JP2001174520A - 半導体集積回路およびその出力遅延測定方法 - Google Patents

半導体集積回路およびその出力遅延測定方法

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JP2001174520A
JP2001174520A JP36412999A JP36412999A JP2001174520A JP 2001174520 A JP2001174520 A JP 2001174520A JP 36412999 A JP36412999 A JP 36412999A JP 36412999 A JP36412999 A JP 36412999A JP 2001174520 A JP2001174520 A JP 2001174520A
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Hideaki Fujizoe
秀秋 藤添
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出力回路の無負荷時の遅延時間を精度よく測定
する。 【解決手段】テスト回路5を搭載したLSIチップ1を
用いて、開閉スイッチ19を閉として、出力回路4のフ
リップフロップ11から第1のコンパレータ26までの
第1の遅延時間taおよびフリップフロップ11から第
2のコンパレータ28までの第2の遅延時間tb1を測
定し、次に、開閉スイッチ19を開としてフリップフロ
ップ11から第2のコンパレータ19までの第3の遅延
時間tb2を測定する。測定結果から、配線容量23,
ピン入力容量29からなる寄生容量による遅延時間の増
分dt=(tb1−tb2)を算出し、さらに無負荷時
の出力回路4の遅延時間t0=(ta−dt)を求める

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路お
よびその出力遅延測定方法に関し、特にLSIの出力回
路部分の遅延時間を測定するためのテスト回路を搭載し
た半導体集積回路およびその出力遅延測定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】大規模半導体集積回路(LSI)の出力
回路部の遅延時間の測定には、従来からLSIテスター
を用いて出力端子の遅延時間の測定が行われてきたが、
LSIテスタのピン入力容量やテストボードの配線寄生
容量に起因する負荷容量が大きいために、小負荷容量も
しくは無負荷での遅延時間を直接に測定することができ
ないという問題点があった。
【0003】この問題点を解決するものとして特開昭6
3−135883号公報に開示されたテスト回路および
テスト方法がある。図5は、この従来例の全体回路図で
ある。遅延時間の測定対象である出力回路44および遅
延時間測定テスト用のテスト回路45を含むLSIチッ
プ41の第1の出力端子54,第2の出力端子58は、
テストボード42の第1のボード端子59,第3のボー
ド端子62にそれぞれ接続されている。テストボード4
2の第2のボード端子61,第4のボード端子63は、
LSIテスタ43の第1のテスタピン端子66,第2の
テスタピン端子68にそれぞれ接続されている。
【0004】出力回路44は、内部信号SIを入力しク
ロック信号CLKに同期して出力するフリップフロップ
51と、その出力を受けて論理値およびタイミングの制
御調整等を行う出力論理回路52と、出力イネーブル信
号OEがアクティブのときに出力論理回路52の出力を
受けて第1の出力端子54に転送するトライステート出
力バッファ53により構成されている。
【0005】テスト回路45は、テスト時にトライステ
ート出力バッファ53の出力が供給される入力バッファ
55と、その出力を入力としクロックCLKに同期して
出力するフリップフロップ56と、その出力を入力とし
第2の出力端子58に出力する出力バッファ57により
構成されている。
【0006】LSIチップ41において出力回路44の
無負荷の状態の遅延時間を測定するときには、まず第1
の測定として、LSIチップ41の出力イネーブル信号
OEをアクティブとしテストボード42の開閉スイッチ
60を“開”とした状態で、内部信号SIを“1”また
は“0”の論理レベルに固定し、クロックCLKに同期
して動作させることにより、フリップフロップ51、ト
ライステート出力バッファ53、入力バッファ55、フ
リップフロップ56、出力バッファ57,第2の出力端
子58,第3のボード端子62,第4のボード端子6
3,第2のテスタピン端子68を経由した信号ををLS
Iテスタ43のコンパレータ69により検出して遅延時
間t1測定する。
【0007】次に第2の測定として、出力イネーブル信
号OEをインアクティブとしてトライステート出力バッ
ファ53をハイインピーダンス状態とし開閉スイッチ6
0を“閉”とした状態で、第1の端子54の論理レベル
が第1の測定と反対の論理レベルから同一の論理レベル
に変化するように定めた信号をLSIテスタ43のドラ
イバ67から入力し第1のテスタピン端子66,第2の
ボード端子61,開閉スイッチ60,第1のボード端子
端子59,第1の出力端子54,入力バッファ55,フ
リップフロップ56,出力バッファ57,第2の出力端
子58,第3のボード端子62,第4のボード端子6
3,第2のテスタピン端子68を経由した信号をLSI
テスタ43のコンパレータ69により検出して遅延時間
t2を測定する。
【0008】最後に、t0=(t1−t2)として、テ
スト回路45からコンパレータ69までの遅延を削除し
てやることにより、出力回路44の無負荷時の遅延時間
t0を得ることができる。なお、64,65はボード上
の配線に寄生する配線容量を示し、70,71はそれぞ
れ第1,第2のテスタピンのピン入力容量である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図5の従来例のテスト
回路およびテスト方法においては、第1の測定時の開閉
スイッチ60を“開”にし配線容量64およびピン入力
容量70を切り離した状態、すなわち無負荷の状態での
トライステート出力バッファ53の出力波形と、第2の
測定時にドライバ67から入力されて第1の端子54ま
で伝達した信号波形とが同一の立ち上がり、立ち下がり
特性であって波形の相違による誤差の発生がないことを
前提としている。しかしながら、第1の測定時の出力回
路44の無負荷時の出力波形を観測し、第2の測定時に
ドライバ67からの入力波形を調整して、これらが第1
の端子54で同一となるようにすることはきわめて煩雑
な作業となるので、実用上は波形の同一性保証がない状
態で測定せざるを得ない。したがって、従来例の回路お
よび方法では、無負荷での実際の出力波形と第2の測定
時にドライバから入力する入力信号の波形の不一致が生
じてこれに起因する誤差が生じてしまう可能性が大きい
という問題点があった。この遅延時間の測定誤差量は、
LSIチップ41のトライステート出力バッファ53の
駆動能力、LSIテスタ43のドライバ67の駆動能力
およびピン入力容量70の容量値、テストボード42の
配線容量64の容量値により変化するので、補正も簡単
ではない。
【0010】本発明の目的は、以上の問題点を解決して
無負荷時の出力回路の遅延時間または一定の負荷容量を
付加したときの出力回路の遅延時間を精度よく測定する
ことのできるテスト回路およびテスト方法を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明の半
導体集積回路は、内部信号を読み込みクロックに同期し
て出力するフリップフロップと該フリップフロップの出
力を入力し論理演算して出力する出力論理回路と該出力
論理回路の出力を入力し第1の出力端子に出力する第1
の出力バッファとを有する出力回路と、前記第1の出力
バッファの出力を入力し波形整形して出力する入力バッ
ファと前記入力バッファの出力を入力して第2の出力端
子に出力する第2の出力バッファとを有するテスト回路
とを備えている。第1の発明において、前記第2の出力
バッファが、テストモード信号がアクティブのときには
前記入力バッファの出力を入力して前記第2の出力端子
に出力し、前記テストモード信号がインアクティブのと
きには1レベル又は0レベルのいずれかを固定的に出力
するようにしてもよく、または、前記第2の出力バッフ
ァが、テストモード信号がアクティブのときには前記入
力バッファの出力を入力して前記第2の出力端子に出力
し、前記テストモード信号がインアクティブのときには
ハイインピーダンス状態となるようにしてもよい。
【0012】第2の発明の半導体集積回路は、第1の内
部信号を読み込みクロックに同期して出力するフリップ
フロップと該フリップフロップの出力を入力し論理演算
して出力する出力論理回路と該出力論理回路の出力を入
力し第1の出力端子に出力する第1の出力バッファとを
含む出力回路と、前記第1の出力バッファの出力を入力
し波形整形して出力する入力バッファと第2の内部信号
および前記入力バッファの出力を入力しテストモード信
号により遅延時間測定時には前記入力バッファの出力を
選択し通常動作時には前記第2の内部信号を選択して出
力するセレクタと前記セレクタの出力を入力して第2の
出力端子に出力する第2の出力バッファとからなるテス
ト回路とを備えている。
【0013】第3の発明の半導体集積回路の出力遅延測
定方法は、第1または第2の発明の半導体集積回路と、
第1,第2,第3,第4のボード端子と前記第1のボー
ド端子および前記第2のボード端子間に設けられた開閉
スイッチと前記第3のボード端子および前記第4のボー
ド端子間を接続する配線とを有するテストボードと、第
1,第2のテストピン端子と前記第1のテストピン端子
に接続され入力された信号の論理レベルの変化を検出す
る第1のコンパレータと前記第2のテストピン端子に接
続され入力された信号の論理レベルの変化を検出する第
2のコンパレータとを有するLSIテスタとを、前記第
1の出力端子と前記第1のボード端子が接続し、前記第
2の出力端子が前記第3のボード端子と接続し、前記第
2のボード端子が前記第1のテスタピン端子と接続し、
前記第4のボード端子が前記第2のテスタピン端子と接
続した状態として、前記開閉スイッチを閉として前記出
力回路の前記フリップフロップから前記第1のコンパレ
ータまでの第1の遅延時間および前記フリップフロップ
から前記第2のコンパレータまでの第2の遅延時間を測
定する第1のステップと、前記開閉スイッチを開として
前記フリップフロップから前記第2のコンパレータまで
の第3の遅延時間を測定する第2のステップと、前記第
2の測定値から前記第3の測定値を減算して寄生容量に
よる遅延時間の増分を算出する第3のステップと、前記
第1の測定時間から前記寄生容量による遅延時間の増分
を減算して前記出力回路の無負荷時の遅延時間を算出す
る第4のステップとを有している。
【0014】第4の発明の半導体集積回路の出力遅延測
定方法は、第1または第2の発明の半導体集積回路と、
第1,第2,第3,第4のボード端子と前記第1のボー
ド端子および前記第2のボード端子を接続するかまたは
前記第1のボード端子および一端が接地された容量素子
の他端を接続するかを切り替える切替スイッチと前記第
3のボード端子および前記第4のボード端子間を接続す
る配線とを有するテストボードと、第1,第2のテスト
ピン端子と前記第1のテストピン端子に接続され入力さ
れた信号の論理レベルの変化を検出する第1のコンパレ
ータと前記第2のテストピン端子に接続され入力された
信号の論理レベルの変化を検出する第2のコンパレータ
とを有するLSIテスタとを、前記第1の出力端子と前
記第1のボード端子が接続し、前記第2の出力端子が前
記第3のボード端子と接続し、前記第2のボード端子が
前記第1のテスタピン端子と接続し、前記第4のボード
端子が前記第2のテスタピン端子と接続した状態とし
て、前記切替スイッチを前記第2のボード端子側に接続
して前記出力回路の前記フリップフロップから前記第1
のコンパレータまでの第1の遅延時間および前記フリッ
プフロップから前記第2のコンパレータまでの第2の遅
延時間を測定する第1のステップと、前記切替スイッチ
を前記容量素子側に接続して前記フリップフロップから
前記第2のコンパレータまでの第3の遅延時間を測定す
る第2のステップと、前記第2の測定値から前記第3の
測定値を減算して寄生容量による遅延時間の増分を算出
する第3のステップと、前記第1の測定時間から前記寄
生容量による遅延時間の増分を減算して前記出力回路が
前記容量素子を負荷とした時の遅延時間を算出する第4
のステップとを有している。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
して詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態の全体回路図である。遅延時間の測定対象である出力
回路4および遅延時間測定テスト用のテスト回路5を含
むLSIチップ1の第1の出力端子14,第2の出力端
子17は、テストボード2の第1のボード端子18,第
3のボード端子21にそれぞれ接続されている。テスト
ボード2の第2のボード端子20,第4のボード端子2
2は、LSIテスタ3の第1のテスタピン端子25,第
2のテスタピン端子27にそれぞれ接続されている。
【0016】LSIチップ1の出力回路4は、内部信号
SIを読み込みクロックCLKに同期して出力するフリ
ップフロップ11と、フリップフロップ11の出力を入
力し論理演算して出力する出力論理回路12と、出力論
理回路12の出力を入力し第1の出力端子14を駆動し
て出力する第1の出力バッファ13とを備えている。テ
スト回路5は、第1の出力バッファ13の出力を入力し
波形整形して出力する入力バッファ15と、第1の出力
バッファ13と同一の負荷駆動力を有し入力バッファ1
5の出力を入力して第2の出力端子17を駆動して出力
する第2の出力バッファ16とを備えている。
【0017】テストボード2は、第1のボード端子18
と第2のボード端子20との間に設けられた開閉スイッ
チ19を有し、第3のボード端子21と第4のボード端
子22は配線で接続されている。23はテストボード上
の配線に寄生の配線容量を示し、24も同様に寄生の配
線容量を示す。
【0018】LSIテスタ3は、第1のテスタピン端子
25と第1のテスタピン端子25からの入力と所定の判
定レベルとを比較して結果を出力するコンパレータ26
と、第2のテスタピン端子27と第2のテスタピン端子
27からの入力と所定の判定レベルとを比較して結果を
出力するコンパレータ28とを備えている。29,30
はそれぞれのテスタピンの入力容量を示す。
【0019】次に、図1の回路を用いて出力回路4の無
負荷時の遅延時間を測定する方法について詳細に説明す
る。無負荷時の遅延時間の測定には、次の4ステップを
要する。 (1)開閉スイッチ19を“閉”として、出力回路4の
フリップフロップ11の出力が、出力論理回路12,出
力バッファ13,第1の出力端子14,第1のボード端
子18,開閉スイッチ19,第2のボード端子20,第
1のテスタピン端子25を経由して第1のコンパレータ
26により検出されるまでの第1の遅延時間taと、出
力回路4のフリップフロップ11の出力が、出力論理回
路12,出力バッファ13,入力バッファ15,第2の
出力バッファ16,第2の出力端子17,第3のボード
端子21,第4のボード端子22,第2のテスタピン端
子27を経由して第2のコンパレータ28により検出さ
れるまでの第2の遅延時間tb1とを測定する第1のス
テップ。 (2)開閉スイッチ19を“開”として、出力回路4の
フリップフロップ11の出力が、出力論理回路12,出
力バッファ13,入力バッファ15,第2の出力バッフ
ァ16,第2の出力端子17,第3のボード端子21,
第4のボード端子22,第2のテスタピン端子27を経
由して第2のコンパレータ28により検出されるまでの
第3の遅延時間tb2とを測定する第2のステップ。 (3)第2の測定値tb1から前記第3の測定値tb2
を減算して配線容量23およびピン入力容量29からな
る寄生容量に起因する遅延時間の差分tdを算出、すな
わちtd=tb1−tb2を計算する第3のステップ。 (4)第1の測定時間taから第3のステップで求めた
遅延時間の差分tdを減算して出力回路4の無負荷時の
遅延時間t0を算出、すなわちt0=ta−tdを計算
する第4のステップ。
【0020】測定ステップの詳細について、図2の波形
図を参照して説明する。フリップフロップ11から出力
された信号が第1のテスタピン端子26に伝わり第1の
コンパレータの出力判定レベルである所定の電位になる
までの第1の遅延時間taは、第1の出力端子14,第
1ボード端子18,第2のボード端子20,第1のテス
タピン端子25はいずれも同電位なので、(A)に示す
ように、出力端子14において信号S14a1が判定レ
ベルに達するまでの時間に一致する。ここで第1の遅延
時間taは、仮想的な無負荷時の信号S14a0が所定
レベルに達するまでの無負荷時の遅延時間t0と、第1
の測定ステップの回路構成では必然的に付加されてしま
う配線容量23およびピン入力容量29からなる寄生容
量による遅延時間の増分dtとの和になっていると考え
ると、寄生容量による遅延時間の増分tdを測定するこ
とができれば無負荷時の遅延時間を求めることが可能と
なる。
【0021】寄生容量による遅延時間の増分dtを求め
るために、まず、第1の測定ステップでは(B)に示す
ように、テストボード2の開閉スイッチ19を“閉”と
して出力回路4の第1の出力バッファ13の負荷として
配線容量23およびピン入力容量29からなる寄生容量
が付加された状態で、第2の出力端子17の信号S17
b1が所定レベルに達するまでの第2の遅延時間tb1
の測定する。また、これに加えて、第2の測定ステップ
で(C)に示すように、テストボード2の開閉スイッチ
19を“開”として第1の出力バッファ13から寄生容
量を切り離した状態で、第2の出力端子17の信号S1
7b2が第2のコンパレータ28の検出できる所定レベ
ルに達するまでの第3の遅延時間tb2を測定する。
【0022】第2の遅延時間tb1から第3の遅延時間
tb2を減じて求めた遅延時間の差分は、第1の出力バ
ッファ13の出力の信号遅延量のうち配線容量23およ
びピン入力容量29からなる寄生容量によって生じた遅
延時間dtそのものとなる。したがって、このようにし
て求めた遅延時間の差分(すなわち、寄生容量による遅
延時間の増分)dtを第1の遅延時間taから減じるこ
とにより、無負荷時の遅延時間t0を得ることができる
ので、出力回路の無負荷時の遅延時間を精度よく測定す
ることができる。
【0023】なお、図1で、第2の出力バッファ16
は、通常動作時にはその出力が論理“0”または論理
“1”のレベルに固定して、出力端子17の充放電電流
による消費電力を低減してもよく、同様の理由で第2の
出力バッファをテストモード信号がアクティブのテスト
モード時には出力動作し、テストモード信号がインアク
ティブの通常動作時にはハイインピーダンス状態となる
トライステート型の出力バッファとしてもよい。
【0024】図3は、第2の実施の形態の全体回路図で
ある。図1と異なる点は、図1のテスト回路5に換え
て、入力バッファ15と、入力バッファ15の出力を一
方の入力とし第2の内部信号SI2を他方の入力として
テストモード信号TMによりテストモード時には入力バ
ッファ15の出力を選択出力し通常動作時には第2の内
部信号SI2を選択出力するセレクタ31と、セレクタ
31の出力を入力し第2の出力端子17を駆動して出力
する第2の出力バッファ16とからなるテスト回路5a
を有している。テスト回路5a以外は図1と同一なので
説明を省略する。この第2の実施の形態では、第2の出
力バッファ16をテスト回路5aの一部として使用する
とともに、通常動作時に第2の内部信号SI2を出力す
る出力バッファとしても兼用することができるので、L
SIチップ1にテスト回路5aを搭載することによる端
子数の増加を抑制することができるという新たな効果が
ある。
【0025】図4は、第3の実施の形態の全体回路図で
ある。図1と異なる点は、図1のテストボード2に換え
て、第1のボード端子18と第2のボード端子20を接
続するかまたは第1のボード端子18と一端が接地され
た所望の容量値の容量素子33の他端を接続するかを切
り替える切替スイッチ32を有するテストボード2aと
した点である。切替スイッチ32を第2のボード端子2
0側に接続して第1実施例と同様に第1のステップを実
行した後に、切替スイッチ32を容量素子33側に接続
して第2のステップを実行し、以下第3および第4のス
テップを第1の実施の形態と同様に実行することによ
り、出力回路の無負荷時の遅延時間に換えて出力回路に
所望の容量値の容量素子33を負荷として付加したとき
の遅延時間を得ることができる。これにより遅延時間を
求めたい負荷条件に合わせて容量素子33の容量値を選
択して測定することにより、無負荷以外の条件でも精度
のよい測定が可能となる。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明では、出力回路の
遅延時間の測定において、テストボードおよびLSIテ
スタの寄生負荷容量が接続された場合と切り離された場
合の遅延時間をテスト回路を通して測定してその差を求
め、これをLSIテスタで測定した出力回路の遅延時間
から減じることにより、出力回路の遅延時間を精度よく
求めることができる。第2の実施の形態では、これに加
えて、テスト回路の出力バッファを通常動作で使用する
出力バッファと兼用することができるので、端子数の増
加を抑制できるという効果がある。第3の実施の形態で
は、さらに加えて、無負荷時のみでなく所望の負荷容量
を付加した状態での出力回路の遅延時間を求めることが
できるという効果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の全体回路図であ
る。
【図2】第1の実施の形態の波形図である。
【図3】第2の実施の形態の全体回路図である。
【図4】第3の実施の形態の全体回路図である。
【図5】従来例の全体回路図である。
【符号の説明】
1,41 LSIチップ 2,42 テストボード 3,43 LSIテスタ 4,44 出力回路 5,45 テスト回路 11,51,56 フリップフロップ 12,52 出力論理回路 13,16,53,57 出力バッファ 14,17,18,20,21,22,25,27,5
4,58,59,61,62,63,66,69 端
子 15,55 入力バッファ 19,60 開閉スイッチ 23,24,64,65 配線容量 26,28,69 コンパレータ 29,30,70,71 ピン入力容量 31 セレクタ 32 切替スイッチ 33 容量素子 67 ドライバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2G032 AA01 AC03 AD06 AG01 AG07 AK11 AK15 AL05 5F038 CD08 CD09 DF14 DF16 DT02 DT04 DT05 DT10 EZ20 5F064 BB28 BB31 DD32 DD39 EE47 FF12 FF46

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部信号を読み込みクロックに同期して
    出力するフリップフロップと該フリップフロップの出力
    を入力し論理演算して出力する出力論理回路と該出力論
    理回路の出力を入力し第1の出力端子に出力する第1の
    出力バッファとを有する出力回路と、 前記第1の出力バッファの出力を入力し波形整形して出
    力する入力バッファと前記入力バッファの出力を入力し
    て第2の出力端子に出力する第2の出力バッファとを有
    するテスト回路とを備えたことを特徴とする半導体集積
    回路。
  2. 【請求項2】 前記第2の出力バッファが、テストモー
    ド信号がアクティブのときには前記入力バッファの出力
    を入力して前記第2の出力端子に出力し、前記テストモ
    ード信号がインアクティブのときには1レベル又は0レ
    ベルのいずれかを固定的に出力する請求項1記載の半導
    体集積回路。
  3. 【請求項3】 前記第2の出力バッファが、テストモー
    ド信号がアクティブのときには前記入力バッファの出力
    を入力して前記第2の出力端子に出力し、前記テストモ
    ード信号がインアクティブのときにはハイインピーダン
    ス状態となる請求項1記載の半導体集積回路。
  4. 【請求項4】 第1の内部信号を読み込みクロックに同
    期して出力するフリップフロップと該フリップフロップ
    の出力を入力し論理演算して出力する出力論理回路と該
    出力論理回路の出力を入力し第1の出力端子に出力する
    第1の出力バッファとを有する出力回路と、 前記第1の出力バッファの出力を入力し波形整形して出
    力する入力バッファと第2の内部信号および前記入力バ
    ッファの出力を入力しテストモード信号により遅延時間
    測定時には前記入力バッファの出力を選択し通常動作時
    には前記第2の内部信号を選択して出力するセレクタと
    前記セレクタの出力を入力して第2の出力端子に出力す
    る第2の出力バッファとを有するテスト回路とを備えた
    ことを特徴とする半導体集積回路。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載の半導体
    集積回路と、第1,第2,第3,第4のボード端子と前
    記第1のボード端子および前記第2のボード端子間に設
    けられた開閉スイッチとを有し前記第3のボード端子お
    よび前記第4のボード端子間を接続したテストボード
    と、第1,第2のテストピン端子と前記第1のテストピ
    ン端子に接続され入力された信号の論理レベルの変化を
    検出する第1のコンパレータと前記第2のテストピン端
    子に接続され入力された信号の論理レベルの変化を検出
    する第2のコンパレータとを有するLSIテスタとを、
    前記第1の出力端子と前記第1のボード端子が接続し、
    前記第2の出力端子が前記第3のボード端子と接続し、
    前記第2のボード端子が前記第1のテスタピン端子と接
    続し、前記第4のボード端子が前記第2のテスタピン端
    子と接続して、前記開閉スイッチを閉として前記出力回
    路の前記フリップフロップから前記第1のコンパレータ
    までの第1の遅延時間および前記フリップフロップから
    前記第2のコンパレータまでの第2の遅延時間を測定す
    る第1のステップと、前記開閉スイッチを開として前記
    フリップフロップから前記第2のコンパレータまでの第
    3の遅延時間を測定する第2のステップと、前記第2の
    遅延時間から前記第3の遅延時間を減算して遅延時間の
    差分を算出する第3のステップと、前記第1の遅延時間
    から前記遅延時間の差分を減算して前記出力回路の無負
    荷時の遅延時間を算出する第4のステップとを有するこ
    とを特徴とする半導体集積回路の出力遅延測定方法。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3または4記載の半導体
    集積回路と、第1,第2,第3,第4のボード端子と前
    記第1のボード端子および前記第2のボード端子を接続
    するかまたは前記第1のボード端子および一端が接地さ
    れた容量素子の他端を接続するかを切り替える切替スイ
    ッチとを有し前記第3のボード端子および前記第4のボ
    ード端子間を接続したテストボードと、第1,第2のテ
    ストピン端子と前記第1のテストピン端子に接続され入
    力された信号の論理レベルの変化を検出する第1のコン
    パレータと前記第2のテストピン端子に接続され入力さ
    れた信号の論理レベルの変化を検出する第2のコンパレ
    ータとを有するLSIテスタとを、前記第1の出力端子
    と前記第1のボード端子が接続し、前記第2の出力端子
    が前記第3のボード端子と接続し、前記第2のボード端
    子が前記第1のテスタピン端子と接続し、前記第4のボ
    ード端子が前記第2のテスタピン端子と接続して、 前記切替スイッチを前記第2のボード端子側に接続して
    前記出力回路の前記フリップフロップから前記第1のコ
    ンパレータまでの第1の遅延時間および前記フリップフ
    ロップから前記第2のコンパレータまでの第2の遅延時
    間を測定する第1のステップと、 前記切替スイッチを前記容量素子側に接続して前記フリ
    ップフロップから前記第2のコンパレータまでの第3の
    遅延時間を測定する第2のステップと、 前記第2の遅延時間から前記第3の遅延時間を減算して
    遅延時間の差分を算出する第3のステップと、 前記第1の遅延時間から前記遅延時間の差分を減算して
    前記出力回路が前記容量素子を負荷とした時の遅延時間
    を算出する第4のステップとを有することを特徴とする
    半導体集積回路の出力遅延測定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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