以上であれば、抗菌性洗浄剤組成物とし
て優れているといえる。
【0040】<皮脂汚れ洗浄力評価> (1)脱脂力評価用人工汚染布の調製法 トリオレイン200gを80Lのパークレンに溶解し、
金巾#2003布を浸漬して付着させた後、パークレン
を乾燥除去し、人工汚染布とした。
【0041】(2)脱脂力評価方法 前記人工汚染布を5cm×5cmに裁断し、人工汚染布
1枚当たり0.2gの洗浄剤組成物を2cm×2cmの
面積に塗布し、5枚1組をターゴトメータにて100r
pmで、洗浄時間10分間、水の硬度4°DH、すすぎ
を水道水で5分間の条件で洗浄した。
【0042】洗浄後、汚染布の洗浄剤組成物を塗布した
部分を2cm×2cmに切り取り、5枚1組をクロロホ
ルムを溶媒とし12時間ソックスレー抽出を行った。ま
た、未洗浄の人工汚染布も同様に切り取り、同様に抽出
を行った。抽出液をエバポレーターを用いクロロホルム
を除去し、抽出トリオレイン量を求めた。次式により脱
脂率を求めた。
【0043】
【数1】
【0044】
【表1】
【0045】比較品1は(a)成分が存在しないため抗
菌効果及び洗浄力が低下する。比較品2は(b)成分が
存在しないため抗菌効果が得られない。また比較品3は
水不溶性4級アンモニウム塩(b’−1)を用いている
ため抗菌効果が得られないばかりか、再汚染が起こり洗
浄効果が低下する。従って、本発明の(a)成分と
(b)成分とを併用することにより、優れた抗菌効果及
び洗浄効果が得られることが明らかである。
フロントページの続き (72)発明者 小倉 信之 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 (72)発明者 井手 一敏 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 Fターム(参考) 4H003 AB19 AB31 AC08 AC23 BA12 EA12 EA21 EB08 EB14 EB19 EB28 EB38 FA34

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ポリアミン系化合物(a1)及び
    ポリオキシアルキレンテレフタレート、ポリアルキレン
    テレフタレートもしくはこれらの共重合体(a2)から
    選ばれる一種以上並びに(b)水溶性抗菌性化合物を含
    有する液体洗浄剤組成物。
  2. 【請求項2】 (b)成分が炭素数8〜16の炭化水素
    基を1つ以上有する4級アンモニウム塩である請求項1
    記載の液体洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 (b)成分が下記一般式(1)〜(3)
    の化合物である請求項1記載の液体洗浄剤。 【化1】 〔式中、R2及びR7は炭素数8〜16の炭化水素基であ
    り、R3、R4は炭素数1〜3のアルキル基又はヒドロキ
    シアルキル基である。Xは−COO−、OCO−、−C
    ONH−、−NHCO−又は 【化2】 である。R5、R6は、炭素数1〜6のアルキレン基又は
    −(O−R8)k−である。ここでR8はエチレン基もしく
    はプロピレン基であり、kは1〜10の数である。R9
    〜R12は、これらの内2つ以上は炭素数8〜12のアル
    キル基であり、残りが炭素数1〜3のアルキル基であ
    る。pは0又は1の数である。Y-は陰イオン基であ
    る。〕
  4. 【請求項4】 更に下記一般式(4)の非イオン界面活
    性剤を含有する請求項1記載の液体洗浄剤組成物。 R1−(OC36)m(OC24)n−OH (4) 〔式中、R1は炭素数8〜18の炭化水素基であり、m
    は0〜20、nは2〜20の数である。また、m+nは
    5〜30の数であり、−OC36−と−OC24−はブ
    ロック状あるいはランダム状に配列していてもよい。更
    に、mが0の場合、R1は炭素数8〜18の炭化水素基
    である。〕
JP37247899A 1999-12-28 1999-12-28 液体洗浄剤組成物 Pending JP2001181697A (ja)

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