JP2001178254A - 脱穀装置 - Google Patents

脱穀装置

Info

Publication number
JP2001178254A
JP2001178254A JP36450799A JP36450799A JP2001178254A JP 2001178254 A JP2001178254 A JP 2001178254A JP 36450799 A JP36450799 A JP 36450799A JP 36450799 A JP36450799 A JP 36450799A JP 2001178254 A JP2001178254 A JP 2001178254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sorting
dust
processing chamber
amount
sheave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP36450799A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Izumi
浩二 泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP36450799A priority Critical patent/JP2001178254A/ja
Publication of JP2001178254A publication Critical patent/JP2001178254A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Threshing Machine Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般に、脱穀装置には脱穀後に発生する2番
物を処理室内に還元して再処理する2番処理装置が具備
されている。従来はこの2番物量の多少にかかわらず、
常時処理室内に供給して処理するものであった。そのた
め、処理室内への2番還元量が所定量以下に減少する
と、処理室内の充填率が低くなるため、脱ぷの発生が増
大し、品質の低下を招く問題があった。本発明は、かか
る課題の解決を図らんするものである。 【解決手段】 本発明は、2番処理室内への2番還元経
路中には、この処理室内への2番還元物が所定量以下に
減少すると閉じ、所定量に復帰すると開く経路開閉手段
を設けてあることを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインやハ−
ベスタ−などの収穫機に搭載する脱穀装置に関し、農業
機械の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】一般に、脱穀装置には脱穀後に発生する
2番物を処理室内に還元して再処理する2番処理装置が
具備されている。従来はこの2番物量の多少にかかわら
ず、常時処理室内に供給して処理するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術のもの
では、処理室内への2番還元量が所定量以下に減少する
と、処理室内の充填率が低くなるため、脱ぷの発生が増
大し、品質の低下を招く問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために、次の如き技術手段を講じた。すなわ
ち、本発明にかかる技術的手段は、請求項1記載の発明
は、2番処理室内への2番還元経路中には、この処理室
内への2番還元物が所定量以下に減少すると閉じ、所定
量に復帰すると開く経路開閉手段を設けてあることを特
徴とするものである。
【0005】請求項2記載の発明は、前記2番処理室の
ケ−シングの底部は、選別室側に向けて下り傾斜状に構
成したことを特徴とする請求項1記載の脱穀装置とする
ものである。
【0006】
【発明の効果】従って、この発明によれば、請求項1記
載の発明では、処理室内では2番物が極端に減少した状
態で脱粒処理されることがないため、脱ぷや砕米の低減
を図ることができ、品質低下の問題点を解消することが
できる。
【0007】請求項2記載の発明では、籾や排塵物の残
留が殆どなく、排塵開口部から選別室内へ速やかに流れ
落ちる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて具体的に説明する。まず、図1に示すコンバイン
の構成について述べる。走行クロ−ラ1を具備する車体
2上には、前部に昇降可能な刈取部3を、後部にフイ−
ドチエン4を具備する自脱型脱穀装置5を搭載してい
る。刈取部3の横側部には運転部6が設置され、その後
方にはグレンタンク7が装備されている。
【0009】つぎに、脱穀装置5の構成につき説明す
る。扱胴8を内装軸架した扱室9の下半周部に沿って受
網10を張設している。扱室9の一側には2番処理胴1
1を内装軸架した2番処理室12を並設している。2番
処理胴11は外周に処理爪11aを植設した構成であ
り、2番処理室12は下壁を処理網13よって構成して
いる。
【0010】2番処理胴11の後方には同一軸芯上にお
いてこれと一体的に回転する排塵処理胴14が連設さ
れ、排塵処理室15内に軸架されている。扱室9の下側
には揺動可能に架設した揺動選別装置16を設け、更
に、その下方には選別方向の上手側から順に、唐箕17
と、1番移送螺旋18と、2番移送螺旋19とを配置し
た選別室20を構成している。
【0011】前記2番処理室12には、2番移送螺旋1
9で収集した2番物を2番揚穀装置21により揚穀して
供給し、2番処理胴11の処理爪11aと処理網13と
の作用を受けて2番物を再処理するよう構成している。
なお、2番処理室12内では、供給された2番物を扱胴
8による移送方向とは逆方向前方側に搬送しながら再処
理する構成としている。
【0012】そして、前記2番揚穀装置21から2番処
理室12内への2番還元経路22中には、この処理室内
への2番還元物が所定量以下に減少すると閉じ、2番還
元物が所定量に復帰すると開く開閉可能な開閉弁23,
23が設けられている。この開閉弁23,23は、横軸
24を回動支点として揺動開閉する構成であり、トルク
スプリング25を介して常時閉じる方向に付勢してい
る。
【0013】26は吸引排塵フアンである。そして、揺
動選別装置16は、選別方向上手側から移送棚27、チ
ャフシ−ブ28、ストロ−ラック29の順に配置し、且
つ、チャフシ−ブ28の下方にグレンシ−ブ30を配置
して一体的に設け、前記唐箕17による選別風と揺動と
の共同作用によって扱室9から漏下してきた脱穀物の選
別作用を行うように構成している。
【0014】つぎに、上述した構成のコンバイについて
その作用を説明する。まず、圃場の穀稈は、前進する機
体の前部位置にある刈取部3によって刈取られ、上方に
搬送されて、フィ−ドチエン4に受け継がれてのち脱穀
装置5に供給される。そして、穀稈は、株元をフィ−ド
チエン4に挾持されて搬送されながら穂先部分が扱室9
内に供給されて、回転している扱胴8により脱穀作用を
受ける。
【0015】このようにして処理された脱穀物は、回転
している扱胴8によって持ち回りされて、更に、脱粒処
理作用を受け、受網10から漏下して選別室20の揺動
選別装置16に達し揺動選別作用を受ける。この場合、
被選別物は、移送棚27上を移送されてチャフシ−ブ2
8に達し、チャフシ−ブ28を構成している複数枚のシ
−ブ板相互の間にある選別間隔を漏下しながら風選作用
を受ける。このとき、唐箕17は、起風した選別風を選
別室20内に吹き込みながら選別し、吸引排塵フアン2
6に達するものと、揺動選別装置16の棚先から機外に
排塵するものとに分かれる。
【0016】このようにして、被選別物は、揺動選別作
用と選別風による風選作用との共同作用を受けながら選
別されて、1番物(精粒)、2番物、排塵物とに選別分
離され、1番物は1番移送螺旋18の受樋内に落下して
収集されて機外に取り出され、2番物は2番移送螺旋1
9から2番揚穀装置21によって揚穀されて2番処理室
12に還元され、そして、2番処理胴11(処理爪11
a)によって2番処理作用を受け、脱粒処理された処理
物は、排出口より下方の揺動選別装置16上に排出落下
されてふるい選別され、排塵物は吸引排塵フアン26に
よって吸塵され機外に排出されると共に、ストロ−ラッ
ク29に達した藁屑は棚先から機外に排塵される。
【0017】尚、前記2番処理室12内への2番還元経
路中では、2番揚穀装置21からの2番物が重力により
開閉弁23,23を押し開けて処理室12内へ落下供給
される。そして、脱穀作業が中断(機体回行時等)され
た時などにおいて、2番還元量が所定量以下に減少する
と、開閉弁23,23が閉じて処理室内への供給が一時
的に停止されることになる。
【0018】一方、選別室20に漏下せず扱室9に残留
して持ち回られている未処理物は、排塵処理室15内に
送り込まれ、排塵処理胴14による再処理を受け、選別
室20の後部である排塵部分に落下して前述の各処理物
と合流して選別処理されるものである。
【0019】別実施例1(図5、図6)につき説明す
る。脱穀装置には被選別物を自動選別制御する手段とし
て、つまり、チャフシ−ブ28の各シ−ブ間の開度を調
節するシ−ブ開度調節手段(シ−ブ31の開閉操作機構
32とシ−ブ開閉用モ−タ33等からなる。)と、唐箕
17からの選別風量を増減調節する選別風量調節手段
(風量調節弁34の開閉操作機構35と唐箕風量調整用
モ−タ36等からなる。)とからなる選別制御装置が具
備されている。
【0020】被選別物の流量大の時はシ−ブを開き風量
は増大方向に制御する。逆に流量小の時にはシ−ブは閉
じると共に風量は減少方向に制御する。従来は、流量に
対して同じタイミングでシ−ブと風量が変化していた
為、シ−ブの開閉時間と風量の増減時間にズレ(シ−ブ
は速く、風量は遅い)が生じ、ロスや選別不良を誘発し
ていた。
【0021】従って、かかる別実施例1による発明で
は、流量検出センサにより流量変化を検出すると、ま
ず、先に唐箕風量の調節操作を出力し、そして、T秒後
においてシ−ブの開閉操作を出力するように制御する。
これによれば、シ−ブの開閉時間と風量の増減時間とが
一致するようになり、選別性能が向上する。
【0022】別実施例2(図7、図8)につき説明す
る。図8の(イ)に示すように、従来の排塵処理胴14
を内装する排塵処理室15は、このケ−シング37の底
部37aがほぼ水平状態に構成されていた為、処理室1
5内では籾の残留が多発していた。本案では、図8
(ロ)に示すようにケ−シング37の底部は、該底部3
7bの如く選別室20側に向けて下り傾斜状に構成した
ものである。従って、籾や排塵物の残留が殆どなく、排
塵開口部38から選別室内へ速やかに流れ落ちる。
【0023】また、前記排塵開口部38は、排塵処理室
15の選別室20側において排塵処理胴14の軸方向に
沿って数個開口して設けられ、しかも、この開口部の開
口面積は前側より38a<38b<38cの如く順次大
きくした構成になっている。排塵開口部が従来のように
同一開口面積である場合には、排塵物のかたまりが排塵
処理室の前側において揺動選別棚上に落下し選別の悪化
を招いていたが、排塵処理室の前側では開口面積を小さ
く、後側において順次大きくした構成であるから、上記
問題点は解消でき選別性能が向上する。
【0024】ケ−シング37の排塵開口部38側下部に
は、該排塵開口部38からの排塵物がチャフシ−ブ28
上の一側に片寄らないよう案内落下させるラック状フイ
ン39を下方向きに傾斜させて設けている。従って、か
かるラック状フイン39により、排塵開口部38から排
出される排塵物がチャフシ−ブ28の幅方向に平均的に
案内落下されて選別を良好にする。
【0025】また、このラック状フイン39は、図9及
び図10の実施例で示すように、基部を上下方向のピン
軸40周りに揺動自在に構成し、揺動選別装置16の動
きに関連して揺動するよう連桿41を介して連動構成す
ることもできる。別実施例3(図11)につき説明す
る。選別室内に揺動選別装置16を架設し、その一側上
方に吸引排塵フアン26を備えた全吸引型脱穀装置にお
いて、前記揺動選別装置のチャフシ−ブ28であって、
このシ−ブ板42の高さを前記吸引排塵フアン26側
で、且つ、吸引口43近くのものにおいて部分的に高く
42aした構成である。従って、シ−ブ高さの高い部分
42aにて風の通過が少なくなり、吸引排塵フアン26
内への穀粒の吸い込みを防ぎ、3番ロスの低減を図るこ
とができる。
【0026】別実施例4(図12)について説明する。
選別室の一側上方に排塵処理胴14を内装する排塵処理
室15を配設してある脱穀装置において、チャフシ−ブ
28のシ−ブ板42をこの高さが排塵処理室15側ほど
順次高くなるように傾斜させた構成である。排塵処理室
から排出される排塵物がシ−ブ板の傾斜面上に沿って低
い側に移動し、穀粒と排塵物を棚幅いっぱいに振り分け
ることができ、選別性能が向上する。
【0027】別実施例5(図13)について説明する。
図13は、チャフシ−ブ28の切断側面図を示すもので
あるが、各シ−ブ板42,42…をこれらの高さが送り
方向始端側において低く、これより終端側につれて順次
高くなるように配設した構成である。これによれば、十
分なふるい選別が行われ、選別性能の向上、3番ロスの
低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であって、コンバインの側面図
である。
【図2】本発明の実施例であって、脱穀装置の切断側面
図である。
【図3】本発明の実施例であって、要部の平面図であ
る。
【図4】本発明の実施例であって、要部の切断正面図で
ある。
【図5】本発明の別実施例であって、選別装置要部の側
面図である。
【図6】本発明の別実施例であって、フロ−チャ−トを
示す。
【図7】本発明の別実施例であって、脱穀装置の要部の
切断側面図である。
【図8】本発明の別実施例であって、(イ)は従来装置
の切断背面図、(ロ)は本案装置の切断背面図である。
【図9】本発明の別実施例であって、要部の切断背面図
である。
【図10】本発明の別実施例であって、要部の側面図で
ある。
【図11】本発明の別実施例であって、要部の切断正面
図である。
【図12】本発明の別実施例であって、要部の切断切断
背面図である。
【図13】本発明の別実施例であって、要部の切断側面
図である。
【符号の説明】
1 走行クロ−ラ 2 車体 3 刈取部 4 フイ−ドチ
エン 5 脱穀装置 6 運転部 7 グレンタンク 8 扱胴 9 扱室 10 受網 11 2番処理胴 11a 処理爪 12 2番処理室 13 処理網 14 排塵処理胴 15 排塵処理
室 16 揺動選別装置 17 唐箕 18 1番移送螺旋 19 2番移送
螺旋 20 選別室 21 2番揚穀
装置 22 2番還元経路 23 開閉弁 24 横軸 25 トルクス
プリング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2番処理室内への2番還元経路中には、
    この処理室内への2番還元物が所定量以下に減少すると
    閉じ、所定量に復帰すると開く経路開閉手段を設けてあ
    ることを特徴とする脱穀装置。
  2. 【請求項2】 前記2番処理室のケ−シングの底部は、
    選別室側に向けて下り傾斜状に構成したことを特徴とす
    る請求項1記載の脱穀装置。
JP36450799A 1999-12-22 1999-12-22 脱穀装置 Pending JP2001178254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36450799A JP2001178254A (ja) 1999-12-22 1999-12-22 脱穀装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP36450799A JP2001178254A (ja) 1999-12-22 1999-12-22 脱穀装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001178254A true JP2001178254A (ja) 2001-07-03

Family

ID=18481990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP36450799A Pending JP2001178254A (ja) 1999-12-22 1999-12-22 脱穀装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001178254A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3688059B2 (ja) コンバイン
JP2006034152A (ja) 脱穀機のささり粒回収装置
JP2001178254A (ja) 脱穀装置
JP2007020419A (ja) 脱穀装置の選別構造
JP2002262645A (ja) 脱穀機の脱穀用側板
JP3730408B2 (ja) コンバインの二番物処理構成
JP2016208911A (ja) 脱穀装置
JP2004016200A (ja) 脱穀装置
JP2003111513A (ja) 脱穀機の二番物選別装置
JP2008283919A (ja) コンバイン
JP2005229830A (ja) 脱穀装置
JP2008289455A (ja) コンバイン
JP2867070B2 (ja) 脱穀機における排塵物処理装置
JP2001269047A (ja) 脱穀装置の揺動選別装置
JP3680447B2 (ja) コンバインにおける脱穀選別装置
JP2001045853A (ja) 脱穀装置
JPH09322640A (ja) コンバイン等の脱穀選別装置
JP2022006735A (ja) 収穫機
JP2881991B2 (ja) 脱穀機の排塵選別制御装置
JP2552927Y2 (ja) 下扱式脱穀機の扱胴カバ−装置
JP2001078537A (ja) コンバインの穀粒水分測定装置
JPH1189402A (ja) 脱穀装置
JP2001095366A (ja) コンバインの選別制御装置
JPH07203753A (ja) コンバイン等の脱穀選別装置
JP2007244295A (ja) コンバインの選別装置