JP2001080820A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001080820A
JP2001080820A JP25731399A JP25731399A JP2001080820A JP 2001080820 A JP2001080820 A JP 2001080820A JP 25731399 A JP25731399 A JP 25731399A JP 25731399 A JP25731399 A JP 25731399A JP 2001080820 A JP2001080820 A JP 2001080820A
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forming apparatus
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JP25731399A
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Chihiro Maruyama
千尋 丸山
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Copyer Co Ltd
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  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】記録媒体のサイズに拘らず、また、形成された
画像の濃度に拘らず、画像の汚れや乱れ無しに記録媒体
を排出できる画像形成装置を提供する。 【解決手段】ロール紙16の排出部分16aを案内する
案内部材50を固定ガイド60と回動ガイド70に分け
て構成し、ロール紙16に形成される画像の濃度や、ロ
ール紙16aを裁断するサイズに応じて、回動ガイド7
0を回動させて案内部材50も形状を変更した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録紙などの記録
媒体に画像を形成する画像形成装置に関し、例えば、イ
ンクを吐出して画像を形成するインクジェット方式に好
適な画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータやワークステーションの出
力装置の一つとして、現像剤を用いて記録媒体に画像を
形成する電子写真方式画像形成装置や、記録媒体にイン
クを吐出して画像を形成するインクジェット方式画像形
成装置が知られている。
【0003】これらの画像形成装置のうち例えばインク
ジェット方式画像形成装置の一例を、図6を参照して説
明する。
【0004】図6は、従来のインクジェット方式画像形
成装置の一例を示す斜視図である。
【0005】インクジェット方式画像形成装置10は、
インクが吐出する複数のインク吐出口が形成された印字
ヘッド12と、この印字ヘッド12が搭載されて主走査
方向(図6の紙面に垂直な方向)に往復動するキャリッ
ジ14と、この主走査方向に直交する矢印A方向(記録
紙搬送方向であり、副走査方向という)に例えばロール
紙16などの記録媒体を断続的に搬送する駆動ローラ1
8及び紙搬送コロ20とを備えている。
【0006】また、インクジェット方式画像形成装置1
0には、ロール紙16の引き出された部分が載置される
プラテン22が配置されている。上記した印字ヘッド1
2の前方は、画像が形成される画像形成領域である。ロ
ール紙16のうちこの画像形成領域に位置する部分(以
下、画像形成部分という)は、吸引ファン24が空気吸
引孔22aから空気を吸引することによりプラテン22
に密着する。
【0007】ロール紙16に画像を形成する際は、駆動
ローラ18と紙搬送コロ20で搬送中のロール紙16を
一時的に停止させ、キャリッジ14を上記の主走査方向
に往復動させながら、ロール紙16の画像形成部分に、
印字ヘッド12からインクを吐出して1バンド分の画像
を形成(印字)し、その後、所定長さだけロール紙16
を搬送して画像形成領域に新たに位置する画像形成部分
に次のバンド分の画像を形成する動作を繰り返す。この
ようにして画像が形成されて排出された排出部分16a
は排紙案内板26に案内され、下方に位置するバスケッ
ト28に収容される。
【0008】ところで、ロール紙16は、通常、ロール
紙16を保持する保持装置30によって回転自在に保持
されている。ロール紙16の幅(上記した主走査方向の
長さ)はそのサイズに応じて変わってくるが、保持装置
30の位置をロール紙16のサイズに応じて変えること
により、保持装置30が様々なサイズのロール紙16を
保持できるようになっている。
【0009】また、インクジェット方式画像形成装置1
0では、パーソナルコンピュータなどから転送されるデ
ータに基づいて記録媒体に画像が形成されることもあ
る。この場合、画像の長さ(上記した副走査方向の長
さ)が定型サイズ(例えばA3サイズ)の記録媒体の長
さ(上記した副走査方向の長さ)よりも長いことがあっ
ても、画像の幅が記録媒体の幅以下の長さであれば、記
録媒体に画像が形成される。従って、記録媒体としてロ
ール紙を使用することにより、例えば横断幕のような長
い記録媒体に画像を形成できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなインクジ
ェット方式画像形成装置では、通常、装置を設置すると
きの占有面積を狭くするために、図6に示すように、ス
タンド32の上部に装置本体が固定されることが多い。
このインクジェット方式画像形成装置が、大サイズから
小サイズまでの様々なサイズの記録媒体に画像を形成で
きる装置の場合、スタンド32の下部にバスケット28
を取り付け、このバスケット28にロール紙16の排出
部分16aを収容することがある。これにより、排出部
分16aが床に落下して画像が汚れることを防止してい
る。
【0011】ところが、このようなインクジェット方式
画像形成装置で小サイズの記録媒体に画像を形成した
り、ロール紙16に画像を形成した後に小サイズに切断
したりした場合、記録媒体の先端がバスケット28に到
達する以前にこの記録媒体が排紙案内板26から離れて
落下する。このため、落下してきた記録媒体をバスケッ
ト28に収容できないことがある。
【0012】また、バスケット28は、図6に示すよう
に、深くなっているので、バスケット28の底に収容さ
れた小サイズの記録媒体を取り出しにくい。さらに、小
サイズの記録媒体では、画像を形成し初めてからし終る
までの時間が短いので、画像濃度が高い場合などは、乾
燥していない画像がバスケット28に接触することがあ
る。このため、バスケット28が汚れたり、画像が乱れ
たりする。さらにまた、サイズの大きい記録媒体に画像
濃度高い画像を形成する場合は、記録媒体の材質によっ
ては画像が乾燥するまでに長時間を要することがあり、
画像が未乾燥のままで記録媒体がバスケット28に収容
されることがある。このように画像が未乾燥の状態で記
録媒体がバスケット28に収容されると、画像が記録媒
体の他の部分に付着したりバスケット28に画像が付着
したりして画像が乱れる。
【0013】上記のようなバスケット28の汚れや画像
の乱れを防止するために、A4サイズ以下の記録媒体が
使用されるインクジェット方式画像形成装置では、画像
形成領域よりも前方に広がった排紙案内板26を形成し
ておき、この排紙案内板26に排出部分16aを載置す
る技術が考えられる。しかし、この技術では、排紙案内
板26が前方に広がるので、インクジェット方式画像形
成装置を設置する際の占有面積が広くなる。
【0014】また、画像の乱れ等を防止するための技術
として、画像を十分に乾燥させるために、排出部分16
aを垂れ下げたままの状態で長時間放置しておく技術も
考えられる。この技術では、画像形成速度を遅くした
り、スタンド32を高くして排紙案内板26とバスケッ
ト28の距離を長くしたりして、排出部分16aを垂れ
下げたままの状態にする。しかし、このようにした場
合、画像は十分に乾燥して画像の乱れ等が防止される
が、画像が形成されるまでに長時間を要したり、装置全
体が大きくなったりするという問題が生じる。
【0015】また、排出部分16aを垂れ下げる場合、
通常、画像形成領域を通過した直後の排出部分16aを
下方に折曲げる。この場合、排出部分16aに高濃度の
画像が形成されたときは、多量にインクが排出部分16
aに吸収されているので、記録媒体の「腰」によって、
下方に折れ曲がる際の曲率半径が大きくなる。このた
め、画像形成領域に位置する画像形成部分が、吸引ファ
ン24の吸引力を上回って浮き上がり印字ヘッド12に
接触することがある。印字ヘッド12に記録媒体が接触
すると、インクが吐出するインク吐出口が損傷したり、
形成された画像が印字ヘッド12に擦れて乱れたりす
る。
【0016】上述したように、従来のインクジェット方
式画像形成装置では、記録媒体のサイズによってはこの
記録媒体を何ら問題無く適切に収容することが困難であ
る。また、記録媒体に高濃度の画像が形成された場合も
問題無く適切に収容することが困難である。
【0017】本発明は、上記事情に鑑み、記録媒体のサ
イズに拘らず、また、形成された画像の濃度に拘らず、
画像の汚れや乱れ無しに記録媒体を排出できる画像形成
装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の画像形成装置は、記録媒体のうち画像が形成
されて排出された排出部分を案内する案内部材と、この
案内部材によって案内された上記排出部分を収容するト
レイとを備えた画像形成装置において、 (1)上記案内部材は、上記排出部分を上記トレイに案
内する第1モード、上記排出部分をこの案内部材自体に
案内して収容する第2モード、及び上記排出部分を上記
トレイよりも離れた位置に案内する第3モードを有する
ものであることを特徴とするものである。
【0019】ここで、上記案内部材は、(2)上記画像
形成装置の本体に固定された固定ガイドと、(3)所定
の第1回動軸を中心に回動して停止する位置を変更する
ことにより、この案内部材を上記第1モード、上記第2
モード、及び上記第3モードのうちのいずれかのモード
にする、上記固定ガイドに連結された回動ガイドとを備
えたものであってもよい。
【0020】また、上記回動ガイドは、(4)所定方向
に延びるアームによって上記固定ガイドに連結されたも
のであってもよい。
【0021】さらに、上記回動ガイドは、(5)上記固
定ガイドに重なるように上記第1回動軸を中心に回動し
て停止することにより上記案内部材を上記第1モードに
するものであってもよい。
【0022】さらにまた、上記回動ガイドは、(6)こ
の回動ガイドが上記固定ガイドから離れるように上記第
1回動軸を中心に回動して停止することにより上記案内
部材を上記第2モードにするものであってもよい。
【0023】さらにまた、上記回動ガイドは、(7)上
記案内部材が上記第2モードになったときに上記排出部
分を収容する収容部を形成するものであってもよい。
【0024】さらにまた、上記回動ガイドは、(8)排
出部分が載置される凸形状の収容部を形成するものであ
ってもよい。
【0025】さらにまた、上記回動ガイドは、(9)上
記案内部材が上記第1モードになったときのこの回動ガ
イドの位置から所定の第2回動軸を中心に回動すること
により、上記案内部材を上記第3モードにするものであ
ってもよい。
【0026】さらにまた、上記案内部材は、(10)こ
の案内部材が上記第3モードになったときに上記回動ガ
イドが動かないように規制する位置規制部材と、(1
1)この位置規制部材による規制を解除する解除部材と
を有するものであってもよい。
【0027】さらにまた、上記の画像形成装置は、(1
2)上記案内部材が上記第1モードから上記第3モード
までのうちのいずれのモードにあるかを検知する検知手
段を備えてもよい。
【0028】さらにまた、上記の画像形成装置は、(1
3)上記案内部材が上記第2モードにあることが上記検
知手段によって検知されたときは所定サイズよりも小さ
いサイズの記録媒体に画像が形成されるように制御する
と共に、上記案内部材が上記第3モードにあることが上
記検知手段によって検知されたときは、一枚の記録媒体
を切断せずにこの記録媒体に画像を形成するように制御
する制御器を備えてもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】図1から図5までを参照して、本
発明の画像形成装置の一実施形態を説明する。
【0030】図1は、案内部材が第1モードのときのプ
ロッタを示す模式図である。図2は、図1のプロッタの
案内部材を分解して示す斜視図である。図3は、案内部
材が第2モードのときのプロッタを示す模式図である。
図4は、案内部材が第3モードのときのプロッタを示す
模式図である。図5は、第3モードの案内部材を示す模
式図である。これらの図では、図6の構成要素と同一の
構成要素には同一の符号が付されている。
【0031】プロッタ40(本発明にいう画像形成装置
の一例である)では、例えA0サイズのような大サイズ
からA4サイズのような小サイズまでの各種サイズの記
録媒体に画像を形成できる。また、プロッタ40では、
例えば図面などの線画からポスターなどの全面画像まで
の様々な濃度の画像を記録媒体に形成できる。ここで、
記録媒体とは、インクジェット方式の画像形成装置を用
いて画像を形成できる全ての印字媒体をいい、具体的に
は、普通紙、コート紙、光沢紙、第二原図用紙、ベラム
紙、フィルム、プラスチックシート、バックプリントフ
ィルム、OHPフィルム、布などの様々なものがある。
なお、ここでは、画像形成装置の一例として、プロッタ
を挙げるが、複写機、印刷機などにも本発明を適用でき
る。
【0032】プロッタ40の特徴は、画像が形成されて
排出された排出部分16aを案内する案内部材50を備
えている点にある。
【0033】案内部材50は、後述するように、画像が
形成されて排出された排出部分16aをバスケット28
に案内する第1モード(図1に示す状態)、排出部分1
6aを案内部材50自体に案内して収容する第2モード
(図3に示す状態)、及び排出部分16aをバスケット
28(本発明にいうトレイの一例である)よりも離れた
位置に案内する第3モード(図4に示す状態)を有し、
これら3つのモードのうちのいずれか一つのモードにな
る。
【0034】図1に示すように、案内部材50は、プロ
ッタ40の本体の筐体42に固定されている。案内部材
50は、図2に示すように筐体42のうちプラテン22
の前方部分42aに固定された固定ガイド60と、この
固定ガイド60に連結されて回動する回動ガイド70と
を有する。
【0035】固定ガイド60は、記録媒体が排出される
排出方向(矢印B方向)に直交する方向(上述した主走
査方向)に延びる柱状のものであり、円柱をその長手方
向に沿って4分の1に切断したような外形をもつ。固定
ガイド60は、その円弧状表面62が矢印B方向に向く
ように、筐体42の前方部分42aに固定されている。
円弧状表面62には、矢印B方向に延びる細長い溝64
が主走査方向(矢印B方向に直交する方向)にほぼ等間
隔で複数形成されている。
【0036】回動ガイド70は、矢印B方向に延びると
共に横断面が半月状になるように湾曲した基板72と、
この基板72の内側面でほぼ等間隔に配置された複数の
リブ74とを有する。各リブ74は基板72の内側面か
らほぼ垂直に立上っており、上面は湾曲している、この
湾曲した上面のうちの一端部74aは、他の部分よりも
突出している。また、回動ガイド70を固定ガイド60
に重ねた場合、各リブ74が固定ガイド60の溝64に
嵌り込む。
【0037】回動ガイド70は固定ガイド60に細長い
板状の2本のアーム80で連結されている。2本のアー
ム80は回動ガイド70と固定ガイド60の長手方向両
端部に配置されている。アーム80の両端部にはそれぞ
れ孔82,84が形成されている。孔82は、固定ガイ
ド60の上部を貫く第2回動軸66に嵌り込む。また、
孔82とは反対の側に形成された孔84は、回動ガイド
70の端部に形成された第1回動軸76(シャフト)に
嵌り込む。回動ガイド70は、第1回動軸76及び第2
回動軸を中心にして回動できる。この回動ガイド70が
所定位置まで回動して停止することにより、案内部材5
0が第1モードから第3モードまでのうちのいずれか一
つのモードに保たれる。
【0038】また、第1回動軸76には、棒状のストッ
パ90(本発明にいう位置規制部材の一例である)の一
端部が固定されている。このストッパ90は第1回動軸
76と共に回動し、案内部材50が第3モードになった
ときに、回動ガイド70を動かないように規制する。第
1回動軸76の長手方向一端部には、回動ガイド70を
上記のように規制する位置にストッパ60を停止させる
ための捩じりばね92が固定されている。
【0039】なお、ストッパ90による規制は、後述す
るように、解除レバー94(本発明にいう解除部材の一
例である)によって解除される。また、固定ガイド60
の表面もしくはプラテン22の下方には、案内部材50
が上記の第1モードから第3モードのうちのいずれのモ
ードであるかを検知するマイクロスイッチ(本発明にい
う検知手段の一例であり、図示せず)が配置されてい
る。
【0040】回動ガイド70のリブ74が固定ガイド6
0の溝64に嵌り込んで回動ガイド70が固定ガイド6
0の上に重なると、案内部材50は第1モードになる。
この第1モードは、記録媒体が大サイズであって、この
大サイズの記録媒体に形成された画像が低濃度のときに
好都合である。この第1モードでは、排出部分16aが
回動ガイド70の湾曲面(基板72の外側面)72aに
接触しながら排出されてバスケット28に案内される。
このため、排出部分16aはバスケット28に収容され
る。この場合、画像が低濃度であるので速く乾燥し、画
像がバスケット28などに接触しても画像が乱れたりバ
スケット28が汚れたりすることが無い。また、大サイ
ズの記録媒体であるので、記録媒体がバスケット28に
収容されても記録媒体を取り出し易い。
【0041】図1に示す第1モードの状態の案内部材5
0を、図2に示す第2モードにするためには、回動ガイ
ド70の一端部74aの近傍を持って回動ガイド70が
固定ガイド60から離れるように回動ガイド70を開
く。これにより、回動ガイド70は第1回動軸76を中
心にして回動し、基板72の端面72aが固定ガイド6
0の突当面60aに突き当たって回動ガイド70が停止
し、案内部材50が第2モードになる。
【0042】第2モードでは、図3に示すように、回動
ガイド70のリブ74の先端面74bが固定ガイド60
の表面62に滑らかにつながる。第2モードは、小サイ
ズの記録媒体に画像を形成する場合に適しており、小サ
イズの記録媒体の排出部分16aはリブ74の先端面7
4b(本発明にいう収容部の一例である)に載置され
る。従って、案内部材50自体に記録媒体の排出部分1
6aが案内されて収容されることとなる。この場合、排
出部分16aが案内部材50自体に収容されてバスケッ
ト28に収容されないので、バスケット28の奥から小
サイズの記録媒体を取り出す手間を省ける。しかも、排
出部分16aは印字面を上にしてリブ74の先端面74
bに載置されるので、排出部分16aに形成された画像
の濃度に拘らず、未乾燥の画像がバスケット28やリブ
74に接触して画像が乱れたりバスケット28やリブ7
4が汚れたりすることが無い。
【0043】また、ロール紙16を小サイズに切断して
排出する場合、小サイズの部分が上向き(凸状)にカー
ルすることがある。第2モードでは、リブ74の先端面
74bが上向き(凸状)に湾曲している。このため、小
サイズの記録媒体が上向きにカールしてもリブ74の先
端面74bに倣って上向きのまま載置されるので、円筒
状になることは無い。なお、上記のマイクロスイッチ
が、案内部材50が第2モードになっていることを検知
した場合は、小サイズの記録媒体に画像が形成されるよ
うに制御器(図示せず)でプロッタ40を制御する。
【0044】図1に示す第1モードの状態の案内部材5
0を、図4に示す第3モードにするためには、基板72
の端面72aの近傍を少しだけ持ちあげる。これによ
り、図5に示すように、2点鎖線で示すアーム80が第
2回動軸66を中心にして30°程度回動して実線の位
置に位置すると共に、2点鎖線で示すストッパ90が捩
じりばね92の捩じり力によって第1回動軸76を中心
に矢印C方向に回動して実線の位置に位置する。この場
合、ストッパ90の一端部90aが固定ガイド60の斜
面60bを滑り降りて、固定ガイド60に形成された窪
み(凹部)68に嵌って動けないように規制される。
【0045】案内部材50が第3モードになっている状
態から第1モードに戻るためには、捩じりばね92の捩
じり力に逆らって解除レバー94を矢印D方向に引き上
げる。これにより、ストッパ90の一端部90aが固定
ガイド60の斜面60bに乗り上げ、回動ガイド70の
重量によってアーム80が下がると共に、ストッパ90
の一端部90aが固定ガイド60の斜面60bを上る。
この結果、ストッパ90は回動ガイド70内に折り畳ま
れて案内部材50は第1モードになる。
【0046】案内部材50が第3モードになっている状
態では、記録媒体が大サイズであって、形成された画像
が高濃度のときに好都合である。この第3モードでは、
排出部分16aが回動ガイド70の基板72に案内さ
れ、水平方向よりも下方にやや傾いた状態で排出され
る。このため、排出部分16aが排出直後に折れて記録
媒体が印字ヘッド12に接触する、というようなトラブ
ルが防止される。また、基板72の排出方向長さは、排
出部分16aが基板72を通過して垂れ下がる際に、記
録媒体のうち印字ヘッド12の下方に位置する部分(画
像形成部分)が印字ヘッド12に接触するようには折れ
曲がらないような長さであるが、このような長さのうち
で最低限の長さになっている。このため、プロッタを設
置する際の占有面積が広くならずに済む。
【0047】また、第3モードでは、図4に示すよう
に、案内部材50が排出部分16aをバスケット28よ
りも離れた位置に案内するので、排出部分16aはバス
ケット28に収容されない。この場合、排出部分16a
に形成された画像が高濃度であって乾燥しにくくても、
未乾燥の画像がバスケット28に接触しないため画像が
乱れたりバスケット28が汚れたりすることが無い。な
お、案内部材50が第3モードのときは排出部分16a
が床に落下することとなる。このような事態を防止する
ためには、上記のマイクロスイッチが、案内部材50が
第3モードになっていることを検知した場合は、一枚の
記録媒体を切断せずにこの記録媒体に画像を形成するよ
うに制御器(図示せず)でプロッタ40を制御する。
【0048】上述したように案内部材50に3つのモー
ドをもたせることにより、記録媒体のサイズに拘らず、
また、形成された画像の濃度に拘らず、画像を乱すこと
が無い。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明の画像形成装
置では、記録媒体が大サイズであって、形成された画像
が低濃度のときは、案内部材を第1モードにしておく。
この第1モードでは、案内部材が記録媒体の排出部分を
トレイに案内するので、記録媒体がトレイに収容され
る。この場合、画像が低濃度であるので速く乾燥し、画
像がトレイなどに接触しても画像が乱れたりトレイが汚
れたりすることが無い。また、大サイズの記録媒体であ
るので、記録媒体がトレイに収容されても記録媒体を取
り出し易い。また、記録媒体が小サイズのときは、案内
部材を第2モードにしておく。この第2モードでは、案
内部材自体に記録媒体が案内されて収容される。この場
合、排出部分は案内部材自体に収容されてトレイに収容
されないので、トレイから記録媒体を取り出す手間を省
ける。しかも、案内部材自体に収容されるので、排出部
分の濃度に拘らず、未乾燥の画像がトレイに接触して画
像が乱れたりトレイが汚れたりすることが無い。また、
記録媒体が大サイズであって、形成された画像が高濃度
のときは、案内部材を第3モードにしておく。この第3
モードでは、案内部材が記録媒体の排出部分をトレイよ
りも離れた位置に案内するので、記録媒体はトレイに収
容されない。この場合、画像が高濃度であるので乾燥し
にくいが、未乾燥の画像がトレイに接触しないため画像
が乱れたりトレイが汚れたりすることが無い。このよう
に案内部材に3つのモードをもたせることにより、記録
媒体のサイズに拘らず、また、形成された画像の濃度に
拘らず、適切に記録媒体が収容されることとなる。
【0050】ここで、上記案内部材は、固定ガイドと回
動ガイドとを備えた場合は、第1回動軸を中心にして固
定ガイドを回動させるだけで3つのモードを容易に選択
できる。
【0051】また、上記回動ガイドは、所定方向に延び
るアームによって上記固定ガイドに連結されたものであ
る場合は、簡易な構造の案内部材を得られる。
【0052】さらに、上記回動ガイドは、上記固定ガイ
ドに重なるように上記第1回動軸を中心に回動して停止
することにより上記案内部材を上記第1モードにするも
のである場合は、案内部材を容易に第1モードにでき
る。
【0053】さらにまた、上記回動ガイドは、この回動
ガイドが上記固定ガイドから離れるように上記第1回動
軸を中心に回動して停止することにより上記案内部材を
上記第2モードにするものである場合は、案内部材を容
易に第2モードにできる。
【0054】さらにまた、上記回動ガイドは、上記案内
部材が上記第2モードになったときに上記排出部分を収
容する収容部を形成するものである場合は、回動ガイド
が収容部を形成するので、コンパクトな案内部材を得ら
れる。
【0055】さらにまた、上記回動ガイドは、排出部分
が載置される凸形状の収容部を形成するものである場合
は、記録媒体の上面に画像を形成したときに下面が収容
部に接触するので、画像が収容部に接触しない。このた
め、画像の乱れが防止される。
【0056】さらにまた、上記回動ガイドは、上記案内
部材が上記第1モードになったときのこの回動ガイドの
位置から所定の第2回動軸を中心に回動することによ
り、上記案内部材を上記第3モードにするものである場
合は、案内部材を容易に第3モードにできる。
【0057】さらにまた、上記案内部材は、上記の位置
規制部材と、上記の解除部材とを有するものである場合
は、位置規制部材によって案内部材を第3モードに安定
して位置させられると共に、この規制を解除部材によっ
て解除できるので、案内部材のモードを容易に変更でき
る。
【0058】さらにまた、上記案内部材が上記第1モー
ドから上記第3モードまでのうちのいずれのモードにあ
るかを検知する検知手段を画像形成装置が備えた場合
は、案内部材のモードを正確にかつ容易に検知できる。
【0059】さらにまた、上記の制御器を画像形成装置
が備えた場合は、案内部材のモードに応じて制御器が制
御するので使い勝手の良い画像形成装置を得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】案内部材が第1モードのときのプロッタを示す
模式図である。
【図2】図1のプロッタの案内部材を分解して示す斜視
図である。
【図3】案内部材が第2モードのときのプロッタを示す
模式図である。
【図4】案内部材が第3モードのときのプロッタを示す
模式図である。
【図5】第3モードの案内部材を示す模式図である。
【図6】従来のインクジェット方式画像形成装置の一例
を示す斜視図である。
【符号の説明】
16 ロール紙 16a 排出部分 28 バスケット 40 プロッタ 50 案内部材 60 固定ガイド 64 溝 66 第2回動軸 70 回動ガイド 74 リブ 76 第1回動軸 80 アーム 90 ストッパ 94 解除レバー

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体のうち画像が形成されて排出さ
    れた排出部分を案内する案内部材と、該案内部材によっ
    て案内された前記排出部分を収容するトレイとを備えた
    画像形成装置において、 前記案内部材は、 前記排出部分を前記トレイに案内する第1モード、前記
    排出部分を該案内部材自体に案内して収容する第2モー
    ド、及び前記排出部分を前記トレイよりも離れた位置に
    案内する第3モードを有するものであることを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記案内部材は、 前記画像形成装置の本体に固定された固定ガイドと、 所定の第1回動軸を中心に回動して停止する位置を変更
    することにより、該案内部材を前記第1モード、前記第
    2モード、及び前記第3モードのうちのいずれかのモー
    ドにする、前記固定ガイドに連結された回動ガイドとを
    備えたものであることを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記回動ガイドは、 所定方向に延びるアームによって前記固定ガイドに連結
    されたものであることを特徴とする請求項2に記載の画
    像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記回動ガイドは、 前記固定ガイドに重なるように前記第1回動軸を中心に
    回動して停止することにより前記案内部材を前記第1モ
    ードにするものであることを特徴とする請求項2又は3
    に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記回動ガイドは、 該回動ガイドが前記固定ガイドから離れるように前記第
    1回動軸を中心に回動して停止することにより前記案内
    部材を前記第2モードにするものであることを特徴とす
    る請求項2,3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記回動ガイドは、 前記案内部材が前記第2モードになったときに前記排出
    部分を収容する収容部を形成するものであることを特徴
    とする請求項2から5までのうちのいずれか一項に記載
    の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記回動ガイドは、 排出部分が載置される凸形状の収容部を形成するもので
    あることを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記回動ガイドは、 前記案内部材が前記第1モードになったときの該回動ガ
    イドの位置から所定の第2回動軸を中心に回動すること
    により、前記案内部材を前記第3モードにするものであ
    ることを特徴とする請求項4から7までのうちのいずれ
    か一項に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記案内部材は、 該案内部材が前記第3モードになったときに前記回動ガ
    イドが動かないように規制する位置規制部材と、 該位置規制部材による規制を解除する解除部材とを有す
    るものであることを特徴とする請求項8に記載の画像形
    成装置。
  10. 【請求項10】 前記案内部材が前記第1モードから前
    記第3モードまでのうちのいずれのモードにあるかを検
    知する検知手段を備えたことを特徴とする請求項1から
    9までのうちのいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記案内部材が前記第2モードにある
    ことが前記検知手段によって検知されたときは所定サイ
    ズよりも小さいサイズの記録媒体に画像が形成されるよ
    うに制御すると共に、前記案内部材が前記第3モードに
    あることが前記検知手段によって検知されたときは、一
    枚の記録媒体を切断せずにこの記録媒体に画像を形成す
    るように制御する制御器を備えたことを特徴とする請求
    項1から10までのうちのいずれか一項に記載の画像形
    成装置。
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