JP5927905B2 - ポリウレタンフォーム製造用の原料配合組成物 - Google Patents
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[2]一般式(1)で示されるアミン化合物が、1,8−ビス(ジメチルアミノ)オクタン、1,9−ビス(ジメチルアミノ)ノナン、1,10−ビス(ジメチルアミノ)デカン、1,11−ビス(ジメチルアミノ)ウンデカン、1,12−ビス(ジメチルアミノ)ドデカン、1,13−ビス(ジメチルアミノ)トリデカン、1,14−ビス(ジメチルアミノ)テトラデカン、1,15−ビス(ジメチルアミノ)ペンタデカン、1,16−ビス(ジメチルアミノ)ヘキサデカン、1,17−ビス(ジメチルアミノ)ヘプタデカン、及び1,18−ビス(ジメチルアミノ)オクタデカンからなる群より選ばれる1種又は2種以上のアミン化合物であることを特徴とする上記[1]に記載の原料配合組成物。
1リットルのフラスコに合成ゼオライトを仕込み、硝酸銅、硝酸ニッケル及び塩化パラジウムの水溶液(各金属の原子モル比で、Cu:Ni:Pd=4:1:0.1)を入れ、攪拌しながら昇温した。1時間の熟成の後、沈殿物を濾過、水洗し80℃、10時間乾燥後、400℃で3時間焼成した。得られた金属酸化物の担体に対する担持量は50%であった。次に、凝縮器と分離器を付けた1リットルのフラスコに、1,8−オクタンジオール60gと上記3元触媒0.24g(原料ジオール4重量%)を仕込み、攪拌しながら水素ガスを10リットル/Hrの流速で系内に吹き込み、180℃に昇温した。次にジメチルアミンと水素ガスの混合ガスを40リットル/Hrの流速でフラスコに導入した。減圧9時間反応後、3元触媒を濾過分離した。精密蒸留により、1,8−ビス(ジメチルアミノ)オクタンを収率70%、純度98%で得た。
1,8−オクタンジオールに代えて1,9−ノナンジオールを用いた以外は合成例1と同様にして1,9−ビス(ジメチルアミノ)ノナンを得た。
1,8−オクタンジオールに代えて1,10−デカンジオールを用いた以外は合成例1と同様にして1,10−ビス(ジメチルアミノ)デカンを得た。
1,8−オクタンジオールに代えて1,12−ドデカンジオールを用いた以外は合成例1と同様にして1,12−ビス(ジメチルアミノ)ドデカンを得た。
1,8−オクタンジオールに代えて1,16−ヘキサデカンジオールを用いた以外は合成例1と同様にして1,16−ビス(ジメチルアミノ)ヘキサデカンを得た。
1,8−オクタンジオールに代えて1,18−オクタデカンジオールを用いた以外は合成例1と同様にして1,18−ビス(ジメチルアミノ)オクタデカンを得た。
表1、表2に示す配合により原料配合液を調製し、この原料配合液とポリイソシアネートを、所定のインデックスとなるように重量比を決め、液温20℃にてラボミキサーを使用して9000rpmで2秒間攪拌して発泡反応させて、硬質ポリウレタンフォームを製造した。このときのゲルタイムを測定し、貯蔵安定性試験前のゲルタイムとした。
ゲルタイム:反応が進行し液状物質より、樹脂状物質に変わる時間を測定。
酸素指数:得られた硬質ポリウレタンフォームの中心部を採取し、JIS K7201に準じて測定した。
表2より明らかなように、触媒として、上記した一般式(1)で示されるアミン化合物を含む原料配合組成物を用いた実施例1〜実施例9は、いずれもゲルタイムの変化率は100%以下であり、貯蔵安定性に優れていた。また、原料配合組成物の外観を目視にて確認したところ、全て透明均一な状態であり、その他原料との相溶性は良好であった。
芳香族ポリエステルポリオールの使用量が20重量部の原料配合物組成であり、ゲルタイムの変化率は小さいが、得られる硬質ポリウレタンフォームの酸素指数は20%未満となり難燃性が若干低かった。
触媒として、上記した一般式(1)で示されるアミン化合物を含まない原料配合組成物を用いた比較例1、比較例3及び比較例4は、いずれもゲルタイムの変化率が100%を超えており、反応硬化に必要な時間が貯蔵前の2倍以上必要となるため、実用途に耐えないものであった。
触媒としてN,N−ジメチルヘキサデシルアミン(特許文献1に記載のジアルキル(脂肪族アルキル)第三級アミンに該当する化合物)を含む原料配合組成物を用いた比較例2では、ゲルタイムの変化率は100%以下であり、貯蔵安定性に優れているものの、同等反応性を得るための触媒使用量が20重両部を越えて多くなった。また、原料配合組成物の外観を目視にて確認したところ、明らかな濁りが生じており、N,N−ジメチルヘキサデシルアミンとその他原料との相溶性が悪かった。更に得られる硬質ポリウレタンフォームの酸素指数は20%未満となり難燃性が低かった。
Claims (9)
- 一般式(1)で示されるアミン化合物が、1,13−ビス(ジメチルアミノ)トリデカン、1,14−ビス(ジメチルアミノ)テトラデカン、1,15−ビス(ジメチルアミノ)ペンタデカン、1,16−ビス(ジメチルアミノ)ヘキサデカン、1,17−ビス(ジメチルアミノ)ヘプタデカン、及び1,18−ビス(ジメチルアミノ)オクタデカンからなる群より選ばれる1種又は2種以上のアミン化合物であることを特徴とする請求項1に記載の原料配合組成物。
- 一般式(1)で示されるアミン化合物が、1,14−ビス(ジメチルアミノ)テトラデカン、1,16−ビス(ジメチルアミノ)ヘキサデカン、及び1,18−ビス(ジメチルアミノ)オクタデカンからなる群より選ばれる1種又は2種以上のアミン化合物であることを特徴とする請求項1に記載の原料配合組成物。
- 原料配合組成物に含まれる全ポリオール成分の合計100重量部に対し、ポリエステルポリオールが30〜100重量部、水が1〜10重量部の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の原料配合組成物。
- ポリエステルポリオールが、芳香族ポリエステルポリオールであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の原料配合組成物。
- 芳香族ポリエステルポリオールとして、テレフタル酸ジメチル残査、無水フタル酸、及びフタル酸系ポリエステルの廃物からなる群より選ばれる1種又は2種以上を出発原料とするポリエステルポリオールを含有することを特徴とする請求項5に記載の原料配合組成物。
- 水以外の発泡剤として、ハイドロフルオロカーボン(HFC)、ハイドロフルオロオレフィン(HFO)、ハイドロクロロフルオロオレフィン(HCFO)、炭化水素(HC)、及び炭酸ガスからなる群より選ばれる1種又は2種以上の発泡剤をさらに含有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の原料配合組成物。
- 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の原料配合組成物にポリイソシアネートを混合して反応させることを特徴とする硬質ポリウレタンフォームの製造法。
- 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の原料配合組成物を含有する硬質ポリウレタンフォーム。
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