JP2001171869A - ロール紙支軸装置及びこれを備えたロール紙保持機構 - Google Patents

ロール紙支軸装置及びこれを備えたロール紙保持機構

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JP2001171869A
JP2001171869A JP35651499A JP35651499A JP2001171869A JP 2001171869 A JP2001171869 A JP 2001171869A JP 35651499 A JP35651499 A JP 35651499A JP 35651499 A JP35651499 A JP 35651499A JP 2001171869 A JP2001171869 A JP 2001171869A
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Masanori Yoneyama
正憲 米山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ロール紙の外径又は紙幅によらず、ロール紙を
装着した状態で持ちやすいロール紙支軸装置、及びロー
ル紙を挿入する開口部分を狭小化しても、ロール紙支軸
装置を確実に装着しうるロール紙ホルダを提供するこ
と。 【解決手段】支軸ユニット10は、本体フランジ部22
を有する支軸本体部材20と、本体フランジ部22の外
径より小さい外径をもつ紙押えフランジ部32等とから
構成される。一方、ロール紙ホルダ50のフランジ側壁
部52等及び押圧側壁部53の上端縁部には、支軸ユニ
ット10の両軸部23、25を当該軸受部61、62に
導くための軸導入部70、80が形成されている。ま
た、ロール紙ホルダ50のフランジ側膨出壁部54に
は、支軸ユニット10の軸方向直線を回転中心直線Lと
平行になるように規制する当接面92及び段差傾斜縁部
91が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、ロール紙
を回転可能に保持するためのロール紙保持機構部に関
し、特に、種々の紙幅及び外径をもつロール紙を保持可
能なロール紙保持機構部に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ロール状の記録紙に印字を行う
プリンタにおいては、ロール紙保持機構部が設けられて
いるが、このロール紙保持機構部は、種々の外径又は紙
幅をもつロール紙を収容可能なロール紙ホルダと、この
ロール紙ホルダに着脱可能であって、ロール紙を回転可
能に支持するための支軸ユニットとから構成されてい
る。
【0003】図5(a)に示すように、従来の支軸ユニ
ット100は、ロール紙Rの中空芯を貫通可能な支軸本
体部材101を有し、この支軸本体部材101の一方の
端部には本体フランジ部102が設けられている。この
支軸本体部材101は、最大紙幅w1のロール紙Rが装
着された場合にロール紙Rの端面から軸部分101aが
はみ出すような長さに形成されている。
【0004】また、支軸本体部材101には、その軸方
向にスライド可能なスライド支軸部材103が設けら
れ、このスライド支持部材103の一方の端部には、紙
押えフランジ部104が設けられている。この紙押えフ
ランジ部104は、これと本体フランジ部102との間
に設けられた圧縮コイルばね105によってロール紙R
の一方の端面を押圧できるように構成されている。ま
た、紙押えフランジ104は、最大外径d1のロール紙
Rの端面と当接できるようにその外径d1より幾分小さ
めの大きさに形成されている。
【0005】そして、このようなロール紙保持機構部に
おいては、ロール紙Rを支持した支軸ユニット100が
ロール紙ホルダに装着された場合、紙押えフランジ部1
04がロール紙Rの端面をロール紙ホルダの側面に押し
付けることによって、ロール紙Rの外径又は紙幅によら
ず、ロール紙ホルダ内でロール紙Rの端面を一定の位置
に位置決めできるようになっている。
【0006】他方、近年では、プリンタの小型化及び設
置空間の狭小化に伴い、ロール紙保持機構のロール紙ホ
ルダの開口部分を覆うためのホルダカバーが、最大のロ
ール紙をロール紙ホルダに収容できる程度の空間しか開
口できないように制限されている。その結果、上述のよ
うなロール紙保持機構部を備えたプリンタにおいては、
ロール紙を支持した支軸ユニットをロール紙ホルダに挿
入する間口部分が非常に狭くなっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のロー
ル紙保持機構部においては、ロール紙Rを支軸ユニット
100に装着してからこれらをロール紙ホルダに挿入す
る場合、支軸本体部材101の軸部101aがロール紙
Rの端面から突き出るように、圧縮コイルばね105の
付勢力に抗した状態で本体フランジ部102とロール紙
Rの縁部分とを、例えば親指と人差し指とで挟むように
保持しなければならない。
【0008】その結果、例えば、図5(a)に示すよう
に、最大の紙幅w1(例えば80mm)及び外径d1(例
えば90mm)のロール紙Rを支軸ユニット100内で上
述のように保持する場合には、ロール紙Rの端面と当接
した紙押えフランジ部104が本体フランジ部102に
近接するため本体フランジ部102の周縁部分と紙押え
フランジ部104の側面との間に段差ができ、その段差
部分P1を指で押さえ付けなければならず、これらロー
ル紙R及び支軸ユニット100を持ちづらいという問題
があった。
【0009】かかる問題は、最大のロール紙Rを保持す
る場合だけでなく、例えば、図5(b)に示すように、
最小の紙幅w2(例えば40mm)及び外径d2(例えば
60mm)のロール紙Rを支軸ユニット100内で保持す
る場合においても生じていた。すなわち、紙押えフラン
ジ部104が本体フランジ部102から離れて配置され
るため、ロール紙Rからはみ出した紙押えフランジ部1
04の部分が手のひらに当たり、やはり、これらロール
紙R及び支軸ユニット100を持ちづらかった。
【0010】一方、このようなロール紙保持機構部が、
特に、前述した小型化対応のプリンタに備えられた場合
においては、ロール紙ホルダがホルダカバーで覆われて
上記間口部分のみしか開口することができないため、ロ
ール紙ホルダの軸受部に直に支軸ユニット100を装着
することができなかった。
【0011】したがって、例えば、開口した部分から挿
入されたロール紙Rが自重によりロール紙ホルダ内を転
がることによって、自動的に支軸ユニット100がロー
ル紙ホルダに装着される必要がある。
【0012】しかし、このような場合において紙幅の違
いによっては、ロール紙が転がる際に紙押えフランジ部
から受ける押圧力により円周方向と直交する軸方向への
移動を伴って斜行することがあり、その結果、従来のロ
ール紙保持機構では、支軸ユニット100がロール紙ホ
ルダの軸受部に装着されないおそれがあった。
【0013】本発明は、このような従来の技術の課題を
解決するためになされたもので、その目的とするところ
は、ロール紙の外径又は紙幅によらず、ロール紙を装着
した状態で持ちやすいロール紙支軸装置を提供すること
にある。
【0014】また、本発明の他の目的とするところは、
プリンタの小型化に伴い、ロール紙を挿入可能な開口部
分を狭小化しても、ロール紙支軸装置を確実に装着しう
るロールロール紙ホルダを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた本発明は、ロール紙を貫通した状態で支持可
能な支軸部と、支軸部の端部に設けられた本体フランジ
部とを有する支軸本体部材と、支軸本体部材に移動可能
に設けられるとともに本体フランジ部より小さい大きさ
に形成され、本体フランジ部から離れる方向に付勢され
るように構成された紙押え部材とを備えたことを特徴と
するロール紙支軸装置である。
【0016】本発明の場合、支軸本体部材の紙押え部材
の大きさを本体フランジ部の大きさより小さくしたこと
から、ロール紙の外径や紙幅によらず、ロール紙及び支
軸本体部材を保持している指に紙押え部材が当たらない
ため、ロール紙を装着したロール紙支軸装置を持ちやす
くすることができる。
【0017】一方、本発明は、ロール紙を収容可能な収
容部と、収容部に設けられ、ロール紙の回転支軸部を軸
受け可能な軸受部と、軸受部の側方に設けられ、ロール
紙の回転支軸部を軸受部に導くための軸導入部とを備え
たことを特徴とするロール紙ホルダである。
【0018】本発明の場合、例えば、ロール紙ホルダの
軸導入部の入口近傍から挿入されたロール紙の回転支軸
部が軸導入部に案内されてその側方の軸受部に到達する
ことにより、ロール紙を自動的に装着することが可能に
なるため、ロール紙を挿入可能な間口のみしか開口しな
い、小型化対応のプリンタにも十分に適用することがで
きる。
【0019】また、本発明は、上記発明のロール紙支軸
装置と、上記発明のロール紙ホルダとを備え、このロー
ル紙ホルダは、当該ロール紙支軸装置を装着可能に構成
されていることを特徴とするロール紙保持機構である。
【0020】本発明によれば、上述のロール紙支軸装置
及びロール紙ホルダを組み合わせたことにより、ロール
紙を支軸本体部材に装着してこれらを保持しながらロー
ル紙ホルダに装着するという一連の作業の操作性を向上
させることができる。
【0021】さらに、本発明は、上記ロール紙保持機構
において、ロール紙ホルダには、ロール紙支軸装置の本
体フランジ部と当接することによって支軸本体部材をロ
ール紙ホルダの軸受部が軸受け可能な領域に含まれるよ
うに規制する当接案内部が設けられていることも効果的
である。
【0022】本発明によれば、ロール紙ホルダの当接案
内部が、ロール紙支軸装置の支軸本体部材を、ロール紙
ホルダが軸受け可能となるような姿勢に傾くように規制
するため、例えば、ロール紙が転がる際に紙押え部材か
ら受ける押圧力により斜行したとしても、このようなロ
ール紙及ロール紙支軸装置を確実に装着することができ
る。
【0023】他方、本発明は、ロール紙ホルダの軸受部
の周辺の側面には、ロール紙の端面と当接可能な当接突
部が設けられていることも効果的である。
【0024】本発明によれば、ロール紙の端面がロール
紙ホルダの当接突部とのみ接触してロール紙の回転時の
負荷を小さくしたため、ロール紙とロール紙ホルダとの
摩擦によりロール紙が浮き上がってロール紙支軸装置が
ロール紙ホルダから外れることを防止することができ
る。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るロール紙保持
機構の好ましい実施の形態を図面を参照して詳細に説明
する。
【0026】図1は、本実施の形態のロール紙保持機構
の概略構成を示す斜視図である。図2は、本実施の形態
の支軸ユニットの概略構成を示す図であり、図2(a)
は、同支軸ユニットの正面図、図2(b)(c)は、同
支軸ユニットをそれぞれ別の角度から示す斜視図であ
る。図3は、本実施の形態のロール紙ホルダの概略構成
を示す図であり、図3(a)は、同ロール紙ホルダの斜
視図、図3(b)は、同ロール紙ホルダの平面図、図3
(c)は、同ロール紙ホルダの左側面図である。
【0027】一方、図4(a)(b)は、同支軸ユニッ
トにロール紙が装着された状態を示す図である。
【0028】図1に示すように、本実施の形態のロール
紙保持機構1は、小型化対応のプリンタに適用されるも
ので、ロール紙Rを支持可能な支軸ユニット(ロール紙
支軸装置)10と、ロール紙を収容可能なロール紙ホル
ダ50とから構成されている。
【0029】ここで、本実施の形態の場合においては、
ロール紙ホルダ50の前方側には、ロール紙Rを挿入可
能なロール紙開口部Mが配置されている。
【0030】図2(a)〜図2(c)に示すように、支
軸ユニット10は、例えば樹脂からなる支軸本体部材2
0及びスライド支軸部材30と、圧縮コイルばね41と
から構成されている。
【0031】支軸本体部材20は、棒状に形成された支
軸部21を有し、この支軸部21の一方側(図2の右
側、以下、本実施の形態では「フランジ側」という。)
の端部には、円板状の本体フランジ部22が支軸部21
と直交する平面上に設けられている。この本体フランジ
部22の外側面には、支軸部21と同軸上になるように
軸部23が形成されている。
【0032】また、支軸本体部材20の支軸部21の他
方側(図2の左側、以下、本実施の形態では「押圧側」
という。)の端部には、筒状端部24が設けられ、この
筒状端部24の外側面には、支軸部21と同軸上になる
ように軸部25が形成されている。ここで、この筒状端
部24は、この外径が、ロール紙Rの記録紙を巻回して
いる中空芯の内径より若干小さくなるように形成される
とともに、その押圧側の先端部分がロール紙ホルダ50
との接触面積が小さくなるようにテーパ状に形成されて
いる。また、支軸本体部材20は、支軸部21に最大紙
幅のロール紙Rが挿入された場合、ロール紙Rの押圧側
の端面から軸部25がはみ出すような長さに形成されて
いる。
【0033】一方、支軸本体部材20の支軸部21に
は、上記スライド支軸部材30が軸方向に移動可能に装
着されている。このスライド支軸部材30は、円筒状に
形成された可動支軸部31を有し、その可動支軸部31
のフランジ側の端部には、円板状の紙押えフランジ部
(紙押え部材)32が可動支軸部31と直交する平面上
に設けられている。この紙押えフランジ部32は、その
外径が支軸本体部材20の本体フランジ部22の外径よ
り小さくなるように形成されている。
【0034】そして、スライド支軸部材30は、可動支
軸部31の内周面側に形成されたキー溝33が、支軸本
体部材20の支軸部21の外周面側に形成されたキー2
6と嵌合することによって、本体フランジ部22と平行
状態を保ったまま軸方向にのみ移動するようになってい
る。また、スライド支軸部材30の紙押え部材32は、
可動支軸部31と支軸本体部材20の本体フランジ部2
2との間に取り付けられた圧縮コイルばね41によっ
て、上記押圧側に付勢されるように構成されている。
【0035】なお、支軸本体部材20の本体フランジ部
22には、所定の厚さの段部27が形成され、この段部
27により、本体フランジ部22とスライド支軸部材3
0の紙押えフランジ部32とが密着して圧縮コイルばね
41が座屈することを防ぐようになっている。
【0036】図1又は図3(a)〜図3(c)に示すよ
うに、ロール紙ホルダ50は、例えば樹脂等から略箱状
に形成されている。ロール紙ホルダ50は、曲面状の底
部51を有し、この底部51の曲線状端部には、一対の
平行な壁部(以下、本実施の形態では、フランジ側の壁
部を「フランジ側壁部52」といい、押圧側の壁部を
「押圧側壁部53」という。)が設けられている。これ
らのフランジ側壁部52と押圧側壁部53とは、支軸本
体部材20の軸方向の長さとほぼ同一の間隔をもって配
置されている。
【0037】図1又は図3(a)(b)に示すように、
ロール紙ホルダ50のフランジ側壁部52には、略半円
板状の部分が外側に膨らませた形状の膨出壁部が形成さ
れ、その膨出壁部(以下、「フランジ側膨出壁部54」
という。)は、その内側部分に支軸ユニット10の本体
フランジ部22のみを配置できるような大きさに形成さ
れている。
【0038】図1又は図3(a)に示すように、かかる
フランジ側膨出壁部54及び押圧側壁部53の上方の所
定部位には、支軸ユニット10の両側の軸部23、25
を軸受け可能な軸受部61、62が、それぞれ、略U字
溝状に形成されている。そして、本実施の形態において
は、それらの軸受部61、62に支軸ユニット10の両
軸部23、25が配置された場合、支軸ユニット10の
軸方向の直線が、ロール紙ホルダ50内で回転中心とな
るべき直線(以下、「回転中心直線L」という。)と一
致するようになっている。他方、図3(a)に示すよう
に、押圧側壁部53の軸受部62の周囲部分の内面側に
は、ロール紙Rの端面の中央部分のみと当接可能な当接
突部93が設けられている。
【0039】ここで、図1に示すように、本実施の形態
においては、ロール紙ホルダ50のフランジ側壁部52
又はフランジ側膨出壁部54の上端縁部分と、押圧側壁
部53の上端縁部分とには、それぞれ、支軸ユニット1
0を各軸部23、25と当接した状態で所定の方向に導
くための軸導入部70、80が形成されている。この軸
導入部70、80により、ロール紙ホルダ50は、ロー
ル紙開口部Mから挿入される支軸ユニット10の両軸部
23、25を各軸受部61、62への装着に導くように
構成されている。以下、ロール紙ホルダ50の上記軸導
入部70、80について詳述する。
【0040】図1又は図3(a)(b)に示すように、
フランジ側壁部52及び押圧側壁部53の上端縁の前方
側には、それぞれ、水平方向に伸びる第1の水平縁部7
1、81が形成されている。
【0041】また、フランジ側の第1の水平縁部71の
後端には、斜め下方向に伸びる第1の傾斜縁部72が形
成されている。この第1の傾斜縁部72は、フランジ側
壁部52の内面とフランジ膨出壁部54の内面との間の
段差部分に斜め下方向に伸びるように形成された段差傾
斜縁部(当接案内部)91と連結されている。一方、押
圧側の水平縁部81の後端には、斜め下方向に伸びる第
1の傾斜縁部82が形成され、この第1の傾斜縁部82
は、フランジ側の第1の傾斜縁部72より後方側に配置
されている。
【0042】さらに、フランジ側膨出壁部54の上端縁
には、水平方向に伸びる第2の水平縁部73が形成さ
れ、この第2の水平縁部73は、上記フランジ側壁部5
2の第1の水平縁部71より外側にあって、所定の高さ
だけ低くなるように配置されている。一方、押圧側の第
2の傾斜縁部72の後端には、水平方向に伸びる第2の
水平縁部83が形成され、この水平縁部83の高さは、
フランジ側の第2の水平縁部73と同一高さになるよう
に設定されている。
【0043】さらにまた、図3(a)に示すように、フ
ランジ側の第2の水平縁部73の後端には、斜め下方に
伸びる第2の傾斜縁部74が形成され、この第2の傾斜
縁部は、前述の軸受部61に連結されている。一方、図
1に示すように、押圧側の第2の水平縁部83の後端に
も、上記同様、斜め下方に伸びる第2の傾斜縁部84が
形成され、この第2の傾斜縁部84は、前述の軸受部6
2に連結されている。
【0044】他方、図1に示すように、上記フランジ側
膨出壁部53の内面には、支軸ユニット10の本体フラ
ンジ部22の側面と当接可能な当接面(当接案内部)9
2が、フランジ側壁部52及び押圧側壁部53と平行に
なるように形成されている。
【0045】かかる構成を有する本実施の形態において
は、図4(a)に示すように、最大の外径d1及び紙幅
w1のロール紙Rを支軸ユニット10に装着してこれら
を保持する場合、ロール紙Rの押圧側の端縁部分と本体
フランジ部22の周縁部分を指でつかみ、圧縮コイルば
ね41の付勢力に抗しながら押圧側の軸部25をはみ出
させる。この場合、紙さえフランジ部32が本体フラン
ジ部22に近接するが、紙押えフランジ部32の外径が
本体フランジ部22の外径より小さいため、紙押えフラ
ンジ部32の外周縁部分が指に当たらない。
【0046】また、図4(b)に示すように、最小の外
径d2及び紙幅w2のロール紙Rを支軸ユニット10に
装着してこれらを保持する場合、上記同様、ロール紙R
の押圧側の端縁部分と本体フランジ部22の周縁部分を
指でつかんで押圧側の軸部25をはみ出させる。この場
合、紙押えフランジ部32が本体フランジ部22から離
れて配置されるが、紙押えフランジ部32の外径が本体
フランジ部22の外径より小さいため、紙押えフランジ
部32がロール紙Rからはみ出さず、その結果、紙押え
フランジ部32が手に当たることはない。
【0047】一方、上述のように保持したロール紙R及
び支軸ユニット10をロール紙ホルダ50に装着する場
合、図1に示すように、まず、これらをロール紙開口部
Mから挿入して支軸ユニット10の軸部23、25をロ
ール紙ホルダ50の第1の水平縁部71、81に載置し
てから手を離す。これにより、ロール紙Rの端面が紙押
えフランジ部22から押圧されることによりロール紙ホ
ルダ50の押圧側壁部53に密着する。次いで、ロール
紙Rを若干奥側(後方側)に押し込むと、支軸ユニット
10がロール紙ホルダ50の第1の水平縁部71、81
上を転がる。
【0048】その後の場合において、支軸ユニット10
の動作については、支軸ユニット10のフランジ側の軸
部23が、押圧側の軸部25より先にロール紙ホルダ5
0のフランジ側の第1の傾斜縁部72に到達する。これ
により、支軸ユニット10のフランジ側の軸部23が斜
め下方に移動して支軸ユニット10の軸方向直線がロー
ル紙ホルダ50の回転中心線Lに対して傾くとともに、
本体フランジ部22が、圧縮コイルばね41から受ける
付勢力により、若干外側に移動しながらフランジ側膨出
壁部53の当接面92に接近する。
【0049】その後、支軸ユニット10の押圧側の軸部
25が、ロール紙ホルダ50の押圧側の第1の傾斜縁部
82に到達して押圧側の軸部25が斜め下方に移動する
と、支軸ユニット10の軸方向直線をロール紙ホルダ5
0の回転中心線Lと平行になる位置に戻しながら、本体
フランジ部22がフランジ側膨出壁部53の当接面92
と平行になるようになっらていく。
【0050】したがって、上述のように、支軸ユニット
10の軸方向直線を、一旦強制的に傾けてからロール紙
ホルダ50の回転中心線Lと平行となるように戻すた
め、支軸ユニット10をロール紙ホルダ10の第1の水
平縁部71、81に載置する際や、支軸ユニット10が
圧縮コイルばね41の付勢力を受けながらロール紙ホル
ダ10の第1の水平縁部71、81上を転がる際に、支
軸ユニット10の軸方向直線がロール紙ホルダ50の回
転中心直線Lに対して傾いたとしてもその後の動作に何
ら影響を及ぼさない。
【0051】そして、支軸ユニット10の両軸部23、
25がロール紙ホルダ50の第2の水平縁部73、83
に当接するとともに、本体フランジ部22がフランジ側
膨出壁部53の当接面92及び段差傾斜縁部91に当接
すると、支軸ユニット10の軸方向直線がロール紙ホル
ダ50の回転中心直線Lと平行になる位置に配置され
る。
【0052】その状態を保ちながら、本体フランジ部2
2がフランジ側膨出壁部54内で転がることにより、本
体フランジ部22の両軸部23、25をロール紙ホルダ
50の第2の傾斜縁部74、84上に案内する。そし
て、支軸ユニット10の両軸部23、25が、ロール紙
ホルダ50の第2の傾斜縁部74、84に到達すると、
本体フランジ部22が、フランジ側膨出壁部53の段差
傾斜縁部91から離れ、その後、支軸ユニット10が下
降して両軸部23、25がロール紙ホルダ50のそれぞ
れの軸受部61、62到達する。これにより、支軸ユニ
ット10がロール紙ホルダ50に装着される。
【0053】他方、図3(a)に示すように、支軸ユニ
ット10がロール紙ホルダ50に装着された場合、ロー
ル紙Rの押圧側の端面は、押圧側壁部53の当接突部9
3とのみ接触する。これにより、ロール紙Rは回転時の
負荷が小さい。
【0054】以上述べたように本実施の形態によれば、
支軸ユニット10の紙押えフランジ部32の外径を本体
フランジ部22の外径より小さくしたことから、ロール
紙Rの大きさによらず、ロール紙R及び支軸ユニット1
0を保持している指に紙押えフランジ部32が当たらな
いため、ロール紙Rを装着した支軸ユニット10を持ち
やすくすることができる。
【0055】また、本実施の形態によれば、上述のよう
に持ちやすくしたロール紙R及び支軸ユニット10をロ
ール紙開口部Mから挿入した後、自動的にロール紙ホル
ダ50の軸受部61、62に装着できるようにしたこと
から、これらを保持しながらロール紙ホルダ50に装着
するという一連の作業の操作性を向上させることができ
るとともに、小型化対応のプリンタにも十分に適用する
ことができる。
【0056】さらに、本実施の形態によれば、たとえ、
ロール紙R及び支軸ユニット10をロール紙ホルダ50
に載置する途中で手を離したり、また、ロール紙R及び
支軸ユニット10がロール紙ホルダ50の第1の水平縁
部71、81上で斜行したとしても、フランジ側膨出壁
部54の当接面92及び段差傾斜縁部91により、支軸
ユニット10の軸方向直線を強制的にロール紙ホルダ5
0の回転中心直線Lに平行にさせるため、確実に、ロー
ル紙R及び支軸ユニット10をロール紙ホルダ50に装
着することができる。
【0057】さらにまた、本実施の形態によれば、ロー
ル紙Rの接触面積を小さくして回転時の負荷を小さくし
たことから、ロール紙Rが回転している際、ロール紙R
とロール紙ホルダ50との摩擦によりロール紙Rが浮き
上がって支軸ユニット10の両軸部23、25がロール
紙ホルダ50の軸受部61、62から外れること防止す
ることができる。
【0058】なお、本発明は上述の実施の形態に限られ
ることなく、種々の変更を行うことができる。
【0059】例えば、上記実施の形態においては、支軸
ユニット10の両軸部23、25がロール紙ホルダ50
の各軸受部61、62に自動的に到達する一実施例を示
したが、これに限られることなく、支軸ユニット10の
両軸部23、25がロール紙ホルダ50の各軸受部6
1、62の近傍に配置された後、図示しないホルダカバ
ーを閉じることにより、支軸ユニット10の両軸部2
3、25がロール紙ホルダ50の各軸受部61、62に
軸受けされるようにすることも可能である。
【0060】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ロー
ル紙の大きさによらず、ロール紙を装着した状態で持ち
やすくしたロール紙支軸装置を得ることができる。
【0061】また、本発明によれば、上述のように持ち
やすくしたロール紙及びロール紙支軸装置を保持し、こ
れらをロール紙ホルダ50に装着するという一連の作業
の操作性を作業性が向上し、しかも、小型化対応のプリ
ンタにも十分に適用可能なロール紙保持機構を得ること
ができる。
【0062】さらに、本発明によれば、ロール紙支軸装
置の姿勢を強制的に規制して確実にロール紙支軸装置を
ロール紙ホルダに装着することができる。
【0063】さらにまた、ロール紙の回転時の負荷を小
さくしてロール紙支軸装置がロール紙ホルダから外れる
ことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のロール紙保持機構の概略構成を
示す斜視図である。
【図2】本実施の形態の支軸ユニットの概略構成を示す
図である。 (a):同支軸ユニットの正面図である。 (b)(c):同支軸ユニットをそれぞれ別の角度から
示す斜視図である。
【図3】本実施の形態のロール紙ホルダの概略構成を示
す図である。 (a):同ロール紙ホルダの斜視図である。 (b):同ロール紙ホルダの平面図である。 (c):同ロール紙ホルダの左側面図である。
【図4】(a)(b):同支軸ユニットにロール紙が装
着された状態を示す図である。
【図5】(a)(b):従来の支軸ユニットにロール紙
が装着された状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ロール紙保持機構 10 支軸ユニット(ロール紙支軸装置) 20 支軸本体部材 21 支軸部 22 本体フランジ部 32 紙押えフランジ部(紙押え部材) 50 ロール紙ホルダ 61、62 軸受部 70、80 軸導入部 91 段差傾斜縁部(当接案内部) 92 当接面(当接案内部) 93 当接突部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロール紙を貫通した状態で支持可能な支軸
    部と、該支軸部の端部に設けられた本体フランジ部とを
    有する支軸本体部材と、 前記支軸本体部材に移動可能に設けられるとともに前記
    本体フランジ部より小さい大きさに形成され、前記本体
    フランジ部から離れる方向に付勢されるように構成され
    た紙押え部材とを備えたことを特徴とするロール紙支軸
    装置。
  2. 【請求項2】ロール紙を収容可能な収容部と、 該収容部に設けられ、前記ロール紙の回転支軸部を軸受
    け可能な軸受部と、 前記軸受部の側方に設けられ、前記ロール紙の回転支軸
    部を前記軸受部に導くための軸導入部とを備えたことを
    特徴とするロール紙ホルダ。
  3. 【請求項3】請求項1に記載されたロール紙支軸装置
    と、 請求項2に記載されたロール紙ホルダとを備え、該ロー
    ル紙ホルダは、前記ロール紙支軸装置を装着可能に構成
    されていることを特徴とするロール紙保持機構。
  4. 【請求項4】前記ロール紙ホルダには、前記ロール紙支
    軸装置の本体フランジ部と当接することによって前記支
    軸本体部材を前記ロール紙ホルダの軸受部が軸受け可能
    となるように案内する当接案内部が設けられていること
    を特徴とする請求項3記載のロール紙保持機構。
  5. 【請求項5】前記軸受部の周辺の側面には、前記ロール
    紙の端面と当接可能な当接突部が設けられていることを
    特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のロール
    紙ホルダ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7011463B2 (en) 2003-03-10 2006-03-14 Seiko Epson Corporation Printer
JP2011173331A (ja) * 2010-02-24 2011-09-08 Seiko Epson Corp ロール媒体給送装置及び記録装置

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CN102189837A (zh) * 2010-02-24 2011-09-21 精工爱普生株式会社 卷筒介质输送装置及记录装置

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