JP2001180503A - 車両用ステアリング装置 - Google Patents

車両用ステアリング装置

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JP2001180503A
JP2001180503A JP36692099A JP36692099A JP2001180503A JP 2001180503 A JP2001180503 A JP 2001180503A JP 36692099 A JP36692099 A JP 36692099A JP 36692099 A JP36692099 A JP 36692099A JP 2001180503 A JP2001180503 A JP 2001180503A
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tilt
column
telescopic
groove
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Kiyoaki Tono
清明 東野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二次衝突時、コラム側ブラケットがステアリ
ングコラムと共に上方に移動することを確実に防止する
こと。 【解決手段】 二次衝突時、ステアリングコラム11に
車両前方に向けて衝撃荷重が作用した際、衝撃荷重の上
方向分力により、コラム側ブラケット14がステアリン
グコラム11と共に上方に移動しようとする。しかし、
中間部材21のチルト突部22が車体側ブラケット12
のチルト方向保持溝24に係合していると同時に、中間
部材21のテレスコ突部23がコラム側ブラケット14
のテレスコ方向保持溝25に係合している。したがっ
て、コラム側ブラケット14がステアリングコラム11
と共に上方に移動することを確実に防止することがで
き、ステアリングホイールに設けたエアーバックの位置
が定まらないといったこともない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運転者の運転姿勢
に応じて、ステアリングホイールの傾斜角度を調整でき
ると共に、ステアリングホイールの軸方向位置を調整で
きるチルト・テレスコピック式の車両用ステアリング装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用ステアリング装置には、運転者の
運転姿勢に応じて、ステアリングホイールの傾斜角度を
調整できると共に、ステアリングホイールの軸方向位置
を調整できるチルト・テレスコピック式のステアリング
装置がある。
【0003】いわゆる腰振りタイプのチルト・テレスコ
ピック式のステアリング装置では、図10(a)(b)
に示すように、ステアリングコラム1を包囲するよう
に、車体側ブラケット2(チルトブラケット)が設けて
あり、この車体側ブラケット2の内側に、ステアリング
コラム1に固定したコラム側ブラケット3(ディスタン
スブラケット)が上下動自在に設けてある。また、車体
側ブラケット2には、チルト溝4が形成してあると共
に、コラム側ブラケット3には、テレスコ溝5が形成し
てあり、これらチルト溝4およびテレスコ溝5に、締付
ボルト6が通挿してある。この締付ボルト6の一端に、
調節ナット7が螺合してあり、この調節ナット7に、操
作レバー8が設けてある。
【0004】これにより、操作レバー8を締付方向に回
動すると、車体側ブラケット2がコラム側ブラケット3
に摺接し、チルト締付およびテレスコピック締付でき
る。一方、締付レバー8を解除方向に回動すると、車体
側ブラケット2とコラム側ブラケット3との摺接を解除
し、ステアリングコラム1をチルト溝4に沿って上下方
向に移動することができると共に、ステアリングコラム
1をテレスコピック溝5に沿って軸方向に移動すること
ができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような腰振りタ
イプのチルト・テレスコピック式のステアリング装置で
は、操作レバー8が十分に締め付けられ、車体側ブラケ
ット2がコラム側ブラケット3に十分に摺接している場
合であっても、二次衝突時、ステアリングコラム1に車
両前方に向けて衝撃荷重が作用した際には、この衝撃荷
重の上方向分力が車体側ブラケット2とコラム側ブラケ
ット3との摺接力より勝ることがあり、その結果、この
コラム側ブラケット3がステアリングコラム1と共に上
方に移動して、ステアリングホイール(図示略)に設け
たエアーバック(図示略)の位置が定まらないといった
ことがある。
【0006】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであって、二次衝突時、コラム側ブラケット
がステアリングコラムと共に上方に移動することを確実
に防止した車両用ステアリング装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る車両用ステアリング装置は、ステアリ
ングコラムを包囲するように、車体側ブラケットが設け
てあり、この車体側ブラケットの内側に、コラム側ブラ
ケットが上下動自在に設けてあり、車体側ブラケット
に、チルト溝が形成してあると共に、コラム側ブラケッ
トに、テレスコ溝が形成してあり、これらチルト溝およ
びテレスコ溝に、締付ボルトが通挿してある車両用ステ
アリング装置において、前記車体側ブラケットと前記コ
ラム側ブラケットとの間に、中間部材が設けてあり、こ
の中間部材は、前記車体側ブラケットのチルト溝又はチ
ルト方向保持溝に係合するチルト突部を有すると共に、
前記コラム側ブラケットのテレスコ溝又はテレスコ方向
保持溝に係合するテレスコ突部を有することを特徴とす
る。
【0008】このように、本発明によれば、二次衝突
時、ステアリングコラムに車両前方に向けて衝撃荷重が
作用した際、衝撃荷重の上方向分力により、コラム側ブ
ラケットがステアリングコラムと共に上方に移動しよう
とする。しかし、中間部材のチルト突部が車体側ブラケ
ットのチルト溝又はチルト方向保持溝に係合していると
同時に、中間部材のテレスコ突部がコラム側ブラケット
のテレスコ溝又はテレスコ方向保持溝に係合している。
その結果、コラム側ブラケットがステアリングコラムと
共に上方に移動することを確実に防止することができ、
ステアリングホイールに設けたエアーバックの位置が定
まらないといったこともない。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
チルト・テレスコピック式の車両用ステアリング装置を
図面を参照しつつ説明する。 (第1実施の形態)図1(a)は、本発明の第1実施の
形態に係るチルト・テレスコピック式の車両用ステアリ
ング装置の側面図であり、図1(b)は、図1(a)に
示したステアリング装置の横断面図である。
【0010】ステアリングコラム11を包囲するよう
に、一対のL字状部材からなる車体側ブラケット12
(チルトブラケット)が設けてあり、この車体側ブラケ
ット12の上方には、連結部材13が溶接により取り付
けてある。ステアリングコラム11の下側には、溶接に
よりコラム側ブラケット14(ディスタンスブラケッ
ト)が固定してあり、上下動自在に構成してある。
【0011】また、車体側ブラケット12のフランジに
は、一対の離脱用カプセル15が設けてあり、二次衝突
時、ステアリングコラム11に車両前方に向けて衝撃荷
重が作用した際には、離脱用カプセル15が破損し、ス
テアリングコラム11を車体側ブラケット12やコラム
側ブラケット14などと共に車体から離脱して車両前方
に移動できるように構成してある。
【0012】さらに、車体側ブラケット12には、チル
ト溝16が形成してあると共に、コラム側ブラケット1
4には、テレスコ溝17が形成してあり、これらチルト
溝16およびテレスコ溝17に、締付ボルト18(チル
トボルト)が通挿してある。この締付ボルト18の一端
に、調節ナット19が螺合してあり、この調節ナット1
9に、操作レバー20(チルトレバー)が設けてある。
【0013】さらに、本実施の形態では、車体側ブラケ
ット12とコラム側ブラケット14との間に、一対のチ
ルト突部22と一対のテレスコ突部23とを有する中間
部材21が設けてある。車体側ブラケット12のチルト
溝16の両側には、一対のチルト方向保持溝24が形成
してあり、中間部材21の一対のチルト突部22が係合
して摺動するようになっている。同様に、コラム側ブラ
ケット14のテレスコ溝17の両側には、一対のテレス
コ方向保持溝25が形成してあり、中間部材21の一対
のテレスコ突部23が係合して摺動するようになってい
る。
【0014】このように構成したチルト・テレスコピッ
ク式のステアリング装置では、操作レバー20を締付方
向に回動すると、車体側ブラケット12が中間部材21
を介してコラム側ブラケット14に摺接し、即ち、チル
ト突部22がチルト方向保持溝24に係合すると同時に
テレスコ突部23がテレスコ方向保持溝25に係合した
状態で、チルト締付およびテレスコピック締付すること
ができる。このように、突部22,23を有する中間部
材21を介装しているため、締付力を従来より増大する
ことができる。
【0015】一方、締付レバー20を解除方向に回動す
ると、車体側ブラケット12とコラム側ブラケット14
との摺接を解除できる。チルト調整する場合には、締付
ボルト18をチルト溝16に沿って移動すると同時に、
チルト突部22をチルト方向保持溝24に沿って移動し
て、ステアリングコラム11を上下方向に移動すること
ができる。テレスコピック調整する場合には、締付ボル
ト18をテレスコ溝17に沿って移動すると同時に、テ
レスコ突部23をテレスコ方向保持溝25に沿って移動
して、ステアリングコラム11を軸方向に移動すること
ができる。
【0016】次に、二次衝突時、ステアリングコラム1
1に車両前方に向けて衝撃荷重が作用した際、衝撃荷重
の上方向分力により、締付ボルト18がチルト溝16に
沿って上方に移動し、コラム側ブラケット14がステア
リングコラム11と共に上方に移動しようとする。
【0017】しかし、図1(b)に示すように、中間部
材21のテレスコ突部23がコラム側ブラケット14の
テレスコ方向保持溝25に係合していると共に、中間部
材21のチルト突部22は車体側ブラケット12のチル
ト方向保持溝24に沿って上方に移動するが、このチル
ト方向保持溝24の上端に当接してその移動が阻止され
る。
【0018】したがって、コラム側ブラケット14がス
テアリングコラム11と共に上方に移動することを確実
に防止することができ、ステアリングホイール(図示
略)に設けたエアーバック(図示略)の位置が定まらな
いといったこともない。 (第2実施の形態)図2(a)は、本発明の第2実施の
形態に係るチルト・テレスコピック式の車両用ステアリ
ング装置の側面図であり、図2(b)は、図2(a)に
示したステアリング装置の横断面図である。図3は、図
2(b)に示したステアリング装置を下方から視た断面
図である。図4は、中間部材の正面図、側面図、および
平面図である。
【0019】本実施の形態では、中間部材21のチルト
突部22とテレスコ突部23とが山形の斜面形状に形成
してあると共に、車体側ブラケット12のチルト方向保
持溝24とコラム側ブラケット14のテレスコ方向保持
溝25とが谷形の斜面形状に形成してある。これによ
り、特に図3に示すように、チルト・テレスコピックの
締付時、山形のチルト突部22とテレスコ突部23と
が、それぞれ、谷形のチルト方向保持溝24とテレスコ
方向保持溝25とに隙間なく密着するため、締付力を従
来より著しく増大することができる。
【0020】その他の構成および作用は、上述した第1
実施の形態と同様であり、二次衝突時、ステアリングコ
ラム11に車両前方に向けて衝撃荷重が作用した際、衝
撃荷重の上方向分力により、締付ボルト18がチルト溝
16に沿って上方に移動し、コラム側ブラケット14が
ステアリングコラム11と共に上方に移動しようとす
る。しかし、中間部材21のテレスコ突部23がコラム
側ブラケット14のテレスコ方向保持溝25に係合して
いると共に、中間部材21のチルト突部22は車体側ブ
ラケット12のチルト方向保持溝24に沿って上方に移
動するが、このチルト方向保持溝24の上端に当接して
その移動が阻止される。したがって、コラム側ブラケッ
ト14がステアリングコラム11と共に上方に移動する
ことを確実に防止することができ、ステアリングホイー
ル(図示略)に設けたエアーバック(図示略)の位置が
定まらないといったこともない。 (第3実施の形態)図5(a)は、本発明の第3実施の
形態に係るチルト・テレスコピック式の車両用ステアリ
ング装置の側面図であり、図5(b)は、図5(a)に
示したステアリング装置の横断面図である。図6は、図
5(b)に示したステアリング装置を右側方から視た図
である。図7は、中間部材の正面図および側面図であ
る。
【0021】本実施の形態では、上述した第1および第
2実施の形態と異なり、チルト方向保持溝24およびテ
レスコ方向保持溝25を設けることなく、通常のチルト
溝16およびテレスコ溝17に、それぞれ、チルト突部
22およびテレスコ突部23を係合させている。
【0022】また、図6に示すように、締付ボルト18
の頭部の両側には、一対の突条部26が形成してあり、
これにより、締付ボルト18を廻り止めできるようにな
っている。
【0023】その他の構成および作用は、上述した第1
および第2実施の形態とほぼ同様であり、操作レバー2
0を締付方向に回動すると、車体側ブラケット12が中
間部材21を介してコラム側ブラケット14に摺接し、
即ち、チルト突部22がチルト溝16に係合すると同時
にテレスコ突部23がテレスコ溝17に係合した状態
で、チルト締付およびテレスコピック締付することがで
きる。このように、突部22,23を有する中間部材2
1を介装しているため、締付力を従来より増大すること
ができる。
【0024】一方、締付レバー20を解除方向に回動す
ると、車体側ブラケット12とコラム側ブラケット14
との摺接を解除できる。チルト調整する場合には、締付
ボルト18をチルト溝16に沿って移動すると同時に、
チルト突部22をチルト溝16に沿って移動して、ステ
アリングコラム11を上下方向に移動することができ
る。テレスコピック調整する場合には、締付ボルト18
をテレスコ溝17に沿って移動すると同時に、テレスコ
突部23をテレスコ溝17に沿って移動して、ステアリ
ングコラム11を軸方向に移動することができる。
【0025】また、二次衝突時、ステアリングコラム1
1に車両前方に向けて衝撃荷重が作用した際、衝撃荷重
の上方向分力により、締付ボルト18がチルト溝16に
沿って上方に移動し、コラム側ブラケット14がステア
リングコラム11と共に上方に移動しようとする。しか
し、中間部材21のテレスコ突部23がコラム側ブラケ
ット14のテレスコ溝17に係合していると共に、中間
部材21のチルト突部22は車体側ブラケット12のチ
ルト溝16に沿って上方に移動するが、このチルト溝1
6の上端に当接してその移動が阻止される。したがっ
て、コラム側ブラケット14がステアリングコラム11
と共に上方に移動することを確実に防止することがで
き、ステアリングホイール(図示略)に設けたエアーバ
ック(図示略)の位置が定まらないといったこともな
い。 (第4実施の形態)図8は、本発明の第4実施の形態に
係るチルト式の車両用ステアリング装置の側面図であ
る。
【0026】本実施の形態に係るステアリング装置は、
テレスコピック調整を設けず、チルト調整のみできるよ
うに構成してある。ステアリングコラム11の下部に、
ロアーブラケット30が設けてあり、ステアリングコラ
ム11は、このロアーブラケット30に設けたピン31
の廻りに揺動自在になっている。
【0027】また、上述した第1ないし第3実施の形態
と同様に、車体側ブラケット12とコラム側ブラケット
14との間に、一対のチルト突部22と一対のテレスコ
突部(図示略)とを有する中間部材21が設けてある。
車体側ブラケット12のチルト溝16の両側には、一対
のチルト方向保持溝(図示略)が形成してあり、中間部
材21の一対のチルト突部22が係合して摺動するよう
になっている。同様に、コラム側ブラケット14には、
一対のテレスコ方向保持溝25が形成してあり、中間部
材21の一対のテレスコ突部(図示略)が係合して摺動
するようになっている。
【0028】したがって、本実施の形態のようにチルト
式のみの場合であっても、二次衝突時には、ステアリン
グコラム11に車両前方に向けて衝撃荷重が作用した
際、衝撃荷重の上方向分力により、締付ボルト18がチ
ルト溝16に沿って上方に移動し、コラム側ブラケット
14がステアリングコラム11と共に上方に移動しよう
とする。しかし、中間部材21のテレスコ突部(図示
略)がコラム側ブラケット14のテレスコ方向保持溝2
5に係合していると共に、中間部材21のチルト突部2
2は車体側ブラケット12のチルト方向保持溝(図示
略)に沿って上方に移動するが、このチルト方向保持溝
(図示略)の上端に当接してその移動が阻止される。し
たがって、コラム側ブラケット14がステアリングコラ
ム11と共に上方に移動することを確実に防止すること
ができ、ステアリングホイール(図示略)に設けたエア
ーバック(図示略)の位置が定まらないといったことも
ない。 (第5実施の形態)図9は、本発明の第5実施の形態に
係るチルト式の車両用ステアリング装置の側面図であ
る。
【0029】本実施の形態に係るステアリング装置は、
チルト調整を設けず、テレスコピック調整のみできるよ
うに構成してある。
【0030】また、上述した第1ないし第4実施の形態
と同様に、車体側ブラケット12とコラム側ブラケット
14との間に、一対のチルト突部22と一対のテレスコ
突部(図示略)とを有する中間部材21が設けてある。
車体側ブラケット12には、一対のチルト方向保持溝2
4が形成してあり、中間部材21の一対のチルト突部2
2が係合して摺動するようになっている。同様に、コラ
ム側ブラケット14のテレスコ溝17の両側には、一対
のテレスコ方向保持溝25が形成してあり、中間部材2
1の一対のテレスコ突部(図示略)が係合して摺動する
ようになっている。
【0031】したがって、本実施の形態のようにテレス
コピック式のみの場合であっても、二次衝突時には、ス
テアリングコラム11に車両前方に向けて衝撃荷重が作
用した際、衝撃荷重の上方向分力により、コラム側ブラ
ケット14がステアリングコラム11と共に上方に移動
しようとする。しかし、中間部材21のテレスコ突部
(図示略)がコラム側ブラケット14のテレスコ方向保
持溝25に係合していると共に、中間部材21のチルト
突部22は車体側ブラケット12のチルト方向保持溝2
4に沿って上方に移動するが、このチルト方向保持溝2
4の上端に当接してその移動が阻止される。したがっ
て、コラム側ブラケット14がステアリングコラム11
と共に上方に移動することを確実に防止することがで
き、ステアリングホイール(図示略)に設けたエアーバ
ック(図示略)の位置が定まらないといったこともな
い。
【0032】なお、本発明は、上述した実施の形態に限
定されず、種々変形可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
二次衝突時、ステアリングコラムに車両前方に向けて衝
撃荷重が作用した際、衝撃荷重の上方向分力により、コ
ラム側ブラケットがステアリングコラムと共に上方に移
動しようとする。しかし、中間部材のチルト突部が車体
側ブラケットのチルト溝又はチルト方向保持溝に係合し
ていると同時に、中間部材のテレスコ突部がコラム側ブ
ラケットのテレスコ溝又はテレスコ方向保持溝に係合し
ている。その結果、コラム側ブラケットがステアリング
コラムと共に上方に移動することを確実に防止すること
ができ、ステアリングホイールに設けたエアーバックの
位置が定まらないといったこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の第1実施の形態に係るチル
ト・テレスコピック式の車両用ステアリング装置の側面
図であり、(b)は、(a)に示したステアリング装置
の横断面図である。
【図2】(a)は、本発明の第2実施の形態に係るチル
ト・テレスコピック式の車両用ステアリング装置の側面
図であり、(b)は、(a)に示したステアリング装置
の横断面図である。
【図3】図2(b)に示したステアリング装置を下方か
ら視た断面図である。
【図4】中間部材の正面図、側面図、および平面図であ
る。
【図5】(a)は、本発明の第3実施の形態に係るチル
ト・テレスコピック式の車両用ステアリング装置の側面
図であり、(b)は、(a)に示したステアリング装置
の横断面図である。
【図6】図5(b)に示したステアリング装置を右側方
から視た図である。
【図7】中間部材の正面図および側面図である。
【図8】本発明の第4実施の形態に係るチルト式の車両
用ステアリング装置の側面図である。
【図9】本発明の第5実施の形態に係るチルト式の車両
用ステアリング装置の側面図である。
【図10】(a)は、従来に係るチルト・テレスコピッ
ク式の車両用ステアリング装置の側面図であり、(b)
は、(a)に示したステアリング装置の横断面図であ
る。
【符号の説明】
11 ステアリングコラム 12 車体側ブラケット(チルトブラケット) 13 連結部材 14 コラム側ブラケット(ディスタンスブラケット) 15 離脱用カプセル 16 チルト溝 17 テレスコ溝 18 締付ボルト(チルトボルト) 19 調節ナット 20 操作レバー(チルトレバー) 21 中間部材 22 チルト突部 23 テレスコ突部 24 チルト方向保持溝 25 テレスコ方向保持溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングコラムを包囲するように、
    車体側ブラケットが設けてあり、この車体側ブラケット
    の内側に、コラム側ブラケットが上下動自在に設けてあ
    り、 車体側ブラケットに、チルト溝が形成してあると共に、
    コラム側ブラケットに、テレスコ溝が形成してあり、こ
    れらチルト溝およびテレスコ溝に、締付ボルトが通挿し
    てある車両用ステアリング装置において、 前記車体側ブラケットと前記コラム側ブラケットとの間
    に、中間部材が設けてあり、 この中間部材は、前記車体側ブラケットのチルト溝又は
    チルト方向保持溝に係合するチルト突部を有すると共
    に、前記コラム側ブラケットのテレスコ溝又はテレスコ
    方向保持溝に係合するテレスコ突部を有することを特徴
    とする車両用ステアリング装置。
  2. 【請求項2】 ステアリングコラムを包囲するように、
    車体側ブラケットが設けてあり、この車体側ブラケット
    の内側に、コラム側ブラケットが上下動自在に設けてあ
    り、 車体側ブラケットに、チルト溝が形成してあり、このチ
    ルト溝に、締付ボルトが通挿してある車両用ステアリン
    グ装置において、 前記車体側ブラケットと前記コラム側ブラケットとの間
    に、中間部材が設けてあり、 この中間部材は、前記車体側ブラケットのチルト溝又は
    チルト方向保持溝に係合するチルト突部を有すると共
    に、前記コラム側ブラケットのテレスコ方向保持溝に係
    合するテレスコ突部を有することを特徴とする車両用ス
    テアリング装置。
  3. 【請求項3】 ステアリングコラムを包囲するように、
    車体側ブラケットが設けてあり、この車体側ブラケット
    の内側に、コラム側ブラケットが上下動自在に設けてあ
    り、 コラム側ブラケットに、テレスコ溝が形成してあり、こ
    のテレスコ溝に、締付ボルトが通挿してある車両用ステ
    アリング装置において、 前記車体側ブラケットと前記コラム側ブラケットとの間
    に、中間部材が設けてあり、 この中間部材は、前記車体側ブラケットのチルト方向保
    持溝に係合するチルト突部を有すると共に、前記コラム
    側ブラケットのテレスコ溝又はテレスコ方向保持溝に係
    合するテレスコ突部を有することを特徴とする車両用ス
    テアリング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009502597A (ja) * 2005-07-22 2009-01-29 ティッセンクルップ・プレスタ・アクチエンゲゼルシヤフト 原動機付き車両用の調整可能なステアリングコラム
KR20160081336A (ko) * 2014-12-31 2016-07-08 남양공업주식회사 조향장치용 틸트 래칫 구조체

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