JP2001180766A - プラスチック容器 - Google Patents

プラスチック容器

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JP2001180766A
JP2001180766A JP37469999A JP37469999A JP2001180766A JP 2001180766 A JP2001180766 A JP 2001180766A JP 37469999 A JP37469999 A JP 37469999A JP 37469999 A JP37469999 A JP 37469999A JP 2001180766 A JP2001180766 A JP 2001180766A
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JP
Japan
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sheet
plastic container
plastic
container
stepped
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JP37469999A
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English (en)
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Teruyoshi Miyake
輝義 三宅
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CHUPA CORP
Original Assignee
CHUPA CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡易でありながら保温性が高く、しか
も丈夫なプラスチック容器を提供する。 【解決手段】 繰り返し連続状に段部を形成した段部付
シート3の両面に透明乃至半透明プラスチックシートの
外シート4、5を積層、接着して、両外シート間に筋状
空気層6を多数並設した複層シート2を形成し、この複
層シートをプレス金型17で型抜きしてプラスチック容
器1とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は段ボール状のプラス
チックシート材から成形したプラスチック容器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来からプラスチック性の容器には種々
の構造を備えたものが知られている。例えば、容器本体
の周壁内側に嵌合部を形成し、本体と蓋体との嵌合状態
を維持するようにして蓋体の密封性を高めたもの(例え
ば、実開平7−4356号公報)、容器本体と蓋の重合
部分外周に合成樹脂フィルムを巻き付けて加熱可能とし
た容器(例えば、実開平5−10271号公報)があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これらの容器
は、いずれもプラスチックシート材から成形してあるた
め、容器内側と外部との間がシート材1枚で仕切られて
いるに過ぎなかった。このため、容器内に暖かい食品を
収納するとその食品の温度がシート材を通じて外に逃げ
やすく、また、冷たい食品を収納すると外から熱を吸収
しやすく、保温性に乏しいという欠点があった。この欠
点は、シート材を厚めにすることである程度は解消可能
であるが、こうしても、シート材を介して熱が出入りす
ること自体には何ら変わりがなく、欠点を根本的に解決
するまでにはいたっていなかったのである。そこで、本
発明は、かかる欠点の根本的な解決を図るべくなしたも
ので、構成が簡易でありながら保温性が高く、しかも丈
夫であるプラスチック容器を提供せんとするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決を図るべ
く本発明は、表裏シート間に多数仕切られた筋状空気層
を並設した複層シートを用いて成形してプラスチック容
器を構成したことを特徴とするものである。このプラス
チック容器は、容器の内外がシート材自体だけでなく、
筋状空気層によって仕切られているため、熱の出入りが
少なく保温性に優れ、保形性にも優れている。
【0005】また、プラスチック容器は、繰り返し連続
状に段部を形成した段部付シートの両面にプラスチック
シートを積層して、このプラスチックシート間に筋状空
気層を多数形成した複層シートを用いて成形してプラス
チック容器を構成したことも特徴とするものである。。
前記プラスチックシートの内、少なくとも表側のプラス
チックシートの材質を透明ないし半透明としてプラスチ
ック容器を形成するのが好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかるプラスチッ
ク容器の一例として好適な実施の形態を図面を用いて説
明する。図1は、本発明にかかるプラスチック容器の斜
視図、図2はその平面図、図3は側面図、図4はIV-IV
線断面図である。プラスチック容器1は、複層シート2
を適宜プレス加工し或いは真空圧空の熱成形して容器形
状に成形してなり、図示の通り、底部1aの周囲に周壁
部1bを立ち上げ、周壁部1bの上縁部に適当な幅で折
返した縁部1cを形成してなっている。
【0007】複層シート2は、プラスチックシートをプ
レス成形するなどして断面コの字状の連続繰り返し段部
を設けた段部付シート3を用い、該両面にプラスチック
シートとしての外シート4、5を積層し、接着すること
により、外シート4、5間に段部によって区切られた筋
状空気層6を多数並列状に形成してなるものである。こ
の複層シート2は、幅方向に一軸延伸されたポリ塩化ビ
ニル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、さらにはポ
リエチレンテレフタレートなどを用いるのが好ましい
が、外シート4、5は透明ないし半透明の材質を用いる
ことができる。段部付シート3は、矩形シート7から形
成するが、外シート4、5と同材質とし、段部形成状態
において外シート4、5と合致する同じ大きさとなるよ
うにするのが好ましい。段部は、1〜4mm程度の高さ
とするのがよい。
【0008】図6は、複層シート2の製造工程の一例を
示したものである。複層シート2は段部付シート3を形
成した上で、その両面に外シート4、5を重ね合わせて
形成するようになっている。段部付シート3は、プラス
チック容器1に対応して予め適当な大きさに裁断してあ
る矩形シート7をシート供給装置8から1枚づつ金型1
0に供給して形成する方法を採用した例を示す。
【0009】このシート供給装置8は、矩形シート7を
その収納室9に多数積層して収納したもので、所定の供
給部から矩形シート7を1枚づつ排出し、隣接する金型
10に供給できるように構成してある。金型10は、矩
形シート7に対応する加熱プレス部を備え、このプレス
部に形成された凹凸部10aによって矩形シート7の平
坦なシート面に筋状の凹凸を設けて段部付シート3とす
るようになっている。成形された段部付シート3は、糊
層11を通過させ、ローラにて段部の表面部分に糊を付
着させる。一方、移動する段部付シート3の表裏両方向
に配設してある外シート供給ローラ12、13から引き
出されたプラスチックシート4a、5aを、それぞれ、
段部付シート3の表裏両側に誘導し、プレスローラ1
4、15間に供給し、該プレスローラによって段部付シ
ート3の両面に接着一体化させることができる。この積
層シートを適宜切断手段16により所定大きさに切断し
て複層シート2を得ることができる。この複層シート2
に対してプレス金型17により型抜きを行うと、図示の
ようなプラスチック容器1が得られる。
【0010】こうして得られるプラスチック容器1は、
複層シート2の2枚の外シート4、5の間に段部付シー
ト3が介在されたシートからなっているから、この繰り
返し段部間に細長い筋状の空気層6が多数保持されたも
のとなる。この空気層6は、容器内側と外部との間の熱
の伝導を遮断する断熱層として作用する。すなわち、容
器内側に温度の高いものを収納すると、熱の放出が押さ
えられ、また冷たいものを収納した場合には外から熱の
吸収を押さえることができるということである。この空
気層6があることによりプラスチック容器1は、シート
材或いは複合シート材から形成される容器と比べてシー
ト素材と肉厚分の断熱作用だけでは得られない断熱効果
を発揮する極めて保温性の高いものとなる。このように
保温性が高いということから、プラスチック容器1は、
暖かい食品を暖かく保ち、冷たい食品を冷たいまま保て
るため、弁当用の容器として特に好適である。
【0011】また、複層シート2が段部を有した3枚重
ね状であれば、プラスチック容器1は容器の底部1a、
周壁部1bのいずれの部分も保形性が高く、容易に壊れ
ない丈夫な構造となる。さらに、プラスチック容器1の
外シート4乃至5に透明ないし半透明の材質を用いてい
る場合には、段部付シート3を外部から透過することが
でき、この段部付シート3が図に示すようなストライプ
模様を形成し、プラスチック容器1は、ストライプ模様
の好ましい容器となる。
【0012】なお、以上の実施例では、蓋部を持たない
プラスチック容器1を例にとって説明したが、蓋付のプ
ラスチック容器としても良く、蓋部も複層シート2から
成形すればより好ましいものとなる。また、容器形状
は、平面視で略々矩形状とし、その他の多角形状とし、
或いは平面視円形状、楕円形状とするなど任意である。
段部の形状は、コの字の繰り返し連続形状の外、波形な
ど、任意繰り返しの凹凸連続形状とすることができる。
上記の製造方法は一例であって、他の製造方法によって
もよいものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるプラスチック容器の一例を示す
斜視図である。
【図2】同じく、平面図である。
【図3】同じく、側面図である。
【図4】図2のIV -IV線断面図である。
【図5】複層シートの要部拡大した一部省略して図示し
た斜視図である。
【図6】プラスチック容器の製造工程の一例を示す説明
図である。
【符号の説明】
1 プラスチック容器 2 複層シート 3 段部付シート 4、5 外シート 6 空気層 7 矩形シート 8 シート供給装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏シート間に多数仕切られた筋状空気
    層を並設した複層シートを用いて成形してなるプラスチ
    ック容器。
  2. 【請求項2】 繰り返し連続状に段部を形成した段部付
    シートの両面にプラスチックシートを積層して、このプ
    ラスチックシート間に筋状空気層を多数形成した複層シ
    ートを用いて成形してなるプラスチック容器。
  3. 【請求項3】 少なくとも表側のプラスチックシートの
    材質を透明ないし半透明としてある請求項1又は2に記
    載のプラスチック容器。
JP37469999A 1999-12-28 1999-12-28 プラスチック容器 Pending JP2001180766A (ja)

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