JP2001172238A - 芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩およびその製造方法 - Google Patents
芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩およびその製造方法Info
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Abstract
る繊維やフィルムに成形可能なポリベンザゾールの製造
に使用され、高い重合能力を有し、保存安定性に優れた
芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩モノマーを提供
するものである。 【解決手段】下記一般式(1)あるいは/および(2)
で表され、メジアン径が5〜100μmであり、かつ白色度
≧75であることを特徴とする芳香族ジアミン/芳香族ジ
カルボン酸塩。 【化1】 【化2】 (ただし、上記一般式(1)、(2)において、ZはO,
Sのいずれかを表し、互いに異なっていても同じであっ
てもかまわない。またArは式(3)〜(6)のいずれか
を表す。)
Description
率、高耐熱性を有する繊維やフィルムに成形可能なポリ
ベンザゾールの製造に使用されるモノマーに関するもの
であり、特に保存安定性に優れた芳香族ジアミン/芳香
族ジカルボン酸塩モノマーに関するものである。
ゾールに代表されるポリベンザゾールは、有機物として
は格段に高い力学物性と耐熱・耐炎性を示し、ゴムやプ
ラスチックの補強材、耐熱フェルトといった産業資材、
消防服や安全手袋といった防護用途などでの利用が拡大
しつつある。
ては、4,6−ジアミノ−1,3−ベンゼンジオール、
2,5−ジアミノ−1,4−ベンゼンジチオールなどの
芳香族ジアミンと、テレフタル酸、ナフタレンジカルボ
ン酸、ビフェニルジカルボン酸などの芳香族ジカルボン
酸とを、ポリリン酸などの脱水作用を有する溶剤中で重
縮合反応させる方法が最も一般的である。
ジアミンは易酸化性であるため、酸化に対してより安定
な無機酸塩の形態で取り扱われ、通常は塩酸塩が使用さ
れる。しかし、芳香族ジアミンの塩酸塩をポリベンザゾ
ールの製造に使用した場合、重縮合反応の初期段階にお
いて、有害な塩化水素ガスが大量に発生する難点があっ
た。反応中のガス発生は、反応容積の膨張を引き起こ
し、反応器の容積効率を低下させるため、生産性の面で
も好ましいものではない。
ゾールのモノマーとして、米国特許第5,276,128号に、
芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩モノマーが開示
されている。これは、芳香族ジアミンと芳香族ジカルボ
ン酸とを1:1で塩形成させたモノマーであり、塩化水
素のようなガス発生成分を含有しない。また従来の芳香
族ジアミン塩酸塩と芳香族ジカルボン酸の2種類のモノ
マーを使用する場合に比較し、計量仕込みが容易である
利点も有している。
号で示されている芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸
塩モノマーは、充分な品質のものではなかった。芳香族
ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩は、芳香族ジアミンと
芳香族ジカルボン酸の化学組成比が1:1であり、末端
停止剤添加などによる重合度制御を行わない場合には、
極めて高い重合度のポリベンザゾールが得られるはずで
ある。しかし、従来の芳香族ジアミン/芳香族ジカルボ
ン酸塩は、塩構成成分の芳香族ジアミンの一部が分解を
受けていると考えられ、桃色、紫色に着色している。結
果として、芳香族ジアミンと芳香族ジカルボン酸の化学
組成比がずれ、ポリベンザゾールの重合度が上がらず、
粘度が低下することになる。例えば、前記米国特許の実
施例中では、4,6−ジアミノ−1,3−ベンゼンジオ
ール/テレフタル酸塩の場合には固有粘度が約40dL/gま
で、2,5−ジアミノ−1,4−ベンゼンジチオール/
テレフタル酸塩の場合には約13dL/gまでのポリベンザゾ
ールしか与えていない。また特開平09−296041号公報に
記載の実施例では、低温で長時間かけ反応させ、4,6
−ジアミノ−1,3−ベンゼンジオール/テレフタル酸
塩の場合に48.5dL/gと前記の米国特許より若干高い固有
粘度のポリマーを与えているが、これでも重合能力は充
分とは言えない。
カルボン酸の2種のモノマーを使用するポリベンザゾー
ルの製造方法の場合には、通常黄色系統のポリマーが得
られるのに対し、従来の芳香族ジアミン/芳香族ジカル
ボン酸塩では、黒〜暗茶あるいは濃紫〜赤紫などに着色
した品位の低いポリマーしか得られなかった。また、従
来の芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩は、芳香族
ジアミン塩酸塩に対して、酸化や熱に対する安定性が著
しく劣るため、長期間の保存ができない問題があり、ま
たポリベンゾキサゾール製造中に熱劣化を起こしやすい
ため、ポリマー色調の悪化だけでなく、重合度低下を引
き起こすという問題もあった。
族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩の問題であった低い
重合能、ポリマー着色等の問題を解決し、ポリベンザゾ
ールの製造に適した品質のモノマーを提供すること、お
よび前記品質の芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩
の合成方法を確立することにある。
を解決すべく、鋭意検討を重ねた結果、特定の範囲の粒
径と白色度を有する芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン
酸塩が、高い重合度かつ色調に優れたポリベンザゾール
を与えることを見出し、遂に本発明を完成するに到っ
た。すなわち本発明は、下記一般式(1)あるいは/
および(2)で表され、メジアン径が5〜100μmであ
り、かつ白色度≧75であることを特徴とする芳香族ジア
ミン/芳香族ジカルボン酸塩。水分含有量が3000ppm
以下であることを特徴とする前記記載の芳香族ジアミ
ン/芳香族ジカルボン酸塩。二価の鉄あるいは二価の
スズを0.1〜5.0mol%含有する前記記載の芳香族ジアミ
ン/芳香族ジカルボン酸塩。下記一般式(7)あるいは
/および(8)で表される芳香族ジアミン塩酸塩の水溶液
と式(9)で表される芳香族ジカルボン酸アルカリ金属塩
水溶液とを混合し、芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン
酸塩を製造する方法において、温度70℃以上、芳香族ジ
アミン塩酸塩/芳香族ジカルボン酸アルカリ金属塩のモ
ル比が1.0〜1.2の条件で、芳香族ジアミン塩酸塩水溶液
を芳香族ジカルボン酸アルカリ金属塩水溶液に添加する
ことを特徴とする芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸
塩を製造する方法である。
Sのいずれかを表し、互いに異なっていても同じであっ
てもかまわない。またArは式(3)〜(6)のいずれか
を表す。)
は水素原子、メチル基、ヒドロキシル基を表し、互いに
異なっていても同じであってもかまわない。)
Sのいずれかを表し、互いに異なっていても同じであっ
てもかまわない。)
(10)〜(13)を表し、MはNa、Kなどのアルカリ金
属を表す。)
1、R2は水素原子、メチル基、ヒドロキシル基を表し、
互いに異なっていても同じであってもかまわない。)
ど溶媒への溶解性が増大し、反応の進行が速く、高重合
度のポリマーを得るのに有利であると考えられるが、芳
香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩の場合は、驚くべ
きことにメジアン径が5μm未満の塩は、重合度の低いポ
リベンザゾールしか与えない。この原因は、芳香族ジア
ミン/芳香族ジカルボン酸塩の熱安定性が関与している
と推定され、粒径の小さな塩ほど熱分解されやすい現象
が見出されている。すなわち、粒径が小さい場合には、
モノマー熱分解の影響が顕著であり、高重合度のポリマ
ーが得られないと考えられる。しかし、メジアン径が10
0μmを超えると溶媒への溶解度が低下し、重合反応に時
間がかかり、重合中にモノマーの熱分解の影響を受けや
すい。以上の理由から、高重合度のポリベンザゾールを
製造するためには、芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン
酸塩のメジアン径は5〜100μm、より好ましくは10〜70
μm、特に望ましくは15〜50μmである必要がある。な
お、ここで言うメジアン径とは、レーザー回折/散乱式
粒度分布測定装置で測定された値である。
ルボン酸塩を用いて、ポリベンザゾールを製造した場
合、本来黄色のポリマーが、黒〜暗茶、赤〜赤紫などに
着色する問題があった。この点について検討を行った結
果、桃色、紫色などに着色した芳香族ジアミン/芳香族
ジカルボン酸塩は、得られるポリベンザゾールの色調が
悪く、芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩の着色度
合いが、得られるポリベンザゾールの色調を左右する傾
向が見出された。この結果から、芳香族ジアミン/芳香
族ジカルボン酸塩の白色度が75以上、より好ましくは80
以上、特に望ましくは85以上である場合に、色調に優れ
たポリベンゾキサゾールが得られることが判明した。芳
香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩の着色は、塩の構
成成分である芳香族ジアミンの分解劣化物と考えられ、
着色が著しい場合、すなわち白色度が75未満の場合に
は、ポリマー色調が悪化すると同時に重合度も著しく低
下する。なお、ここで言う白色度は、市販の色差計を使
用して測定されるLab色度を用い、下記式から求めた
値である。 白色度=100−〔(100−L)2+(a2+b2)〕1/2
ボン酸塩を得る方法としては、例えば以下のような方法
で得ることができる。まず、4,6−ジアミノ−1,3
−ベンゼンジオール、2,5−ジアミノ−1,4−ベン
ゼンジチオール、2,4−ジアミノ−1,5−ベンゼン
ジチオールなどの芳香族ジアミンの塩酸塩を、窒素やヘ
リウムなどの不活性ガスで脱気した水に溶解し、芳香族
ジアミン塩酸塩の水溶液とする。この際、芳香族ジアミ
ンの分解を抑制するために還元作用を有する化合物を、
芳香族ジアミン塩酸塩水溶液に添加してもよい。そのよ
うな化合物としては、スズ(II)、鉄(II)、銅(I)などの
金属塩、あるいはホスホン酸や亜硫酸などのリン、硫黄
化合物があげられるが、特にスズ(II)化合物の使用が好
ましい。また、テレフタル酸、2−メチルテレフタル
酸、ナフタレンジカルボン酸、ビフェニルジカルボン酸
などの芳香族ジカルボン酸を、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウムなどのアルカリ金属水酸化物を含む水溶液に
溶解し、芳香族ジカルボン酸アルカリ金属塩の水溶液と
する、この水溶液についても不活性ガスで脱気しておく
ことが好ましい。ついで、芳香族ジアミン塩酸塩水溶液
と芳香族ジカルボン酸アルカリ金属塩水溶液を混合する
ことで、塩交換反応が起こり、芳香族ジアミン/芳香族
ジカルボン酸塩が白色沈殿として形成され、塩化ナトリ
ウムや塩化カリウムなどのアルカリ金属ハロゲン化物が
副生する。
の芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩を得るために
は、混合時の温度は、少なくとも70℃以上、より好まし
くは80℃以上、特に望ましくは90℃以上に保持する必要
があり、70℃未満の場合は粒径が著しく小さくなる。ま
た芳香族ジアミン塩酸塩水溶液、芳香族ジカルボン酸ア
ルカリ金属塩水溶液の濃度は、生産性の面から考えて
も、なるべく高い方が好ましいが、薄い濃度ではメジア
ン径が大きい塩を形成しやすいため、少なくとも0.2mol
/l以上、より好ましくは0.3 mol/l以上、特に望ましく
は0.4mol/l以上に設定する。
ン/芳香族ジカルボン酸塩を得るためには、芳香族カル
ボン酸アルカリ金属塩水溶液に芳香族ジアミン塩酸塩水
溶液を添加する方法が好ましく、逆に添加した場合には
得られる塩が着色しやすい。また、添加に要する時間が
長いと得られる塩は着色する傾向にあるため、スケール
にも依存するが、目安としては2時間を越えない範囲で
設定することが好ましい。
香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩を再現性良く得る
ためには、芳香族ジアミンは、芳香族ジカルボン酸に対
して等量あるいはやや過剰量添加する必要がある。すな
わち、芳香族ジアミン塩酸塩/芳香族ジカルボン酸アル
カリ金属塩のモル比で1.0〜1.2が好ましく、1.0〜1.1が
より好ましく、1.0〜1.05が最も好ましい。芳香族ジカ
ルボン酸が過剰の場合は、高重合度、色調の良いポリマ
ーを与える芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩を得
ることが難しい。
芳香族ジカルボン酸塩をろ過し、水洗を行い、塩化ナト
リウムや塩化カリウムといった副生塩を除去する。ろ過
水洗操作は窒素やヘリウムなどの不活性ガス雰囲気下で
実施する方が好ましく、また水洗に使用する水も不活性
ガスで予め脱気した水を使用することが望ましい。
ジカルボン酸塩は、まず遠心、吸引、加圧等の方法によ
り粗く脱水することが好ましく、その後、加熱下減圧、
あるいは加熱した窒素などの不活性ガスを吹き付けるこ
とで乾燥する。この際、残存水分率の高い状態で加熱し
すぎると芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩が変色
劣化しやすいため、加熱前に芳香族ジアミン/芳香族ジ
カルボン酸塩の残存水分率を50重量%以下程度まで低下
させておくことが好ましい。また乾燥時の温度は、塩の
変色劣化を避けるため150℃以下、より好ましくは130℃
以下、最も好ましくは100℃以下であることが望まし
い。乾燥時の温度は一定である必要はなく、残存水分率
の高い初期段階は低温で、時間とともに温度を上げると
いった方法をとることもできる。さらに、均一乾燥し、
ダマの形成を抑制するため、芳香族ジアミン/芳香族ジ
カルボン酸を攪拌などの方法で流動させつつ操作するこ
とが望ましい。また、乾燥時間を短くするため、湿潤し
た芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩を水溶性の有
機溶媒、例えばメタノール、エタノール、アセトンなど
に置換するといった方法をとることも可能であるが、乾
燥後、モノマーに極微量残存する有機溶媒がポリベンザ
ゾール製造時に悪影響を与える場合があり、望ましい方
法ではない。
/芳香族ジカルボン酸塩は、合成直後には高い重合能を
有し、良好な色調のポリベンゾキサゾールを与えるが、
数ヶ月にわたり、良好な品質を維持するには、芳香族ジ
アミン/芳香族ジカルボン酸塩の含有水分率を3000ppm
以下、より好ましくは2000ppm以下、特に望ましくは150
0ppm以下にする必要がある。さらに、芳香族ジアミン/
芳香族ジカルボン酸塩に酸化防止剤を添加しておくこと
も保存安定性の向上に有効な手段である。そのような酸
化防止剤としては、ポリベンザゾールの重合を阻害しな
いものであれば良いが、特にスズ(II)や鉄(II)の化合物
が好ましい。酸化防止剤の添加量は、芳香族ジアミン/
芳香族ジカルボン酸塩に対し、0.1〜5.0mol%の範囲で任
意に設定すればよい。酸化防止剤の添加方法としては、
芳香族ジアミン溶液あるいは芳香族ジカルボン酸溶液に
溶解しておき、塩形成時に取り込ませる方法、あるいは
塩の乾燥時に添加する方法を適宜選択すればよい。
ン酸塩を用い、ポリベンザゾールを製造する方法は、米
国特許4,533,693号などの方法を適用すればよい。すな
わち、脱水剤と溶媒を兼ねたポリリン酸を重合溶媒に用
い、芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩を、70〜22
0℃で加熱混合することで、重縮合させ、ポリベンザゾ
ールの濃厚溶液、すなわちドープを得る。また重縮合の
際には、ポリリン酸の脱水作用を高めるため、さらに無
水リン酸を添加することも行われる。
ルドープは、150〜220℃の温度で紡糸ノズルあるいはダ
イから押出し、水洗によりポリリン酸を抽出し、乾燥す
ることで、高強度、高弾性率、高耐熱性を有する繊維や
フィルムに成形加工される。この際、加工に適した重合
度に調整するため、必要に応じて、末端停止剤添加や特
開平09−296041号公報に示されている方法で、重合度制
御を行う方が望ましい。
態を示すが、本発明はこれに限定されるものではない。
4,6−ジアミノ−1,3−ベンゼンジオールなどの芳
香族ジアミン塩酸塩を、窒素で脱気した水に溶解し、0.
2mol/l以上の芳香族ジアミン塩酸塩水溶液とする。この
水溶液に還元作用を有する化合物を、芳香族ジアミン塩
酸塩に対して、0.1〜5.0mol%程度添加してもよい。ま
た、イソフタル酸、テレフタル酸などの芳香族ジカルボ
ン酸を、水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属水酸化物
を含む水溶液に溶解し、0.2mol/l以上の芳香族ジカルボ
ン酸アルカリ金属塩水溶液とし、この溶液も窒素で脱気
しておく。ついで、芳香族ジアミン塩酸塩水溶液を、芳
香族ジカルボン酸アルカリ金属塩水溶液に数分から数十
分間で添加し、芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩
の白色沈殿を形成させる。この際の反応温度は70℃以上
に保持し、芳香族ジカルボン酸に対する芳香族ジアミン
の添加量はモル比で、1.0〜1.2とする。
アミン/芳香族ジカルボン酸塩を、窒素気流下、ろ過す
る。湿潤した芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩
を、窒素で脱気した水に分散させ、再度ろ過を行う。こ
の分散、ろ過操作を数回繰り返し、副生の塩化ナトリウ
ムなどのアルカリ金属ハロゲン化物を除去する。湿潤し
た芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩を、遠心、吸
引、加圧等の方法により粗く脱水し、水分を50重量%以
下とする。脱水した塩を回転式乾燥機など、流動させな
がら乾燥できる装置に移し、10Pa以下、150℃以下の条
件で減圧乾燥し、残存水分率を3000ppm以下にする。乾
燥時に還元作用を有する化合物を、塩に対して、0.1〜
5.0mol%程度添加してもよい。得られた芳香族ジアミン
/芳香族ジカルボン酸塩の品質をチェックするため、白
色度を計測、重合テストにより重合能を評価する。白色
度は粉体のまま色差計のサンプルホルダーにセットし、
測定する。つぎに重合能は、ポリリン酸と無水リン酸を
添加し、窒素気流下、70〜220℃の範囲で段階的に昇
温、加熱混合し、重縮合反応させ、ポリベンザゾールを
得る。ついでメタンスルホン酸にポリマーを溶解後、溶
液粘度を測定する。
下に実施例を示すが、本発明はこれに限定されるもので
はない。なお、実施例中のメジアン径、白色度、水分
率、Sn2+含有量、ポリマー固有粘度は以下のように測定
したものである。 メジアン径:レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置(堀
場製作所(株)製)を用い測定した。 白色度:色差計(日本電色工業(株)製)を用いて測定し、
下記式から求めた値である。 白色度=100−〔(100−L)2+(a2+b2)〕1/2 水分率:水分気化装置付のカールフィッシャー水分率計
(京都電子(株)製)を用い測定した。 Sn2+含有量:ポーラログラフィー(メトローム(株)製)を
用い測定した。 ポリマー固有粘度:25℃、メタンスルホン酸中で測定し
た。
350g(1.64mol)を、窒素で脱気した水1650mlに溶解し
た。テレフタル酸265g(1.60mol)を、1M水酸化ナトリウ
ム水溶液3200mlに溶解し窒素で脱気した。4,6−ジア
ミノ−1,3−ベンゼンジオール二塩酸塩水溶液を、テ
レフタル酸二ナトリウム塩水溶液に10分間かけて滴下
し、4,6−ジアミノ−1,3−ベンゼンジオール/テ
レフタル酸塩の白色沈殿を形成させた。この際、反応温
度は90℃に維持した。得られた塩を、ろ過し、窒素で脱
気した水3L(リットル)に分散混合し、再度ろ過を行っ
た。この分散混合、ろ過操作を3回繰り返し行った。水
洗した塩を、窒素雰囲気中、フィルター上で吸引し、水
分をおよそ20重量%となるまで脱水した。脱水した塩
を、1Pa、80℃の条件で減圧乾燥した。乾燥6時間後に一
部を抜き取り、保存安定性評価サンプルとした。このサ
ンプルのメジアン径は37μm、残存水分率は4300ppm、白
色度86.0であった。乾燥12時間後、最終的に得られた塩
のメジアン径は38μm、残存水分率は870ppm、白色度85.
6であった。つぎに、最終的に得られた塩の重合能を確
かめるため、テスト重合を以下のように実施した。4,
6−ジアミノ−1,3−ベンゼンジオール/テレフタル
酸塩13.1g、116%ポリリン酸43.3g、無水リン酸15.0g、
塩化スズ(II)二水和物0.1gを80℃で攪拌混合した。つい
で、2時間かけ150℃に昇温し、150℃で6時間反応させ、
1時間で200℃に昇温し、200℃で1時間反応させた。得
られたポリ(パラフェニレンベンゾビスオキサゾール)
の色調は黄色であり、固有粘度は62dl/gであった。
塩400g(1.63mol)を、窒素で脱気した水1500mlに溶解し
た。テレフタル酸265g(1.54mol)を、1M水酸化ナトリウ
ム水溶液3200mlに溶解し窒素で脱気した。以後の操作は
実施例1と同様に行った。得られた2,5−ジアミノ−
1,4−ベンゼンジチオール/テレフタル酸塩のメジア
ン径は25μm、残存水分率は930ppm、白色度は80.3であ
った。つぎに、テスト重合を以下のように実施した。
2,5−ジアミノ−1,4−ベンゼンジチオール/テレ
フタル酸塩14.5g、116%ポリリン酸43.3g、無水リン酸1
5.0g、塩化スズ(II)二水和物0.1gを80℃で攪拌混合し
た。ついで、150℃で10時間、200℃で2時間反応させ
た。得られたポリ(パラフェニレンベンゾビスチアゾー
ル)の色調は黄色であり、固有粘度は42dl/gであった。
350g(1.64mol)を、窒素で脱気した水1650mlに溶解し
た。2−メチルテレフタル酸289g(1.60mol)を、水酸化
ナトリウム128g/水3800mlの水溶液に溶解し窒素で脱気
した。以後の操作は実施例1と同様に行った。得られた
4,6−ジアミノ−1,3−ベンゼンジオール/2−メ
チルテレフタル酸塩のメジアン径は25μm、残存水分率
は1050ppm、白色度87.7であった。つぎに、テスト重合
を以下のように実施した。4,6−ジアミノ−1,3−
ベンゼンジオール/2−メチルテレフタル酸塩13.7g、1
16%ポリリン酸43.3g、無水リン酸15.0g、塩化スズ(II)
二水和物0.1gを80℃で攪拌混合した。ついで、150℃で1
0時間、200℃で2時間反応させた。得られたポリ(2−
メチルパラフェニレンベンゾビスチアゾール)の色調は
黄色であり、固有粘度は55dl/gであった。
水溶液に塩化スズ(II)二水和物を4.4g(0.02mol)添加し
た以外は、実施例1と同様に行った。乾燥6時間後に一
部を抜き取り、保存安定性評価サンプルとした。このサ
ンプルのメジアン径は45μm、残存水分率は4880ppm、白
色度88.1、Sn2+含有量0.58mol%であった。乾燥12時間
後、最終的に得られた4,6−ジアミノ−1,3−ベン
ゼンジオール/テレフタル酸塩のメジアン径は47μm、
残存水分率は950ppm、白色度89.3、Sn2 +含有量0.55mol%
であった。つぎに、最終的に得られた塩について、塩化
スズ(II)二水和物を添加しない以外は、実施例1と同様
にテスト重合を実施した。得られたポリ(パラフェニレ
ンベンゾビスオキサゾール)の色調は黄色であり、固有
粘度は64dl/gであった。
6−ジアミノ−1,3−ベンゼンジオール/テレフタル
酸塩サンプルを用い、熱分解性の評価を以下のように行
った。サンプルを窒素雰囲気下、200℃で加熱し、2時
間毎に採取し、白色度を測定した。表2に示すようにメ
ジアン径が2μmの塩は、38μmのものに比較し、着色が
速く、熱分解しやすいと考えられる。
作した。得られた4,6−ジアミノ−1,3−ベンゼン
ジオール/テレフタル酸塩のメジアン径は2μm、残存水
分率は950ppm、白色度82.3であった。つぎに、得られた
塩について、実施例1と同様にテスト重合を実施した。
得られたポリ(パラフェニレンベンゾビスオキサゾー
ル)の色調は暗茶色であり、固有粘度は38dl/gであっ
た。
ル酸二ナトリウム塩水溶液を4,6−ジアミノ−1,3
−ベンゼンジオール二塩酸塩水溶液に滴下した。それ以
外の条件は同様に行った。得られた4,6−ジアミノ−
1,3−ベンゼンジオール/テレフタル酸塩のメジアン
径は32μm、残存水分率は810ppm、白色度は68.7であっ
た。つぎに、得られた塩について、実施例1と同様にテ
スト重合を実施した。得られたポリ(パラフェニレンベ
ンゾビスオキサゾール)の色調は赤紫色であり、固有粘
度は24dl/gであった。
操作した。得られた4,6−ジアミノ−1,3−ベンゼ
ンジオール/テレフタル酸塩のメジアン径は48μm、残
存水分率は680ppm、白色度58.8であった。つぎに、得ら
れた塩について、実施例1と同様にテスト重合を実施し
た。得られたポリ(パラフェニレンベンゾビスオキサゾ
ール)の色調は濃紫色であり、固有粘度は15dl/gであっ
た。
21.4g(0.10mol)を、窒素で脱気した水100mlに溶解し
た。テレフタル酸16.1g(0.10mol)を、水酸化ナトリウム
8g/水1000mlの水溶液に溶解し、窒素で脱気した。以後
の条件は実施例1と同様の条件で実施した。得られた
4,6−ジアミノ−1,3−ベンゼンジオール/テレフ
タル酸塩のメジアン径は116μm、残存水分率は520ppm、
白色度78.7であった。つぎに、得られた塩について、実
施例1と同様にテスト重合を実施した。得られたポリ
(パラフェニレンベンゾビスオキサゾール)の色調は赤
紫色であり、固有粘度は21dl/gであった。
族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩モノマーは、重合能
が極めて高く、また色調に優れたポリベンザゾールを与
え、さらに保存安定性にも優れ、従来の塩よりも高品質
のものである。さらに本発明の合成法は、前記の高品質
の芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩を容易に製造
できる優れた方法である。したがって、本発明の芳香族
ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩とその製造方法は、ポ
リベンゾキサゾール、ポリベンズチアゾールに代表され
るポリベンザゾールの成型加工品の製造分野に貢献する
ところ大である。
Claims (4)
- 【請求項1】下記一般式(1)あるいは/および(2)
で表され、メジアン径が5〜100μmであり、かつ白色度
≧75であることを特徴とする芳香族ジアミン/芳香族ジ
カルボン酸塩。 【化1】 【化2】 (ただし、上記一般式(1)、(2)において、ZはO,
Sのいずれかを表し、互いに異なっていても同じであっ
てもかまわない。またArは式(3)〜(6)のいずれか
を表す。) 【化3】 【化4】 【化5】 【化6】 (ただし、上記一般式(3)〜(6)において、R1、R2
は水素原子、メチル基、ヒドロキシル基を表し、互いに
異なっていても同じであってもかまわない。) - 【請求項2】水分含有量が3000ppm以下であることを特
徴とする請求項1記載の芳香族ジアミン/芳香族ジカル
ボン酸塩。 - 【請求項3】二価の鉄あるいは二価のスズを0.1〜5.0mo
l%含有する請求項1記載の芳香族ジアミン/芳香族ジカ
ルボン酸塩。 - 【請求項4】下記一般式(7)あるいは/および(8)で表
される芳香族ジアミン塩酸塩の水溶液と式(9)で表され
る芳香族ジカルボン酸アルカリ金属塩水溶液とを混合
し、芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩を製造する
方法において、温度70℃以上、芳香族ジアミン塩酸塩/
芳香族ジカルボン酸アルカリ金属塩のモル比が1.0〜1.2
の条件で、芳香族ジアミン塩酸塩水溶液を芳香族ジカル
ボン酸アルカリ金属塩水溶液に添加することを特徴とす
る芳香族ジアミン/芳香族ジカルボン酸塩を製造する方
法。 【化7】 【化8】 (ただし、上記一般式(7)、(8)において、ZはO,
Sのいずれかを表し、互いに異なっていても同じであっ
てもかまわない。) 【化9】 (ただし、上記一般式(9)において、Arは下記一般式
(10)〜(13)を表し、MはNa、Kなどのアルカリ金
属を表す。) 【化10】 【化11】 【化12】 【化13】 (ただし、上記一般式(10)〜(13)において、R
1、R2は水素原子、メチル基、ヒドロキシル基を表し、
互いに異なっていても同じであってもかまわない。)
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