JP2001176458A - 電池ケース用包材 - Google Patents

電池ケース用包材

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JP2001176458A
JP2001176458A JP36259999A JP36259999A JP2001176458A JP 2001176458 A JP2001176458 A JP 2001176458A JP 36259999 A JP36259999 A JP 36259999A JP 36259999 A JP36259999 A JP 36259999A JP 2001176458 A JP2001176458 A JP 2001176458A
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film
battery case
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aluminum foil
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Katsumi Tanaka
克美 田中
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Showa Aluminum Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリプロピレンフィルムを内層材として使用
した電池ケース用包材の、折り曲げ、ヒートシール後に
おいてもクラックの発生が少なく、リーク電圧がほとん
ど生じない電池ケース用包材の提供。 【解決手段】 ポリマー電池用包材が、アルミニウム箔
2の片面に厚さ9〜50ミクロンの二軸延伸ポリエステ
ルフィルムまたは二軸延伸ポリアミドフィルムからなる
外層フィルム1を積層し、他の面の最も外側に0.2〜
10モル%のエチレン含有率であり、厚さが20〜60
ミクロン、かつ複屈折率が0.1〜5.0×10-3の未
延伸ポリプロピレンフィルム3を積層し、包材全体の厚
さが150ミクロン以下であることを特徴とする電池ケ
ース用包材。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0001】本発明は、電子部品、特に携帯電話、ノー
ト型パソコンなどに使用されているポリマー電池などの
リチウムイオン電池や電気二重層コンデンサなどの外層
材、特に固体電解質を用いたポリマー電池のケースとし
て用いた時において内層フィルムがクラックを生ぜず、
リーク電圧がほとんど生じない電池ケース用包材等に関
する。
【0002】
【従来の技術】リチウムイオン二次電池は、ニッケル−
水素電池などの従来の二次電池と比較したとき、体積エ
ネルギー密度、重量エネルギー密度が優れており、携帯
電話、ノート型パソコンなどの携帯用電子通信製品など
の電源として広く採用されている。このリチウムイオン
二次電池の中でも、導電性ポリマーなどの固体電解質を
用いた電池はポリマー電池と呼ばれており、これまでの
PC(プロピレンカーボネート)、DEC(ジエチレン
カーボネート)、EC(エチレンカーボネート)などの
非水電解液を用いたリチウムイオン二次電池と比較して
電池自体を薄くでき、電解液の液漏れなどの危険も少な
く安全性に優れているなどの特徴を有し、現在今後の発
展が有望視されている電池である。
【0003】ポリマー電池などに使用する電池ケース
(包材)としては、ヒートシールにより密封するタイプ
(ヒートシールタイプ)と、金属接合により気密とする
タイプ(金属ケース)の2種類あるが、現状においては
端子の取り出しやすさ、シールの簡単さからヒートシー
ルタイプが主流となりつつある。このヒートシールタイ
プの包材(シーラント)としては次の条件を満足する必
要がある。 金属との接着性:端子金属(ニッケル、アルミニウ
ム、銅)との接着性に優れ、特に端子まわりの密封性が
得れらること。 高温ヒートシール性:夏期に自動車内などに放置さ
れ、90℃前後の高温下になっても密封性を保持できる
こと。 対電解液耐性:ポリマー電池の固体電解質といって
も、電解質と少量の溶剤(PC、DEC、ECなど)を
含有しており、これら電解液により包材の接着力が低下
したり、包材が電解液に溶解し、電解液(固体電解質)
を汚染し、性能の低下をしないこと。
【0004】材料として上記の性能をすべてを満足する
ものはなく、金属(端子)との接着性に優れるポリマー
(シーラント)としてはアイオノマー、エチレン−アク
リレート共重合体(EAA)あるいは不飽和カルボン酸
変性ポリエチレン(変性PE)が用いられる。しかしこ
れらの樹脂は高温ヒートシール性の点でやや不満足であ
った。
【0005】これに対しポリプロピレン、不飽和カルボ
ン酸変性ポリプロピレン(接着性は良好であるがポリプ
ロピレンフィルムに比し高価であるためほとんど使用さ
れていない。)は、対電解液耐性においては優れてお
り、特にポリマー電池の必要とする高温ヒートシール性
の要件をほぼ満足するため、通常ポリプロピレンフィル
ムをアルミニウム箔に貼り合わせた包材が用いられる。
この場合金属(端子)との接着性において問題があった
が、端子面を前処理により樹脂とのぬれ性を改善するた
め端子を接着性樹脂でコートあるいは被覆する方法など
を採用することにより克服し、金属との接着性、高温ヒ
ートシール性及び対電解液耐性に優れ、かつヒートシー
ル可能な電池ケース用包材を提供できることがわかっ
た。しかしこのポリプロピレンフィルムは電池ケースと
して折り曲げ、ヒートシールした後にクラックが発生し
易く、リーク電圧が発生し易いことがわかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、金属との接
着性、高温ヒートシール性及び対電解液耐性に優れてい
るポリプロピレンフィルムを内層材として使用した電池
ケース用包材の、折り曲げ、ヒートシール後においても
クラックの発生が少なく、リーク電圧がほとんど生じな
い電池ケース用包材の開発を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、[1] ポリ
マー電池用包材が、アルミニウム箔の片面に厚さ9〜5
0ミクロンの二軸延伸ポリエステルフィルムまたは二軸
延伸ポリアミドフィルムを積層し、他の面の最も外側に
未延伸ポリプロピレンフィルムを積層し、包材全体の厚
さが150ミクロン以下であることを特徴とする電池ケ
ース用包材、[2] 前記未延伸ポリプロピレンフィル
ムが、0.2〜10モル%のエチレン含有率であり、厚
さが20〜60ミクロン、かつ複屈折率が0.1×10
-3〜5.0×10-3のフィルムを用いた上記[1]に記
載の電池ケース用包材、[3] 二軸延伸ポリアミドフ
ィルムまたは二軸延伸ポリアミドフィルムの、引張試験
(試料幅15mm、評点間距離50mm、引張速度10
0mm/min.)における4方向(0°、45°、9
0°、135°)の破断までの引張強さが150N/m
2 以上、かつ4方向の破断伸びが80%以上であるフ
ィルムを用いた上記[1]に記載の電池ケース用包材、
[4] アルミニウム箔として、純アルミニウム系また
はアルミニウム−鉄系合金で、厚さが20〜80ミクロ
ンのO材のアルミニウム箔を用いた上記[1]に記載の
電池ケース用包材、及び[5] 各層のアルミニウム箔
及びそれぞれの樹脂フィルムが、それぞれウレタン系接
着剤によりドライラミネートされた上記[1]に記載の
電池ケース用包材、を開発することにより上記の目的を
達成した。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明において電池ケース用包材
とは、電池ケース用包材としてはもちろん、電気二重層
コンデンサなどの外層材として使用できる電池ケース、
コンデンサケースなどのヒートシールにより成形するケ
ース用包材を含むものである。以下説明の都合上ポリマ
ー電池ケース用包材を説明するがこれに限定されるもの
ではない。本発明においてポリマー電池とは、導電性高
分子を固体電解質として使用した薄型リチウムイオン二
次電池を意味し、ポリマー電池用包材とはポリマー電池
の中でも複合アルミニウム箔を電池ケースとし、ポリマ
ー電池のケースのシールをヒートシールにより行うタイ
プの包材を意味する。
【0009】一般的に、本発明の電池ケース用包材はア
ルミニウム箔の片面に厚さ9〜50ミクロンのPETフ
ィルムまたはONフィルムを積層し、他の面の最も外側
にCPPフィルムを積層し、包材全体の厚さが150ミ
クロン以下のものを使用する。このポリマー電池用包材
に使用するアルミニウム箔としては、電池のサイズ、使
用目的などにより変わるが、通常は厚さ約20〜約80
ミクロン程度の純アルミニウム系(1N30など)また
はアルミニウム−鉄系合金系のアルミニウム箔が使用さ
れる。該アルミニウム箔は調質としてはO材(熱処理
済、軟質)を使用する。また各種フィルムとのラミネー
トのために、コロナ放電処理、カップリング剤処理など
の前処理を組み合わせてアルミニウム箔の接着性を改善
することなどを行ってもよい。
【0010】一般的に、本発明の電池ケース用包材はア
ルミニウム箔の片面に積層するPETフィルムまたはO
Nフィルムは厚さ9〜50ミクロンのもので、引張試験
(試料幅15mm、評点間距離50mm、引張速度10
0mm/min)における4方向(引張方向に対して0
°、45°、90°及び135°の方向)の破断までの
引張強さが150N/mm2 以上、かつ4方向の伸びが
80%以上というフィルム、すなわち機械的性質に方向
性がないことが好ましい。フィルムに方向性があるとク
ラックが生じ易い。フィルムとして9ミクロンより薄い
時は破れ易くなり、外層材としての強度が不十分にな
る。また50ミクロンより厚い時は必要とする強度以上
の厚さになり、また包材の厚さを厚くするため電池とし
てできるだけ薄い形状が望ましいにもかかわらず不必要
な厚さの包材を使用することになるので避けるべきであ
る。なお通常は不要であるが必要であればアルミニウム
箔と上記二軸延伸フィルムの間には他のプラスチックフ
ィルムなどを挟持してもよい。また強度が150N/m
2 を下回る時はフィルムを厚くすることが必要となり
好ましくない。
【0011】アルミニウム箔の上記二軸延伸フィルムを
貼付した他の面の最も外側にCPPフィルムを積層す
る。このCPPフィルムは厚さが20〜60ミクロン、
エチレン含有率が0.2〜10モル%、複屈折率が0.
1×10-3〜5.0×10-3の範囲の無延伸ポリプロピ
レンフィルムである。特に好ましくはランダムポリプロ
ピレンである時は、エチレン含有率が0.2〜5モル
%、ブロックポリプロピレンである時のエチレン含有率
は0.2〜9モル%の樹脂であることが好ましい。ラン
ダムであってもブロックであってもエチレン含有率が
0.2モル%未満の時はCPPのクラックの発生防止に
は不十分である。一方エチレン含有率が10モル%を超
える量含有する時は耐熱性等が低下するため好ましくな
い。
【0012】内部構造に方向性を持つ際に複屈折率が現
れる。したがってこの複屈折率現象を利用して透明なプ
ラスチック成形品の残留内部応力や分子配向の分布状態
を偏光ヒズミ計などを用いて測定することができる。該
ポリプロピレンフィルムは無延伸フィルムであり、その
分子配列状態を複屈折率として0.1×10-3未満のも
のは生産が困難であり、また複屈折率が5.0×10-3
を超える時は、エチレン含有率が本発明の規定する範囲
内であってもかなり配向(結晶化)が進んでおり、折り
曲げ、ヒートシール時にクラックが発生し易くなる。本
発明のフィルムの複屈折率がこのように小さいことは、
分子配向(あるいは結晶化度)が小さいことを意味して
おり、厳しい成形加工(折り曲げ)を受けてもCPPの
部分的な配向が生じにくく(残留応力が残りにくく)、
シール時のヒートショックを受けてもクラックが発生し
にくいものと考えられる。
【0013】また該CPPフィルムの厚さは、薄くなり
過ぎるとヒートシールが困難になるため少なくとも20
ミクロンが必要である。しかし強度的にもまたヒートシ
ールの性能も60ミクロンを超えてもさほど全体的に必
要な性能向上がない上、できるかぎり薄くしたい包材の
厚さを厚くするだけであるのでメリットがないので避け
るべきである。なお上記CPPフィルムとアルミニウム
箔は直接積層してもあるいはその間に他の樹脂のフィル
ムを挟持積層しても構わないが、高温ヒートシール性及
び対電解液耐性を確保するためにアルミニウム箔の他の
面(二軸延伸フィルムを積層した反対面)の最外層にラ
ミネートされることが必要である。
【0014】これらの二軸延伸フィルムなどのフィルム
類(これ以外のフィルムも含む)並びにアルミニウム箔
はドライラミネート接着剤を用いて接着されることが好
ましい。なおCPPはヒートラミネートであってもよい
が、ドライラミネートされたものが好ましい。このため
の接着剤としては、ウレタン系、エステル系などのドラ
イラミネート接着剤が使用できるが、ウレタン系接着剤
がフィルム類の選択性がないこと及び接着強度が高いこ
とから好ましい接着剤である。
【0015】また端子とフィルム等との接着性を高める
ため、金属(端子)との接着性が優れ、高温ヒートシー
ル性、対電解液耐性を満足するものとして酸変性ポリプ
ロピレン(マレイン化PP)を使用してもよい。端子の
接着部のヒートシール密封性を高めるために、端子に直
接、またはラミネートするCPPフィルム面に、分散タ
イプのマレイン化PPをコーティングすることがある。
コーティング剤として例えばトルエン中にマレイン化P
P粒子(3〜5ミクロン)を固形分濃度15〜30重量
%、コーティングし易さからは好ましくは17〜25重
量%くらいのディスパージョンを用いることが良い。コ
ーティング方法としては特に限定する必要はないが、グ
ラビヤコート、ロールコートなどで行う。塗布量として
は、乾燥時のマレイン化PPとして2〜10g/m2
好ましくは3〜7g/m2 位を塗布する。乾燥の条件と
しては180〜300℃、5〜30秒程度で良い。
【0016】本発明の電池ケース用包材としては、ドラ
イラミネートは、例えばウレタン系の接着剤を3〜4g
/m2 を塗布し、通常の条件で処理したものを用いるこ
とができる。樹脂の種類、強度、厚みなどは目的に応
じ、随時変更してもよい。上記のようにして得られた電
池ケース用包材に、正極及び負極の電極、固体電解質及
び電極からの端子を内装し、端子を含めて包材をヒート
シールする。ヒートシールの安定性を確保する目的で、
マレイン化PP粒子にポリエチレン粒子をブレンドし、
ヒートシール温度を低め、150〜250℃とすること
も可能である。
【0017】具体的なポリマー電池包材のヒートシール
部分の構成の1例を示せば図1に示すようなものにな
る。すなわち、固体電解質を含むリチウムイオン二次電
池は、外側から外層フィルム1、アルミニウム箔2、C
PPフィルム3の順に被覆され、その内部に固体電解質
6を挟んで陽極端子4と接続した陽極(アルミニウム
箔)5、負極(銅板)5’から構成されており、その端
部はヒートシール上型7及び下型7’によりシールされ
るようになっている。本発明のシール部分に未延伸のC
PPフィルムを含んだ複合アルミニウム箔を使用してい
るため、高温ヒートシール性、対電解液耐性、シール部
分の接着強度(密封強度)、接着の経時変化による強度
の低下がなく長期間安全に使用できる。
【0018】
【実施例】(実施例1〜3、比較例1〜2)アルミニウ
ム箔として厚さ40ミクロンのアルミニウム−鉄合金
(AA規格8079)を用い、ON(25)/Al(4
0)/CPP(40)及びPET(16)/Al(4
0)/PET(16)/CPP(40)(ただし括弧内
はそれぞれの層のμmで示した厚さ)の2種類の構成か
らなる電池ケース用包材を作成した。使用した二軸延伸
フィルムの物性値を表1に、CPPフィルムの物性値を
表2に、包材の構成を表3に示す。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】[評価方法] 成形性の評価方法 上記の電池ケース用包材を100mm×170mmのブ
ランク形状にして、成形高さフリーのストレート金型に
て深絞り成形を行い、それぞれの成形高さにより成形性
を比較した。使用した金型のポンチ形状は、長辺=60
mm、短辺=45mm、コーナーR=2mm、ポンチ肩
R=0.5mm、ダイス肩R=1mmのものを用いた。
評価基準として、成形高さが6mm以上=◎、4〜6m
m=○、2〜4mm=△、2mm未満=×とした。結果
を表4に示す。 CPP割れ状態の評価方法 上記材料を用いて作成した成形品を肩R=1mmの金型
を用い90°曲げを行った。ヒートシール後にシール部
近傍の内面CPPフィルムをサンプリングし、SEM観
察してフィルムの割れの状態を評価した。評価基準とし
て、割れがないとき=◎、幅が10μm以下、長さが1
00μm以下の割れが発生している時=○、幅が10μ
m以上または長さが100μm以上の割れが発生してい
る時=×とした。結果を表4に示す。
【0023】
【表4】
【0024】
【発明の効果】エチレン含有率0.2〜10モル%、複
屈折率が0.1×10-3〜5×10-3である耐衝撃性の
良好で結晶化度の低いCPPフィルムを包材の最内層に
積層した電池ケース用包材を用いる時は、電池ケースと
して折り曲げ加工し、ヒートシールした後においてもC
PPフィルム層に割れがほとんど発生せず、この結果リ
ーク電圧がほとんど発生しない電池ケース用包材が提供
できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電池ケース用包材を使用した一つの層
構成を示す電池の断面図。
【符号の説明】
1 外層フィルム 2 アルミニウム箔 3 CPPフィルム 4 端子 5 極板(+:Al) 5’ 極板(ー:Cu) 6 固体電解質 7 ヒートシール上型 7’ ヒートシール下型
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年1月17日(2000.1.1
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリマー電池用包材が、アルミニウム箔
    の片面に厚さ9〜50ミクロンの二軸延伸ポリエステル
    フィルムまたは二軸延伸ポリアミドフィルムを積層し、
    他の面の最も外側に未延伸ポリプロピレンフィルムを積
    層し、包材全体の厚さが150ミクロン以下であること
    を特徴とする電池ケース用包材。
  2. 【請求項2】 前記未延伸ポリプロピレンフィルムが、
    0.2〜10-3モル%のエチレン含有率であり、厚さが
    20〜60ミクロン、かつ複屈折率が0.1×10-3
    5.0×10-3のフィルムを用いた請求項1に記載の電
    池ケース用包材。
  3. 【請求項3】 二軸延伸ポリアミドフィルムまたは二軸
    延伸ポリアミドフィルムの、引張試験(試料幅15m
    m、評点間距離50mm、引張速度100mm/mi
    n.)における4方向(0°、45°、90°、135
    °)の破断までの引張強さが150N/mm2 以上、か
    つ4方向の破断伸びが80%以上であるフィルムを用い
    た請求項1に記載の電池ケース用包材。
  4. 【請求項4】 アルミニウム箔として、純アルミニウム
    系またはアルミニウム−鉄系合金で、厚さが20〜80
    ミクロンのO材のアルミニウム箔を用いた請求項1に記
    載の電池ケース用包材。
  5. 【請求項5】 各層のアルミニウム箔及びそれぞれの樹
    脂フィルムが、それぞれウレタン系接着剤によりドライ
    ラミネートされた請求項1に記載の電池ケース用包材。
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