JP2001179092A - 排ガス浄化用触媒 - Google Patents
排ガス浄化用触媒Info
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Abstract
金属の担持量を低減することが可能な排ガス浄化用触
媒、およびボイラなどにおけるアンモニアを用いた脱硝
方式におけるアンモニアの添加量を低減することが可能
な排ガス浄化用触媒の提供。 【解決手段】 好ましくは下記式(1) で示される酸化物
および/または下記式(2) で示される酸化物である水素
イオン導電性物質を含有する排ガス浄化用触媒。 αβO3 ……(1) 、αβ1-u γu O3 ……(2) なお、上記式(1) 、(2) において、αはアルカリ土類金
属、βはCeまたはZr、γはSc、Y、Yb、Nd、Sm、Inおよ
びGdから選ばれる1種または2種以上を示し、uはβの
一部をγで置換する置換数:0.05〜0.20を示す。
Description
に関し、特には、ガソリン、灯油などを用いた内燃機
関、石炭、重油などを用いたボイラなど各種プラントで
発生する排ガス中の窒素酸化物(NOx)を除去する排ガス
浄化用触媒に関する。
に含まれる窒素酸化物(NOx)の除去方法としては、活性
成分として貴金属を担持した触媒による接触還元法が用
いられてきた。すなわち、上記した自動車排気ガス浄化
用の触媒としては、白金やロジウムなどの貴金属を、比
表面積の大きいアルミナなどの担体に担持した触媒が用
いられている。
中に含まれる窒素酸化物(NOx)は、NH3 添加による無触
媒脱硝法、触媒を用いたNH3 による選択接触還元法によ
ってN2およびO2に変換され、無害化される。以上述べた
従来の窒素酸化物の除去方法は、下記(1) 、(2) の問題
点を有している。
自動車排気ガス浄化用の貴金属を担持した触媒は、貴金
属の埋蔵量が少なく、価格が高く、さらに貴金属は、価
格変動が大きく、安定して確保することが難しい問題が
ある。すなわち、自動車排気ガス浄化用触媒において
は、省資源および経済性の面から貴金属使用量の削減が
望まれる。
担体上での貴金属の高分散化が行われるが、高分散化に
よって貴金属が焼結し易くなり、触媒の耐熱性が損なわ
れるなどの問題があった。さらに、近年の自動車はリー
ンバーン域での燃焼にシフトする方向にあり、この結
果、不完全燃焼を伴い、NOx が増加する傾向にあり、貴
金属担持量の増加を伴うことなくNOx 除去率を向上する
ことが可能な技術開発が必要である。
記するアンモニアによる還元法が挙げられ、この方法は
貴金属を必要としない点で優れているが、アンモニアを
供給するための設備を必要とし、自動車のようにスペー
スに余裕がない場合、アンモニアを供給するためのボン
ベなどの装置を自動車に搭載することは困難である。 (2) ボイラなど各種プラントにおけるアンモニアを用い
た還元法の問題点:ボイラなどの各種プラントにNOx の
アンモニアによる還元法を適用する場合、未反応のアン
モニアが、排ガス中に僅かに含まれるSOx と反応し、硫
安類を生成し、ボイラの熱回収装置である熱交換器の内
部の低温部に付着し、熱交換器の圧力損失が経時的に増
加する問題があり、アンモニ添加量の低減が望まれる。
来技術の問題点を解決し、自動車用触媒など貴金属を担
持した触媒の貴金属の担持量を低減することが可能な排
ガス浄化用触媒、および、ボイラなどにおけるアンモニ
アを用いた脱硝方式におけるアンモニアの添加量を低減
することが可能な排ガス浄化用触媒を提供することを目
的とする。
電性物質を含有することを特徴とする排ガス浄化用触媒
である。前記した本発明は、前記した排ガスがH2O を含
有する排ガス浄化用触媒として好適に適用される(本発
明の第1の好適態様)。
がNOx およびH2O を含有する排ガス浄化用触媒として好
適に適用される(本発明の第2の好適態様)。また、前
記した本発明、本発明の第1の好適態様、第2の好適態
様においては、前記した水素イオン導電性物質が、下記
式(1) で示される酸化物および/または下記式(2) で示
される酸化物であることが好ましい(本発明の第3の好
適態様〜第5の好適態様)。
属、βはCeまたはZr、γはSc、Y、Yb、Nd、Sm、Inおよ
びGdから選ばれる1種または2種以上を示し、uはβの
一部をγで置換する置換数:0.05〜0.20を示す。
適態様〜第5の好適態様においては、前記した排ガス浄
化用触媒がさらにPt、PdおよびRhから選ばれる1種また
は2種以上を含有することが好ましい(本発明の第6の
好適態様〜第11の好適態様)。さらに、前記した本発
明、本発明の第1の好適態様〜第11の好適態様において
は、前記した水素イオン導電性物質が、前記式(1) で示
される酸化物および/または前記式(2) で示される酸化
物であって、触媒中のこれらの酸化物の含有量が合計量
として触媒の単位見掛け容積当たり、10g/l 以上である
ことが好ましい。
する。本発明者らは前記した従来技術の問題点を解決す
るために鋭意検討した結果、水素イオン(プロトン)導
電性物質を含有する触媒を用いることによって、排ガス
中に含まれるH2O をNOx の還元剤として活用する本発明
に想到した。
記式(3) 〜(6) に基づいて行われる。 CmHn:CmHn+[m+(n/4)]O2→mCO2+(n/2)H2O……………………(3) CO :CO+(1/2)O2 →CO2 ……………(4) NO :NO+CO→(1/2)N2 +CO2 ………(5) [2m+(n/2)]NO+CmHn→[m+(n/4)]N2+mCO2+(n/2)H2O……(6) また、アンモニア還元法によるNOの分解は、下記式(7)
に基づいて行われる。
NOは還元剤であるCmHn、NH3 によって還元、除去され
る。本発明者らは、排ガス中に多く含まれるH2O をNOx
の還元剤として活用するために鋭意検討した結果、水素
イオン導電性物質に着目した。
体でありながらその中をプロトンが移動可能で、プロト
ンの移動によって導電性を示す物質である。一方、図5
および下記式(8) に示すように、水素イオン導電性物質
は、数百度の温度でH2O を分解し、水素をイオンとして
マトリックス中に取り込む。すなわち、αCeO3(α:ア
ルカリ土類金属)などの水素イオン導電性物質を用いた
場合、H2O 存在下において、先ず、図5(a) に示す水素
イオン導電性物質1の酸素欠陥2i、2jにH2O がトラップ
され、水素と酸素に分解され、酸素欠陥2i、2jに酸素が
入り、水素がイオンとしてマトリックスに固溶する〔図
5(b) 〕。
電性物質で生成した水素をNOx の還元剤として活用する
ことが可能か否か検討した結果、後記する実施例に示す
ように、水素イオン導電性物質を触媒担体に担持した触
媒をH2O 存在下で用いることによって、NOx を除去でき
ることを見出した。上記した水素イオン導電性物質を用
いたNOx の除去は、下記の機構によるものと考えられ
る。
トリックスに固溶した水素はスピルオーバーし、表面か
ら浸出すると考えられる。この結果、雰囲気中のNOx が
下記式(9) 、(10) に基づき水素によって還元される。 NO+2H+ +2e- →(1/2)N2 +H2O ………(9) NO2 +4H+ +4e- →(1/2)N2 +2H2O……(10) 自動車の排気ガス中には水蒸気が存在し、走行中に排ガ
ス浄化用触媒の温度は数百度になる。
物質は、例えばSrCeO3を用いた場合、300 〜800 ℃で水
蒸気を分解し、排ガス中に水素を供給する。すなわち、
自動車の排ガス浄化用触媒に水素イオン導電性物質(プ
ロトンコンダクター)を担持することによって、排ガス
中の水蒸気が分解し、排ガス中にNO x の還元剤である水
素を供給し、前記した式(9) 、(10)に基づいてNOx を分
解する。
おける排ガスも多くが水蒸気を含有しているため、上記
した各種プラントにおけるアンモニアによる無触媒脱硝
もしくは触媒を用いたNOx のアンモニア選択接触還元に
おいても、ボイラの高温部に水素イオン導電性物質また
は水素イオン導電性物質を担体に担持した触媒を配設す
るか、もしくは、Vなどを活性成分とする脱硝触媒にさ
らに水素イオン導電性物質を担持することによって、排
ガス中に水素を供給することが可能となり、還元剤とし
てのアンモニアを低減できる。
ては、下記式(1) で示される酸化物および/または下記
式(2) で示される酸化物であることが好ましいが、要求
される温度域で水素イオン導電性を有する物質であれば
その組成は特に制限されるものではない。 αβO3 ………………(1) αβ1-u γu O3 ……(2) なお、上記式(1) 、(2) において、αはCa、SrおよびBa
などから選ばれる1種または2種以上であるアルカリ土
類金属、βはCeまたはZr、γはSc、Y、Yb、Nd、Sm、In
およびGdから選ばれる1種または2種以上を示し、uは
βの一部をγで置換する置換数:0.05〜0.20を示す。
CeO3、SrZrO3、BaCeO3およびCaZrO3などから選ばれる1
種または2種以上が好ましい。また、前記式(2) で示さ
れる酸化物としては、SrCe0.95Yb0.05O3、SrCe0.9Y0. 1O
3 、SrCe0.95Sc0.05O3、SrZr0.95Yb0.05O3、SrZr0.95Y
0.05O3 、SrZr0.96Y0.0 4O3 、BaCe0.8Sm0.2O3、BaCe
0.95Nd0.05O3、BaCe0.9Nd0.1O3、BaCe0.8Gd0.2O3、BaCe
0.95Y0.05O3 、BaCe0.9Y0.1O3 、BaCe0.8Y0.2O3 、BaCe
0.9Yb0.1O3、BaZr0. 95Y0.05O3 、CaZr0.96In0.04O3、Ca
Zr0.95In0.05O3およびCaZr0.9In0.1O3などから選ばれる
1種または2種以上が好ましい。
O3、SrCe0.95Yb0.05O3などの各種酸化物を2種以上併用
して用いることができる。本発明における排ガス浄化用
触媒は、例えば、下記(1) 〜(3) の形態の触媒を用いる
ことができる。 (1) 水素イオン導電性物質それ自体を触媒として用い
る。
O2、Al2O3-SiO2系酸化物、MgO-Al2O 3-SiO2系酸化物など
の触媒担体に担持した触媒。 (3) 水素イオン導電性物質に加えて、Pt、Pd、Rhなどの
貴金属、V、CuなどNO x の還元に対して有効な他の活性
成分を、Al2O3 、SiO2、Al2O3-SiO2系酸化物、MgO-Al2O
3-SiO2系酸化物などの触媒担体に担持した触媒。
される酸化物および/または前記式(2) で示される酸化
物の触媒中の含有量が、これらの酸化物の合計量として
触媒の単位見掛け容積当たり、10g/l 以上であることが
好ましく、上限は特に制限を受けるものではない。上記
した酸化物の触媒中の含有量が10g/l 未満の場合、触媒
としての活性が低下する。
た排ガス浄化用触媒に代わる排ガス浄化用触媒を提供す
ることが可能となった。また、Pt、Pd、Rhなどの貴金属
に加えて水素イオン導電性物質を触媒担体に担持するこ
とによって、NOx 除去率が向上する。また、上記したNO
x 除去率の向上によって、所定のNOx 除去率を達成する
ための貴金属の担持量を低減することができる。
性物質の水素供給作用により、ボイラなどの各種プラン
トにおけるNOx のアンモニア還元法において、還元剤と
してのアンモニアを削減できる。
的に説明する。 (実施例1)下記に示す方法で触媒の調製を行った。 〔触媒の調製:〕下記に示す水素イオン導電性物質:52
g 、担体:156gおよびバインダ:52g を秤取り、水を加
え500ml とした。
/gのSrCeO3粉末 担体;比表面積: 160m2/gのγ−アルミナ バインダ;ベーマイト 次に、得られたスラリーをボールミルで15時間混練し、
下記に示すコーディエライト(2MgO ・2Al2O3・5SiO2)製
のハニカムに塗布後、450 ℃、大気雰囲気の条件下で1
時間焼成した。
酸化物の合計量として、触媒の単位見掛け容積当たり10
0g/lとした。 コーディエライト製ハニカム;直径:25mm、長さ:50m
m、セル数: 400セル/inch2 、壁厚:6mil 次に、下記試験方法によって、得られた触媒の活性試験
を行った。
%、N2 balance SV(ガス空塔速度):60000/hr 反応温度:250 〜500 ℃ NOx 分解能の測定: 反応器入口、出口のガス中のNOx 濃度を測定し、反応器
入口ガス中のNOx 濃度(volppm)と反応器出口ガス中のNO
x 濃度(volppm)との差であるNOx 分解量:ΔNO x (volpp
m)に基づき、触媒のNOx 分解能を評価した。
に、水素イオン導電性物質(比表面積: 1.5m2/gのSrCe
O3粉末):104g、担体:104gおよびバインダ:52g を秤
取り、水を加え500ml としたスラリーを用い、コーディ
エライト製ハニカムへの水素イオン導電性物質の担持量
を2倍とした以外は実施例1と同一条件下で触媒を調製
し、実施例1と同一の方法で触媒の活性試験を行った。
に、担体:200gおよびバインダ:250gを秤取り、水を加
え500ml としたスラリーを用い、コーディエライト製ハ
ニカムへ水素イオン導電性物質を担持しなかった以外は
実施例1と同一条件下で触媒を調製し、実施例1と同一
の方法で触媒の活性試験を行った。
施例1、実施例2、比較例1について述べたが、図1〜
図3に示されるように、前記した実験によって下記(1)
、(2) の知見が見出された。 (1) 水素イオン導電性物質を担持した触媒のNOx 分解
能:実施例1と比較例1との対比から分かるように、コ
ーディエライト製ハニカムへ水素イオン導電性物質を担
持することによって、NOx の分解が生じる。
によるNOx 分解能の向上:実施例1と実施例2との対比
から分かるように、水素イオン導電性物質の担持量の増
加によって、触媒のNOx 分解能が向上する。 (実施例3)下記に示す方法で触媒の調製を行った。
電性物質:52g 、担体:156gおよびバインダ:52g を秤
取り、水を加え500ml とした。 水素イオン導電性物質;比表面積: 1.5m2/gのSrCeO3粉
末 担体;比表面積: 160m2/gのγ−アルミナ バインダ;ベーマイト 次に、得られたスラリーをボールミルで15時間混練し
た。
たと同じ仕様のコーディエライト製ハニカムに塗布し、
300 ℃、大気雰囲気の条件下で2時間乾燥した。なお、
混練物の担持量は、上記した3種の酸化物の合計量とし
て、触媒の単位見掛け容積当たり100g/lとした。次
に、上記で得られた水素イオン導電性物質を担持したコ
ーディエライト製ハニカムを、硝酸ロジウム水溶液中に
浸漬し、Rhを触媒の単位見掛け容積当たり0.075g/l担
持し、450 ℃、大気雰囲気の条件下で1時間焼成した。
において、反応器に流通するガス中のH2O 濃度を10 vol
%とし、実施例1と同一の方法で触媒のNOx 分解能を評
価した。図4に、実験結果を示す。 (比較例2)前記した実施例3において、触媒の調製時
に、担体:200gおよびバインダ:250gを秤取り、水を加
え500ml としたスラリーを用い、コーディエライト製ハ
ニカムへ水素イオン導電性物質を担持しなかった以外は
実施例3と同一条件下で触媒を調製した。
において、反応器に流通するガス中のH2O 濃度を10 vol
%とし、実施例1と同一の方法で触媒のNOx 分解能を評
価した。図4に、実験結果を示す。以上、実施例3、比
較例2について述べたが、図4に示されるように、前記
した実験によって、貴金属を担持した触媒にさらに水素
イオン導電性物質を担持することによって、NOx 分解能
が向上することが見出された。
て、水素イオン導電性物質としてSrCeO3に代えて表1に
示す水素イオン導電性物質を単独もしくは併用して用い
た以外は実施例1と同一の方法で触媒を調製した。次
に、実施例1における触媒活性試験条件において、反応
温度:450 ℃、反応器に流通するガス中のH2O 濃度を10
vol%とし、実施例1と同一の方法で触媒のNOx 分解能
を評価した。
れるように、前記した式(1) 、式(2) で示される水素イ
オン導電性物質は、NOx 分解能を有し排ガス浄化用触媒
の活性成分として有効であることが分かった。
て、水素イオン導電性物質として表2に示す水素イオン
導電性物質を用い、実施例3と同様の方法でコーディエ
ライト製ハニカムに水素イオン導電性物質を40g/l 担持
した。次に、水素イオン導電性物質を担持したコーディ
エライト製ハニカムを、塩化パラジウムまたは塩化白金
酸または硝酸ロジウムまたはこれらの貴金属化合物の内
の2種または3種を添加、混合した水溶液中に浸漬し
た。
ライト製ハニカムを、450 ℃、大気雰囲気の条件下で1
時間焼成することによって、水素イオン導電性物質に加
えてさらにPdまたはPtまたはRhまたはこれらの貴金属の
内の2種または3種を担持した触媒を調製した。次に、
実施例1の触媒活性試験条件において、反応温度:450
℃、反応器に流通するガス中のH2O 濃度:10 vol%と
し、実施例1と同一の方法で触媒のNOx 分解能を評価し
た。
記した図4との対比から、水素イオン導電性物質および
貴金属の両者を担持すると共に、水素イオン導電性物質
の担持量を増加することによって、貴金属担持触媒のNO
X 分解能が向上することが見出された。
ス浄化用触媒に代わる排ガス浄化用触媒を提供すること
が可能となった。また、本発明によれば、貴金属を担持
した排ガス浄化用触媒のNOx 除去率の向上によって、所
定のNOx 除去率を達成するための貴金属担持量を低減す
ることができる。
性物質の水素供給作用により、ボイラなどの各種プラン
トにおけるNOx のアンモニア還元法において、還元剤と
してのアンモニアの添加量を低減できる。
x 分解量:ΔNOx との関係を示すグラフである。
x 分解量:ΔNOx との関係を示すグラフである。
x 分解量:ΔNOx との関係を示すグラフである。
x 分解量:ΔNOx との関係を示すグラフである。
模式図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 水素イオン導電性物質を含有することを
特徴とする排ガス浄化用触媒。 - 【請求項2】 前記した排ガスがH2O を含有することを
特徴とする請求項1記載の排ガス浄化用触媒。 - 【請求項3】 前記した排ガスがNOx およびH2O を含有
することを特徴とする請求項1記載の排ガス浄化用触
媒。 - 【請求項4】 前記した水素イオン導電性物質が、下記
式(1) で示される酸化物および/または下記式(2) で示
される酸化物であることを特徴とする請求項1〜3いず
れかに記載の排ガス浄化用触媒。 記 αβO3 ………………(1) αβ1-u γu O3 ……(2) なお、上記式(1) 、(2) において、αはアルカリ土類金
属、βはCeまたはZr、γはSc、Y、Yb、Nd、Sm、Inおよ
びGdから選ばれる1種または2種以上を示し、uはβの
一部をγで置換する置換数:0.05〜0.20を示す。
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