JP2008094555A - シート収納装置及び記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 排出されるシートを収納する過程で、シートの先端が収納部の壁面等に引っ掛かることを防止する。シートの材質やサイズに関わらず、1つの部材でシートを二つ折り状態で吊り下げることを可能にし、部品点数の低減、組立性の向上及びコストの低減を図る。
【解決手段】 送り出されるシートSを送り出し方向と交差する方向に屈曲させて吊り下げるためのシート支持部材30を備える。シート支持部材は、シートの送り出し量が一定距離になるまではシート支持部材と排出部7との間にシートの先端の進入を妨げない導入空間37が形成される第1の位置にある。シートの送り出し量が一定距離を超えると、シート支持部材は第1の位置より排出部側の第2の位置へ移動する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、排出部から送り出されるシートを送り出し方向と交差する方向に屈曲させて吊り下げることが可能なシート支持部材を備えたシート収納装置、及び該シート収納装置を用いる記録装置に関する。
プリンタ、複写機及びファクシミリ等、画像情報に基づいて記録媒体としてのシートに画像を記録する記録装置などにおいては、一般に、排出されるシートを収納するためのシート収納装置が設けられている。記録装置には、インクジェット式、熱転写式、感熱式、レーザービーム式、ワイヤドット式など種々の記録方式のものがある。近年、記録装置においては、JIS規格でA4やA3サイズはもとより、A2やA1サイズ、さらにはそれより大きなサイズの用紙(シート)を扱える機種が増えており、広く普及しつつある。こうした記録装置では、印刷出力される用紙をどのように取り扱うかについて種々の提案がなされている。シートサイズがA4やA3レベルの場合は、画像記録されて排出されるシートは図9に示すように、記録装置の設置面積内、もしくは一部突出した箇所に存在する排紙トレイ51上に排出されることが一般的であった。
ところが大きいサイズのシートを排出する場合は、図9のようにシートの送り出しを水平状態あるいは準水平状態で行うと、少なくとも大判シートの面積と同等あるいはそれ以上の大きな面積の排紙積載部材を必要とする。また、排紙積載部材が大型化し、それを支持する部材に高い強度及び剛性を要求されることになる。特許文献1には、用紙の排出を途中で妨げるストッパと、排出を妨げられた用紙の後部が湾曲して搬送ルートから外れることを許す開口部と、送り出される用紙の後部が自由落下により集積されるガイド部と、を備えた用紙収容機構が開示されている。また、特許文献2には、特許文献1に対し、用紙の排出量、種類、材質、サイズ及びカール量等によって突出量が変化するガイド部材を有し、用紙を適切な条件で接触案内することで、排紙収納部への導入効果を高めるようにした画像形成装置が開示されている。
さらに、特許文献3及び特許文献4には、印字後の用紙を裏面のほぼ中央で二つ折りにして吊り下げ状態で支持するとともに、これと対向する位置で用紙の表面を挟持して積載保持する構成の用紙積載機構が開示されている。このような構成により、水平又は準水平状態で積載する場合より、積載面積を縮小することができる。
特開昭63−208471号公報 特開2004−299880号公報 特開平5−058532号公報 特開平11−334969号公報
しかしながら、記録媒体としての紙等のシートは、温度、湿度、材質、厚さ又は切り口の状態など、様々な要素によりその先端の状態が千差万別である。そのためシートの先端がシート収納部に接触したり突き当たることを期待している特許文献1及び特許文献2の装置では、シートを収納する過程でシートの先端が収納部の壁面で引っ掛かることがある。このため、所望の収納状態を実現できなくなる可能性がある。
また、特許文献3及び特許文献4の装置では、排紙された用紙を中央で二つ折りとなる吊り下げ状態で保持するために2つの押圧部材で挟持する必要がある。また、2つの押圧部材の少なくとも一方を押圧位置と離間位置との間で移動させる可動機構を必要とするため、部品点数が多くなったり、組立性が低下したり、コストが嵩むなどの不都合な点がある。
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、排出されるシートを収納する過程で、シートの先端が収納部の壁面等に引っ掛かることを防止できるシート収納装置を提供することである。また、本発明の目的は、シートの材質やサイズに関わりなく、1つの部材でシートを二つ折り状態で吊り下げることができ、部品点数の低減、組立性の向上及びコストの低減を図ることができるシート収納装置を提供することである。
本発明は、排出部から送り出されるシートを送り出し方向と交差する方向に屈曲させて吊り下げるためのシート支持部材を備えたシート収納装置に関する。シート支持部材は、シートの送り出し方向に移動可能である。シート支持部材は、シートの送り出し量が一定距離になるまでは排出部との間にシートの先端の進入を妨げない導入空間を形成する第1の位置にある。また、シート支持部材は、シートの送り出し量が一定距離を超えると第1の位置より排出部側の第2の位置へ移動する。
本発明に係るシート収納装置によれば、排出されるシートを収納する過程で、シートの先端が収納部の壁面等に引っ掛かることを防止できる。また、本発明によれば、シートの材質やサイズに関わりなく、1つの部材でシートを二つ折り状態で吊り下げることができ、部品点数の低減、組立性の向上及びコストの低減を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態に係るシート収納装置を備えた記録装置の斜視図である。図2は図1の記録装置においてシートが排出され始めたときの状態を示す縦断面図である。なお、本実施形態では、本発明に係るシート収納装置が記録装置に装着される場合を例に挙げて説明する。また、記録装置が画像情報に基づいて記録ヘッドからシートへインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置である場合を例に挙げて説明する。さらに、画像記録するシート(記録媒体)として、ロール状に巻回されたロールシート(ロール紙)を用いる場合を例に挙げて説明する。図1及び図2において、本実施形態に係るシート収納装置50は、記録装置10に装着され、画像記録されて排出されるシートSを収納するために使用されている。
記録装置10は、記録手段であるインクジェット記録ヘッド1を有し、画像情報に基づいて記録ヘッド1の吐出口からシートSにインクを吐出することにより画像(文字や記号等も含む)を記録する。記録装置10には、記録ヘッド1のインク吐出性能を維持回復するための回復装置(不図示)が配されている。一定時間経過ごとに、あるいは吐出口の目詰まり等が生じたときに、記録ヘッド1を回復装置と対向する位置へ移動させて回復処理を行う。回復処理としては、例えば、吸引回復処理、ワイピング(クリーニング)あるいは予備吐出などが行われる。吸引回復処理は、負圧吸引力により吐出口からインクを排出することで吐出口内のインクをリフレッシュする処理である。また、ワイピングは、吐出口周辺に付着したインク等の異物をワイパーで拭き取り除去する処理である。また、予備吐出は、記録ヘッド内のインクを加圧して記録以外のインクを吐出させることで吐出口内のインクをリフレッシュする処理である。
画像を記録するための記録媒体としてのシートSには、幅や長さが一定サイズ(例えばA2、A1サイズなど)のカットシートと、幅が一定サイズで長さが例えば数十〜数百メートルのロール状に巻かれたロールシートがある。本発明に係るシート収納装置はカットシート及びロールシートのいずれにも適用可能であるが、本実施形態では特にロールシートの場合を例に挙げて説明する。なお、シートSとしては、紙、プラスチックシート、写真調印画紙、布、あるいは皮革など、画像を記録できるものであれば、種々の材質のものを使用することができる。
図1において、記録媒体であるシートSは、給紙ローラセット4のニップに挟持された状態で、ロール紙9から給紙ガイド3を通して矢印A方向に給紙される。給紙されたシートは、給紙ローラセット4によりプラテン2に沿って搬送される。プラテン2と対向する位置に、記録ヘッド1が配されている。本実施形態では、シートSの先端がシート検知センサ8に達すると、その検知信号が制御部21へ入力される。この制御部21は記録装置10の全てのデバイスの動作を制御している。制御部21は、シート検知信号を受けると、所定時間経過後(シートSの先端部が記録ヘッド1の直下に達した時)に、記録ヘッド1の制御することでシートSに対する画像記録を開始する。
このとき、制御部21は、記録出力の指令を外部のコンピュータ(不図示)などからデータとして受け取って処理する。このデータには、記録画像情報の他に、使用されるシートSの材質、サイズ及び記録枚数などのデータも含まれており、制御部21はそれら全てのデータを記録終了まで保持し記憶している。また、制御部21は、シートSが何ページまで印刷されたか、何ページのどこまで印刷したか、排出部(排紙口)7からシートSの先端がどのくらい送り出されているかなど、印刷途中の状態も検知し、情報として保持している。
なお、シートSがカットシートの場合は、後端が給紙ローラセット4に挟持されている間に印刷が終了し、後端が給紙ローラセット4を抜け出すことでその先端側の自重により排出部7から排出される。一方、図示のようにシートSがロールシートの場合は、記録済みエリアの先端及び後端をカッター5によって所定サイズ(例えばA2サイズやA1サイズ等)に切断される。その後、カットシートと同様に、その先端側の自重により記録装置10の排出部7から排出される。なお、カッター5の切断刃はシートを切断する場合のみシートの搬送経路内を横断しており、シートSを搬送するときにはそれを妨げない位置に退避している。
記録装置10は画像情報に基づいて記録ヘッド1によりシートSに画像を記録するものである。従って、排出部7から送り出されるシートSは、記録装置10で画像を記録されて排出される記録媒体である。また、記録装置10はインクジェット記録装置であり、記録ヘッド1は吐出口からシートSへインクを吐出して画像を記録するインクジェット記録ヘッドである。この記録装置10に、排出部7から送り出されるシートSを収納保持するためのシート収納装置50が装着されている。シート収納装置50は、排出部7から送り出されるシートSを送り出し方向と交差する方向に屈曲させて吊り下げるためのシート支持部材30を備えている。
シート支持部材30は、シート送り出し方向に移動可能(図示の例では回動可能)であり、図2中に示す第1の位置と図4中に示す第2の位置の間で移動可能である。図3は図1の記録装置においてシートがシート収納装置の導入空間へ進入するときの状態を示す縦断面図である。図4は図1の記録装置においてシートの送り出し量が所定量に達した時にシート収納装置のシート支持部材が第1の位置から第2の位置へ移動した状態を示す縦断面図である。図5は図1の記録装置において図4の状態からシートがさらに送り出されるときの状態を示す縦断面図である。図6は図1の記録装置において図5の状態からシートがさらに送り出されたときにシートが切断されシート支持部材に吊り下げられた状態を示す縦断面図である。
図2において、排紙口7から記録済みのシートSの先端が排出され始めるとき、シート支持部材30は図2に示すような第1の位置にある。そして、排出部7の下方領域、すなわち図示の例では排出部7の下方の記録装置10とシート支持部材30との間には、排出されるシートの先端部が接触しない状態で進入可能な導入空間37が形成されている。すなわち、シート支持部材30が第1の位置(図2)にあるとき、排出部7から送り出されるシートSの先端は、排出が進行するにつれて図3に示すようにその自重によって導入空間37内へ進入してくる。その際、導入空間37は十分に広く、排出されるシートSが不用意に装置の一部に接触することがない。このため、シートSの滑らかな排出の進行が妨げられることはない。
シート支持部材30は、シート送り出し量が一定距離になるまでは図3に示すような第1の位置にあり、シート送り出し量が一定距離を超えると第1の位置から図4に示すような第2の位置へ移動する。第1の位置では、シート支持部材30と排出部7との間にシートSの先端の進入を妨げない(接触することがない)導入空間37が形成されている。第2の位置は、図4に示すように、第1の位置より排出部7側の位置に選定されている。さらに、この第2の位置は、シートSの送り出し方向において、排出部7と同じかあるいはそれより上流側に設定されている。そして、シート支持部材30の第1の位置から第2の位置への移動のタイミングは、排出されるシートの全長とシートの先端が排出部7から送り出された長さに基づいて決定される。また、本実施形態では、シート支持部材30は、排出されるシートが排出部7から少なくとも全長の半分まで送り出されたときに第1の位置から第2の位置へ移動するように構成されている。
本実施形態では、記録搬送中のシートSの先端が当該記録ページの所定位置(例えば長さ方向の少なくとも半分の位置)まで排出部7から送り出されると、これを検知した制御部21によりモータ34が作動される。モータ34の作動によりモータ軸に固定されたモータギア35が矢印F方向に回転駆動される。モータギア35は、シート支持部材30の下端部に固定された支持ギア33と噛み合っている。従って、モータギア35が矢印F方向に回転すると、シート支持部材30の全体が支持ギア33の軸心を中心として矢印G方向に回動する。モータ34は、制御部21により、シート支持部材30を図3の第1の位置から図4の第2の位置まで回動させるように制御される。シート支持部材30の上端部(先端部)には、ゴム等の摩擦係数が大きい材質からなる摩擦パッド32が取り付けられている。
図4の状態でシートSに対する画像記録及び搬送動作が進行すると、図5に示すようにシートSの記録ページの残りの部分(略後半部分)は導入空間37の外側へ導かれる。このとき、シートSは、摩擦パッド32に接触するため、導入空間37内に進入している部分がシート支持部材30に対して滑って動くことを防止される。従って、シートSは、図5に示すような姿勢で、シート支持部材30に対して滑ることなく安定した状態で支持される。なお、シートSやシート支持部材30の材質により滑りを生じない場合は、摩擦パッド32は省略しても良い。
記録装置10におけるシートSへの画像記録及び搬送動作は、さらにシート収納部材30が図4及び図5の第2の位置にあるままで記録終了まで継続される。シートSへの記録が終了すると、シートSがカットシートの場合はそのまま排出されることで、図示のようなロールシートの場合はカッター5でページ後端部を切断して排出されることで、図6に示すようにシート支持部材30上に保持される。そこで、本実施形態では、シートSが図示のようなロールシートである場合は、シート支持部材30の第1の位置から第2の位置への移動のタイミングは、ロールシートが送り出し方向の一定長さに切断される時に設定されている。
排出されたシートSは、その中央部をシート支持部材30の上端部で支持され、かつその先端部及び後端部を両側から垂下させた状態となる。このような吊り下げ状態となることで、シートSの当該ページの排出が終了する。排出が終了した後、制御部21によりモータ34を矢印F(図4)と反対の方向へ回転させることで、シート支持部材30を図2及び図3中に示す第1の位置へ戻す。これにより、シート収納装置50は待機状態となる。
シート支持部材30を図3の第1の位置から図4の第2の位置へ移動させるときの移動開始から移動完了までのタイミングとしては、様々なタイミングの取り方を実施することができる。その中でも適正なタイミングは、次のとおりである。すなわち、シートSがロールシートの場合は、当該印刷ページにおける排紙口7から送り出されている部分が、当該ページの搬送方向長さの半分(中央部分)からカッター5による切断箇所の直前までの間のどこかであるタイミングで実行される。また、シートSがカットシートの場合は、当該印刷ページにおける排紙口7から送り出されている部分が、当該ページの搬送方向長さの半分からシート後端が給紙ローラセット4のニップから抜け出す直前までの間のどこかであるタイミングで実行される。このようなタイミングであれば、記録済みのシートSを搬送方向の略半分から後端側のどこかの位置で二つ折りに屈曲させてシート支持部材30に吊り下げて保持することができる。そして、シート支持部材30に吊り下げ損ねた最悪の場合でも、記録済みシートSを導入空間37内に収納することができ、シートが機外に放置される状態を防止することができる。
図7は、第1の実施形態に係るシート収納装置を備えた記録装置において、導入空間37にシート受け38を追加して設ける構成を示す縦断面図である。図7において、回動可能なシート支持部材30と記録装置10の排出部7の下方部分との間に形成される導入空間37には、布などの柔軟性を有する平面部材からなるシート受け38が配されている。このシート受け38は、布等の柔軟性平面部材で形成されているので、シート支持部材30の第1の位置と第2の位置の間の動きを阻害することはない。そして、排出されたシートSをシート支持部材30に吊り下げ損ねた場合でも、このシートをシート受け38上に受け止めて確実に収納することができる。
以上説明した実施形態によれば、排出されるシートSを収納する過程で、シートの先端が収納部の壁面等に引っ掛かることを防止できる。また、シートの材質やサイズに関わりなく、1つの部材30でシートを二つ折り状態で吊り下げることができ、部品点数の低減、組立性の向上及びコストの低減を図ることができる。
(第2の実施形態)
図8は本発明の第2の実施形態に係るシート収納装置を備えた記録装置においてシートが排出され始めたときの状態を示す縦断面図である。図1〜図7に示した第1の実施形態では、シート支持部材30の移動のタイミングは、シート検知センサ(図示の例では記録装置10の内部のセンサ)8の検知をトリガーとして決定されている。すなわち、シート支持部材30を第1の位置(図3)から第2の位置(図4)へ移動させるためのモータ34の作動開始時期は、シート検知センサ8によるシートSの先端検知をトリガーとして、この先端検知からのシートの搬送量に基づいて決定されている。これに対し、本実施形態では、シート支持部材30の第1の位置から第2の位置への移動のタイミングは、シートSの導入空間37への進入量によって決定されるように構成されている。
図8において、シート支持部材30の移動のタイミングは、導入空間37に面した壁面(図示の例では記録装置10の排出部7側の壁面)に配されたシート検知センサ40による送り出し量の検知結果に基づいて行われる。シート検知センサ40は、所定間隔で配置された複数(例えば5個)のセンサ40a、40b、40c、40d、40eからなるセンサ群で構成されている。そこで、送り出されるシートSが導入空間37内に進入してくると、制御部21は、予め収得している現在記録中のシートSのサイズとセンサ群40a〜40eによるシート先端の検知状況とを照合する。そして、例えばA2サイズのシートの記録中には、センサ40aでシートの先端が検知されると直ちにシート支持部材30の回動(移動)を開始する。また、例えばB1サイズのシートの記録中には、センサ40dでシートの先端が検知されたときに直ちにシート支持部材30を回動させる。
このような制御動作によっても、前述の第1の実施形態の場合と同様に、シート支持部材30の移動開始のタイミングを適正に制御することができる。なお、シート検知センサ40のセンサの数や配置を図示以外の態様で自由に実施できることはもちろんである。本実施形態は、以上説明した点で第1の実施形態と相違し、その他の点では実質的に同じ構成を有する。従って、図8の第2の実施形態によっても、前述の第1の実施形態の場合と同様の作用効果を奏することができる。
なお、以上の実施形態では、本発明に係るシート収納装置を用いて記録装置から排出されるシートを収納する場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明に係るシート収納装置は、これに限定されるものではなく、シートを取り扱う機器であれば、記録装置以外の機器から排出されるシートを収納する場合にも広く適用可能である。
本発明の第1の実施形態に係るシート収納装置を備えた記録装置の斜視図である。 図1の記録装置においてシートが排出され始めたときの状態を示す縦断面図である。 図1の記録装置においてシートがシート収納装置の導入空間へ進入するときの状態を示す縦断面図である。 図1の記録装置においてシートの送り出し量が所定量に達した時にシート収納装置のシート支持部材が第1の位置から第2の位置へ移動した状態を示す縦断面図である。 図1の記録装置において図4の状態からシートがさらに送り出されるときの状態を示す縦断面図である。 図1の記録装置において図5の状態からシートがさらに送り出されたときにシートが切断されシート支持部材に吊り下げられた状態を示す縦断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るシート収納装置を備えた記録装置において導入空間にシート受けを追加した状態を示す縦断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るシート収納装置を備えた記録装置においてシートが排出され始めたときの状態を示す縦断面図である。 シート積載部を有する記録装置の一例を示す斜視図である。
符号の説明
S シート
1 記録ヘッド(インクジェット記録ヘッド)
4 給紙ローラセット
5 カッター
7 排出口
8 シート検知センサ
10 記録装置(インクジェット記録装置)
21 制御部
30 シート支持部材
32 摩擦パッド
34 モータ
37 導入空間
38 シート受け
40 シート検知センサ
50 シート収納装置

Claims (11)

  1. 排出部から送り出されるシートを送り出し方向と交差する方向に屈曲させて吊り下げるためのシート支持部材を備えたシート収納装置において、
    前記シート支持部材は、シートの送り出し方向に移動可能であり、シートの送り出し量が一定距離になるまでは前記排出部との間に該シートの先端の進入を妨げない導入空間を形成する第1の位置にあり、シートの送り出し量が前記一定距離を超えると前記第1の位置より前記排出部側の第2の位置へ移動することを特徴とするシート収納装置。
  2. 前記シート支持部材の前記第1の位置から前記第2の位置への移動のタイミングは、排出されるシートの全長と該シートの先端が前記排出部から送り出された長さに基づいて決定されることを特徴とする請求項1に記載のシート収納装置。
  3. 前記シート支持部材の前記第1の位置から前記第2の位置への移動のタイミングは、該シートの前記導入空間への進入量によって決定されることを特徴とする請求項1に記載のシート収納装置。
  4. 前記シート支持部材は、排出されるシートが前記排出部から少なくとも全長の半分まで送り出されたときに前記第1の位置から第2の位置へ移動することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート収納装置。
  5. 前記シートは、記録装置で画像を記録されて排出される記録媒体であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート収納装置。
  6. 前記シートがロールシートであり、前記シート支持部材の前記第1の位置から前記第2の位置への移動のタイミングは、前記ロールシートが送り出し方向の一定長さに切断される時であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート収納装置。
  7. 前記シート支持部材の第2の位置は、前記シートの送り出し方向において前記排出部と同じか又はそれより上流側であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート収納装置。
  8. 前記導入空間に、柔軟性を有する平面部材からなるシート受けを配することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のシート収納装置。
  9. 前記シート支持部材の上端部に摩擦係数が大きい摩擦パッドを取り付けることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のシート収納装置。
  10. 画像情報に基づいて記録ヘッドによりシートに画像を記録する記録装置において、請求項1乃至9のいずれか1項に記載のシート収納装置を備えることを特徴とする記録装置。
  11. 前記記録ヘッドは吐出口からシートへインクを吐出して画像を記録するインクジェット記録ヘッドであることを特徴とする請求項10に記載の記録装置。
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