JP2001181445A - 顆粒状造核剤組成物とこれを配合してなるポリオレフィン樹脂組成物 - Google Patents

顆粒状造核剤組成物とこれを配合してなるポリオレフィン樹脂組成物

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JP2001181445A JP37196499A JP37196499A JP2001181445A JP 2001181445 A JP2001181445 A JP 2001181445A JP 37196499 A JP37196499 A JP 37196499A JP 37196499 A JP37196499 A JP 37196499A JP 2001181445 A JP2001181445 A JP 2001181445A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ジベンジリデンソルビトール類の粒状化に際し
ての分解が抑制され、また、ポリオレフィン樹脂に配合
し、溶融混練した際の分解も抑制され、そのうえ、ポリ
オレフィン樹脂に配合したとき、ジベンジリデンソルビ
トール類の分散性にすぐれるので、得られるポリオレフ
ィン樹脂の透明性を大幅に向上させることができる顆粒
状造核剤組成物とこれを配合してなるポリオレフィン樹
脂組成物を提供する。 【解決手段】(a) 一般式(I) 【化1】 (式中、R及びR’はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲ
ン原子、炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数1〜8の
アルコキシル基を示し、m及びnはそれぞれ独立に1〜
3の整数を示す。)で表わされるジベンジリデンソルビ
トール類100重量部に対して、(b) 金属石ケン10〜
100重量部と(c) アルカリ土類金属の酸化物、水酸化
物、塩基性塩及び塩基性複塩から選ばれる少なくとも1
種のアルカリ土類金属の塩基性化合物1〜50重量部と
(d) 融点が金属石ケンよりも低い有機化合物からなる結
着剤10重量部以上とからなる顆粒状造核剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、造核剤としてのジ
ベンジリデンソルビトール類をポリオレフィン樹脂に均
一に分散させることができる顆粒状造核剤組成物とその
ような顆粒状造核剤組成物を配合して得られるポリオレ
フィン樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブ
テン等のポリオレフィン樹脂は、加熱成形後の結晶化速
度が遅く、大きい結晶が生成するので、透明性に劣る問
題がある。そこで、従来、ポリオレフィン樹脂の加熱成
形に際して、微細な結晶を急速に生成させるための造核
剤(結晶核剤ともいわれる。)を配合することが知られ
ている。
【0003】従来、造核剤としては、例えば、特開平5
−202055号公報やWO98/33851号公報に
記載されているように、ジベンジリデンソルビトール類
がよく知られており、また、このようなジベンジリデン
ソルビトール類を金属石ケンと併用することも既に上記
WO98/33851号公報に記載されているように知
られている。これ以外にも、ジベンジリデンソルビトー
ル類を芳香族リン酸エステル、芳香族亜リン酸エステル
及び芳香族カルボン酸アルミニウム塩と組合わせて用い
ることも、特開平3−217441号公報に記載されて
いるように既に知られている。
【0004】上記ジベンジリデンソルビトール類は、通
常、粉末であり、特に、ポリオレフィン樹脂に配合する
際には、分散性を高めるために、微粉末であることが求
められている。しかしながら、ジベンジリデンソルビト
ール類を微粉末とすれば、二次凝集が起こり、逆に分散
性に劣ることがあるほか、作業時に粉塵が発生し、作業
環境を悪化させ、粉塵爆発のおそれもある。また、貯蔵
時に凝集してケーキングやブロッキングを起こしたり、
移送時にブリッジングを起こして、生産性に悪影響を及
ぼす問題もある。
【0005】そこで、ジベンジリデンソルビトール類を
結着剤を用いて粒状化することも、既に、上記WO98
/33851号公報において提案されている。例えば、
ジベンジリデンソルビトール類を結着剤と共に混合し、
加熱して、ペレット状に成形したものが知られている
が、これは粉塵対策等には効果があるが、分散性は依然
として劣るものである。
【0006】更に、上記ジベンジリデンソルビトール類
は、熱安定性に比較的乏しいので、ポリオレフィン樹脂
に配合し、溶融混練した際に分解し、対応するベンズア
ルデヒド類を遊離して、所期の造核剤としての性能を十
分に発揮しないほか、悪臭を発生する問題がある。同様
に、ジベンジリデンソルビトール類をこのように結着剤
と共に混合し、加熱して、ペレット状に造粒する際に
も、分解して、臭気を発生する問題がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のジベ
ンジリデンソルビトール類の造核剤としての性能やその
粒状化における上述したような問題を解決するためにな
されたものであって、ジベンジリデンソルビトール類の
粒状化に際しての分解が抑制され、また、ポリオレフィ
ン樹脂に配合し、溶融混練した際の分解も抑制され、そ
のうえ、ポリオレフィン樹脂に配合したとき、ジベンジ
リデンソルビトール類の分散性にすぐれるので、得られ
るポリオレフィン樹脂の透明性を大幅に向上させること
ができる顆粒状造核剤組成物とこれを配合してなるポリ
オレフィン樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、(a) 一
般式(I)
【0009】
【化3】
【0010】(式中、R及びR’はそれぞれ独立に水素
原子、ハロゲン原子、炭素数1〜8のアルキル基又は炭
素数1〜8のアルコキシル基を示し、m及びnはそれぞ
れ独立に1〜3の整数を示す。)で表わされるジベンジ
リデンソルビトール類100重量部に対して、(b) 金属
石ケン10〜100重量部と(c) アルカリ土類金属の酸
化物、水酸化物、塩基性塩及び塩基性複塩から選ばれる
少なくとも1種のアルカリ土類金属の塩基性化合物1〜
50重量部と(d) 融点が金属石ケンよりも低い有機化合
物からなる結着剤10重量部以上とからなる顆粒状造核
剤組成物が提供される。
【0011】特に、本発明によれば、(a) 一般式(I)
【0012】
【化4】
【0013】(式中、R及びR’はそれぞれ独立に水素
原子、ハロゲン原子、炭素数1〜8のアルキル基又は炭
素数1〜8のアルコキシル基を示し、m及びnはそれぞ
れ独立に1〜3の整数を示す。)で表わされるジベンジ
リデンソルビトール類100重量部に対して、(b) 金属
石ケン10〜100重量部と(c) アルカリ土類金属の酸
化物、水酸化物、塩基性塩及び塩基性複塩から選ばれる
少なくとも1種のアルカリ土類金属の塩基性化合物1〜
50重量部と(d) 融点が金属石ケンよりも低い有機化合
物からなる結着剤10重量部以上とを回転羽根を備えた
高速固体混合機にて混合すると共に上記結着剤を軟化さ
せて顆粒状に粒状化してなる顆粒状造核剤組成物が提供
される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明において用いる造核剤は、
前記一般式(I)
【0015】
【化5】
【0016】(式中、R及びR’はそれぞれ独立に水素
原子、ハロゲン原子、炭素数1〜8のアルキル基又は炭
素数1〜8のアルコキシル基を示し、m及びnはそれぞ
れ独立に1〜3の整数を示す。)で表わされるジベンジ
リデンソルビトール類である。
【0017】R又はR’がハロゲン原子であるとき、具
体例として、例えば、塩素、臭素、ヨウ素又はフッ素を
挙げることができる。R又はR’がアルキル基であると
き、具体例として、例えば、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル
基又はオクチル基を挙げることができ、これらは、直鎖
状でもよく、また、分岐鎖状でもよい。また、R又は
R’がアルコキシル基であるとき、具体例として、上記
アルキル基に対応するアルコキシル基を挙げることがで
きる。
【0018】従って、このようなジベンジリデンソルビ
トール類の具体例として、例えば、1,3:2,4−ジ
ベンジリデンソルビトール、1,3:2,4−ジ(p−
メチルベンジリデン)ソルビトール、1,3:2,4−
ジ(p−エチルベンジリデン)ソルビトール、1,3:
2,4−ジ(p−クロルベンジリデン)ソルビトール、
1,3:2,4−ビス(3,4−ジメチルベンジリデ
ン)ソルビトール等の同一のベンジリデン基を有するも
の、1,3−ベンジリデン−2,4−p−メチルベンジ
リデンソルビトール、1,3−ベンジリデン−2,4−
p−エチルベンジリデンソルビトール、1,3−ベンジ
リデン−2,4−p−クロルベンジリデンソルビトー
ル、1,3−p−メチルベンジリデン−2,4−ベンジ
リデンソルビトール、1,3−p−メチルベンジリデン
−2,4−p−クロルベンジリデンソルビトール、1,
3−p−メチルベンジリデン−2,4−p−エチルベン
ジリデンソルビトール、1,3−p−エチルベンジリデ
ン−2,4−ベンジリデンソルビトール、1,3−p−
エチルベンジリデン−2,4−p−メチルベンジリデン
ソルビトール、1,3−p−エチルベンジリデン−2,
4−p−クロルベンジリデンソルビトール等の異なるベ
ンジリデン基を有するものを挙げることができる。
【0019】本発明による造核剤組成物においては、こ
のようなジベンジリデンソルビトール類100重量部に
対して、金属石ケン10〜100重量部が組合わせて用
いられる。金属石ケンは、造核剤としてのジベンジリデ
ンソルビトール類のポリオレフィン樹脂への分散性を高
めるのに有用である。ジベンジリデンソルビトール類1
00重量部に対して、金属石ケンの割合が10重量部よ
りも少ないときは、ジベンジリデンソルビトール類のポ
リオレフィン樹脂への分散性が十分でなく、延いては、
透明性にすぐれるポリオレフィン樹脂組成物を得ること
ができない。他方、ジベンジリデンソルビトール類10
0重量部に対して、金属石ケンを100重量部を越えて
用いても、ジベンジリデンソルビトール類の分散性を更
に高めることはない。
【0020】本発明において、上記金属石ケンは、好ま
しくは、炭素数8〜22の脂肪酸のリチウム、カリウ
ム、ナトリウム等のアルカリ金属塩や、カルシウム、マ
グネシウム等のアルカリ土類金属塩のほか、アルミニウ
ム塩や亜鉛塩を挙げることができる。上記脂肪酸は飽和
脂肪酸でも不飽和脂肪酸でもよく、また、直鎖状でも分
岐鎖状でもよく、また、分子中に水酸基やカルボニル基
を有していてもよい。また、その融点は特に限定される
ものではないが、本発明に従って、回転羽根を備えた高
速固体混合機にて混合すると共に顆粒状に粒状化しやす
いように、通常、100〜250℃の範囲にあるものが
好ましい。
【0021】従って、このような金属石ケンの具体例と
して、例えば、2−エチルヘキサン酸、ラウリン酸、パ
ルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、
リノール酸、リシノレイン酸、12−ヒドロキシステア
リン酸等の上記金属塩を挙げることができる。特に、本
発明によれば、カルシウム塩又はマグネシウム塩が好ま
しい。
【0022】更に、本発明による造核剤組成物において
は、ジベンジリデンソルビトール類100重量部に対し
て、アルカリ土類金属の酸化物、水酸化物、塩基性塩及
び塩基性複塩から選ばれる少なくとも1種のアルカリ土
類金属の塩基性化合物1〜50重量部が組合わせて用い
られる。
【0023】このようなアルカリ土類金属の塩基性化合
物は、粒状化の際のジベンジリデンソルビトール類の分
解、特に、金属石ケン中の遊離脂肪酸によるジベンジリ
デンソルビトール類の分解を抑えるので、臭気を発生さ
せず、また、ポリオレフィン樹脂に配合し、溶融混練す
る際の分解をも抑えるので、造核剤としての性能をも低
下させない。
【0024】このようなアルカリ土類金属の塩基性化合
物としては、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、
酸化カルシウム、水酸化カルシウム等の酸化物や水酸化
物、塩基性炭酸マグネシウム、塩基性炭酸カルシウム等
の塩基性塩、マグネシウムとアルミニウムの含水塩基性
炭酸塩鉱物であるハイドロタルサイトに代表されるハイ
ドロタルサイト類を挙げることができる。ハイドロタル
サイト類は、天然品でもよく、また、合成品でもよい。
更に、本発明においては、このようなアルカリ土類金属
の塩基性化合物は、単独で用いてもよく、また、2種以
上を組合わせて用いてもよい。
【0025】造核剤組成物において、このようなアルカ
リ土類金属の塩基性化合物の割合がジベンジリデンソル
ビトール類100重量部に対して1重量部よりも少ない
ときは、ジベンジリデンソルビトール類を金属石ケンや
このアルカリ土類金属の塩基性化合物と共に結着剤にて
粒状化するときや、また、ポリオレフィン樹脂に配合
し、溶融混練するときに、金属石ケン中の遊離脂肪酸に
よるジベンジリデンソルビトール類の分解を防ぐことが
できず、他方、アルカリ土類金属の塩基性化合物をジベ
ンジリデンソルビトール類100重量部に対して50重
量部を越える量としても、ジベンジリデンソルビトール
類の分解を防ぐ更なる効果もなく、不経済でもある。
【0026】本発明によれば、このように、ジベンジリ
デンソルビトール類100重量部に前記金属石ケン10
〜100重量部とアルカリ土類金属の塩基性化合物1〜
50重量部とこの金属石ケンよりも融点が低い有機化合
物からなる結着剤10重量部以上とを回転羽根を備えた
高速固体混合機にて混合することによって、上記結着剤
を軟化させて、これらジベンジリデンソルビトール類と
金属石ケンとアルカリ土類金属の塩基性化合物とを結着
剤にて顆粒状に粒状化することができる。
【0027】本発明において、結着剤は、このようにジ
ベンジリデンソルビトール類と金属石ケンとをまとめて
顆粒状に粒状化するためのものであるから、用いる金属
石ケンの融点よりも低い融点を有するものであれば、特
に限定されることなく、種々の有機化合物を用いること
ができるが、しかし、通常、結着剤は、200℃以下の
融点、好ましくは、50〜150℃程度の融点を有する
ものが好ましい。
【0028】このような結着剤として、例えば、高級脂
肪酸、高級アルコール、ポリプロピレングリコール、脂
肪酸アルキルエステル、水酸基を有していてもよい多価
カルボン酸及びそのエステル、多価アルコール脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレン高級アルキルエーテル、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、脂肪族炭
化水素、油脂、高級脂肪酸アミド、ロジン及びその誘導
体等を挙げることができる。
【0029】上記高級脂肪酸としては、例えば、炭素数
14〜40、好ましくは、16〜24の飽和又は不飽和
の脂肪酸が好ましく、具体例としては、例えば、ステア
リン酸、イソステアリン酸、ベヘニン酸、ダイマー酸等
を挙げることができる。
【0030】高級アルコールとしては、例えば、炭素数
8〜40、好ましくは、16〜24の直鎖状又は分岐鎖
状の飽和又は不飽和の脂肪族アルコールが好ましく、具
体例として、例えば、ステアリルアルコール、ベヘニル
アルコール、2−エチルヘキシルアルコール、2−オク
チルドデカノール、2−デシルテトラデカノール等を挙
げることができる。
【0031】ポリプロピレングリコールは、分子量40
0〜7000程度のものが好ましく用いられる。
【0032】脂肪酸アルキルエステルとしては、例え
ば、炭素数8〜22、好ましくは、14〜18の飽和又
は不飽和の脂肪酸と炭素数4〜22の直鎖状又は分岐鎖
状の飽和脂肪族アルコールとのエステルが好ましく、具
体例としては、例えば、ブチルステアレート、オクチル
ステアレート等を挙げることができる。
【0033】水酸基を有していてもよい多価カルボン酸
及びそのエステルとしては、例えば、水酸基を有してい
てもよい炭素数2〜18程度のジ、トリ又はテトラカル
ボン酸等の多価カルボン酸と炭素数2〜22の飽和又は
不飽和の脂肪族アルコールとのエステル、特に、モノ、
ジ又はトリエステルが好ましい。水酸基を有していても
よい多価カルボン酸の具体例としては、例えば、コハク
酸、クエン酸、リンゴ酸、アセチルクエン酸、アジピン
酸、セバシン酸、ヘキサヒドロフタル酸、ブタンテトラ
カルボン酸等を挙げることができる。他方、上記炭素数
2〜22の飽和又は不飽和の脂肪族アルコールとして
は、例えば、ブタノール、2−エチルヘキシルアルコー
ル、イソノニルアルコール、ラウリルアルコール、ステ
アリルアルコール、オレイルアルコール、セチルアルコ
ール、ベヘニルアルコール、n−オクチルアルコール等
を挙げることができる。
【0034】従って、このような水酸基を有していても
よい多価カルボン酸のエステルの具体例として、例え
ば、リンゴ酸モノステアリル、クエン酸モノ、ジ又はト
リステアリルエステル、アセチルクエン酸トリブチル、
2−エチルヘキシルアジペート、n−オクチルアジペー
ト、ジイソノニルアジペート、ラウリルアジペート等を
挙げることができる。
【0035】多価アルコール脂肪酸エステルは、全エス
テルでもよく、部分エステルでもよく、2〜6価の多価
アルコールと炭素数8〜22の脂肪酸とのエステルが好
ましい。特に、グリセリンと上記脂肪酸とのモノ、ジ又
はトリエステルや、これらのアセチル化物のほか、ソル
ビタン、エチレングリコール、プロピレングリコール、
蔗糖、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパ
ン、ポリグリセリン、ポリオキシエチレングリセリン、
ポリオキシエチレンソルビタン、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール等と上記炭素数8〜22
の脂肪酸とのエステルが好ましい。これらのなかでも、
特に、ペンタエリスリトールステアリン酸エステル、ト
リメチロールプロパンラウリン酸エステル、ジグリセリ
ンステアリン酸エステル等が好ましく用いられる。
【0036】ポリオキシエチレン高級アルキルエーテル
としては、例えば、炭素数12〜22程度の高級アルコ
ールにエチレンオキサイド1〜20モル程度を付加して
なるものが好ましい。ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテルとしては、例えば、炭素数1〜18程度の
アルキル基を有するフェノールにエチレンオキサイド1
〜20モル程度を付加してなるものが好ましい。
【0037】脂肪族炭化水素としては、流動パラフィ
ン、合成パラフィン、クマロン樹脂、インデン樹脂、白
色鉱油、石油樹脂、水素化石油樹脂、石油系ワックス、
微晶ワックス、モンタンワックス、ポリエチレンワック
ス、ポリプロピレンワックス、無臭軽質炭化水素等を挙
げることができる。特に、本発明においては、これらの
なかでも、数平均分子量400〜8000程度のポリエ
チレンワックスや数平均分子量200〜9000程度の
ポリプロピレンワックス等のポリオレフィンワックス
や、水素化石油樹脂等が好ましく用いられる。
【0038】油脂としては、水添食用油脂、水添ヒマシ
油、水素化抹香鯨油、ぬか蝋等を挙げることができる。
【0039】また、高級脂肪酸アミドとしては、炭素数
8〜22の脂肪酸アミド、エチレンビス脂肪酸アミド等
を挙げることができる。ロジン誘導体としては、代表例
として、ロジンエステルを挙げることができる。
【0040】特に、本発明によれば、上述した種々の結
着剤のなかでも、ステアリン酸、ベヘニン酸、ダイマー
酸、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、2−
ヘキシルデカノール、2−オクチルドデカノール、2−
デシルテトラデカノール、ブチルステアレート、オクチ
ルステアレート、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、アジ
ピン酸、ブタンテトラカルボン酸、クエン酸モノ、ジ又
はトリステアリルエステル、リンゴ酸モノステアリルエ
ステル、アセチルクエン酸トリブチル、2−エチルヘキ
シルアジペート、オクチルアジペート、ジイソノニルア
ジペート、ラウリルアジペート、ぬか蝋、ペンタエリス
リトールステアリン酸エステル、トリラウリン酸エステ
ル、ジグリセリンステアリン酸エステル、ポリエチレン
ワックス、ポリプロピレンワックス、水素化石油樹脂、
グリセリンモノステアレート、グリセリンモノラウレー
ト等のモノグリセリド類、エルカ酸アミド、ステアリン
酸アミド、オレイン酸アミド等が好ましく用いられる。
【0041】本発明において、ジベンジリデンソルビト
ール類100重量部に対して、結着剤を10重量部以
上、好ましくは、15重量部以上の範囲で用いることに
よって、これをジベンジリデンソルビトール類と金属石
ケンとアルカリ土類金属の塩基性化合物と共に回転羽根
を備えた高速固体混合機にて混合することによって、同
時に顆粒状に粒状化することができる。しかし、ジベン
ジリデンソルビトール類100重量部に対して、結着剤
が10重量部よりも少ないときは、ジベンジリデンソル
ビトール類と金属石ケンとを顆粒状に粒状化し難い。他
方、結着剤を100重量部よりも多く用いても、粒状化
に更なる効果はみられないほか、不経済でもある。従っ
て、本発明においては、結着剤は、通常、ジベンジリデ
ンソルビトール類100重量部に対して、10〜100
重量部、好ましくは、15〜80重量部の範囲で用いら
れる。
【0042】本発明によれば、ジベンジリデンソルビト
ール類と金属石ケンとアルカリ土類金属の塩基性化合物
とを結着剤と共に回転羽根を備えた高速固体混合機にて
混合することによって、同時に顆粒状に粒状化すること
ができる。このような高速固体混合機としては、例え
ば、ヘンシェルミキサーが好ましく用いられる。回転羽
根の回転数は、目的とする顆粒の粒径にもよるが、通
常、500〜3000rpmの範囲とすればよく、好ま
しくは、1000〜2500rpmの範囲である。通
常、500rpmよりも小さい回転速度で予備混合する
ことが好ましい。
【0043】本発明においては、顆粒状造核剤組成物の
平均粒径は、通常、50μmから2mmの範囲であり、
好ましくは、150μmから1mmの範囲であり、この
ような平均粒径を有する顆粒状造核剤組成物をポリオレ
フィン樹脂に配合し、例えば、押出機を用いて、溶融混
練することによって、ジベンジリデンソルビトール類の
粉末をポリオレフィン樹脂に配合し、溶融混練して分散
させる場合に比べて、均一に分散させることができ、従
って、得られるポリオレフィン樹脂組成物はすぐれた透
明性を有する。
【0044】本発明において、ポリオレフィン樹脂とし
ては、エチレン、プロピレン、ブテン、ペンテン、ヘキ
セン、4−メチルペンテン、ヘプテン、オクテン等のα
−オレフィンの単独重合体や共重合体、これらのα−オ
レフィン単位が50重量%以上であるその他の単量体と
の共重合体、例えば、酢酸ビニルのようなビニルエステ
ル、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸等の重
合性二重結合を有する不和酸やそのエステル、アミド等
の誘導体との共重合体等を挙げることができる。
【0045】具体的には、例えば、低、中又は高密度ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−1、エチレ
ン−プロピレンランダム共重合体、エチレン−プロピレ
ンブロック共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共
重合体、エチレン−ブテン共重合体、、エチレン−4−
メチルペンテン共重合体、プロピレン−ヘキセン共重合
体、プロピレン−ヘキセン−ブテン共重合体等を挙げる
ことができる。
【0046】本発明によるポリオレフィン樹脂組成物
は、上述したようなポリオレフィン樹脂100重量部に
前記顆粒状造核剤組成物をジベンジリデンソルビトール
類換算にて0.01〜5重量部の範囲で配合してなるもの
であり、このような樹脂組成物は、ポリオレフィン樹脂
に前記顆粒状造核剤組成物を配合し、例えば、押出機を
用いて溶融混練することによって得ることができる。ポ
リオレフィン樹脂100重量部に対して、顆粒状造核剤
組成物の配合割合がジベンジリデンソルビトール類換算
にて0.01重量部よりも少ないときは、ジベンジリデン
ソルビトール類の造核剤としての効果が不十分であるの
で、得られるポリオレフィン樹脂組成物において、透明
性の向上を得ることができない。他方、ポリオレフィン
樹脂100重量部に対して、顆粒状造核剤組成物の配合
割合がジベンジリデンソルビトール類換算にて5重量部
を越えて配合しても、得られるポリオレフィン樹脂組成
物において、透明性の更なる向上を得ることができず、
また、不経済でもある。
【0047】本発明によるポリオレフィン樹脂組成物に
は、上記造核剤組成物のほかに、必要に応じて、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、帯電防止剤、顔料、充填剤、難燃
剤、滑剤、加工助剤等を適宜に配合してもよい。
【0048】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、
本発明はこれら実施例により何ら限定されるものではな
い。
【0049】表1から3において用いたジベンジリデン
ソルビトール類、アルカリ土類金属の塩基性化合物及び
結着剤のうち、添字を付したものは次のとおりである。 1)ジベンジリデンソルビトール類A=1,3:2,4
−ジ(p−メチルベンジリデン)ソルビトール 2)ジベンジリデンソルビトール類B=1,3:2,4
−ジ(p−エチルベンジリデン)ソルビトール 3)ジベンジリデンソルビトール類C=1,3:2,4
−ジベンジリデンソルビトール 4)ジベンジリデンソルビトール類D=1,3:2,4
−ビス(3,4−ジメチルベンジリデン)ソルビトール 5)ハイドロタルサイトA=Mg4 Al2 (OH)12
CO3 ・ mH2 O(堺化学工業(株)製スタビエースH
T−1) 6)ハイドロタルサイトB=Mg4.5 Al2 (OH)13
・ CO3 ・ mH2 O(堺化学工業(株)製スタビエース
HT−P) 7)ポリプロピレンワックスは分子量7000、融点1
40℃を有する。
【0050】実施例1 (顆粒状造核剤組成物の製造)表1に示すように、ジベ
ンジリデンソルビトール類100重量部にステアリン酸
カルシウム20重量部とハイドロタルサイト5重量部と
ステアリン酸モノグリセリド15重量部を配合し、ヘン
シェルミキサーに投入して、回転羽根の回転数を500
rpmとして予備混合を行なった後、回転羽根の回転数
を1800rpmとして、攪拌混合しつつ、平均粒径3
50μmの顆粒状に粒状化した。
【0051】(顆粒状造核剤組成物の臭気の評価)上記
顆粒状造核剤組成物を容量100mLのガラス製広口瓶
に50gを秤りとり、温度50℃のオーブン中に3時間
放置した後、オーブンから取り出して、モニター(5
人)によって臭気の有無の判定を0〜5の6段階にて行
なった。無臭のときを0、殆ど臭気がないときを1、僅
かに臭気があるときを2、明らかに臭気があるときを
3、著しく臭気があるときを4、耐え難い臭気があると
きを5とした。結果を表1に示す。
【0052】(ポリプロピレン樹脂組成物の調製)この
顆粒状造核剤組成物をジベンジリデンソルビトール類換
算にて3000ppmとなるようにポリプロピレン(エ
チレン−プロピレンブロック共重合体、温度230℃、
荷重2.16kgfにおけるメルトフローレート8g/1
0分)10kgに配合し、単軸押出機(シリンダ温度2
00℃)を用いて溶融混練し、ペレットに押出成形し
た。
【0053】次に、押出機のブレーカープレート前の8
0メッシュのスクリーンに白色の異物が付着しているか
どうかを目視にて観察して、造核剤の分散性を評価し
た。異物がないか、又は僅かに認められるときを○、異
物が認められるときを△、スクリーンの全面に異物の付
着があるときを×とした。結果を表1に示す。
【0054】(ポリプロピレン樹脂組成物の透明性の評
価)上記ペレットを射出成形機(シリンダ温度250
℃、金型温度50℃)にて厚み2mmのプレートに成形
し、JIS K 7105に従ってヘーズ(曇価)を測
定した。結果を表1に示す。
【0055】実施例2〜22 表1及び表2に示すように、ジベンジリデンソルビトー
ル類に金属石ケンとアルカリ土類金属の塩基性化合物と
結着剤を配合し、実施例1と同様にして、平均粒径25
0〜500μmの顆粒状に粒状化した。このようにして
調製した顆粒状造核剤組成物をそれぞれ用いて、実施例
1と同様にして、ポリプロピレン樹脂組成物をペレット
に押出成形して、樹脂組成物におけるジベンジリデンソ
ルビトール類の分散性を評価し、更に、実施例1と同様
にして、上記ペレットを厚み2mmのプレートに成形
し、ヘーズ(曇価)を測定した。結果を表1から表3に
示す。
【0056】比較例1〜3 表3に示すように、ジベンジリデンソルビトール類に金
属石ケンと(アルカリ土類金属の塩基性化合物と)結着
剤を配合し、実施例1と同様にして、平均粒径250〜
500μmの顆粒状に粒状化した。このようにして調製
した顆粒状造核剤組成物をそれぞれ用いて、実施例1と
同様にして、ポリプロピレン樹脂組成物をペレットに押
出成形して、樹脂組成物におけるジベンジリデンソルビ
トール類の分散性を評価し、更に、実施例1と同様にし
て、上記ペレットを厚み2mmのプレートに成形し、ヘ
ーズ(曇価)を測定した。結果を表3に示す。
【0057】比較例4 1,3:2,4−ジ(p−メチルベンジリデン)ソルビ
トール100重量部とステアリン酸カルシウム60重量
部とハイドロタルサイト30重量部をそれぞれ粉末のま
ま、1,3:2,4−ジ(p−メチルベンジリデン)ソ
ルビトールが3000ppmとなるようにポリプロピレ
ン(エチレン−プロピレンブロック共重合体、温度23
0℃、荷重2.16kgfにおけるメルトフローレート8
g/10分)10kgに配合し、単軸押出機(シリンダ
温度200℃)を用いて溶融混練し、ペレットに押出成
形して、樹脂組成物における1,3:2,4−ジ(p−
メチルベンジリデン)ソルビトールの分散性を評価し、
更に、実施例1と同様にして、上記ペレットを厚み2m
mのプレートに成形し、ヘーズ(曇価)を測定した。結
果を表3に示す。
【0058】
【表1】
【0059】
【表2】
【0060】
【表3】
【0061】比較例1による顆粒状造核剤組成物は、ア
ルカリ土類金属の塩基性化合物を含まないので、粒状化
に際して臭気が著しい。比較例2による顆粒状造核剤組
成物は、ジベンジリデンソルビトール類に対して金属石
ケンの割合が少ないので、得られる組成物はポリオレフ
ィン樹脂への分散が十分でなく、透明性にすぐれるポリ
オレフィン樹脂を与えない。比較例3による顆粒状造核
剤組成物は、ジベンジリデンソルビトール類に対する結
着剤の割合が少ないので、均一な顆粒状の粒状化物を得
ることができず、得られる組成物はポリオレフィン樹脂
への分散が十分でなく、透明性にすぐれるポリオレフィ
ン樹脂を与えない。
【0062】他方、比較例4は、ジベンジリデンソルビ
トール類と金属石ケンとハイドロタルサイト類をすべて
微粉末のまま、ポリオレフィン樹脂に加え、溶融混練
し、ペレットに成形したものであって、ジベンジリデン
ソルビトール類がポリオレフィン樹脂中に均一に分散し
ておらず、従って、得られる樹脂組成物は、透明性にお
いて劣るものである。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明による顆粒状造核
剤組成物は、ジベンジリデンソルビトール類と金属石ケ
ンとアルカリ土類金属の塩基性化合物と結着剤とを回転
羽根を備えた高速固体混合機にて混合すると共に上記結
着剤を軟化させて顆粒状に粒状化してなる組成物であっ
て、粒状化やポリオレフィン樹脂への配合に際して、金
属石ケン中の遊離脂肪酸によるジベンジリデンソルビト
ール類の分解がないので、臭気の発生がなく、しかも、
ジベンジリデンソルビトール類を粉末のまま、ポリオレ
フィン樹脂に配合し、溶融混練する場合に比べて、格段
に均一に分散させることができる。従って、このように
して得られるポリオレフィン樹脂組成物は、ジベンジリ
デンソルビトール類を粉末のまま、ポリオレフィン樹脂
に配合してなる樹脂組成物に比べて、格段に高い透明性
を有する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 秀行 大阪府堺市戎島町5丁1番地 堺化学工業 株式会社内 (72)発明者 宮井 俊樹 東京都千代田区霞が関三丁目2番5号 三 井化学株式会社内 Fターム(参考) 4J002 AE003 AF022 BB031 BB121 BB171 CB002 CH022 DE078 DE088 DE238 DE248 DE288 EA019 EC056 EC069 ED009 ED039 EF059 EG027 EG037 EG047 EH019 EH049 EH089 FD206

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) 一般式(I) 【化1】 (式中、R及びR’はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲ
    ン原子、炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数1〜8の
    アルコキシル基を示し、m及びnはそれぞれ独立に1〜
    3の整数を示す。)で表わされるジベンジリデンソルビ
    トール類100重量部に対して、(b) 金属石ケン10〜
    100重量部と(c) アルカリ土類金属の酸化物、水酸化
    物、塩基性塩及び塩基性複塩から選ばれる少なくとも1
    種のアルカリ土類金属の塩基性化合物1〜50重量部と
    (d) 融点が金属石ケンよりも低い有機化合物からなる結
    着剤10重量部以上とからなる顆粒状造核剤組成物。
  2. 【請求項2】(a) 一般式(I) 【化2】 (式中、R及びR’はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲ
    ン原子、炭素数1〜8のアルキル基又は炭素数1〜8の
    アルコキシル基を示し、m及びnはそれぞれ独立に1〜
    3の整数を示す。)で表わされるジベンジリデンソルビ
    トール類100重量部に対して、(b) 金属石ケン10〜
    100重量部と(c) アルカリ土類金属の酸化物、水酸化
    物、塩基性塩及び塩基性複塩から選ばれる少なくとも1
    種のアルカリ土類金属の塩基性化合物1〜50重量部と
    (d) 融点が金属石ケンよりも低い有機化合物からなる結
    着剤10重量部以上とを回転羽根を備えた高速固体混合
    機にて混合すると共に上記結着剤を軟化させて顆粒状に
    粒状化してなる顆粒状造核剤組成物。
  3. 【請求項3】アルカリ土類金属の塩基性化合物がハイド
    ロタルサイト類である請求項1又は2に記載の顆粒状造
    核剤組成物。
  4. 【請求項4】50μmから2mmの範囲の平均粒径を有
    する請求項1から3のいずれかに記載の顆粒状造核剤組
    成物。
  5. 【請求項5】ポリオレフィン樹脂100重量部に請求項
    1から4のいずれかに記載の顆粒状造核剤組成物をジベ
    ンジリデンソルビトール類換算にて0.01〜5重量部を
    配合してなるポリオレフィン樹脂組成物。
  6. 【請求項6】ポリオレフィン樹脂がポリエチレン又はポ
    リプロピレンである請求項5に記載のポリオレフィン樹
    脂組成物。
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