JP2001177405A - 発振装置およびその発振周波数設定方法 - Google Patents

発振装置およびその発振周波数設定方法

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JP2001177405A
JP2001177405A JP2000349432A JP2000349432A JP2001177405A JP 2001177405 A JP2001177405 A JP 2001177405A JP 2000349432 A JP2000349432 A JP 2000349432A JP 2000349432 A JP2000349432 A JP 2000349432A JP 2001177405 A JP2001177405 A JP 2001177405A
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signal
oscillation
oscillation device
frequency division
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JP2000349432A
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Mikio Shigemori
三喜男 重盛
Hideo Karasawa
英雄 唐澤
Toshihiko Kano
俊彦 加納
Kazunari Ichise
和成 市瀬
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 発振装置において、安定した性能を発揮し、
安価に製造できる水晶振動子を用いて広範囲の周波数を
カバーでき、また、水晶振動子をf調しなくても発振源
として利用できる、短納期で安価に供給可能な発振装置
を提供する。 【解決手段】 圧電振動子の発振信号を分周数Mで分周
して基準信号が得られる第1のプログラマブルデバイダ
と、基準信号を入力信号として動作し、帰還回路に設け
られた第2のプログラマブルデバイダの第2の分周数N
で入力信号を逓倍した逓倍信号が得られるPLL回路部
と、逓倍信号を第3の分周数Xで分周して出力できる第
3のプログラマブルデバイダを有する発振装置におい
て、分周数M、NおよびXを相互に独立した値に設定で
きるようにしている。これによって分周数M、Nおよび
Xの無数の組み合わせを利用することができるので、適
当な組み合わせを選べるようにすることにより1つの発
振装置で生成可能な周波数の種類を大幅に広げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置や通
信装置のクロック供給源の発振回路などとして用いられ
る所望の周波数の基準となる信号を供給可能な発振装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンピュータなどの情報処理装置や通信
装置などにおいては、水晶振動子などの圧電振動子を発
振源として用いた発振装置がクロック源などとして採用
されており、この発振装置から供給される信号を基準と
して情報処理装置を構成する各処理部に対し適当な周波
数のクロック信号などが供給されるようになっている。
図18に、従来のPLL回路を用いた発振装置の例を示
してある。この発振装置90は、予め出力が予定された
複数の周波数の中のいずれかを選択し、その周波数の信
号を出力できるようになっている。発振装置90は、水
晶振動子1と、この水晶振動子1を発振して水晶振動子
1の共振周波数fcの発振信号φ1を出力する発振信号
出力部10と、この発振信号φ1を分周(M分周)して
周波数frの基準信号φ2を生成するプログラマブルデ
バイダ(リファレンスデバイダ:RD)15と、この基
準信号φ2を入力信号として動作するPLL回路20
と、PLL回路20から出力された周波数fpの逓倍信
号φ3を分周(X分周)して周波数foの出力信号φ4
を生成するプログラマブルデバイダ(アウトプットデバ
イダ:OD)30と、この出力信号φ4を増幅して出力
するバッファ35を備えている。PLL回路20は、P
D15から供給された基準信号φ2および電圧制御発振
回路(VCO)23からフィードバックされた信号の位
相を比較する位相比較器21と、位相比較器21の出力
の高周波成分をカットしてVCO23に供給するローパ
スフィルタ(LPF)22と、位相比較器21に入力さ
れた2つの信号の位相が一致するように発振するVCO
23とを備えている。さらに、PLL回路のフィードバ
ック回路にはフィードバックデバイダ(FD)24が設
置されており、VCO23の出力は、FD24で分周
(N分周)されて位相比較器21にフィードバックされ
る。従って、PLL回路20では、位相比較器21に入
力された信号をN逓倍した周波数の逓倍信号φ3がVC
O23から出力される。
【0003】この発振装置90に採用されているデバイ
ダ(分周器)15、24および30はいずれもプログラ
マブルデバイダであり、設定された分周数で入力された
信号を分周できるようになっている。このため、図18
に示した発振装置90においては、メモリ95に出力を
予定している周波数の分周数M、N、Xの組み合わせを
予め設定しておき、外部入力94と繋がったデコーダ9
6でメモリ95に記憶された分周数M、N、Xの組み合
わせのいずれかを選択できるようになっている。例え
ば、共振周波数fcが20MHzの水晶振動子1を用い
た発振装置90では、図19に示してあるように、4本
の外部端子S0、S1、S2およびS3の組み合わせに
よって16種類の異なった周波数の内から1つの周波数
を選択して発振装置90から出力できるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなプログラマ
ブルデバイダを用いたPLL発振装置を採用することに
よって1つの発振装置によって複数の周波数をカバーす
ることができるようになったので、従来の水晶発振装置
と同様に安定動作する発振装置を短納期で安価に供給す
ることができる。しかしながら、近年、基準発振源とし
て要求される周波数は多岐にわたり、上記のようなPL
L発振装置を採用した場合でも多種多様な発振装置を用
意する必要がある。さらに、近年の情報処理装置あるい
は通信装置の開発スピードは大幅に高速化されているの
で、新たな仕様あるいは周波数の発振装置をいっそう短
期間で製造することが要求されている。その一方で、情
報処理装置や通信装置の動作精度も向上しており、発振
装置から出力される信号の周波数精度の向上も必要にな
っている。
【0005】そこで、本発明においては、従来のPLL
発振装置に増して高精度で安定した周波数の出力信号を
出力でき、さらに短期間で製造でき、安価に供給可能な
発振装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決する為の手段】上述したように、従来のP
LL発振回路は、所定の精度に共振周波数が調整された
水晶振動子を用いて、その共振周波数を所定の分周数の
組み合わせで逓倍し、予定された周波数の出力信号が得
られるようにしている。これに対し、本願の発明者ら
は、各デバイダにおける分周数を、それぞれ独立した適
当な値に設定することによってユーザが望む様々な周波
数の出力信号が得られることを見いだした。すなわち、
本発明の発振装置においては、各デバイダにおける分周
数を適当に設定できるようにしておくことによって、水
晶振動子の共振周波数を理想的な値に調整しなくとも所
望の周波数の出力信号を得ることが可能であり、また、
出力を予定しているいないに係わらず、ユーザが要求す
る多種多様な周波数に合致した高精度の出力信号が得ら
れる。
【0007】第1図に示したモデルケースを参照しなが
らさらに詳しく説明する。図1は、共振周波数fcの水
晶振動子に対し、リファレンスデバイダRDの分周数M
の値を5〜10まで順々に変え、さらに、それぞれの分
周数Mの値に対し、PLLのFDの分周数Nの値を1〜
30の間で順々に変えた場合に得られるPLL回路の出
力信号(逓倍信号)の周波数fpをプロットしたもので
ある。このように、分周数M、Nの値を独立して可変設
定できるようにしておくことにより、1つの共振周波数
fcで多種多様な周波数が得られることが判る。例え
ば、分周数Mが10のときに周波数fpが0.1fcお
よび0.2fcが得られ、さらにこの間の周波数として
は分周数M、Nを適当に変えることによってfc/9、
fc/8、fc/7、fc/6の4種類の周波数が得ら
れることが判る。従って、1つの水晶振動子を用いて非
常に細かなピッチでPLL回路から出力される逓倍信号
の周波数を設定できることが判る。周波数を設定できる
ピッチは、リファレンスデバイダRDの分周数Mを大き
くすることによって細かくなることは明らかである。逆
に、分周数MおよびNを適当に設定することによって共
振周波数fcが理想とする共振周波数と異なる水晶振動
子を用いても所望の周波数の逓倍信号が得られることが
判る。
【0008】このように、本発明の発振装置は、水晶振
動子などの圧電振動子と、この圧電振動子を発振して第
1の周波数の発振信号を出力する発振信号出力部と、発
振信号を第1の分周数(分周数M)で分周して第2の周
波数の基準信号が得られる第1のプログラマブルデバイ
ダ(リファレンスデバイダ:RD)と、基準信号を入力
信号として動作し、帰還回路に設けられた第2のプログ
ラマブルデバイダ(フィードバックデバイダ:FD)の
第2の分周数(分周数N)で入力信号を逓倍した第3の
周波数の逓倍信号が得られるPLL回路部と、第1およ
び第2の分周数(分周数MおよびN)を相互に独立した
値に可変設定できる設定部とを有することを特徴として
いる。
【0009】さらに、逓倍信号を第3の分周数(分周数
X)で分周可能な第3のプログラマブルデバイダ(アウ
トプットデバイダ:OD)を設けても良く、設定部で第
3の分周数(分周数X)を第1および第2の分周数と独
立した値に可変設定できるようにしておくことができ
る。このODによってRDの分周数Mを小さめに設定し
基準信号の周波数を大きめにすることが可能なケースが
あり、後述するようにジッタが悪化するのを防止し、さ
らに周波数の安定した出力信号を得ることができる。
【0010】図1に示したように、プログラマブルデバ
イダで分周される分周数MおよびNとしては整数値がセ
ットされるので、分周数MおよびNを適当に設定しても
PLL回路部で得られる周波数fpはデジタル的(離散
的)である。従って、必ずしも所望の周波数に対し設定
された公差の範囲内に収まる分周数MおよびNの組み合
わせがあるとは限らない。また、共振周波数fcの整数
倍の周波数の前後には分周数MおよびNをどのように変
えて設定しても周波数を設定できない周波数帯Gがあ
り、分周数Mの値の最大値Mmaxとすると、その周波
数帯Gの範囲は±fc/Mmaxとなる。これらの原因
による逓倍信号の周波数fpがバリアブルに設定できな
い範囲は分周数Mを大きくすることによってその周波数
帯Gの範囲を限りなく限定することができる。しかしな
がら、分周数Mを大きくするとPLL回路部の入力信号
となる基準信号の第2の周波数が著しく低下し、この入
力信号を位相比較しながら逓倍した信号は精度が悪化し
不安定になりやすい。すなわち、ジッタが悪化する。従
って、分周数Mは、ジッタが悪化しない程度の値以下に
収めておくことが望ましい。
【0011】そこで、本発明の発振装置においては、発
振信号出力部に、圧電振動子の共振周波数に対し第1の
周波数を微小調整できる調整回路を設け、発振信号の周
波数を微調整することによって分周数MおよびNの組み
合わせだけでは離散的となってカバーできない周波数、
あるいは設定できない周波数帯Gに入る周波数の信号で
も発振装置から出力できるようにしている。さらに、こ
のとき、分周数Mはジッタが悪化しない適当な値以下に
収められているので、本例の発振装置から周波数の精度
が高く非常に安定した出力信号を得ることができる。こ
の調整回路の調整量は分周数MおよびNと共に設定部に
設定することが可能であり、これらの数値を可変設定で
きるようにすることによってユーザの望むどのような周
波数でも出力することができ、逆に、理想的な共振周波
数となっていない水晶振動子を用いて所望の周波数の信
号を出力することができる。従って、水晶振動子自体の
周波数調整は不要となり、また、発振装置を製造した後
にユーザの望む周波数に設定できるので量産が容易とな
る。従って、所望の周波数の出力信号が安定して得られ
る発振装置を、非常に短期間で安価に供給することがで
きる。
【0012】発振信号出力部において、圧電振動子の共
振周波数を微小調整する調整回路としては、複数の重み
付け容量アレイを備えた回路を採用できる。また、可変
容量ダイオードを備えた回路も採用可能である。これら
の調整回路は調整量をデジタル値でセットすることがで
きるので、分周数MおよびNと共に設定部で記憶し、設
定することができる。
【0013】設定部でこれらの分周数MおよびN、さら
にはX、あるいは調整量を記憶するにはROM(リード
オンリーメモリ)を用いることができる。また、これら
の数値を設定した後の経時変化や設定のやり直し、さら
には、検査用に適当な設定値で使用できるようにするこ
となどを考慮すると、ROMには書換え可能なEPRO
Mを採用することが望ましい。しかしながら、発振装置
は、圧電振動子、発振信号出力部、第1のプログラマブ
ルデバイダ、PLL回路部および設定部が一体にパッケ
ージングされ、モールド樹脂などによって覆われる場合
もあり、このようなパッケージングの発振装置では、E
PROMに紫外線を照射できない。また、EEPROM
などを用いることも可能であるが、制御系が複雑で高価
になってしまう。このため、本発明の発振装置において
は、設定部に複数のROMを備え、その1つ1つのRO
Mに少なくとも第1および第2の分周数(Mおよび
N)、あるいは調整量を設定できるようにしている。こ
のため、簡易な構成で安価でありながら、分周数Mある
いはN、調整量などを再設定できる発振装置を提供でき
る。
【0014】また、発振装置の動作状態を制御するため
の入力部を設け、このROMに入力部によって制御可能
な機能を示す情報が設定できるようにしても良い。
【0015】さらに、圧電振動子、発振信号出力部、第
1のプログラマブルデバイダ、PLL回路部および設定
部が一体にパッケージングされた後に所望の周波数の出
力信号が得られるように発振装置を設定できるようにす
るには共振周波数、すなわち、調整回路で調整されてい
ない発振信号の第1の周波数が計測できることが望まし
い。そのためには、分周数M、NおよびXを1にセット
して得られる周波数を計測しても良いが、第1のプログ
ラマブルデバイダ、PLL回路部を経ずに発振信号を直
に計測できるようにバイパス回路を設けておくことが望
ましい。
【0016】また、発振装置で供給することが要求され
る周波数の大半は、通信系の32.768kHz、ある
いはシステム系の33.333kHzをベースとした周
波数である。基本波で25.1MHzを発振するように
製造された矩形状ATカット水晶振動子は、分周数Mが
753のときにシステム系の周波数のベースとなり、ま
た、分周数Mが766のときに10ppm程度の調整回
路で容易に調整できる範囲で通信系の周波数のベースと
なる。さらに、この水晶振動子は、安価に製造でき、ス
プリアス振動との結合もなく歩留りの高い振動子であ
る。従って、様々な周波数の信号を安定して供給できる
本発明の発振装置に最適の圧電振動子の1つである。
【0017】本発明の発振装置に周波数を設定する際
は、上述したバイパス回路などを用いて計測された未調
整の共振周波数に基づき、所望の周波数に対し最も近い
第3の周波数の逓倍信号が得られる第1および第2の分
周数を設定する方法が採用できる。そして、第3の周波
数を所望の周波数に合致するように微調整することによ
って圧電振動子自体は周波数調整を行わずに所望の周波
数の信号を出力するように発振装置を設定することがで
きる。第3のプログラマブルデバイダ(OD)において
も分周することが望ましい場合は、分周数Xを考慮した
周波数に第3の周波数を設定すれば良いことはもちろん
である。
【0018】また、所望の周波数に対し、圧電振動子の
理想的な共振周波数に基づき最も近い第3の周波数の出
力信号が得られる第1および第2の分周数を予め計算し
ておき、それらの第1および第2の分周数の下で、第1
の周波数を所望の周波数が得られる値となるようにバイ
パス回路などを用いて微調整する方法を採用することも
可能である。
【0019】このような発振周波数の設定作業は発振装
置が基板にマウントされる前に単独で行っても良いが、
発振装置が基板にマウントされた後に設定作業を行うこ
とも可能である。さらに、基板にプローブを接続して検
査する工程の前後あるいは同時に周波数の設定作業を行
うことも可能である。基板にマウントされた後に周波数
の設定作業を行うと、基板にマウントされたことによる
微妙な振動子の状態の変化なども反映して発振周波数を
設定することが可能である。さらに、検査工程と前後あ
るいは共にこのような設定作業を行うことにより、作業
工程も短縮できる。
【0020】従来のメーカー側で一義的に発振周波数が
決定された発振装置を用いる場合は、ユーザー側で周波
数の設定を行うといった作業はなく、これと同様に、本
発明の発振装置においても、検査の作業の流れの一環と
して発振周波数の設定を行うことにより、従来の発振周
波数を変えられない発振装置と同様の工数あるいは手順
で、本発明のバリアブルに発振周波数を変えることがで
きる発振装置を組み込み、さらに周波数調整することが
できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照しながら本発明
の実施の形態を説明する。図2に、本発明のPLL回路
を用いた発振装置の例を示してある。本例の発振装置5
も、水晶振動子1を発振してPLL回路で逓倍すること
によって所定の周波数foの出力信号φ4を出力する発
振装置であり、図18に基づき説明した発振装置と共通
する部分については同じ符号を付して詳しい説明を省略
する。本例の発振装置5は、水晶振動子1を発振する発
振信号出力部10が、発振回路11に加え、水晶振動子
1の共振周波数fcを微小調整して発振信号φ1の周波
数fgを変えられる調整回路12を備えている。そし
て、周波数が微調整された発振信号φ1がプログラマブ
ルデバイダであるリファレンスデバイダ(RD)15に
よってM分周されて周波数frの基準信号φ2となり、
PLL回路20に供給される。PLL回路20は基準信
号φ2を入力信号として動作し、フィードバック回路
(帰還回路)に設けられたプログラマブルデバイダであ
るフィードバックデバイダ(FD)24の分周数Nで基
準信号φ2が逓倍された周波数fpの逓倍信号φ3が出
力される。この逓倍信号φ3は、さらに、第3のプログ
ラマブルデバイダであるアウトプットデバイダ(OD)
30でX分周されて周波数foの出力信号φ4となり、
セレクタ32およびバッファ35を通って出力端子61
から出力される。セレクタ32は、発振信号出力部10
から出力される発振信号φ1を直に出力端子61から出
力するためのバイパス回路36と出力信号φ4とを切り
換えるためのものであり、後述する設定部40によって
制御される。さらに、バッファ35は出力信号φ4を緩
衝増幅して出力すると共に、発振装置の動作モードによ
っては出力端子をハイインピーダンス状態にするなどの
機能を果たす。
【0022】これらデバイダRD15、FD24および
OD30、さらに、調整回路12などには、設定部40
から分周数M、N、Xおよび調整量などが供給される。
本例の設定部40は、2段のROM41および42と、
これらのROM41および42の各々にデータを書き込
むために入力されたシリアルデータをパラレルデータに
変換可能なシフトレジスタ43を備えており、このシフ
トレジスタ43は、調整回路12の調整量を仮設定した
り、あるいは分周数M、NおよびXなどを仮設定するた
めにも用いられる。設定部40は、さらに、ROM41
および42を介してバッファ35やセレクタ32の制御
を行うと共にROM41および42に対するデータの書
き込み制御を行う制御回路44を備えている。そして、
この制御回路44の制御モードの選択はコントロール端
子62を介して行われる。例えば、シフトレジスタ43
を介してROM41あるいはROM42にデータを書き
込む場合は、出力端子61がデータ入力端子として用い
られる。このため、データ書き込み時は、バッファ35
はクローズし出力端子61から入力されたデータが制御
回路44を介してシフトレジスタ43に送られ、パラレ
ル変換されて各ROM41あるいは42に書き込まれ
る。従って、本例の発振装置5においては、デコーダは
設けられておらず、ROM41あるいは42に分周数
M、NおよびX、および調整量として、それぞれ独立し
た自由な値を設定することが可能であり、それぞれの値
を自由に変えることができる。もちろん、所定の組み合
わせとなった分周数M、NおよびXをデータとして外部
からROM41あるいは42にロードすることも可能で
あるが、本例の発振装置5は、そのような組み合わせに
かぎらず、分周数M、NおよびX、さらに調整量を必要
に応じて独立した自由な値に可変設定することができ
る。
【0023】また、ROM41および42は、制御回路
44によって各々を切り換えて使用可能であり、各々の
ROM41あるいは42に記憶された設定値でPLL回
路やデバイダが動作するようになっている。本例のそれ
ぞれのROM41あるいは42は本例の発振装置5を制
御するために必要な全てのデータ、例えば、分周数M、
NおよびX、さらに調整量などを記憶できる容量を備え
ており、水晶振動子1の共振周波数fcが経時変化など
で万一変化したとき、あるいは最初に設定された周波数
と異なった周波数の信号の発振源として本例の発振装置
5を用いるときなどに分周数M、N、Xおよび調整量な
どを再度セットすることができる。
【0024】もちろん、ROM41および42の用途は
これに限定されるものではなく、たとえば、検査用とし
てメーカーサイドでROM41にデータを書き込み、発
振装置の諸特性に関し専門性が必要とされる検査をメー
カーで一括行ってしまうためにも利用できる。このよう
な検査としては、PLLのロックアップ特性、電源電圧
と発振の立ち上がり時間との関係などあり、このような
検査はユーザには装置的にも技術的にも難しいため、メ
ーカー側で専門の技術者や高性能な計測能力を備えた検
査機器を用いて行うことが望ましい。本例の発振装置5
においては、このような検査を行うためにROM41を
使用しても、他方のROM42はユーザー側で自由に利
用することが可能である。したがって、メーカーからは
検査に合格した良品だけを出荷し、営業拠点やユーザが
それぞれの要求に応じたデータをROM42に書き込
む。すでに、メーカーで検査した項目は再検査する必要
はないので、営業拠点やユーザでは簡単な検査で済ませ
ることができる。
【0025】さらに、本例の発振装置5においては、R
OM41および42を設定値の記憶媒体として採用して
いるので、発振装置5の動作状態を制御できる機能のう
ち、コントロール端子62で制御できる機能OE、ST
あるいはSTZのいずれかをROMに設定しておくこと
ができる。OE(アウトプットイネーブル)機能は、水
晶振動子1の発振回路とPLL回路は動作させたまま出
力信号φ4をハイインピーダンス状態にする機能であ
り、コンピュータなどの動作テスト時に用いられる。ま
た、ST(スタンバイ)機能は、発振回路とPLL回路
を停止状態にして出力信号φ4を高レベルあるいは低レ
ベルに固定する機能であり、コンピュータなどの省エネ
ルギー化に効果がある。また、STZ機能は、両者の機
能を複合させたものであり、発振回路とPLL回路を停
止するとともに出力信号φ4をハイインピーダンスにす
る機能である。従って、コンピュータの製造時の動作テ
スト時にも、また、省電力化する際にも利用できる機能
である。さらに、出力端子61から出力される信号のデ
ューティを任意に設定するためのデータがROM41お
よび42に記憶されている。
【0026】本例の発振装置5においては、発振信号出
力部10、デバイダRD15、PLL回路部20、デバ
イダOD30、セレクタ32、バッファ35および設定
部40が1チップのIC60に纏められており、このI
C60と水晶振動子1がモールドでパッケージングされ
ている。図3に本例の発振装置5がモールド樹脂68に
よってパッケージングされた外観を示し、図4にその内
部の構成をモールド樹脂68を一部欠いて示してある。
本例の発振装置5は、リードフレーム67の一方の面に
IC60が搭載され、他方の面にシリンダー内に封入さ
れた水晶振動子1が搭載されている。そして、これらが
モールド樹脂68によって一体にパッケージングされ、
パッケージの外側には出力端子61と発振装置本来の端
子と兼用している制御端子62が現れている。データを
書き込むための端子は発振装置本来の端子と兼用しても
良いし、専用に設けても良い。パッケージされてしまう
ので、ROM41あるいは42にEPROMを採用して
もモールド68で覆われてしまい紫外線を照射すること
ができない。EEPROMなどを採用することも可能で
あるが、制御回路44がさらに複雑化し、また、ROM
も高価になってしまう。これに対し、本例の発振装置5
のように十分な記憶容量のROM41および42の2列
のROMを用意しておくことによって、これらのROM
41および42を切り替えて使用することが可能であ
り、分周数などを含めた設定値の書換えや変更を安価
に、そして、確実に行うことができる。
【0027】本例の発振装置5においては、水晶振動子
1として基本波で25.1MHzを発振するように製造
された矩形状ATカット水晶振動子を採用している。こ
の水晶振動子は、圧電振動子の中で、物理的、化学的さ
らに経時的な変化を考えても最も安定した振動子の1つ
であり、水晶振動子を採用することによって信頼性の高
い発振装置を実現することができる。さらに、振動片の
形状を矩形状とすることによって円盤型などの振動片に
比較してコンパクトに纏めることができ、発振装置を小
型化することができる。また、基本波で25.1MHz
を発振する矩形状ATカット水晶振動子を実現できるの
で、30MHzを越える共振周波数を持ったオーバート
ーンで発振する振動子と比較し安定した発振を得ること
ができる。
【0028】さらに、本例の水晶振動子1は、基本波で
発振する水晶振動子であるので、周波数可変範囲も非常
に広く、発振信号出力部10の調整回路12によって発
振信号φ1の周波数を幅広く設定することができる。本
例の発振装置5においては、図1のモデルで説明したよ
うに分周数MおよびNがデジタル値なので分周数Mおよ
びNを変えてもPLL回路20で得られる周波数fpは
離散値になり、また、分周数MおよびNを変えても発振
信号φ1の周波数fgまたはfcの整数倍の周波数の前
後に所定の幅の周波数を設定できない周波数帯Gが存在
する。これに対し、本例の水晶振動子1は周波数可変範
囲が広いので調整回路12における調整量を広くするこ
とが可能であり、分周数MおよびNの組み合わせでは所
定の周波数foが得られないときでも調整回路12の側
で発振信号φ1の周波数を微調整して所定の周波数fo
の出力信号φ4を確実に生成することができる。
【0029】さらに、20MHz以下の振動子では振動
エネルギーを閉じ込めるためにコンベックス加工を必要
とするのに対し、本例の25.1MHzの振動子は矩形
状で実現することができ、高品質の振動子を安価に提供
できる。また、25.1MHzの前後では広い範囲でス
プリアスとの結合がないので歩留りも高く、この点でも
安価で品質の良い振動子を提供することができる。そし
て、本例の発振装置5は、分周数MおよびN、さらにX
を適当な値に可変設定することによって様々な周波数の
出力信号を生成できるので、このような高品質で小型
で、さらに安価な水晶振動子1を発振源として用い、現
状でユーザから要望のあるほぼ全ての周波数に対応する
ことができる。現在、要望のある周波数の大半は、通信
系の32.768kHz、あるいはシステム系の33.
333kHzをベースとした周波数であり、基本波で2
5.1MHzを発振するように製造された矩形状ATカ
ット水晶振動子は、分周数Mが753のときにシステム
系の周波数のベースとなり、また、分周数Mが766の
ときに10ppm程度の調整回路で容易に調整できる範
囲で通信系の周波数のベースとなる。従って、25.1
MHzの水晶振動子を採用することによって殆どの周波
数をカバーできることが判る。
【0030】図5に、本例の発振装置5において、共振
周波数fcが25.1MHzの水晶振動子1を用いて周
波数foが16MHzの出力信号φ4を得るために使用
できる分周数M、NおよびXの組み合わせの幾つかのケ
ースを示してある。本図から判るようにケース4、5あ
るいは6に示した分周数M、NおよびXの組み合わせを
中心に適当な分周数M、NおよびXを設定することによ
って、ターゲットである16MHzに対し数10ppm
から数100ppm程度ずれた周波数を本例の発振装置
5で得られることが判る。逆に、理想的な共振周波数で
ある25.1MHzに対し数10ppmから数100p
pm程度ずれた水晶振動子1を採用した場合には、これ
らの分周数MおよびNをROM41あるいは42にセッ
トすることによって所望の16MHzの出力信号φ4が
得られることが判る。従って、本例の発振装置5におい
ては、水晶振動子1の共振周波数を敢えて高精度でター
ゲットとする理想的な値、例えば25.1MHzに合わ
せ込まなくても、振動片に励振電極を付けた状態の振動
子をそのまま採用し、個々の振動子の共振周波数に適し
た分周数MおよびNを設定することにより所望の周波数
foの出力信号φ4を得ることができる。このため、周
波数を合わせ込む、すなわち、f調するために、重り取
り、重り付けといった作業は不要となり、手間のかかる
工程を省くことができる。これと共に、重り取りや重り
付けによる位置ずれやアンバランスなどに起因する特性
の劣化や周波数シフトといった問題も取り除くことがで
きる。さらに、発振回路11の回路定数のばらつきなど
に起因する周波数のずれも個々の発振装置5において適
当な分周数を選択することによって吸収することが可能
となる。従って、本例の発振装置5は、製造、組み立
て、調整といった手間をほとんどかけずに非常に精度が
高く、安定した周波数の出力信号を得ることができる。
【0031】本例の発振装置5において選択可能な分周
数M、NおよびXの値は整数値なので、得られる周波数
foは離散的となり、逆に、水晶振動子の共振周波数に
よっては分周数M、NおよびXの適当な整数値が見当た
らないこともある。また、所望の周波数foによって
は、先に説明した共振周波数foの整数倍の周波数の前
後の分周数M、NあるいはXを可変しても合わせること
ができない周波数帯Gに入ってしまうケースもある。一
方、基準信号φ2を生成するRD15の分周数Mを大き
くすれば、合わせ込みのできないケースが大幅に削減さ
れることは図1に基づき説明した通りであるが、分周数
Mを大きくすればするほどPLL回路部20から得られ
る逓倍信号φ3のジッタが悪化することも説明した通り
である。従って、水晶振動子の共振周波数fcに対し、
できるかぎり分周数Mが小さくなるような分周数M、N
およびXの組み合わせで所望の周波数foが得られるよ
うにすることが望ましい。これらのケースに対応するた
めに、本例では、発振信号出力部10に発振回路11で
得られる共振周波数fcに対し、発振信号の周波数fg
を微小調整できる調整回路12を設けてある。調整回路
12で調整できる範囲は、例えば、分周数Mの最大値M
maxを800に設定すると、共振周波数fcの前後に
1250ppmの分周数MおよびNでは設定できない周
波数帯Gが発生することを考慮し、調整回路12は最大
でこの周波数帯Gをカバーできる程度の微調整ができる
ことが望ましい。あるいは、OD30の分周数Xに適当
な整数、例えば2あるいは3などを設定するとによって
設定できない周波数帯Gの幅は1/2あるいは1/3に
なるので、調整回路12で調整可能とすべき帯域を狭く
することができる。
【0032】図6および図7に調整回路12の例を示し
てある。発振回路11は、インバーター11b、帰還抵
抗11a、ドレイン抵抗11c、ドレイン容量11d、
さらに、ゲート容量11fを備えており、調整回路12
でゲート容量11fの容量を変えて発振信号φ1の周波
数fgを調整できるようにしている。このため、図6に
示した調整回路12においては、重み付けされたn個の
容量アレイ13.1〜13.nがゲート容量11fと並
列に接続されており、それぞれの容量アレイ13.1〜
13.nと繋がったトランジスタスイッチ14.1〜1
4.nをオンオフすることによってゲート容量11fの
容量を可変設定できるようにしている。そして、その調
整量はトランジスタスイッチ14.1〜14.nをオン
オフするデジタルデータとして設定部40のROM41
あるいは42に記憶されるようになっている。図7に示
した調整回路12は、可変容量ダイオード19を採用し
た例である。ゲート容量11fとコンデンサ17を介し
て接続された可変容量ダイオード19の容量をD/Aコ
ンバータ18を介すことによってデジタル値で制御でき
るようにしてあり、可変容量ダイオード19の調整量を
上記と同様に設定部40のROM41あるいは42に記
憶できるようにしている。
【0033】図8および図9に、本例の発振装置5の出
力信号φ4の周波数foを所望の値に設定する方法の例
を示してある。図8に示した周波数設定方法は、まず、
ステップ71において、未調整状態の水晶振動子1の共
振周波数fcを測定する。本例の発振装置5において
は、このためにバイパス回路36が設けられており、調
整回路12で調整を行わない状態で水晶振動子1を発振
することにより共振周波数fcの信号を外部端子61か
ら測定することができる。バイパス回路36を用いなく
とも各デバイダRD15、FD24およびOD30の分
周数M、NおよびXを設定部40のシフトレジスタ43
を用いて各々1に設定しておくことによっても共振周波
数fcを計測することができる。バイパス回路36を設
けて直に共振周波数を測定できるようにしておくこと
は、周波数源の品質把握や不良解析等の場合には特に有
用である。次に、ステップ72において、共振周波数f
cの値と所望の出力周波数foから適当な分周数Mおよ
びNを計算する。必要であれば分周数Xも同時に計算す
る。この際、ジッタの悪化を防止するために調整回路1
2で微調整できる範囲で、分周数Mとして最小限の値を
選択したり、あるいは調整量を最小にするために分周数
Mを限界値まで近づけて選択するなど幾つかの手法を採
用することが可能である。本例の発振装置5は、分周数
MとN、さらにはXの組み合わせを出力信号の周波数f
oに対して一義的に決定する必要がないので、ユーザの
使用目的などに合わせた条件で分周数MおよびNを決定
することができる。
【0034】分周数MおよびNが決定すると、ステップ
73においてシフトレジスタ43などに分周数Mおよび
Nを仮設定し、ステップ74で調整回路12で発振信号
φ1の周波数fgの微小調整を行いながらステップ75
で出力信号φ4の周波数foとして所望の値が得られた
か否かをチェックする。そして、所望の周波数が得られ
るまで、ステップ74および75を繰り返す。この周波
数設定方法を採用することによって、先にも説明したよ
うに、水晶振動子1の共振周波数を特定の理想とする値
まで絞り込む、いわゆるf調と呼ばれるステップを水晶
振動子1の製造工程から省くことができる。従って、短
期間で安価に供給される水晶振動子を本例の発振装置5
に採用することができる。さらに、本例の発振装置5
は、分周数M、NさらにX、さらに調整量は、水晶振動
子1の共振周波数fcおよびユーザが望む周波数foに
よって適宜決定することが可能であり、分周数M、Nさ
らにXおよび調整量を従来の発振装置のようにメモリに
予め用意された組み合わせから選択する必要もなく、独
立した値に可変設定できる。従って、IC60および水
晶振動子1がモールドされたパッケージング後の状態
で、ユーザの要望する周波数に本例の発振装置をセット
して出荷することができる。このため、発振装置をユー
ザの要望する周波数にかかわらず見込み生産することが
可能であり、本例の発振装置5は、量産化に非常に適し
た形態となっている。このため、短納期で安価にユーザ
の要望する周波数の発振装置5を供給することができ
る。
【0035】図9に示した周波数設定方法は、共振周波
数fcの水晶振動子1の発振を調整回路12によって調
整し、発振回路11出口の発振周波数fgを理想的な水
晶振動子の周波数にセットしたり、あるいは、ユーザの
要望する周波数foに対し分周数MおよびN、さらには
Xが所定の値の組み合わせに設定されたときに必要とな
る周波数に設定する方法である。まず、ステップ81に
おいて、公差のない理想的な水晶振動子fciに基づき
所望の出力周波数foを得るために最も都合のよい分周
数MおよびNさらにはXを決定する。図10に、水晶振
動子の共振周波数foが25.100000から25.
351000MHzと10000ppm程度ばらついて
いるときに、所望の出力周波数foとして106.25
MHzを得るときの例を示してある。オリジナルの共振
周波数fcは、バイパス回路36あるいは全ての分周数
を1にセットすることにより、調整していない状態での
発振周波数(共振周波数)fgから求めることができ
る。図10に示したケースでは、25.100000か
ら25.351000MHzを容量アレイで十分に調整
可能な180ppmピッチで56区間に分割し、求めら
れた共振周波数fcからその振動子の属する区間を決定
する。得られた共振周波数fcが25.105MHzで
あれば、この水晶振動子は区間2に属することになる。
次に、ステップ82で容量アレイを調整し、発振周波数
fgが区間2を代表する周波数、すなわち、出力周波数
foを得るために都合の良いMおよびNが決定されてい
る周波数である25.104518MHzとなるように
する。そして、ステップ83において、この周波数fg
を確認し、発振周波数fgが区間2を代表する上記の発
振周波数25.104518MHzになるまでステップ
82および83を繰り返す。そして、区間を代表する発
振周波数が得られると、ステップ84で予め計算されて
いた分周数M、NおよびXの組み合わせ、本例において
は、M=551、N=2332およびX=1をROMに
セットする。この結果、上述したような関係、すなわ
ち、以下の式(1)に示すような関係により所望の周波
数fo(本例においては106.25MHz)の出力信
号φ4が得られるようにする。 fo=fg×(N/M)/X ・・・(1) なお、上記では、水晶振動子1とIC60がリードフレ
ーム67を挟んで厚み方向で重ねた状態でモールド樹脂
68によりパッケージングされた発振装置5を例に示し
ているが、このようなパッケージに限定されないことは
もちろんである。
【0036】図11に示すように、水晶振動子1とIC
60とを平面的に隣り合わせの配置でモールド樹脂を用
いてパッケージングすることによりさらに薄い発振装置
5を提供できる。
【0037】さらに、図12に示すように、セラミック
のベース63aにIC60を収納し、その中に、水晶振
動子の振動片1aを片持ち状態で収納した後に、セラミ
ックまたは金属の蓋63bを被せた、セラミック製の容
器63を用いた発振装置5としても供給可能である。こ
の発振装置5は、振動片1aを収納する専用の容器が不
要となるので、上記よりもさらに小型で薄い発振装置5
を提供することができる。
【0038】また、図13に示すように、金属製の容器
64に振動片1aおよびIC60を収納した発振装置5
であってももちろん良い。このような金属製の容器64
を用いたタイプは周知のものであるが、本例の発明はこ
のような従来型の発振装置5としても実現できる。
【0039】さらに、図14に示すように、パッケージ
ングするときにIC60に当たる部分に紫外線を透過す
るガラスなどの透過用の窓65を設けることも可能であ
り、紫外線でROMの記録データを消去できるEPRO
Mを内蔵したIC60を使用することができる。したが
って、ユーザで設計変更などがあってもROMのデータ
を書き換えて利用することができる、いっそうフレキシ
ブルな利用ができる発振装置5を提供することができ
る。紫外線を用いたデータの消去方法は、専門性を必要
とせず、電気などを用いたデータ消去方法と比べても発
振装置の他の機能を破壊する恐れがないので、確実な処
理を行うことができる。
【0040】このようなパッケージング方法の発振装置
5は、図15(a)に示すような表面実装型(SMD)
として実現することも可能であり、また、図15(b)
に示すように、ディップ型(DIP)として実現するこ
とも可能である。
【0041】さらに、本発明の発振装置には、図16に
示すような、水晶振動子1とIC60とがモールド樹脂
などによってパッケージングされておらず、基板(回路
基板)66にそれぞれが実装されて構成された発振装置
5も含まれている。このようなIC60と振動子1とが
個別に実装された発振装置5においては、ユーザがその
用途などに応じた温度特性あるいは形態の振動子を用い
て発振装置を構成することが可能であり、さらにフレキ
シブルなシステムを構築することができる。また、図1
6に示した水晶振動子1とIC60が別々に基板66に
実装された発振装置5に限らず、水晶振動子1とIC6
0とが一体でパッケージングされた発振装置5において
も、これらの発振装置5が基板66に実装された後に周
波数の設定を行い、そのデータをIC60のROMに書
き込むことも可能である。また、回路基板66の検査と
同時あるいは前後して周波数を設定する作業を行うこと
も可能である。
【0042】発振装置5の出力周波数は、発振装置が単
体で調整される場合と、基板66に実装された場合とで
はごくわずかであるが異なる場合がある。これに対し、
発振装置5を基板66に実装した後に周波数の設定を行
えば、このような出力周波数の違いが発生することもな
く、さらに精度の高い信号を得ることができる。また、
本発明に係る発振装置5は、ユーザが必要とする適当な
周波数に設定でき、その作業をメーカー側で行っても良
いが、もちろん、ユーザ側で行うことも可能であり、シ
ステムの設計あるいは変更に即応した対応を取ることが
できる。しかしながら、このようなケースでは、ユーザ
側で周波数の設定を行うという新たな作業が発生するこ
とになり、工数は増加する。これに対し、図17に示す
ように、発振装置5を基板に実装し(ステップ11
1)、基板検査のために基板66の回路あるいは専用の
パッド105に対しプローブ101を接続し(ステップ
112)、基板検査を行い(ステップ113)、さらに
図8あるいは図9に示した工程により周波数設定を行う
工程(ステップ114)を一連で行うことが可能であ
る。そして、このような周波数設定方法を採用すること
により、従来の周波数が一義的に決まっている発振装置
と同じ工程でシステムを組み立てて、出荷することがで
きる。このような周波数設定方法を採用する場合は、基
板上の発振装置5とつながったパッドあるいは回路に少
なくとも接続可能なプローブ101と、これを介して容
量アレイなどの調整量、分周数M、NおよびXを決定
し、IC60のROMに書き込むことができる機能を備
えた周波数設定装置100を用いることが望ましい。も
ちろん、この周波数設定装置100が基板の検査機能を
備えていても良いことは上述したとおりである。プロー
ブ101は、発振装置5の端子に直に接触するようにし
ても良いが、図16に示すように、基板66にプローブ
101とコンタクトするためのパッド105などの専用
あるいは通常のパターンを設けておくことにより、周波
数設定作業の信頼性を向上できる。
【0043】
【発明の効果】これらの例に基づき説明したように、従
来の発振装置においては、予め出力が予定された各周波
数毎に分周数の組み合わせがメモリに設定されており、
その内のどの組み合わせを使用するかによって発振装置
から出力される信号の周波数が決定されていた。これに
対し、本発明においては、分周数の組み合わせを予め設
定しておくといった思想から離れて、分周数M、Nおよ
びXを相互に独立に可変設定できるようにしている。こ
れによって本発明の発振装置においては、分周数M、N
およびXの無数の組み合わせを利用することができるの
で、適当な組み合わせを選べるようにすることにより1
つの発振装置で生成可能な周波数の種類が大幅に広が
る。従って、安定した性能を発揮し、安価に製造できる
高精度の水晶振動子を用いて広範囲の周波数をカバー
し、さらに高精度の出力信号が得られる発振装置を提供
することができる。さらに、分周数M、NおよびXを自
由に設定できるようにしてあるので、使用する水晶振動
子それぞれの共振周波数に合わせて分周数M、Nおよび
Xを設定することが可能であり、従来は必ず必要であっ
た水晶振動子のf調といった手間のかかる工程を省くこ
とが可能になる。さらに、調整回路を設けることによっ
て分周数M、NおよびXを可変するだけではカバーでき
ない周波数の出力信号も生成することができる。
【0044】このように、本発明により、ユーザの望む
周波数の出力信号を出力できる発振装置を短期間で安価
に供給することが可能となり、さらに、広範囲の周波数
を出力できる発振装置の発振源として安価で安定した振
動を行う水晶振動子を採用することができるので、従来
にも増して高精度で性能の安定した発振装置が要求され
ている通信装置および情報処理装置に好適な発振装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発振装置で生成可能な信号の周波数の
分布モデルを示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る発振装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図3】図2に示す発振装置の外観を示す斜視図であ
る。
【図4】図3に示す発振装置の内部構造をモールドを一
部欠いて示す図である。
【図5】図2に示す発振装置に設定可能な分周数M、N
およびXの一部を例示する図表である。
【図6】容量アレイを用いた調整回路を示す図である。
【図7】可変容量ダイオードを用いた調整回路を示す図
である。
【図8】図2に示す発振装置の周波数を設定する工程の
一例を示すフローチャートである。
【図9】図2に示す発振装置の周波数を設定する工程の
異なった例を示すフローチャートである。
【図10】図9に示した方法によって周波数を設定する
例を示す図である。
【図11】本発明の発振装置の異なった例を示す図であ
り、図11(a)は平面に沿った方向の断面図であり、
図11(b)は縦方向の断面図であり、図11(c)は
横方向の断面図である。
【図12】本発明の発振装置のさらに異なった例とし
て、セラミックパッケージを用いた発振装置を示す図で
ある。
【図13】本発明の発振装置のさらに異なった例とし
て、金属製容器を用いた発振装置を示す図である。
【図14】本発明の発振装置のさらに異なった例とし
て、紫外線消去型の発振装置を示す図である。
【図15】図15(a)は、図14に示す発振装置をS
MDとして実現した様子を示す図であり、図15(b)
は、DIPとして実現した様子を示す図である。
【図16】本発明の発振装置のさらに異なった例を示す
図であり、基板上で構成した例を示す図である。
【図17】基板に実装された発振装置に周波数調整を行
う工程を示すフローチャートである。
【図18】従来の発振装置の例を示すブロック図であ
る。
【図19】図18に示す発振装置で出力可能な周波数を
示す図表である。
【符号の説明】
1・・水晶振動子 5・・発振装置 10・・発振信号出力部 11・・発振回路 12・・調整回路 13・・容量アレイ 15・・リファレンスデバイダ(RD) 19・・可変容量ダイオード 20・・PLL回路 21・・位相比較器 22・・ローパスフィルタ 23・・電圧制御発振回路(VCO) 24・・フィードバックデバイダ(FD) 30・・アウトプットデバイダ(OD) 40・・設定部 41、42・・ROM 43・・シフトレジスタ 61、62・・端子 66・・基板 68・・モールド樹脂 100・・周波数設定装置 101・・プローブ
フロントページの続き (72)発明者 加納 俊彦 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 市瀬 和成 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電振動子と、この圧電振動子を発振し
    て第1の周波数の発振信号を出力する発振信号出力部
    と、 前記発振信号を第1の分周数で分周して第2の周波数の
    基準信号が得られる第1のプログラマブルデバイダと、 前記基準信号を入力信号として動作し、帰還回路に設け
    られた第2のプログラマブルデバイダの第2の分周数で
    前記入力信号を逓倍した第3の周波数の逓倍信号が得ら
    れるPLL回路部と、 前記第1および第2の分周数を相互に独立した値に可変
    設定できる設定部とを有する発振装置。
  2. 【請求項2】 前記逓倍信号を第3の分周数で分周可能
    な第3のプログラマブルデバイダを有し、 前記設定部は前記第3の分周数を前記第1および第2の
    分周数と独立した値に可変設定可能である、請求項1に
    記載の発振装置。
  3. 【請求項3】 前記発振信号出力部は、前記圧電振動子
    の共振周波数に対し前記第1の周波数を微小調整できる
    調整回路を備えており、 前記設定部は前記調整回路の調整量を設定可能である、
    請求項1に記載の発振装置。
  4. 【請求項4】 前記調整回路は、複数の重み付け容量ア
    レイを備えている、請求項3に記載の発振装置。
  5. 【請求項5】 前記調整回路は、可変容量ダイオードを
    備えている、請求項3に記載の発振装置。
  6. 【請求項6】 前記圧電振動子、発振信号出力部、第1
    のプログラマブルデバイダ、PLL回路部および設定部
    が一体にパッケージングされており、 前記設定部は複数のROMを備え、1つの前記ROMに
    少なくとも前記第1および第2の分周数が設定可能であ
    る、請求項1に記載の発振装置。
  7. 【請求項7】 前記発振信号出力部は前記圧電振動子の
    共振周波数に対し前記第1の周波数を微小調整できる調
    整回路を備えており、 前記設定部の1つの前記ROMに少なくとも前記第1お
    よび第2の分周数、および前記調整回路の調整量を設定
    可能である、請求項6に記載の発振装置。
  8. 【請求項8】 前記発振装置自体の動作状態を制御可能
    な入力部を有し、前記ROMに前記入力部によって制御
    される機能を示す情報を設定可能である、請求項6に記
    載の発振装置。
  9. 【請求項9】 前記圧電振動子、発振信号出力部、第1
    のプログラマブルデバイダ、PLL回路部および設定部
    が一体にパッケージングされており、さらに、発振信号
    を第1のプログラマブルデバイダおよびPLL回路部を
    経ずに出力可能なバイパス回路を有する、請求項1に記
    載の発振装置。
  10. 【請求項10】 前記圧電振動子は、基本波で25.1
    MHzを発振するように製造された矩形状ATカット水
    晶振動子であることを特徴とする、請求項1に記載の発
    振装置。
  11. 【請求項11】 圧電振動子の共振周波数を微調整して
    第1の周波数の発振信号を出力し、この発振信号を第1
    の分周数で分周して第2の周波数の基準信号を出力し、
    この基準信号を入力信号としてPLL回路を動作させ、
    その帰還回路に設けられた第2のプログラマブルデバイ
    ダの第2の分周数で前記入力信号を逓倍した第3の周波
    数の逓倍信号を生成する発振装置の周波数設定方法であ
    って、 未調整の前記共振周波数に基づき、所望の周波数に最も
    近い前記第3の周波数の逓倍信号が得られる前記第1お
    よび第2の分周数を設定する第1のステップと、 前記第3の周波数を前記所望の周波数に合致するように
    微調整する第2のステップとを有する発振装置の周波数
    設定方法。
  12. 【請求項12】 前記第1および第2のステップを、前
    記発振装置が基板にマウントされた後に行うことを特徴
    とする請求項11に記載の発振装置の周波数設定方法。
  13. 【請求項13】 前記第1および第2のステップを、前
    記発振装置がマウントされた基板をプローブを用いて検
    査する工程において行うことを特徴とする請求項11に
    記載の発振装置の周波数設定方法。
  14. 【請求項14】 圧電振動子の共振周波数を微調整して
    第1の周波数の発振信号を出力し、この発振信号を第1
    の分周数で分周して第2の周波数の基準信号を出力し、
    この基準信号を入力信号としてPLL回路を動作させ、
    その帰還回路に設けられた第2のプログラマブルデバイ
    ダの第2の分周数で前記入力信号を逓倍した第3の周波
    数の逓倍信号を生成する発振装置の周波数設定方法であ
    って、 前記圧電振動子の理想的な共振周波数に基づき、所望の
    周波数に最も近い前記第3の周波数の逓倍信号が得られ
    る前記第1および第2の分周数を求める第1のステップ
    と、 求められた前記第1および第2の分周数の下で、前記第
    1の周波数を前記所望の周波数が得られる値となるよう
    に微調整する第2のステップを有する発振装置の周波数
    設定方法。
  15. 【請求項15】 前記第1および第2のステップを、前
    記発振装置が基板にマウントされた後に行うことを特徴
    とする請求項14に記載の発振装置の周波数設定方法。
  16. 【請求項16】 前記第1および第2のステップを、前
    記発振装置がマウントされた基板をプローブを用いて検
    査する工程において行うことを特徴とする請求項14に
    記載の発振装置の周波数設定方法。
  17. 【請求項17】 圧電振動子の共振周波数を微調整して
    第1の周波数の発振信号を出力し、この発振信号を第1
    の分周数で分周して第2の周波数の基準信号を出力し、
    この基準信号を入力信号としてPLL回路を動作させ、
    その帰還回路に設けられた第2のプログラマブルデバイ
    ダの第2の分周数で前記入力信号を逓倍した第3の周波
    数の逓倍信号を生成可能であり、共振周波数の微調整
    量、前記第1および第2の分周数を記憶可能なROMを
    有する発振装置の周波数設定装置であって、 前記発振装置がマウントされた基板に装着可能なプロー
    ブと、 このプローブを介して、前記微調整量、前記第1および
    第2の分周数を決定し、前記ROMに設定可能な周波数
    設定機能とを有する、発振装置の周波数設定装置。
  18. 【請求項18】 前記プローブを介して前記基板の検査
    可能な機能を、さらに有する、請求項17に記載の発振
    装置の周波数設定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003101408A (ja) * 2001-09-21 2003-04-04 Citizen Watch Co Ltd 発振器
DE112012000550B4 (de) * 2011-01-24 2015-06-25 Sharp Kabushiki Kaisha Integrierter Halbleiterschaltkreis
US9473153B2 (en) 2013-10-16 2016-10-18 Seiko Epson Corporation Oscillation circuit, oscillator, electronic device, and moving object

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