JP2001172265A - ヒドロキサム酸誘導体およびその用途 - Google Patents

ヒドロキサム酸誘導体およびその用途

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JP2001172265A
JP2001172265A JP35575799A JP35575799A JP2001172265A JP 2001172265 A JP2001172265 A JP 2001172265A JP 35575799 A JP35575799 A JP 35575799A JP 35575799 A JP35575799 A JP 35575799A JP 2001172265 A JP2001172265 A JP 2001172265A
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JP35575799A
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Tatsu Okada
達 岡田
Minoru Sanemitsu
穣 実光
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Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた除草活性を有する化合物を提供するこ
と。 【解決手段】一般式 化1 【化1】 [式中、R1は水素原子、置換されていてもよいC1−
C6アルキル基{置換されていてもよいC1−C6アル
キル基における置換基は、C1−C3アルコキシ基、C
1−C3アルキルチオ基、C1−C4アルコキシカルボ
ニル基および置換されていてもよいフェニル基からなる
群より選ばれる1種以上である。}等を表し、R2は水
素原子、C1−C6アルキル基等を表すか、あるいはR
1とR2がひとつになってC3−C6アルキレン基を表
し、R3は水素原子またはメチル基を表す。]で示され
るヒドロキサム酸誘導体およびそれを有効成分として含
有する除草剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はヒドロキサム酸誘導
体およびそれを有効成分として含有する除草剤に関す
る。
【0002】
【従来の技術】現在、数多くの除草剤が市販され、使用
されているが、防除の対象となる雑草は種類も多く、発
生も長期にわたるため、より除草効果が高く、幅広い殺
草スペクトラムを有し、作物に対し薬害の問題を生じな
い除草剤が求められている。特開昭63―41466号
公報において、ある種のフェニルウラシル化合物が除草
活性を有することが開示されているが、これらのフェニ
ルウラシル化合物が除草剤として十分な性能を有するも
のではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は除草剤として
優れた性能を有する化合物を提供することを、課題とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は除草剤として
優れた性能を有する化合物を見出すべく鋭意検討した結
果、下記一般式 化2で示されるヒドロキサム酸誘導体
が除草剤として優れた性能を有することを見出し、本発
明に至った。即ち、本発明は、一般式 化2
【化2】 [式中、R1は水素原子、置換されていてもよいC1−
C6アルキル基、置換されていてもよいC3−C6アル
ケニル基または置換されていてもよいC3−C6アルキ
ニル基{置換されていてもよいC1−C6アルキル基、
置換されていてもよいC3−C6アルケニル基、置換さ
れていてもよいC3−C6アルキニル基における各置換
基は、C1−C3アルコキシ基、C1−C3アルキルチ
オ基、C1−C4アルコキシカルボニル基および置換さ
れていてもよいフェニル基からなる群より選ばれる1種
以上である。}を表し、R2は水素原子、C1−C6ア
ルキル基、C3−C6アルケニル基またはC3−C6ア
ルキニル基を表すか、あるいはR1とR2がひとつになっ
てC3−C6アルキレン基を表し、R3は水素原子また
はメチル基を表す。]で示されるヒドロキサム酸誘導体
(以下、本発明化合物と記す。)およびそれを有効成分
として含有する除草剤を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明化合物には、二重結合およ
び不斉炭素原子に関わる立体異性体が存在する場合があ
るが、その各々およびその混合物が本発明化合物に含ま
れる。本発明において、R1で示されるC1−C3アル
コキシ基、C1−C3アルキルチオ基、C1−C4アル
コキシカルボニル基および置換されていてもよいフェニ
ル基からなる群より選ばれる1種以上により置換されて
いてもよいC1−C6アルキル基としては、例えばメチ
ル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル
基、イソブチル基、sec−(=セカンダリー、以下同
じ)ブチル基、t−(=ターシャリー、以下同じ)ブチ
ル基、ペンチル基、イソペンチル基、sec−ペンチル
基、t−ペンチル基、ネオペンチル基、メトキシメチル
基、エトキシメチル基、1−メトキシエチル基、1−エ
トキシエチル基、2−メチルチオエチル基、メトキシカ
ルボニルメチル基、1−(メトキシカルボニル)エチル
基、2−(メトキシカルボニル)エチル基、1−メチル
−1−(メトキシカルボニル)エチル基、エトキシカル
ボニルメチル基、1−(エトキシカルボニル)エチル
基、2−(エトキシカルボニル)エチル基、1−メチル
−1−(エトキシカルボニル)エチル基、フェニルメチ
ル基、1−フェニルエチル基、2−フェニルエチル基、
3−フェニルプロピル基、(2−メトキシフェニル)メ
チル基、(3−メトキシフェニル)メチル基、(4−メ
トキシフェニル)メチル基、(2−クロロフェニル)メ
チル基、(3−クロロフェニル)メチル基、(4−クロ
ロフェニル)メチル基、(2−ニトロフェニル)メチル
基、(3−ニトロフェニル)メチル基、(4−ニトロフ
ェニル)メチル基、(2−メチルフェニル)メチル基、
(3−メチルフェニル)メチル基、(4−メチルフェニ
ル)メチル基等が挙げられ、C1−C3アルコキシ基、
C1−C3アルキルチオ基、C1−C4アルコキシカル
ボニル基および置換されていてもよいフェニル基からな
る群より選ばれる1種以上により置換されていてもよい
C3−C6アルケニル基としては、アリル基、1−メチ
ル−2−プロペニル基、1、1−ジメチル−2−プロペ
ニル基、2−ブチテニル基、3−メトキシ−2−プロペ
ニル基、3−メチルチオ−2−プロペニル基、3−メト
キシカルボニル−2−プロペニル基、3−(3−メトキ
シフェニル)−2−プロペニル基等が挙げられ、C1−
C3アルコキシ基、C1−C3アルキルチオ基、C1−
C4アルコキシカルボニル基および置換されていてもよ
いフェニル基からなる群より選ばれる1種以上により置
換されていてもよいC3−C6アルキニル基としては、
プロパルギル基、1−メチル−2−プロピニル基、1,
1−ジメチル−2−プロピニル基、3−メトキシ−2−
プロピニル基等が挙げられる。
【0006】R2で示されるC1−C6アルキル基とし
ては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル
基、ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、アミル
基、イソアミル基、t−アミル基、ヘキシル基等が挙げ
られ、C3−C6アルケニル基としては、アリル基、1
−メチル−2−プロぺニル基、2−メチル−2−プロぺ
ニル基、2−ブテニル基、3−ブテニル基等が挙げら
れ、C3−C6アルキニル基としては、プロパルギル
基、1−メチル−2−プロピニル基、1,1−ジメチル
−2−プロピニル基、2−ブチニル基、3−ブチニル基
等が挙げられる。R1とR2がひとつになって示されるC
3−C6アルキレン基としては、トリメチレン基、テト
ラメチレン基、1,3−ブチレン基等があげられる。本
発明化合物のうち、除草効力の点で好ましい置換基とし
ては、R1としてはC1−C6アルキル基、C3−C6
アルケニル基、C3−C6アルキニル基が挙げられ、よ
り好ましくはメチル基、エチル基、アリル基、プロパル
ギル基が挙げられる。R2としては水素原子、メチル基
が挙げられ、より好ましくは水素原子があげられる。R
3としてはメチル基が挙げられる。
【0007】本発明化合物の製造法について説明する。
本発明化合物は、例えば製造法1〜製造法3に示す方法
により、製造することができる。 (製造法1) 一般式 化3
【化3】 [式中、R3は前記と同じ意味を表す。]で示されるカル
ボン酸化合物と一般式 化4
【化4】 [式中、R1及びR2は前記と同じ意味を表す。]で示され
るアミン化合物とから製造する方法。該方法は例えば、
一般式 化3で示されるカルボン酸化合物を塩素化剤と
反応させることにより酸塩素化物とした後(以下、工程
1と記す。)に、一般式 化4で示されるアミン化合物
とを塩基の存在下に反応させる(以下、工程2と記
す。)ことにより行われる。工程1は、無溶媒または溶
媒中で行われ、反応温度の範囲は通常0〜150℃であ
り、反応時間の範囲は通常瞬時〜24時間である。反応
に供される試剤の量は、一般式 化3で示されるカルボ
ン酸化合物1モルに対して塩素化剤は1モルの割合が理
論量であるが、反応の状況に応じて1モル〜過剰量の範
囲で任意に変化させることができる。用いられる塩素化
剤としては例えば塩化チオニル、塩化スルフリル、ホス
ゲン、塩化オキサリル、三塩化リン、五塩化リン、オキ
シ塩化リン等が挙げられ、必要に応じて用いられる溶媒
としては、例えばヘキサン、ヘプタン、ノナン、デカ
ン、リグロイン、シクロヘキサン、石油エーテル等の脂
肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、メシ
チレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、クロロホ
ルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、1,2,
3−トリクロロプロパン等の脂肪族ハロゲン化炭化水素
類、モノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ベンゾト
リフルオリド等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、ジエチ
ルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチル−t−ブ
チルエーテル、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル
類、あるいはそれらの混合物が挙げられる。反応終了後
は、通常、反応液を減圧条件下に濃縮し、濃縮残渣をそ
のまま工程2の原料として使用する。
【0008】工程2は、塩基の存在下、無溶媒または溶
媒中で行われ、反応温度の範囲は通常−20〜100℃
であり、反応時間の範囲は通常瞬時〜24時間である。
反応に供される試剤の量は、一般式 化3で示されるカ
ルボン酸化合物1モルに対して、塩基および一般式 化
4で示されるアミン化合物は各々1モルの割合が理論量
であるが、反応の状況に応じてそれぞれ1モル〜過剰量
の範囲で任意に変化させることができる。また、一般式
化4で示されるアミン化合物は、その相当する塩酸塩
または硫酸塩として用いることも可能である。この場合
は反応に供される試剤の量は、一般式 化3で示される
カルボン酸化合物1モルに対して、塩基は2モル、一般
式化4で示されるアミン化合物の塩酸塩または硫酸塩は
1モルの割合が理論量である。用いられる塩基として
は、例えば炭酸水素リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭
酸水素カリウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム等の無機塩基、ピリジン、キノリン、4−ジメ
チルアミノピリジン、2−ピコリン、3−ピコリン、4
−ピコリン、2,3−ルチジン、2,4−ルチジン、
2,5−ルチジン、2,6−ルチジン、3,4−ルチジ
ン、3,5−ルチジン、3−クロロピリジン、2−エチ
ル−3−メチルピリジン、5−エチル−2−メチルピリ
ジン等の含窒素芳香族化合物、トリエチルアミン、ジイ
ソプロピルエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、
トリ−n−ブチルアミン、ベンジルジメチルアミン、フ
ェネチルジメチルアミン、N−メチルモルホリン、1,
8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデック−7−エ
ン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノン−5−
エンまたは1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オク
タン等の第3級アミン類が挙げられ、必要に応じて用い
られる溶媒としては、例えばヘキサン、ヘプタン、ノナ
ン、デカン、リグロイン、シクロヘキサン、石油エーテ
ル等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、メシチレン等の芳香族炭化水素類、塩化メチレン、
クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタン、
1,2,3−トリクロロプロパン等の脂肪族ハロゲン化
炭化水素類、モノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、
ベンゾトリフルオリド等の脂肪族ハロゲン化炭化水素
類、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチ
ル−t−ブチルエーテル、1,4−ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、エチレングリコールジメチルエーテル等
のエーテル類、酢酸エチル、N,N−ジメチルホルムア
ミド、ヘキサメチルホスホン酸トリアミド、ジメチルス
ルホキシド等の中性、極性溶媒あるいはそれらの混合物
が挙げられる。反応終了後は、例えば以下に示す後処理
操作を行うことにより目的の本発明化合物を得ることが
できる。 1)反応液を水に注加し、これを有機溶媒にて抽出し、
該有機層を乾燥、濃縮する。 2)反応液を濾過し、該濾液を濃縮する。尚、該化合物
は、クロマトグラフィー、再結晶等の操作によって精製
することも可能である。
【0009】また、一般式 化3で示されるカルボン酸
化合物と一般式 化4で示されるアミン化合物より本発
明化合物を製造する方法は、上記の方法に限らず、縮合
剤(例えば、カルボニルジイミダゾール、ジシクロヘキ
シルカルボジイミド等)を用いて反応させる方法等の公
知の方法により行うことも可能である。
【0010】本発明化合物のうち、R1が水素原子以外
の基であり、R2が水素原子である化合物は、(製造法
2)に示す方法によっても製造することができる。 (製造法2) 一般式 化5
【化5】 [式中、R3は前記と同じ意味を表す。]で示される化合
物(製造法1により製造することができる。)と一般式
化6
【化6】 [式中、R1は前記と同じ意味を表し、Xは塩素原子、臭
素原子、ヨウ素原子、メタンスルホニルオキシ基、p−
トルエンスルホニルオキシ基等の脱離基を表す。]で示
される化合物とから製造する方法。該方法は、塩基の存
在下に無溶媒または溶媒中で行われ、反応温度の範囲は
通常−20〜100℃であり、反応時間の範囲は通常瞬
時〜24時間である。反応に供される試剤の量は、一般
式 化5で示される化合物1モルに対して塩基および一
般式 化6で示される化合物はそれぞれ1モルの割合が
理論量であるが、反応の状況に応じてそれぞれ1モル〜
過剰量の範囲で任意に変化させることができる。用いら
れる塩基としては、例えば炭酸水素リチウム、炭酸水素
ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸リチウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム等の無機塩基、ピリジン、キノ
リン、4−ジメチルアミノピリジン、2−ピコリン、3
−ピコリン、4−ピコリン、2,3−ルチジン、2,4
−ルチジン、2,5−ルチジン、2,6−ルチジン、
3,4−ルチジン、3,5−ルチジン、3−クロロピリ
ジン、2−エチル−3−メチルピリジン、5−エチル−
2−メチルピリジン等の含窒素芳香族化合物、トリエチ
ルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリ−n−プ
ロピルアミン、トリ−n−ブチルアミン、ベンジルジメ
チルアミン、フェネチルジメチルアミン、N−メチルモ
ルホリン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウン
デック−7−エン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.
0]ノン−5−エンまたは1,4−ジアザビシクロ
[2.2.2]オクタン等の第3級アミン類が挙げら
れ、必要に応じて用いられる溶媒としては、例えばヘキ
サン、ヘプタン、ノナン、デカン、リグロイン、シクロ
ヘキサン、石油エーテル等の脂肪族炭化水素類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、メシチレン等の芳香族炭化水
素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,
2−ジクロロエタン、1,2,3−トリクロロプロパン
等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、モノクロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン、ベンゾトリフルオリド等の脂肪
族ハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテル、メチル−t−ブチルエーテル、1,4
−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコー
ルジメチルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル、N,
N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルホスホン酸ト
リアミド、ジメチルスルホキシド等の中性、極性溶媒あ
るいはそれらの混合物が挙げられる。反応終了後は、例
えば以下に示す方法により後処理操作を行うことにより
目的の本発明化合物を得ることができる。 1)反応液を水に注加し、これを有機溶媒にて抽出し、
該有機層を乾燥、濃縮する。 2)反応液を濾過し、該濾液を濃縮する。尚、該化合物
は、クロマトグラフィー、再結晶等の操作によって精製
することも可能である。
【0011】本発明化合物のうち、R1が水素原子以外
の基であり、R2が水素原子以外の基である化合物は
(製造法3)に示す方法によっても製造することができ
る。 (製造法3) 一般式 化7
【化7】 [式中、R1およびR3は前記と同じ意味を表す。]で示さ
れる化合物(製造法1または製造法2により、製造する
ことができる。)と一般式 化8
【化8】 [式中、R2およびXは前記と同じ意味を表す。]で示さ
れる化合物とから製造する方法。該方法は、塩基の存在
下に無溶媒または溶媒中で行われ、反応温度の範囲は通
常−20〜100℃であり、反応時間の範囲は通常瞬時
〜24時間である。反応に供される試剤の量は、一般式
化7で示される化合物1モルに対して塩基および一般
式 化8で示される化合物はそれぞれ1モルの割合が理
論量であるが、反応の状況に応じてそれぞれ1モル〜過
剰量の範囲で任意に変化させることができる。用いられ
る塩基としては、例えば炭酸水素リチウム、炭酸水素ナ
トリウム、炭酸水素カリウム、炭酸リチウム、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム等の無機塩基、ピリジン、キノリ
ン、4−ジメチルアミノピリジン、2−ピコリン、3−
ピコリン、4−ピコリン、2,3−ルチジン、2,4−
ルチジン、2,5−ルチジン、2,6−ルチジン、3,
4−ルチジン、3,5−ルチジン、3−クロロピリジ
ン、2−エチル−3−メチルピリジン、5−エチル−2
−メチルピリジン等の含窒素芳香族化合物、トリエチル
アミン、ジイソプロピルエチルアミン、トリ−n−プロ
ピルアミン、トリ−n−ブチルアミン、ベンジルジメチ
ルアミン、フェネチルジメチルアミン、N−メチルモル
ホリン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデ
ック−7−エン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.
0]ノン−5−エンまたは1,4−ジアザビシクロ
[2.2.2]オクタン等の第3級アミン類が挙げら
れ、必要に応じて用いられる溶媒としては、例えばヘキ
サン、ヘプタン、ノナン、デカン、リグロイン、シクロ
ヘキサン、石油エーテル等の脂肪族炭化水素類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン、メシチレン等の芳香族炭化水
素類、塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,
2−ジクロロエタン、1,2,3−トリクロロプロパン
等の脂肪族ハロゲン化炭化水素類、モノクロロベンゼ
ン、ジクロロベンゼン、ベンゾトリフルオリド等の脂肪
族ハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、ジイソプ
ロピルエーテル、メチル−t−ブチルエーテル、1,4
−ジオキサン、テトラヒドロフラン、エチレングリコー
ルジメチルエーテル等のエーテル類、酢酸エチル、N,
N−ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルホスホン酸ト
リアミド、ジメチルスルホキシド等の中性、極性溶媒あ
るいはそれらの混合物が挙げられる。反応終了後は、例
えば以下に示す方法により後処理操作を行うことにより
目的の本発明化合物を得ることができる。 1)反応液を水に注加し、これを有機溶媒にて抽出し、
該有機層を乾燥、濃縮する。 2)反応液を濾過し、該濾液を濃縮する。尚、該化合物
は、クロマトグラフィー、再結晶等の操作によって精製
することも可能である。
【0012】一般式 化3で示されるカルボン酸化合物
は、例えば、対応するメチルエステルまたはエチルエス
テル(特開昭63−41466号公報で公知の化合物)
を酸加水分解することにより製造することができる。一
般式 化4で示されるアミン化合物は、それ自体が公知
の化合物であるか、または市販のアミンから公知の方法
により製造することができる。一般式 化6で示される
化合物および一般式 化8に示される化合物は、それ自
体が公知の化合物であるか、または市販の原料から公知
の方法により製造することができる。
【0013】本発明化合物は、優れた除草効力を有し、
かつあるものは作物・雑草間に優れた選択性を示す。す
なわち本発明化合物は、畑地の茎葉処理および土壌処理
において、次に挙げられる問題となる種々の雑草に対し
て除草効力を有する。 アカバナ科雑草:オオマツヨイグサ(Oenother
a erythrosepala)、コマツヨイグサ
(Oenothera laciniata) キンポウゲ科雑草:トゲミノキツネノボタン(Ranu
nculus muricatus)、イボミキンポウ
ゲ(Ranunculus sardous) タデ科雑草:ソバカズラ(Polygonum con
volvulus)、サナエタデ(Polygonum
lapathifolium)、アメリカサナエタデ
(Polygonum pensylvanicu
m)、ハルタデ(Polygonum persica
ria)、ナガバギシギシ(Rumex crispu
s)、エゾノギシギシ(Rumex obtusifo
lius)、イタドリ(Poligonum cusp
idatum) スベリヒユ科雑草:スベリヒユ(Portulaca
oleracea) ナデシコ科雑草:ハコベ(Stellaria med
ia)、オランダミミナグサ(Cerastium g
lomeratum) アカザ科雑草:シロザ(Chenopodium al
bum)、ホウキギ(Kochia scopari
a) ヒユ科雑草:アオゲイトウ(Amaranthus r
etroflexus)、ホナガアオゲイトウ(Ama
ranthus hybridus) アブラナ科雑草:ワイルドラディッシュ(Raphan
us raphanistrum)、ノハラガラシ(S
inapis arvensis)、ナズナ(Caps
ella bursa−pastoris)、マメグン
バイナズナ(Lepidium virginicu
m) マメ科雑草:アメリカツノクサネム(Sesbania
exaltata)、エビスグサ(Cassia ob
tusifolia)、フロリダベガ−ウィ−ド(De
smodium tortuosum)、シロツメクサ
(Trifolium repens)、オオカラスノ
エンドウ(Vicia sativa)、コメツブウマ
ゴヤシ(Medicago lupulina) アオイ科雑草:イチビ(Abutilon theop
hrasti)、アメリカキンゴジカ(Sida sp
inosa) スミレ科雑草:フィ−ルドパンジ−(Viola ar
vensis)、ワイルドパンジ−(Viola tr
icolor) アカネ科雑草:ヤエムグラ(Galium apari
ne) ヒルガオ科雑草:アメリカアサガオ(Ipomoea
hederacea)、マルバアサガオ(Ipomoe
a purpurea)、マルバアメリカアサガオ(I
pomoea hederacea var integ
riuscula)、マメアサガオ(Ipomoea
lacunosa)、セイヨウヒルガオ(Convol
vulus arvensis) シソ科雑草:ヒメオドリコソウ(Lamium pur
pureum)、ホトケノザ(Lamium ampl
exicaule) ナス科雑草:シロバナチョウセンアサガオ(Datur
a stramonium)、イヌホオズキ(Sola
num nigrum) ゴマノハグサ科雑草:オオイヌノフグリ(Veroni
ca persica)、タチイヌノフグリ(Vero
nica arvensis)、フラサバソウ(Ver
onica hederaefolia) キク科雑草:オナモミ(Xanthium pensy
lvanicum)、野生ヒマワリ(Helianth
us annuus)、カミツレ(Matricari
a chamomilla)、イヌカミツレ(Matr
icaria perforata or inodor
a)、コ−ンマリ−ゴ−ルド(Chrysanthem
um segetum)、コシカギク(Matrica
ria matricarioides)、ブタクサ
(Ambrosia artemisiifoli
a)、オオブタクサ(Ambrosia trifid
a)、ヒメムカシヨモギ(Erigeron cana
densis)、ヨモギ(Artemisia pri
nceps)、セイタカアワダチソウ(Solidag
o altissima)、セイヨウタンポポ(Tar
axacum officinale) ムラサキ科雑草:ワスレナグサ(Myosotis a
rvensis) ガガイモ科雑草:オオトウワタ(Asclepias
syriaca) トウダイグサ科雑草:トウダイグサ(Euphorbi
a helioscopia)、オオニシキソウ(Eu
phorbia maculata) フウロソウ科雑草:アメリカフウロ(Geranium
carolinianum) カタバミ科雑草:ムラサキカタバミ(Oxalis c
orymbosa) ウリ科雑草:アレチウリ(Sicyos angula
tus) イネ科雑草:イヌビエ(Echinochloa cr
us−galli)、エノコログサ(Setaria
viridis)、アキノエノコログサ(Setari
a faberi)、メヒシバ(Digitaria s
anguinalis)、オヒシバ(Eleusine
indica)、スズメノカタビラ(Poa annu
a)、ブラックグラス(Alopecurus myo
suroides)、カラスムギ(Avena fat
ua)、セイバンモロコシ(Sorghum hale
pense)、シバムギ(Agropyron rep
ens)、ウマノチャヒキ(Bromus tecto
rum)、ギョウギシバ(Cynodone dact
ylon)、オオクサキビ(Panicum dich
otomiflorum)、テキサスパニカム(Pan
icum texanum)、シャタ−ケ−ン(Sor
ghum vulgare)、スズメノテッポウ(Al
opecurus geniculatus) ツユクサ科雑草:ツユクサ(Commelina co
mmunis) トクサ科雑草:スギナ(Equisetum arve
nse) カヤツリグサ科雑草:コゴメガヤツリ(Cyperus
iria)、ハマスゲ(Cyperus rotund
us)、キハマスゲ(Cyperus esculen
tus)
【0014】しかも、本発明化合物のあるものは、トウ
モロコシ(Zea mays)、コムギ(Tritic
um aestivum)、オオムギ(Hordeum
vulgare)、イネ(Orysa sativ
a)、ソルガム(Sorghumbicolor)、ダ
イズ(Glycine max)、ワタ(Gossyp
ium spp.)、テンサイ(Beta vulgar
is)、ピ−ナッツ(Arachis hypogae
a)、ヒマワリ(Helianthus annuu
s)、ナタネ(Brassica napus)等の主
要作物、花卉、蔬菜等の園芸作物に対して問題となるよ
うな薬害を示さない。また、本発明化合物は、ダイズ、
トウモロコシ、コムギ等の不耕起栽培において、問題と
なる種々の雑草を効果的に除草する事ができる。しか
も、本発明化合物中のあるものは、作物に対しては問題
となるような薬害を示さない。
【0015】また本発明化合物は、水田の湛水処理にお
いて、次に挙げられる問題となる種々の雑草に対して除
草効力を有する。 イネ科雑草:タイヌビエ(Echinochloa o
ryzicola) ゴマノハグサ科雑草:アゼナ(Lindernia p
rocumbens) ミソハギ科雑草:キカシグサ(Rotala indi
ca)、ヒメミソハギ(Ammannia multi
flora) ミゾハコベ科雑草:ミゾハコベ(Elatine tr
iandra) カヤツリグサ科雑草:タマガヤツリ(Cyperus
difformis)、ホタルイ(Scirpus j
uncoides)、マツバイ(Eleocharis
acicularis)、ミズガヤツリ(Cyper
us serotinus)、クログワイ(Eleoc
haris kuroguwai) ミズアオイ科雑草:コナギ(Monochoria v
aginalis) オモダカ科雑草:ウリカワ(Sagittaria p
ygmaea)、オモダカ(Sagittaria t
rifolia)、ヘラオモダカ(Alismacan
aliculatum) ヒルムシロ科雑草:ヒルムシロ(Potamogeto
n distinctus) セリ科雑草:セリ(Oenanthe javanic
a) しかも本発明化合物中のあるものは、移植水稲に対して
問題となるような薬害を示さない。
【0016】さらに、本発明化合物は、例えば、堤防の
のり面、河川敷、道路の路肩及びのり面、鉄道敷、公園
緑地、グランド、駐車場、空港、工場および貯蔵設備等
の工業施設用地、休耕地、あるいは、市街の有休地等の
雑草の生育を制御する必要のある非農耕地、あるいは、
樹園地、牧草地、芝生地、林業地等に発生する広範囲の
雑草を除草できる。また本発明化合物は、河川、水路、
運河、貯水池等に発生する、ホテイアオイ(Eichh
ornia crassipes)等の水生雑草に除草
効力を有する。本発明化合物は、国際特許出願公開明細
書WO95/34659号明細書に記載される除草性化
合物と同様な特性を有し、該明細書に記載される、除草
剤耐性遺伝子等が導入される事により除草剤に対する耐
性の付与された作物を栽培する場面においては、耐性の
付与されていない通常の作物の栽培時に使用されるより
多くの薬量の本発明化合物の使用が可能となり、好まし
くない他の植物をより効果的に除草する事ができる。
【0017】本発明化合物を除草剤の有効成分として用
いる場合には、通常固体担体、液体担体、界面活性剤、
その他の製剤用補助剤と混合して、乳剤、水和剤、懸濁
剤、粒剤、濃厚エマルジョン、顆粒水和剤等に製剤する。
これらの製剤には、有効成分として本発明化合物を重量
比で0.001〜80%、好ましくは、0.005〜7
0%含有する。固体担体としては、カオリンクレ−、ア
タパルジャイトクレ−、ベントナイト、酸性白土、パイ
ロフィライト、タルク、珪藻土、方解石等の鉱物質微粉
末、クルミ殻粉等の有機物微粉末、尿素等の水溶性有機
微粉末、硫酸アンモニウム等の無機塩微粉末および合成
含水酸化珪素の微粉末が挙げられ、液体担体としては、
メチルナフタレン、フェニルキシリルエタン、キシレン
等のアルキルベンゼン等の芳香族炭化水素類、イソプロ
パノ−ル、エチレングリコ−ル、2−エトキシエタノ−
ル等のアルコ−ル類、フタル酸ジアルキルエステル等の
エステル類、アセトン、シクロヘキサノン、イソホロン
等のケトン類、マシン油等の鉱物油、大豆油、綿実油等
の植物油、ジメチルスルフォキシド、N,N−ジメチル
ホルムアミド、アセトニトリル、N−メチルピロリド
ン、水等が挙げられる。乳化、分散、湿展等のために用
いられる界面活性剤としては、アルキル硫酸エステル
塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリ−ルスルホン
酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレ
ンアルキルアリ−ルエ−テルリン酸エステル塩等の陰イ
オン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキルエ−テ
ル、ポリオキシエチレンアルキルアリ−ルエ−テル、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックコポリ
マ−、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤等が
挙げられる。その他の製剤用補助剤としては、リグニン
スルホン酸塩、アルギン酸塩、ポリビニルアルコ−ル、
アラビアガム、CMC(カルボキシメチルセルロ−
ス)、PAP(酸性リン酸イソプロピル)等が挙げられ
る。本発明化合物は、通常製剤化して雑草の出芽前また
は出芽後に土壌処理、茎葉処理または湛水処理する。土
壌処理には、土壌表面処理、土壌混和処理等があり、茎
葉処理には、植物体の上方からの処理のほか、作物に付
着しないように雑草に限って処理する局部処理等があ
る。
【0018】また、他の除草剤と混合して用いる事によ
り、除草効力の増強が認められる場合がある。さらに、
殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤、殺菌剤、植物生長調節
剤、肥料、土壌改良剤等と混用または併用することもで
きる。かかる除草剤の例を以下に示す。 アトラジン(atrazine)、シアナジン(cya
nazine)、ジメタメトリン(dimethame
tryn)、メトリブジン(metribuzin)、
プロメトリン(prometryn)、シマジン(si
mazine)、シメトリン(simetryn)、ク
ロルトルロン(chlorotoluron)、ジウロ
ン(diuron)、フルオメツロン(fluomet
uron)、イソプロチュロン(isoproturo
n)、リニュロン(linuron)、メタベンズチア
ズロン(methabenzthiazuron)、プ
ロパニル(propanil)、ベンタゾン(bent
azone)、ブロモキシニル(bromoxyni
l)、アイオキシニル(ioxynil)、ピリデ−ト
(pyridate) ブタミフォス(butamifos)、ジチオピル(d
ithiopyr)、エタルフルラリン(ethalf
luralin)、ペンディメサリン(pendime
thalin)、チアゾピル(thiazopyr)、
トリフルラリン(trifluralin)、アセトク
ロ−ル(acetochlor)、アラクロ−ル(al
achlor)、ブタクロ−ル(butachlo
r)、ジエタチルエチル(diethatyl−eth
yl)、ジメテンアミド(dimethenami
d)、フルチアミド(fluthiamide)、メフ
ェナセット(mefenacet)、メトラクロ−ル
(metolachlor)、プレチラクロ−ル(pr
etilachlor)、プロパクロ−ル(propa
chlor)、シンメシリン(cinmethyli
n) アシフルオルフェン(acifluorfen)、アシ
フルオルフェンNa塩(acifluorfen−so
dium)、ベンズフェンジゾン(benzfendi
zone)、ビフェノックス(bifenox)、ブタ
フェナシル(butafenacil)、クロメトキシ
ニル(chlomethoxynil)、フォメサフェ
ン(fomesafen)、ラクトフェン(lacto
fen)、オキサジアゾン(oxadiazon)、オ
キサジアルギル(oxadiargyl)、オキシフル
オルフェン(oxyfluorfen)、カルフェント
ラゾンエチル(carfentrazone−ethy
l)、フルアゾレート(fluazolate)、フル
ミクロラックペンチル(flumiclorac−pe
ntyl)、フルミオキサジン(flumioxazi
ne)、フルチアセットメチル(fluthiacet
−methyl)、イソプロパゾール(isoprop
azol)、サルフェントラゾン(sulfentra
zone)、チジアジミン(thidiazimi
n)、アザフェニジン(azafenidin)、ピラ
フルフェンエチル(pyraflufen−ethy
l)、シニドンエチル(cinidon−ethyl) ジフェンゾコ−ト(difenzoquat)、ジクワ
ット(diquat)、パラコ−ト(paraqua
t) 2,4−D、2,4−DB、クロピラリド(clopy
ralid)、ジカンバ(dicamba)、フルロキ
シピル(fluroxypyr)、MCPA、MCP
B、メコプロップ(mecoprop)、キンクロラッ
ク(quinclorac)、トリクロピル(tric
lopyr) アジムスルフロン(azimsulfuron)、ベン
スルフロンメチル(bensulfuron−meth
yl)、クロリムロンエチル(chlorimuron
−ethyl)、クロルスルフロン(chlorsul
furon)、クロランスラムメチル(clorans
ulam−methyl)、シクロスルファムロン(c
yclosulfamuron)、ジクロスラム(di
closulam)、エトキシスルフロン(ethox
ysulfuron)、フラザスルフロン(flaza
sulfuron)、フルカルバゾン(flucarb
azone)、フルメツラム(flumetsula
m)、フルピリスルフロン(flupyrsulfur
on)、ハロスルフロンメチル(halosulfur
on−methyl)、イマゾスルフロン(imazo
sulfuron)、アイオドスルフロン(iodos
ulfuron)、メトスラム(metosula
m)、メツルフロンメチル(metsulfuron−
methyl)、ニコスルフロン(nicosulfu
ron)、オキサスルフロン(oxasulfuro
n)、プリミスルフロンメチル(primisulfu
ron−methyl)、プロカルバゾンNa塩(pr
ocarbazone−sodium)、プロスルフロ
ン(prosulfuron)、ピラゾスルフロンエチ
ル(pyrazosulfuron−ethyl)、リ
ムスルフロン(rimsulfuron)、サルフォメ
ツロンメチル(sulfometuron−methy
l)、スルフォスルフロン(sulfosulfuro
n)、トリアスルフロン(triasulfuro
n)、トリベニュロンメチル(tribenuron−
methyl)、トリトスルフロン(tritosul
furon)、チフェンスルフロンメチル(thife
nsulfuron−methyl)、トリフルスルフ
ロンメチル(triflusulfuron−meth
yl)、ピリベンゾキシム(pyribenzoxi
m)、ビスピリバックNa塩(bispyribac−
sodium)、ピリミノバックメチル(pyrimi
nobac−methyl)、ピリチオバックNa塩
(pyrithiobac−sodium)、イマザメ
ス(imazameth)、イマザメタベンズメチル
(imazamethabenz−methyl)、イ
マザモックス(imazamox)、イマザピック(i
mazapic)、イマザピル(imazapyr)、
イマザキン(imazaquin)、イマゼタピル(i
mazethapyr) テプラロキシジム(tepraloxydim)、アロ
キシジムNa塩(alloxydim−sodiu
m)、クレトジム(clethodim)、クロディナ
ホッププロパルギル(clodinafop−prop
argyl)、シハロホップブチル(cyhalofo
p−butyl)、ジクロホップメチル(diclof
op−methyl)、フェノキサプロップ−エチル
(fenoxaprop−ethyl)、フェノキサプ
ロップ−p−エチル(fenoxaprop−p−et
hyl)、フルアジホップブチル(fluazifop
−buthyl)、フルアジホップ−p−ブチル(fl
uazifop−p−butyl)、ハロキシホップメ
チル(haloxyfop−methyl)、キザロホ
ップ−p−エチル(quizalofop−p−eth
yl)、セトキシジム(sethoxydim)、トラ
ルコキシジム(tralkoxydim) ジフルフェニカン(diflufenican)、フル
ルタモン(flurtamone)、ノルフルラゾン
(norflurazone)、ベンゾフェナップ(b
enzofenap)、イソキサフルト−ル(isox
aflutole)、ピラゾレ−ト(pyrazola
te)、ピラゾキシフェン(pyrazoxyfe
n)、サルコトリオン(sulcotrione)、ク
ロマゾン(clomazone)、メソトリオン(me
sotrione)、イソキサクロルトール(isox
achlortole) ビアラフォス(bialaphos)、グルフォシネ−
トアンモニウム塩(glufosinate−ammo
nium)、グリフォセ−ト(glyphosat
e)、スルフォセート(sulfosate) ジクロベニル(dichlobenil)、イソキサベ
ン(isoxaben) ベンチオカ−ブ(benthiocarb)、ブチレ−
ト(butylate)、ジメピペレ−ト(dimep
iperate)、EPTC、エスプロカーブ(esp
rocarb)、モリネ−ト(molinate)、ピ
リブチカーブ(pyributicarb)、トリアレ
−ト(triallate) ジフルフェンゾピル(diflufenzopyr) ブロモブチド(bromobutide)、DSMA、
MSMA、カフェンストロ−ル(cafenstro
l)、ダイムロン(daimuron)、エポプロダン
(epoprodan)、フルポキサム(flupox
am)、メトベンズロン(metobenzuro
n)、ペントキサゾン(pentoxazone)、ピ
ペロフォス(piperophos)、トリアジフラム
(triaziflam) ベフルブタミド(beflubutamid)、ベンゾ
バイサイクロン(benzobicyclon)、クロ
メプロップ(clomeprop)、フェントラズアミ
ド(fentrazamide)、フルフェナセット
(flufenacet)、フロラスラム(flora
sulam)、インダノファン(indanofa
n)、イソキサジフェン(isoxadifen)、メ
ソトリオン(mesotrione)、ナプロアニリド
(naploanilide)、オキサジクロメフォン
(oxaziclomefone)、ペソキシアミド
(pethoxyamid)、フェノチオ−ル(phe
nothiol)、ピリダフォル(pyridafo
l) 上記化合物はファ−ムケミカルズハンドブック(マイス
タ−パブリッシングカンパニ−)〔Farm Chem
ical Handbook(Meister Publ
ishing Company)〕1995年度版のカ
タログ、アグケムニュ−コンパウンドレビュ−1995
版(アグケムインフォメ−ションサ−ビス)〔AG C
HEM NEW COMPOUND REVIEW, VO
L.13,1995 (AG CHEM INFORMA
TION SERVICE)〕、アグケムニュ−コンパ
ウンドレビュ−1997版(アグケムインフォメ−ショ
ンサ−ビス)〔AG CHEM NEW COMPOUN
D REVIEW, VOL.15,1997(AG CH
EM INFORMATION SERVICE)〕、ア
グケムニュ−コンパウンドレビュ−1998版(アグケ
ムインフォメ−ションサ−ビス)〔AG CHEM NE
W COMPOUND REVIEW, VOL.16,1
998(AG CHEM INFORMATION SE
RVICE)〕、アグケムニュ−コンパウンドレビュ−
1999版(アグケムインフォメ−ションサ−ビス)
〔AG CHEM NEW COMPOUND REVIE
W, VOL.17,1999(AG CHEM INFO
RMATION SERVICE)〕、または、「除草
剤研究総覧(博友社)」に記載されている。
【0019】本発明化合物を除草剤の有効成分として用
いる場合、その処理量は、気象条件、製剤形態、処理時
期、処理方法、土壌条件、対象作物、対象雑草によって
も異なるが、1ヘクタ−ル当たり通常0.01g〜20
000g、好ましくは1g〜12000gであり、乳
剤、水和剤、懸濁剤、濃厚エマルジョン、顆粒水和剤等
は、通常その所定量を1ヘクタ−ル当たり10リットル
〜1000リットルの(必要ならば展着剤等の補助剤を
添加した)水で希釈して処理し、粒剤、ある種の懸濁剤
は通常なんら希釈することなくそのまま処理する。ここ
で必要に応じて用いられる補助剤としては、前記の界面
活性剤の他、ポリオキシエチレン樹脂酸(エステル)、
リグニンスルホン酸塩、アビエチン酸塩、ジナフチルメ
タンジスルホン酸塩、クロップオイルコンセントレイト
(crop oil concentrate)、大豆
油、コ−ン油、綿実油、ヒマワリ油等の植物油等が挙げ
られる。また、本発明化合物は、ワタの落葉剤・乾燥
剤、ジャガイモ(Solanumtuberosum)
の乾燥剤等の収穫補助剤の有効成分として用いる事がで
きる。その場合、本発明化合物を、除草剤の有効成分と
して用いる場合と同様に通常製剤化して、作物の収穫前
に、単独または他の収穫補助剤と混合して茎葉処理す
る。
【0020】
【実施例】以下に実施例をあげて、本発明をさらに詳し
く説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。まず本発明化合物の製造例を記載する。本発明化合
物に付された化合物番号は、下記の表1〜表5に記載さ
れた化合物番号である。 製造例1 (本発明化合物1−2の製造) 塩酸O−メチルヒドロキシルアミン0.13gとトリエ
チルアミン0.3mlのジメチルホルムアミド2mlの
溶液に、化合物[1a]0.43gの酢酸エチル2ml
の溶液を滴下した。30分間、同条件下で攪拌した後、
反応液を氷水と塩酸水の混合物に注加し、酢酸エチル
(15ml)を加えて分液した。該有機相を重曹水と水
で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧条件下に
て溶媒を留去して、化合物[1b](本発明化合物1−
2)0.36gを得た。1 H−NMR(CDCl3,250MHz):δ(pp
m)9.21(1H,s)7.35(1H,d,J=
8.7Hz)、6.82(1H,d,J=6.3H
z)、6.36(1/2H,s)、6.34(1/2
H,s)、4.68(1H,q,J=6.7Hz)、
3.78(3H,s)、3.55(3H,s)、1.6
4(3H,d,J=6.7Hz)
【0021】製造例2 (本発明化合物2−36の製
造) 化合物[2a]0.21gをジメチルホルムアミド2m
lに溶解し、炭酸カリウム0.21gとヨードメタン
0.21gを加えた。1時間、室温で攪拌した後、反応
液を氷水と塩酸水の混合物に注加し、酢酸エチル(5m
l)を加えて分液した。該有機相を水で洗浄後、硫酸マ
グネシウムで乾燥した。減圧条件下にて溶媒を留去し
て、化合物[2b](本発明化合物2−36)0.16
gを得た。1 H−NMR(CDCl3,250MHz):δ(pp
m)7.30(1H,d,J=9.0Hz)、6.94
(1H,d,J=6.7Hz)、6.33(1H,
s)、5。03(1H,m)、3.63(3H,s)、
3.55(3H,s)、3.20(3H,s)、1.6
2(3H,d,J=6.6Hz) 比旋光度:+5.1°(c1.0メタノール;22℃)
【0022】製造例3(本発明化合物2−20の製造) 化合物[2a]0.21gをジメチルホルムアミド1m
lに溶解し、ブロモ酢酸メチル0.10gとトリエチル
アミン0.1mlを加えた。3時間、室温で攪拌した
後、反応液を氷水と塩酸水の混合物に注加し、酢酸エチ
ル(5ml)を加えて分液した。該有機相を水で洗浄
後、硫酸マグネシウムで乾燥した。中圧分取液体クロマ
トグラフ(山善YFLC:ウルトラパックSI−40
B;A溶媒=n−へキサン、B溶媒=酢酸エチル;B/
A=50/50(10分)−グラジエント(7分)−B
/A=75/25(7分)−B/A=90/10(7
分)で溶出15ml分取)に付し、化合物[2c](本
発明化合物2−20)0.09gを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz):δ(pp
m)9.86(1H,s)、7.35(1H,d,J=
8.8Hz)、6.81(1H,d,J=6.2H
z)、6.36(1H,s)、4.71(1H,q,J
=6.8Hz)、4.50(2H,s)、3.77(3
H,s)、3.56(3H,m)、1.64(3H,
d,J=6.9Hz) 比旋光度:+9°(c0.1メタノール;28℃)
【0023】製造例4(本発明化合物2−1の製造) 製造例1記載の方法と同様の方法で、化合物[2a]
(本発明化合物2−1)を得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz):δ(pp
m)9.29(1H,s)7.32(1H,d,J=
8.9Hz)、6.84(1H,d,J=6.2H
z)、6.35(1/2H,s)、6.32(1/2
H,s)、4.72(1H,q,J=6.7Hz)、
3.54(3/2H,s)、3.53(3/2H,
s)、1.60(3H,d,J=6.7Hz)
【0024】参考製造例1 (2−[2−クロロ−4−
フルオロ−5−{3−メチル−2,6−ジオキソ−4−
(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−テトラヒド
ロピリミジン−1−イル}フェノキシ]プロピオン酸ク
ロリドの製造) 化合物[1c]3.95gを塩化チオニル5mlに溶解
し、30分間、還流条件下で加熱攪拌した。その後、反
応液をそのまま濃縮し、化合物[1a]3.79gを得
た。1 H−NMR(CDCl3,250MHz):δ(pp
m)7.34(1H,d,J=9.0Hz)、6.87
(1/2H,d,J=6.4Hz)、6.83(1/2
H,d,J=6.3Hz)、6.35(1H,s)、
4.86(1H,q,J=6.8Hz)、3.55(3
H,s)、1.80(3H,d,J=6.8Hz)
【0025】参考製造例2 ((2R)−2−[2−ク
ロロ−4−フルオロ−5−{3−メチル−2,6−ジオ
キソ−4−(トリフルオロメチル)−1,2,3,6−
テトラヒドロピリミジン−1−イル}フェノキシ]プロ
ピオン酸クロリドの製造) 化合物[1d]40g、(S)−乳酸メチル(メルク社
製)18.5gおよびトリフェニルホスフィン46.5
gをテトラヒドロフラン100gに溶解し、氷冷しなが
ら攪拌下に、アゾジカルボン酸ジイソプロピル35.8
gをテトラヒドロフラン32gに溶解した溶液を3時間
15分かけて徐々に滴下した(この時の反応液の温度は
0〜10℃)。その後、室温で攪拌した後、反応液に氷
水を注加し、酢酸エチルと飽和食塩水を加えた後に分液
した。該有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、濃縮した。残渣を酢酸エチルとヘキサンの
混合溶媒に加え、室温にて放置した。その後、溶解しな
いかった固体を濾過により除去した。該濾液を濃縮し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて2回精
製して、化合物[2f]49gを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz)δ(ppm)
1.67(3H,d,J=6.6Hz)、3.55(3
H,t,J=1.2Hz)、3.74(3H,s)、
4.69(1H,q,J=6.8Hz)、6.35(1
H,s)、6.81(0.5H,d,J=6.4H
z)、6.82(0.5H,d,J=6.6Hz)、
7.31(1H,d,J=9.1Hz) 比旋光度:+25.8°(c1.0メタノール;20
℃) 化合物[2f]48.5gを1,4−ジオキサン480
mlに溶解し、水83ml及び濃塩酸83mlを加え、
8時間45分還流条件下で加熱攪拌した。反応液を放冷
した後、反応液に氷水を注加し、酢酸エチルと飽和食塩
水を加えた後に分液した。該有機層に2.9%炭酸水素
ナトリウム水溶液979gを加えた後に分液し、分液し
た水層に塩酸水を加えて液性を酸性にした後、酢酸エチ
ルで抽出した。次に抽出した有機層を硫酸マグネシウム
で乾燥させ、濃縮し、化合物[2g]41.0gを得
た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz):δ(pp
m)1.69(3H,d,J=6.6Hz)、3.52
(1.5H,s)、3.54(1.5H,d,J=1.
1Hz)、4.7〜4.6(1H,m)、6.33
(0.5H,s)、6.34(0.5H,s)、6.8
4(0.5H,d,J=6.58Hz)、6.87
(0.5H,d,J=6.51Hz)、7.31(1
H,d,J=8.9Hz) 窒素気流下、化合物[2g]41.0gをテトラヒドロ
フラン246mlに溶解し、塩化チオニル41.0ml
を加え、1時間40分、還流条件下で加熱攪拌した。そ
の後放冷し、反応液をそのまま濃縮した。残渣をヘキサ
ンに注加し、析出した結晶を濾過、乾燥し、化合物[2
d]32.7gを得た。1 H−NMR(CDCl3,300MHz):δ(pp
m)1.80(3H,d,J=6.9Hz)、3.56
(3H,d,J=1.1Hz)、4.87(1H,q,
J=6.8Hz)、6.35(0.5H,s)、6.3
6(0.5H,s)、6.83(0.5H,d,J=
6.3Hz)、6.87(0.5H,d,J=6.4H
z)、7.35(1H,d,J=8.9Hz)
【0026】本発明化合物の例を化合物番号とともに表
1〜表5に例示するが、本発明化合物はこれらの例示に
限定されるものではない。尚、表中では、Me=メチル
基、Et=エチル基、Pr=プロピル基、i−Pr=イ
ソプロピル基、Bu=ブチル基、i−Bu=イソブチル
基、sec−Bu=セカンダリーブチル基、t−Bu=
ターシャリーブチル基、Pen=ペンチル基、i−Pe
n=イソペンチル基、sec−Pen=セカンダリーペ
ンチル基、t−Pen=ターシャリーペンチル基、n−
Pen=ネオペンチル基、Ben=フェニルメチル基を
それぞれ表す。
【0027】 で示される化合物。
【表1】
【0028】
【表2】
【0029】
【表3】
【0030】 で示される化合物(R3が置換している炭素原子の絶対
立体配置がR配置である異性体を主として含有する)。
【表4】
【0031】
【表5】
【0032】次に、本発明化合物のいくつかの物性値を
示す。 (本発明化合物1−52)1 H−NMR(CDCl3,300MHz):δ(pp
m)9.15(1H,s)、7.35(1H,d,J=
8.6Hz)、6.80(1H,d,J=6.1H
z)、6.36(1H,s)、4.58(1H,s)、
3.85(3H,s)、3.56(3H,s) (本発明化合物2−2)1 H−NMR(CDCl3,300MHz):δ(pp
m)9.22(1H,s)7.35(1H,d,J=
8.9Hz)、6.82(1H,d,J=6.3H
z)、6.35(1H,s)、4.68(1H,q,J
=6.7Hz)、3.78(3H,s)、3.56(3
/2H,s)、3.54(3/2H,s)、1.63
(3H,d,J=6.7Hz) (本発明化合物2−3)1 H−NMR(CDCl3,300MHz):δ(pp
m)9.10(1H,s)、7.35(1H,d,J=
8.7Hz)、6.82(1H,d,J=6.3H
z)、6.35(1H,s)、4.69(1H,q,J
=6.7Hz)、3.98(2H,m)3.55(3
H,m)、1.64(3H,d,J=6.7Hz)1.
27(3H,m) (本発明化合物2−4)1 H−NMR(CDCl3,250MHz):δ(pp
m)9.07(1H,s)、7.35(1H,d,J=
10.5Hz)、6.82(1H,d,J=7.5H
z)、6.36(1H,s)、4.69(1H,q,J
=7.9Hz)、3.93(2H,m)、3.55(3
H,m)、1.64(3H,d,J=8.0Hz)、
1.46(2H,m)、0.94(3H,t,J=8.
8Hz) (本発明化合物2−7)1 H−NMR(CDCl3,300MHz):δ(pp
m)9.08(1H,s)、7.35(1H,d,J=
8.7Hz)、6.82(1H,d,J=6.2H
z)、6.35(1H,s)、4.68(1H,q,J
=6.7Hz)、3.70(2H,m)3.56(3
H,m)、1.98(1H,m)、1.63(3H,
d,J=6.7Hz)0.96(6H,d,J=6.3
Hz) (本発明化合物2−11)1 H−NMR(CDCl3,300MHz):δ(pp
m)9.07(1H,s)、7.35(1H,d,J=
8.7Hz)、6.82(1H,d,J=6.3H
z)、6.35(1H,s)、4.69(1H,q,J
=6.8Hz)、3.96(2H,m)3.55(3
H,m)、1.75(1H,m)、1.58(5H,
m)0.92(6H,d,J=6.7Hz) (本発明化合物2−15)1 H−NMR(CDCl3,300MHz):δ(pp
m)9.06(1H,s)、7.35(1H,d,J=
8.8Hz)、6.82(1H,d,J=6.3H
z)、6.36(1H,s)、5.96(1H,m)、
5.34(1H,m)、5.28(1H,m)4.70
(1H,q,J=6.8Hz)、4,40(2H,
m)、3.56(3H,m)、1.63(3H,d,J
=6.8Hz) (本発明化合物2−21)1 H−NMR(CDCl3,250MHz):δ(pp
m)9.70(1H,s)、7.35(1H,d,J=
8.8Hz)、6.80(1H,m)、6.37(1
H,s)、4.71(1H,q,J=6.7Hz)、
4.55(1H,m)、3.81(3/2H,s)、
3.73(3/2H,s)、3.56(3H,s)、
1.64(3H,d,J=6.7Hz)、1.61(3
H,d,J=5.8Hz)、1.52(3H,d,J=
7.0Hz) (本発明化合物2−23)1 H−NMR(CDCl3,300MHz):δ(pp
m)8.95(1H,s)、7.35(5H,s)7.
28(1H,d,J=8.8Hz)、6.80(1H,
d,J=6.3Hz)、6.35(1H,s)、4.9
1(2H,dd,J=11.3,27.9Hz)、4.
67(1H,q,J=6.7Hz)、3.55(3H,
s)、1.60(3H,d,J=6.7Hz) (本発明化合物2−27)1 H−NMR(CDCl3,250MHz):δ(pp
m)8.91(1H,s)、7.29(1H,d,J=
8.8Hz)、7.22(1H,d,J=7.9H
z)、7.14(1H,d,J=7.9Hz)、6.8
0(1H,d,J=6.3Hz)、6.35(1H,
s)、4.86(2H,dd,J=11.2,24.3
Hz)、4.66(1H,q,J=6.7Hz)、3.
55(3H,s)、2.35(3H,s)、1.60
(3H,d,J=6.7Hz) (本発明化合物2−29)1 H−NMR(CDCl3,300MHz):δ(pp
m)8.99(1H,s)、7.2−7.4(5H,
m)、6.80(1H,d,J=6.3Hz)、6.3
6(1H,s)、4.88(2H,dd,J=11.
6,30.5Hz)、4.68(1H,q,J=6.8
Hz)、3.55(3H,s)、1.61(3H,d,
J=6.8Hz) (本発明化合物2−46)1 H−NMR(CDCl3,300MHz):δ(pp
m)7.29(1H,d,J=9.1Hz)、6.95
(1H,m)、6.32(1H,s)、4.99(1
H,m)、3.4−3.8(4H,m)、3.53(3
H,s)、1.5−1.7(4H,m)、1.63(3
H,d,J=6.7Hz)、0.94(3H,t,J=
7.3Hz)、0.88(3H,t,J=7.4Hz) (本発明化合物2−47)1 H−NMR(CDCl3,300MHz):δ(pp
m)7.29(1H,d,J=8.8Hz)、6.95
(1H,m)、6.32(1H,s)、4.98(1
H,m)、3.5−3.8(4H,m)、3.53(3
H,s)、1.5−1.7(7H,m)、1.2−1.
4(4H,m)、0.8−0.9(6H,m) (本発明化合物2−50)1 H−NMR(CDCl3,300MHz):δ(pp
m)7.30(1H,d,J=9.1Hz)6.96
(1H,m)、6.33(1H,s)、5.05(1
H,m)、3.6−4.0(4H,m)3.54(3
H,s)、2.27(2H,m)、1.63(3H,
d,J=6.5Hz)
【0033】次に、製剤例を示す。尚、本発明化合物は
表1〜表5の化合物番号で示す。部は重量部である。 製剤例1 本発明化合物1−1〜1−75、2−1〜2−50の各
々50部、リグニンスルホン酸カルシウム3部、ラウリ
ル硫酸ナトリウム2部および合成含水酸化珪素45部を
よく粉砕混合して各々の水和剤を得る。 製剤例2 本発明化合物1−1〜1−75、2−1〜2−50の各
々10部、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエ−テ
ル14部、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6
部、キシレン35部およびシクロヘキサノン35部をよ
く混合して各々の乳剤を得る。 製剤例3 本発明化合物1−1〜1−75、2−1〜2−50の各
々2部、合成含水酸化珪素2部、リグニンスルホン酸カ
ルシウム2部、ベントナイト30部およびカオリンクレ
−64部をよく粉砕混合し、水を加えよく練りあわせた
後、造粒乾燥して各々の粒剤を得る。
【0034】製剤例4 本発明化合物1−1〜1−75、2−1〜2−50の各
々25部、ポリビニルアルコ−ル10%水溶液50部、
水25部を混合し、平均粒径が5マイクロメ−トル以下
になるまで湿式粉砕して各々の懸濁剤を得る。 製剤例5 ポリビニルアルコ−ル10%水溶液40部中に、本発明
化合物1−1〜1−75、2−1〜2−50の各々5部
を加え、ホモジナイザ−にて平均粒径が10マイクロメ
−トル以下になるまで乳化分散し、ついで55部の水を
加え、各々の濃厚エマルジョンを得る。
【0035】次に、本発明化合物が除草剤の有効成分と
して有用である事を試験例で示す。 試験例1 畑地茎葉処理試験 直径10cm、深さ10cmの円筒形プラスチックポッ
トに土壌を詰め、イヌビエ、アメリカアサガオ、イチビ
を播種し、温室内で14日間育成した。その後、製剤例
2に準じて本発明化合物1−2、1−52、2−2、2
−3、2−7、2−11、2−15、2−23、2−2
7および2−50を乳剤にし、その所定量を1ヘクタ−
ルあたり1000リットル相当の展着剤を含む水で希釈
し、噴霧器で植物体上方から茎葉部全面に均一に処理し
た。処理後、12日間温室内で育成し、除草効力を調査
した。その結果、本発明化合物1−2、1−52、2−
2、2−3、2−7、2−11、2−15、2−23、
2−27および2−50は125g/haの薬量でイヌ
ビエ、アメリカアサガオ、イチビの生育を完全に抑制し
た。
【0036】試験例2 畑地土壌表面処理試験 直径10cm、深さ10cmの円筒形プラスチックポットに
土壌を詰め、イヌビエ、アメリカアサガオ、イチビを播
種した。製剤例2に準じて本発明化合物1−2、1−5
2、2−2、2−3、2−7、2−11、2−15、2
−23、2−27および2−50を乳剤にし、その所定
量を1ヘクタール当たり1000リットル相当の水で希
釈し、噴霧器で土壌表面全面に均一に散布した。処理後
13日温室内で育成し、除草効力を調査した。その結
果、本発明化合物1−2、1−52、2−2、2−3、
2−7、2−11、2−15、2−23、2−27およ
び2−50は500g/haの薬量でイヌビエ、アメリ
カアサガオ、イチビの出芽を完全に抑制した。
【0037】
【発明の効果】本発明化合物を用いることにより、優れ
た除草効果が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4H011 AB01 AB02 BA01 BB09 BC01 BC05 BC07 BC18 BC19 BC20 DA02 DA15 DA16 DD01 DD03 DE15 DH03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 化1 【化1】 [式中、R1は水素原子、置換されていてもよいC1−
    C6アルキル基、置換されていてもよいC3−C6アル
    ケニル基または置換されていてもよいC3−C6アルキ
    ニル基{置換されていてもよいC1−C6アルキル基、
    置換されていてもよいC3−C6アルケニル基、置換さ
    れていてもよいC3−C6アルキニル基における各置換
    基は、C1−C3アルコキシ基、C1−C3アルキルチ
    オ基、C1−C4アルコキシカルボニル基および置換さ
    れていてもよいフェニル基からなる群より選ばれる1種
    以上である。}を表し、R2は水素原子、C1−C6ア
    ルキル基、C3−C6アルケニル基またはC3−C6ア
    ルキニル基を表すか、あるいはR1とR2がひとつになっ
    てC3−C6アルキレン基を表し、R3は水素原子また
    はメチル基を表す。]で示されるヒドロキサム酸誘導
    体。
  2. 【請求項2】一般式 化1におけるR3がメチル基であ
    る請求項1に記載のヒドロキサム酸誘導体。
  3. 【請求項3】一般式 化1におけるR1がC1−C6ア
    ルキル基、C3−C6アルケニル基またはC3−C6ア
    ルキニル基である請求項1または2に記載のヒドロキサ
    ム酸誘導体。
  4. 【請求項4】一般式 化1におけるR2が水素原子また
    はメチル基である請求項1、2または3に記載のヒドロ
    キサム酸誘導体。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4に記載のヒドロ
    キサム酸誘導体を有効成分として含有することを特徴と
    する除草剤。
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