JP2001175692A - プレハブ建物用cadシステム - Google Patents

プレハブ建物用cadシステム

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JP2001175692A
JP2001175692A JP35439399A JP35439399A JP2001175692A JP 2001175692 A JP2001175692 A JP 2001175692A JP 35439399 A JP35439399 A JP 35439399A JP 35439399 A JP35439399 A JP 35439399A JP 2001175692 A JP2001175692 A JP 2001175692A
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fitting
cad system
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Kenichi Kokubu
謙一 國分
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Abstract

(57)【要約】 【課題】建具を選択するにあたり、建具の取扱が容易に
調べることができるようになるプレハブ建物用CADシ
ステムの提供。 【解決手段】プレハブ建物の設計作業を支援するプレハ
ブ建物用CADシステム1に設けられた部品情報蓄積手
段31に蓄積された情報から、建具の情報を抽出する建具
情報抽出手段24と、この建具情報抽出手段24が抽出した
建具の情報から、当該建具について工場で組み付けられ
るか否かを示す建具部品表12〜15を作成する表作成手段
25とを設け、プレハブ建物の設計作業において、建具の
選択を行う際に、建具部品表12〜15を参照しながら設計
者が建具の選択を行うようにし、建具の取扱についての
調査を容易にし、設計作業が迅速に行えるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工場で製造された
複数の部品が建築現場で組み合わされて構築されるプレ
ハブ建物を設計する際に、当該設計作業を支援するプレ
ハブ建物用CADシステムに関する。
【0002】
【背景技術】従来より、建物の構造を含んむ各部位を、
輸送容易な大きさの部品に分割し、各部品を工場で製造
することにより、工業化率を高めて建設現場での工期短
縮を図ったプレハブ建物が利用されている。このような
プレハブ建物は、エンジニアの設計により作成された図
面に基づいて各部品が製造され、建設現場での作業も図
面にもと図いて行われる。ここで、設計業務の迅速化を
図るために、設計作業を支援する設計用CAD装置が利
用されている(特開平10−171858号等公報参照)。プレ
ハブ建物の設計は、通常の建物と同様に、顧客の要望を
反映させた図面を作成することである。完成した設計図
は、構造的な検査を行う検査工程および建物の工事金額
を算出する積算工程を経て、顧客に提示され、顧客の承
認を得た後、部品を製造する工場や、建物を施工する建
設会社に引き渡される。
【0003】一方、プレハブ建物としては、床および壁
を形成する床パネルおよび壁パネルを工場で製造し、こ
れらの床パネルおよび壁パネルを建築現場で組み合わせ
るパネル式のものが利用されている。このようなパネル
式プレハブ建物でも、建物を構成する部品として、アル
ミサッシ等の建具を利用している。ここで、アルミサッ
シ等の建具は、その部品であるガラスの種類、あるい
は、その寸法により、壁パネルを製造する際に、工場で
壁パネルに取り付けられるものと、工場では取り付けで
きず、工場から発送して建築現場で取り付けるものとが
ある。このため、パネル式のプレハブ建物を設計するに
あたり、建具を工場で壁パネルに取り付けるか否かにつ
いて判断し、建具の取扱について、その旨を図面に明記
し、工場取付の建具は、工場で確実に壁パネルに取り付
けられるように、現場取付の建具は、工場から建築現場
へ単体で発送されるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなパネル式の
プレハブ建物では、その設計を行うにあたり、CADシ
ステムを利用しても、建具の選択は、設計を行う設計者
が行うものとなっており、設計者が建具の選択を誤る
と、設計段階では、工場取付の建具を選択したつもりで
も、実際は、現場取付の建具である等の不具合が生じ
る。このため、従来のCADシステムでは、建具を選択
するにあたり、建具毎に上記の取扱を調べる必要がある
ので、設計作業が煩雑でるという問題がある。
【0005】本発明の目的は、建具を選択するにあた
り、建具の取扱が容易に調べることができるようになる
プレハブ建物用CADシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、図面をも参照
して説明すると、工場で製造された複数の部品が建築現
場で組み合わされて構築されるプレハブ建物を設計する
にあたり、当該設計作業を支援するプレハブ建物用CA
Dシステム1であって、前記プレハブ建物に採用される
各部品についての情報が蓄積された部品情報蓄積手段31
と、この部品情報蓄積手段31に情報が蓄積されている部
品のうち、建具の情報を抽出する建具情報抽出手段24
と、この建具情報抽出手段24が抽出した建具の情報か
ら、当該建具について工場で組み付けられるか否かを示
す建具部品表12〜15を作成する表作成手段25とを備えて
いることを特徴とする。このような本発明では、プレハ
ブ建物の設計作業において、建具の選択を行うにあた
り、CADシステム1により建具部品表12〜15を作成す
れば、この建具部品表12〜15を参照しながら設計者が建
具の選択を行うようになり、建具の選択に誤りがなくな
るとともに、建具の取扱についての調査が容易となり、
設計作業が従来よりも迅速に行えるようになる。
【0007】以上において、前記建具は、設けられるガ
ラスの種類や寸法の異なるものが各種用意され、前記建
具部品表12〜15は、横方向に配列される列毎に種類の異
なるガラスの欄が設定されるとともに、縦方向に配列さ
れる行毎に異なる寸法の欄が設定されたマトリックス形
式となっていることが望ましい。このようなマトリック
ス形式の建具部品表12〜15を採用すれば、すべての種類
の建具について、工場取付けのもの、あるいは、建築現
場取付けのものであることを示すことができるうえ、設
計にあたり、設置すべき建具が工場取付けのものである
か否かが容易に把握できるようになる。
【0008】また、前記建具情報抽出手段24は、各部品
に付与された部品名称から当該部品が建具であることを
判別し、建具の情報を抽出するものとするのが好まし
い。このようにすれば、部品情報蓄積手段31に蓄積され
た部品が、番号や記号から構成されるコードで特定され
るようになっていても、建具部品表12〜15に表示される
建具の名称については、第三者にとってもおおよその意
味が理解できる文字からなる名称で表記されるようにな
るので、この点からも、設置すべき建具のコードを調べ
なくとも、建具の取扱についての調査が行え、この点か
らも、設計作業が従来よりも迅速に行えるようになる。
【0009】さらに、前記表作成手段25は、建具に付与
された名称に基づいて種類毎に建具を分類する建具分類
手段26を備えるとともに、建具の分類毎に建具部品表12
〜15を作成するものであることが望ましい。このように
すれば、建具の分類毎に建具部品表12〜15が作成される
ので、設置可能な建具の種類が多くとも、建具の取扱に
ついての調査が容易に行え、設計作業が従来よりも迅速
に行えるようになる。
【0010】また、前記建具部品表12〜15は、その建具
について工場で組み付けられるか否かを示すとともに、
部品としての胴縁のみが工場で組み付けられるか否かを
示すものとなっていることが好ましい。このようにすれ
ば、建具本体は工場で取り付けできないが、胴縁は工場
で取付可能な建具について、工場で胴縁を取り付けるよ
うに設定することができ、これにより、建築現場での作
業が軽減され、建築工期の短縮が図れる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図1には、本実施形態のプレハ
ブ建物用CADシステム1が示されている。このCAD
システム1は、複数のパネルを組み合わせて構築される
プレハブ建物である住宅の設計作業を支援するシステム
である。CADシステム1は、各種の処理を行うCPU
等の演算装置2と、ハードディスク装置等の記憶装置3
と、図面等を印刷するための印刷装置4と、オペレータ
の操作のためのディスプレイ5やキーボード6等からな
るマン−マシンインターフェイスとを含んで構成されて
いる。
【0012】演算装置2は、各種のソフトウェアがイン
ストールされ、これらのソフトウェアを並列処理するマ
ルチタスク機能を有するものである。この演算装置2に
は、当該演算装置2内におけるデータの入出力をコント
ロールする情報管理手段21と、所望のプレハブ建物一棟
の平面図を作成するための平面図設計手段22と、プレハ
ブ建物を構成する部品である建具に関する情報を取り扱
う建具情報処理手段23とが、ソフトウェアにより構築さ
れている。一方、記憶装置3には、壁パネル、床パネ
ル、建具およびバルコニ等の部品に関する部品データが
蓄積されている部品情報蓄積手段31と、設計が完了した
平面図を構成するデータファイルを記憶する平面図情報
記憶手段32とが設けられている。
【0013】ここで、演算装置2の平面図設計手段22
は、所望のプレハブ建物を形成する部品の種類と位置と
を特定する図面データをオペレータに入力させることに
より、一棟分の平面図を構成する図面データを収納する
データファイルを作成するものである。また、演算装置
2の建具情報処理手段23には、記憶装置3の部品情報蓄
積手段31に情報が蓄積されている部品のうち、建具の情
報を抽出する建具情報抽出手段24と、この建具情報抽出
手段24が抽出した建具の情報から、当該建具について工
場で組み付けられるか否かを示す建具部品表を作成する
表作成手段25とが設けられている。なお、部品情報蓄積
手段31に情報が蓄積されている建具としては、設けられ
るガラスの種類や寸法の異なるものが各種用意されてい
る。
【0014】このうち、建具情報抽出手段24は、部品情
報蓄積手段31に蓄積された情報において、各部品に付与
された部品名称から当該部品が建具であることを判別し
て、建具の情報を抽出するものである。また、表作成手
段25は、建具に付与された名称に基づいて種類毎に建具
を分類する建具分類手段である建具分類部26と、建具分
類部26が分類した情報の配列や罫線の生成を行う表作成
部27とが設けられている。そして、建具分類部26は、各
建具について工場で組み付けられるものと、そうでない
ものとを分類するとともに、胴縁が工場で組み付けられ
ると、そうでないものをも分類する機能を有するものと
なっている。表作成部27は、横方向に配列される列毎に
種類の異なるガラスの欄が設定されるとともに、縦方向
に配列される行毎に異なる寸法の欄が設定されたマトリ
ックス形式の建具部品表を作成する機能を有するものと
なっている。
【0015】図2ないし図5には、本実施形態のプレハ
ブ建物用CADシステム1が作成した代表的な建具部品
表12〜15が示されている。建具部品表12は、勝手口の扉
を備えた勝手口サッシについてのものである。図2に示
されるように、建具部品表12は、縦横に配列される行と
列とを有するマトリックス形式のものである。建具部品
表12の横方向に配列される列には、それぞれ種類の異な
るガラスの欄が設定されている。ガラスは、大まかに分
類すると単層、複数および防火用の3種類が用意され、
さらに細かく分類すると厚さや構造等の相違により合計
26種類のものが用意されている。
【0016】例えば、単層のものとしては、3mm厚のみ
がきガラス、5mm厚のみがきガラス、6.8mm網入りみ
がきガラス、3mm厚の型ガラス、および、6.8mm網入
り型ガラスの5種類が用意されている。なお、図におい
て、3mm厚のみがきガラス、5mm厚のみがきガラス、
6.8mm網入りみがきガラス、3mm厚の型ガラス、およ
び、6.8mm網入り型ガラスは、それぞれ「3」、
「5」、「Mc」、「K」および「Kc」という記号で
表記されている。また、図において、複層ガラスの場合
は、3mm厚のみがきガラスについては、「P」と表記さ
れ、それ以外のものは「P」が前記記号の前に付されて
いる。さらに、高断熱ガラスおよび光遮音ガラスの場合
は、それぞれ末尾に「L」および「S」が付され、防火
ガラスの場合は、「B」が頭に付されている。
【0017】一方、勝手口の扉としては、構造の異なる
6種類のものが用意され、勝手口サッシは、扉の種類に
応じて6種類が部品として用意されている。すなわち、
ガラス框扉を備えたもの、格子付のガラス框扉を備えた
もの、プリーツ網戸とガラス框扉とを備えたもの、プリ
ーツ網戸と格子付ガラス框扉とを備えたもの、一対のガ
ラス框が上下に連動して開閉する扉を備えたもの、およ
び、一対のガラス框が上下に連動して開閉する格子付の
扉を備えたものの6種類が用意されている。ここで、建
具部品表12の縦方向には、6種類の勝手口サッシ毎に区
分けされた欄12A 〜12F が設けられている。欄12A 〜12
F の各々は、縦方向に配列された行により細分され、こ
れらの行は、それぞれ異なる寸法の欄に設定されてい
る。換言すれば、欄12A 〜12F には、縦方向に配列され
た行毎に異なる寸法の欄が設定されている。ここで、寸
法を表す4桁数字は、上二桁がおおよその幅寸法を表
し、下二桁がおおよその高さ寸法を表すものである。例
えば、「0716」は、幅がおおよそ700mm、高さが
おおよそ1600mmの寸法を示すものである。これらの
数字の末尾に付される「R」および「L」は、それぞれ
右勝手の扉および左勝手の扉を示すものである。
【0018】このような建具部品表12は、行と列との交
差部分に記された記号で、当該交差部分が示すサッシの
取扱を表示するようになっている。「●」は、その交差
部分が示すサッシの取付作業が工場で行われることを示
すものである。例えば、単層6.8mm網入りみがきガラ
スと、単なるガラス框扉とが設けられたサッシであっ
て、幅が約700mm、高さが1800mmのものは、欄12
A の交差部分12G に示される記号「●」により、取付作
業が工場で行われることが示されている。
【0019】「◎」は、その交差部分が示すサッシの部
品である胴縁の取付作業が工場で行われることを示すも
のである。すなわち、胴縁は、外壁材を壁パネルに取り
付けるための部品であり、「◎」は、所定の条件により
外装材が取り付けられない場合に、先に工場で胴縁を取
り付けても、建築現場におけるサッシの取付に何ら支障
のないものを示す。例えば、単層6.8mm網入り型ガラ
スと、単なるガラス框扉とが設けられたサッシであっ
て、幅が約700mm、高さが2100mmのものは、欄12
A の交差部分12H に示される記号「◎」により、その胴
縁の取付作業が工場で行われることが示されている。
【0020】「○」は、その交差部分が示すサッシの取
付作業が建築現場で行われることを示すものである。例
えば、複層6.8mm網入りみがきガラスと単なるガラス
框扉とが設けられたサッシであって、幅が約700mm、
高さが1800mmのものは、欄12A の交差部分12I に示
される記号「○」により、取付作業が建築現場で行われ
ることが示されている。上述の記号のいずれもが記載さ
れていない空欄は、その交差部分が示すサッシが部品と
して存在していないことを示すようになっている。
【0021】図3ないし図5の各々に示される建具部品
表13〜15は、それぞれ片入勝手口サッシ、狭小勝手口サ
ッシおよび引違いサッシに関するものである。これらの
建具部品表13〜15の構成および見方は、建具部品表12と
同様なので、詳細な説明は省略する。
【0022】このような本実施形態では、プレハブ建物
の設計作業において建具の入力を行うにあたり、予め、
建具部品表を作成しておく。そして、入力する部品とし
て所定の建具を選択した後に、建具部品表を参照し、当
該建具についての取扱を調べ、支障がなければ、選択し
た建具の入力操作を行い、当該建具の種類と位置とを確
定し、当該入力操作を完了させる。
【0023】このような本実施形態によれば、以下のよ
うな効果がある。すなわち、プレハブ建物を設計するた
めのCADシステム1に、部品情報蓄積手段31の情報か
ら、建具の情報を抽出する建具情報抽出手段24と、この
建具情報抽出手段24が抽出した建具の情報から、当該建
具について工場で組み付けられるか否かを示す建具部品
表を作成する表作成手段25とを設け、プレハブ建物の設
計作業において、建具の選択を行うにあたり、CADシ
ステム1により建具部品表を自動的に作成するようにし
たので、作成された建具部品表を参照しながら設計者が
建具の選択を行うようになり、建具の選択に誤りがなく
なるとともに、建具の取扱についての調査が容易とな
り、設計作業を従来よりも迅速に行うことができる。
【0024】また、横方向に配列される列毎に種類の異
なるガラスの欄が設定されるとともに、縦方向に配列さ
れる行毎に異なる寸法の欄が設定されたマトリックス形
式となっている建具部品表を採用したので、すべての種
類の建具について、工場取付けのもの、あるいは、建築
現場取付けのものであることを示すことができるうえ、
設計にあたり、設置すべき建具が工場取付けのものであ
るか否かが容易に把握できる。
【0025】さらに、各部品に付与された部品名称から
当該部品が建具であることを判別して、建具の情報を抽
出する建具情報抽出手段24を採用したので、部品情報蓄
積手段31に蓄積された部品が、番号や記号から構成され
るコードで特定されるようになっていても、建具部品表
に表示される建具の名称については、第三者にとっても
おおよその意味が理解できる文字からなる名称で表記さ
れるようになり、この点からも、設置すべき建具のコー
ドを調べなくとも、建具の取扱についての調査が行え、
この点からも、設計作業を従来よりも迅速に行うことが
できる。
【0026】また、表作成手段25に、建具に付与された
名称に基づいて種類毎に建具を分類する建具分類部26を
設け、建具の分類毎に建具部品表を作成するようにした
ので、設置可能な建具の種類が多くとも、建具の取扱に
ついての調査が容易に行え、設計作業を従来よりも迅速
に行うことができる。
【0027】また、建具について工場で組み付けられる
か否かを示すとともに、部品としての胴縁のみが工場で
組み付けられるか否かを示す前記建具部品表を採用した
ので、建具本体は工場で取り付けできないが、胴縁は工
場で取付可能な建具について、工場で胴縁を取り付ける
ように設定することができ、これにより、建築現場での
作業が軽減され、建築工期の短縮を図ることができる。
【0028】なお、本発明は、前記実施形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成で
もよく、以下に示すような変形なども含むものである。
すなわち、サッシの取扱を示す記号としては、「●」、
「◎」および「○」に限らず、「△」、「□」および
「☆」等、他の記号でもよく、あるいは、数字やアルフ
ァベットでもよく、要するに、サッシの取扱の区別が容
易かつ明確に理解できるものであればよい。また、プレ
ハブ建物としては、パネル式のプレハブ建物に限らず、
箱状に形成された建物ユニットが複数組み合わされた、
いわゆるカプセル工法によるユニット式のプレハブ建物
や、2×4(ツー・バイ・フォー)等の軸組式のプレハ
ブ建物でもよい。
【0029】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の請求項1
に記載の発明によれば、プレハブ建物の設計作業におい
て、建具の選択を行うにあたり、CADシステムにより
建具部品表を作成すれば、この建具部品表を参照しなが
ら設計者が建具の選択を行うようになり、建具の選択に
誤りがなくなるとともに、建具の取扱についての調査が
容易となり、設計作業が従来よりも迅速に行えるように
なる。
【0030】また、本発明の請求項2に記載の発明によ
れば、すべての種類の建具について、工場取付けのも
の、あるいは、建築現場取付けのものであることを示す
ことができるうえ、設計にあたり、設置すべき建具が工
場取付けのものであるか否かを容易に把握することがで
きる。
【0031】さらに、本発明の請求項3に記載の発明に
よれば、部品情報蓄積手段に蓄積された部品が、番号や
記号から構成されるコードで特定されるようになってい
ても、建具部品表に表示される建具の名称については、
第三者にとっても意味が理解できる文字からなる名称で
表記されるようになるので、この点からも、設置すべき
建具のコードを調べなくとも、建具の取扱についての調
査が行え、この点からも、設計作業を従来よりも迅速に
行うことができる。
【0032】また、本発明の請求項4に記載の発明によ
れば、建具の分類毎に建具部品表が作成されるので、設
置可能な建具の種類が多くとも、建具の取扱についての
調査が容易に行え、設計作業を従来よりも迅速に行うこ
とができる。
【0033】さらに、本発明の請求項5に記載の発明に
よれば、建具本体は工場で取り付けできないが、胴縁が
工場で取付可能な建具について、工場で胴縁を取り付け
るように設定することができ、これにより、建築現場で
の作業が軽減され、建築工期の短縮を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図。
【図2】前記実施形態で作成した勝手口サッシに係る建
具部品表を示す図。
【図3】前記実施形態で作成した片入勝手口サッシに係
る建具部品表を示す図。
【図4】前記実施形態で作成した狭小勝手口サッシに係
る建具部品表を示す図。
【図5】前記実施形態で作成した引違いサッシに係る建
具部品表を示す図。
【符号の説明】
1 プレハブ建物用CADシステム 12〜15 建具部品表 24 建具情報抽出手段 25 表作成手段 26 建具分類手段である建具分類部 31 部品情報蓄積手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】工場で製造された複数の部品が建築現場で
    組み合わされて構築されるプレハブ建物を設計するにあ
    たり、当該設計作業を支援するプレハブ建物用CADシ
    ステムであって、 前記プレハブ建物に採用される各部品についての情報が
    蓄積された部品情報蓄積手段と、 この部品情報蓄積手段に情報が蓄積されている部品のう
    ち、建具の情報を抽出する建具情報抽出手段と、 この建具情報抽出手段が抽出した建具の情報から、当該
    建具について工場で組み付けられるか否かを示す建具部
    品表を作成する表作成手段と、を備えていることを特徴
    とするプレハブ建物用CADシステム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のプレハブ建物用CADシ
    ステムにおいて、前記建具は、設けられるガラスの種類
    や寸法の異なるものが各種用意され、前記建具部品表
    は、横方向に配列される列毎に種類の異なるガラスの欄
    が設定されるとともに、縦方向に配列される行毎に異な
    る寸法の欄が設定されたマトリックス形式となっている
    ことを特徴とするプレハブ建物用CADシステム。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載のプレハブ
    建物用CADシステムにおいて、前記建具情報抽出手段
    は、各部品に付与された部品名称から当該部品が建具で
    あることを判別して、建具の情報を抽出するものである
    ことを特徴とするプレハブ建物用CADシステム。
  4. 【請求項4】請求項1ないし請求項3のいずれかに記載
    のプレハブ建物用CADシステムにおいて、前記表作成
    手段は、建具に付与された名称に基づいて種類毎に建具
    を分類する建具分類手段を備えるとともに、建具の分類
    毎に建具部品表を作成するものであることを特徴とする
    プレハブ建物用CADシステム。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれかに記載
    のプレハブ建物用CADシステムにおいて、前記建具部
    品表は、その建具について工場で組み付けられるか否か
    を示すとともに、部品としての胴縁のみが工場で組み付
    けられるか否かを示すものとなっていることを特徴とす
    るプレハブ建物用CADシステム。
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JP2020113093A (ja) * 2019-01-15 2020-07-27 積水ハウス株式会社 設計支援装置、設計支援システム及び設計支援プログラム
CN113326546A (zh) * 2021-05-27 2021-08-31 中机中联工程有限公司 一种基于cad平面图中门窗编码生成立面图及明细表的方法

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