JP2001172635A - アクティブマトリクス型液晶表示装置 - Google Patents

アクティブマトリクス型液晶表示装置

Info

Publication number
JP2001172635A
JP2001172635A JP35595299A JP35595299A JP2001172635A JP 2001172635 A JP2001172635 A JP 2001172635A JP 35595299 A JP35595299 A JP 35595299A JP 35595299 A JP35595299 A JP 35595299A JP 2001172635 A JP2001172635 A JP 2001172635A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
display device
compound
crystal display
general formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35595299A
Other languages
English (en)
Inventor
Shintaro Takeda
新太郎 武田
Hiroyuki Kagawa
博之 香川
Kotaro Araya
康太郎 荒谷
Katsumi Kondo
克己 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP35595299A priority Critical patent/JP2001172635A/ja
Publication of JP2001172635A publication Critical patent/JP2001172635A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単環構造液晶化合物を含有する液晶組成物を
用いたアクティブマトリクス型液晶表示装置において、
基板へ液晶注入前後で液晶の特性変化が小さく、且つ高
速応答な液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 液晶層に、一般式(I)、(II)で表さ
れる化合物をそれぞれ含み、一般式(I)と一般式(I
I)で表される化合物の組み合わせ、あるいは、一般式
(I)で表される化合物と末端に一般式(IV)で表され
る構造を有する化合物の組み合わせ、もしくは一般式
(II)と一般式(III)で表される化合物の組み合わせ
のいずれかを含ませる。 【化6】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
し、特にアクティブマトリス型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は、一対の基板間に充填さ
れた液晶層の液晶分子に電界を印加し、液晶分子の配向
方向を変化させることによる液晶の光学特性の変化を利
用して表示を行っている。従来のアクティブマトリクス
型液晶表示装置では、液晶の旋光性を利用して表示を行
うツイステッドネマティック(TN)方式に代表される
ように、上下基板にそれぞれ電極を配置し基板平面に対
してほぼ垂直に電界を印加する方式が用いられてきた。
一方、上下基板のうち一方の基板上に櫛歯状の電極を配
置し電界の印加方向を基板の面内方向に対してほぼ平行
として、液晶の複屈折性を利用して表示を行う横電界
(IPS)方式が考案されている(特公昭63−219
07号公報、特開平5−505247号公報)。
【0003】この横電界方式を用いたアクティブマトリ
クス型液晶表示装置は、TN方式液晶表示装置に比べて
広視野角であるという特徴を有する。また、電極間隔が
セルギャップに等しいTN方式に比べ、横電界方式液晶
表示装置は電極間隔が櫛歯の間隔に相当するので、液晶
の保持容量を小さくすることができ、約一桁程度比抵抗
の小さい液晶材料を用いることができるという特徴を有
する。このことから、横電界方式液晶表示装置は基板間
に充填する液晶材料のバリエーションが広いという利点
がある。例えば、TN方式液晶表示装置には用いること
ができなかった、シアノ基を分子構造中に持つ液晶化合
物を含む液晶材料を横電界方式液晶表示装置は用いるこ
とができる。
【0004】また、この横電界方式では駆動電圧及び液
晶の応答時間と液晶材料の物性値との間に、次の〔数
1〕及び〔数2〕に示す関係があることが知られている
(大江昌人、近藤克己、アプライド・フィジクス・レタ
ーズ、67巻、3895−3897頁、1995年;大
江昌人、近藤克己、アプライド・フィジクス・レター
ズ、69巻、623−625頁、1996年)。
【0005】
【数1】τoff∝γ1/d2
【0006】
【数2】Vth∝{l×(1/Δε)1/2}/d ここで、τoffは電圧印加時から無印加時への液晶の応
答時間、γ1は液晶の回転粘度、dは液晶層の厚さ、V
thは液晶の閾値電圧、lは電極間隔、Δεは誘電率異方
性を表す。
【0007】前記〔数1〕及び〔数2〕から判るよう
に、粘度γ1が小さいほど液晶の応答時間τoffは短くな
る。また、誘電率異方性Δεが大きくなるほど駆動電圧
thは小さくなる。ところで、ほとんどの液晶材料にお
いて、この応答時間と駆動電圧を支配する因子であるγ
1とΔεには、ほぼ比例関係がある。すなわち、γ1が小
さくなるとΔεは小さくなり、逆にγ1が大きくなると
Δεが大きくなるという傾向がある。このことは、横電
界方式において、高速応答性と低駆動電圧性にトレード
オフの関係があることを示している。このため、これま
での横電界方式アクティブマトリクス型液晶表示装置用
の液晶材料では、液晶材料を低粘度化し応答時間を小さ
くすると駆動電圧が上昇し、高Δε化により駆動電圧低
減をはかると応答時間が大きくなるという関係があっ
た。
【0008】TN方式や横電界方式液晶表示装置にこれ
まで用いられてきた液晶の液晶分子の構造は、分子構造
中にベンゼン環やシクロヘキサン環、1,3−ジオキサ
ン環などの環状構造を少なくとも2つ以上具有してい
る。ところで液晶の粘度と分子量には、例えば末端置換
基が同一で分子構造が類似している場合、分子量が小さ
くなると粘度が低くなるという関係がある。このこと
は、前述のような多環構造液晶材料において、環状構造
を少なくするとΔεの低下を押さえつつ粘度を低くでき
る可能性を示唆している。これは特開平7−25825
号公報、特開平7−41448号公報、特開平10−2
18801号公報に開示されるように、従来までの液晶
材料に、単環構造化合物を添加し、粘度の低減を図る試
みへとつながっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術の単環構造化合物のように分子量が小さくな
ると、分子間の相互作用が小さくなり揮発性が高くなる
傾向がある。前述したように、液晶材料は液晶ディスプ
レイの基板間に注入する。液晶ディスプレイの基板間に
液晶材料を注入する場合には、シール樹脂によって張り
合わせた一対の基板内をシール部に設けた開口部より減
圧し、開口部と液晶材料を密着させた後、外部の圧力を
上げ、張り合わせた一対の基板内外の圧力差を利用して
注入する方法が一般的である。この方法によると、液晶
材料の揮発性が高い場合、すなわち前述のように単環材
料を含有した液晶材料を用いた液晶表示装置では、高揮
発性成分が揮発してしまい液晶材料の組成比が変化して
しまう。ゆえに、粘度やΔεが変化し、高速応答性や低
駆動電圧を得られない。
【0010】このように、前記従来技術である単環構造
化合物を用いた高速応答液晶表示装置では、液晶注入時
における揮発性の点について配慮がされておらず、液晶
注入機に改良を加えなければならないという問題があっ
た。本発明は、前述の問題に鑑み、単環構造液晶化合物
の揮発性を低減して液晶注入時における特性の変化が少
ない液晶材料を用いた液晶表示装置を提供することを目
的とする。換言すると、本発明は、液晶注入前の液晶物
性値から期待される高速応答性を液晶注入後のアクティ
ブマトリクス型液晶表示装置において実現することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、単環構造化
合物の揮発性の低減と液晶の高速応答を実現するため
に、電子供与性を有する置換基及び原子に直接結合して
いるベンゼン環を具有する単環構造化合物と、電子吸引
性を有する置換基及び原子に直接結合しているベンゼン
環を具有する単環構造化合物の間のエネルギーギャップ
を規定し、前述化合物を液晶表示装置の液晶層に含むも
のである。
【0012】本発明による液晶表示装置の液晶層は、下
記の一般式(I)で表されるシアノ基やハロゲン原子に
代表される電子吸引基若しくは電子吸引性を持つ原子が
ベンゼン環に結合した単環構造化合物と、一般式(II)
で表されるアルキル基やアルケニル基、アルコキシ基、
アルケニルオキシ基に代表される電子供与基がベンゼン
環に結合した単環構造化合物の組み合わせを含む。ある
いは、本発明による液晶表示装置の液晶層は、一般式
(I)で表される単環構造化合物と下記の一般式(IV)
で表されるアルキル基、アルケニル基、アルコキシ基、
アルケニルオキシ基に代表される電子供与基がベンゼン
環に結合した構造を末端に有する多環構造化合物とを含
むか、一般式(II)で表される単環構造化合物と一般式
(III)で表されるシアノ基やハロゲン原子に代表され
る電子吸引基若しくは電子吸引性を持つ原子がベンゼン
環に結合した構造を分子構造の末端に有する多環構造化
合物とを含む。
【0013】すなわち、本発明による液晶表示装置は、
スペーサによって間隔が規定された一対の基板と、一対
の基板間に充填された液晶層と、液晶層を挟んで配置さ
れた一対の偏光板とを備え、液晶層に電界を印加し液晶
分子の配向状態を変化させることにより画像の表示を行
う液晶表示装置において、液晶層は分子構造中に環状構
造を一つ持つ下記の一般式(I)及び(II)で表される
化合物をそれぞれ1種類以上含有することを特徴とす
る。
【0014】
【化4】
【0015】(式中、Xはシアノ基又はハロゲン原子を
表し、Y1,Y2は、それぞれ独立して、水素原子又はハ
ロゲン原子を表す。また,R1,R2,R3は、それぞれ
独立に炭素数2以上8以下のアルキル基、アルケニル
基、アルコキシ基又はアルケニルオキシ基を表す) 液晶層は、前記一般式(I)及び(II)で表される化合
物に加えて、分子構造の末端に下記一般式(III)で表
される構造を有する化合物及び/又は分子構造の末端に
下記一般式(IV)で表される構造を有する化合物を含ま
せてもよい。
【0016】
【化5】
【0017】(式中、X2はシアノ基又はハロゲン原子
を表し、Y3,Y4は、それぞれ独立して、水素原子又は
ハロゲン原子を表す。また、R4は、炭素数2以上8以
下のアルキル基、アルケニル基、アルコキシ基又はアル
ケニルオキシ基を表す) 一般式(I)で表される化合物の最低空軌道のエネルギ
ー準位と一般式(II)で表される化合物の最高被占分子
軌道のエネルギー準位との間のエネルギー差は9.1e
V以下とするのがよい。
【0018】一般式(I)で表される化合物の最低空軌
道のエネルギー準位と分子構造の末端に一般式(IV)で
表される構造を有する化合物の最高被占分子軌道のエネ
ルギー準位との間のエネルギー差、あるいは一般式(I
I)で表される化合物の最高被占分子軌道のエネルギー
準位と分子構造の末端に一般式(III)で表される構造
を有する化合物の最低空軌道のエネルギー準位との間の
エネルギー差が9.1eV以下とするのがよい。
【0019】本発明による液晶表示装置は、また、スペ
ーサによって間隔が規定された一対の基板と、一対の基
板間に充填された液晶層と、液晶層を挟んで配置された
一対の偏光板とを備え、液晶層に電界を印加し液晶分子
の配向状態を変化させることにより画像の表示を行う液
晶表示装置において、液晶層は分子構造中に環状構造を
一つ持つ上記一般式(I)で表される化合物と分子構造
の末端に上記一般式(IV)で表される構造を有する化合
物の組み合わせ、あるいは、上記一般式(II)で表され
る化合物と分子構造の末端に上記一般式(III)で表さ
れる構造を有する化合物の組み合わせを含むことを特徴
とする。
【0020】このとき、一般式(I)で表される化合物
の最低空軌道のエネルギー準位と分子構造の末端に一般
式(IV)で表される構造を有する化合物の最高被占分子
軌道のエネルギー準位との間のエネルギー差、あるいは
一般式(II)で表される化合物の最高被占分子軌道のエ
ネルギー準位と分子構造の末端に一般式(III)で表さ
れる構造を有する化合物の最低空軌道のエネルギー準位
との間のエネルギー差が9.1eV以下であることが好
ましい。
【0021】液晶層は摂氏0度から摂氏70度の温度領
域でネマチック相を示すものとすることができる。液晶
表示装置は、液晶層に対して基板面にほぼ平行な電界を
印加するために、一対の基板のうち一方の基板に電極を
有するものとすることができる。液晶表示装置は、ま
た、液晶層に対して基板面にほぼ垂直な電界を印加する
ために、前記一対の基板それぞれに対向するよう、基板
上に電極を有するものとすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明では、単環構造化合物の揮
発性低減のために、液晶組成物中の液晶分子の分子間相
互作用がより強まる化合物を添加することを特徴とす
る。分子間相互作用を強めるために、電子供与基を有す
る分子の最高被占分子軌道(HOMO)と電子吸引基を
有する分子の最低空軌道(LUMO)のエネルギーギャ
ップが小さくなる化合物の構造を検討した。
【0023】最初に、単環構造化合物の蒸気圧が、共存
する化合物の置換基によりどのような影響を受けるかを
検討した。図1に、この検討の過程において用いた化合
物を示す。なお、以下特に断りのない限り、分子軌道計
算に分子軌道計算ソフトMOPAC93(AM1)を用
いた。表1に、単環構造化合物に添加した二環構造化合
物とその組成を示した。また、表2に、分子軌道計算に
より求めた単環構造化合物(a)(以下、図1に示した
化合物を単に化合物(a)等のように表記する)のHO
MOと、各液晶組成物の共存する化合物(b),
(c),(d)のLUMOとのエネルギーギャップを示
した。
【0024】
【表1】
【0025】
【表2】
【0026】表2より、単環構造化合物(a)の蒸気圧
は、共存する化合物により異なり、化合物(b),
(c),(d)の順で単環構造化合物(a)の蒸気圧が
低減した。また、化合物(b),(c),(d)の順で
単環構造化合物(a)との間のエネルギーギャップが
9.3eV、9.1eV、8.4eVの順で低下した。
すなわち、エネルギーギャップが低下するにしたがっ
て、単環構造化合物の蒸気圧が低減していることが示さ
れた。
【0027】図2は、単環構造化合物(a)の蒸気圧の
実測値とエネルギーギャップの関係を示した図である。
ここで重要な知見が二点得られた。まず、第1に、エネ
ルギーギャップが9.1eVを超える場合に比べ9.1
eV以下では、蒸気圧の低下が顕著に見られた。これ
は、図2に示した8.4〜9.1eV間、9.1〜9.
3eV間を結ぶ直線の傾きがそれぞれ異なっており、
8.4〜9.1eV間を結ぶ直線の傾きが、9.1〜
9.3eV間を結ぶ直線の傾きよりおよそ30%大きか
ったことから分かった。また、電子供与性基が結合して
いる単環構造化合物の揮発性低減に、フッ素原子よりも
シアノ基を有する化合物と共存することが有効である。
これは、フッ素原子よりもシアノ基の方がエネルギーギ
ャップを小さくすることに効果があることを示してい
る。
【0028】ここで、二環構造化合物(b),(c),
(d)と同じ置換基を持つ単環構造化合物(g),
(h),(i)と単環構造化合物(a)のエネルギーギ
ャップをそれぞれ分子軌道計算から求めところ、それぞ
れ9.2eV、9.1eV、8.3eVであった。この
結果は、単環構造化合物と二環構造化合物のエネルギー
ギャップとほぼ同じである。このことから、単環構造化
合物と二環構造化合物を含有する液晶材料で単環構造化
合物の揮発性が低下したように、2種の単環構造化合物
を含有する液晶化合物においても単環構造化合物の揮発
性が低下すると期待される。一方、二環構造化合物に比
べ環状構造が少なく低分子量の単環構造化合物は、粘度
が小さいと予想される。つまり、単環構造化合物と二環
構造化合物の組み合わせにより揮発性低減を図るより
も、2種の異なる単環構造化合物の組み合わせにより揮
発性低減を図る方が低粘度化、すなわち高速応答化を実
現できる。
【0029】ところで、電子供与性基には分子のHOM
Oを増大させる効果があり、電子吸引性基には分子のL
UMOを減少させる効果があることが知られている。こ
のことから、エネルギーギャップを低減させるには、電
子供与性基を持つ分子と電子吸引性基を持つ分子の組み
合わせが有効である。この電子供与性基を持つ分子と電
子吸引性基を持つ分子の組み合わせは、上記で検討した
単環構造化合物(a)と単環構造化合物(h),(i)
あるいは、二環構造化合物(c),(d)の組み合わせ
に相当する。このときエネルギーギャップは9.1eV
以下であった。
【0030】以上のような検討に基づき、揮発性の低減
を効果的に実現し高速応答を図るために、本発明では一
般式(I)で表される化合物のLUMOと一般式(II)
で表される化合物のHOMOとの間のエネルギーギャッ
プ、あるいは末端に一般式(III)で表される構造を有
する化合物のLUMOと一般式(II)で表される化合物
のHOMOとの間のエネルギーギャップ、又は一般式
(I)で表される化合物のLUMOと末端に一般式(I
V)で表される構造を有する化合物のHOMOとの間の
エネルギーギャップが9.1eV以下を満たすようにし
た。
【0031】一方、分子構造中のフッ素原子やシアノ基
の数を増加させることや、分子構造中にシアノ基とフッ
素原子の両方を具有させることは、エネルギーギャップ
のよりいっそうの低減に対して有効であることが分子軌
道計算から示された。例えば、化合物(c)のベンゼン
環上にフッ素原子を更に2個結合させた場合、単環構造
化合物(a)とのエネルギーギャップは8.3eVであ
った。また、化合物(d)のベンゼン環上にフッ素原子
を更に2個結合させた場合、単環構造化合物(a)との
エネルギーギャップは7.8eVであった。以上のこと
から、シアノ基、又はシアノ基と1又は2個のフッ素原
子を有する単環構造化合物とアルキル基やアルコキシ
基、アルケニル基、アルケニルオキシ基を有する単環構
造化合物の組み合わせでエネルギーギャップがより小さ
くなり、揮発性低減の効果がより有効であると共に高速
応答が実現できる。
【0032】
【実施例】次に、本発明の実施例について詳細に説明す
る。以下の説明では、特に断りのない限り、組成比は重
量%で表す。粘度、誘電率異方性Δε、応答時間は2
5.0℃で測定した。図3から図6は、以下の比較例と
実施例において用いた液晶表示装置の説明図である。図
3は液晶表示装置の構成を説明する画素部分の横断面
図、図4は液晶表示装置の電極構造を示す平面図、図5
は液晶表示装置の画素部分の詳細を表す図、図6は液晶
表示装置の回路システムを表す図である。なお、ここに
図示した液晶表示装置は、単に説明の都合上の一例とし
て示したものであり、本発明による液晶表示装置がここ
に図示した構造に限定されることを意味するものではな
い。
【0033】この液晶表示装置は、一対のガラス製の基
板3,3′と、基板3,3′の間に配置される液晶1
と、基板3,3′の上に形成され基板面にほぼ平行な電
界(図3中の符号9で模式的に示される。)を印加する
ための共通電極7及び画素電極6、並びに信号電極5及
び、アクティブ素子である薄膜トランジスタ(TFT)
20と、ガラス製の基板3上の液晶1に接触する面上に
形成された液晶の配向を制御する配向制御層(以後、配
向膜と称する)4と、液晶の配向状態に応じて光学特性
を変える光学手段の具体例である偏光板2とを備える。
この液晶表示装置では、薄膜トランジスタ20の作用に
より共通電極7と画素電極6との間に電界9を発生させ
て液晶1の液晶分子を電界9に従って基板3とほぼ平行
な面内で回転させることによって画像表示を行う。以
下、この液晶表示装置の製造方法と、構成の詳細につい
て図3、図4、図5を用いて詳細に説明する。基板3と
しては、厚みが0.7mmで表面を研磨したガラス板を
用いた。基板3上には電極5,6,7,11の短絡を防
止するための絶縁層8を形成した。
【0034】図4は、薄膜トランジスタ20、電極5,
6,7の構造を示し、図4(a)は平面図、図4(b)
は図4(a)のA−A′線に沿った断面図、図4(c)
は図4(a)のB−B′線に沿った断面図である。薄膜
トランジスタ20は、映像信号電極5、画素電極6、走
査信号電極11及びアモルファスシリコン12から構成
される。共通電極7と走査信号電極11はアルミニウム
膜、映像信号電極5と画素電極6はクロム膜をパタ−ン
ニングして形成した。絶縁層8,8′は窒化珪素からな
り、膜厚はそれぞれ0.8μm、0.2μmである。画
素電極6は図4(a)において、3本の共通電極7の間
に配置されている。
【0035】次に、ガラス基板3,3′上に配向膜4を
それぞれ80nmの膜厚で形成し、その表面には液晶を
配向させるためのラビング処理を施した。基板3′上に
はブラックマトリクス13のついたカラーフィルタ14
を形成した。ガラス基板3,3′における配向膜4のラ
ビング方向をお互いにほぼ平行とし、かつ印加電界9の
方向とラビング方向のなす角を75度とした。これらの
基板間に平均粒径4.0μmの高分子ビーズをスペーサ
として分散し、基板3,3′を配向膜4が向き合うよう
に重ね合わせた。ガラス基板3,3′を挟む偏光板2は
クロスニコルに配置した。そして、低電圧で暗状態、高
電圧で明状態となるノーマリクローズ特性の表示方式を
採用した。
【0036】〔実施例1〕シアノ基を有する化合物を含
まず、一般式(III)で示される分子構造の末端にフル
オロベンゼン構造を有する化合物を含む市販液晶材料
に、単環構造化合物(a)を10%添加した液晶材料を
調製した。この市販液晶材料の粘度は12.7mPa・
sであり、単環構造化合物(a)を10%添加したこと
により粘度は11.0mPa・sとなった。この単環構
造化合物(a)を10%添加した液晶材料は、N−I転
移温度が70℃であり、摂氏0℃から安定なネマティッ
ク相を示した。この単環構造化合物(a)を10%添加
した液晶材料をガラス基板3,3′間に注入して前述の
液晶表示装置を製造した。この液晶表示装置の応答時間
は24.0msecであった。
【0037】一方、新たに、前述のシアノ基を有する化
合物を含まず、分子構造の末端にフルオロベンゼン構造
を有する化合物を含む市販液晶材料に、単環構造化合物
(a)を10%添加した液晶材料を調製し、この液晶材
料を2Paの真空下に2.5時間放置した。この真空下
に放置した液晶材料を、新たに用意したガラス基板3,
3′間に注入して液晶表示装置を製造した。この液晶表
示装置の応答時間は25.1msecであった。すなわ
ち、シアノ基を有する化合物を含まず、一般式(III)
で示される分子構造の末端にフルオロベンゼン構造を有
する化合物を含む市販液晶材料に単環構造化合物(a)
を10%添加した液晶材料を真空下にさらしたところ、
液晶材料の揮発により応答時間が約4.2%増大した。
【0038】〔比較例1〕実施例1で用いた液晶材料と
全く同じ組成の、シアノ基を有する化合物を含まず、一
般式(III)で示される分子構造の末端にフルオロベン
ゼン構造を有する化合物を含む市販液晶材料をガラス基
板3,3′間に注入して前述の液晶表示装置を製造し
た。この液晶表示装置の応答時間は26.0msecで
あった。一方、新たに、前述の市販液晶材料を用意し、
2Paの真空下に2.5時間放置した。この真空下に放
置した液晶材料を、新たに用意したガラス基板3,3′
間に注入して前述の液晶表示装置を製造したところ、そ
の液晶表示装置の応答時間は27.5msecであっ
た。すなわち、シアノ基有する化合物を含まず、一般式
(III)で示される分子構造の末端にフルオロベンゼン
構造を有する化合物を含む市販液晶材料を真空下にさら
したところ、液晶材料の揮発により応答時間が約5.8
%増大した。
【0039】〔実施例2〕一般式(III)で示される分
子構造の末端にシアノベンゼン構造を有する化合物を含
む市販液晶材料に単環構造化合物(a)を10%添加し
た液晶材料を調製した。この市販液晶材料の粘度は1
6.4mPa・sであり、単環構造化合物(a)を10
%添加したことにより粘度は15.2mPa・sとなっ
た。この単環構造化合物(a)を10%添加した液晶材
料は、N−I転移温度が63℃であり、摂氏0℃から安
定なネマティック相を示した。この単環構造化合物
(a)を10%添加した液晶材料をガラス基板3,3′
間に注入して前述の液晶表示装置を製造した。この液晶
表示装置の応答時間は30.8msecであった。
【0040】一方、新たに、前述の分子構造の末端にシ
アノベンゼン構造を有する化合物を含む市販液晶材料に
単環構造化合物(a)を10%添加した液晶材料を調製
し、この液晶材料を2Paの真空下に2.5時間放置し
た。この真空下に放置した液晶材料を、新たに用意した
ガラス基板3,3′間に注入して前述の液晶表示装置を
製造した。この液晶表示装置の応答時間は31.7ms
ecであった。すなわち、一般式(III)に示される分
子構造の末端にシアノベンゼン構造を有する化合物を含
む市販液晶材料に単環構造化合物(a)を10%添加し
た液晶材料を真空下にさらしたところ、液晶材料の揮発
により応答時間が約3.0%増大した。
【0041】〔比較例2〕実施例2で用いた液晶材料と
全く同じ組成の一般式(III)で示される分子構造の末
端にシアノベンゼン構造を有する化合物を含む市販液晶
材料をガラス基板3,3′間に注入して前述の液晶表示
装置を製造したところ、この液晶表示装置の応答時間は
33.8msecであった。一方、新たに、前述の市販
液晶材料を用意し、2Paの真空下に2.5時間放置し
た。この真空下に放置した液晶材料を、新たに用意した
ガラス基板3,3′間に注入して前述の液晶表示装置を
製造したところ、この液晶表示装置の応答時間は34.
8msecであった。すなわち、一般式(III)で示さ
れる分子構造の末端にシアノベンゼン構造を有する化合
物を含む市販液晶材料を真空下にさらしたところ、液晶
材料の揮発により応答時間が約3.0%増大した。
【0042】実施例1と比較例1の結果、あるいは実施
例2と比較例2の結果から、単環構造化合物(a)と一
般式(III)の構造を分子末端に有する化合物を含むこ
とにより、液晶材料の揮発性が低減したことが判った。
また一方で、低粘度な単環構造化合物により、高速応答
化も実現できることが判った。以上から、液晶組成物の
エネルギーギャップが9.1eV以下となる単環構造化
合物を添加することで、単環構造化合物の揮発性の低減
と高速応答化を図ることができることが分かる。
【0043】また、実施例1および実施例2では本発明
を横電界方式液晶表示装置に適用し、液晶材料の揮発性
低減と高速応答化を図ったが、揮発性の問題や、低粘度
化による高速応答化は、液晶表示装置の表示方式には依
存しない。つまり、揮発性の問題は横電界方式液晶表示
装置以外においても問題となりうるし、低粘度化による
高速応答化は、横電界方式液晶表示装置においても適用
できる。すなわち、本発明によればTN方式液晶表示装
置に代表される、横電界方式液晶表示装置以外の液晶表
示装置においても、液晶封入時における単環構造液晶の
揮発性の問題を解決し、低粘度な単環構造化合物を用い
た高速応答化を図ることができる。
【0044】
【発明の効果】本発明によると、横電界方式やTN方式
などの縦電界方式の液晶表示装置において、単環構造化
合物と液晶組成物のエネルギーギャップが9.1eV以
下となる単環構造化合物を添加することで、単環構造化
合物の揮発性の低減と高速応答化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶層に加える化合物例を示す図。
【図2】化合物間のエネルギーギャップと蒸気圧の関係
を示す図。
【図3】横電界方式液晶表示装置の断面の概略を表す
図。
【図4】横電界方式液晶表示装置の櫛場電極基板平面の
概略を表す図。
【図5】横電界方式表示装置の画素部分の詳細を表す図
【図6】液晶表示装置の回路システムの一例を表す図。
【符号の説明】
1…液晶分子、2…偏光板、3,3′…基板、4…配向
制御膜、5…映像信号電極、6…画素電極、7…共通電
極、8,8′…絶縁層、9…電界方向、10…液晶の配
向方向、11…走査信号電極、12…アモルファスシリ
コン、13…ブラックマトリクス、14…カラーフィル
ター、15…平坦化膜、16…電源回路及びコントロー
ラ、17…映像信号駆動回路、18…走査信号回路、1
9…共通信号駆動回路、20…薄膜トランジスタ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02F 1/137 500 G02F 1/136 500 (72)発明者 荒谷 康太郎 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 近藤 克己 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 Fターム(参考) 2H088 EA02 GA02 HA02 HA03 HA08 JA05 KA24 KA30 LA06 LA09 MA07 MA10 2H090 LA04 MA02 MA07 MB01 2H092 GA14 KA05 NA05 PA02 PA03 PA06 PA08 PA09 4H027 BA01 BB03 BC04 BD01 BD03 BD08 BE07 CA01 CA03 CA04 CM01 CM04 CW01 CW02 CW03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スペーサによって間隔が規定された一対
    の基板と、前記一対の基板間に充填された液晶層と、前
    記液晶層を挟んで配置された一対の偏光板とを備え、前
    記液晶層に電界を印加し液晶分子の配向状態を変化させ
    ることにより画像の表示を行う液晶表示装置において、
    前記液晶層は分子構造中に環状構造を一つ持つ下記の一
    般式(I)及び(II)で表される化合物をそれぞれ1種
    類以上含有することを特徴とする液晶表示装置。 【化1】 (式中、Xはシアノ基又はハロゲン原子を表し、Y1
    2は、それぞれ独立して、水素原子又はハロゲン原子
    を表す。また、R1,R2,R3は、それぞれ独立に炭素
    数2以上8以下のアルキル基、アルケニル基、アルコキ
    シ基又はアルケニルオキシ基を表す)
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液晶表示装置において、
    前記液晶層は分子構造の末端に下記一般式(III)で表
    される構造を有する化合物及び/又は分子構造の末端に
    下記一般式(IV)で表される構造を有する化合物を含む
    ことを特徴とする液晶表示装置。 【化2】 (式中、X2はシアノ基又はハロゲン原子を表し、Y3
    4は、それぞれ独立して、水素原子又はハロゲン原子
    を表す。また、R4は、炭素数2以上8以下のアルキル
    基、アルケニル基、アルコキシ基又はアルケニルオキシ
    基を表す)
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の液晶表示装置にお
    いて、一般式(I)で表される化合物の最低空軌道のエ
    ネルギー準位と一般式(II)で表される化合物の最高被
    占分子軌道のエネルギー準位との間のエネルギー差が
    9.1eV以下であることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の液晶表示装置において、
    一般式(I)で表される化合物の最低空軌道のエネルギ
    ー準位と分子構造の末端に一般式(IV)で表される構造
    を有する化合物の最高被占分子軌道のエネルギー準位と
    の間のエネルギー差、あるいは一般式(II)で表される
    化合物の最高被占分子軌道のエネルギー準位と分子構造
    の末端に一般式(III)で表される構造を有する化合物
    の最低空軌道のエネルギー準位との間のエネルギー差が
    9.1eV以下であることを特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 スペーサによって間隔が規定された一対
    の基板と、前記一対の基板間に充填された液晶層と、前
    記液晶層を挟んで配置された一対の偏光板とを備え、前
    記液晶層に電界を印加し液晶分子の配向状態を変化させ
    ることにより画像の表示を行う液晶表示装置において、
    前記液晶層は分子構造中に環状構造を一つ持つ下記一般
    式(I)で表される化合物と分子構造の末端に下記一般
    式(IV)で表される構造を有する化合物の組み合わせ、
    あるいは、下記一般式(II)で表される化合物と分子構
    造の末端に下記一般式(III)で表される構造を有する
    化合物の組み合わせを含むことを特徴とする液晶表示装
    置。 【化3】 (式中、X1,X2は、それぞれ独立に、シアノ基又はハ
    ロゲン原子を表し、Y1,Y2,Y3,Y4は、それぞれ独
    立して、水素原子又はハロゲン原子を表す。また、
    1,R2,R3,R4は、それぞれ独立に炭素数2以上8
    以下のアルキル基、アルケニル基、アルコキシ基又はア
    ルケニルオキシ基を表す)
  6. 【請求項6】 請求項5記載の液晶表示装置において、
    一般式(I)で表される化合物の最低空軌道のエネルギ
    ー準位と分子構造の末端に一般式(IV)で表される構造
    を有する化合物の最高被占分子軌道のエネルギー準位と
    の間のエネルギー差、あるいは一般式(II)で表される
    化合物の最高被占分子軌道のエネルギー準位と分子構造
    の末端に一般式(III)で表される構造を有する化合物
    の最低空軌道のエネルギー準位との間のエネルギー差が
    9.1eV以下であることを特徴とする液晶表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6記載の液晶表示装置にお
    いて、前記液晶層は摂氏0度から摂氏70度の温度領域
    でネマチック相を示すことを特徴とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項記載の液晶
    表示装置において、液晶層に対して基板面にほぼ平行な
    電界を印加するために、前記一対の基板のうち一方の基
    板に電極を有することを特徴とする液晶表示装置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれか1項記載の液晶
    表示装置において、液晶層に対して基板面にほぼ垂直な
    電界を印加するために、前記一対の基板それぞれに対向
    するよう、基板上に電極を有することを特徴とする液晶
    表示装置。
JP35595299A 1999-12-15 1999-12-15 アクティブマトリクス型液晶表示装置 Pending JP2001172635A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35595299A JP2001172635A (ja) 1999-12-15 1999-12-15 アクティブマトリクス型液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35595299A JP2001172635A (ja) 1999-12-15 1999-12-15 アクティブマトリクス型液晶表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001172635A true JP2001172635A (ja) 2001-06-26

Family

ID=18446578

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35595299A Pending JP2001172635A (ja) 1999-12-15 1999-12-15 アクティブマトリクス型液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001172635A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011209844A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Dic Corp 透明絶縁性組成物
WO2012121174A1 (ja) * 2011-03-09 2012-09-13 シャープ株式会社 液晶表示パネル、液晶表示装置及び液晶表示セル
JP2014177446A (ja) * 2013-10-21 2014-09-25 Dic Corp 透明絶縁性組成物
CN107548413A (zh) * 2015-05-04 2018-01-05 默克专利股份有限公司 液晶介质

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011209844A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Dic Corp 透明絶縁性組成物
WO2012121174A1 (ja) * 2011-03-09 2012-09-13 シャープ株式会社 液晶表示パネル、液晶表示装置及び液晶表示セル
JP2014177446A (ja) * 2013-10-21 2014-09-25 Dic Corp 透明絶縁性組成物
CN107548413A (zh) * 2015-05-04 2018-01-05 默克专利股份有限公司 液晶介质
CN107548413B (zh) * 2015-05-04 2021-04-02 默克专利股份有限公司 液晶介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3106917A1 (en) Lcd device
JPH08122750A (ja) 液晶電気光学装置、それを利用した投射型表示装置及びそれらの駆動方法
US20160152894A1 (en) Liquid crystal medium
JP2001172635A (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置
JP3985399B2 (ja) 液晶表示装置
JP5338117B2 (ja) 強誘電性液晶組成物、及びそれを用いた表示素子
CN108329929B (zh) 一种具有极低的负介电各向异性的液晶组合物及其应用
JPH03164713A (ja) 強誘電性液晶電気光学装置とその作製方法
JP2000310797A (ja) 液晶表示装置
TW200921185A (en) Liquid crystal display device
JP4756325B2 (ja) 液晶表示素子および液晶表示素子の製造方法
JP3068736B2 (ja) 液晶表示装置
JP2804763B2 (ja) 液晶電気光学装置
JPS6262327B2 (ja)
JPH09208958A (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JP3383015B2 (ja) 液晶光学素子
JPH01193390A (ja) 液晶組成物
JPS63277295A (ja) 強誘電性液晶組成物
JPH11222593A (ja) 液晶組成物及び液晶素子
JPH0336524A (ja) 液晶電気光学素子
JP2002357801A (ja) アクティブマトリクス型液晶表示装置
KR100599964B1 (ko) 프린지 필드 구동 액정 표시장치
JPH02293718A (ja) 液晶電気光学素子
JPH086029A (ja) 液晶光学素子
JP3033636B2 (ja) 高分子分散型液晶複合膜

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060822

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061023

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070403