JP2001173460A - ガスタービンプラント及びその吸気冷却方法 - Google Patents

ガスタービンプラント及びその吸気冷却方法

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JP2001173460A JP2000144175A JP2000144175A JP2001173460A JP 2001173460 A JP2001173460 A JP 2001173460A JP 2000144175 A JP2000144175 A JP 2000144175A JP 2000144175 A JP2000144175 A JP 2000144175A JP 2001173460 A JP2001173460 A JP 2001173460A
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intake air
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Abstract

(57)【要約】 【課題】春秋期にガスタービンの吸気をLNG蒸発熱で
冷却する場合、夏期に合わせた冷却量は必ずしも必要と
しない。そこで春秋期での必要性に合わせたコンパクト
な吸気冷却システムを構築する。 【解決手段】液化燃料蒸発部と吸気冷却部及び第2冷却
部を有し、これらの各部は同じ成分からなる共通の冷却
媒体を使用し、極低温の冷却媒体を、温度信号により調
節配分する弁を通して、吸気冷却部及び第2冷却部の両
方に送り、この冷却媒体をその部の循環冷却媒体と混合
して冷却対象流体が凍結しない温度以下とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本出願は、ガスタービンの吸
気を冷却する設備について、特には春秋期に関するもの
で、LNG蒸発器からの冷却媒体送り出し量を少なくす
る技術、吸気冷却部と他の冷却部とに冷却媒体を配分す
る技術、そして吸気冷却部を効率よく冷却する技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来は、吸気冷却は、ピーク時対応を主
とした技術が中心であり、或いは吸気冷却を全く使用し
ない時期との切り替えに関するものが対象であり、それ
らの中間の時期における使用に関しての技術は特に無か
った。
【0003】参考として、最近のLNG蒸発熱で吸気を
冷却する例を上げると、特開平11−101130と特
開平11−117766がある。特開平11−1011
30では、吸気冷却に送る冷却媒体は、そのまま冷却に
使用するためその温度は0℃近辺またはそれを超えるこ
とになるので、多量の流量が必要である。そのための配
管は大きいものになる。そしてLNG蒸発熱が余剰の場
合の方法は不明である。一方、特開平11−11776
6は、LNG蒸発器から出た冷却媒体を循環冷却媒体で
温度を高めて冷却するので、送る流量は少ない。しかし
LNG蒸発熱が余剰の場合の対応は不明である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】吸気冷却に使用できる
冷熱量は、吸気がドライ時換算で15〜20℃程度あ
る。ガスタービンの傾向として、燃焼器の温度が上昇
(たとえば1500℃)したり、翼を水蒸気冷却したり
する方向にあるが、この場合には、さらに冷熱量が増加
する傾向にある。そして真夏はこの程度の冷熱量を吸気
冷却で処理する能力が好ましい。
【0005】そして春秋期にも吸気冷却した方が、出力
増加及び熱効率が当然向上するので望ましい。しかし吸
気冷却の熱交換器は0°以下にすると吸気中の水分を凍
結させるので熱交換器の最低温度は一般に0°程度に制
限される。
【0006】そして春秋期に上記の冷熱量を全て吸気冷
却に使用とすると、吸気温度が低いため伝熱温度差が少
なくなるので、熱交換器の伝熱面積はさらに広い面積が
必要になる。一方、春秋期には真夏ほどの出力の絶対必
要性は少ない。したがって、春秋期には真夏よりは吸気
冷却の度合いを小さくしてもよい。この場合には吸気冷
却部分の熱交換器の伝熱面積は真夏の条件のものが使用
できる。
【0007】吸気冷却の度合いを小さくするということ
は、吸気冷却だけでは冷熱が過剰になるので他にも冷熱
を分配してやる必要がある。冷熱は分配するに際して、
大元のLNG蒸発器は共通化した方がコストで有利であ
る。そしてLNG蒸発器を共通化すると、冷却媒体で冷
却する個所が複数になるので、冷却媒体を送る配管はで
きるだけ小さい方が好ましい。そして冷却媒体を送る配
管を小さくするには冷却媒体の温度を下げればよいが、
一方、冷却対象物(水分も含む吸、海水など)を凍結さ
せると伝熱量が大幅低下するのでこれは避けなければな
らない。そこで、吸気冷却部(冷却管)において、冷却
媒体の最低温度を0℃程度に制限することになるが、こ
の場合には循環流量が多くなる。したがって吐出量が多
いポンプが必要になるが、ポンプ容量や配管径は小さい
ことが好ましい。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1では、ガスター
ビンの燃料に使用する液化燃料の蒸発熱で吸気を冷却す
るガスタービンプラントにおいて、液化燃料蒸発部と吸
気冷却部及び第2冷却部を有し、これらの各部は同じ成
分からなる共通の冷却媒体を使用し、液化燃料蒸発部で
液化燃料の蒸発に使用して温度が極低温以下の冷却媒体
を、吸気冷却部及び第2冷却部の両方に配分し、この冷
却媒体をその部の各々の循環している冷却媒体と混合す
ることでそれぞれの冷却対象流体(吸気、海水、吸気中
の水分も含まれる)が凍結しない温度以下として、混合
した冷却媒体が冷却対象流体を冷却することを特徴とす
るガスタービンプラントからなる。
【0009】なお、本出願では、「吸気冷却部」とは、
吸気を冷却する冷却管などからなり、また「第2冷却
部」とは、冷却対象が吸気以外で、海水などを冷却する
熱交換器などからなるが、冷却対象は特に限定しない。
第2冷却部の個数はガスタービン1基に対して単数でも
複数でも構わない。そして循環ポンプ類があればそれら
も含む。
【0010】また、本出願では、「冷却媒体」とはフロ
ン類、アンモニア、不凍液(シャーベット状態も含む)
ブラインなどからなり、氷点(0℃)以下で凍結せずに
熱を蓄積でき、搬送できる流体を言う。この冷却媒体
は、凍結開始温度が低いほうが好ましく、比熱が高いほ
うが好ましい。
【0011】そして本出願では、「極低温」とは、温度
が高くても氷点(0℃)以下、好ましくは−10℃以
下、さらに好ましくは−10〜−50℃程度である。こ
の温度が高い場合は、流量や配管径が大きくなるデメリ
ットがあり、一方低い場合は冷却媒体が凍結する懸念が
あり、また配管の熱膨張や材料強度などのエンジンアリ
ング面の問題もある。したがってこの温度は使用する冷
却媒体の物性や許容流量などから定まる。但し、氷点
(0℃)以下は必要である。
【0012】請求項2では、ガスタービンの燃料に使用
する液化燃料の蒸発熱で吸気を冷却するガスタービンプ
ラントにおいて、液化燃料蒸発部で液化燃料の蒸発に使
用して温度が極低温の冷却媒体を、吸気冷却部及び第2
冷却部の両方に配分し、吸気冷却部及び第2冷却部には
同じ成分からなる共通の冷却媒体をそれぞれ独立して循
環させ、前記極低温の冷却媒体をこれら循環している冷
却媒体と混合してから冷却対象流体の冷却に使用し、冷
却した後に、これらの循環している冷却媒体の一部を抜
き出して液化燃料蒸発器に戻すことを特徴とするガスタ
ービンプラントからなる。
【0013】請求項3では、ガスタービンの燃料に使用
する液化燃料の蒸発熱で吸気を冷却するガスタービンプ
ラントにおいて、液化燃料蒸発部と吸気冷却部及び第2
冷却部を有し、液化燃料蒸発部で液化燃料の蒸発に使用
して温度が極低温の冷却媒体を、吸気冷却部及び第2冷
却部の両方に配分し、それを用いて吸気及び他の冷却対
象流体(吸気、吸気中の水分や海水など)を冷却する
が、冷却媒体を配分するには、吸気冷却部(特には入口
側又は入口近辺)の温度(冷却媒体の温度、機器の温度
など)により調節することを特徴とするガスタービンプ
ラントからなる。この構成により、吸気冷却温度をコン
トロールでき、また吸気冷却部の最低温度を0℃に設定
すると、冷熱を最大限活用できる。
【0014】請求項4では、ガスタービンの燃料に使用
する液化燃料の蒸発熱で吸気を冷却するガスタービンプ
ラントの吸気冷却方法において、液化燃料蒸発部と吸気
冷却部及び第2冷却部を有し、液化燃料蒸発部から吸気
冷却部及び第2冷却部の両部に冷熱を送り、吸気冷却部
の冷却管(或いは冷却伝熱要素)の入口側又は入口近辺
での冷却媒体の温度(特にはその最低温度)は、液化燃
料蒸発部から送る冷却媒体の量を変えて制御し、一方第
2冷却部の熱交換機の入口側又は入口近辺での冷却媒体
の温度は、そこを循環している冷却媒体の循環速度を変
えて制御することを特徴とするガスタービンプラントの
吸気冷却方法からなる。なお吸気冷却部の温度制御は、
第2冷却部の温度制御より優先することが好ましい。
【0015】請求項5では、ガスタービンの燃料に使用
する液化燃料の蒸発熱で吸気を冷却するガスタービンプ
ラントの吸気冷却方法において、液化燃料蒸発部と吸気
冷却部及び第2冷却部を有し、ガスタービンの全負荷時
において、春秋期には、液化燃料蒸発部からの冷熱を吸
気冷却部及び第2冷却部の両方で消費し、夏期には液化
燃料蒸発部からの冷熱を吸気冷却部で消費し、冬期には
液化燃料蒸発部からの冷熱を第2冷却部で消費すること
を特徴とするガスタービンプラントの吸気冷却方法から
なる。なお、夏期のピーク時には、冷却後の吸気に水を
噴霧してさらに出力を上げることもできる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本出願における請求項1,
5の実施の形態である。LNG(液体燃料)蒸発器9で
冷却した(0℃以下、さらには−20℃〜−50℃程度
が好ましい)冷却媒体(不凍液/冷媒)は調節弁14と
同15で分配される。調節弁14を出た冷却媒体は、冷
却管3、混合器7、ポンプ12からなる吸気冷却部16
に入る。なお吸気冷却部16は独立した循環経路を有す
る。混合器7を出た冷却媒体は0℃程度もしくは0℃よ
り少し高めであり、ポンプ12で冷却管3に送られる。
そして冷却媒体は冷却管3で吸気を冷却して温度は10
℃程度となり、その一部はLNG蒸発器に送り、残りは
混合器7に戻って循環する。冷却媒体としては水とアル
コールの混合物などガある。
【0017】一方、調節弁15を出た冷却媒体は、混合
器8、熱交換器10、ポンプ13からなる第2冷却部1
7に入る。なお第2吸気冷却部17は独立した循環経路
を有する。混合器8を出た冷却媒体は約−2℃である。
そして冷却媒体は熱交換器で海水などを冷却し温度は約
10℃となり、その一部はLNG蒸発器に送り、残りは
混合器8に戻る。
【0018】図1では、調節弁14,同15で冷却媒体
流量を配分して、各々の循環経路の冷却媒体と混合する
ので、各冷却部で冷却に供する冷却媒体の温度は、対象
流体の凍結温度以下とすることができる。それらの温度
は各々独立して設定できる。
【0019】そして冷却管入口温度を0℃、同出口温度
を10℃、LNG蒸発器からの出口温度を−30℃とす
ると、ポンプ12の循環経路の流量を100(指数)と
すると、ポンプ11から送られる循環量は25(指数)
で済む。
【0020】ポンプ11の循環量を少なくできるので、
ポンプ容量やLNG蒸発器の容量及び配管類も小さくで
き、またそれらの運転時の電力消費量も当然小さくでき
る。
【0021】図2は本出願における請求項3,4の実施
の形態である。図1との相違点はの1つは、吸気冷却側
の温度信号で調節弁14,同15を調整する点である。
図2では制御盤18を備えており、これにより吸気冷却
部(冷却管もしくは冷却管を流れる冷却媒体)の温度信
号により調節弁14,同15の開度を電動で調節して各
冷却部へ送る流量を調節する。図1とのもう1つ相違点
は、第2冷却部側の温度信号でモーターの回転数を変え
て循環温度を調整する点である。
【0022】また、図2では、吸気冷却側の温度はLN
G蒸発器からの冷却媒体の送り量で調整し、一方第2冷
却部側の温度はそこの冷却媒体循環量で調整するもので
ある。そして吸気冷却側の温度制御を第2冷却部側の温
度制御より優先している。
【0023】図3は本出願における請求項1,2,5の
実施の形態である。図1とは吸気冷却部45が異なる。
ここではポンプ41で冷却媒体を独立した経路で循環さ
せている。そして調節弁43を出た極低温の冷却媒体
を、ポンプ41で循環するものと吸気冷却途中の冷却媒
体に混合するものとに分ける。ポンプ41で冷却管33
に送った冷却媒体は、吸気を冷却して温度が上昇した後
に極低温の冷却媒体を混合する。これにより冷却媒体温
度を低く保てる。この図では、冷却媒体と吸気の熱交換
は向流熱交換であるが、冷却開始と終了とで冷却媒体の
温度差を小さくできる。また、冷却管を流れる量を1/
2〜数分の1まで大幅に少なくすることもできる。
【0024】図1〜図3では、真夏においては、吸気冷
却部側の調節弁14,同43を全開し、第2冷却部側の
調節弁15,同44を全閉とすることができる。一方冬
期においては、吸気冷却部側の調節弁14,同43を全
閉し、第2冷却部側の調節弁15,同44を全開とする
ことができる。そして春秋期には吸気冷却部側と第2冷
却部側を同時に作動させる。
【0025】また図1〜図3では、LNG蒸発部1台に
つき吸気冷却部1基であるが、LNG蒸発部は集合する
とスペースやコストで有利になることがあり、したがっ
て、LNG蒸発部1台につき吸気冷却部を複数にするこ
ともできる。
【0026】図4は本出願における請求項1,5の実施
の形態である。図4は、図1の実施の形態に水を噴霧す
るノズル68を付加したものである。真夏の電力需要ピ
ーク時に水を噴霧して、ガスタービンの出力をさらに増
加できる。
【0027】図5は本出願における請求項1,2,5の
実施の形態である。図5は、図3の実施の形態に水を噴
霧するノズル87を付加したものである。真夏の電力需
要ピーク時に水を噴霧して、ガスタービンの出力をさら
に増加できる。
【0028】図6は本出願における請求項1,5の実施
の形態である。図6は、図4とは99LNG(液体燃
料)蒸発器が異なる。LNG(液体燃料)蒸発器99で
は中間冷却媒体(気化・凝縮熱利用)100が介在して
LNGから冷却媒体に冷熱を移動している。中間冷却媒
体100の例としてはフロン類、ブタンなどの炭化水素
類、アンモニアなどである。なお循環している冷却媒体
(不凍液)には水とエチレングリコール混合液等が使用
できる。
【0029】図7は本出願における請求項5の実施の形
態である。図7は、吸気冷却部127側に熱交換器11
9が介在していること及びタンク129,130を備え
ていることが特徴である。熱交換器119があること
で、LNG冷却側の冷却媒体と吸気冷却部の冷却媒体の
種類を分けることができる。例えばLNG冷却側に可燃
性の冷却媒体(水と高濃度アルコールを含む不凍液)を
使用し、吸気冷却部の冷却媒体に難燃性の冷却媒体(水
と低濃度アルコールを含む不凍液)を使用することがで
きる。一方吸気冷却部タンク129,130は冷却媒体
の供給・貯蔵用であり、他の図にも同様に備えることが
できる。
【0030】図8は本出願における請求項5の実施の形
態である。図8は、図4とは第2冷却部が異なる。第2
冷却部には循環経路が無く、LNG蒸発器からの冷却媒
体でそのまま冷却する。一方、吸気冷却部154には循
環経路がある。第2冷却部の熱交換器148は海水を冷
却しているので、氷点下より少し低い温度(例えば−2
℃)を流す場合、海水は凍結しないのでそのまま冷却媒
体で冷却できる。一方、吸気冷却部154では吸気を冷
却する冷却媒体が氷点下より低いと吸気中の水分を凍結
させることがあるので、それを避けるために循環経路で
温度を高めている.なお循環している冷却媒体(不凍
液)には水とエチレングリコール混合液を使用してい
る。
【0031】図4〜図8における第2冷却部の冬期にお
ける冷却能力は、吸気冷却部への冷熱供給を停止しても
冷熱を処理できる容量を有する。また同図における吸気
冷却部の真夏(夏期の電力ピーク時)における冷却能力
は、吸気冷却部に供給可能な冷熱を殆ど又は全て(ミス
トが発生する程度まで冷却する)を処理できる容量(春
秋期には冷熱の一部のみ処理できる容量の方が建設コス
トでは有利)を有する。
【0032】以上の例では、弁やポンプ類は必要に応じ
て付加・削減しても構わないし、冷却媒体の配分は弁と
ポンプを併用してもできる。吸気冷却部と第2冷却部に
冷却媒体を配分する場合に使用する調節弁2個は3方弁
1個に置き換えることができる。また以上の図では、吸
気冷却部と第2冷却部では冷却対象を凍結しない様に冷
却媒体の温度・流量を制御している。また図4〜図8で
は、冷却媒体は主に気化しない冷却媒体(不凍液)を対
象にしているが、気化及び凝縮する冷媒でも構わない。
この場合には気化する前の経路に絞り弁を置くことがで
きる。また以上の図のサイレンサーには撥水性吸音材を
使用している。これによって湿った吸気が流れても吸音
性能の低下が少ない。
【0033】
【発明の効果】本出願では次の効果が得られる。(1)
LNG蒸発器が1系列で最小の1台で済みしかも容積を
小さくできる。(2)LNG蒸発器に冷却媒体を循環さ
せるポンプの容量を小さくでき、配管も小さくできる。
(3)全シーズンにかけてガスタービンを高効率・高出
力にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態である。
【図2】実施の形態である。
【図3】実施の形態である。
【図4】実施の形態である。
【図5】実施の形態である。
【図6】実施の形態である。
【図7】実施の形態である。
【図8】実施の形態である。
【符号の説明】
1,31,51,71,91,111,141 吸気室 2,32,52,72,92,112,142 フィル
ター 3,33,53,73,93,113,143 冷却管 4,34,54,74,94,114,144 サイレ
ンサー 5,35,55,75,95,115,145 コンプ
レッサー 6,36,56,76,96,116,146 ガスタ
ービン 7,8,37,57,58,77,97,98,117
混合器 9,38,59,78,99,118,147 LNG
蒸発器 10,39,60,79,101,119,120,1
48 熱交換器 11〜13,40〜42,61〜63,80〜82,1
02〜104,121〜124,149〜150 ポン
プ 14,15,43,44,64,65,83,84,1
04,106,125,126,152,153 調節
弁 16,45,66,85,107,127,154 吸
気冷却部 17,46,67,86,108,128,155 第
2冷却部 18 制御盤 19,21 温度信号 20 弁開度信号 22 モーター回転数信号 68,87,109,129,156 ノズル 100 中間冷却媒体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスタービンの燃料に使用する液化燃料の
    蒸発熱で吸気を冷却するガスタービンプラントにおい
    て、液化燃料蒸発部と吸気冷却部及び第2冷却部を有
    し、これらの各部は同じ成分からなる共通の冷媒(冷却
    媒体)を使用し、液化燃料蒸発部で液化燃料の蒸発に使
    用して温度が極低温の冷媒(冷却媒体)を、吸気冷却部
    及び第2冷却部の両方に配分し、この冷媒(冷却媒体)
    をその部の各々の循環している冷媒(冷却媒体)と混合
    することでそれぞれの冷却対象流体が凍結しない温度以
    下として、混合した冷媒(冷却媒体)が冷却対象流体を
    冷却することを特徴とするガスタービンプラント。
  2. 【請求項2】ガスタービンの燃料に使用する液化燃料の
    蒸発熱で吸気を冷却するガスタービンプラントにおい
    て、液化燃料蒸発部で液化燃料の蒸発に使用して温度が
    極低温の冷媒(冷却媒体)を、吸気冷却部及び第2冷却
    部の両方に配分し、吸気冷却部及び第2冷却部には同じ
    成分からなる共通の冷媒(冷却媒体)をそれぞれ独立し
    て循環させ、前記極低温の冷媒(冷却媒体)をこれら循
    環している冷媒(冷却媒体)と混合してから冷却対象流
    体の冷却に使用し、冷却した後に、これらの循環してい
    る冷媒(冷却媒体)の一部を抜き出して液化燃料蒸発器
    に戻すことを特徴とするガスタービンプラント。
  3. 【請求項3】ガスタービンの燃料に使用する液化燃料の
    蒸発熱で吸気を冷却するガスタービンプラントにおい
    て、液化燃料蒸発部と吸気冷却部及び第2冷却部を有
    し、液化燃料蒸発部で液化燃料の蒸発に使用して温度が
    極低温の冷媒(冷却媒体)を、吸気冷却部及び第2冷却
    部の両方に配分し、それを用いて吸気及び他の冷却対象
    流体を冷却するが、冷媒(冷却媒体)を配分するには、
    吸気冷却部側(特には入口側又は入口近辺)の温度によ
    り調節することを特徴とするガスタービンプラント。
  4. 【請求項4】ガスタービンの燃料に使用する液化燃料の
    蒸発熱で吸気を冷却するガスタービンプラントの吸気冷
    却方法において、液化燃料蒸発部と吸気冷却部及び第2
    冷却部を有し、液化燃料蒸発部から吸気冷却部及び第2
    冷却部の両部に冷熱を送り、吸気冷却部の冷却管(或い
    は冷却伝熱要素)の入口側又は入口近辺での冷却媒体の
    温度は、液化燃料蒸発部から送る冷却媒体の量を変えて
    制御し、一方第2冷却部の熱交換器の入口側又は入口近
    辺での冷却媒体の温度は、そこを循環している冷却媒体
    の循環速度を変えて制御することを特徴とするガスター
    ビンプラントの吸気冷却方法。
  5. 【請求項5】ガスタービンの燃料に使用する液化燃料の
    蒸発熱で吸気を冷却するガスタービンプラントの吸気冷
    却方法において、液化燃料蒸発部と吸気冷却部及び第2
    冷却部を有し、ガスタービンの全負荷運転時において、
    春秋期には、液化燃料蒸発部からの冷熱を吸気冷却部及
    び第2冷却部の両方で消費し、夏期には液化燃料蒸発部
    からの冷熱を吸気冷却部で消費し、冬期には液化燃料蒸
    発部からの冷熱を第2冷却部で消費することを特徴とす
    るガスタービンプラントの吸気冷却方法。
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