JP2001181385A - カチオン重合性着色組成物 - Google Patents

カチオン重合性着色組成物

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JP2001181385A
JP2001181385A JP36570999A JP36570999A JP2001181385A JP 2001181385 A JP2001181385 A JP 2001181385A JP 36570999 A JP36570999 A JP 36570999A JP 36570999 A JP36570999 A JP 36570999A JP 2001181385 A JP2001181385 A JP 2001181385A
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cationically polymerizable
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oxetane
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JP36570999A
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English (en)
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Noriko Hibara
紀子 檜原
Kenji Seko
健治 瀬古
Yoshiyuki Yugawa
嘉之 湯川
Takeshi Matsuda
健 松田
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Kansai Paint Co Ltd
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着色顔料の分散性が良好で、流動性、発色
性、硬化性に優れ、基材に塗布したときに塗膜欠陥を生
じないカチオン重合性着色組成物を得る。 【解決手段】 (A)水酸基含有オキセタンとビニルエ
ーテル化合物との付加物である特定のオキセタン化合物
(a)を含有するカチオン重合性バインダ成分、(B)
光照射又は加熱により重合を開始させるカチオン重合開
始剤及び(C)着色顔料を含有することを特徴とするカ
チオン重合性着色組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着色顔料の分散性
が良好で、流動性、発色性、硬化性に優れたカチオン重
合性着色組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
カチオン重合性着色組成物としては、エポキシ化合物を
バインダ成分とするものが知られているが、一般にエポ
キシ化合物は高極性であり、着色顔料の濡れ性、特に有
機着色顔料の濡れ性が著しく劣り、着色顔料の分散性が
悪く、得られた着色組成物の流動性や着色組成物中の着
色顔料の発色性が劣り、また基材に塗布したときに塗面
状態が悪いといった問題があった。
【0003】着色顔料の分散性を良くするため、エポキ
シ基などのカチオン重合性基を有さない顔料分散用樹脂
を用いて顔料分散することが考えられるが、この場合に
は、顔料分散用樹脂がカチオン重合性を有さないことか
ら、得られた着色組成物の硬化性が劣るといった問題が
あった。
【0004】本発明の目的は、顔料の分散性が良好で、
流動性、発色性、硬化性に優れ、基材に塗布したときに
塗面状態の良好なカチオン重合性着色組成物を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意研究
を行った結果、カチオン重合性バインダ成分として、特
定の基を有するオキセタン化合物をカチオン重合性バイ
ンダ成分として含有するカチオン重合性着色組成物によ
って上記目的を達成できることを見出し本発明を完成す
るに至った。すなわち、本発明は、(A)下記式(1)
【0006】
【化2】
【0007】式中、R1は水素原子、フッ素原子、炭素
原子数1〜6の直鎖状もしくは分岐鎖状アルキル基、炭
素原子数1〜6の直鎖状もしくは分岐鎖状フルオロアル
キル基又はアリル基を表し、R2は炭素原子数1〜4の
アルキレン基を表し、nは1〜4の整数を表し、R3
n価の炭素原子数1〜50の酸素原子を含有していても
よい炭化水素基を表し、−A−は1,1−エタンジイル
基又は1,2−エタンジイル基を表す、で示されるオキ
セタン化合物(a)を含有するカチオン重合性バインダ
成分、(B)光照射又は加熱により重合を開始させるカ
チオン重合開始剤及び(C)着色顔料を含有することを
特徴とするカチオン重合性着色組成物を提供するもので
ある。以下、本発明のカチオン重合性塗料組成物につい
て詳細に説明する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のカチオン重合性塗料組成
物は、紫外線などの光照射又は加熱によってカチオン重
合を起こして硬化できる塗料組成物である。以下に、本
発明組成物の各成分について説明する。
【0009】カチオン重合性バインダ成分(A) 本発明塗料組成物の(A)成分であるカチオン重合性バ
インダ成分は、紫外線などの光照射又は加熱によってカ
チオン重合を起こして硬化することができるバインダ成
分であって、下記のオキセタン化合物(a)を必須成分
として含有する。
【0010】オキセタン化合物(a) オキセタン化合物(a)は、下記式(1)
【0011】
【化3】
【0012】式中、R1は水素原子、フッ素原子、炭素
原子数1〜6の直鎖状もしくは分岐鎖状アルキル基、炭
素原子数1〜6の直鎖状もしくは分岐鎖状フルオロアル
キル基又はアリル基を表し、R2は炭素原子数1〜4の
アルキレン基を表し、nは1〜4の整数を表し、R3
n価の炭素原子数1〜50の酸素原子を含有していても
よい炭化水素基を表し、−A−は1,1−エタンジイル
基又は1,2−エタンジイル基を表す、で示される化合
物である。
【0013】上記式(1)において、 R1で表される炭
素原子数1〜6の直鎖状もしくは分岐鎖状アルキル基と
しては、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル、n−
ヘキシルなどの基を挙げることができ、R1で表される
炭素原子数1〜6の直鎖状もしくは分岐鎖状フルオロア
ルキル基としては、上記炭素原子数1〜6の直鎖状もし
くは分岐鎖状アルキル基として例示した基の少なくとも
1個の水素原子がフッ素原子に置換されたものを挙げる
ことができる。R1で表される基としては、なかでも水
素原子、メチル基、エチル基、アリル基が好適である。
【0014】上記式(1)において、R2で表される炭
素原子数1〜4 のアルキレン基としては、例えば、メ
チレン基、エチレン基、1,1−プロピレン基、1,2
−プロピレン基、1,3−プロピレン基、1,2−ブチ
レン基、1,3−ブチレン基、1,4−ブチレン基など
を挙げることができ、なかでもメチレン基、エチレン
基、1,3−プロピレン基が好適である。
【0015】上記式(1)において、R3で表される基
は、n価(nは1〜4の整数)の、炭素原子数1〜5
0、好ましくは2〜30、特に好ましくは4〜24の、
酸素原子を含有していてもよい炭化水素基である。R3
で表される炭化水素基のうち、酸素原子を含有しない炭
化水素基としては、1価の炭化水素基として、例えば、
メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブ
チル、イソブチル、t−ブチル、n−ヘキシル、2−エ
チルヘキシル、n−オクチル、デシル、ドデシル、テト
ラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイコシル、
ドコシルなどの直鎖状又は分岐鎖状の脂肪族炭化水素
基;シクロヘキシル、メチルシクロヘキシル、エチルシ
クロヘキシル、ペンチルなどの環状脂肪族炭化水素基;
フェニル基;ベンジル、フェネチルなどのアラルキル基
などを挙げることができ、2価の炭化水素基として、上
記1価の炭化水素基として例示した基の1個の水素原子
をラジカルに置き換えた基を挙げることができ、その代
表例として、1,2−エチレン、1,4−ブチレン、
1,6−ヘキシレン、シクロヘキサン1,4−ジメチ
ル、メタンビス(フェニル)−4,4‘−ジイル、プロ
パン−2,2−ビス(フェニル)−4,4‘−ジイル基
などを挙げることができ、3価の炭化水素基として、上
記1価の炭化水素基として例示した基の2個の水素原子
をラジカルに置き換えた基を挙げることができ、その代
表例として、プロパン1,1,1−トリイル、エタン
1,1,1−トリイル基などを挙げることができる。
【0016】R3で表される炭化水素基のうち、酸素原
子を含有する炭化水素基としては、1価の炭化水素基と
して、例えば、メトキシメチル、エトキシメチル、プロ
ポキシメチル、ブトキシメチルなどのアルコキシアルキ
ル基;アセトキシメチル、アセトキシエチルなどのアル
カノイルオキシアルキル基;フェノキシメチル、フェノ
キシエチル基などのフェノキシアルキル基;ビニルオキ
シメチル、ビニルオキシエチル、ビニルオキシプロピ
ル、ビニルオキシブチル、下記式(2) −D−O−(Ck2kO)m−Ck2kO−R4 (2) 上記式中、Dは炭素原子数1〜20の2価の炭化水素
基、kは2又は3の整数、mは0〜25、好ましくは0
〜10、特に好ましくは0〜5の整数を表し、R4は水
素原子、ビニル基又は炭素原子数1〜4のアルキル基を
表す、で示されるモノ−又はポリ−オキシアルキレン基
含有炭化水素基などを挙げることができ、2価の炭化水
素基として、例えば、下記式(3) −O−(Ck2kO)m−Ck2kO− (3) 上記式中、k及びmは上記と同じ意味を有する、で示さ
れる基、下記式(4) −O−(Ck2kO)p−E−(Ck2kO)p−O− (4) 上記式中、kは上記と同じ意味を有し、pは1〜23、
好ましくは1〜10、特に好ましくは1〜5の整数を表
し、Eは炭素原子数4〜20の2価の炭化水素基を表
す、で示される基などを挙げることができる。
【0017】前記式(2)において、Dで表される2価
の基としては、メチレン、1,1−エチレン、1,2−
エチレン、1,3−プロピレン、2,2−プロピレン、
1,4−ブチレン、1,6−ヘキシレン、シクロヘキサ
ン1,4−ジメチル、メタンビス(フェニル)−4,4
‘−ジイル、プロパン−2,2−ビス(フェニル)−
4,4‘−ジイル基などを挙げることができる。繰り返
し単位(Ck2kO)におけるkの値は2又は3であっ
て、式(2)で表される基において、kの値は2又は3
のみであっても2と3とが混在していてもよい。
【0018】前記式(4)において、Eで表される2価
の基としては、例えば、上記Dで表される2価の基とし
て例示したもののうち、炭素原子数が4以上の基を挙げ
ることができる。
【0019】オキセタン化合物(a)は、例えば、下記
式(5)で表される水酸基含有オキセタンと下記式
(6)で表されるビニルエーテルとの付加物であること
ができる。
【0020】
【化4】 上記式中、R1及びR2は前記と同じ意味を有する。
【0021】 (CH2=CH2−O)n(R3) (6) 上記式中、n及びR3は前記と同じ意味を有する。
【0022】前記式(5)で表される水酸基含有オキセ
タンの代表例としては、3−メチル−3−ヒドロキシメ
チルオキセタン、3−エチル−3−ヒドロキシメチルオ
キセタンなどを挙げることができる。これらは単独で又
は2種以上を組合せて使用することができる。
【0023】前記式(6)で表されるビニルエーテルの
代表例としては、分子中に1個のビニルエーテル基を有
する化合物として、エチルビニルエーテル、n−プロピ
ルビニルエーテル、イソプロピルビニルエーテル、n−
ブチルビニルエーテル、イソブチルビニルエーテル、ド
デシルビニルエーテル、オクタデシルビニルエーテル、
シクロヘキシルビニルエーテル、t−ブチルビニルエー
テル、t−アミルビニルエーテル、エチルヘキシルビニ
ルエーテル、トリエチレングリコールモノビニルエーテ
ル、トリエチレングリコールメチルビニルエーテル、4
以上のポリエチレングリコールメチルビニルエーテルな
どが挙げられ、分子中に2個のビニルエーテル基を有す
る化合物として、ブタンジオールジビニルエーテル、
1,4−ジヒドロキシシクロヘキサンのジビルエーテ
ル、エチレングリコールジビニルエーテル、ヘキサンジ
オールジビニルエーテル、ジエチレングリコールジビニ
ルエーテル、トリエチレングリコールジビニルエーテ
ル、テトラエチレングリコールジビニルエーテル、「P
luriol−E200ジビニルエーテル」(BASF
社製、商品名)、「Poly−THF290ジビニルエ
ーテル」(BASF社製、商品名)などが挙げられ、分
子中に3個のビニルエーテル基を有する化合物として、
トリメチロールプロパントリビニルエーテルなどを挙げ
ることができる。これらのビニルエーテルは、単独で又
は2種以上を組合せて使用することができる。
【0024】前記式(5)で表される水酸基含有オキセ
タンと下記式(6)で表されるビニルエーテルとからオ
キセタン化合物(a)を製造するには、上記水酸基含有
オキセタンと上記ビニルエーテルとを(水酸基含有オキ
セタン中の水酸基/上記ビニルエーテル中のビニルエー
テル基)の当量比が、上記ビニルエーテルが1分子中に
ビニルエーテル基を1個有する場合には、1/1〜1.
5/1、好ましくは1/1〜1.2/1、上記ビニルエ
ーテルがビニルエーテル基を2個有する場合には、1/
1〜2.5/1、好ましくは1/1〜2.2/1、上記
ビニルエーテルがビニルエーテル基を3個有する場合に
は、1/1〜4/1、好ましくは1/1〜3.3/1の
範囲内となるように配合して、ルイス酸又はブレンステ
ッド酸などの酸触媒の存在下で、通常、反応温度70〜
140℃、好ましくは80〜120℃の範囲で反応させ
ることが、反応速度、副生成物の抑制の点などから好適
である。
【0025】上記酸触媒としては、例えば、硫酸、硫酸
モノエステル、リン酸、リン酸モノ−又はジ−エステ
ル、ポリリン酸エステル、ホウ酸モノ−又はジ−エステ
ル、スルホン酸化合物及びその誘導体、カルボン酸化合
物及びその誘導体などが挙げられ、なかでも、ドデシル
ベンゼンスルホン酸などの炭素数1〜50のアルキルベ
ンゼンスルホン酸、リン酸モノメチル、リン酸ジメチ
ル、リン酸2−エチルヘキシルなどの炭素数1〜50の
リン酸アルキルモノエステル又はジエステルが好適であ
る。これらの酸触媒は、単独で、又は2種以上を組合せ
て使用することができる。酸触媒の使用量は、上記水酸
基含有オキセタンと上記ビニルエーテルとの合計固形分
量に基いて、3重量%以下、好ましくは0.01〜1重
量%の範囲内にあることが好適である。
【0026】また、上記反応において、使用する上記水
酸基含有オキセタンと上記ビニルエーテルが常温で固形
であったり、粘度が高い場合には、必要に応じて、トル
エン、キシレン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトンなどの溶媒を用いて溶解して使用してもよい。
溶媒を使用する場合には、通常、反応終了後に減圧蒸留
などにより溶媒を除去することが好適であり、さもなけ
れば、本発明組成物を塗布した際に加熱などによって塗
布膜から溶媒を除去することが適当である。
【0027】オキセタン化合物(a)は、分子量が18
0〜2,000、好ましくは180〜1,000の範囲
内にあり、オキセタン環当量が70〜2,000、好ま
しくは70〜1,000の範囲内にあることが硬化性、
顔料分散性、取扱い易さなどの点から好適である。
【0028】本発明組成物においては、カチオン重合性
バインダ成分として、上記オキセタン化合物(a)が必
須成分として使用されるが、必要に応じて、このものに
加えて、その他のカチオン重合性化合物(b)を併用す
ることができる。該その他のカチオン重合性化合物
(b)としては、例えば、下記(イ)、(ロ)、
(ハ)、(ニ)、(ホ)の化合物を挙げることができ
る。
【0029】(イ)上記オキセタン化合物(a)以外の
オキセタン化合物:下記式
【0030】
【化5】
【0031】で表されるオキセタン環を分子中に少なく
とも1個含有する化合物であり、例えば、下記一般式
(7)〜(9)で示される化合物などを挙げることがで
きる。
【化6】 (上記式中、R1 は前記と同じ意味を有し、R5 は水素
原子、炭素原子数1〜6のアルキル基、アルキレン基、
ヒドロキシアルキル基、グリシジル基、炭素原子数2〜
10の水酸基で置換されていてもよいアルコキシアルキ
ル基、炭素原子数7〜12の水酸基で置換されていても
よいアリール基、アラルキル基、アリールオキシアルキ
ル基)、
【0032】
【化7】 (上記式中、2個のR1は同一又は異なって前記と同じ
意味を有し、R6は炭素原子数1〜6のアルキレン基、
シクロアルキレン基、フェニレン基、キシリレン基、炭
素原子数4〜30のポリアルキレンオキシ基を表す)、
【0033】
【化8】 (上記式中、R1は前記と同じ意味を有し、R7 は水素
原子又はメチル基を表す)。
【0034】前記一般式(7)で表されるオキセタン化
合物の代表例としては、3−エチル−3−メトキシメチ
ルオキセタン、3−エチル−3−エトキシメチルオキセ
タン、3−エチル−3−ブトキシメチルオキセタン、3
−エチル−3−ヘキシルオキシメチルオキセタン、3−
メチル−3−ヒドロキシメチルオキセタン、3−エチル
−3−ヒドロキシメチルオキセタン、3−エチル−3−
アリルオキシメチルオキセタン、3−エチル−3−グリ
シジルオキシメチルオキセタン、3−エチル−3−(2
´−ヒドロキシエチル)オキシメチルオキセタン、3−
エチル−3−(2´−ヒドロキシ−3´−フェノキシプ
ロピル)オキシメチルオキセタン、3−エチル−3−
(2´−ヒドロキシ−3´−ブトキシプロピル)オキシ
メチルオキセタン、3−エチル−3−[2´−(2´´
−エトキシエチル)オキシメチル]オキセタン、3−エ
チル−3−(2´−ブトキシエチル)オキシメチルオキ
セタン、3−エチル−3−ベンジルオキシメチルオキセ
タン、3−エチル−3−(p−tert−ブチルベンジルオ
キシメチル)オキセタンなどを挙げることができる。
【0035】前記一般式(8)で表されるオキセタン化
合物の代表例としては、前記一般式(8)において、両
方のR1がいずれもエチル基で、R6 がメチレン、エチ
レン、プロピレン、ブチレン、シクロヘキシレン、フェ
ニレン、キシリレン基、ポリ(エチレンオキシ)基、ポ
リ(プロピレンオキシ)基である化合物などを挙げるこ
とができる。
【0036】前記一般式(9)で表されるオキセタン化
合物の代表例としては、3−アクリロイルオキシメチル
−3−エチルオキセタン、3−メタクリロイルオキシメ
チル3−エチルオキセタンなどを挙げることができる。
【0037】オキセタン化合物(イ)としては、上記一
般式(7)、(8)又は(9)で表される化合物以外
に、例えば、ビス(3−エチルオキセタニル−3−メチ
ル)オキサイド;前記一般式(9)で示される重合性不
飽和基とオキセタン環とを有する化合物[例えば、3−
エチル−3−(アクリロイルオキシメチル)オキセタ
ン]を一単量体成分として、その他の重合性不飽和モノ
マーと共重合してなるオキセタン環を有する共重合体な
どを挙げることができる。上記その他の重合性不飽和モ
ノマーとしては、メチル(メタ)アクリレート、エチル
(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレ
ート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル
(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレー
ト、tert−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘ
キシルアクリレート、n−オクチル(メタ)アクリレー
ト、ラウリル(メタ)アクリレート、トリデシル(メ
タ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート等
のC1 24アルキル(メタ)アクリレート;2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、2,3−ジヒドロキシブチル
(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)
アクリレート及びポリエチレングリコールモノ(メタ)
アクリレート等の、多価アルコールとアクリル酸又はメ
タクリル酸とのモノエステル化物;上記多価アルコール
とアクリル酸又はメタクリル酸とのモノエステル化物に
ε-カプロラクトンを開環重合した化合物などの水酸基
含有モノマー;アクリル酸、メタアクリル酸、マレイン
酸、無水マレイン酸などのカルボキシル基含有重合性不
飽和モノマー;N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、N,N−ジエチルアミノエチル(メタ)
アクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピル(メ
タ)アクリレートなどのアミノアルキル(メタ)アクリ
レート;アクリルアミド、メタアクリルアミド、N,N
−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、N,
N−ジエチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、
N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミ
ド、N−メチロールアクリルアミド、N−メチロールア
クリルアミドメチルエーテル、N−メチロールアクリル
アミドブチルエーテルなどの(メタ)アクリルアミド又
はその誘導体;(3,4−エポキシシクロヘキシル)メ
チル(メタ)アクリレートなどの脂環式エポキシ基含有
エチレン性不飽和モノマー;グリシジル(メタ)アクリ
レートなどのグリシジル基含有エチレン性不飽和モノマ
ー;スチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、酢酸ビニルなどが挙げられる。これらの化合物は、
1種で、又は2種以上を組合せて使用することができ
る。本発明において、「(メタ)アクリレート」は、ア
クリレート又はメタアクリレートを意味し、「(メタ)
アクリルアミド」は、アクリルアミド又はメタアクリル
アミドを意味する。
【0038】(ロ)ビニル化合物:ビニル基を有する化
合物であり、例えば、前記オキセタン化合物(a)を製
造するために水酸基含有オキセタンと付加反応されるビ
ニルエーテルとして例示したもの;スチレン、α−メチ
ルスチレン、p−クロロメチルスチレン、ビニルトルエ
ンなどの芳香族ビニル化合物;N−ビニルカルバゾー
ル、 N−ビニルピロリドンなどのカチオン重合性窒素
含有化合物などを挙げることができる。
【0039】(ハ)エポキシ化合物:このエポキシ化合
物は、シクロへキセンオキサイドもしくはシクロペンテ
ンオキサイド構造などを有する脂環式エポキシ基又はグ
リシジル基などの脂肪族エポキシ基を1分子中に少なく
とも1個有する化合物であり、エポキシ当量70〜5,
000、好ましくは80〜3,000のものを好適に使
用することができる。このエポキシ化合物には、1分子
中に脂環式エポキシ基及び脂肪族エポキシ基の両者が混
在していてもよい。
【0040】上記脂環式エポキシ基を含有するエポキシ
化合物としては、例えば、ジシクロペンタジエンジオキ
サイド、(3,4−エポキシシクロヘキシル)メチル−
3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート、ビ
ス(2,3−エポキシシクロペンチル)エーテル、ビス
(3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペー
ト、ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシ
ルメチル)アジペート、(3,4−エポキシ−6−メチ
ルシクロヘキシル)メチル−3,4−エポキシ−6−メ
チルシクロヘキサンカルボキシレート、ビス(3,4−
エポキシシクロヘキシルメチル)アセタール、エチレン
グリコールのビス(3,4−エポキシシクロヘキシル)
エーテル、エチレングリコールの3,4−エポキシシク
ロヘキサンカルボン酸ジエステル、エポリードGT30
0(ダイセル化学工業(株)製、商品名、3官能脂環式
エポキシ樹脂)、エポリードGT400(ダイセル化学
工業(株)製、商品名、4官能脂環式エポキシ樹脂)、
EHPE(ダイセル化学工業(株)製、商品名、官能脂
環式エポキシ樹脂)、下記式
【0041】
【化9】
【0042】
【化10】
【0043】
【化11】
【0044】で表される化合物;3,4−エポキシシク
ロヘキシルメチル(メタ)アクリレートなどの脂環式エ
ポキシ基含有エチレン性不飽和モノマーと必要に応じ
て、その他の重合性不飽和モノマーとを(共)重合して
なる脂環式エポキシ基含有(共)重合体などを挙げるこ
とができる。
【0045】前記脂肪族エポキシ基を含有するエポキシ
化合物としては、例えば、エチレングリコールジグリシ
ジルエーテル、プロピレングリコールジグリシジルエー
テル、ポリエチレングリコールジグリシジルエーテル、
ポリプロピレングリコールジグリシジルエーテル、1,
4−ブタンジオールジグリシジルエーテル、ネオペンチ
ルグリコールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサン
ジオールジグリシジルエーテル、グリセリンジグリシジ
ルエーテル、ジグリセリンテトラグリシジルエーテル、
トリメチロールプロパントリグリシジルエーテル、スピ
ログリコールジグリシジルエーテル、2,6−ジグリシ
ジルフェニルエーテル、ソルビトールポリグリシジルエ
ーテル、トリグリシジルイソシアヌレート、ビスフェノ
ールAジグリシジルエーテル、ブタジエンジオキサイ
ド、フタル酸ジグリシジルエステル、ビスフェノール型
エポキシ樹脂、ε−カプロラクトン変性ビスフェノール
型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹
脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、グリシジル
(メタ)アクリレートなどのグリシジル基含有エチレン
性不飽和モノマーと必要に応じて、その他の重合性不飽
和モノマーとを(共)重合してなるグリシジル基含有
(共)重合体などを挙げることができる。
【0046】前記脂環式エポキシ基及び脂肪族エポキシ
基を含有するエポキシ化合物としては、例えば、ビニル
シクロヘキセンジオキサイド、リモネンジオキサイド;
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(メタ)アクリ
レートなどの脂環式エポキシ基含有エチレン性不飽和モ
ノマーとグリシジル(メタ)アクリレートなどのグリシ
ジル基含有エチレン性不飽和モノマーと必要に応じて、
その他の重合性不飽和モノマーとを(共)重合してなる
脂環式エポキシ基とグリシジル基とを含有する(共)重
合体などを挙げることができる。
【0047】前記脂環式エポキシ基含有共重合体、前記
グリシジル基含有共重合体又は上記脂環式エポキシ基と
グリシジル基とを含有する共重合体を製造するのに用い
られる、その他の重合性不飽和モノマーとしては、前記
オキセタン環を有する共重合体を製造するのに用いられ
る、その他の重合性不飽和モノマー(但し、エポキシ基
を有する化合物を除く)と同様のものを使用することが
できる。
【0048】(ニ)ビシクロオルソエステル化合物:例
えば、1−フェニル−4−エチル−2,6,7−トリオ
キサビシクロ−[2,2,2]−オクタン、1−エチル
−4−ヒドロキシメチル−2,6,7−トリオキサビシ
クロ−[2,2,2]−オクタンなどを挙げることがで
きる。
【0049】(ホ)スピロオルソカーボネート化合物:
例えば、1,5,7,11−テトラオキサスピロ−
[5,5]−ウンデカン、3,9−ジベンジル−1,
5,7,11−テトラオキサスピロ−[5,5]−ウン
デカン、1,4,6−トリオキサスピロ−[4,4]−
ノナン、2−メチル−1,4,6−トリオキサスピロ−
[4,4]−ノナン、1,4,6−トリオキサスピロ−
[4,5]−デカンなどを挙げることができる。
【0050】上記その他のカチオン重合性化合物(b)
としては、オキセタン化合物(a)以外のオキセタン化
合物(イ)、エポキシ化合物(ハ)が好適であり、なか
でも脂環式エポキシ基及び/又はグリシジル基を有する
共重合体が粘性、硬化性の調整のし易さ、塗膜性能など
の点から適している。
【0051】本発明組成物において、カチオン重合性バ
インダ成分(A)は、前記オキセタン化合物(a)のみ
からなっていてもよいが、通常、カチオン重合性バイン
ダ成分(A)における前記脂肪酸変性エポキシ化合物
(a)と上記その他のカチオン重合性化合物(b)との
配合割合は、両者の合計量に基いて、前者が5〜90重
量%、好ましくは10〜80重量%、後者が10〜95
重量%、好ましくは20〜90重量%の範囲内にあるこ
とが好適である。
【0052】カチオン重合開始剤(B) カチオン重合開始剤(B)は、紫外線などの光照射又は
加熱によって本発明組成物におけるバインダ成分(A)
中のオキセタン環やエポキシ基やビニルエーテル基など
のカチオン重合性基のカチオン重合を促進し、硬化を円
滑に進行させるために配合されるものである。カチオン
重合開始剤(B)としては、紫外線などの光又は加熱に
よって酸などのカチオン重合を開始させる物質を生成す
るカチオン重合開始剤を挙げることができる。
【0053】上記カチオン重合開始剤としては、例えば
下記式で表される化合物などを挙げることができる。
【0054】Ar2 I+ ・X− (式中、Arはアリール基、例えばフェニル基を表し、
X−はBF4 -、PF6 -、SbF5(OH)-、SbF6 -
AsF6 - 又は下記式
【0055】
【化12】 で表される基を示す)、 Ar3 S+ ・X− (10) (式中、Ar及びX− は上記と同じ意味を有する)、
【0056】
【化13】
【0057】(式中、R8 は炭素数1〜12のアルキ
ル基又は炭素数1〜12のアルコキシル基を表し、nは
0〜3の整数を表し、X− は上記と同じ意味を有す
る)、
【0058】
【化14】
【0059】(式中、Y− はPF6 -、SbF6 - 、A
sF6 - 又はSbF5(OH)- を表す)、
【0060】
【化15】
【0061】(式中、X− は前記と同じ意味を有す
る)、
【0062】
【化16】
【0063】(式中、X− は前記と同じ意味を有す
る)、
【0064】
【化17】
【0065】(式中、X− は前記と同じ意味を有す
る)、
【0066】
【化18】
【0067】(式中、R9は、炭素原子数7〜15のア
ラルキル基又は炭素原子数3〜9のアルケニル基、R10
は炭素原子数1〜7の炭化水素基又はヒドロキシフェニ
ル基、R11は酸素原子又は硫黄原子を含有していてもよ
い炭素原子数1〜5のアルキル基を示し、X− は前記
と同じ意味を有する)、
【0068】
【化19】
【0069】(式中、R12及びR13はそれぞれ独立に炭
素原子数1〜12のアルキル基又は炭素原子数1〜12
のアルコキシル基を表す)、
【0070】
【化20】
【0071】(式中、R12及びR13は上記と同じ意味を
有する)、
【0072】
【化21】
【0073】
【化22】
【0074】(式中、 R12 、R13及びR14はそれぞれ
独立に、炭素原子数1〜12のアルキル基又は炭素原子
数1〜12のアルコキシル基を表し、X−は前記と同じ
意味を有する)、
【0075】
【化23】
【0076】(式中、R15及びR16はそれぞれ独立に、
水素原子、炭素原子数1〜12のアルキル基又は炭素原
子数1〜12のアルコキシル基を表し、X− は前記と
同じ意味を有する)、 Ar3Si−OOHとアルミニウムキレートとの混合体 (式中、Arは前記と同じ意味を有する)。
【0077】カチオン重合開始剤としては、上記のもの
以外に、三弗化硼素、テトラエチルアンモニウムブロマ
イドなども挙げることができる。カチオン重合開始剤
は、1種で、又は2種以上を混合して使用することがで
き、また、熱カチオン重合開始剤と光カチオン重合開始
剤とを併用することもできる。
【0078】上記カチオン重合開始剤のうち、熱カチオ
ン重合開始剤としては、前記式(10)、(11)又は
(12)で表される芳香族スルホニウム塩が好適であ
り、上記芳香族スルホニウム塩は本発明組成物に優れた
低温硬化性を付与するものであって、80℃程度以上の
加熱によって本発明組成物からの塗膜を硬化させること
ができ、また常温ではなんら触媒作用を示さないので貯
蔵安定性を劣化させないものである。
【0079】上記芳香族スルホニウム塩の具体例として
は、例えば、ベンジル−4−ヒドロキシフェニルメチル
スルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、ベンジル
−4−ヒドロキシフェニルメチルスルホニウムヘキサフ
ルオロホスフェート、4−アセトキシフェニルベンジル
メチルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、4
−アセトキシフェニルジメチルスルホニウムヘキサフル
オロアンチモネート、ベンジル−4−メトキシフェニル
メチルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、ベ
ンジル−2−メチル−4−ヒドロキシフェニルメチルス
ルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、ベンジル−
3−クロロ−4−ヒドロキシフェニルメチルスルホニウ
ムヘキサフルオロアルセネート、ベンジル−3−メチル
−4−ヒドロキシ−5−tert−ブチルフェニルメチ
ルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネート、4−メ
トキシベンジル−4−ヒドロキシフェニルメチルスルホ
ニウムヘキサフルオロホスフェート、ジベンジル−4−
ヒドロキシフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチ
モネート、ジベンジル−4−ヒドロキシフェニルスルホ
ニウムヘキサフルオロホスフェート、4−アセトキシフ
ェニルジベンジルスルホニウムヘキサフルオロアンチモ
ネート、ジベンジル−4−メトキシフェニルスルホニウ
ムヘキサフルオロアンチモネート、ニトロベンジル−4
−ヒドロキシフェニルメチルスルホニウムヘキサフルオ
ロアンチモネート、3,5−ジニトロベンジル−4−ヒ
ドロキシフェニルメチルスルホニウムヘキサフルオロア
ンチモネート、β−ナフチルメチル−4−ヒドロキシフ
ェニルメチルスルホニウムヘキサフルオロアンチモネー
ト等が挙げられる。
【0080】上記芳香族スルホニウム塩の市販品として
は、例えば、サンエイドSI−L85、同SI−L11
0、同SI−L145、同SI−L160、同SI−H
15、同SI−H20、同SI−H25、同SI−H4
0、同SI−H50、同SI−60L、同SI−80
L、同SI−100L、同SI−110L、同SI−1
80L、同SI−80、同SI−100(以上、いずれ
も三新化学工業(株)製、商品名)などが挙げられる。
【0081】また、光カチオン重合開始剤の市販品とし
ては、例えば、サイラキュアUVI−6970、同UV
I−6974、同UVI−6990(以上、いずれも米
国、ユニオン カーバイド社製)、イルガキュア26
1、同264(以上、いずれもチバ スペシャルティ
ケミカルズ社製)、CIT−1682(日本曹達(株)
製)、BBI−102(みどり化学社製)、アデカオプ
トマーSP−150、同SP−170(以上、いずれも
旭電化社製)などを挙げることができる。
【0082】カチオン重合開始剤の一部のものは、光カ
チオン重合開始剤及び熱カチオン重合開始剤の両方の働
きを有し、光によっても、また加熱によってもカチオン
重合を開始する働きを有する。
【0083】カチオン重合開始剤の配合量は、硬化性、
貯蔵安定性、硬化物の加工性や仕上り外観などの点か
ら、カチオン重合性バインダ成分(A)100重量部に
基いて、通常0.01〜20重量部、好ましくは0.0
5〜15重量部、さらに好ましくは0.1〜10重量部
の範囲内が好適である。
【0084】着色顔料(C) 本発明組成物中に配合される着色顔料(C)としては、
塗料や印刷分野で通常使用される着色顔料、例えば、チ
タン白、亜鉛華などの白色顔料;シアニンブルー、イン
ダスレンブルーなどの青色顔料;シアニングリーン、緑
青などの緑色顔料;アゾ系やキナクリドン系などの有機
赤色顔料;ベンガラなどの無機赤色顔料;ベンツイミダ
ゾリン系、イソインドリノン系、イソインドリン系及び
キノフタロン系などの有機黄色顔料;チタンエロー、黄
鉛などの無機黄色顔料;カーボンブラック、黒鉛、松煙
などの黒色顔料;アルミニウム粉、銅粉、ニッケル粉、
酸化チタン被覆マイカ粉、酸化鉄被覆マイカ粉及び光輝
性グラファイトなどの光輝性顔料などが挙げられる。
【0085】着色顔料(C)としては、カチオン重合を
阻害しないことから、中性又は酸性の着色顔料であるこ
とが好適であり、顔料表面が中性又は酸性に処理された
ものであってもよい。本発明組成物における着色顔料
(C)の配合量は、カチオン重合性バインダ成分(A)
100重量部に基いて、1〜500重量部、好ましくは
10〜300重量部の範囲内にあることが適当である。
【0086】着色顔料(C)は、着色力を十分に発揮す
るため本発明組成物中に均一に分散されていることが必
要である。着色顔料(C)の分散は、前記脂肪酸変性エ
ポキシ化合物(a)を含有する分散用成分と着色顔料
(C)と必要に応じてその他の成分、例えば有機溶剤と
を、三本ロール、ボールミル、サンドミル、アトライタ
ーなどの分散機を用いて顔料分散することによって行う
ことができる。得られた顔料分散物を、必要に応じて、
残りの成分と混合することによって本発明のカチオン重
合性着色組成物を得ることができる。
【0087】本発明のカチオン重合性着色組成物は、カ
チオン重合性バインダ成分(A)、カチオン重合開始剤
(B)及び着色顔料(C)を必須成分として含有し、必
要に応じて、その他、カチオン重合性を有さないバイン
ダ成分、重合促進剤、充填剤、顔料分散剤、流動性調整
剤、レベリング剤、消泡剤、光安定剤、酸化防止剤、熱
重合禁止剤、ワックスなどの潤滑性付与剤などを含有す
ることができる。
【0088】上記カチオン重合性を有さないバインダ成
分として、例えば、組成物の粘性改良や得られる硬化物
の物性や密着性改良などの目的で、アクリル樹脂、ポリ
エステル樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、ロジン変性
アルキド樹脂、ケトン樹脂などを配合することもでき
る。カチオン重合性を有さないバインダ成分の配合量
は、硬化性などの点からカチオン重合性バインダ成分
(A)100重量部に基いて、20重量部以下の範囲内
にあることが好適である。
【0089】本発明組成物中に、必要に応じて配合でき
る重合促進剤としては、トリフェニルフォスフィン等の
アルキルフォスフィン系、β−チオジグリコール等のチ
オエーテル等が挙げられる。これらは単独で又は2種以
上混合して使用できる。上記のようにして得られる本発
明のカチオン重合性着色組成物は、塗料、インキ、接着
剤、レジスト材などとして好適に使用することができ
る。
【0090】本発明組成物は、紙、プラスチック、金
属、ガラス、木質材及びこれらを組合せた基材に適用す
ることができる。例えば、これらの基材表面に本発明組
成物を塗布量が硬化膜厚で1〜50μm、好ましくは2
〜30μmの範囲内になるように塗布し、ついで光照射
又は加熱することによって硬化させることができる。塗
布手段としては、例えば、ロールコータ塗装、スプレー
塗装、刷毛塗り、バーコータ塗装、ローラー塗装、スク
リーン印刷、平圧印刷、輪転印刷などの塗装又は印刷方
法によって塗布することができる。
【0091】本発明組成物は、カチオン重合開始剤とし
て光カチオン重合開始剤を含有する場合には、光照射に
よって硬化することができ、また、熱カチオン重合開始
剤を含有する場合には、加熱によって硬化することがで
きる。
【0092】塗布された本発明の組成物を光照射によっ
て硬化させる場合、本発明の組成物が溶剤を含んでいる
ときには、加熱などによって溶剤を除去した後、紫外線
などの光照射を行うことが好ましい。光照射の条件は、
塗装された組成物の種類や膜厚などによって適宜変える
ことができるが、照射する光の波長としては、通常、2
00〜450nmの範囲が適当であり、光カチオン重合
開始剤の種類に応じて、感度の高い波長を有する照射源
を適宜選択して使用することができる。
【0093】紫外線などの光照射源としては、例えば、
高圧水銀灯、超高圧水銀灯、キセノンランプ、カーボン
アーク、メタルハライドランプ、太陽光などを挙げるこ
とができる。光照射の際の線量は、通常、10〜200
0mJ/cm2 、好ましくは50〜1000mJ/c
m2 となる範囲が適している。また、光照射後、加熱
してもよく、加熱によってさらに硬化を進めたり硬化物
の応力歪みの緩和ができ、塗膜の硬度や密着性の向上を
行うことができる場合がある。上記加熱は、通常、15
0〜400℃の雰囲気温度で5秒〜30分間の条件で行
うことができる。塗布された本発明の組成物を、光照射
ではなく加熱によって硬化させる場合、通常、80〜2
00℃の雰囲気温度で30秒〜5時間加熱することが好
適である。
【0094】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。以下、「部」及び「%」は、いずれも重量基準によ
るものとする。
【0095】オキセタン化合物(a)の製造 製造例1〜6 温度計、サーモスタット、撹拌機、還流冷却器を備えた
反応容器に後記表1に示す水酸基含有オキセタン化合
物、ビニルエーテル及び触媒を仕込み、窒素ガスを吹き
込みながら120℃に保持して反応を進め、随時、薄層
クロマトグラフィにより原料の残存、反応生成物の生成
を確認し、原料がほとんど消失したところで反応を停止
し、反応生成物(c)〜(h)を得た。ゲル透過クロマ
トグラフ(GPC)測定による各反応生成物における組
成割合(反応生成物の固形分に基く重量%)も併せて後
記表1に示す。
【0096】
【表1】
【0097】カチオン重合性基含有アクリル共重合体の
製造 製造例7〜9 温度計、サーモスタット、撹拌機、還流冷却器、滴下装
置を備えた反応容器にトルエン67部を仕込み、窒素ガ
スを吹き込みながら、110℃に加熱した後、滴下装置
から下記表2に示すモノマーと重合開始剤である2,2
´−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)との混合溶
液を3時間かけて滴下し、滴下終了後、110℃で2時
間熟成した。ついで真空ポンプを用い、反応容器内を減
圧してトルエン溶剤を除去し、カチオン重合性基含有ア
クリル共重合体(i),(j)及び(k)を得た。得ら
れた共重合体の示差走査型熱分析(DSC)測定による
ガラス転移温度、GPC測定による数平均分子量及びエ
ポキシ当量を下記表2に示す。
【0098】
【表2】
【0099】実施例1〜6及び比較例1〜3 後記表3に示す配合にて顔料と分散用樹脂とを撹拌脱泡
機に仕込み10分間混練し、ついで三本ロールミルにて
顔料分散を行い、顔料分散ペーストを得た。
【0100】得られた顔料分散ペーストに、その他のカ
チオン重合性バインダ成分及びカチオン重合開始剤を表
3に示す割合にて配合して撹拌脱泡機に仕込み、3分間
混練して各カチオン重合性着色組成物を得た。配合する
原料が固形物である場合には、予め加熱溶融してから配
合した。
【0101】得られた各カチオン重合性着色組成物を、
厚さ100μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
の表面にロールコータ塗装にて、厚さ5μmとなるよう
に塗装した後、メタルハライドランプを使用して線量が
150mJ/cm2 となるように紫外線を照射して硬
化させて硬化塗膜を得た。
【0102】実施例7〜8及び比較例4 後記表3に示す配合にて顔料と分散用樹脂とを撹拌脱泡
機に仕込み10分間混練し、ついで三本ロールミルにて
顔料分散を行い、顔料分散ペーストを得た。
【0103】得られた顔料分散ペーストに、その他のカ
チオン重合性バインダ成分及びカチオン重合開始剤を表
3に示す割合にて配合して撹拌脱泡機に仕込み、3分間
混練して各カチオン重合性着色組成物を得た。配合する
原料が固形物である場合には、予め加熱溶融してから配
合した。
【0104】得られた各カチオン重合性着色組成物を、
厚さ500μmのアルミニウム板の表面にバーコータ塗
装にて、厚さ8μmとなるように塗装した後、180℃
で30分間加熱して硬化させせて硬化塗膜を得た。
【0105】上記実施例1〜8及び比較例1〜4で得た
各顔料分散ペーストの顔料分散度及び貯蔵安定性、並び
に各例で得られた硬化塗膜の塗膜外観、鉛筆硬度、表面
硬化性について下記試験方法に基いて試験を行った。試
験結果を後記表3に示す。
【0106】試験方法 顔料分散ペーストの顔料分散度:JIS K−5400
4.7.1(1990)分布図法による分散度に基い
て行った。ツブゲージを用いて粒の分布密度を観察し、
密集した粒が現れ始めた箇所の目盛りを読み取った。
【0107】顔料分散ペーストの貯蔵安定性:分散直後
の顔料分散ペーストの粘度(初期粘度)と40℃で1週
間貯蔵後の粘度(貯蔵後粘度)を調べ下記基準にて評価
した。粘度は、回転型動的粘弾性測定装置(UBM社
製)にて、コーン&プレートを用い、ずり速度20s−
1にて3分間構造破壊後、ずり速度100s−1での粘
度を測定した。 ○:貯蔵後粘度の変化が初期粘度に基き10%未満であ
る △:貯蔵後粘度の変化が初期粘度に基き10%以上30
%未満である ×:貯蔵後粘度の変化が初期粘度に基き30%以上。
【0108】塗膜外観:塗膜の平滑性、ワレ、ツヤ感を
肉眼にて観察し下記基準にて評価した。 ○:塗膜に異常がなく、良好、 △:平滑性またはツヤ感がやや劣るが、ワレは認められ
ない、 ×:ワレが認められる、又は平滑性もしくはツヤ感が著
しく劣る。
【0109】鉛筆硬度:JIS K−5400 8.
4.2(1990)に規定する鉛筆引っかき試験を行
い、擦り傷による評価を行った。
【0110】表面硬化性:硬化塗膜表面を、メチルエチ
ルケトンを含浸させたガーゼで約1kg/cm2 の圧
力をかけて往復してこすり、塗膜表面のツヤ感を下記基
準にて評価した。 ◎:5往復しても塗面のツヤ感に変化がほとんど認めら
れない、 ○:5往復では塗面のツヤ感に変化がかなり認められる
が、2往復ではツヤ感に変化がほとんど認められない、 ×:1往復で塗面のツヤ感に変化がかなり認められる。
【0111】
【表3】
【0112】
【表4】
【0113】表3における(註)は下記のとおりの意味
を有する。 (*1)バインダ成分(b−1):3,4−エポキシシ
クロヘキシルメチル3,4−エポキシシクロヘキサンカ
ルボキシレート。 (*2)バインダ成分(b−2):ネオペンチルグリコ
ールジグリシジルエーテル。
【0114】(*3)UVI−6990:米国、ユニオ
ン カーバイド社製、光カチオン重合開始剤、商品名
「サイラキュアUVI−6990」。 (*4)BBI−102:みどり化学社製、商品名、ジ
アリルヨードニウム塩系光カチオン重合開始剤。 (*5)SI−180L:三新化学工業(株)製、熱カ
チオン重合開始剤、商品名「サンエイドSI−180
L」。
【0115】
【発明の効果】本発明のカチオン重合性着色組成物は、
バインダ成分として特定の有機基を含有するオキセタン
化合物を含有することから、顔料の分散安定性が良好
で、光照射又は加熱により硬化し、性能の優れた効果被
膜を形成できるといった顕著な効果を発揮できるもので
ある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 健 神奈川県平塚市東八幡4丁目17番1号 関 西ペイント株式会社内 Fターム(参考) 4J005 AA07 BB02 4J038 DF021 GA03 JA69 KA03 KA08 KA12 NA01 NA23 PA17 PA19 PC02 PC03 PC06 PC08 PC10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記式(1) 【化1】 式中、R1は水素原子、フッ素原子、炭素原子数1〜6
    の直鎖状もしくは分岐鎖状アルキル基、炭素原子数1〜
    6の直鎖状もしくは分岐鎖状フルオロアルキル基又はア
    リル基を表し、R2は炭素原子数1〜4のアルキレン基
    を表し、nは1〜4の整数を表し、 R3はn価の炭素原
    子数1〜50の酸素原子を含有していてもよい炭化水素
    基を表し、−A−は1,1−エタンジイル基又は1,2
    −エタンジイル基を表す、で示されるオキセタン化合物
    (a)を含有するカチオン重合性バインダ成分、 (B)光照射又は加熱により重合を開始させるカチオン
    重合開始剤及び (C)着色顔料を含有することを特徴とするカチオン重
    合性着色組成物。
  2. 【請求項2】 オキセタン化合物(a)が、水酸基含有
    オキセタン化合物と、酸素原子数を含有していてもよい
    炭素原子数1〜50の炭化水素基を有するビニルエーテ
    ル化合物との付加物であることを特徴とする請求項1記
    載のカチオン重合性着色組成物。
  3. 【請求項3】 カチオン重合性バインダ成分(A)が、
    オキセタン化合物(a)10〜90重量%と、その他の
    カチオン重合性化合物(b)10〜90重量%とからな
    るものである請求項1又は2記載の着色組成物。
  4. 【請求項4】 その他のカチオン重合性化合物(b)
    が、オキセタン化合物(a)以外のオキセタン化合物及
    び1,2−エポキシ化合物から選ばれる少なくとも1種
    の化合物である請求項3記載の着色組成物。
  5. 【請求項5】 カチオン重合性バインダ成分(A)10
    0重量部に基いて、カチオン重合開始剤(B)を0.1
    〜20重量部含有することを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか一項に記載の着色組成物。
  6. 【請求項6】 着色顔料(C)が、中性着色顔料又は酸
    性着色顔料であって、カチオン重合性バインダ成分
    (A)100重量部に基いて、該着色顔料(C)を1〜
    500重量含有してなることを特徴とする請求項1〜5
    のいずれか一項に記載の着色組成物。
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