JP2001172355A - 硬質ポリウレタンフォーム用ポリエステルポリオール及びその製造方法並びに硬質ポリウレタンフォームの製造方法 - Google Patents

硬質ポリウレタンフォーム用ポリエステルポリオール及びその製造方法並びに硬質ポリウレタンフォームの製造方法

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一雄 鈴木
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Tsukuru Izukawa
作 伊豆川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯蔵安定性及び反応性に優れ、優れた耐発煙
性、難燃性、硬度等を有する硬質ポリウレタンフォーム
の製造用原料として適するポリエステルポリオール及び
その製造方法、並びに、硬質ポリウレタンフォームの製
造方法を提供する。 【解決手段】 塩基性触媒の存在下、ビス(2−ヒドロ
キシエチル)テレフタレートに対してエポキサイド化合
物を付加重合して得られる、ポリエステルポリオールの
水酸基価が130mgKOH/g超、320mgKOH
/g以下、pHが7〜12である硬質ポリウレタンフォ
ーム用ポリエステルポリオール、及びその製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬質ポリウレタン
フォーム用ポリエステルポリオール及びその製造方法、
並びに、該ポリエステルポリオールの誘導体である硬質
ポリウレタンフォームの製造方法に関する。詳しくは、
硬質ポリウレタンを製造する際の反応性が良好で、しか
も優れた耐発煙性、難燃性、硬度等を有する硬質ポリウ
レタンフォームの製造用原料として用い得るポリエステ
ルポリオール及びその製造方法、並びに、前記特性を有
する硬質ポリウレタンフォームの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルポリオールは、ポリウレタ
ンフォームの原料として広く使用されている。ポリウレ
タンフォーム、例えば硬質ポリウレタンフォームは、建
物、冷蔵庫などの断熱材や構造材として用いられてい
る。このような用途、特に建材用においては、近年の防
災意識の高まりとともに一層の低発煙性、難燃性、高強
度が求められるようになってきた。
【0003】硬質ポリウレタンフォームの低発煙性、難
燃性を向上させる方法として、ポリオールやポリイソシ
アネートの分子構造の改良やヌレート骨格を導入する技
術などが提案されている。しかし、これらによって一定
の効果は得られたものの、更に優れた低発煙性、難燃
性、強度を有するウレタンフォームが望まれていた。特
に、従来の方法では、ポリオールの種類と量およびウレ
タン骨格とヌレート骨格の割合等を綿密に制御する等操
作や工程が煩雑になりがちであり、より簡便に製造で
き、ポリウレタンフォームに低発煙性、難燃性、高強度
を付与するポリエステルポリオール等が望まれていた。
さらに、近年のコストダウン等の要望により、さらなる
生産性の向上が望まれており、上記のような優れた特性
を有し、発泡時の発熱が適正な範囲にあり、且つ反応性
の高いポリオールが望まれていた。
【0004】テレフタル酸骨格を有するエステルポリオ
ールは、特に高い難燃性能を有することが知られてい
る。具体的には、廃ポリエチレンフタレート(PET)
のグリコールの解重合から得られるポリエステルポリオ
ール、ジメチルテレフタレート製造残査とグリコールか
ら誘導されるポリエステルポリオール等が代表される。
しかしながら、これらのポリエステルポリオールは、一
般的に酸価が高く、ポリウレタンを製造する際に、ウレ
タン形成反応を阻害し、生産性を低下させるか、又は、
ウレタン化触媒を過大に使用させ、実使用でのコストを
増大させる。また、廃棄物や残査を利用するため、これ
らの組成が常時均一であるとは言えず、得られるポリエ
ステルポリオールの品質が安定しない恐れがある。さら
には、ポリエステルポリオールを製造する際、200℃
付近の高い反応温度を要し、工業的には必ずしも好まし
いとは言えない。
【0005】一方、比較的低温でポリエステルポリオー
ルを製造する方法として、カルボン酸にアルキレンオキ
シドを付加する方法が知られている。特に、テレフタル
酸骨格を有するポリオールを製造する方法として、日本
化学会誌〔1981年(6)974−979頁〕には、
テレフタル酸にアルキレンオキシドを直接付加反応を行
う方法が記載されている。しかしながら、該方法で得ら
れる生成物に関する物性等の記述は、主にビス(2−ヒ
ドロキシエチル)テレフタレートを製造するためのもの
であって、副生するビス[2−(2−ヒドロキシエトキ
シ)エチル]テレフタレートの生成を抑制すべきことが
主眼であって、水酸基価、pH等、ポリウレタン原料と
しての重要な物性値は、何ら記載されていない。また、
その製造方法はテレフタル酸の高い融点と低い溶解度の
為、溶媒を使用せざるを得ず、工業的に好ましい方法で
あるとはいえない。
【0006】さらに、特開平8−158155号報、特
開平8−158156号報には、ビス(2−ヒドロキシ
エチル)テレフタレートにアルキレンオキシドを付加し
たポリオールを弾性繊維体の原料として使用することが
記載されている。しかし、実施例等において、水酸基
価、pH等、ポリウレタン原料としてのポリエステルポ
リオールが問題とするところの重要な特性に関する記載
は見当たらない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
問題に鑑み、貯蔵安定性に優れ、硬質ポリウレタンを製
造する際の反応性が良好で、しかも優れた耐発煙性、難
燃性、硬度等を有する硬質ポリウレタンフォームの製造
用原料として用い得るポリエステルポリオール及びその
製造方法、並びに、前記特性を有する硬質ポリウレタン
フォームの製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】発明者らは、鋭意検討の
結果、特定量の塩基性触媒の存在下、ビス(2−ヒドロ
キシエチル)テレフタレートに対し、特定量のエポキサ
イド化合物を付加重合することにより、上記課題が解決
し得るポリエステルポリオールが選られることを見出し
た。
【0009】すなわち、本発明の第1発明は、塩基性触
媒の存在下、ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレ
ートに対してエポキサイド化合物を付加重合して得られ
るポリエステルポリオールであって、ポリエステルポリ
オールの水酸基価が130mgKOH/g超、320m
gKOH/g以下、pHが7〜12であることを特徴と
する硬質ポリウレタンフォーム用ポリエステルポリオー
ルである。
【0010】第2発明は、前記第1発明に係わる硬質ポ
リウレタンフォーム用ポリエステルポリオールの製造方
法であり、塩基性触媒の存在下、70〜140℃におい
て、ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレート10
0重量部に対してエポキサイド化合物38〜240重量
部を付加重合することを特徴とする硬質ポリウレタンフ
ォーム用ポリエステルポリオールの製造方法である。
【0011】第1発明及び第2発明において、塩基性触
媒が、P=N結合を含む化合物、及び一般式(1)〔化
2〕
【0012】
【化2】
【0013】(R1が、炭素原子数8〜18のアルキル
基、R2およびR3が炭素数1〜8のアルキル基を示
す)で表されるアミン化合物から選ばれた少なくとも1
種の化合物であることが好ましい。
【0014】第3発明は、前記第1発明に係わる硬質ポ
リウレタンフォーム用ポリエステルポリオールの誘導体
である硬質ウレタンフォームの製造方法であり、発泡
剤、及びポリウレタン形成用触媒の存在下、ポリオール
とポリイソシアネートとを反応する硬質ポリウレタンフ
ォームの製造方法であって、ポリオールとして第1発明
に係わるポリエステルポリオールを少なくとも30重量
%含むポリオールを用いることを特徴とする硬質ポリウ
レタンフォームの製造方法である。該製造方法におい
て、ポリイソシアネートのイソシアネート基とポリエス
テルポリオールの活性水素基の割合(NCO/OH当量
比という)が0.7〜5であることが好ましい。
【0015】本発明に係わる硬質ポリウレタンフォーム
用ポリエステルポリオールは、貯蔵安定性が良好で、硬
質ポリウレタンを製造する際の反応性が良好でる。ま
た、優れた耐発煙性、難燃性、硬度等を有する硬質ポリ
ウレタンフォームを与える。従って、前記特性を有する
硬質ポリウレタンフォーム製造用原料として好適に用い
得る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の硬質ポリウレタン
フォーム用ポリエステルポリオール及びその製造方法、
並びに、硬質ポリウレタンフォームの製造方法について
詳細に説明する。 (1)硬質ポリウレタンフォーム用ポリエステルポリオ
ール 本発明の硬質ポリウレタンフォーム用ポリエステルポリ
オールは、塩基性触媒の存在下、ビス(2−ヒドロキシ
エチル)テレフタレート(以下、BHETという)に特
定量のエポキシ化合物を付加重合することにより得られ
る。該硬質ポリウレタンフォーム用ポリエステルポリオ
ールは、テレフタル酸骨格とエポキシ化合物の重合体成
分から構成されるポリエステルポリオールであり、以下
の物性を有する。
【0017】水酸基価は、130mgKOH/g超、3
20mgKOH/g以下である。水酸基価が320mg
KOH/gを超える場合は、常温付近で白濁や固形分の
析出がおこり、ポリウレタン製造時のイソシアネートと
の混合性が低下する。また、130mgKOH/g以下
である場合は、ポリウレタンの強度の低下や難燃性が悪
化する。pHは、7〜12の範囲である。好ましくは8
〜10である。pH7以下では、ポリウレタン製造時イ
ソシアネートとの反応性が低下し、生産性を悪化させ
る。12を超える場合はポリエステルポリオールの貯蔵
安定性が悪化する。
【0018】その他の物性として、ポリエステルポリオ
ールの酸価は0.1mgKOH/g以下であることが好
ましい。酸価が0.1mgKOH/gを超える場合は、
ポリウレタン製造時、イソシアネートとの反応速度が低
下することがある。かかる観点から、より好ましくは酸
価が0.03mgKOH/g以下である。粘度は特に限
定されないが、作業性を考慮すると、25℃において2
0000mPa・s以下が好ましい。 (2)硬質ポリウレタンフォーム用ポリエステルポリオ
ールの製造方法 前記特性を有する本発明に係わる硬質ポリウレタンフォ
ーム用ポリエステルポリオールは、塩基性触媒の存在
下、特定量のBHETにエポキサイド化合物を付加重合
することにより得られる。
【0019】本発明に用いるBHETは、公知の方法に
より得られるものが使用できる。好ましくは、廃ポリエ
チレンテレフタレート(以下、PETという)とエチレ
ングリコールとの解重合等で得られるものである。その
純度は、特に限定されないが、通常、80重量%以上で
あることが好ましい。実質的にBHET単独での使用が
好ましいが、種々の化合物が共存していても、本発明の
趣旨を犯すものではない。例えば、トルエン、キシレ
ン、ジメチルホルムアミド等の有機溶剤を溶媒として使
用してもよい。溶剤は製造後に回収することが望まし
い。
【0020】また、分子量が18〜400であり、且
つ、1分子当たり2当量以上の活性水素を有する多価活
性水素化合物と混合することも出来る。例えば、水、エ
チレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレン
グリコール、ジプロピレングリコール、1,2−ブタン
ジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジ
オール等のジオール類、グリセリン、トリメチロールエ
タン、トリメチロールプロパン等のトリオール類、ペン
タエリスリトール、ジグリセリン等のテトロール類、ソ
ルビトール等のヘキトール類、蔗糖、麦芽糖の水素添加
還元体、澱粉等の炭水化物、ビスフェノールA、ビスフ
ェノールF、フェノールとホルムアルデヒドとの縮合物
で代表される芳香族ヒドロキシ化合物、エチレンジアミ
ン、ヘキサメチレンジアミン、テトラメチレントリアミ
ン、ポリオキシアルキレンポリアミン等の脂肪族アミ
ン、トルエンジアミン、ジフェニルメタンジアミン等の
芳香族アミン、エタノールアミン、ジエタノールアミ
ン、トリエタノールアミン、イソプロパノールアミン、
ジイソプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミ
ン等に代表されるアルカノールアミン類が挙げられる。
【0021】また、上記の多価活性水素化合物にエポキ
サイド化合物を付加した化合物多価活性化合物として使
用できる。これらの多価活性水素化合物は単独、ない
し、2種以上混合して使用することができる。その混合
比はいかなる範囲でも構わない。混合量は、BHET1
00重量部に対し、300重量部以下であることが好ま
しい。300重量部を超えるとポリウレタンの強度が低
下し、難燃性が悪化する。
【0022】BHETに付加重合するエポキサイド化合
物としては、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、1,2−ブチレンオキサイド、2,3−ブチレンオ
キサイド、スチレンオキサイド、シクロヘキセンオキサ
イド、エピクロロヒドリン、エピブロモヒドリン、メチ
ルグリシジルエーテル、アリルグリシジルエーテル等が
挙げられる。これらは2種以上併用しても良い。好まし
くは、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドであ
り、併用することもできる。エポキサイド化合物の使用
量は、BHET100重量部に対し、38〜240重量
部である。
【0023】塩基性触媒としては、例えば、当業者にお
いて公知である水酸化ナトリウムや水酸化カリウムに代
表されるアルカリ金属水酸化物も使用できる。しかし、
本発明の目的を考慮すると、P=N結合を有する化合
物、及び上記一般式(1)で表されるアミン化合物が好
ましい。該アミン化合物としては、ジメチルオクチルア
ミン、トリオクチルアミン、ジメチルデシルアミン、ジ
メチルラウリルアミン、ジメチルスチルアミン、ジメチ
ルパルメチルアミン、ジメチルオレイルアミン、ジメチ
ルステアリルアミン、ジメチルリノレイックアミン、ジ
メチルリノレニックアミン等が挙げられる。好ましくは
ジメチルパルメチルアミンである。
【0024】P=N結合を有する化合物の好適なものと
しては、特開平11−106500号公報記載のホスフ
ァゼニウム化合物、EP−763555号公報記載のホ
スファゼン化合物、及び、特願平10−301872号
記載のホスフィンオキシド化合物から選ばれる少なくと
も1種の化合物が挙げられる。
【0025】具体的なホスファゼニウム化合物として、
例えば、テトラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホスフ
ォラニリデンアミノ]ホスフォニウムヒドロキシド、テ
トラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホスフォラニリデ
ンアミノ]ホスフォニウムメトキシド、テトラキス[ト
リス(ジメチルアミノ)ホスフォラニリデンアミノ]ホ
スフォニウムエトキシド、テトラキス[トリ(ピロリジ
ン−1−イル)ホスフォラニリデンアミノ]ホスフォニ
ウム tert−ブトキシド等が挙げられる。
【0026】具体的なホスファゼン化合物として、例え
ば、1−tert−ブチル−2,2,2−トリス(ジメ
チルアミノ)ホスファゼン、1−(1,1,3,3−テ
トラメチルブチル)−2,2,2−トリス(ジメチルア
ミノ)ホスファゼン、1−エチル−2,2,4,4,4
−ペンタキス(ジメチルアミノ)−2λ5 ,4λ5 −カ
テナジ(ホスファゼン)、1−tert−ブチル−4,
4,4−トリス(ジメチルアミノ)−2,2−ビス[ ト
リス(ジメチルアミノ)ホスフォラニリデンアミノ] −
2λ5 ,4λ5 −カテナジ(ホスファゼン)、1−
(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−4,4,4
−トリス(ジメチルアミノ)−2,2−ビス[ トリス
(ジメチルアミノ)ホスフォラニリデンアミノ] −2λ
5 ,4λ5 −カテナジ(ホスファゼン)、1−tert
−ブチル−2,2,2−トリ(1−ピロリジニル)ホス
ファゼン、または7−エチル−5,11−ジメチル−
1,5,7,11−テトラアザ−6λ5 −ホスファスピ
ロ[ 5,5] ウンデカ−1(6)−エン等が挙げられ
る。
【0027】また、具体的なホスフィンオキシド化合物
として、トリス[トリス(ジメチルアミノ)ホスフォラ
ニリデンアミノ]ホスフィンオキシド、トリス[トリス
(ジエチルアミノ)ホスフォラニリデンアミノ]ホスフ
ィンオキシド等が挙げられる。これらP=N結合を有す
る化合物の中で、好ましくは、ホスファゼニウム化合
物、及び、ホスフィンオキシド化合物から選ばれる化合
物である。これら塩基性触媒の使用量は、エポキシ化合
物を付加して得られるポリエステルポリオール中に0.
01〜1重量%含ませる量を用いる。
【0028】特に、一般式(1)で表わされる化合物を
用いる場合には0.2〜1重量%、P=N結合を有する
化合物を用いる場合には、0.01〜0.3重量%含ま
せる量が好ましく、更に好ましくは0.03〜0.3重
量%である。塩基性触媒の使用量が1重量%を超えるも
のは、エステルポリオールの貯蔵安定性、対加水分解性
が悪化するため好ましくない。
【0029】エポキサイド化合物を付加重合する際の反
応温度は70〜140℃である。好ましくは80℃〜1
40℃、さらに好ましくは100℃〜130℃である。
反応機内圧力、反応時間は、特に限定されるものではな
いが、特に、BHETを実質的に単独で用いる場合、1
00℃以上においてエポキシ化合物の反応が促進され
る。また、反応機内圧力は1MPa・G以下が好まし
い。反応時間は24時間以内が好ましい。
【0030】本発明で得られるポリエステルポリオール
は、通常、ポリエーテルポリオールの製造で一般的に行
われるような塩基性触媒の除去操作を特に必要としな
い。必要に応じて公知の方法で触媒の除去をしても構わ
ない。 (3)硬質ポリウレタンフォームの製造方法 本発明に係わる硬質ポリウレタンフォームは、発泡剤及
びポリウレタン形成用触媒の存在下、ポリオールとポリ
イソシアネートを反応させることにより製造することが
できる。本願発明の硬質ポリウレタンフォームの製造方
法は、本発明のポリエステルポリオールを必須成分とし
て含有するポリオールを用いて製造する。必要に応じて
整泡剤、助触媒、難燃剤、可塑剤、安定剤、充填剤、着
色剤等のその他の助剤を添加することができる。
【0031】本発明に係わる硬質ポリウレタンフォーム
用ポリエステルポリオールは、上述したようにpHが高
く、酸価が低いため、硬質ポリウレタンフォームを形成
する過程において、反応活性が高く、生産性が良好であ
る。
【0032】本発明で得られる硬質ポリウレタンフォー
ムは、密度が約5〜100kg/m 3である。好ましく
は5〜60kg/m3である。フォームの寸法安定性
は、低温(−30℃)、高温(70℃)、高湿熱(70
℃/95RH%)雰囲気において48時間保存したとき
の体積変化率が±5%以内である。また、フォームの難
燃性能を示すJIS A−1321に記載の表面試験方
法により測定される発煙係数は、100以下及び温度・
時間面積は、150℃・min以下である。
【0033】このような硬質ポリウレタンフォームは、
特に難燃性、寸法安定性を含む強度等に優れており、断
熱性、軽量構造材としての性能、吸音性等を有している
ので、建造材、家庭用品類、レジャー用品類等の分野、
例えば住宅用壁・屋根材、冷凍倉庫用壁・屋根材、冷蔵
庫、冷凍庫、クーラーボックス、自動販売機、ショーケ
ース等へ応用する事ができる。
【0034】硬質ポリウレタンフォームの製造に使用す
るポリオールは、前記第1発明に係わるポリエステルポ
リオールを所定量含有していれば、下記の如きその他の
ポリオール等の活性水素化合物を含有していてもよい。
その他のポリオール等の活性水素化合物中に占める本発
明に係わる前記ポリエステルポリオールの含有量は、少
なくとも30重量%である。好ましくは少なくとも50
重量%である。
【0035】その他のポリオール等の活性水素化合物と
しては、通常、ポリウレタン原料として使用される公知
のものすべての活性水素化合物が挙げられ、例えば、多
価アルコール類、芳香族アミン類、脂肪族アミン類、ポ
リエステルポリオール、ポリエーテルポリオール等が挙
げられる。具体的には、多価アルコールとして例えば、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、トリプロピレングリコール、グリセリン、
トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、ソル
ビトール、α−メチルグルコシド、ショ糖等が挙げられ
る。
【0036】芳香族アミン類としてはトリレンジアミン
等が挙げられる。脂肪族アミン類としてはモノエタノー
ルアミン、ジエタノールアミン、エチレンジアミン、ト
リエタノールアミン等が挙げられる。ポリエステルポリ
オールとしては、公知のものがすべて使用できるが上記
多価アルコールとアジピン酸、フタル酸等の低分子量カ
ルボン酸との縮合反応により生成する水酸基価100〜
500mgKOH/gのポリエステルジオール、ポリエ
ステルトリオール等が挙げられる。
【0037】ポリエーテルポリオールとしては、多価ア
ルコール類、芳香族アミン類、脂肪族アミン類等にエチ
レンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシ
ド、スチレンオキシド、アミレンオキシド、アリルグリ
シジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、ポリア
ルキレングリコールジグリシジルエーテル等を付加重合
させて得られた水酸基価が100〜800mgKOH/
gのポリエーテルポリオール等が挙げられる。
【0038】本願発明に用いられるポリイソシアネート
としては、芳香族ポリイソシアネート、脂肪族ポリイソ
シアネート、多環式ポリイソシアネート、及び、前記ポ
リイソシアネートをウレタン変性した変性体(プレポリ
マーと呼称される)やヌレート変性した変性体等、通常
のポリウレタンの製造に用いられるものであればいずれ
でも良い。
【0039】芳香族ポリイソシアネートとしては、例え
ば、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ト
リレンジイソシアネート(TDI)、キシリレンジイソ
シアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイソ
シアネート(TMXDI)などが挙げられる。粗TD
I、ポリメリックMDI等を用いても良い。脂肪族ポリ
イソシアネートとしては、イソホロンジイソシアネート
(IPDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HD
I)、水素化キシリレンジイソシアネート(水添XD
I)、水素化ジフェニルメタンジイソシアネート(水添
MDI)等が挙げられる。
【0040】多環式ポリイソシアネートとしては、2,
5−ジイソシアナトメチルビシクロ〔 2,2,1〕ヘ
プタン、2,6−ジイソシアナトメチルビシクロ〔2,
2,1〕ヘプタン、3(4),8(9)−ジ(イソシア
ナトメチル)トリシクロ〔5,2,1,02,6〕デカン
(以下、TCDIと略す)等が挙げられる。変性体とし
ては、TDI等をポリオール等と反応させて得られたウ
レタン変性体(プレポリマー)、アロファネート変性し
たアロファネート変性体、ビウレット変性したビウレッ
ト変性体、ヌレート変性したヌレート体等を挙げること
ができる。上記ポリイソシアネートは単独で用いても良
いが複数を併用してもよい。
【0041】本発明に用いる発泡剤としては、公知のハ
イドロクロロフルオロカーボン類、ハイドロフルオロカ
ーボン類、ハイドロカーボン類等が挙げられる。これら
の内、好ましくは1,1−ジクロロ−1−フルオロエタ
ン、1,1,1,2−テトラフルオロエタン、1,1,
1,3,3−ペンタフルオロプロパン、シクロペンタ
ン、n−ペンタン、iso−ペンタンである。また、
水、二酸化炭素も好適である。これらの混合物を使用し
てもよい。
【0042】硬質ポリウレタンフォームの製造用触媒と
しては、通常、ポリウレタンの発泡に用いられるアミン
類、アジリジン類、4級アンモニウム化合物、アルカリ
金属塩、鉛化合物、錫化合物、アルコラート化合物、フ
ェノラート化合物、金属ハロゲン化物、金属錯化合物等
公知の触媒すべてを使用することができる。
【0043】アミン類としてはトリメチルアミノエチル
ピペラジン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、
N−メチルモルフォリン、N−エチルモルフォリン、ト
リエチレンジアミン、テトラメチルヘキサメチレンジア
ミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、ジアゾビシクロ
ウンデセン、N,N’,N’’−トリス(ジメチルアミ
ノプロピル)ヘキサヒドロ−s−トリアジン等を挙げる
ことができる。
【0044】アジリジン類としては2−エチルアジリジ
ン等を挙げることができる。4級アンモニウム化合物と
しては、3級アミンのカルボン酸塩等を挙げることがで
きる。アルカリ金属塩類としては、オクチル酸カリウ
ム、酢酸ナトリウムなどを例示することができる。鉛化
合物としては、ナフテン酸鉛、オクチル酸鉛等を挙げる
ことができる。錫化合物としては、ジブチル錫ジアセテ
ート、ジブチル錫ジラウレート等を挙げることができ
る。アルコラート化合物としては、ナトリウムメトキシ
ド、ナトリウムエトキシド等を挙げることができる。
【0045】フェノラート化合物としては、カリウムフ
ェノキシド、リチウムフェノキシド、ナトリウムフェノ
キシド等を挙げることができる。金属ハロゲン化物とし
ては、塩化鉄、塩化亜鉛、臭化亜鉛、塩化錫等を挙げる
ことができる。金属錯体化合物としては、アセチルアセ
トン金属塩等の金属錯化合物等を挙げることができる。
これらの触媒は、単独または2種以上を併用して用いる
ことができる。その使用量は、ポリオール100重量部
に対して、0.001〜15.0重量部が好ましい。
【0046】整泡剤としては、従来公知の含珪素有機系
の界面活性剤が好ましく用いられる。例えば、日本ユニ
カ−(株)製の商品名:SZ−1127、SZ−114
2、SZ−1605、SZ−1642、SZ−164
9、SZ−1655、L−580、L−5740、L−
5420、L−5421等、東レ・ダウコーニング・シ
リコーン(株)製の商品名:SF−2935F、SF−
2938F、SF−2940F、SF−2945F、S
F−2908、SRX−294A、SH−190、SH
−192、SH−193等、信越化学工業(株)製の商
品名:F−327、F−345、F−305等が挙げら
れる。
【0047】助触媒としては、例えば、エチレンカーボ
ネート、プロピレンカーボネート等のカーボネート化合
物、リン酸エステル、亜リン酸エステル等のリン酸化合
物等を挙げることができる。
【0048】本発明の硬質ポリウレタンフォームは、以
下のようにして製造する。前記ポリエステルポリオール
等の活性水素化合物、及びポリイソシアネートを含有す
る液を後述する装置を用いて2液を混合させ、発泡、硬
化させることにより得られる。
【0049】発泡剤、触媒、整泡剤及びその他の助剤類
を必要に応じて、予めイソシアネートもしくはポリエス
テルポリオール等の活性水素化合物成分に適宜混合す
る。
【0050】ポリイソシアネートのイソシアネート基と
ポリエステルポリオール等の活性水素基の割合は、(以
下、NCO/OH当量比という)は、0.7〜5の範囲
が好ましい。更に好ましくは1〜3の範囲である。NC
O/OH当量比が上記範囲にあると、密度、圧縮強度等
のフォーム物性に優れ、脆性を低く保ち、且つ、接着性
を向上されることができるので好ましい。
【0051】上記の原料から硬質ポリウレタンフォーム
を製造するにあたっては、均一に混合可能であればいか
なる装置でも使用することができる。例えば、小型ミキ
サーや一般のポリウレタンフォーム製造用の低圧または
高圧発泡機を使用することができる。また、混合に先立
ち必要に応じて加熱することもできる。
【0052】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例によってなんら限定
されるものではない。尚、実施例に示した特性は下記方
法により測定した。
【0053】(1)ポリエステルポリオールのpH ポリエステルポリオール10gを100mlビーカーに
採取し、pH7に調整した水/イソプロパノール(60
/40重量比)混合溶媒60mlで溶解、pHメーター
〔堀場製作所(株)製、形式:カスタニーLABpHメ
ーターF−12)にて測定する。
【0054】(2)ポリエステルポリオール酸価(mg
KOH/g) ポリエステルポリオール10gを200mlフラスコに
取り、トルエン/メタノール(70/30重量比)混合
溶媒100mlおよびpH指示薬としてフェノールフタ
レインを3〜4滴を加え室温でよく攪拌した後、0.1
N−水酸化カリウムのメタノール溶液〔関東化学(株)
製〕で滴定を行い、次式に従い酸価を算出する。 酸価=0.1×(A−B)×56×f/S、ここで、
A:サンプルの滴定量(ml)、B:ブランクの滴定量
(ml)、S:サンプル量(g)、f:水酸化カリウム
メタノール溶液イオン強度。
【0055】(3)ポリエステルポリオールの水酸基価
(mgKOH/g)、及び粘度(mPa・s/25℃) JIS K−1557に規定される方法に従って測定す
る。
【0056】エポキサイド化合物の付加重合触媒とし
て、以下に示すホスファゼニウム化合物、及びホスフィ
ンオキシド化合物を調製し、用いた。
【0057】調製例1 <ホスファゼニウム化合物の合成(以下、PZNとい
う)>テトラキス[トリス(ジメチルアミノ)ホスフォ
ラニリデンアミノ]ホスフォニウムクロリド(Fluk
a社製)31.02g(40mmol)を200mlの
50重量%のメタノール−水の混合溶媒に溶解させて、
0.2mol/lの溶液を調製した。この溶液を、室温
にて、140mlの水酸基型に交換した陰イオン交換樹
脂(バイエル社製、商品名;レバチットMP500)を
充填したカラム(直径20mm、高さ450mm)に1
40ml/hの速度で流通した。次いで、450mlの
50重量%のメタノール−水の混合溶媒を同速度で流通
した。流出液を濃縮した後、80℃、665Paの条件
で乾燥し、固形状とした。この固形物をテトラヒドロフ
ランとジエチルエーテルの体積比1:15の混合溶媒に
溶解後、再結晶することにより、28.76gの無色の
化合物を得た。収率は95%であった。
【0058】りん酸トリ−n−ブチルを内部標準化合物
とした、該化合物の重水素化ジメチルスルホキシド溶液
中の31P−NMR(日本電子(株)製核磁気共鳴装置)
の化学シフトは−33.3(5重線、1P)ppm、
7.7(2重線、4P)ppmであり、テトラキス[ト
リス(ジメチルアミノ)ホスフォラニリデンアミノ]ホ
スフォニウムカチオン中の中心のリン原子、及び、周り
の4つのりん原子として帰属される。又、テトラメチル
シランを内部標準とした1H−NMRの化学シフトは
2.6ppmであり、テトラキス[トリス(ジメチルア
ミノ)ホスフォラニリデンアミノ]ホスフォニウムカチ
オン中のメチル基に帰属され、リン原子とのカップリン
グにより、2重線として観測される。元素分析値(重量
%)は、C:38.28、:9.82、N:29.4
3、P:19.94(理論値、C:38.09、H:
9.72、:29.61、P:20.46)であった。
【0059】調製例2 <ホスフィンオキシド化合物の合成(以下、PZOとい
う)>五塩化リン、ジメチルアミン、及び、アンモニア
を原料とし、溶媒として、o−ジクロロベンゼンを使用
して、ジャーナル オブ ジェネラル ケミストリーオ
ブ ザ ユーエスエスアール(USSR)、第55巻、
1453ページ(1985年発行)記載の方法により、
トリス[トリス(ジメチルアミノ)ホスフォラニリデン
アミノ]ホスフィンオキシド{[(Me2N)3P=N
−]3P=O・0.29(H2O)}(Meはメチル基を
示す)の合成を行った。次いで、該化合物を、五酸化リ
ンを乾燥剤としたデシケーターに入れ、23℃、655
Paの条件で、1週間乾燥させ、水を含まないトリス
[トリス(ジメチルアミノ)ホスフォラニリデンアミ
ノ]ホスフィンオキシド{[(Me2N)3P=N−]3
P=O}を得た。化学式の同定は、前記した31P−NM
R、1H−NMR、及び、元素分析法により実施した。
【0060】<ポリエステルポリオールの製造>以下
に、本発明のポリエステルポリオールの製造例、及び比
較のためのポリエステルポリオールの製造例を示す。
【0061】実施例1 906gのBHET〔試薬;東京化成(株)製〕、及び
1.6gの調製例2で得られたPZOを内容積2.5L
オートクレーブに装入した。オートクレーブ内を乾燥窒
素で置換後、120℃に昇温、内圧を窒素圧0.15M
PaGに調整し、エチレンオキサイドの装入を開始し
た。反応機内圧が最大0.45MPaGになる速度で6
94gのエチレンオキサイドを装入後、30分間で反応
機内圧の低下が見られなくなるまで反応を行った。エチ
レンオキサイドの装入から反応終了まで8時間を要し
た。反応終了後、60℃に冷却し、−0.1MPaGで
30分間減圧処理を行い、オートクレーブより生成物を
取り出した。生成物として橙色透明液体のポリエステル
ポリオール(1540g)を得た。得られたポリエステ
ルポリオールの特性を上記方法により測定した。その結
果、水酸基価は258mgKOH/g、pHは9.5、
酸価は0.021mgKOH/g、粘度は1570mP
a・s/25℃であった。
【0062】実施例2 543gのBHET(試薬;東京化成)、及び1.1g
の調製例1で得られたPZNを内容積2.5Lオートク
レーブに装入した。オートクレーブ内を乾燥窒素で置換
後、120℃に昇温、内圧を窒素圧0.01MPaGに
調整し、プロピレンオキサイドの装入を開始した。反応
機内圧が最大0.45MPaGになる速度で1057g
のプロピレンオキサイドを装入後、30分間で反応機内
圧の低下が見られなくなるまで反応を行った。プロピレ
ンオキシドの装入から反応終了まで8時間を要した。反
応終了後、60℃に冷却し、−0.1MPaGで30分
間減圧処理を行い、オートクレーブより生成物を取り出
した。生成物として黄色透明液体のポリエステルポリオ
ール(1583g)を得た。得られたポリエステルポリ
オールの特性を上記方法により測定した。その結果、水
酸基価は152mgKOH/g、pHは8.6、酸価は
0.013mgKOH/g、粘度は2200mPa・s
/25℃であった。
【0063】実施例3 1032gのBHET(試薬;東京化成)、及び7.2
gのジメチルパルミチルアミン〔花王(株)製、商品
名;ファーミンDM−60〕を内容積2.5Lオートク
レーブに装入した。オートクレーブ内を乾燥窒素で置換
後、120℃に昇温、内圧を窒素圧0.15MPaGに
調整し、プロピレンオキサイドの装入を開始した。反応
機内圧が最大0.45MPaGになる速度で568gの
プロピレンオキサイドを装入後、1時間で反応機内圧の
低下が見られなくなるまで反応を行った。プロピレンオ
キサイドの装入から反応終了まで6時間を要した。反応
終了後、60℃に冷却し、−0.1MPaGで30分間
減圧処理を行い、オートクレーブより生成物を取り出し
た。生成物として橙色透明液体のポリエステルポリオー
ル(1528g)を得た。得られたポリエステルポリオ
ールの特性を上記方法により測定した。その結果、水酸
基価は293mgKOH/g、pHは9.2、酸価は
0.018mgKOH/g、粘度は18000mPa・
s/25℃であった。
【0064】比較例1 1268gのBHET(試薬;東京化成)、及び7.2
gのジメチルパルミチルアミン〔花王(株)製、商品
名;ファーミンDM−60〕を内容積2.5Lオートク
レーブに装入した。オートクレーブ内を乾燥窒素で置換
後、120℃に昇温、内圧を窒素圧0.15MPaGに
調整し、エチレンオキサイドの装入を開始した。反応機
内圧が最大0.45MPaGになる速度で332gのエ
チレンオキサイドを装入後、30分間で反応機内圧の低
下が見られなくなるまで反応を行った。反応終了後、6
0℃に冷却し、−0.1MPaGで30分間減圧処理を
行い、オートクレーブより生成物を取り出した。生成物
として橙色透明液体のポリエステルポリオール(158
3g)を得た。得られたポリエステルポリオールは25
℃で放置したところ、徐々に白濁し、ペースト状になっ
た。得られたポリエステルポリオールの特性を上記方法
により測定した。その結果、水酸基価は348mgKO
H/g、pHは9.4、酸価は0.028mgKOH/
gであった。常温で均一な液状の形態が得られず、上記
方法では粘度の測定ができなかった。
【0065】比較例2 906gのBHET(試薬;東京化成)、及び19.2
gの調製例2で得られたPZOを内容積2.5Lオート
クレーブに装入した。オートクレーブ内を乾燥窒素で置
換後、120℃に昇温、内圧を窒素圧0.15MPaG
に調整し、エチレンオキサイドの装入を開始した。反応
機内圧が最大0.45MPaGになる速度で694gの
エチレンオキサイドを装入後、30分間で反応機内圧の
低下が見られなくなるまで反応を行った。エチレンオキ
サイドの装入から反応終了まで6時間を要した。反応終
了後、60℃に冷却し、−0.1MPaGで30分間減
圧処理を行い、オートクレーブより生成物を取り出し
た。生成物として茶褐色微濁液体のポリエステルポリオ
ール(1540g)を得た。得られたポリエステルポリ
オールの特性を上記方法により測定した。その結果、水
酸基価は266mgKOH/g、pHは12.6、粘度
は2200mPa・s/25℃であった。
【0066】比較例3 398gのBHET(試薬;東京化成)、及び1.6g
の調製例1で得られたPZNを内容積2.5Lオートク
レーブに装入した。オートクレーブ内を乾燥窒素で置換
後、120℃に昇温、内圧を窒素圧0.15MPaGに
調整し、エチレンオキサイドの装入を開始した。反応機
内圧が最大0.45MPaGになる速度で1202gの
エチレンオキサイドを装入後、30分間で反応機内圧の
低下が見られなくなるまで反応を行った。エチレンオキ
サイドの装入から反応終了まで24時間を要した。反応
終了後、60℃に冷却し、−0.1MPaGで30分間
減圧処理を行い、オートクレーブより生成物を取り出し
た。生成物として黄色透明液体のポリエステルポリオー
ル(1576g)を得た。得られたポリエステルポリオ
ールの特性を上記方法により測定した。その結果、水酸
基価は112mgKOH/g、pHは8.7、酸価は
0.012mgKOH/g、粘度は950mPa・s/
25℃であった。
【0067】比較例4 攪拌機および蒸留塔を取り付けた3つ口丸底フラスコに
746gのテレフタル酸〔三井化学(株)製〕、476
gのジエチレングリコール(〔井化学(株)製〕、53
9gのトリエチレングリコール〔三井化学(株)製〕の
混合物に触媒としてテトラ−n−ブトキシチタン〔和光
純薬工業(株)製、0.23g〕を添加し、230℃、
常圧の窒素雰囲気下、縮合反応により生成する水を留去
しながら4時間反応を行った後、反応液中に乾燥窒素を
バブリングし、さらに12時間反応を行い生成物を取り
出した。生成物として薄黄色透明液体のポリエステルポ
リオール(1540g)を得た。得られたポリエステル
ポリオールの特性を上記方法により測定した。その結
果、水酸基価は245mgKOH/g、pHは4.3、
酸価は0.23mgKOH/g、粘度は5500mPa
・s/25℃であった。実施例1〜3、比較例1〜4の
結果を〔表1〕に示す。
【0068】
【表1】
【0069】加水分解試験 ポリエステルポリオールは、長期の保存において大気中
の水分等による加水分解が危惧される。そこで、実施例
1、及び比較例2で得られるポリエステルポリオールに
ついて、下記方法により、加水分解試験を実施した。そ
の結果、実施例1で得られたポリエステルポリオール
(初期pH:9.5)は、ほとんどpHが変化せず、安
定した品質を保つものであった。一方、比較例2で得ら
れたポリエステルポリオール(初期pH:12.6)
は、加水分解試験によりpHは著しく低下した。結果を
{表2〕に示す。
【0070】<加水分解促進試験方法>キャップ付の1
50mlガラス瓶に試料ポリエステルポリオール100
gと水10gを入れ、均一に混合した後、50℃のオー
ブン中で放置する。混合直後、放置1週間後、放置1ヶ
月後のpHを測定する。
【0071】
【表2】
【0072】実施例4、比較例5〜7 <硬質ポリウレタンフォームに関する実施例>下記
(1)〜(7)の原料を使用した。 (1)ポリイソシアネート(Polymeric MDI):三井化
学(株)製、商品名:M−200。(2)ポリエステル
ポリオール−(A):実施例1、比較例3、又は比較例
4で得られたポリエステルポリオール。(3)ポリエー
テルポリオール−(B):市販品〔三井化学(株)製、
商品名:SU−464〕。(4)整泡剤:日本ユニカー
(株)製、商品名:SZ−1655。(5)触媒A:テ
トラメチルヘキサメチレンジアミン〔活材ケミカル
(株)製、商品名:MINICO TMHD〕。(6)
触媒B:Air Products社製、商品名:PO
LYCAT−41、及び、活材ケミカル(株)製、商品
名:MINICO K−65 との2対1(重量比)の
混合触媒。(7)発泡剤:三井デュポンフロロケミカル
(株)製、商品名:HCFCー141b(1、1−ジク
ロロ−1−フルオロエタン)。
【0073】<硬質ポリウレタンフォームの製造>実施
例又は比較例で得られたポリエステルポリオール−
(A)と市販のポリエーテルポリオール−(B)を〔表
3〕に示した重量比で混合した。該混合ポリエーテルオ
ール100gに整泡剤2g、触媒A0.5g、触媒B
1.5g、発泡剤30gをそれぞれ混合した。液温を2
5℃に保持した後、これに液温25℃のポリイソシアネ
ートをそのイソシアネート基と混合ポリエステルポリオ
ールの水酸基の当量比(NCO/OH当量比)が2.3
になる量を加え、5秒間高速混合し、直ちにフリー発泡
用ボックス(サイズ:250×250×250mm)に
注ぎ発泡させた。ゲルタイム(樹脂化時間)を測定し、
発泡硬化後、23℃、相対湿度65%の恒温室で24時
間放置して硬質ポリウレタンフォームを製造した。
【0074】<硬質ポリウレタンフォームの評価>実施
例4、及び比較例5〜7で得られた硬質ポリウレタンフ
ォームの特性を下記方法により測定した。得られた結果
を〔表3〕に示す。
【0075】(1)ゲルタイム(秒) 実施例4、及び比較例5〜7と同一条件で硬質ポリウレ
タンフォームを製造する。樹脂化するまでの所要時間を
測定する。反応液に木製の棒を差込み、それを引き上げ
たときに糸状になって固まる時点を樹脂化時間とする。
【0076】(2)密度(kg/m3)、及び圧縮強度
(MPa) ASTM− D−1622−59Tに規定される方法に
従って測定する。
【0077】(3)発煙係数(CA)、及び温度時間面
積(℃・min) JIS A−1321の表面試験による燃焼試験により
測定する。
【0078】
【表3】
【0079】<実施例の考察>実施例4では、実施例1
で得られたポリエーテルポリオールを用いた。高い反応
性を示した。得られたポリウレタンフォームの物性は、
優れた強度を維持し良好な難燃性能を示した。比較例5
では、比較例3で得られたポリエステルポリオールを用
いた。水酸基価が低いために、強度、及び難燃性能が低
下した。比較例6では、比較例4で得られたポリエステ
ルポリオールを用いた。pHが低いために、ゲルタイム
が遅く、生産性の低下させるものであった。比較例7で
は、ポリエステルポリオールの使用量が少ないすぎたた
め、反応性が悪かった。
【0080】
【発明の効果】本願発明の硬質ポリウレタン用ポリエス
テルポリオールは、弱塩基性領域のpHを有し、貯蔵安
定性に優れる。また、硬質ポリウレタンを製造する際の
反応性が良好である。特に、硬質ポリウレタンフォーム
の製造触媒として、オクチル酸カリウム、テトラメチル
ヘキサメチレンジアミン、N,N’,N’’−トリス
(ジメチルアミノプロピル)−ヘキサヒドロ−s−トリ
アジンの如き3級アミン等の塩基性化合物を用いた場
合、触媒活性を阻害することなく、高活性で反応を実施
することができる。更に、優れた耐発煙性、難燃性、硬
度等を有する硬質ポリウレタンフォームを与える。従っ
て、これらの特性を有する硬質ポリウレタンフォームの
製造用原料として極めて好適に用い得る。
フロントページの続き (72)発明者 山崎 聡 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井化学株式会社内 (72)発明者 田村 智 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井化学株式会社内 (72)発明者 伊豆川 作 愛知県名古屋市南区丹後通2丁目1番地 三井化学株式会社内 Fターム(参考) 4J005 AA12 AA21 4J034 BA03 DA01 DB04 DC02 DC12 DC35 DC43 DD08 DD09 DG03 DG16 DH02 DH06 DH10 HA01 HA07 HA09 HC03 HC12 HC17 HC22 HC46 HC52 HC54 HC61 HC64 HC67 HC71 HC73 KA01 KB05 KC02 KC08 KC17 KC18 KC35 KD02 KD04 KD08 KD12 KD24 KD25 KE01 KE02 NA01 NA02 NA03 NA08 QA03 QB16 QC01 RA10 RA15

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塩基性触媒の存在下、ビス(2−ヒドロ
    キシエチル)テレフタレートに対してエポキサイド化合
    物を付加重合して得られるポリエステルポリオールであ
    って、ポリエステルポリオールの水酸基価が130mg
    KOH/g超、320mgKOH/g以下、pHが7〜
    12であることを特徴とする硬質ポリウレタンフォーム
    用ポリエステルポリオール。
  2. 【請求項2】 塩基性触媒が、P=N結合を含む化合
    物、及び一般式(1)〔化1〕 【化1】 (R1が、炭素原子数8〜18のアルキル基、R2およ
    びR3が炭素数1〜8のアルキル基を示す)で表される
    アミン化合物から選ばれた少なくとも1種の化合物であ
    ることを特徴とする請求項1記載の硬質ポリウレタンフ
    ォーム用ポリエステルポリオール。
  3. 【請求項3】 P=N結合を含む化合物が、ホスファゼ
    ニウム化合物、ホスフィンオキシド化合物、及びホスフ
    ァゼン化合物から選ばれた少なくとも1種の化合物であ
    ることを特徴とする請求項2記載の硬質ポリウレタンフ
    ォーム用ポリエステルポリオール。
  4. 【請求項4】 塩基性触媒の存在下、70〜140℃に
    おいて、ビス(2−ヒドロキシエチル)テレフタレート
    100重量部に対してエポキサイド化合物38〜240
    重量部を付加重合することを特徴とする硬質ポリウレタ
    ンフォーム用ポリエステルポリオールの製造方法。
  5. 【請求項5】 塩基性触媒が、P=N結合を含む化合
    物、及び前記一般式(1)で表されるアミン化合物から
    選ばれた少なくとも1種の化合物であることを特徴とす
    る請求項4記載の硬質ポリウレタンフォーム用ポリエス
    テルポリオールの製造方法。
  6. 【請求項6】 P=N結合を含む化合物が、ホスファゼ
    ニウム化合物、ホスフィンオキシド化合物、及びホスフ
    ァゼン化合物から選ばれた少なくとも1種の化合物であ
    ることを特徴とする請求項4記載の硬質ポリウレタンフ
    ォーム用ポリエステルポリオールの製造方法。
  7. 【請求項7】 ポリエステルポリオールの水酸基価が1
    30mgKOH/g超、320mgKOH/g以下、p
    Hが7〜12であることを特徴とする請求項4記載の硬
    質ポリウレタンフォーム用ポリエステルポリオールの製
    造方法。
  8. 【請求項8】 発泡剤、及びポリウレタン形成用触媒の
    存在下、ポリオールとポリイソシアネートとを反応する
    硬質ポリウレタンフォームの製造方法であって、ポリオ
    ールとして請求項1〜3のいずれか1項に記載のポリエ
    ステルポリオールを少なくとも30重量%含むポリオー
    ルを用いることを特徴とする硬質ポリウレタンフォーム
    の製造方法。
  9. 【請求項9】 ポリイソシアネートのイソシアネート基
    とポリエステルポリオールの活性水素基の割合(NCO
    /OH当量比という)が0.7〜5であることを特徴と
    する請求項8記載の硬質ポリウレタンフォームの製造方
    法。
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