JPH04363913A - 温度補償発振器および温度検出装置 - Google Patents
温度補償発振器および温度検出装置Info
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- JPH04363913A JPH04363913A JP24962991A JP24962991A JPH04363913A JP H04363913 A JPH04363913 A JP H04363913A JP 24962991 A JP24962991 A JP 24962991A JP 24962991 A JP24962991 A JP 24962991A JP H04363913 A JPH04363913 A JP H04363913A
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Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度センサとして水晶
振動子を備えた温度補償発振器および温度検出装置に関
する。
振動子を備えた温度補償発振器および温度検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】温度補償発振器は、主発振器である電圧
制御発振器(VCO)と、主発振器の周辺温度を検出す
る温度検出装置と、その温度検出の結果に応じてVCO
の発振周波数の温度変化を補償して一定値に保持させる
ような制御電圧を発生しVCOに与える制御電圧供給手
段とを具備する。温度検出装置は、温度検出用の水晶振
動子を備える発振器を有し、その発振器出力電気信号の
周波数で検出温度を表わす。
制御発振器(VCO)と、主発振器の周辺温度を検出す
る温度検出装置と、その温度検出の結果に応じてVCO
の発振周波数の温度変化を補償して一定値に保持させる
ような制御電圧を発生しVCOに与える制御電圧供給手
段とを具備する。温度検出装置は、温度検出用の水晶振
動子を備える発振器を有し、その発振器出力電気信号の
周波数で検出温度を表わす。
【0003】従来、温度検出用の圧電発振子としては、
プロシーディングス・オブ・ザ・フォーティサード・ア
ニュアル・シンポジウム・オン・フリケンシー・コント
ロール(Proceedings of the
43rd Annual Symposium
on Freqency Control),1
989年,51〜54頁の論文に記載されているように
、固有振動数の温度係数が小さいATカットの水晶振動
子と、固有振動数の温度係数が大きい例えばYカットの
水晶振動子とを組合せたものが使われている。この場合
、温度検出部は、ATカットの水晶振動子による発振器
の出力パルスを、Yカットの水晶振動子による発振器の
出力パルスの立上り期間について計数し、予め設定した
周期ごとに計数結果をゼロにリセットする動作を繰返し
ながら、リセット直前の計数結果を検出温度信号として
送出する。
プロシーディングス・オブ・ザ・フォーティサード・ア
ニュアル・シンポジウム・オン・フリケンシー・コント
ロール(Proceedings of the
43rd Annual Symposium
on Freqency Control),1
989年,51〜54頁の論文に記載されているように
、固有振動数の温度係数が小さいATカットの水晶振動
子と、固有振動数の温度係数が大きい例えばYカットの
水晶振動子とを組合せたものが使われている。この場合
、温度検出部は、ATカットの水晶振動子による発振器
の出力パルスを、Yカットの水晶振動子による発振器の
出力パルスの立上り期間について計数し、予め設定した
周期ごとに計数結果をゼロにリセットする動作を繰返し
ながら、リセット直前の計数結果を検出温度信号として
送出する。
【0004】温度検出を2つの水晶発振子の組合せで行
う代りに、水晶振動子1つで行う回路が、プロシーディ
ングス・オブ・ザ・フォーティフォース・アニュアル・
シンポジウム・オン・フリケンシー・コントロール(P
roceedings ofthe 44th
Annual Symposium on Fr
eqency Control),1990年,59
7〜614頁の論文に記載されている。この回路は、S
Cカットの水晶振動子1つを温度検出用に備え、この水
晶振動子を基本波および高調波用の2つの発振回路で励
振して、基本波および3次高調波の両発振出力を発生し
、両者の周波数差を表わす信号を検出温度信号としてい
る。
う代りに、水晶振動子1つで行う回路が、プロシーディ
ングス・オブ・ザ・フォーティフォース・アニュアル・
シンポジウム・オン・フリケンシー・コントロール(P
roceedings ofthe 44th
Annual Symposium on Fr
eqency Control),1990年,59
7〜614頁の論文に記載されている。この回路は、S
Cカットの水晶振動子1つを温度検出用に備え、この水
晶振動子を基本波および高調波用の2つの発振回路で励
振して、基本波および3次高調波の両発振出力を発生し
、両者の周波数差を表わす信号を検出温度信号としてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の2つの従来技術
の水晶振動子のうちの前者、すなわちATカットおよび
Yカットの2つの水晶振動子を組合せたものは、電源投
入や周囲温度の急変などで急激な温度変化が生じた場合
に、過渡的に温度検出誤差が増大するという問題点があ
る。すなわち、温度検出精度を高くするため、ATカッ
トの方の共振周波数(fA )とYカットの方の共振周
波数(fY )との比をかなり大きく設定する(例えば
、fA =1MHz,fY =10KHz)のが通常で
あるが、この結果、Yカットの水晶振動子はATカット
の水晶振動子に比べて、体積がかなり大きくなり、熱容
量も大きくなる。従って、両者の熱時定数に大幅な差を
生じ、急激な温度変化が生じた場合、定常温度状態に到
達するまでの過渡期間において、両者の温度差に起因す
る温度検出誤差が生じるのを避け得ない。他方、上述の
従来技術の後者、すなわち1つのSCカットの水晶振動
子により基本波および3次高調波を発生させる構成のも
のでは、上記の熱時定数差に起因する温度検出誤差の問
題は無いものの、3次高調波の発生のための発振回路の
消費電力の増大という問題点が避けられない。すなわち
、発振器回路を構成する半導体装置の消費電力は発振周
波数にほぼ比例し増大するので、3次高調波用の発振器
回路の消費電力は、基本波用のそれのほぼ3倍の大きさ
になり、両者を合計すると、基本波用のほぼ4倍の消費
電力に達する。
の水晶振動子のうちの前者、すなわちATカットおよび
Yカットの2つの水晶振動子を組合せたものは、電源投
入や周囲温度の急変などで急激な温度変化が生じた場合
に、過渡的に温度検出誤差が増大するという問題点があ
る。すなわち、温度検出精度を高くするため、ATカッ
トの方の共振周波数(fA )とYカットの方の共振周
波数(fY )との比をかなり大きく設定する(例えば
、fA =1MHz,fY =10KHz)のが通常で
あるが、この結果、Yカットの水晶振動子はATカット
の水晶振動子に比べて、体積がかなり大きくなり、熱容
量も大きくなる。従って、両者の熱時定数に大幅な差を
生じ、急激な温度変化が生じた場合、定常温度状態に到
達するまでの過渡期間において、両者の温度差に起因す
る温度検出誤差が生じるのを避け得ない。他方、上述の
従来技術の後者、すなわち1つのSCカットの水晶振動
子により基本波および3次高調波を発生させる構成のも
のでは、上記の熱時定数差に起因する温度検出誤差の問
題は無いものの、3次高調波の発生のための発振回路の
消費電力の増大という問題点が避けられない。すなわち
、発振器回路を構成する半導体装置の消費電力は発振周
波数にほぼ比例し増大するので、3次高調波用の発振器
回路の消費電力は、基本波用のそれのほぼ3倍の大きさ
になり、両者を合計すると、基本波用のほぼ4倍の消費
電力に達する。
【0006】したがって本発明の目的は、上記熱時定数
を差に起因する温度検出誤差の発生を伴わず、また発振
回路の消費力の大幅な増大を要しない温度補償発振器お
よび温度検出装置を提供することである。
を差に起因する温度検出誤差の発生を伴わず、また発振
回路の消費力の大幅な増大を要しない温度補償発振器お
よび温度検出装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の温度補償発振器
は、制御電圧に応答して発振周波数を変化させる電圧制
御発振器と、該電圧制御発振器の周辺の温度変化を表わ
す電気信号を発生する温度検出手段と、該電気信号に応
答して前記電圧制御発振器に対する前記温度変化の影響
を相殺するようなアナログ電圧を前記制御電圧として前
記電圧制御発振器に印加する制御電圧供給手段とを備え
る温度補償発振器において、前記温度検出手段が、互い
にほぼ等しい固有振動数と互いに相異なるカット角とを
もつ1対のATカットの水晶振動子と、これら水晶振動
子のおのおのの両面にそれぞれ膜状に形成された電極と
、これら電極の部分にて前記水晶振動子をそれぞれ保持
する複数の支持部材と、これら支持部材を保持して前記
水晶振動子を収容するケース部材と、前記水晶振動子を
共振回路にそれぞれ接続した第1および第2の発振器と
、これら発振器の発振周波数の差を表わす電気信号を発
してこれにより前記温度変化を表わす周波数差信号発生
回路とを含んでいることを特徴とする。
は、制御電圧に応答して発振周波数を変化させる電圧制
御発振器と、該電圧制御発振器の周辺の温度変化を表わ
す電気信号を発生する温度検出手段と、該電気信号に応
答して前記電圧制御発振器に対する前記温度変化の影響
を相殺するようなアナログ電圧を前記制御電圧として前
記電圧制御発振器に印加する制御電圧供給手段とを備え
る温度補償発振器において、前記温度検出手段が、互い
にほぼ等しい固有振動数と互いに相異なるカット角とを
もつ1対のATカットの水晶振動子と、これら水晶振動
子のおのおのの両面にそれぞれ膜状に形成された電極と
、これら電極の部分にて前記水晶振動子をそれぞれ保持
する複数の支持部材と、これら支持部材を保持して前記
水晶振動子を収容するケース部材と、前記水晶振動子を
共振回路にそれぞれ接続した第1および第2の発振器と
、これら発振器の発振周波数の差を表わす電気信号を発
してこれにより前記温度変化を表わす周波数差信号発生
回路とを含んでいることを特徴とする。
【0008】本発明の温度検出装置は、固有振動数の対
温度変化が互いに異なる第1および第2の水晶振動子と
、これら水晶振動子を共振回路にそれぞれ接続した第1
および第2の発振器と、これら発振器の発振周波数に応
答して前記水晶振動子の近傍の温度変化を表わす電気信
号を発生する手段とを備える温度検出装置において、前
記第1および第2の水晶振動子が、互いにほぼ等しい固
有振動数と互いに相異なるカット角とをもつ1対のAT
カットの水晶振動子片であり、かつ前記電気信号発生手
段が、前記第1および第2の発振器の出力パルスをそれ
ぞれカウントアップおよびカウントダウンする可逆カウ
ンタをもっていることを特徴とする。
温度変化が互いに異なる第1および第2の水晶振動子と
、これら水晶振動子を共振回路にそれぞれ接続した第1
および第2の発振器と、これら発振器の発振周波数に応
答して前記水晶振動子の近傍の温度変化を表わす電気信
号を発生する手段とを備える温度検出装置において、前
記第1および第2の水晶振動子が、互いにほぼ等しい固
有振動数と互いに相異なるカット角とをもつ1対のAT
カットの水晶振動子片であり、かつ前記電気信号発生手
段が、前記第1および第2の発振器の出力パルスをそれ
ぞれカウントアップおよびカウントダウンする可逆カウ
ンタをもっていることを特徴とする。
【0009】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0010】図1は本発明の一実施例を示すブロック図
である。同図において、水晶振動子Q1およびQ2と、
これらをそれぞれ共振回路に含む発振器51および52
と、発振器51および52の発振出力のパルス数をそれ
ぞれカウントアップおよびカウントダウンするカウンタ
53とから成る温度検出装置にて、水晶振動子Q1およ
びQ2の近傍の温度変化を表わす信号を発生し、これを
読出し専用メモリ(ROM)54に送る。水晶振動子Q
1およびQ2は、それぞれカット角35°25′および
35°17′のATカット板であり、ほぼ相等しい固有
振動数をもつ。水晶振動子Q1およびQ2は、発振器5
1および52でそれぞれ励振され、周波数f1およびf
2の発振出力を生じさせる。カウンタ53は、この発振
器51および52の両出力信号の一方のパルスをカウン
トアップし、もう一方のパルスをカウントダウンする可
逆カウンタであり、予め設定した周期ごとに計数結果を
ゼロにリセットする動作を繰返しながら、リセット直前
の計数結果を示すディジタル信号を、読出し専用メモリ
(ROM)54へ読出しアドレス信号として送出する。 このリセットのタイミング指示には、発振器51および
52の両出力信号のうちの一方の分周パルスを使う。
である。同図において、水晶振動子Q1およびQ2と、
これらをそれぞれ共振回路に含む発振器51および52
と、発振器51および52の発振出力のパルス数をそれ
ぞれカウントアップおよびカウントダウンするカウンタ
53とから成る温度検出装置にて、水晶振動子Q1およ
びQ2の近傍の温度変化を表わす信号を発生し、これを
読出し専用メモリ(ROM)54に送る。水晶振動子Q
1およびQ2は、それぞれカット角35°25′および
35°17′のATカット板であり、ほぼ相等しい固有
振動数をもつ。水晶振動子Q1およびQ2は、発振器5
1および52でそれぞれ励振され、周波数f1およびf
2の発振出力を生じさせる。カウンタ53は、この発振
器51および52の両出力信号の一方のパルスをカウン
トアップし、もう一方のパルスをカウントダウンする可
逆カウンタであり、予め設定した周期ごとに計数結果を
ゼロにリセットする動作を繰返しながら、リセット直前
の計数結果を示すディジタル信号を、読出し専用メモリ
(ROM)54へ読出しアドレス信号として送出する。 このリセットのタイミング指示には、発振器51および
52の両出力信号のうちの一方の分周パルスを使う。
【0011】図2は、上記の水晶振動子Q1およびQ2
の共振周波数の温度特性の例を、横軸に温度をとり、縦
軸に共振周波数の変化率(Δf/f)である相対周波数
をとって示した特性図である。水晶振動子Q1(カット
角35°25′のATカット)およびQ2(カット角3
5°17′のATカット)の共振周波数の温度変化に伴
う変化が曲線AT1およびAT2により示される。これ
らの特性の曲線AT1およびAT2から明らかなとおり
、カウンタ53が出力するディジタル信号の表示値、す
なわち周波数f1およびf2の差にリセット周期を乗じ
た値は、温度の上昇に応じて単調増加(あるいは単調減
少)する。従って、カウンタ53からROM54へ与え
られる読出しアドレス信号により、検出温度を一意的に
表示することができる。
の共振周波数の温度特性の例を、横軸に温度をとり、縦
軸に共振周波数の変化率(Δf/f)である相対周波数
をとって示した特性図である。水晶振動子Q1(カット
角35°25′のATカット)およびQ2(カット角3
5°17′のATカット)の共振周波数の温度変化に伴
う変化が曲線AT1およびAT2により示される。これ
らの特性の曲線AT1およびAT2から明らかなとおり
、カウンタ53が出力するディジタル信号の表示値、す
なわち周波数f1およびf2の差にリセット周期を乗じ
た値は、温度の上昇に応じて単調増加(あるいは単調減
少)する。従って、カウンタ53からROM54へ与え
られる読出しアドレス信号により、検出温度を一意的に
表示することができる。
【0012】ROM54には、読出しアドレス信号に対
応する温度において、主発振器である電圧制御発振器(
VCO)56の発振周波数f0を一定に保持させるため
印加すべき制御電圧のディジタル値を、予め書込んでお
く。カウンタ53から与えられる読出しアドレス信号に
応じてROM54から読出されたディジタルの制御電圧
は、ディジタル・アナログ変換器(DAC)55でアナ
ログ電圧に変換されたあと、VCO56に制御電圧とし
て印加され、VCO56の発振周波数f0を一定に保持
するよう制御する。
応する温度において、主発振器である電圧制御発振器(
VCO)56の発振周波数f0を一定に保持させるため
印加すべき制御電圧のディジタル値を、予め書込んでお
く。カウンタ53から与えられる読出しアドレス信号に
応じてROM54から読出されたディジタルの制御電圧
は、ディジタル・アナログ変換器(DAC)55でアナ
ログ電圧に変換されたあと、VCO56に制御電圧とし
て印加され、VCO56の発振周波数f0を一定に保持
するよう制御する。
【0013】図3(a),および(b),(c)は、こ
の実施例中の水晶振動子Q1およびQ2の一構成例を示
す側断面図および斜視図である。互いにほぼ等しい固有
振動数をもち互いに異なるカット角をもつ板状のATカ
ットの水晶振動子Q1およびQ2に相当する振動子片1
および2と、これら振動子片1,2の板面を平行にして
対向させ垂直に保持する後述の保持手段と、これらの素
子を収容する金属ケース8とを備える。振動子片1およ
び2のおのおのの両面には、電気的接続用の電極3,4
および5,6を金蒸着によりそれぞれ形成してある。振
動子片1および2の下端部は、金属ケース8の内底面に
下端を固着したT字状の導体材料による保持材7の上辺
部で挟持されており、更に振動子片1の電極4と振動子
片2の電極5とが保持材7の上辺部へ電気的に接続され
ている。振動子片1の電極3および振動子片2の電極6
は、金属ケース8の底面に絶縁部材11および12を介
して貫通固定した棒状の導体材料による端子9および1
0の上端の折曲げ部でそれぞれ挟持され、電気的に接続
されている。
の実施例中の水晶振動子Q1およびQ2の一構成例を示
す側断面図および斜視図である。互いにほぼ等しい固有
振動数をもち互いに異なるカット角をもつ板状のATカ
ットの水晶振動子Q1およびQ2に相当する振動子片1
および2と、これら振動子片1,2の板面を平行にして
対向させ垂直に保持する後述の保持手段と、これらの素
子を収容する金属ケース8とを備える。振動子片1およ
び2のおのおのの両面には、電気的接続用の電極3,4
および5,6を金蒸着によりそれぞれ形成してある。振
動子片1および2の下端部は、金属ケース8の内底面に
下端を固着したT字状の導体材料による保持材7の上辺
部で挟持されており、更に振動子片1の電極4と振動子
片2の電極5とが保持材7の上辺部へ電気的に接続され
ている。振動子片1の電極3および振動子片2の電極6
は、金属ケース8の底面に絶縁部材11および12を介
して貫通固定した棒状の導体材料による端子9および1
0の上端の折曲げ部でそれぞれ挟持され、電気的に接続
されている。
【0014】温度検出用の発振器へ接続するには、金属
ケース8の底面を配線基板(図示せず)上に乗せて、端
子9および10を配線接続する。振動子片1および2を
対向配置して垂直方向に保持してあるので、金属ケース
8の底面積すなわち配線基板上への実装持の占有面積を
小さくできる。
ケース8の底面を配線基板(図示せず)上に乗せて、端
子9および10を配線接続する。振動子片1および2を
対向配置して垂直方向に保持してあるので、金属ケース
8の底面積すなわち配線基板上への実装持の占有面積を
小さくできる。
【0015】図4は、上記実施例の水晶振動子Q1およ
びQ2の他の構成例を示す側断面図である。互いにほぼ
等しい固有振動数をもち互いに異なるカット角をもつ板
状のATカット水晶の振動子片1および2と、これら振
動子片1および2の板面を同一平面上に揃え隣接して水
平に保持する後述の保持手段と、これらの素子を収容す
る金属ケース18とを備えている。振動子片1および2
の隣接側の端部は、金属ケース18の内底面に下端部を
固着した棒状の導体材による保持材17の上端部にて挟
持されるとともに電気的に接続されており、これと反対
側の端部は、金属ケース18の側面に絶縁部材21およ
び22を介して貫通固定した棒状の導体材料の端子19
および20の端部にてそれぞれ、挟持され電気的に接続
されている。この水晶振動子をプリント配線板に搭載し
てパッケージに組込む際には、ケース18の底面を配線
基板上に載せ、端子19および20の外側端部を下方に
折曲げて配線接続する。振動子片1および2が同一平面
に水平に保持されているので、配線基板上の高さが低減
でき、いわゆる平面実装に好適である。
びQ2の他の構成例を示す側断面図である。互いにほぼ
等しい固有振動数をもち互いに異なるカット角をもつ板
状のATカット水晶の振動子片1および2と、これら振
動子片1および2の板面を同一平面上に揃え隣接して水
平に保持する後述の保持手段と、これらの素子を収容す
る金属ケース18とを備えている。振動子片1および2
の隣接側の端部は、金属ケース18の内底面に下端部を
固着した棒状の導体材による保持材17の上端部にて挟
持されるとともに電気的に接続されており、これと反対
側の端部は、金属ケース18の側面に絶縁部材21およ
び22を介して貫通固定した棒状の導体材料の端子19
および20の端部にてそれぞれ、挟持され電気的に接続
されている。この水晶振動子をプリント配線板に搭載し
てパッケージに組込む際には、ケース18の底面を配線
基板上に載せ、端子19および20の外側端部を下方に
折曲げて配線接続する。振動子片1および2が同一平面
に水平に保持されているので、配線基板上の高さが低減
でき、いわゆる平面実装に好適である。
【0016】以上説明した水晶振動子Q1およびQ2の
構成例のいずれにおいても振動子片1および2は、固定
振動数がほぼ相等しいので、外形寸法もほぼ相当しくな
り、熱時定数をほぼ同一に揃えることができる。更に両
者を同一ケース内に近接し収容してあるので、使用中に
おける両者の温度は常に均一に保たれる。従って、AT
カットおよびYカットの2つの水晶振動子を組合せる従
来の発振子のような熱時定数の差に起因する温度検出誤
差は生じない。
構成例のいずれにおいても振動子片1および2は、固定
振動数がほぼ相等しいので、外形寸法もほぼ相当しくな
り、熱時定数をほぼ同一に揃えることができる。更に両
者を同一ケース内に近接し収容してあるので、使用中に
おける両者の温度は常に均一に保たれる。従って、AT
カットおよびYカットの2つの水晶振動子を組合せる従
来の発振子のような熱時定数の差に起因する温度検出誤
差は生じない。
【0017】また、振動子片1および2を接続して発振
する発振回路51および52は、ほぼ同じ周波数の基本
波で動作するので、両回路の消費電力も同じで済み、S
Cカットの水晶振動子を使う従来の場合のような高調波
発振に伴なう消費電力の増大を要しない。
する発振回路51および52は、ほぼ同じ周波数の基本
波で動作するので、両回路の消費電力も同じで済み、S
Cカットの水晶振動子を使う従来の場合のような高調波
発振に伴なう消費電力の増大を要しない。
【0018】なお、図3(a)および図4の構成例にお
いては、振動子片1および2のおのおのの片側の電極4
および5を共通接続してあるが、これら電極は分離して
個別に外部へ導いて接続する変形を行なっも差支えない
。図1に例示したとおり水晶振動子Q1およびQ2と、
発振器51または52とを共通の接地接続で使用する場
合には、上記の各構成例のように金属ケース内で共通接
続しておけば、配線基板での配線の複雑化を避けられる
。
いては、振動子片1および2のおのおのの片側の電極4
および5を共通接続してあるが、これら電極は分離して
個別に外部へ導いて接続する変形を行なっも差支えない
。図1に例示したとおり水晶振動子Q1およびQ2と、
発振器51または52とを共通の接地接続で使用する場
合には、上記の各構成例のように金属ケース内で共通接
続しておけば、配線基板での配線の複雑化を避けられる
。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、発
振周波数がほぼ等しくカット角が互いに異なる1対のA
Tカット水晶振動子を温度センサとして使うことにより
、熱時定数差に起因する温度検出誤差の発生を避けるこ
とができ、また温度検出用の発振器の消費電力の大幅な
増大を避けることができる。
振周波数がほぼ等しくカット角が互いに異なる1対のA
Tカット水晶振動子を温度センサとして使うことにより
、熱時定数差に起因する温度検出誤差の発生を避けるこ
とができ、また温度検出用の発振器の消費電力の大幅な
増大を避けることができる。
【図1】本発明の実施例のブロック図
【図2】本発明の実施例に使用される水晶振動子対の温
度特性図
度特性図
【図3】(a)は本発明の実施例の水晶振動子の構成例
の側断面図、(b)および(c)は上記水晶振動子の構
成要素の斜視図
の側断面図、(b)および(c)は上記水晶振動子の構
成要素の斜視図
【図4】本発明の実施例の水晶振動子の構成例の側断面
図
図
1,2 振動子片
3〜6 電極
7,17 保持材
8,18 金属ケース
9,10,19,20 端子
11,12,21,22 絶縁部材51,52
発振器 53 カウンタ 54 読出し専用メモリ(ROM)55
ディジタル・アナログ変換器(DAC)56 電
圧制御発振器(VCO)Q1,Q2 水晶振動子
発振器 53 カウンタ 54 読出し専用メモリ(ROM)55
ディジタル・アナログ変換器(DAC)56 電
圧制御発振器(VCO)Q1,Q2 水晶振動子
Claims (3)
- 【請求項1】 制御電圧に応答して発振周波数を変化
させる電圧制御発振器と、該電圧制御発振器の周辺の温
度変化を表わす電気信号を発生する温度検出手段と、該
電気信号に応答して前記電圧制御発振器に対する前記温
度変化の影響を相殺するようなアナログ電圧を前記制御
電圧として前記電圧制御発振器に印加する制御電圧供給
手段とを備える温度補償発振器において、前記温度検出
手段が、互いにほぼ等しい固有振動数と互いに相異なる
カット角とをもつ1対のATカットの水晶振動子と、こ
れら水晶振動子のおのおのの両面にそれぞれ膜状に形成
された電極と、これら電極の部分にて前記水晶振動子を
それぞれ保持する複数の支持部材と、これら支持部材を
保持して前記水晶振動子を収容するケース部材と、前記
水晶振動子を共振回路にそれぞれ接続した第1および第
2の発振器と、これら発振器の発振周波数の差を表わす
電気信号を発してこれにより前記温度変化を表わす周波
数差信号発生回路とを含んでいることを特徴とする温度
補償発振器。 - 【請求項2】 前記周波数差信号発生回路が、前記第
1および第2の発振器の出力パルス数をそれぞれカウン
トアップおよびカウントダウンする可逆カウンタをもち
、かつ前記制御電圧供給手段が、前記制御電圧のとり得
る複数のディジタル値を複数のアドレスにそれぞれ予め
格納してあり前記可逆カウンタの出力に応答して前記複
数のアドレスの1つを選んでそのアドレスに格納された
前記ディジタル値を読出すリードオンリーメモリーと、
そのディジタル値を前記アナログ電圧に変換する変換手
段とをもっている、請求項1記載の温度補償発振器。 - 【請求項3】 固有振動数の対温度変化が互いに異な
る第1および第2の水晶振動子と、これら水晶振動子を
共振回路にそれぞれ接続した第1および第2の発振器と
、これら発振器の発振周波数に応答して前記水晶振動子
の近傍の温度変化を表わす電気信号を発生する手段とを
備える温度検出装置において、前記第1および第2の水
晶振動子が、互いにほぼ等しい固有振動数と互いに相異
なるカット角とをもつ1対のATカットの水晶振動子片
であり、かつ前記電気信号発生手段が、前記第1および
第2の発振器の出力パルスをそれぞれカウントアップお
よびカウントダウンする可逆カウンタをもっていること
を特徴とする温度検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24962991A JP2748740B2 (ja) | 1990-09-28 | 1991-09-27 | 温度補償発振器および温度検出装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26133490 | 1990-09-28 | ||
JP2-261334 | 1990-09-28 | ||
JP24962991A JP2748740B2 (ja) | 1990-09-28 | 1991-09-27 | 温度補償発振器および温度検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04363913A true JPH04363913A (ja) | 1992-12-16 |
JP2748740B2 JP2748740B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=26539401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24962991A Expired - Lifetime JP2748740B2 (ja) | 1990-09-28 | 1991-09-27 | 温度補償発振器および温度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2748740B2 (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7387435B2 (en) | 1999-12-10 | 2008-06-17 | Fujitsu Limited | Temperature sensor |
US7649426B2 (en) | 2006-09-12 | 2010-01-19 | Cts Corporation | Apparatus and method for temperature compensation of crystal oscillators |
JP2012170050A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-09-06 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 発振装置 |
JP2013051676A (ja) * | 2011-08-01 | 2013-03-14 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 水晶発振器 |
JP2014116791A (ja) * | 2012-12-10 | 2014-06-26 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 発振装置 |
JP2014168220A (ja) * | 2013-01-31 | 2014-09-11 | Nippon Dempa Kogyo Co Ltd | 水晶発振器及び発振装置 |
JP2014533015A (ja) * | 2011-10-31 | 2014-12-08 | アンハーモニック ビー.ヴイ.Anharmonic B.V. | 電子発振回路 |
JP2018080921A (ja) * | 2016-11-14 | 2018-05-24 | 日本電波工業株式会社 | 温度検出装置 |
US11070212B2 (en) | 2019-03-05 | 2021-07-20 | Seiko Epson Corporation | Oscillator, electronic apparatus and vehicle |
US11070169B2 (en) | 2019-10-18 | 2021-07-20 | Seiko Epson Corporation | Vibration element and oscillator |
US11115028B2 (en) | 2019-03-05 | 2021-09-07 | Seiko Epson Corporation | Oscillator, electronic apparatus, and vehicle |
US11722098B2 (en) | 2021-03-12 | 2023-08-08 | Seiko Epson Corporation | Vibrator and oscillator |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP24962991A patent/JP2748740B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN109952495A (zh) * | 2016-11-14 | 2019-06-28 | 日本电波工业株式会社 | 温度检测装置 |
US11070212B2 (en) | 2019-03-05 | 2021-07-20 | Seiko Epson Corporation | Oscillator, electronic apparatus and vehicle |
US11115028B2 (en) | 2019-03-05 | 2021-09-07 | Seiko Epson Corporation | Oscillator, electronic apparatus, and vehicle |
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US11722098B2 (en) | 2021-03-12 | 2023-08-08 | Seiko Epson Corporation | Vibrator and oscillator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2748740B2 (ja) | 1998-05-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980120 |