JP2001171877A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001171877A
JP2001171877A JP35999599A JP35999599A JP2001171877A JP 2001171877 A JP2001171877 A JP 2001171877A JP 35999599 A JP35999599 A JP 35999599A JP 35999599 A JP35999599 A JP 35999599A JP 2001171877 A JP2001171877 A JP 2001171877A
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Chihiro Maruyama
千尋 丸山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像の形成された記録媒体をスムーズに排出し
て画像品質の低下を防止した画像形成装置を提供する。 【解決手段】排紙ガイド36の表面に倣った形状のガイ
ドユニット60をこの表面に配置した。このガイドユニ
ット60は、略U字状の排紙ガイドリブ70と、略U字
状の用紙収容リブ80から構成されている。排紙ガイド
リブ70も用紙収容リブ80も金属製の棒を加工して形
成されている。この棒の横断面は円形であるが、横断面
が三角形の棒を用いてもよい。この横断面の形状は、排
紙ガイドリブ70に排出部分16aが載置されたとき
に、排出部分16aが排紙ガイドリブ70に線接触する
ような形状が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録紙などの記録
媒体に画像を形成する画像形成装置に関し、例えば、記
録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェッ
ト方式に好適な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワークステーションの出
力装置の一つとして、現像剤を用いて記録媒体に画像を
形成する電子写真方式画像形成装置や、記録媒体にイン
クを吐出して画像を形成するインクジェット方式画像形
成装置が知られている。これらの画像形成装置のうちイ
ンクジェット方式画像形成装置の一例を図5から図7ま
でを参照して説明する。
【0003】図5は、ほぼ正面から見たプロッタを示す
斜視図であり、図6は、図5のプロッタの構造を模式的
に示す側面図である。図7は、図6の排出ガイドの近傍
を示す斜視図である。
【0004】プロッタ10は、2本のスタンド11の上
部に固定されている。プロッタ10には、図5に示すよ
うに、このプロッタ10を操作するための操作部12が
配置されており、この操作部12に設置された各種のス
イッチ等により、紙サイズ、オンライン/オフライン、
コマンドなどが指示される。ロール紙(記録媒体の一例
である)16は、図6に示すように、矢印A方向から記
録紙挿入口14に挿入され、操作部12からの指示に基
づいてプロッタ10の内部に搬送され、カラー画像が印
字されて記録紙排出口18から矢印B方向に排出され
る。
【0005】プロッタ10は、インクが吐出する複数の
インク吐出口(図示せず)が形成された印字ヘッド20
と、この印字ヘッド20を搭載して主走査方向(矢印C
方向であり、図6の紙面に垂直な方向)に往復動するキ
ャリッジ22と、この主走査方向に直交する矢印A方向
(記録紙搬送方向であり、副走査方向という)に例えば
ロール紙16などの記録媒体を断続的に搬送する駆動ロ
ーラ24及び紙搬送コロ26とを備えている。紙搬送コ
ロ26はコロホルダ27に保持されており、コイルばね
29によって駆動ローラ24に押し付けられている。
【0006】キャリッジ22は、主走査方向に延びる2
本のガイドレール28に案内されながら主走査方向に往
復動する。キャリッジ22の下部には、ロール紙16を
所定のタイミングで裁断するカッター刃30が取りつけ
られている。
【0007】また、プロッタ10には、ロール紙16の
引き出された部分が載置されるプラテン32が配置され
ている。上記した印字ヘッド20の前方(下方)は、画
像が形成される画像形成領域である。ロール紙16のう
ちこの画像形成領域に位置する部分(以下、画像形成部
分という)は、プラテン32の下方に配置された吸引フ
ァン34が空気吸引孔32aから空気を矢印B方向に吸
引することによりプラテン32に密着する。
【0008】ロール紙16に画像を形成する際は、駆動
ローラ24と紙搬送コロ26で搬送中のロール紙16を
一時的に停止させ、キャリッジ22を上記の主走査方向
に往復動させると共に吸引ファン34で画像形成部分を
吸引してプラテン32に密着させながら、画像形成部分
に印字ヘッド20からインクを吐出して1バンド分の画
像を形成(印字)し、その後、所定長さだけロール紙1
6を搬送して画像形成領域に新たに位置する画像形成部
分に次のバンド分の画像を形成する動作を繰り返す。こ
のようにして画像が形成されて排出された排出部分16
aは排出ガイド36によって矢印B方向に案内され、下
方に位置するバスケット38に収容される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、ロール
紙16のうち画像の形成された部分(排出部分16a)
は排出ガイド36の表面を滑りながら案内される。この
ため、排出部分16aが排出ガイド36の表面に密着し
て連続的に摩擦されることとなり、排出ガイド36の表
面(又は排出部分16a)に静電気が発生してこの表面
が徐々に帯電されることがある。このように排出ガイド
36の表面が帯電した場合、排出部分16aが排出ガイ
ド36の表面に静電吸着される。また、プロッタ10が
高湿環境に置かれた場合、プロッタ10の部品や部材に
付着する水分によって排出部分16aが排出ガイド36
の表面に吸着することもある。
【0010】上記のように排出部分16aが排出ガイド
36の表面に吸着された場合、排出ガイド36の下方に
配置されたバスケット38に排出部分16aが自然落下
せずに、排出部分16aは排出ガイド36の表面に吸着
されたままとなる。この場合、ロール紙16に連続して
画像を形成し、カッター刃30でロール紙16を繰り返
し裁断して複数枚の排出部分16aが連続的に作成され
るときは、排出ガイド36の表面で複数枚の排出部分1
6aが重なって吸着されたままになる。このように複数
枚の排出部分16aが重なって吸着された場合、下の排
出部分16aの画像が上の排出部分16aに接触して擦
れ、その画像が汚れたり乱れたりすることがある。この
ような画像の汚れや乱れはプロッタ10にとっては致命
的な欠陥となる。
【0011】ところで、排紙ガイド36の下方にはバス
ケット38が配置されており、両者の間には距離があ
る。このため、プロッタ10で小サイズの記録媒体に画
像を形成したり、ロール紙16に画像を形成した後に小
サイズに切断したりした場合、排出部分16aの先端が
バスケット38に到達する以前にこの排出部分16aが
排紙ガイド36から離れて自然落下する。このため、プ
ロッタ10が設置されている室内に微弱な風があるとき
は、この風で排出部分16aがあらぬ方向に飛ぶことが
あるので、落下してきた排出部分16aをバスケット3
8に収容できないことがある。このように排出部分16
aがバスケット38に収容されずに床などに落下したと
きは、画像面が汚れて不具合が生じることがある。
【0012】また、バスケット38は、プロッタ10で
使用される最大サイズの記録媒体を収容できる幅や深さ
を有する。このため小サイズの記録媒体がバスケット3
8に収容された場合、この小サイズの記録媒体をバスケ
ット38から取り出しにくい。
【0013】また、排出部分16aは排紙ガイド36を
通過した後に自重で垂れ下がる。この場合、排出部分1
6aに高濃度の画像が形成されたときは、多量のインク
が排出部分16aに吸収されているので、記録媒体の
「腰」によって、下方に折れ曲がる際の曲率半径が大き
くなる。このため、画像形成領域に位置する画像形成部
分が、吸引ファン34の吸引力を上回って浮き上がり印
字ヘッド20に接触することがある。印字ヘッド20に
記録媒体が接触すると、インクが吐出するインク吐出口
が損傷したり、形成された画像が印字ヘッド20に擦れ
て乱れその品質が低下する。
【0014】本発明は、上記事情に鑑み、画像の形成さ
れた記録媒体をスムーズに排出して画像品質の低下を防
止した画像形成装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の画像形成装置は、記録媒体に画像を形
成してこの記録媒体を所定の排紙方向に排出する画像形
成装置において、(1)画像の形成された記録媒体の下
面の一部だけに接触しながら該記録媒体を前記排紙方向
に案内するガイド部材を備えたことを特徴とするもので
ある。
【0016】ここで、(2)前記ガイド部材は、画像の
形成された記録媒体の下面に線接触しながら該記録媒体
を前記排紙方向に案内するものであってもよい。
【0017】また、(3)前記ガイド部材は、前記排紙
方向に伸縮自在なものであってもよい。
【0018】さらに、(4)前記ガイド部材は、該ガイ
ド部材が案内する記録媒体のうち最小サイズの記録媒体
の幅よりも狭い間隔で、かつ、前記排紙方向に直交する
方向に複数並べられたものであってもよい。
【0019】上記目的を達成するための本発明の第2の
画像形成装置は、記録媒体に画像を形成してこの記録媒
体を所定の排紙方向に排出する画像形成装置において、
(5)画像の形成された記録媒体が載置されて前記排紙
方向に案内される、前記排紙方向に延びる棒状のガイド
部材を備えたことを特徴とするものである。
【0020】ここで、(6)前記ガイド部材は、その横
断面が円形もしくは三角形のものであってもよい。
【0021】また、(7)前記ガイド部材は、前記排紙
方向に直交する直交方向に所定間隔で複数配置されたも
のであってもよい。
【0022】さらに、(8)前記ガイド部材は、該ガイ
ド部材が案内する記録媒体のうち最小サイズの記録媒体
の幅よりも狭い間隔で複数並べられたものであってもよ
い。
【0023】さらにまた、(9)前記ガイド部材は、前
記排紙方向に伸縮自在に引き出せるものであってもよ
い。
【0024】さらにまた、上記の画像形成装置は、(1
0)前記ガイド部材のうち前記排紙方向下流側部分に回
動中心軸を有し、前記ガイド部材に隣接する隣接位置か
ら前記ガイド部材とで略V字状を形成するV字位置まで
の間を回動する棒状の収容部材を備えてもよい。
【0025】さらにまた、(11)前記収容部材は、前
記ガイド部材よりも細いものであってもよい。
【0026】なお、記録媒体とは、画像の形成される被
印字媒体をいい、具体的には、普通紙、コート紙、第二
原図用紙、光沢紙、光沢フィルム、バックプリントフィ
ルム、クリアフィルム、プラスチックフィルム、ベラム
紙、及び布などが挙げられる。また、記録媒体のサイズ
(幅、長さ、厚さ)は様々なものがある。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0028】図1から図4までを参照して、本発明の画
像形成装置の一実施形態を説明する。
【0029】図1は、本発明の一実施形態のプロッタを
示す側面図であり、この図ではプロッタは通常モードに
なっている。図2は、図1のプロッタのガイドユニット
の構造を示す斜視図である。図3は、小サイズ用紙収容
モードのプロッタを示す側面図である。図4は、高濃度
印字モードのプロッタを示す側面図である。これらの図
では、図6に示す構成要素と同一の構成要素には同一の
符号が付されている。プロッタ50の特徴は、排紙ガイ
ド36の表面に倣った形状のガイドユニット60をこの
表面に配置した点にある。このガイドユニット60は、
図2に示すように、略U字状の排紙ガイドリブ70(本
発明にいうガイド部材の一例である)と、略U字状の用
紙収容リブ80(本発明にいう収容部材の一例である)
から構成されている。排紙ガイドリブ70も用紙収容リ
ブ80も金属製の棒を加工して形成されている。この棒
の横断面は円形であるが、横断面が三角形の棒を用いて
もよい。この横断面の形状は、排紙ガイドリブ70に排
出部分16aが載置されたときに、排出部分16aが排
紙ガイドリブ70に線接触するような形状が好ましい。
なお、排紙ガイド36を設けずにガイドユニット60だ
けを設けてもよい。
【0030】排紙ガイドリブ70では、U字の底辺とそ
の近傍に相当する先端部72から中央部74までが排紙
ガイド36の表面に倣った形状である。後端部76は一
対の棒になっており、プラテン32の下方に位置してい
る。排紙ガイドリブ70は、図4に示すように、矢印A
方向に引き出せる。排紙ガイドリブ70を矢印A方向に
引き出した場合、図4に示すように、その先端部72か
ら中央部74までの部分は排紙ガイド36から離れて遠
ざかる。この逆に、排紙ガイドリブ70を矢印A方向と
は逆の方向に押し込むと、図1や図2に示すように、そ
の先端部72から中央部74までの部分は排紙ガイド3
6の表面に密着する。従って、排紙ガイドリブ70は排
紙方向に伸縮自在に引き出せるように構成されているこ
ととなる。
【0031】また、図2では、排紙ガイドリブ70が2
つしか示されていない。しかし、実際には、排紙ガイド
リブ70は、排紙方向(矢印B方向)に直交する方向に
複数並んでおり、プロッタ50で使用する最大サイズの
記録媒体を排紙ガイド36ではなくて排紙ガイドリブ7
0に載置できる。従って、排紙ガイドリブ70が案内す
る最大サイズの記録媒体の下面の一部だけが排紙ガイド
リブ70に接触するが排紙ガイド36には接触しない状
態で、この記録媒体が排紙方向に案内されることとな
る。
【0032】また、隣り合う2つの排紙ガイドリブ70
の間隔は、プロッタ50で使用する最小サイズの記録媒
体の幅よりも狭い。従って、排紙ガイドリブ70が案内
する最小サイズの記録媒体の下面の一部だけが排紙ガイ
ドリブ70に接触するが排紙ガイド36には接触しない
状態で、この記録媒体が排紙方向に案内されることとな
る。このように、排紙ガイドリブ70には最大サイズの
記録媒体も最小サイズの記録媒体も載置され、その載置
された記録媒体の下面の一部だけが排紙ガイドリブ70
に線接触する。
【0033】上記した用紙収容リブ80は排紙ガイドリ
ブ70の内側に配置されている。用紙収容リブ80は排
紙ガイドリブ70よりも短く、図2に示すように、用紙
収容リブ80は排紙ガイド36の表面形状に倣った形状
である。また、上述したように用紙収容リブ80は排紙
ガイドリブ70と同様に略U字状である。用紙収容リブ
80のU字の2つの上端部82は、排紙ガイドリブ70
の先端部72に回動軸84を介して回動自在に連結され
ている。従って、図3を参照して後述するように、用紙
収容リブ80を排紙ガイドリブ70から離すように回動
させた場合、排紙ガイドリブ70と用紙収容リブ80と
で略V又はU字状を形成する。
【0034】用紙収容リブ80は、上述したように、排
紙ガイドリブ70と同じく横断面が円形の棒から形成さ
れている。しかし、用紙収容リブ80は排紙ガイドリブ
70よりも細い。このため、用紙収容リブ80が排紙ガ
イドリブ70の内側に位置しているときは、排紙ガイド
リブ70の最上面は用紙収容リブ80の最上面よりも飛
び出ている。
【0035】プロッタ50が通常モードのときは、図1
に示すように、排紙ガイドリブ70は排紙ガイド36の
表面に接触している。また、用紙収容リブ80は、排紙
ガイドリブ70の内側に位置して排紙ガイド36の表面
に接触している。このため、排出部分16aは排紙ガイ
ドリブ70に載置されて排紙方向に案内される。
【0036】この通常モードでは、排出部分16aの下
面の一部だけが排紙ガイドリブ70に線接触しながら排
紙方向に案内されて自重で垂れ下がり、バスケット38
に収容される。この場合、排出部分16aの下面の一部
だけが排紙ガイドリブ70に線接触するので、排出部分
16aや排紙ガイドリブ70に静電気が発生しにくい。
【0037】従って、排出部分16aが排紙ガイドリブ
70に静電的に吸着されない。また、環境の湿度が高く
ても、排出部分16aの下面の一部だけが排紙ガイドリ
ブ70に線接触するので、高湿度に起因して排出部分1
6aが排紙ガイドリブ70に吸着されることもない。こ
の結果、排出部分16aをスムーズに排出でき、画像の
乱れや汚れを無くして画像品質の低下を防止できる。
【0038】なお、上述したように、用紙収容リブ80
が排紙ガイドリブ70よりも細いので、排出部分16a
が排紙ガイドリブ70に案内されているときに排出部分
16aが用紙収容リブ80に接触しない。従って、排出
部分16aが接触する面積が広がることや、この広がり
に起因して排出部分16aが排紙ガイドリブ70吸着す
ることは無い。
【0039】プロッタ50が小サイズ用紙収容モードの
ときは、図3に示すように、通常モードと同様に、排紙
ガイドリブ70は排紙ガイド36の表面に接触してい
る。一方、用紙収容リブ80は排紙ガイドリブ70から
離れるように回動しており、排紙ガイドリブ70と用紙
収容リブ80とで略V又はU字状を形成する。なお、小
サイズ用紙収容モードでは、用紙収容リブ80のうち回
動軸84の近傍部分が排紙ガイドリブ70に突き当たっ
て用紙収容リブ80の回動が規制されている。このた
め、用紙収容リブ80は、図3に示す以上に回動しな
い。
【0040】小サイズ用紙収容モードでは、排出部分1
6aは排紙ガイドリブ70に案内されて下方向に排出さ
れる。その後、排紙ガイドリブ70と用紙収容リブ80
とが形成する略V又はU字状の空間に収容される。この
ように、排出部分16aが小サイズのときは、排出部分
16aが自由落下でバスケット38に収容される場合と
は異なり、上記の空間に排出部分16aが確実に収容さ
れる。また、静電気や湿度に起因して排紙ガイド36に
吸着されることもない。従って、排出部分16aをスム
ーズに排出して確実に収容できる。この結果、画像の乱
れや汚れを無くして画像品質の低下を防止できる。
【0041】プロッタ50が高濃度印字モードのとき
は、図4に示すように、排紙ガイドリブ70の後端部7
6が排紙ガイド36の上方に位置しており、排紙ガイド
リブ70の全体が前方に引き出されている。このため、
排出部分16aは、排紙ガイド36よりも前方で下に折
り曲げられて垂れ下がる。従って、排出部分16aに高
濃度の画像が形成されている場合は、排出部分16aが
折れ曲がりにくくなって下方に折れ曲がる際の曲率半径
が排紙ガイドリブ70の曲率半径を超えても、排出部分
16aの折り曲がる位置が前方に移動するので、印字ヘ
ッド20の下方で記録媒体16が浮き上がることはな
い。この結果、記録媒体16のうち画像形成領域に位置
する画像形成部分が印字ヘッド20に接触せず、インク
吐出口が損傷することがない。従って、インク吐出口の
損傷に起因する画像の乱れや汚れを防止できる。
【0042】なお、プロッタ50が高濃度印字モードの
ときは、排出部分16aの先端がバスケット38から離
れた位置に到達して排出部分16aがバスケット38に
収容されない。このため、図4のような状態で記録媒体
16をカッタ刃30で切断した場合、排出部分16aの
画像面が床に触れて汚れるおそれがある。このような画
像面の汚れを防止するためには、排紙ガイドリブ70の
後端部76の位置を検知するセンサを組み込んでおき、
後端部76の位置が高濃度印字モードであることを予め
知らせるようにしておく。これにより、排出部分16a
の画像面が床に触れて汚れることを防止できる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1の画像
形成装置では、記録媒体の下面の一部だけがガイド部材
に接触して摺動することとなるので、記録媒体やガイド
部材に静電気が発生しにくい。このため、記録媒体がガ
イド部材に静電的に吸着されることを防止でき、記録媒
体をスムーズに排出できる。この結果、画像の乱れや汚
れを無くして画像品質の低下を防止できる。
【0044】ここで、前記ガイド部材は、画像の形成さ
れた記録媒体の下面に線接触しながら該記録媒体を前記
排紙方向に案内するものである場合は、記録媒体はガイ
ド部材に線接触しかしないので、記録媒体やガイド部材
に静電気が非常に発生しにくい。このため、記録媒体が
ガイド部材に静電的に吸着されることをいっそう確実に
防止でき、記録媒体をいっそうスムーズに排出できる。
【0045】また、前記ガイド部材は、前記排紙方向に
伸縮自在なものである場合は、記録媒体はガイド部材の
先端(排紙方向下流端)の近傍で折れ曲がってその自重
で垂れ下がろうとする。従って、ガイド部材を排紙方向
に伸ばしたときは、例えば印字ヘッドから離れた位置で
記録媒体が折れ曲がって垂れ下がる。一方、ガイド部材
を排紙方向と反対の方向に縮めたときは、例えば印字ヘ
ッドに近い位置で記録媒体が折れ曲がって垂れ下がる。
ところで、記録媒体が大量のインクを吸収した場合(高
濃度の画像が形成された場合)、記録媒体が硬くなって
折れ曲がりにくくなることがある。この場合、ガイド部
材が短いときは、例えば印字ヘッドに近い位置で記録媒
体が折れ曲がろうとするが、記録媒体は折れ曲がりにく
くなっているので、記録媒体のうち印字ヘッドの下方に
位置する部分が浮き上がってこの部分が印字ヘッドに接
触する。しかし、ガイド部材を排紙方向に伸ばしておく
場合、記録媒体が印字ヘッドから離れた位置で折れ曲が
ろうとする。従って、記録媒体が硬くて折れ曲がりにく
くなっていても、記録媒体のうち印字ヘッドよりも排紙
方向下流側部分が浮き上がるので、記録媒体が印字ヘッ
ドに接触することはない。
【0046】さらに、前記ガイド部材は、該ガイド部材
が案内する記録媒体のうち最小サイズの記録媒体の幅よ
りも狭い間隔で、かつ、前記排紙方向に直交する方向に
複数並べられたものである場合は、どのようなサイズの
記録媒体もスムーズに案内できる。
【0047】また、本発明の第2の画像形成装置では、
棒状のガイド部材に記録媒体が載置されるので、記録媒
体の下面の一部だけがガイド部材に接触して摺動するこ
ととなる。このため、記録媒体やガイド部材に静電気が
発生しにくい。この結果、記録媒体がガイド部材に静電
的に吸着されることを防止でき、記録媒体をスムーズに
排出できる。
【0048】ここで、前記ガイド部材は、その横断面が
円形もしくは三角形のものである場合は、記録媒体とガ
イド部材は線接触もしくは幅の狭い面で面接触すること
となるので、記録媒体やガイド部材に静電気が非常に発
生しにくい。このため、記録媒体がガイド部材に静電的
に吸着されることをいっそう確実に防止でき、記録媒体
をいっそうスムーズに排出できる。
【0049】さらに、前記ガイド部材は、前記排紙方向
に直交する直交方向に所定間隔で複数配置されたもので
ある場合は、排出されてくる記録媒体のサイズが大きく
ても(例えばA0サイズ)小さくても(例えばA4サイ
ズ)、全ての記録媒体が載置されるように配置しておけ
る。
【0050】さらにまた、前記ガイド部材は、該ガイド
部材が案内する記録媒体のうち最小サイズの記録媒体の
幅よりも狭い間隔で複数並べられたものである場合は、
どのようなサイズの記録媒体もスムーズに案内できる。
【0051】さらにまた、前記ガイド部材は、前記排紙
方向に伸縮自在に引き出せるものである場合は、記録媒
体はガイド部材の先端(排紙方向下流端)の近傍で折れ
曲がってその自重で垂れ下がろうとする。従って、ガイ
ド部材を排紙方向に引き出して伸ばしたときは、例えば
印字ヘッドから離れた位置で記録媒体が折れ曲がって垂
れ下がる。一方、ガイド部材を排紙方向と反対の方向に
押し込んで縮めたときは、例えば印字ヘッドに近い位置
で記録媒体が折れ曲がって垂れ下がる。ところで、記録
媒体が大量のインクを吸収した場合(高濃度の画像が形
成された場合)、記録媒体が硬くなって折れ曲がりにく
くなることがある。この場合、ガイド部材が短いとき
は、例えば印字ヘッドに近い位置で記録媒体が折れ曲が
ろうとするが、記録媒体は折れ曲がりにくくなっている
ので、記録媒体のうち印字ヘッドの下方に位置する部分
が浮き上がってこの部分が印字ヘッドに接触する。しか
し、ガイド部材を排紙方向に伸ばしておく場合、記録媒
体が印字ヘッドから離れた位置で折れ曲がろうとする。
従って、記録媒体が硬くて折れ曲がりにくくなっていて
も、記録媒体のうち印字ヘッドよりも排紙方向下流側部
分が浮き上がるので、記録媒体が印字ヘッドに接触する
ことはない。
【0052】さらにまた、前記ガイド部材のうち前記排
紙方向下流側部分に回動中心軸を有し、前記ガイド部材
に隣接する隣接位置から前記ガイド部材とで略V字状を
形成するV字位置までの間を回動する棒状の収容部材を
上記の画像形成装置が備えた場合は、長い記録媒体が排
出されてくるときは、収容部材を隣接位置に位置させて
おく。これにより、長い記録媒体が下方に折れ曲がって
垂れ下がるように排出される。一方、短い記録媒体が排
出されてくるときは、収容部材をV字位置に位置させて
おく。これにより、ガイド部材と収容部材で略V字状が
形成されるので、短い記録媒体をガイド部材と収容部材
に載置できることとなる。従って、短い記録媒体が排出
された後に床などに落下してその記録面が汚れることを
防止できる。
【0053】さらにまた、前記収容部材は、前記ガイド
部材よりも細いものである場合は、収容部材が隣接位置
に位置するときは、この収容部材がガイド部材よりも低
い位置に位置することとなる。このため、ガイド部材に
よって案内されている記録媒体の排出を収容部材が邪魔
することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のプロッタを示す側面図で
ある。
【図2】図1のプロッタのガイドユニットの構造を示す
斜視図である。
【図3】小サイズ用紙収容モードのプロッタを示す側面
図である。
【図4】高濃度印字モードのプロッタを示す側面図であ
る。
【図5】ほぼ正面から見たプロッタを示す斜視図であ
る。
【図6】図5のプロッタの構造を模式的に示す側面図で
ある。
【図7】図6の排出ガイドの近傍を示す斜視図である。
【符号の説明】
50 プロッタ 60 ガイドユニット 70 排紙ガイドリブ 72 排紙ガイドリブの先端部 74 排紙ガイドリブの中央部 76 排紙ガイドリブの後端部 80 用紙収容リブ 82 用紙収容リブの上端部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に画像を形成してこの記録媒体
    を所定の排紙方向に排出する画像形成装置において、 画像の形成された記録媒体の下面の一部だけに接触しな
    がら該記録媒体を前記排紙方向に案内するガイド部材を
    備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ガイド部材は、 画像の形成された記録媒体の下面に線接触しながら該記
    録媒体を前記排紙方向に案内するものであることを特徴
    とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ガイド部材は、 前記排紙方向に伸縮自在なものであることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記ガイド部材は、 該ガイド部材が案内する記録媒体のうち最小サイズの記
    録媒体の幅よりも狭い間隔で、かつ、前記排紙方向に直
    交する方向に複数並べられたものであることを特徴とす
    る請求項1,2,又は3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 記録媒体に画像を形成してこの記録媒体
    を所定の排紙方向に排出する画像形成装置において、 画像の形成された記録媒体が載置されて前記排紙方向に
    案内される、前記排紙方向に延びる棒状のガイド部材を
    備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記ガイド部材は、 その横断面が円形もしくは三角形のものであることを特
    徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記ガイド部材は、 前記排紙方向に直交する直交方向に所定間隔で複数配置
    されたものであることを特徴とする請求項5又は6に記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記ガイド部材は、 該ガイド部材が案内する記録媒体のうち最小サイズの記
    録媒体の幅よりも狭い間隔で複数並べられたものである
    ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記ガイド部材は、 前記排紙方向に伸縮自在に引き出せるものであることを
    特徴とする請求項5から8までのうちいずれか一項に記
    載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記ガイド部材のうち前記排紙方向下
    流側部分に回動中心軸を有し、前記ガイド部材に隣接す
    る隣接位置から前記ガイド部材とで略V字状を形成する
    V字位置までの間を回動する棒状の収容部材を備えたこ
    とを特徴とする請求項1から9までのうちのいずれか一
    項に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記収容部材は、 前記ガイド部材よりも細いものであることを特徴とする
    請求項10に記載の画像形成装置。
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