JP2001179190A - 基板洗浄方法及び基板洗浄装置 - Google Patents

基板洗浄方法及び基板洗浄装置

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JP2001179190A JP37332599A JP37332599A JP2001179190A JP 2001179190 A JP2001179190 A JP 2001179190A JP 37332599 A JP37332599 A JP 37332599A JP 37332599 A JP37332599 A JP 37332599A JP 2001179190 A JP2001179190 A JP 2001179190A
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scrubbing
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スクラビングブラシを用いて基板を洗浄する
スクラビング洗浄の洗浄効果を向上させること。 【解決手段】このブラシスクラバ機構においては、ロー
ルブラシ116のほぼ真上の位置に、下向き洗浄ノズル
または吐出口126a,128a,130aをロールブ
ラシ116の軸方向に多数配列してなる3本の洗浄スプ
レー管126,128,130が垂直アーム120の中
間部に支持された状態または構造でほぼ水平に架設され
ている。3本の洗浄スプレー管126,128,130
のうち、後部の洗浄スプレー管130は、スクラビング
洗浄中にロールブラシ116によってスクラビング洗浄
された直後の基板表面に対してロールブラシ116の進
行方向とは逆の方向に向けて洗浄ノズル130aより所
定の洗浄液CW(たとえば超純水)を吹き付けて、基板
表面上に漂遊している異物を洗い落とす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄ブラシを用い
て被処理基板を洗浄する基板洗浄方法および基板洗浄装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスの製造においては、被処
理基板(たとえば半導体ウエハ、LCD基板等)の表面
が清浄化された状態にあることを前提として各微細加工
が行われる。したがって、各加工処理に先立ちまたは各
加工処理の合間に被処理基板表面の洗浄が行われ、たと
えばフォトリソグラフィー工程では、レジスト塗布に先
立って被処理基板の表面がスクラバと称される洗浄装置
でスクラビングまたはブラッシングされる。
【0003】従来より、この種の洗浄装置におけるスク
ラビングブラシの1形態としてロールブラシが知られて
いる。通常、ロールブラシを使用するときは、被処理基
板の方をほぼ水平に固定し、基板上でロールブラシを回
転させてその円筒状のブラシ面を基板表面に擦り合わせ
ながら所定の方向または経路で移動(走査)させてスク
ラビングを行う。このスクラビングに際しては、ブラシ
と基板との間の摩擦を低減するために、ロールブラシと
基板表面の間に洗浄液を介在させるのが通例である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなロールブ
ラシによるスクラビング洗浄では、ロールブラシによっ
て基板表面から擦り取られた異物(塵埃、破片、汚染物
等)の一部はロールブラシに付着し、他の一部は基板表
面に付着する。ロールブラシに付着した異物について
は、スクラビング洗浄後に退避位置またはホームポジシ
ョンでロールブラシを洗浄槽に入れておくことで、洗浄
液中に滲み出させるようにしている。また、基板表面に
付着した異物については、スクラビング洗浄の終了後
に、洗浄ノズル機構を用いたブロー洗浄を行って、基板
上から洗い流すようにしている。
【0005】しかしながら、ホームポジションでロール
ブラシを洗浄槽に入れておくだけでは、ロールブラシに
染み込んでいる異物が効果的に取り除かれなかった。こ
のため、使用(スクラビング洗浄)を重ねる毎にロール
ブラシの汚れが蓄積または増大して、ブラシ洗浄力が低
下するという問題があった。
【0006】また、上記のようにブロー洗浄でフォロー
するにしても、スクラビング洗浄の終了時点で基板表面
に相当量の異物が付着または残存していたのでは、洗浄
ノズル機構の負担(洗浄能力、洗浄時間等)が大きく、
好ましくない。
【0007】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
もので、スクラビング洗浄の洗浄効果を向上させる基板
洗浄方法および基板洗浄装置を提供することを第1の目
的とする。
【0008】また、本発明は、スクラビング洗浄で用い
るロールブラシの汚れを効果的に取り除いてスクラビン
グ洗浄力を安定に維持する基板洗浄方法および基板洗浄
装置を提供することを第2の目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、本発明の基板洗浄方法は、被処理基板に対し
てスクラビングブラシを擦り合わせながら前記スクラビ
ングブラシを前記基板上で所定の方向または経路で相対
的に移動させる第1の工程と、前記第1の工程中に前記
スクラビングブラシによってスクラビングされた後の前
記基板の表面に洗浄液を吹き付けて前記基板表面を洗う
第2の工程とを有する。
【0010】この基板洗浄方法においては、スクラビン
グ中に、スクラビングブラシによって基板表面から擦り
取られた異物(塵埃、破片、汚染物等)のうち基板表面
に再付着したものは、基板上でしばらく漂遊している。
そこに、洗浄水を吹き付けることで、それらの異物は迅
速かつ効果的に洗い落とされる。
【0011】この基板洗浄方法において、好ましくは、
スクラビングブラシと基板表面との間に洗浄液を介在さ
せるために、スクラビングブラシによってスクラビング
される直前の基板表面に洗浄液を供給してよい。また、
基板表面に再付着している異物の洗い落としを効果的に
行うために、好ましくは、前記第2の工程がスクラビン
グブラシによって洗浄された直後の基板の表面に対して
基板の上方から前記スクラビングブラシの進行方向とは
逆の方向に向けて洗浄液を吹き付ける工程を含んでよ
い。
【0012】この基板洗浄方法においては、洗浄ブラシ
として、円筒状のブラシ面を有する回転型のロールブラ
シが典型的であるが、他の形式のブラシたとえばディス
ク型ブラシでも可能である。
【0013】上記の基板洗浄方法を実施するための本発
明の基板洗浄装置は、基本的には、被処理基板に対して
ロールブラシを擦り合わせながらロールブラシを基板上
で所定の方向または経路で相対的に移動させてスクラビ
ング洗浄を行うスクラビング洗浄手段と、ロールブラシ
の移動と連動して、ロールブラシによって洗浄された後
の基板の表面に洗浄液を吹き付けて基板表面を洗うスプ
レー洗浄手段とを有する。
【0014】この基板洗浄装置において、基板表面に再
付着している塵埃または汚染物の洗い落としを効果的に
行うために、好ましくは、前記スプレー洗浄手段が、ロ
ールブラシの上方に位置してロールブラシと一緒に移動
し、ロールブラシによってスクラビング洗浄された直後
の基板表面に対してロールブラシの進行方向とは逆の方
向に向けて洗浄液を吹きつける第1の洗浄液吐出ノズル
を含む構成であってよい。
【0015】また、前記第1の洗浄液吐出ノズルによる
洗浄液の吹きつけに際してミストの発生を防止または抑
制するために、好ましくは、前記スプレー洗浄手段が、
ロールブラシの上方に位置してロールブラシと一緒に移
動し、第1の洗浄液吐出ノズルより吐出される洗浄液に
上から被さるようにエアーを吐出するエアー吐出ノズル
を含む構成としてよい。
【0016】上記第2の目的を達成するために、本発明
の一つの基板洗浄方法は、被処理基板に対して円筒状の
ブラシ面を有するロールブラシを回転させて擦り合わせ
ながらロールブラシを基板上で所定の方向または経路で
相対的に移動させる第1の工程と、前記第1の工程の終
了後にロールブラシを基板の外側に設定されている所定
の退避位置へ移動させる第2の工程と、前記退避位置で
ロールブラシに洗浄液を吹き付けてロールブラシをクリ
ーニングする第3の工程とを有する。
【0017】この基板洗浄方法によれば、退避位置でロ
ールブラシに洗浄液を吹き付けることにより、先のスク
ラビング洗浄によって被処理基板よりロールブラシに転
移している異物が洗浄液の流勢または衝撃でロールブラ
シから取り除かれる。
【0018】この基板洗浄方法による上記ロールブラシ
洗浄の洗浄効果を高めるために、好ましくは、この基板
洗浄方法を実施するための本発明の基板洗浄装置におい
て、前記退避位置でロールブラシを回転させるブラシ回
転駆動手段と、前記退避位置でロールブラシに上方から
洗浄液を吐出して吹き付ける第2の洗浄液吐出ノズルと
を含む構成としてよい。
【0019】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明の別の基板洗浄方法は、被処理基板に対して円筒
状のブラシ面を有するロールブラシを回転させて擦り合
わせながらロールブラシを基板上で所定の方向または経
路で相対的に移動させる第1の工程と、前記第1の工程
の終了後にロールブラシを基板の外側に設定されている
所定の退避位置へ移動させる第2の工程と、前記退避位
置で前記ロールブラシを絞ってロールブラシをクリーニ
ングする第3の工程とを有する。
【0020】この基板洗浄方法によれば、退避位置でロ
ールブラシを絞ることにより、先のスクラビング洗浄に
よって被処理基板よりロールブラシに転移している異物
が洗浄液と一緒にロールブラシから絞り出されるように
して除去される。
【0021】この基板洗浄方法による上記ロールブラシ
洗浄の洗浄効果を高めるために、好ましくは、この基板
洗浄方法を実施するための本発明の基板洗浄装置におい
て、ロールブラシを絞るためのブラシ絞り手段が、ロー
ルブラシの周面を半径方向内側に向う圧力で絞る絞り手
段と、ロールブラシに対して前記絞り手段をロールブラ
シの軸方向に相対的に移動させる送り手段とを含む構成
であってよい。
【0022】また、上記第2の目的を達成するために、
本発明のさらに別の基板洗浄装置は、 被処理基板に対
してロールブラシを擦り合わせながらロールブラシを基
板上で所定の方向または経路で相対的に移動させてスク
ラビング洗浄を行う基板洗浄装置において、ロールブラ
シの周面に軸方向に延在するスパイラル状の溝を設ける
構成とした。
【0023】この構成においては、スクラビング洗浄に
際して基板表面からロールブラシに転移した異物がロー
ルブラシ周面のスパイラル溝に集められるとともにスパ
イラル溝に沿って軸方向に移動して、ブラシ端部より吐
き出される。
【0024】
【発明の好適な実施形態】以下、添付図を参照して本発
明の実施例を説明する。
【0025】図1に、本発明の基板洗浄方法または装置
が適用可能な構成例として塗布現像処理システムを示
す。この塗布現像処理システムは、クリーンルーム内に
設置され、たとえばLCD基板を被処理基板とし、LC
D製造プロセスにおいてフォトリソグラフィー工程の中
の洗浄、レジスト塗布、プリベーク、現像およびポスト
ベークの各処理を行うものである。露光処理は、このシ
ステムに隣接して設置される外部の露光装置(図示せ
ず)で行われる。
【0026】この塗布現像処理システムは、大きく分け
て、カセットステーション(C/S)10と、プロセス
ステーション(P/S)12と、インタフェース部(I
/F)14とで構成される。
【0027】システムの一端部に設置されるカセットス
テーション(C/S)10は、複数の基板Gを収容する
カセットCを所定数たとえば4個まで載置可能なカセッ
トステージ16と、このステージ12上のカセットCに
ついて基板Gの出し入れを行う搬送機構20とを備えて
いる。この搬送機構20は、基板Gを保持できる手段た
とえば搬送アームを有し、X,Y,Z,θの4軸で動作
可能であり、後述するプロセスステーション(P/S)
12側の搬送装置38と基板Gの受け渡しを行えるよう
になっている。
【0028】プロセスステーション(P/S)12は、
上記カセットステーション(C/S)10側から順に洗
浄プロセス部22と、塗布プロセス部24と、現像プロ
セス部26とを基板中継部23、薬液供給ユニット25
およびスペース25を介して(挟んで)横一列に設けて
いる。
【0029】洗浄プロセス部22は、2つのスクラバ洗
浄ユニット(SCR)28と、上下2段の紫外線照射/
冷却ユニット(UV/COL)30と、加熱ユニット
(HP)32と、冷却ユニット(COL)34とを含ん
でいる。
【0030】塗布プロセス部24は、レジスト塗布ユニ
ット(CT)40と、減圧乾燥ユニット(VD)42
と、エッジリムーバ・ユニット(ER)44と、上下2
段型アドヒージョン/冷却ユニット(AD/COL)4
6と、上下2段型加熱/冷却ユニット(HP/COL)
48と、加熱ユニット(HP)50とを含んでいる。
【0031】現像プロセス部26は、3つの現像ユニッ
ト(DEV)52と、2つの上下2段型加熱/冷却ユニ
ット(HP/COL)54と、加熱ユニット(HP)5
6とを含んでいる。
【0032】各プロセス部22,24,26の中央部に
は長手方向に搬送路36,52,58が設けられ、主搬
送装置38,54,60が各搬送路に沿って移動して各
プロセス部内の各ユニットにアクセスし、基板Gの搬入
/搬出または搬送を行うようになっている。なお、この
システムでは、各プロセス部22,24,26におい
て、搬送路36,52,58の一方の側にスピンナ系の
ユニット(SCR,CT,DEV等)が配置され、他方
の側に熱処理系のユニット(HP,COL等)が配置さ
れている。
【0033】システムの他端部に設置されるインタフェ
ース部(I/F)14は、プロセスステーション12と
隣接する側にイクステンション(基板受け渡し部)54
およびバッファステージ56を設け、露光装置と隣接す
る側に搬送機構58を設けている。
【0034】図2に、この塗布現像処理システムにおけ
る処理の手順を示す。先ず、カセットステーション(C
/S)10において、搬送機構20が、ステージ12上
の所定のカセットCの中から1つの基板Gを取り出し、
プロセスステーション(P/S)12の洗浄プロセス部
22の搬送装置38に渡す(ステップS1)。
【0035】洗浄プロセス部22において、基板Gは、
先ず紫外線照射/冷却ユニット(UV/COL)30に
順次搬入され、最初の紫外線照射ユニット(UV)では
紫外線照射による乾式洗浄を施され、次の冷却ユニット
(COL)では所定温度まで冷却される(ステップS
2)。この紫外線洗浄では主として基板表面の有機物が
除去される。
【0036】次に、基板Gはスクラバ洗浄ユニット(S
CR)28の1つでスクラビング洗浄処理を受け、基板
表面から粒子状の汚れが除去される(ステップS3)。
スクラビンク洗浄の後、基板Gは、加熱ユニット(H
P)32で加熱による脱水処理を受け(ステップS
4)、次いで冷却ユニット(COL)34で一定の基板
温度まで冷却される(ステップS5)。これで洗浄プロ
セス部22における前処理が終了し、基板Gは、主搬送
装置38により基板受け渡し部23を介して塗布プロセ
ス部24へ搬送される。
【0037】塗布プロセス部24において、基板Gは、
先ずアドヒージョン/冷却ユニット(AD/COL)4
6に順次搬入され、最初のアドヒージョンユニット(A
D)では疎水化処理(HMDS)を受け(ステップS
6)、次の冷却ユニット(COL)で一定の基板温度ま
で冷却される(ステップS7)。
【0038】その後、基板Gは、レジスト塗布ユニット
(CT)40でレジスト液を塗布され、次いで減圧乾燥
ユニット(VD)42で減圧による乾燥処理を受け、次
いでエッジリムーバ・ユニット(ER)44で基板周縁
部の余分(不要)なレジストを除かれる(ステップS
8)。
【0039】次に、基板Gは、加熱/冷却ユニット(H
P/COL)48に順次搬入され、最初の加熱ユニット
(HP)では塗布後のベーキング(プリベーク)が行わ
れ(ステップS9)、次に冷却ユニット(COL)で一
定の基板温度まで冷却される(ステップS10)。なお、
この塗布後のベーキングに加熱ユニット(HP)50を
用いることもできる。
【0040】上記塗布処理の後、基板Gは、塗布プロセ
ス部24の主搬送装置54と現像プロセス部26の主搬
送装置60とによってインタフェース部(I/F)54
へ搬送され、そこから露光装置に渡される(ステップS
11)。露光装置では基板G上のレジストに所定の回路パ
ターンを露光される。そして、パターン露光を終えた基
板Gは、露光装置からインタフェース部(I/F)54
に戻される。インタフェース部(I/F)54の搬送機
構58は、露光装置から受け取った基板Gをイクステン
ション54を介してプロセスステーション(P/S)2
4の現像プロセス部26に渡す(ステップS11)。
【0041】現像プロセス部26において、基板Gは、
現像ユニット(DEV)52のいずれか1つで現像処理
を受け(ステップS12)、次いで加熱/冷却ユニット
(HP/COL)54の1つに順次搬入され、最初の加
熱ユニット(HP)ではポストベーキングが行われ(ス
テップS13)、次に冷却ユニット(COL)で一定の基
板温度まで冷却される(ステップS14)。このポストベ
ーキングに加熱ユニット(HP)56を用いることもで
きる。
【0042】現像プロセス部26での一連の処理が済ん
だ基板Gは、プロセスステーション(P/S)24内の
搬送装置60,54,38によりカセットステーション
(C/S)10まで戻され、そこで搬送機構20により
いずれか1つのカセットCに収容される(ステップS
1)。
【0043】この塗布現像処理システムにおいては、ス
クラバ洗浄ユニット(SCR)28に本発明を適用する
ことができる。以下、図3〜図8につき本発明をスクラ
バ洗浄ユニット(SCR)28に適用した一実施形態を
説明する。
【0044】図3に示すように、本実施形態のスクラバ
洗浄ユニット(SCR)28は、有底のハウジングまた
はケーシング60を有し、このケーシング60の中央部
にスピンナ型のスクラバ洗浄装置62を設けている。
【0045】スクラバ洗浄装置62は、基本的には、処
理容器として機能するカップ64と、このカップ64の
内側に設けられたスピンチャック機構66と、カップ6
4に出入り可能に設けられた洗浄機構110とで構成さ
れている。
【0046】スピンチャック機構66は、矩形の基板G
をほぼ水平に載せて保持できる保持手段、たとえばチャ
ックプレート68を有している。図3および図4に示す
ように、このチャックプレート68の上面には、基板G
を担持するための手段たとえば多数の支持ピン70が適
当な配置パターンで離散的に固定取付されるとともに、
基板Gの四隅を両側縁で保持するための手段たとえば保
持ピン72が固定取付されている。また、基板昇降手段
たとえばリフトピン74を昇降可能に通すための複数個
たとえば4個の貫通孔76がチャックプレート68に形
成されている。チャックプレート68は、剛体たとえば
ステンレス鋼で構成されてよく、支持ピン70および保
持ピン72の少なくとも基板Gと接触する部分には基板
を傷つけないような部材たとえば樹脂、ゴム等を用いて
良い。
【0047】チャックプレート68の裏面中心部には回
転支持軸80の上端部が固着されており、この回転支持
軸80の下端部はスピンチャック機構66の駆動部82
内に設けられている回転駆動モータ(図示せず)に作動
結合されている。該回転駆動モータの回転駆動により回
転支持軸80を介してチャックプレート68と、このチ
ャックプレート68上に機械的に保持される基板Gとが
一体に設定速度で回転するようになっている。駆動部8
2は、ケーシング60の底に固定されている。
【0048】駆動部82内には、リフトピン74を昇降
させるための駆動手段たとえばエアシリンダ(図示せ
ず)も設けられている。基板Gの搬入/搬出時には、該
エアシリンダのピストンロッドが前進(上昇)すること
で、図3に示すように各リフトピン74がチャックプレ
ート68の上方に設定された所定の高さ位置まで上昇
し、主搬送装置38(図1)との間で基板Gの受け渡し
を行うようになっている。定常時は、該エアシリンダの
ピストンロッドが原点位置に後退し、各リフトピン74
はチャックプレート68よりも下の位置に退避してい
る。リフトピン74の先端部も基板Gを傷つけないよう
な部材で形成してよい。
【0049】カップ64は、チャックプレート68およ
び基板Gの周囲を取り囲む昇降移動可能な上部側璧部8
4と、この上部側璧部84と径方向で隙間を空けて対向
する下部側璧部86と、この下部側璧部86と一体的に
構成され、かつケーシング60の底に直接またはスピン
チャック機構66の駆動部82を介して固定された底板
部88とを有している。
【0050】カップ64の外または内部(カップ駆動部
82内)には、カップ64の上部側璧部84を支持し、
かつ設定された昇降範囲内で任意の高さに昇降駆動でき
る公知のカップ支持・昇降機構(図示せず)が設けられ
ている。図3に示すように、基板Gの受け渡し時には、
主搬送装置38の搬送アーム(図示せず)をカップ内側
に通すため、上部側璧部84が最も低い設定位置に下降
している。しかし、処理中は、図5に示すように、上部
側璧部84がチャックプレート68側からの液滴や気流
を受けるのに適した高さに上昇(位置)している。
【0051】この実施形態において、カップ64の上部
側璧部84は、径方向内側に向って斜め上方に延在する
テーパ部84aを有している。この上部側璧部84のテ
ーパ部84aは、洗浄処理中のカップ高さ位置(図5)
で基板Gおよびチャックプレート68の側面に近接し、
基板Gおよびチャックプレート68側から四方(周囲)
に飛散する液滴を受け止めて下方に落とすように機能す
る。
【0052】カップ下部側璧部86の内側には、周回方
向に沿って廃液回収室90が形成されている。この廃液
回収室90の底面は、周回方向において高低差があり、
最も低い部位に廃液口92が設けられている。この廃液
口92は、排液管94を介して廃液タンク(図示せず)
に通じている。
【0053】上記廃液回収室90の上方の空間は廃液流
路だけでなく排気流路も兼ねており、カップ底板部88
において廃液回収室90よりも内側の部位に排気口96
が設けられている。この排気口96は、排気管98を介
して外部排気系統たとえば排気ダクトに連通している。
チャックプレート68の下には、廃液および排気流路を
構成する傘状の隔壁板100が設けられている。
【0054】ケーシング60の底面には、1箇所または
複数箇所に排気またはドレイン口102が設けられてい
る。各排気またはドレイン口102は、排気または廃液
管106を介して外部排気または廃液系統(図示せず)
に連通している。
【0055】このスクラバ洗浄装置62における洗浄機
構110は、たとえば図5に示すようなブラシスクラバ
機構112と洗浄ノズル機構162とを有する。図5に
は説明の便宜上両機構112,162を同時に示してい
るが、通常はブラシスクラバ機構112によるブラッシ
ング洗浄が先に行われ、その後に洗浄ノズル機構162
によるブロー洗浄が行われるようになっており、一方の
機構が作動している間、他方の機構はカップ64の外で
ケーシング60の隅部に設けられた所定のホームポジシ
ョン(待機または退避位置)HPで待機している。
【0056】本実施形態におけるブラシスクラバ機構1
12は、円筒状のブラシ面を有するロールブラシ116
を回転させて基板表面に擦り合わせながら基板G上を走
査する方式のものである。ロールブラシ116の軸11
6aの両端部は、ブラシスクラバ本体118から垂直下
方に延びる一対の支持アーム120に支持されるととも
に、支持アーム120の内部に設けられているプーリ1
22および伝動ベルト124等を介してスクラバ本体1
18内蔵の回転駆動部たとえば電動モータ(図示せず)
に作動接続されている(図6)。ブラシスクラバ本体1
18は、所定の送り機構(図示せず)によりガイド11
4に沿って所定方向たとえば基板Gの長辺方向に送られ
るとともに、所定の昇降機構(図示せず)により基板G
上であるいはホームポジションHPにて昇降移動できる
ようになっている。
【0057】このブラシスクラバ機構112において
は、ロールブラシ116のほぼ真上の位置に、下向き洗
浄ノズルまたは吐出口126a,128a,130aを
ロールブラシ116の軸方向に多数配列してなる3本の
洗浄スプレー管126,128,130が垂直アーム1
20の中間部に支持された状態または構造でほぼ水平に
架設されている。各洗浄スプレー管126,128,1
30は、垂直方向に延びる洗浄液供給管132,13
4,136を介してスクラバ本体118内蔵の洗浄液供
給部(図示せず)に連通している。
【0058】3本の洗浄スプレー管126,128,1
30のうち、一端側の洗浄スプレー管126は、図7に
示すように、スクラビング洗浄中に基板G上で洗浄ノズ
ル126aより所定の洗浄液CW(たとえば超純水)を
ロールブラシ116の進行方向(矢印Aの方向)手前の
基板表面に吹き付けるようになっている。
【0059】他端側の洗浄スプレー管130は、図7に
示すように、スクラビング洗浄中にロールブラシ116
によってスクラビング洗浄された直後の基板表面に対し
てロールブラシ116の進行方向とは逆の方向に向けて
洗浄ノズル130aより所定の洗浄液CW(たとえば超
純水)を吹き付けるようになっている。
【0060】中央部の洗浄スプレー管128は、図8に
示すように、スクラビング洗浄後にホームポジションH
Pで洗浄ノズル128aより所定の洗浄液(たとえば超
純水)CWを真下のロールブラシ116に吹き付けるよ
うになっている。
【0061】ブラシスクラバ機構112のホームボジシ
ョンHPには、図6に示すように、ロールブラシ116
を絞って汚れをとるためのブラシ絞り機構140と、所
定の洗浄液(たとえば純水)CWを所定の水面レベルで
貯水しておくトレー形の洗浄槽160が設けられてい
る。
【0062】このブラシ絞り機構140は、ロールブラ
シ116の周面(ブラシ面)を把持して半径方向内側に
絞る上下一対の絞りアーム142と、これらの絞りアー
ム142を開閉(加圧/開放)駆動するアーム駆動部1
44と、絞りアーム142およびアーム駆動部144を
搭載するキャリッジ146と、このキャリッジ146を
ロールブラシ116の軸116aと平行な方向(矢印
E,E’の方向)に水平移動させるキャリッジ送り部1
48とから構成されている。
【0063】各絞りアーム142はロールブラシ116
の直径よりも幾らか小さな内径を有する半円形のハンド
部を有しており、アーム基端部はたとえば電動モータま
たはロータリアクチエータからなるアーム駆動部144
の駆動軸に結合されている。
【0064】キャリッジ送り部148は、所定の間隔を
おいて配設された駆動プーリ150と従動プーリ152
との間に掛け渡された駆動ベルト154をキャリッジ1
46に固着し、駆動プーリ150に結合された電動モー
タ156の回転駆動力を駆動ベルト154の直線駆動力
に変換して、キャリッジ146を水平ガイド棒158に
沿って矢印E,E’の方向に送るようにしている。
【0065】再び図5において、洗浄ノズル機構162
は、たとえば、基板Gの表面に向けて真上から洗浄液を
吐出する複数本のノズル164と、これらのノズル16
4に洗浄液を供給する洗浄液供給部(図示せず)と、ノ
ズル164をガイド166に沿って基板Gの長辺方向に
送るノズル送り機構(図示せず)とを有している。な
お、洗浄ノズル機構162によるブロー洗浄に際して
は、スピンチャック機構66も作動し、基板Gが回転す
るようになっている。
【0066】次に、この実施形態におけるスクラバ洗浄
ユニット(SCR)28の作用を説明する。
【0067】洗浄プロセス部22の主搬送装置38が基
板Gをユニット(SCR)28に搬送してくると、この
タイミングに合わせて図3に示すようにリフトピン74
が所定の高さ位置まで上昇し、主搬送装置38より基板
Gを受け取る。この時、カップ64の上部側璧部84は
図3に示す最下位の高さ位置に下降しており、主搬送装
置38の搬送アームはカップ64の中に入ることができ
る。
【0068】次いで、主搬送装置38の搬送アームがカ
ップ64の外に退避した後に、リフトピン74が基板G
を水平に担持したまま下降して、チャックプレート68
に基板Gを載せる。チャックプレート68上で基板Gは
支持ピン70に担持され、保持ピン72によって保持さ
れる。次いで、カップ上部側璧部84は図5の高さ位置
まで上昇する。
【0069】上記のようにして基盤Gの搬入が完了した
後、ブラシスクラバ機構112によるスクラビングまた
はブラッシング洗浄が開始される(図5)。このスクラ
ビング洗浄では、固定(静止)状態に置かれたチャック
プレート68上の基板Gに対してロールブラシ116を
一定の圧力で接触させながら回転させて擦り合わせ、か
つ基板G上を端から端まで移動または走査する。
【0070】このブラッシング洗浄に際しては、図7に
示すように、ロールブラシ116の上方に位置し、かつ
ロールブラシ116と一緒に移動する前部の洗浄スプレ
ー管126のノズル126aよりロールブラシ116の
進行方向手前の基板表面に洗浄液CWが吹き付けられ
る。ここで、洗浄スプレー管126のノズル126aか
らの洗浄液CWの吹き出し方向は、スプレー管126の
長さ方向と直交する面内の適当な角度範囲θfで可変と
してもよい。このように、スクラビングされる直前の基
板表面が洗浄スプレー管126からの洗浄液CWで濡ら
されるため(プレウエット)、スクラビングに際してロ
ールブラシ116と基板Gの双方の磨耗を低減し、各々
のダメージを少なくすることができる。また、事前に基
板表面の除去すべき異物にも事前に洗浄液が浸透するの
で、基板Gの汚れが除去されやすくなる。
【0071】さらに、本実施形態では、図7に示すよう
に、ロールブラシ116の上方に位置し、かつロールブ
ラシ116と一緒に移動する後部の洗浄スプレー管13
0のノズル130aよりロールブラシ116の通過直後
の基板表面に対してロールブラシ116の進行方向(矢
印Aの方向)とは逆の方向に向けて洗浄液CWが吹き付
けられる。ここで、洗浄スプレー管130のノズル13
0aからの洗浄液CWの吹き出し方向は、スプレー管1
30の長さ方向と直交する面内の適当な角度範囲θr内
で可変としてもよい。このように、スクラビングされた
直後の基板表面に洗浄液CWが吹き付けられることによ
り、基板表面から擦り取られて基板上で漂遊している異
物が洗浄液CWで迅速、簡便かつ効果的に洗い流され
る。しかも、ロールブラシ116の進行方向とは逆の方
向に向けて洗い流されるため、ロールブラシ116に異
物が転移するおそれはない。
【0072】なお、図7に示すように、ロールブラシ1
16の回転方向は、基板表面から擦り取られた異物がロ
ールブラシ116の進行方向とは逆の方向に送られるよ
うな向き(図7の矢印Bの向き)に設定されるのが普通
である。
【0073】上記のようなスクラビング洗浄では、基板
Gから四方に洗浄液が飛散する。とりわけ、ロールブラ
シ116から見て基板Gの後方端から外へ洗浄液が多く
飛散または落下し、その飛散または落下した洗浄液に混
じって異物も基板Gの外へ飛散または落下する。飛散ま
たは落下した洗浄液および/または異物は、カップ64
の上部側璧部84の内壁に当たってから、あるいは直接
落下して、カップ底部の排液回収室90に集められ、廃
液口90よりカップ64の外へ排出される。
【0074】スクラビング洗浄が終了すると、基板G上
で今度は洗浄ノズル機構162によるブロー洗浄が行わ
れる。このブロー洗浄では、ノズル164が超音波振動
の高圧洗浄液を基板Gに向けて噴射しながら、基板上を
水平方向に往復移動する。一方、スピンチャック機構6
6も作動して、基板Gをチャックプレート68と一体に
所定の回転速度で回転させる。これにより、基板Gの表
面全体が漏れなくブロー洗浄され、先のスクラビング洗
浄によっても除去しきれなかった汚れが洗い落とされ
る。
【0075】本実施形態のスクラバ洗浄ユニット(SC
R)28では、先のブラシスクラバ機構112によるス
クラビング洗浄において、ロールブラシ116の通過直
後の基板表面に漂遊している異物が洗浄スプレー管13
0によるスプレー洗浄によって迅速かつ効果的に基板G
上から除去されているので、次工程または後処理である
ブロー洗浄の負担が従来よりも大幅に軽減されている。
このため、洗浄ノズル機構162の簡易化ないし小型化
やブロー洗浄時間の短縮化等を実現できる。あるいは、
洗浄ノズル機構162を省く、つまりブロー洗浄を省く
ことも可能である。
【0076】上記のような洗浄機構110による基板G
の洗浄が終了すると、洗浄機構110をカップ64の外
へ退避させた状態でスピン乾燥が行われる。このスピン
乾燥では、スピンチャック機構66が基板Gをブロー洗
浄時よりも大きな回転速度で一定時間回転させる。この
高速回転により、基板Gの表面ないし裏面に付着してい
た洗浄液が遠心力によって周囲に振り切られ、短時間で
基板Gは乾燥した状態になる。
【0077】スピン乾燥が終了すると、図3に示すよう
に、リフトピン74が上昇して基板Gをスピンプレート
68から所定の高さ位置まで持ち上げ、カップ上部側璧
部84が最も低い設定位置まで下降する。そこに、主搬
送装置38の搬送アームが入ってきて、リフトピン74
から基板Gを受け取って、ユニット(SCR)28の外
へ搬出する。搬出された基板Gの表面は、上記のような
スクラビング洗浄を施されており、異物が殆ど付着して
いないので、清浄度の高い面になっている。したがっ
て、次工程のレジスト塗布処理や現像処理においてもコ
ンタミネーションやパーティクルの少ない処理結果が得
られ、ひいては歩留まりの高いLCDが得られる。
【0078】ところで、スクラバ洗浄ユニット(SC
R)28においては、上記のようなスクラビング洗浄が
終了すると、ブラシスクラバ機構112のスクラバ本体
118ないしロールブラシ116等の基板洗浄部は、カ
ップ64の外のホームポジションHPへ戻る。ホームポ
ジションHPでは、早速、図6に示すように、ブラシ絞
り機構140が作動して、スクラビング洗浄を終えた直
後のロールブラシ116をクリーニングする。
【0079】ブラシ絞り機構140において、より詳細
には、両絞りアーム142が一点鎖線で示すように開い
た状態(142’)でロールブラシ116を迎え、ロー
ルブラシ116の到着後にアーム駆動部144の駆動に
より両側からリング状に合わさるように閉じてロールブ
ラシ116の周面(ブラシ面)に適当な深さで食い込
む。次に、キャリッジ送り部148が起動して、電動モ
ータ156が一方向たとえば時計回りに回転することに
より、プーリ150,152および駆動ベルト154を
介してキャリッジ146が一方向たとえば矢印E’の方
向に水平移動する。このキャリッジ146の水平移動に
伴って、両絞りアーム142がロールブラシ116のブ
ラシ面を絞りながら同方向(矢印E’の方向)に水平移
動してロールブラシ116を擦り、ロールブラシ116
に含まれている洗浄水をロールブラシ116の一端側に
押しやる。その際、ロールブラシ116に付着している
異物も洗浄液と一緒にロールブラシ116の一端側に押
しやられる。このように、ロールブラシ116の一端側
に押しやられる過程で、または押しやられた結果とし
て、異物を含む洗浄液がロールブラシ116から離脱
し、下の洗浄槽160に回収される。
【0080】両絞りアーム142がロールブラシ116
の一端部に達すると、そこでいったん電動モータ156
の回転駆動が停止し、キャリッジ146の移動が停止す
る。次に、電動モータ156が逆方向(反時計回り)に
回転し、キャリッジ146が上記とは反対の方向(矢印
Eの方向)に水平移動する。このキャリッジ146の水
平移動においても、両絞りアーム142が上記と同様に
ロールブラシ116を擦することにより、ロールブラシ
116中の異物を洗浄水と一緒に他端側に押しやって、
ロールブラシ116から離脱させる。
【0081】上記のようなキャリッジ146ないし絞り
アーム142の往復移動動作は所定回数繰り返される。
こうして、先のスクラビング洗浄で基板Gからロールブ
ラシ116に転移または付着した異物は、ホームポジシ
ョンHPで洗浄液と一緒にロールブラシ116から絞り
出されるようにして除去される。
【0082】上記のようなブラシ絞り機構140による
ロールブラシ116のクリーニングが終了すると、アー
ム駆動部144の駆動で両絞りアーム142が開いて、
ロールブラシ116を開放する。次に、ブラシスクラバ
本体118が下降して、図8に示すようにロールブラシ
116を洗浄槽160内の洗浄液CWに部分的に(下端
部ないし中間部まで)浸す。
【0083】本実施形態のブラシスクラバ機構112で
は、上記のようなブラシ絞り機構140から独立して、
あるいはそれと併用可能に、ロールブラシ116をクリ
ーニングする手段が中央部洗浄スプレー管128の形態
でスクラバ本体118に取り付けられている。
【0084】この洗浄スプレー管128によるブラシク
リーニングは、図8に示すようにロールブラシ116が
洗浄槽160に入っている状態で実施されてよい。この
場合、スクラバ本体118内蔵のブラシ回転駆動部が作
動してロールブラシ116を所定の速度で回転させなが
ら、真上の洗浄スプレー管128のノズル128aがロ
ールブラシ116に向けて、好ましくは矢印Fおよび/
またはGで示すようにロールブラシ116の側部より少
し上方の部位に向けて少し斜めに、洗浄液CWを勢いよ
く、好ましくは矢印Fおよび/またはGで示すようにブ
レード状の層流で吐出する。
【0085】このように、真上のノズル128aより吐
出されたブレード状の洗浄液が勢いよくロールブラシ1
16の側部付近を擦るように当たり、その水勢または衝
撃でロールブラシ116に残存している異物が削ぎ落と
される。
【0086】なお、ロールブラシ116が洗浄槽160
内の洗浄液CWに部分的に浸された状態で回転するた
め、液面上でもロールブラシ116のブラシ面は洗浄液
CWで浸されており、これによってロールブラシ116
から異物を除去しやすくなっている。しかし、必要に応
じて、ロールブラシ116を洗浄槽160の洗浄液CW
に浸さずに、上記洗浄スプレー管128によるブラシク
リーニングを行うことも可能である。
【0087】上記洗浄スプレー管128によるブラシク
リーニングは、上記ブラシ絞り機構140によるブラシ
クリーニングに先立って行うことも可能である。また、
これら両ブラシクリーニングにおいて別々の洗浄槽16
0を用いたり、洗浄槽160内の洗浄液を適宜交換また
は補充することも可能である。
【0088】上記のように、本実施形態のブラシスクラ
バ機構112においては、スクラビング洗浄によって基
板Gからの異物を吸い込んでいるロールブラシ116を
ホームポジションHPでブラシ絞り機構140および/
または洗浄スプレー機構(128,118)により迅
速、簡便かつ効果的にクリーニングして汚れを除去する
ようにしたので、常時安定したスクラビング洗浄力を保
証できる。さらには、ロールブラシ116の寿命または
交換サイクルを長くしてメンテナンスコストを下げるこ
ともできる。
【0089】図9に、本実施態様のブラシスクラバ機構
112で使用可能なロールブラシの一変形例を示す。こ
の変形例におけるロールブラシ170は、周面(ブラシ
面)に軸方向に延在するスパイラル(螺旋)状の溝17
2を設けてなるものである。ロールブラシ170のブラ
シ部の材質としては、可撓性を有する多孔質の部材たと
えばスポンジ材等が好適である。ロールブラシ170の
長さは、両端部が基板Gおよびチャックプレート68か
ら外に少しはみ出る寸法に選ばれてよい。
【0090】かかる構成のロールブラシ170によって
上記のようなスクラビング洗浄が行われると、基板表面
からロールブラシ170に転移した異物がロールブラシ
170と基板G間の擦り合いの中でスパイラル溝172
に集められるとともに、スパイラル溝172に沿ってブ
ラシ軸方向に移動して、終いにはブラシ端部より洗浄液
と一緒に吐き出される。ロールブラシ170の両端部は
基板Gおよびチャックプレート68の外にはみ出ている
ので、ブラシ端部より吐き出された異物は基板Gやチャ
ックプレート68に付着することなく落下し、カップ6
4底部の廃液回収室90に回収される。
【0091】上記のようなスパイラル溝172による異
物回収効果は、上記ブラシ絞り機構140におけるブラ
シクリーニングに際しても奏される。
【0092】なお、図9の変形例ではロールブラシ17
0に1本のスパイラル溝172を設ける構成であった
が、複数本のスパイラル溝、たとえばブラシ中央から左
右対象に外側に延びる2本のスパイラル溝を設ける構成
も可能である。また、一般のロールブラシ構造、つまり
円柱状または円筒状の基体に繊維または樹脂等を多数植
毛してなる構造でも、上記と同様のスパイラル溝を設け
ることが可能である。
【0093】図10に、本実施態様のブラシスクラバ機
構112における洗浄スプレー管130による洗浄液の
吹き付けに際してミストの発生を効果的に防止または抑
制するための一構成例を示す。この構成例では、後部洗
浄スプレー管130の隣に下向きのノズルまたは吐出口
174aを多数配列してなるエアースプレー管174を
ほぼ水平に配設している(支持アーム120に取付して
よい)。そして、基板Gに向けて洗浄スプレー管130
のノズル130aより洗浄液CWを吹き付ける時は、そ
れと一緒にエアースプレー管174のノズル174aよ
りカーテン状の層流でエアーARを吐出する。ここで、
エアー吐出ノズル174aより吐出されるエアーARの
向きを、洗浄液吐出ノズル130aより吐出された洗浄
液CWの上に被さる(覆う)ように設定する。これによ
り、基板Gに対して洗浄スプレー管130より洗浄水C
Wを強く吹き付けてもミストの発生を効果的に防止ない
し抑制できる。
【0094】上記した実施態様のブラシ絞り機構140
では、ロールブラシ116の周面を機械的な絞りアーム
142の加圧力で絞ったが、エアーの加圧力を利用する
ブラシ絞り手段の構成も可能である。たとえば、絞りア
ーム142と同様の形状を有するアームの内側面(ロー
ルブラシと対向する面)に所定のピッチで多数のエアー
吐出口を設け、それらのエアー吐出口より吐出されるエ
アーの加圧力によって半径方向内側に向う圧力(絞り
力)をロールブラシに与えることができる。
【0095】上記実施態様のブラシスクラバ機構112
では3本の洗浄スプレー管126,128,130を横
一列に配置したが、これら洗浄スプレー管の配置構成は
種々変形可能であり、たとえばブラシクリーニング用の
洗浄スプレー管128を最下位にして縦一列に配置して
もよい。また、各洗浄スプレー管126,128,13
0自体の構成も種々の変形が可能であるのはもちろんで
ある。また、ブラシクリーニング用の洗浄スプレー管1
28を、ロールブラシ116と一体に移動させる代わり
に、ホームポジションHP付近の所定位置に設けること
も可能である。上記実施態様におけるスピンチャック機
構66やカップ64等の構成も一例であり、種々の変形
・変更・選択が可能である。
【0096】本発明の基板洗浄方法または装置は、塗布
現像処理に限定されるものではなく、スクラビング方式
の洗浄を行う任意のアプリケーションに適用可能であ
る。本発明における被処理基板はLCD基板に限らず、
半導体ウエハ、CD基板、ガラス基板、フォトマスク、
プリント基板等も可能である。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
スクラビング洗浄の洗浄効果を向上させることができ
る。また、スクラビング洗浄で用いるロールブラシの汚
れを効果的に取り除いてスクラビング洗浄力を安定に維
持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基板処理装置が適用可能な塗布現像処
理システムの構成を示す平面図である。
【図2】一実施形態の塗布現像処理システムにおける処
理の手順を示すフローチャートである。
【図3】実施形態のスクラバ洗浄ユニット内の構成(基
板の搬入出時)を示す略断面図である。
【図4】実施形態のスクラバ洗浄ユニットにおけるチャ
ックプレートの上面の構成を示す平面図である。
【図5】実施形態のスクラバ洗浄ユニット内の構成(洗
浄時)を示す略断面図である。
【図6】実施形態のスクラバ洗浄装置のホームポジョン
における構成を示す斜視図である。
【図7】実施形態のスクラバ洗浄装置におけるスクラビ
ング洗浄部の構成および作用を模式的に示す図である。
【図8】実施形態のスクラバ洗浄装置におけるブラシク
リーニング部の構成および作用を模式的に示す図であ
る。
【図9】一変形例によるロールブラシの構成を示す斜視
図である。
【図10】一変形例によるスクラビング洗浄部の構成と
作用を模式的に示す図である。
【符号の説明】
28 スクラバ洗浄ユニット(SCR) 60 ケーシング 62 スクラバ洗浄装置 64 カップ(処理容器) 66 スピンチャック機構 68 チャックプレート 110 洗浄機構 112 ブラシスクラバ機構 116 ロールブラシ 118 ブラシスクラバ本体 126 (前方洗浄用)洗浄スプレー管 128 (ブラシクリーニング用)洗浄スプレー管 130 (後方洗浄用)洗浄スプレー管 140 ブラシ絞り機構 160 洗浄槽 170 ロールブラシ 172 スパイラル溝

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被処理基板に対してスクラビングブラシ
    を擦り合わせながら前記スクラビングブラシを前記基板
    上で所定の方向または経路で相対的に移動させる第1の
    工程と、 前記第1の工程中に前記スクラビングブラシによってス
    クラビングされた後の前記基板の表面に洗浄液をかけて
    前記基板表面を洗う第2の工程とを有する基板洗浄方
    法。
  2. 【請求項2】 前記第1の工程は、前記スクラビングブ
    ラシとして円筒状のブラシ面を有する回転型のロールブ
    ラシを用いる請求項1に記載の基板洗浄方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の工程中に、前記スクラビンク
    ブラシによってスクラビングされる直前の前記基板の表
    面に洗浄液を供給する請求項1または2に記載の基板洗
    浄方法。
  4. 【請求項4】 前記第2の工程は、前記スクラビングブ
    ラシによってスクラビングされた直後の前記基板の表面
    に対して前記基板の上方から前記スクラビングブラシの
    進行方向とは逆の方向に向けて前記洗浄液を吹き付ける
    請求項1〜3のいずれかに記載の基板洗浄方法。
  5. 【請求項5】 被処理基板に対して円筒状のブラシ面を
    有するロールブラシを回転させて擦り合わせながら前記
    ロールブラシを前記基板上で所定の方向または経路で相
    対的に移動させる第1の工程と、 前記第1の工程の終了後に前記ロールブラシを前記基板
    の外側に設定されている所定の退避位置へ移動させる第
    2の工程と、 前記退避位置で前記ロールブラシに洗浄液を吹き付けて
    前記ロールブラシをクリーニングする第3の工程とを有
    する基板洗浄方法。
  6. 【請求項6】 被処理基板に対して円筒状のブラシ面を
    有するロールブラシを回転させて擦り合わせながら前記
    ロールブラシを前記基板上で所定の方向または経路で相
    対的に移動させる第1の工程と、 前記第1の工程の終了後に前記ロールブラシを前記基板
    の外側に設定されている所定の退避位置へ移動させる第
    2の工程と、 前記退避位置で前記ロールブラシを絞って前記ロールブ
    ラシをクリーニングする第3の工程とを有する基板洗浄
    方法。
  7. 【請求項7】 被処理基板に対してロールブラシを擦り
    合わせながら前記ロールブラシを前記基板上で所定の方
    向または経路で相対的に移動させてスクラビング洗浄を
    行うスクラビング洗浄手段と、 前記ロールブラシの移動と連動して、前記ロールブラシ
    によってスクラビング洗浄された後の前記基板の表面に
    洗浄液を吹き付けて前記基板表面を洗うスプレー洗浄手
    段とを有する基板洗浄装置。
  8. 【請求項8】 前記スプレー洗浄手段が、前記ロールブ
    ラシの上方に位置して前記ロールブラシと一緒に移動
    し、前記ロールブラシによってスクラビング洗浄された
    直後の前記基板の表面に対して前記ロールブラシの進行
    方向とは逆の方向に向けて前記洗浄液を吹きつける第1
    の洗浄液吐出ノズルを含む請求項7に記載の基板洗浄装
    置。
  9. 【請求項9】 前記スプレー洗浄手段が、前記ロールブ
    ラシの上方に位置して前記ロールブラシと一緒に移動
    し、前記第1の洗浄液吐出ノズルより吐出される前記洗
    浄液の上に被さるようにエアーを吐出するエアー吐出ノ
    ズルを含む請求項8に記載の基板洗浄装置。
  10. 【請求項10】 被処理基板に対してロールブラシを擦
    り合わせながら前記ロールブラシを前記基板上で所定の
    方向または経路で相対的に移動させてスクラビング洗浄
    を行うスクラビング洗浄手段と、 前記スクラビング洗浄の終了後に、前記基板の外側に設
    定された所定の退避位置で前記ロールブラシに洗浄液を
    吹き付けて前記ロールブラシをクリーニングするブラシ
    クリーニング手段とを有する基板洗浄装置。
  11. 【請求項11】 前記ブラシクリーニング手段が、前記
    退避位置で前記ロールブラシを回転させるブラシ回転駆
    動手段と、前記退避位置で前記ロールブラシに上方から
    前記洗浄液を吐出して吹き付ける第2の洗浄液吐出ノズ
    ルとを含む請求項10に記載の基板洗浄装置。
  12. 【請求項12】 被処理基板に対して洗浄液を介在させ
    てロールブラシを擦り合わせながら前記ロールブラシを
    前記基板上で所定の方向または経路で移動させてスクラ
    ビング洗浄を行うスクラビング洗浄手段と、 前記スクラビング洗浄の終了後に、前記基板の外側に設
    定された所定の退避位置で前記ロールブラシを絞って前
    記ロールブラシをクリーニングするブラシクリーニング
    手段とを有する基板洗浄装置。
  13. 【請求項13】 前記ブラシクリーニング手段は、前記
    ロールブラシの周面を半径方向内側に向う圧力で絞る絞
    り手段と、前記ロールブラシに対して前記絞り手段を前
    記ロールブラシの軸方向に相対的に移動させる送り手段
    とを含む請求項12に記載の基板洗浄装置。
  14. 【請求項14】 被処理基板に対してロールブラシを擦
    り合わせながら前記ロールブラシを前記基板上で所定の
    方向または経路で相対的に移動させてスクラビング洗浄
    を行う基板洗浄装置であって、 前記ロールブラシの周面に軸方向に延在するスパイラル
    状の溝を設けたことを特徴とする基板洗浄装置。
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