JP2001177948A - 配線ダクトと配線器具収容体との取付構造、配線ダクト及び配線器具収容体 - Google Patents
配線ダクトと配線器具収容体との取付構造、配線ダクト及び配線器具収容体Info
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Abstract
ことができるとともに、その配線器具を安定した状態で
取り付けることができる配線ダクトと配線器具収容体と
の取付構造、配線ダクト及び配線器具収容体を提供す
る。 【解決手段】 配線ダクト11の両側壁13の内面には
突出部18が長さ方向に沿って形成されている。その突
出部18には、係合溝18aが凹設されている。また、
各突出部18の外面には段差状をなす係止部19が形成
されている。ボックス20の上壁22及び下壁23の外
面において、それらの左右両側の開口側及び中央の底板
21側には、係合凸条32が上壁22及び下壁23の長
さ方向に延びて形成されている。ボックス20を配線ダ
クト11内に収容し、上壁22及び下壁23の開口側の
係合凸条32を係止部19に係合して配線ダクト11に
ボックス20が取り付けられる。
Description
配置される配線ダクトと、その配線ダクトに取り付けら
れる配線器具収容体との取付構造、配線ダクト及び配線
器具収容体に関するものである。
は、長方形状の底部と、その底部の両長辺の側縁部に立
設された相対向する一対の側壁とにより、断面略コ字状
をなす長尺状に形成された配線ダクトが配置される。そ
の配線ダクト内には複数本のケーブル等が配線されてい
る。そのケーブルにはコンセント等の配線器具が接続さ
れ、そのコンセントは配線ダクト内に収容して取り付け
られている。配線ダクトと配線器具との取付構造として
は、特開平9−46852号公報に開示されるものが知
られている。
底部61には、相対向する一対の凸条62が配線ダクト
60の長さ方向に沿って形成され、各凸条62の相対向
する内面にはそれぞれ係止溝63が凹設されている。配
線器具64を配線ダクト60に取り付けるための配線器
具保持枠65は、長方形状の板材を折り曲げて断面コ字
状をなすように形成され、配線器具64を保持可能にな
っている。その開口側の先端には配線器具保持枠65の
長さ方向に沿って外方へ突出する係止凸部66が形成さ
れている。そして、配線器具64を配線器具保持枠65
に保持させ、その配線器具保持枠65の係止凸部66を
係止溝63に係止させる。その結果、配線器具保持枠6
5を介して配線器具64が配線ダクト60に取り付けら
れる。
成では、各係止溝63はそれぞれ各凸条62の内面に凹
設されている。そのため、両係止凸部66をそれぞれ係
止溝63に係止させて、配線器具保持枠65を配線ダク
ト60に取付けるには、配線器具保持枠65をその側壁
を内方へ変形させ、さらに、その状態を手で維持しなが
ら配線ダクト60の底部61方向へ移動させなければな
らず非常に煩雑であった。また、配線ダクト60の底部
61には複数本のケーブルが収容されている。そのた
め、取り付けられる配線器具64に無関係のケーブルが
配線器具保持枠65内に入り込んだりしないように、ケ
ーブルを避けながら係止凸部66を係止溝63に係止さ
せるのは非常に面倒かつ困難であるという問題があっ
た。
うに配置したとき、その内部に収容されたケーブル等の
重量が配線器具保持枠65の上面に作用し、その部分が
下方へ変形して係止凸部66と係止溝63との係止状態
が解除され、配線器具保持枠65ひいては配線器具64
が配線ダクト60から外れてしまうおそれがあるという
問題があった。
る問題点に着目してなされたものである。その目的とす
るところは、配線ダクトへの配線器具の取付を容易に行
うことができるとともに、その配線器具を安定した状態
で取り付けることができる配線ダクトと配線器具収容体
との取付構造、配線ダクト及び配線器具収容体を提供す
ることにある。
めに、請求項1に記載の発明の配線ダクトと配線器具収
容体との取付構造は、底壁とその底壁の対向する側縁に
形成された一対の側壁とにより、前面に開口を有する断
面略コ字状に形成され、内部にケーブルが配線される配
線ダクトと、開口部を有し、前記配線ダクトの開口から
その内部へ収容されるとともに、前記ケーブルが接続さ
れる配線器具を収容する配線器具収容体との取付構造で
あって、前記配線ダクトの両側壁内面には、配線器具収
容体の周壁外面に形成された係合部が係合可能な係止部
が形成され、前記配線器具収容体を配線ダクトの開口か
ら収容し、前記係合部を係止部に係合させて配線器具収
容体を配線ダクトに取付けるものである。
器具収容体との取付構造は、請求項1に記載の発明にお
いて、前記係止部は配線ダクトの両側壁の開口側に形成
されているものである。
器具収容体との取付構造は、請求項1又は請求項2に記
載の発明において、前記配線ダクトの両側壁の開口側の
先端部には、配線ダクト内へ突出するとともに、前記係
止部が形成された突出部が形成され、係合部を係止部に
係合させて配線器具収容体を配線ダクトに取り付けた状
態において、同配線器具収容体の周壁と配線ダクトの側
壁との間にケーブルの配線空間が形成されるように構成
したものである。
器具収容体との取付構造は、請求項1〜請求項3のいず
れかに記載の発明において、前記配線ダクトの開口側に
は、その開口を閉塞するカバーが取り付けられ、そのカ
バーは両側壁の拡開を防止すべく両側壁に架設されるも
のである。
壁とその底壁の対向する側縁に形成された一対の側壁と
により、前面に開口を有する断面略コ字状に形成され、
その内部にケーブルが配線される配線ダクトであって、
その両側壁の内面には、開口部を有し、前記ケーブルが
接続される配線器具を収容する配線器具収容体の周壁外
面に形成された係合部が係合可能な係止部が形成されて
いるものである。
求項5に記載の発明において、前記開口側には、その開
口を閉塞するとともに、両側壁の拡開を防止すべく両側
壁に架設されるカバーが取り付けられるものである。
は、開口部を有するとともに、前面に開口を有する断面
略コ字状をなす配線ダクト内に収容されたケーブルが接
続される配線器具を内部に収容する配線器具収容体であ
って、その周壁外面には、配線ダクトの側壁の内面に形
成された係止部に係合可能な係合部が形成されているも
のである。
面に基づいて詳細に説明する。 (第1実施形態)図1〜図5に示すように、建物の壁面
に横方向へ延びて配置される配線ダクト11は、合成樹
脂材料製の細長四角板状をなす底壁12と、その底壁1
2の対向する上下両側縁に形成された一対の側壁13と
により、前面側(図1では右側)に開口を有する断面略
コ字状に形成されている。底壁12には、その長さ方向
へ延びる相対向する一対の凸条14が一定間隔をおいて
立設され、各凸条14の先端縁にはそれぞれ180度反
対方向へ突出する突片15が形成されている。両凸条1
4は、それらの間に架設された連結片16により連結さ
れ、両凸条14が外方へ拡開するのを防止するようにな
っている。そして、凸条14間にビス17をねじ込み、
連結片16を貫通させ、さらに、底壁12に形成された
図示されない透孔から壁面にねじ込んで配線ダクト11
を壁面に取付固定することができるようになっている。
先端部からやや底壁12側には、それぞれ内方へ突出
し、その先から断面略U字状に底壁12方向へ突出する
突出部18が各側壁13の長さ方向に沿って形成されて
いる。その突出部18には、配線ダクト11の開口側か
ら底壁12方向へ係合溝18aが凹設されている。ま
た、各突出部18の外面には、それらの底部から開口側
へ段差状をなす係止部19が形成されている。そして、
配線ダクト11内に配線された電力ケーブル、電話線、
情報ケーブル、弱電ケーブル、中電ケーブル等のケーブ
ル27を左右両側からボックス20内に引き込むことが
できるようになっている。
からその内部へ収容される配線器具収容体としての配線
器具収容ボックス20(以下、単にボックス20と称
す)は合成樹脂材料により開口部を有する四角箱状に形
成されている。そのボックス20は、四角形状の底板2
1と、その上下両側縁から立設された相対向する上壁2
2と、下壁23と、それらの先端部の左右両側を連結す
る一対の前壁24とよりなる周壁25により形成されて
いる。そして、上壁22及び下壁23の先端縁と両前壁
24とにより開口部が形成されるとともに、その左右両
側は開口されている。両前壁24の上下両側にはそれぞ
れ嵌合孔26が形成されている。
円盤状をなす固定部29(図1では左側のみ図示)が突
出形成され、その中心には固定孔28が形成されてい
る。図4及び図5に示すように、固定部29の裏面の上
下両側には、それぞれ底板21の長さ方向へ延びる一対
の係止片30が形成され、それらの間隔は前記一対の凸
条14の先端の上下方向への長さと対応している。ま
た、図1に示すように、両固定部29より内方位置には
それぞれ固定筒部31がその先端をボックス20の開口
部に臨むように突出形成され、その中心には取付孔37
が穿設されている。上壁22及び下壁23の外面におい
て、それらの左右両側の開口側及び中央の底板21側に
は、係合部としての係合凸条32が上壁22及び下壁2
3の長さ方向に延びて形成されている。
を配線ダクト11の開口側からその内部に収容し、上壁
22及び下壁23の開口側の係合凸条32を突出部18
の係止部19に係合するとともに、一対の係止片30を
凸条14の上下両側に係止させる。その結果、配線ダク
ト11にボックス20が取り付けられるとともに、それ
らの取付構造が構成される。さらに、固定孔28から凸
条14間に固定ビス33をねじ込むことにより、ボック
ス20を配線ダクト11に移動不能に取り付けることが
できるようになっている。
開口部側に取り付けられる配線器具保持枠34(以下、
単に保持枠34と称す)はほぼ四角板状をなし、その大
きさはボックス20の開口部とほぼ同じ大きさに形成さ
れている。その保持枠34は、その中央に電力用コンセ
ント、モジュラーコンセント、スイッチ等の配線器具3
5を保持可能に構成され、その配線器具35にはボック
ス20内に引き込まれたケーブル27が接続される。
ビス孔36が形成され、両ビス孔36から前記取付孔3
7に取付ビス38をねじ込むことにより、保持枠34を
ボックス20にその開口部を閉塞するように取り付ける
ことができる。それと同時に、配線器具35をボックス
20内に収容し、同ボックス20に対して移動不能に保
持することができるようになっている。
レート39は合成樹脂材料により四角板状に形成され、
その中央には配線器具35が通過可能な通過孔40が形
成されている。また、図1の破線に示すように、プレー
ト39の裏面の左右両側の上下部にはそれぞれ前壁24
の嵌合孔26に嵌合可能な嵌合片41が形成されてい
る。そして、図3に示すように、通過孔40に配線器具
35を通過させ、各嵌合片41をそれぞれ嵌合孔26に
嵌合してプレート39をボックス20の開口側に取り付
けることができるようになっているとともに、配線器具
35の設置部周縁を閉塞するようになっている。
内において、ボックス20が配置されない位置の凸条1
4には配線ダクト11内を仕切る仕切り板42が取り付
けられる。その仕切り板42の基端部の両側面には、そ
れぞれ両凸条14の突片15に係止可能なフック部43
が形成されている。そして、図5に示すように、仕切り
板42の基端側を凸条14間に嵌挿するとともに、フッ
ク部43を突片15に係止させて仕切り板42を凸条1
4を介して配線ダクト11に取り付けることができるよ
うになっている。
閉塞するカバー44が取り付けられる。そのカバー44
は合成樹脂材料により細長四角板状に形成され、その裏
面の両長辺側には前記突出部18の係合溝18aに係合
可能な係合片45がカバー44の長さ方向に沿って形成
されている。そして、図2に示すように、両係合片45
を係合溝18aに係合することにより、配線ダクト11
の開口が閉塞される。また、図4及び図5に示すよう
に、突出部18を介してカバー44により配線ダクト1
1の対向する側壁13が連結されるとともに、両係合片
45により突出部18、つまり、両側壁13が挟み込ま
れるようになっている。
造の作用を記載する。まず、図1に示すように、配線ダ
クト11を左右方向へ延びるように建物の壁面に配置
し、凸条14間にビス17をねじ込む。さらに、連結片
16を貫通させて、底壁12の透孔からビス17を壁面
にねじ込んで配線ダクト11を壁面に取付固定する。こ
のとき、連結片16により両凸条14が拡開するのが防
止されるとともに、ビス17の抜け落ちが抑制される。
基端側を凸条14に取り付け、配線ダクト11内を仕切
る。次いで、配線ダクト11内にケーブル27を配線ダ
クト11の長さ方向に沿って配線する。このとき、仕切
り板42により種類の異なるケーブル27を分別して配
線することができる。
ックス20の左側の開口から内部にケーブル27を引込
み、そのケーブル27に配線器具35を接続する。さら
に、その配線器具35を保持枠34に保持させ、図2に
示すように、その保持枠34をボックス20に取り付け
る。その結果、配線器具35がボックス20内に収容さ
れ、同ボックス20に対して移動不能に保持される。
線ダクト11の内部に収容し、さらに、ボックス20を
底壁12方向へ押圧する。すると、両側壁13が弾性変
形して拡開して上壁22及び下壁23の開口側の係合凸
条32が両突出部18を通過し、ボックス20の底壁1
2の裏面が凸条14の先端面に当接すると同時に、両側
壁13は元の状態に戻る。
び下壁23の開口側の係合凸条32が突出部18の係止
部19に係合して配線ダクト11にボックス20が取付
られると同時に、上壁22及び下壁23の先端縁の外面
は突出部18に当接する。さらに、ボックス20の底板
21は一対の凸条14の先端面に支持され、一対の係止
片30が凸条14の上下両側に係止される。そして、ボ
ックス20は、係合凸条32と係止部19との係合によ
り、配線ダクト11の開口からの抜け出しが防止され、
上壁22及び下壁23の先端縁と突出部18との当接及
び係止片30の凸条14への係止により、上下方向への
移動が防止されて配線ダクト11に対して仮止めされ
る。
ス33をねじ込んでボックス20を配線ダクト11に移
動不能に取り付ける。このときも、連結片16により両
凸条14が拡開するのが防止されるとともに、固定ビス
33の抜け落ちが抑制され、ボックス20が配線ダクト
11に確実に固定される。
内面及び突出部18の外面と、ボックス20の周壁25
の外面との間には配線空間が形成され、その配線空間に
は複数本のケーブル27が余裕を持って配線される。ま
た、凸条14によりボックス20の底板21は配線ダク
ト11の底壁12より浮いた位置に配置されて配線空間
が形成され、ケーブル27がボックス20の底板21と
配線ダクト11の底壁12との間に挟み込まれるのが防
止される。さらに、ケーブル27はボックス20の上壁
22に支持され、そのボックス20は、固定ビス33、
凸条14及び配線ダクト11の下側の側壁13に支持さ
れている。
の両側において、カバー44の両係合片45を係合溝1
8aに係合して、ボックス20が収容されていない配線
ダクト11の開口を閉塞する。このとき、カバー44に
より両側壁13が連結されるとともに、係合片45によ
り両側壁13が挟み込まれる。すると、ボックス20や
ケーブル27の自重が下側の側壁13に作用しても、そ
のカバー44により下側の側壁13の拡開が防止され
る。最後に、プレート39をボックス20の開口側に取
り付けるとともに、配線器具35の設置部周縁を閉塞す
る。その結果、壁面に配線器具35が設置される。
ついて、以下に記載する。 ・ 配線器具35が取り付けられたボックス20を底壁
12方向へ押圧するのみで、係合凸条32が係止部19
に係合してボックス20を配線ダクト11に取り付ける
ことができる。そのため、従来のように、配線器具保持
枠を、その側壁を内方へ変形させ、さらにその状態を手
で維持しながら配線器具収容ボックスに取付ける場合と
異なり、ボックス20を変形させたりすることなく配線
器具35を配線ダクト11に容易に取付けることができ
る。
び突出部18の外面と、ボックス20の周壁25の外面
との間には配線空間が形成され、ケーブル27はその配
線空間に逃げ込む。従って、ボックス20の取付作業の
際に、ケーブル27を避ける必要がなくボックス20の
その取付作業に容易に行うことができる。また、凸条1
4によりボックス20は配線ダクト11の底壁12より
浮いた位置に配置され、その部分にも配線空間が形成さ
れる。そのため、ケーブル27がボックス20の底板2
1と配線ダクト11の底壁12との間に挟み込まれ、ボ
ックス20が不安定な状態で取り付けられるのを防止す
ることができる。
れるカバー44の係合片45により両側壁13が連結さ
れるとともに、挟み込まれるため、配線ダクト11の側
壁13が拡開するのが防止される。従って、係合凸条3
2と係止部19との係合状態が維持され、ボックス2
0、ひいては配線器具35が配線ダクト11から外れる
のを防止して、配線器具35を安定した状態で配線ダク
ト11に取り付けることができる。
3をねじ込んだとき、連結片16により両凸条14が拡
開するのが防止されるとともに、ビス17の抜け落ちが
抑制され、配線ダクト11を壁面に又はボックス20を
配線ダクト11に確実に固定することができる。
には仕切り板42が取り付けられ、配線ダクト11内が
仕切られる。そのため、配線ダクト11内で種類の異な
るケーブル27を分別して配線することができ、ケーブ
ル27が混線するのを防止したり、種類の異なるケーブ
ル27同士を絶縁できる。
11の開口側の係止部19に係合して配線ダクト11に
ボックス20が取り付けられる。そのため、従来のよう
に、配線器具保持枠の係止凸部を配線ダクトの底部に形
成された係止溝に係止させる場合と異なり、配線ダクト
11とボックス20との係合を容易に行うことができる
とともに、その係合状態を視認することができる。従っ
て、配線器具35が不安定な状態で配線ダクト11に取
り付けられるのを防止することができる。
沿って形成され、係合凸条32も上壁22及び下壁23
の長さ方向に沿って形成されているため、係合凸条32
と係止部19との係合面積を大きくして、ボックス20
を配線ダクト11に強固に取り付けることができる。
1実施形態と異なる点について主に説明する。図6〜図
8に示すように、第2実施形態の配線ダクト11の両側
壁13の幅方向への長さは第1実施形態の配線ダクト1
1の側壁13より短く形成されている。プレート39
は、長方形状をなす化粧面46とその両短辺側から外方
へ拡がって延びる一対の短壁と、化粧面46の両長辺側
から外方へ延びるとともに、両短壁間に挟まれた台形状
の長壁とから開口を有する台形箱状に形成されている。
過可能な通過孔40が形成され、図6の破線に示すよう
に、裏面の左右両側の上下部には前壁24の嵌合孔26
に嵌合可能な嵌合片41が形成されている。そして、各
嵌合片41をそれぞれ嵌合孔26に嵌合して、図8に示
すように、プレート39をボックス20の開口側に取り
付けることができるようになっているとともに、配線器
具35の設置部周縁を閉塞するようになっている。図1
0に示すように、仕切り板42はその幅方向への長さが
第1実施形態の仕切り板42より短くなっている。
と同様の構成のボックス20に配線器具35を取付け、
そのボックス20を底壁12側から配線ダクト11の内
部に収容し、さらに、ボックス20を底壁12方向へ押
圧する。すると、図9に示すように、上壁22及び下壁
23の底板21側の係合凸条32が突出部18の係止部
19に係合して配線ダクト11とボックス20との取付
構造が構成されると同時に、上壁22及び下壁23の外
面は突出部18に当接する。次に、第1実施形態と同様
の方法により、ボックス20を配線ダクト11に取付固
定する。
に配線器具35を通過させ、各嵌合片41をそれぞれ嵌
合孔26に嵌合してプレート39をボックス20の開口
側に取り付けるとともに、配線器具35の設置部周縁を
閉塞する。その結果、壁面に配線器具35が設置され
る。従って、第2実施形態においても、従来のように、
配線器具保持枠を、その側壁を内方へ変形させた状態を
手で維持しながら配線器具収容ボックスに取付ける場合
と異なり、配線器具35を配線ダクト11に容易に取付
けることができる。
するためにボックス20を図1及び図6に示す上方の壁
を上壁22、下方の壁を下壁23とし、上壁22及び下
壁23の左右両側を連結する壁を前壁24とした。しか
し、これらの壁の名称は絶対的なものでなく、あくまで
も便宜性を図るための相対的なものである。
具体化することも可能である。 ・ 図11に示すように、配線ダクト11の底壁12の
幅方向への長さを第1実施形態の配線ダクト11の底壁
12より長く形成する。その底壁12上の上下両側に、
それぞれ底壁12の長さ方向に沿って延びるとともに、
凸条14と同じ高さの係止凸条47を形成し、両係止凸
条47の先端に外方へ突出する凸部47aをその長さ方
向に沿って形成する。そして、図12に示すように、ボ
ックス20が配置されていない位置において、断面C字
状をなす細長板状の閉塞板48の両端縁を両凸部47a
にそれぞれ係止してもよい。
凸条47との間に配線空間が形成され、その配線空間は
閉塞板48により閉塞される。そのため、弱電ケーブル
等のケーブル27を配線したとき、それらを保護するこ
とができる。また、ケーブル27の配線される配線空間
を大きくすることができる。さらに、ボックス20の底
板21が一対の凸条14及び一対の係止凸条47の上面
に支持されるため、ボックス20をより安定した状態で
配線ダクト11に取り付けることができる。
を壁面に取り付ける際、凸条14間にビス17をねじ込
み、さらに、連結片16及び底壁12を貫通させて壁面
にねじ込んで配線ダクト11を取り付けてもよい。この
ように構成した場合、ビス17は連結片16及び底壁1
2を貫通しているため、ビス17をより一層抜けにくく
することができる。
を上壁22及び下壁23の長さ方向全体に沿って形成し
てもよい。このように構成した場合、係合凸条32と係
止部19との係合面積が大きくなり、ボックス20を配
線ダクト11により強固に取り付けることができる。
略して、係止部19を配線ダクト11の側壁13内面
に、その側壁13の長さ方向に沿って又は間隔をおいて
突出形成してもよい。このように構成した場合、突出部
18の材料の節約を図ることができる。
切り板42、カバー44及び連結片16の少なくとも1
つを省略してもよい。このように構成した場合も、材料
を節約を図ることができる。
保持枠34とが一体化されたものをボックス20に取り
付けてもよい。このように構成した場合、ボックス20
への配線器具35の取付時間の短縮を図ることができ
る。
合片45を所定間隔又は任意の間隔をおいて形成しても
よい。また、その係合片45に対応させて突出部18を
所定間隔又は任意の間隔をおいて形成してもよい。
合片45を配線ダクト11の両側壁13の外面に係合す
るとともに、挟み込む大きさに形成し、側壁13の外面
に係合片45が係合可能な係合溝18aを形成してもよ
い。このように構成した場合も、配線ダクト11の開口
側にカバー44を取り付けたとき、配線ダクト11の側
壁13が拡開するのを防止することができる。
を上下方向へ延びるように壁面に配置し、その配線ダク
ト11にボックス20を上下方向へ延びるように取り付
けてもよい。
ボックス20の開口側又は底板21側のみに形成しても
よい。さらに、前記実施形態より把握できる技術的思想
について以下に記載する。
の長さ方向に沿って延びて形成され、係合部は前記係止
部に対応して延びるように配線器具収容体に形成されて
いる請求項1〜請求項4のいずれかに記載の配線ダクト
と配線器具収容体との取付構造。
との係合面積を大きくして、配線器具収容体を配線ダク
トに強固に取り付けることができる。 (2) 前記底壁上には同底壁の長さ方向に沿って延び
る一対の凸条が形成され、両凸条は連結片により連結さ
れている請求項1〜請求項4のいずれかに記載の配線ダ
クトと配線器具収容体との取付構造。
面に取り付けたり、配線器具収容体を配線ダクトに取り
付けたりするために、凸条間にビス等をねじ込んだ状態
において、連結片により両凸条が拡開するのが防止され
るとともに、ビスの抜け落ちが抑制される、そのため、
配線ダクトを壁面に又は配線器具収容体を配線ダクトに
確実に固定することができる。
る仕切り板が取り付けられる前記(2)に記載の配線ダ
クトと配線器具収容体との取付構造。このように構成し
た場合、配線ダクト内に配線された種類の異なるケーブ
ルを分別することができ、ケーブルが混線するのを防止
したり、種類の異なるケーブル同士を絶縁できる。
壁の異なる位置に複数に形成されている請求項1〜請求
項4のいずれかに記載の配線ダクトと配線器具収容体と
の取付構造。
壁の幅方向への長さの変更等に対応することができ、配
線器具収容体を複数種類製造する必要がなくなる。 (5) 前記凸条の先端面には配線器具収容体の周壁の
少なくとも一部が支持され、同配線器具収容体は凸条に
より配線ダクトの底壁より浮いた位置に配置される前記
(2)又は(3)に記載の配線ダクトと配線器具収容体
との取付構造。
壁と配線器具収容体の周壁との間に配線空間が形成され
る。そのため、ケーブルが配線器具収容体の周壁と配線
ダクトの底壁との間に挟み込まれ、配線器具収容体が配
線ダクトに不安定な状態で取り付けられるのを防止する
ことができる。
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
配線ダクトと配線器具収容体との取付構造は、配線ダク
トへの配線器具の取付を容易に行うことができるととも
に、その配線器具を安定した状態で取り付けることがで
きる。
器具収容体との取付構造は、請求項1に記載の発明の効
果に加えて、配線ダクトと配線器具収容体との係合を容
易に行うことができるとともに、その係合状態を視認す
ることができる。
器具収容体との取付構造は、請求項1又は請求項2に記
載の発明の効果に加えて、配線器具収容体の配線ダクト
への取付作業の際に、配線ダクト内のケーブルを避ける
必要がなくその取付作業に容易に行うことができる。
器具収容体との取付構造は、請求項1〜請求項3のいず
れかに記載の発明の効果に加えて、係合部と係止部との
係合状態が維持され、配線器具収容体、ひいては配線器
具が配線ダクトから外れるのを防止して、配線器具を安
定した状態で配線ダクトに取り付けることができる。
線器具の取付を容易に行うことができるとともに、その
配線器具を安定した状態で取り付けることができる。請
求項6に記載の発明の配線ダクトは、請求項5に記載の
発明の効果に加え、配線器具収容体の係合部と係止部と
の係合状態が維持され、配線器具収容体、ひいては配線
器具が外れるのを防止して、配線器具を安定した状態で
取り付けることができる。
は、配線ダクトへの配線器具の取付を容易に行うことが
できるとともに、その配線器具を安定した状態で取り付
けることができる。
図。
けた状態の斜視図。
た状態の斜視図。
図。
けた状態の斜視図。
た状態の斜視図。
出部、19…係止部、20…配線器具収容体としての配
線器具収容ボックス、25…周壁、27…ケーブル、3
2…係合部としての係合凸条、35…配線器具、44…
カバー。
Claims (7)
- 【請求項1】 底壁とその底壁の対向する側縁に形成さ
れた一対の側壁とにより、前面に開口を有する断面略コ
字状に形成され、内部にケーブルが配線される配線ダク
トと、 開口部を有し、前記配線ダクトの開口からその内部へ収
容されるとともに、前記ケーブルが接続される配線器具
を収容する配線器具収容体との取付構造であって、 前記配線ダクトの両側壁内面には、配線器具収容体の周
壁外面に形成された係合部が係合可能な係止部が形成さ
れ、前記配線器具収容体を配線ダクトの開口から収容
し、前記係合部を係止部に係合させて配線器具収容体を
配線ダクトに取付ける配線ダクトと配線器具収容体との
取付構造。 - 【請求項2】 前記係止部は配線ダクトの両側壁の開口
側に形成されている請求項1に記載の配線ダクトと配線
器具収容体との取付構造。 - 【請求項3】 前記配線ダクトの両側壁の開口側の先端
部には、配線ダクト内へ突出するとともに、前記係止部
が形成された突出部が形成され、係合部を係止部に係合
させて配線器具収容体を配線ダクトに取り付けた状態に
おいて、同配線器具収容体の周壁と配線ダクトの側壁と
の間にケーブルの配線空間が形成されるように構成した
請求項1又は請求項2に記載の配線ダクトと配線器具収
容体との取付構造。 - 【請求項4】 前記配線ダクトの開口側には、その開口
を閉塞するカバーが取り付けられ、そのカバーは両側壁
の拡開を防止すべく両側壁に架設される請求項1〜請求
項3のいずれかに記載の配線ダクトと配線器具収容体と
の取付構造。 - 【請求項5】 底壁とその底壁の対向する側縁に形成さ
れた一対の側壁とにより、前面に開口を有する断面略コ
字状に形成され、その内部にケーブルが配線される配線
ダクトであって、その両側壁の内面には、開口部を有
し、前記ケーブルが接続される配線器具を収容する配線
器具収容体の周壁外面に形成された係合部が係合可能な
係止部が形成されている配線ダクト。 - 【請求項6】 前記開口側には、その開口を閉塞すると
ともに、両側壁の拡開を防止すべく両側壁に架設される
カバーが取り付けられる請求項5に記載の配線ダクト。 - 【請求項7】 開口部を有するとともに、前面に開口を
有する断面略コ字状をなす配線ダクト内に収容されたケ
ーブルが接続される配線器具を内部に収容する配線器具
収容体であって、その周壁外面には、配線ダクトの側壁
の内面に形成された係止部に係合可能な係合部が形成さ
れている配線器具収容体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35507499A JP3566160B2 (ja) | 1999-12-14 | 1999-12-14 | 配線ダクトと配線器具収容体との取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001177948A true JP2001177948A (ja) | 2001-06-29 |
JP3566160B2 JP3566160B2 (ja) | 2004-09-15 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3566160B2 (ja) |
-
1999
- 1999-12-14 JP JP35507499A patent/JP3566160B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3566160B2 (ja) | 2004-09-15 |
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