JP2001171198A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001171198A
JP2001171198A JP35848699A JP35848699A JP2001171198A JP 2001171198 A JP2001171198 A JP 2001171198A JP 35848699 A JP35848699 A JP 35848699A JP 35848699 A JP35848699 A JP 35848699A JP 2001171198 A JP2001171198 A JP 2001171198A
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printing
detection mark
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sheet
detection
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JP35848699A
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Kenji Tanaka
賢治 田中
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】用紙送り精度の向上を図ることにより、高速印
刷時においても、高精細、高品位の印刷を実現できる画
像形成装置を提供することを目的とする。 【解決手段】印刷部1に用紙2を搬送する用紙送りロー
ラ3と前記印刷部1でインクを吐出するヘッド(図示省
略)を有するキャリッジ5を備え、前記キャレッジ5を
用紙送り方向に対してほぼ垂直に走査すると共に、該用
紙2を所定量間欠に送りながら印字を行う画像形成装置
10において、前記用紙2は、非印刷部に一定間隔で検
知マーク6が印刷されたものであって、前記印刷部1よ
り下流側に前記検知マーク6を検知するための検知マー
クセンサ7を備え、前記検知マークセンサ7が前記検知
マーク6を検出した時に用紙2送りローラ3を減速制御
するものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に関
し、特に、印刷時に用紙を間欠的に所定量送るようにし
た画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般にプリンタといわれる画像形
成装置において、印刷を行う際に、用紙を所定量送る手
段としてステップモータなどのパルスモータが用いられ
ている。このパルスモータによる用紙の搬送は、該パル
スモータの回転ステップ数(モータの回転角)や用紙送
りローラの回転角を検出するためのセンサを取り付け
て、モータ又は用紙送りローラの回転角を検出し、用紙
を送る際に、既に計算や実測された情報に基づいた回転
角度だけパルスモータを動作させて、前記用紙搬送ロー
ラを所定の回転角度だけ回転して用紙を送るようにされ
ている。また、用紙の搬送は、前記用紙送りローラに限
らず搬送ベルトによる用紙搬送を行うものも有り、この
場合は、前記の場合と同様に搬送ベルトを駆動するため
のローラの回転角で、用紙の送る量を決めて搬送ベルト
を駆動したり、また、実際のベルトの移動量を別のロー
ラで測定する方法等が行われている。その他、用紙の搬
送方法として、ベルト自体に一定間隔の線や穴などの検
知マークを付け、それをセンサでカウントすることによ
りベルトの移動量を測定し、そのベルトの移動量が用紙
搬送量と一致していると見なし、実際に用紙の移動量と
の相関を計測して、所定量だけ用紙を送る方法が用いら
れている。
【0003】以下、図を参照して従来例を説明する。図
17は従来の画像形成装置の構成の概要を示す説明図、
図18は従来の画像形成装置の動作フローの概要を示す
フローチャートである。従来のプリンタにおける用紙搬
送機構は、図17に示すように、印刷部901に用紙2
を搬送する用紙送りローラ3と前記印刷部でインクを吐
出するヘッド(図示省略)を有するキャリッジ905を
備え、前記キャレッジ905を用紙送り方向に対してほ
ぼ垂直に走査すると共に、該用紙2を所定量間欠に送り
ながら印字を行う画像形成装置900において、用紙送
りローラ3の回転軸3aの端部に、該用紙送りローラ3
と同軸上に回転検出板4が設けられ、前記回転検出板4
の回転を検出するための回転角センサ8が隣接して設け
られている。
【0004】前記回転検出板4は、透明な円盤状であっ
て、その表面には、外周端より所定の長さで、かつ所定
の幅の線が均等なピッチで放射状に描かれている。前記
回転角センサ8は、二股形状を呈する透過型センサであ
って、その二股の間隙に前記回転検出板4の一部を非接
触で通過させ、該回転検出板の線4aを検出してカウン
トすることにより、該回転検出板の回転角を測定するよ
うにされている。尚、前記回転検出板4は、前記の構成
以外にも、例えば、非透明な円盤の表面にに均等なピッ
チでスリットが形成されているものもある。
【0005】従来の用紙送りの駆動制御は、前記回転角
センサ8により、用紙送りローラ3の回転角を測定し、
これにより用紙送り量に応じて前記用紙送りローラ3の
回転角を計算し、用紙送りに必要な分だけ該用紙送りロ
ーラ3を回転するように駆動モータ(図示省略)を制御
するようにされている。
【0006】以下に、図18に示すフローチャートを参
照して、従来の画像装置の動作フローについて説明す
る。まず、印刷がスタートすると(S1)、用紙2の給
紙動作に入る(S2)。用紙2が印刷開始位置まで送ら
れ(S3)、印刷工程にて印刷が行われる。そして、印
刷の終了が確認されると(S4)排紙動作に入り(S
5)、用紙2が排紙されて印刷が終了する(S6)。
【0007】S4で、継続して印刷する場合は、スキャ
ン印刷工程に入る(S7)。ここで印刷領域に応じて用
紙送りに必要な用紙送りローラ3の回転角が計算され
(S8)、必要パルス数が駆動モータに送られて用紙送
りが開始される(S9)。そして、用紙送りローラの回
転により回転検出板3が回転して回転角センサ8により
該回転検出板4の線4aが検出されてカウントされる
(S10)。そして、必要パルス数までカウントされた
場合(S11)、用紙送り用の駆動モータは停止する
(S12)。そして、S4に戻り印刷工程が繰り返され
る。S11で、用紙送りに必要なパルス数に達しない場
合は、S10に戻り再び回転角センサによる回転検出板
3の回転角の検出が行われる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、用紙送りローラ3の回転角と用紙2の搬送量との相
関を計算や実測結果より決定しているため、個々のプリ
ンタに設けられる用紙送りローラ3の外径のばらつき等
から、微妙に前記用紙送りローラ3の回転角と用紙送り
量との相関に差が発生し、用紙送り量が個々のプリンタ
によって違いが生じるという問題があった。そこで、用
紙送り精度を上げるために、プリンタを使用する際に、
ユーザーサイドでチェックパターンを出力し、その出力
結果により現物合わせで個々に用紙送り量と用紙送りロ
ーラの回転角を調整する必要があった。
【0009】しかしながら、前述のように現物合わせで
調整した場合であっても、用紙の送り量は、用紙送り用
ローラや駆動モータなどの回転角や搬送ベルトの移動量
で決められているので、搬送時の用紙の滑りや駆動伝達
用ギヤのバックラッシュあるいは歯飛び等が発生した場
合や、プリンタの使用環境の温度変化により用紙送りロ
ーラ3の外径が変化した場合には、実際に用紙を送る量
が計算値や実測結果と異なってしまうという問題は解消
されていなかった。
【0010】また、プリンタの経時的変化や使用環境の
変化により、調整を行った状態から各部分が変化するた
め送り量が変わってしまうという問題もある。さらに、
用紙の滑りやローラ径変動などによる送り量の誤差は累
積されるため、送り量が大きくなればなるほど、送り量
の変動(ばらつき)がさらに大きくなってしまう。
【0011】一方、現在では印刷速度の高速化が要求さ
れているため、1回の走査で印刷する幅が大きくなり、
走査後に用紙を次の印刷工程へ送る量もまた大きくなっ
ている。したがって、この状態で前述のような送り量の
誤差が生じると、印刷が更に高精細化している現状にお
いては、印刷物の品位に大きく影響を及ぼすという問題
があった。
【0012】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たものであって、用紙送り精度の向上を図ることによ
り、高速印刷時においても、高精細、高品位の印刷を実
現できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、印刷部に用紙を搬送する搬送手段と前記印
刷部でインクを吐出するヘッドを有するキャリッジを備
え、前記キャレッジを用紙送り方向に対してほぼ垂直に
走査すると共に、該用紙を所定量間欠に送りながら印字
を行う画像形成装置において、前記用紙は、非印刷部に
一定間隔で検知マークが印刷されたものであって、前記
印刷部より下流側に前記検知マークを検知するための検
知マーク検出手段を備え、前記検知マーク検出手段が前
記検知マークを検出した時に用紙の搬送手段を減速制御
させるものである。
【0014】本発明によれば、印刷される用紙自体の移
動量を測定するため、用紙の滑りや用紙送りローラの外
径、ギヤ等の寸法が変化しても用紙の送り量に影響を与
えることはない。すなわち、プリンタの経時変化や印刷
している用紙(メディア)あるいは使用環境の変化など
の影響を受けることなく、正確な用紙送りを実現でき、
印刷品位の高い出力を得ることができる。また、個々の
プリンタの固体差をユーザーが調整する必要もなくな
る。また、用紙送り量の誤差は、検知マークの印刷位置
精度とセンサーの検知精度の影響によるため、用紙サイ
ズにより用紙の送り量が変化しても送り量の変動(ばら
つき)はないので、安定した用紙送りを実現できる。さ
らに、用紙の送り量が印刷ヘッドに影響を受ける場合
(1回の印刷幅だけ用紙を送るような場合等)、印刷ヘ
ッド自体の寸法がばらついても、検知マークの印刷位置
も同期して変動するため、誤差をさらに小さくできる。
【0015】また、前記検知マークは、画像装置による
一連の印刷工程とは別工程で用紙に印刷されることが好
ましい。この構成によれば、プリンタ内に検知マーク印
刷機構を構成する必要がないため、プリンタの構成およ
び動作を簡単にできる。また、プリンタにより印刷工程
に入る前に検知マークを印刷する位置を計算する必要が
ないため、用紙送りを開始するまでに必要な送り量が決
定されていればよいので、先のスキャンデータを記憶す
る必要がなく、したがって、記憶に必要なメモリーの容
量を削減でき、低コストで画像形成装置を提供できる。
【0016】また、前記検知マークは、印刷部におい
て、キャリッジが走査する前に、次の用紙送り量から検
知マークを印刷する位置を計算して、前記キャリッジが
走査して印刷を行う時に、用紙側端の非有効印刷部分で
あって、前記の計算された位置に印刷されることが好ま
しい。この構成によれば、印刷用のヘッドで検知マーク
の印刷も併用することができるので、印刷部の構成を簡
略化できる。また、出力用の印刷パターンに検知マーク
用の印刷パターンを追加するだけで対応が可能となるの
で、事前に印刷位置の計算をする必要はなく、したがっ
て、制御処理の簡略化を図ることができる。さらに、検
知マークの印刷位置は実用印刷領域外を使用しているの
で、印刷可能領域全体に印刷する場合でも対応できると
いう利点がある。
【0017】また、前記検知マークは、印刷可能幅の一
部または全幅にわたり一定間隔に複数箇印刷されるもの
であって、用紙を所定量送る時に、該検知マークをカウ
ントして用紙搬送を行うことが好ましい。この構成によ
れば、用紙搬送用の駆動部品のばらつきや変形に係わる
ことなく、安定した用紙送りを実現できる。
【0018】また、前記印刷部は、用紙の搬送経路上で
該用紙の印刷可能範囲内であって印刷有効範囲外の位置
に検知マーク用ヘッドを備え、前記検知マーク用ヘッド
より下流側に前記検知マーク検出手段を設けることが好
ましい。この構成によれば、印刷データと検知マークと
が離れていても、検知マーク専用のヘッドを使用してい
るので、検知マークを印刷するために走査幅を大きくす
ることなく、データの印刷と同時に検知マークを印刷で
き、したがって、印刷速度を遅くすることなく、正確な
用紙送りを実現できる。さらに、決まった位置に決まっ
た形の検知マークを印刷するので、検知マーク用の専用
ヘッドの構成を簡略化でき、低コストで専用ヘッドを供
給できる。
【0019】また、前記検知マーク用ヘッドは、検知マ
ーク状に突出した凸型の版を備え、用紙経路上に設置さ
れ、前記版にインクを供給するためのインク供給部を用
紙経路を挟んで反対側に備え、用紙が経路上に存在しな
い時に前記版にインクを供給し、用紙の搬送が停止して
いる時に、該用紙に検知マークを印刷することが好まし
い。この構成によれば、通常の様な複雑なヘッド構成は
必要なく、版とインク供給システムによる簡単な構成
で、より低コストで専用ヘッドを供給できる。
【0020】また、前記検知マーク用ヘッドは、検知マ
ーク状の切欠き部を有する版を備え、用紙経路上に設置
され、前記版にインクを供給するためのインク供給部を
前記版に対向させる位置に備え、用紙の搬送が停止して
いる時に、前記切欠き部よりインクを漏出させて用紙に
検知マークを印刷することが好ましい。この構成によれ
ば、前記と同様に通常の様な複雑なヘッド構成は必要な
く、版とインク供給システムの簡単な構成で、より低コ
ストで専用ヘッドを供給できる。
【0021】また、前記検知マーク用ヘッドは、用紙の
非印刷部と対向する位置に配置されるものであって、円
筒形状を呈すると共に、その外周に一定間隔で同一形状
に形成された検知マーク用の版を備え、用紙を送る時
に、前記版を所定の力で用紙に押し付けて、検知マーク
を一定間隔で連続的に印刷することが好ましい。この構
成によれば、用紙送りに連動して検知マークが印刷され
るので、版を上下させたり、ヘッドを駆動する等の動力
を必要としないため、簡単な構成で検知マークを印刷で
きる。
【0022】また、前記版は、多孔質の物質で形成さ
れ、毛細管現象により該版の印刷部にインクを供給する
ことが好ましい。この構成によれば、毛細管現象により
インク供給が自動に行われるため、インク供給システム
の構造を簡単にできる。
【0023】また、前記検知マークは、用紙の色と近似
する色で印刷されることが好ましい。この構成によれ
ば、検知マークはセンサで認識できる程度であって、1
点または数点程度であれば人間の目には認識できないた
め、出力された印刷物上の検知マークが目立たないとい
う利点がある。
【0024】また、前記検知マークは、黄色で印刷され
ることが好ましい。この構成によれば、黄色は人の目に
では認識しにくいので、大きな検知マークを印刷した場
合であっても、出力された印刷物にほとんど影響を与え
ることなく、しかも、センサによる検出が確実になると
いう利点がある。さらに、黄色にだけ反応するセンサを
使用することにより、用紙が汚れている場合であっても
影響を受けにくく、より確実に検出できるという利点が
ある。
【0025】また、前記検知マークは、磁性体を含有す
る塗料により印刷されるものであって、前記検知マーク
検出手段は、磁気センサを利用するものとするが好まし
い。この構成によれば、用紙の検知部分がインクや手垢
などで汚れている場合であっても、光学センサのように
影響を受けることなく検知マークを検出できる。さら
に、外乱光による誤動作がないという利点がある。
【0026】また、前記塗料は、無色であることが好ま
しい。この構成によれば、検知マークが無色なので出力
された印刷物を汚すことがなく、また、大きな検知マー
クを印刷することができるため、検知マークを確実に検
出することができるとうい利点がある。さらに、目視で
認識できないため、印刷する場所を限定することなく印
刷できるので、センサの取付け位置が限定されないとい
う利点がある。
【0027】また、前記塗料は、耐水性を有することが
好ましい。この構成によれば、検知マークを印刷するた
めに特別なヘッドを設けることなく印刷部を構成できる
ため、簡単な構成で検知マークを印刷できる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。 (実施形態1)図1の(a)は本発明の実施形態1に係
る画像形成装置の構成の概要を示す平面図、(b)は前
記画像形成装置の構成の概要を示す側面断面図である。
図2は実施形態1の印刷部の構成の概要を示す説明図、
図11は実施形態1の動作フローの概要を示すフローチ
ャートである。実施形態1は、図1、図2に示すよう
に、印刷部1に用紙2を搬送する用紙送りローラ3と前
記印刷部1でインクを吐出するヘッド(図示省略)を有
するキャリッジ5を備え、前記キャレッジ5を用紙送り
方向に対してほぼ垂直に走査すると共に、該用紙2を所
定量間欠に送りながら印字を行う画像形成装置10にお
いて、前記用紙2は、非印刷部に一定間隔で検知マーク
6が印刷されたものであって、前記印刷部1より下流側
に前記検知マーク6を検知するための検知マークセンサ
7を備え、前記検知マークセンサ7が前記検知マーク6
を検出した時に用紙2送りローラ3を減速制御するもの
である。
【0029】前記画像形成装置10の下部には給紙トレ
イ11が配置され、該給紙トレイ11の排紙側端部の上
方にピックアップローラ13と、該ピックアップローラ
13に隣接してガイドローラ14が配置されている。前
記ピックアップローラ13は、略扇形状で要部13aに
回転軸13bが配置されている。前記ガイドローラ14
近傍には、その外周に沿って用紙経路16が形成され、
該用紙経路16上流側の、該ガイドローラ14の外周下
側の給紙トレイ11に近接した位置に給紙側押さえロー
ラ17が設けられ、用紙経路16下流側の、該ガイドロ
ーラ14の外周上側に排紙側押さえローラ18が設けら
れている。前記排紙側押さえローラ18の用紙搬送方向
下流側には、上下に一対の用紙送りローラ3が用紙幅方
向にわたり配置されている。また、前記排紙側押さえロ
ーラ18と前記用紙送りローラ3の間にあって搬送され
る用紙2の幅方向の一側端部に対向する位置に、給紙セ
ンサ19が配置されている。前記給紙センサ19は、用
紙経路16上であって、搬送される用紙2に当接する位
置に用紙検知用のレバー19aが可倒自在に突出形成さ
れている。
【0030】前記用紙送りローラ3の用紙搬送方向下流
側には、平面状のプラテン20が用紙幅方向にわたり配
置され、該プラテン20上方には前記キャリッジ5が搬
送された用紙2の上面に対向し、かつ、用紙幅方向に対
して平行に移動可能に設けられている。また、前記プラ
テン20の用紙搬送方向下流側には、上下に一対のスタ
ーローラ21が用紙幅方向にわたり配置されている。前
記検知マークセンサ6は、前記キャリッジ5と前記スタ
ーローラ21の間であって、用紙幅方向の印刷有効範囲
外の一側端部の上面と対向する位置に設けられている。
前記スターローラ21の下流側には排紙トレイ23が設
けられ、該排紙トレイ23は、丁度前記給紙トレイ11
のほぼ上側にあたる位置になっている。
【0031】前記検知マーク6は、前記印刷部1におい
て、前記キャリッジ5が走査する前に、次の用紙送り量
から、検知マーク6を印刷する位置を計算して、前記キ
ャリッジ5が走査して印刷を行う時に、用紙2の側端部
の印刷有効範囲外の非印刷領域2aであって、前記の計
算された位置に検知マーク6を印刷するようにされてい
る。該検知マーク6の形状は、用紙搬送方向とほぼ直角
方向に線状に形成される。
【0032】次に、実施形態1の作用について説明す
る。本実施形態による用紙2の搬送は、図1、2に示す
ように、給紙トレイ11に用紙2をセットし、印刷動作
を開始すると、ピックアップローラ13が1回転するこ
とによって、用紙2の表面にピックアップローラ13の
外周を押し当て、ピックアップローラ13と用紙2との
摩擦力を利用して用紙1枚が該ピックアップローラ13
の回転方向へ送り出される。このとき、用紙2はピック
アップローラ13の扇形状の外周に接している範囲で送
り出される。送り出された用紙2は、ガイドローラ14
と給紙側押さえローラ17および排紙側押さえローラ1
8により転送されて、用紙送りローラ3へ送られる。
【0033】ここで、用紙送りローラ3は、外径寸法や
形状公差は精度よく成形されており、ニップ圧も他のロ
ーラと比較して強くかけられている。したがって、用紙
送りは、前記用紙送りローラ3を基準として行われる。
すなわち、用紙送りローラ3の前後のその他の搬送手段
において、用紙2が突っ張ったり、押し込まれたりした
場合、用紙送りローラ3による確実な送り動作により、
他の搬送手段と用紙2との間で滑りが発生しても、該用
紙送りローラ3では滑りが発生することなく正確に用紙
搬送が行なわれるわけである。
【0034】用紙2の送り状態の確認は給紙センサ19
により行われる。前記給紙センサ19は、レバー19a
の作動により用紙2の先端および後端を検知するように
されており、最初に給紙されて、用紙2を印刷開始位置
まで送る時に、給紙センサ19が該用紙2の先端を検知
してから、該用紙2を所定量送ることによって、印刷開
始位置に到達するようにされている。
【0035】用紙2の搬送を行う場合は、どのサイズの
用紙2が送られる時でも、用紙幅方向の端部が、図1に
示す用紙基準位置25に合わせて送られるようにされて
いる。したがって、検知マークセンサ7は、どのサイズ
の用紙でも対応できるように、用紙基準位置25側の非
印刷領域2aの上に取り付けられ、非印刷領域に印刷さ
れた検知マーク6を検知するようにされている。
【0036】印刷開始位置まで送られた用紙2は、プラ
テン20の上を用紙送りと垂直方向に走査動作している
キャリッジ5に搭載された印字ヘッド(図示省略)によ
り、所定の幅印刷される。この時、スターローラ21の
送り量は、用紙送りローラ3の送り量と比較して若干多
くされている。前記送り量を多くすることによって、用
紙送りローラ3と、スターローラ21の間で用紙2が引
っ張られるため、プラテン20から用紙2が浮き上がら
ない様にすることができる。
【0037】検知マーク6の印刷は、キャリッジ5が走
査して所定幅印刷する前に、予め、次ぎの用紙送り量A
と、用紙送り用モータ(図示省略)の減速停止に必要な
距離Bと、センサ検知位置とヘッド中央部との距離Cか
ら、(A−B)−C の式より、ヘッド中央部から検知
マーク6を印刷する位置までの距離を計算し、その計算
値を印刷データに付加して、非印刷部分の所定の位置に
検知マーク6を印刷するようにされている。
【0038】次に、実施形態1の用紙搬送における動作
フローを、図11のフローチャートを参照して説明す
る。まず、印刷がスタートすると(S1)、用紙2の給
紙動作に入る(S2)。用紙2が印刷開始位置まで送ら
れ(S3)、印刷工程にて印刷が行われる。そして、印
刷の終了が確認されると(S4)排紙動作に入り(S
5)、用紙2が排紙されて印刷が終了する(S6)。
【0039】S4で、継続して印刷する場合は、次の用
紙送りの計算が行われる(S7)。S7において、用紙
2の送り量とモータの減速停止距離より検知マーク6の
印刷位置が決定される。S7で計算された検知マーク6
の印刷データを通常印刷データに追加され(S8)、印
刷部1においてキャリッジ5を走査させて所定幅印刷が
行われる(S9)。印刷が終了すると、用紙送りモータ
が始動して用紙送りが行われ(S10)、検知マークセ
ンサ7により検知マーク6が検知された場合(S1
1)、用紙送り用の駆動モータを停止して、次に印刷す
る位置に用紙2を停止させる。(S12)。そして、S
4に戻り、次の検知マーク6を印刷する位置を計算し、
キャリッジ5を走査させて次の所定幅印刷を行う。この
ようにして、走査と用紙送りの工程を繰り返し行なわ
れ、1枚の印刷が終了したら用紙2は送り出されて排紙
トレイ23に排出され、印刷が終了する。
【0040】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、印刷される用紙自体の移動量を測定するため、用紙
2の滑りや用紙送りローラ3の外径、ギヤ等の寸法が変
化に影響されることなく安定した用紙送りを実現でき
る。また、本実施形態においては、給紙センサ19にレ
バー式センサを採用しているので、光学式センサで検知
不可能なOHPシートの等の透明なメディアにも対応で
きるという利点がある。なお、本実施形態では、検知マ
ークセンサ7を、スターローラ21とキャリッジ5の間
に取り付けることにより、用紙2が排紙トレイ23に落
ちることなく検知マーク6を検出するようにしている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、用紙2が
スターローラ21を過ぎても、検知マークセンサ7で検
知可能な状態であれば、検知マークセンサ7をスターロ
ーラ21の下流に配置するものであってもよい。
【0041】次に、図面を参照して本発明の実施形態2
を詳細に説明する。 (実施形態2)図3は本発明に係る実施形態2の印刷部
の構成概要を示す説明図、図12は動作フローの概要を
示すフローチャートである。本実施形態において、前記
実施形態と構成を同じとするものは、同一の符号とする
ことにより説明を省略する。実施形態2は、図3に示す
ように、印刷部101に用紙2を搬送する用紙送りロー
ラ3と前記印刷部101でインクを吐出するヘッドを有
するキャリッジ105を備え、前記キャレッジ105を
用紙送り方向に対してほぼ垂直に走査すると共に、該用
紙2を所定量間欠に送りながら印字を行う画像形成装置
100において、前記用紙2は、非印刷部に一定間隔で
検知マーク6が印刷されたものであって、前記印刷部よ
り下流側に前記検知マーク6を検知するための検知マー
クセンサ7を備え、前記検知マークセンサ7が前記検知
マーク6を検出した時に用紙送りローラ3を減速制御す
るものである。前記検知マーク6は、印刷可能幅全域に
一定間隔に複数箇印刷されてる。
【0042】次に、実施形態2の作用について説明す
る。実施形態2における構成は、実施形態1の構成とほ
ぼ同様としているので、用紙2の搬送や用紙送り状態の
検出等については実施形態1と同様な作用となる。特
に、実施形態2は、検知マーク6を複数個形成するとこ
ろに実施形態1との相違があり、用紙送り用モータをス
タートさせたら、検知マークセンサ7の検知信号を常時
カウントし、予め計算した数カウントした時に、用紙送
り用モータを減速停止するようにされている。したがっ
て、必要量用紙を送るために、用紙送りの前に、センサ
検知位置から一定間隔で印刷された検知マーク6までの
距離と用紙送り用モータの減速停止距離から、検知マー
ク6の検出数を設定する必要がある。
【0043】次に、実施形態2の用紙搬送における動作
フローを、図12のフローチャートを参照して説明す
る。まず、印刷がスタートすると(S1)、用紙2の給
紙動作に入る(S2)。用紙2が印刷開始位置まで送ら
れ(S3)、印刷工程にて印刷が行われる。そして、印
刷の終了が確認されると(S4)排紙動作に入り(S
5)、用紙2が排紙されて印刷が終了する(S6)。
【0044】S4で、継続して印刷する場合は、一定ピ
ッチの検知マーク6の印刷データを通常印刷データに追
加して(S7)、印刷部101においてキャリッジ10
5を走査させて所定幅印刷が行われる(S8)。そし
て、用紙送りに必要な検知マーク6の数を計算して(S
9)印刷が終了すると、用紙送りモータが始動して用紙
送りが行われ(S10)、検知マークセンサ7により検
知マーク6が検知された場合(S11)、検知マーク6
をカウントして(S12)、該検知マーク6を必要数カ
ウントしたら(S13)用紙送り用の駆動モータを停止
して、次に印刷する位置に用紙2を停止させる。(S1
4)。そして、S4に戻り、次の検知マーク6を印刷す
る位置を計算し、キャリッジ105を走査させて次の所
定幅印刷を行う。このようにして、走査と用紙送りの工
程を繰り返し行なわれ、1枚の印刷が終了したら用紙2
は送り出されて排紙トレイ23に排出され、印刷が終了
する。
【0045】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、前記実施形態1の様にあらかじめ検知マーク6を印
刷する位置を計算する必要がなく、印刷データに決まっ
た検知マーク用データ(一定間隔で検知マークを印刷す
るデータ)を付加ことにより、容易に用紙2の送り量を
設定することができる。したがって、簡単な構成で正確
な用紙送りを実現できる。
【0046】次に、図面を参照して本発明の実施形態3
を詳細に説明する。 (実施形態3)図4は本発明に係る実施形態3の印刷部
の構成の概要を示す説明図、図13は動作フローを示す
フローチャートである。本実施形態において、前記実施
形態と構成を同じとするものは、同一の符号とすること
により説明を省略する。実施形態3は、図4に示すよう
に、印刷部201に用紙2を搬送する用紙送りローラ3
と前記印刷部201でインクを吐出するヘッドを有する
キャリッジ205を備え、前記キャレッジ205を用紙
送り方向に対してほぼ垂直に走査すると共に、該用紙2
を所定量間欠に送りながら印字を行う画像形成装置20
0において、前記用紙2は、非印刷部に一定間隔で検知
マーク6が印刷されたものであって、前記印刷部201
より下流側に前記検知マーク6を検知するための検知マ
ークセンサ7を備え、前記検知マークセンサ7が前記検
知マーク6を検出した時に用紙送りローラ3を減速制御
するものである。
【0047】前記印刷部201は、用紙2の搬送経路上
で該用紙2の印刷可能範囲内であって用紙幅方向の印刷
有効範囲外の一側端部と対向する位置に検知マーク用ヘ
ッド226が設けられている。また、前記検知マーク用
ヘッド226は、用紙搬送方向とほぼ直角方向に線状に
検知マーク6を印刷するようにされている。前記検知マ
ークセンサ7は、前記キャリッジ205の下流側の用紙
幅方向の印刷有効範囲外の一側端部と対向する位置に設
けられている。
【0048】次に、実施形態3の作用について説明す
る。実施形態3における構成は、実施形態1の構成とほ
ぼ同様としているので、用紙2の搬送や用紙送り状態の
検出等については実施形態1と同様な作用となる。特
に、実施形態3は、検知マーク用ヘッド226を備える
ところに実施形態1との相違があり、検知位置から検知
マーク用ヘッド226までの距離が長いため、2回先の
位置まで計算し、その位置に検知マーク6を印刷してい
る。すなわち、今回印刷した検知マーク6は、次回に検
知されることになる。
【0049】次に、実施形態3の用紙搬送における動作
フローを、図12のフローチャートを参照して説明す
る。まず、印刷がスタートすると(S1)、用紙2の給
紙動作に入る(S2)。用紙2が印刷開始位置まで送ら
れ(S3)、印刷工程にて印刷が行われる。そして、印
刷の終了が確認されると(S4)排紙動作に入り(S
5)、用紙2が排紙されて印刷が終了する(S6)。
【0050】S4で、継続して印刷する場合は、次の用
紙送りの計算が行われる(S7)。S7において、用紙
2の送り量とモータの減速停止距離より検知マーク6の
印刷位置が決定される。S7で計算された検知マーク6
の検知マーク用ヘッド226で印刷が行われ(S8)、
印刷部においてキャリッジ205を走査させて所定幅印
刷が行われる(S9)。印刷が終了すると、用紙送りモ
ータが始動して用紙送りが行われ(S10)、検知マー
クセンサ7により検知マーク6が検知された場合(S1
1)、用紙送り用の駆動モータを停止して、次に印刷す
る位置に用紙2を停止させる。(S12)。そして、S
4に戻り、次の検知マーク6を印刷する位置を計算し、
キャリッジ205を走査させて次の所定幅印刷を行う。
このようにして、走査と用紙送りの工程を繰り返し行な
われ、1枚の印刷が終了したら用紙2は送り出されて排
紙トレイ23に排出され、印刷が終了する。
【0051】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、印刷データと検知マーク6とが離れていても、検知
マーク用ヘッド226を使用しているので、検知マーク
6を印刷するために走査幅を大きくすることなく、デー
タの印刷と同時に検知マーク6を印刷でき、したがっ
て、印刷速度を遅くすることなく、正確な用紙送りを実
現できる。なお、本実施形態においては、検知マーク用
ヘッド226は、用紙2の印刷面側に配置されている
が、本発明はこれに限定されるものではなく、印刷面と
反対側の面に印刷してもよい。この場合は、検知マーク
センサも同じ面を検知する様に配置する必要がある。ま
た、本実施形態においては、検知マーク印刷用ヘッド
は、平坦に構成されているが、本発明は、検知マーク印
刷用ヘッドの形状に限定されるものではなく、例えば、
用紙経路の形状に合わせて、曲面状にヘッドを構成する
ものであってもよい。
【0052】次に、図面を参照して本発明の実施形態4
を詳細に説明する。 (実施形態4)図5は本発明に係る実施形態4の印刷部
の構成の概要を示す説明図、図14は動作フローの概要
を示すフローチャートである。本実施形態において、前
記実施形態と構成を同じとするものは、同一の符号とす
ることにより説明を省略する。実施形態4は、図5に示
すように、印刷部に用紙2を搬送する用紙送りローラ3
と前記印刷部301でインクを吐出するヘッドを有する
キャリッジ305を備え、前記キャレッジ305を用紙
送り方向に対してほぼ垂直に走査すると共に、該用紙2
を所定量間欠に送りながら印字を行う画像形成装置30
0において、前記用紙2は、非印刷部に一定間隔で検知
マーク6が印刷されたものであって、前記印刷部301
より下流側に前記検知マーク6を検知するための検知マ
ークセンサ7を備え、前記検知マークセンサ7が前記検
知マーク6を検出した時に用紙送りローラ3を減速制御
するものである。
【0053】前記印刷部301は、用紙2の搬送経路上
で該用紙2の印刷可能範囲内であって用紙幅方向の印刷
有効範囲外の非印刷領域2aと対向する位置に検知マー
ク用ヘッド326が設けられている。また、前記検知マ
ーク用ヘッド326は、用紙2の搬送が停止している時
に、該用紙2に検知マーク6を複数列印刷するようにさ
れている。前記検知マークセンサ7は、前記キャリッジ
305の下流側の用紙幅方向の印刷有効範囲外の非印刷
領域2aと対向する位置に設けられている。
【0054】次に、実施形態4の作用について説明す
る。実施形態4における構成は、実施形態3の構成とほ
ぼ同様としているので、用紙2の搬送や用紙送り状態の
検出等については実施形態3と同様な作用となる。特
に、実施形態4は、検知マーク用ヘッド326により検
知マーク6を一カ所ではなく、ヘッド幅で一定間隔に複
数列形成するところに実施形態3との相違があり、一度
の動作で複数の検知マーク6を印刷することができる。
【0055】次に、実施形態4の用紙搬送における動作
フローを、図14のフローチャートを参照して説明す
る。まず、印刷がスタートすると(S1)、用紙2の給
紙動作に入る(S2)。用紙が印刷開始位置まで送られ
(S3)、印刷工程にて印刷が行われる。そして、印刷
の終了が確認されると(S4)排紙動作に入り(S
5)、用紙2が排紙されて印刷が終了する(S6)。
【0056】S4で、継続して印刷する場合は、検知マ
ーク用ヘッド326により一度に複数の検知マーク6の
印刷が行われ(S7)、印刷部301においてキャリッ
ジ305を走査させて所定幅印刷が行われる(S8)。
そして、用紙送りに必要な検知マーク6の数を計算して
(S9)印刷が終了すると、用紙送りモータが始動して
用紙送りが行われ(S10)、検知マークセンサ7によ
り検知マーク6が検知された場合(S11)、検知マー
ク6をカウントして(S12)、該検知マーク6を必要
数カウントしたら(S13)用紙送り用の駆動モータを
停止して、次に印刷する位置に用紙2を停止させる。
(S14)。そして、S4に戻り、次の検知マーク6を
印刷する位置を計算し、キャリッジ305を走査させて
次の所定幅印刷を行う。このようにして、走査と用紙送
りの工程を繰り返し行なわれ、1枚の印刷が終了したら
用紙2は送り出されて排紙トレイ23に排出され、印刷
が終了する。
【0057】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、印刷された複数の検知マーク6を基準に用紙搬送を
行うので、部品精度に影響することなく、安定した用紙
送りを実現できる。また、決まった位置に決まった形状
の検知マーク6を印刷するようにしているので、ヘッド
の構成を簡単にでき、低コストで専用ヘッドを供給でき
るという利点がある。
【0058】次に、図面を参照して本発明の実施形態5
を詳細に説明する。 (実施形態5)図6は本発明に係る実施形態5の印刷部
の構成の概要を示す説明図、図15は動作フローの概要
を示すフローチャートである。本実施形態において、前
記実施形態と構成を同じとするものは、同一の符号とす
ることにより説明を省略する。実施形態5は、図6に示
すように、印刷部401に用紙2を搬送する用紙送りロ
ーラ3と前記印刷部401でインクを吐出するヘッドを
有するキャリッジ405を備え、前記キャレッジ405
を用紙送り方向に対してほぼ垂直に走査すると共に、該
用紙2を所定量間欠に送りながら印字を行う画像形成装
置400において、前記用紙2は、非印刷部に一定間隔
で検知マーク6が印刷されたものであって、前記印刷部
401より下流側に前記検知マーク6を検知するための
検知マークセンサ7を備え、前記検知マークセンサ7が
前記検知マーク6を検出した時に用紙送りローラ3を減
速制御するものである。
【0059】前記印刷部401は、用紙2の搬送経路上
で該用紙2の印刷可能範囲内であって用紙幅方向の印刷
有効範囲外の非印刷領域2aと対向する位置に検知マー
ク用印刷部427が設けられている。また、前記検知マ
ーク用印刷部427は、用紙搬送方向とほぼ直角方向に
線状に突出形成され、用紙搬送方向と同一方向に同一ピ
ッチで複数列形成された凸型の版428を備え、前記版
428にインクを供給するためのインクパッド429を
用紙経路を挟んで反対側に備え、用紙2が経路上に存在
しない時に前記版にインクを供給し、用紙2の搬送が停
止している時に、該用紙2に検知マーク6を印刷するよ
うにされている。前記検知マークセンサ7は、前記キャ
リッジ405の下流側の用紙幅方向の印刷有効範囲外の
非印刷領域2aと対向する位置に設けられている。
【0060】次に、実施形態5の作用について説明す
る。実施形態5における構成は、実施形態4の構成とほ
ぼ同様としているので、用紙の搬送や用紙送り状態の検
出等については実施形態4と同様な作用となる。特に、
実施形態5は、検知マーク用ヘッド326の代わりに検
知マーク用印刷部427が設けられるところに実施形態
4との相違があり、一定間隔に複数列形成された検知マ
ーク用の版428により、一度の動作で複数の検知マー
ク6を印刷することができる。前記検知マーク用印刷部
428は、用紙2が所定量送られて停止した状態で、該
用紙2の表面に版428を押し付けて検知マーク6を印
刷し、用紙2がない状態の時に、インクパッド429に
版を押し付けてインクを供給するようにされている。
【0061】次に、実施形態5の用紙搬送における動作
フローを、図15のフローチャートを参照して説明す
る。まず、印刷がスタートすると(S1)、用紙2の給
紙動作に入る(S2)。用紙2が印刷開始位置まで送ら
れ(S3)、印刷工程にて印刷が行われる。そして、印
刷の終了が確認されると(S4)排紙動作に入り(S
5)、用紙2が排紙されて印刷が終了する(S6)。
【0062】S4で、継続して印刷する場合は、検知マ
ーク用印刷部428が上下することにより一度に複数の
検知マーク6の印刷が行われ(S7)、印刷部401に
おいてキャリッジ404を走査させて所定幅印刷が行わ
れる(S8)。そして、用紙送りに必要な検知マーク6
の数を計算して(S9)印刷が終了すると、用紙送りモ
ータが始動して用紙送りが行われ(S10)、検知マー
クセンサ7により検知マーク6が検知された場合(S1
1)、検知マーク6をカウントして(S12)、該検知
マーク6を必要数カウントしたら(S13)用紙送り用
の駆動モータを停止して、次に印刷する位置に用紙2を
停止させる(S14)。そして、S4に戻り、次の検知
マーク6を印刷する位置を計算し、キャリッジ405を
走査させて次の所定幅印刷を行う。このようにして、走
査と用紙送りの工程を繰り返し行なわれ、1枚の印刷が
終了したら用紙2は送り出されて排紙トレイ23に排出
され、印刷が終了する。
【0063】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、印刷された複数の検知マーク6をカウントして用紙
搬送を行えるので、部品精度に影響することなく、安定
した用紙送りを実現できる。また、検知マーク用版42
8を採用することにより、検知マーク用のヘッドを用い
る場合と比較して、簡単な構成で、しかも、低コストで
検知マーク6を印刷することができるという利点があ
る。刷する。
【0064】次に、図面を参照して本発明の実施形態6
を詳細に説明する。 (実施形態6)図7は本発明に係る実施形態6の印刷部
の構成の概要を示す説明図、図16は動作フローの概要
を示すフローチャートである。本実施形態において、前
記実施形態と構成を同じとするものは、同一の符号とす
ることにより説明を省略する。実施形態6は、図7に示
すように、印刷部501に用紙2を搬送する用紙送りロ
ーラ3と前記印刷部501でインクを吐出するヘッドを
有するキャリッジ505を備え、前記キャレッジ505
を用紙送り方向に対してほぼ垂直に走査すると共に、該
用紙2を所定量間欠に送りながら印字を行う画像形成装
置500において、前記用紙2は、非印刷部に一定間隔
で検知マーク6が印刷されたものであって、前記印刷部
501より下流側に前記検知マーク6を検知するための
検知マークセンサ7を備え、前記検知マークセンサ7が
前記検知マーク6を検出した時に用紙送りローラ3を減
速制御するものである。
【0065】前記印刷部501は、用紙2の搬送経路上
で該用紙2の印刷可能範囲内であって用紙幅方向の印刷
有効範囲外の一側端部と対向する位置に検知マーク用印
刷部527が設けられている。また、前記検知マーク用
印刷部527は、用紙搬送方向とほぼ直角方向に線状に
突出形成され、用紙搬送方向と同一方向に同一ピッチで
複数列形成された凸型の版528を備え、該版528の
上部にインクタンク529を備えたものである。前記版
528は、多孔質の物質で形成され、毛細管現象により
該版528の印字部にインクを供給するようにされてい
る。前記検知マークセンサ7は、前記キャリッジ505
の下流側の用紙幅方向の印刷有効範囲外の一側端部と対
向する位置に設けられている。
【0066】次に、実施形態6の作用について説明す
る。実施形態6における構成は、実施形態5の構成とほ
ぼ同様としているので、用紙の搬送や用紙送り状態の検
出等については実施形態4と同様な作用となる。特に、
実施形態6は、検知マーク用印刷部527の版528へ
のインクの供給方法を、版上のインクタンク529から
毛細管現象により行うところに実施形態4との相違があ
り、インクの供給を自動的に行うことができる。また、
実施形態6の用紙搬送における動作フローは、図15に
示す実施形態5と同様である。
【0067】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、検知マーク用版528へのインクの供給が毛細管現
象により自動に行うことができるので、印刷部501の
装置構成を簡単にすることができる。また、印刷された
複数の検知マーク6をカウントして用紙搬送を行えるの
で、部品精度に影響することなく、安定した用紙送りを
実現できる。さらに、検知マーク用版528を採用する
ことにより、検知マーク用のヘッドを用いる場合と比較
して、簡単な構成で、しかも、低コストで検知マークを
印刷することができるという利点がある。
【0068】次に、図面を参照して本発明の実施形態7
を詳細に説明する。 (実施形態7)図8は本発明に係る実施形態7の印刷部
の構成の概要を示す説明図、図15は動作フローの概要
を示すフローチャートである。本実施形態において、前
記実施形態と構成を同じとするものは、同一の符号とす
ることにより説明を省略する。実施形態7は、図8に示
すように、印刷部601に用紙2を搬送する用紙送りロ
ーラ3と前記印刷部601でインクを吐出するヘッドを
有するキャリッジ605を備え、前記キャレッジ605
を用紙送り方向に対してほぼ垂直に走査すると共に、該
用紙2を所定量間欠に送りながら印字を行う画像形成装
置600において、前記用紙2は、非印刷部に一定間隔
で検知マーク6が印刷されたものであって、前記印刷部
601より下流側に前記検知マーク6を検知するための
検知マークセンサ7を備え、前記検知マークセンサ7が
前記検知マーク6を検出した時に用紙送りローラ3を減
速制御するものである。
【0069】前記印刷部601は、用紙2の搬送経路上
で該用紙2の印刷可能範囲内であって用紙幅方向の印刷
有効範囲外の一側端部と対向する位置に検知マーク用印
刷部627が設けられている。また、前記検知マーク用
印刷部627は、用紙搬送方向とほぼ直角方向に線状
で、かつ、用紙搬送方向と同一方向に同一ピッチで複数
のスリットが形成されたの版628を備え、前記版62
8にインクを供給するためのインクパッド629が前記
版628の上方に対向して配置されている。前記検知マ
ークセンサ7は、前記キャリッジ605の下流側の用紙
幅方向の印刷有効範囲外の一側端部と対向する位置に設
けられている。
【0070】次に、実施形態7の作用について説明す
る。実施形態7における構成は、実施形態6の構成とほ
ぼ同様としているので、用紙の搬送や用紙送り状態の検
出等については実施形態3と同様な作用となる。特に、
実施形態7は、検知マーク用の版528により検知マー
ク6を形成するのではなく、スリット628aが形成さ
れた版628にインクパッド629を直接押し付けて印
字を行うところに実施形態6との相違があり、版628
にインクを供給するのではなく、直接インク供給源より
印刷するのでインク供給のロスがない。また、実施形態
7の用紙搬送における動作フローは、図15に示す実施
形態5と同様である。以上のように、本実施形態の構成
によれば、前記と同様に通常の様な複雑なヘッド構成は
必要なく、版とインク供給システムの簡単な構成で、よ
り低コストで専用ヘッドを供給できる。
【0071】次に、図面を参照して本発明の実施形態8
を詳細に説明する。 (実施形態8)図9は本発明に係る実施形態8の印刷部
の構成の概要を示す説明図、図16は動作フローの概要
を示すフローチャートである。本実施形態において、前
記実施形態と構成を同じとするものは、同一の符号とす
ることにより説明を省略する。実施形態8は、図9に示
すように、印刷部701に用紙2を搬送する用紙送りロ
ーラ3と前記印刷部701でインクを吐出するヘッドを
有するキャリッジ705を備え、前記キャレッジ705
を用紙送り方向に対してほぼ垂直に走査すると共に、該
用紙2を所定量間欠に送りながら印字を行う画像形成装
置700において、前記用紙2は、非印刷部に一定間隔
で検知マーク6が印刷されたものであって、前記印刷部
701より下流側に前記検知マーク6を検知するための
検知マークセンサ7を備え、前記検知マークセンサ7が
前記検知マーク6を検出した時に用紙送りローラ3を減
速制御するものである。
【0072】前記印刷部701は、用紙2の搬送経路上
で該用紙2の印刷可能範囲内であって用紙幅方向の印刷
有効範囲外の非印刷領域2aと対向する位置に検知マー
ク用印刷部727が設けられている。前記検知マーク用
印刷部727は、用紙2の非印刷領域2aと対向する位
置に配置されるものであって、円筒形状を呈すると共
に、その外周に用紙搬送方向とほぼ直角方向に線状で、
かつ、一定間隔に放射状であって同一形状に複数列形成
された検知マーク用版728を備えている。前記検知マ
ーク用印刷部727の上部には、インクタンク729が
前記検知マーク用版728と接する位置に配置されてい
る。前記検知マークセンサ7は、前記キャリッジ705
の下流側の用紙幅方向の印刷有効範囲外の非印刷領域2
aと対向する位置に設けられている。
【0073】次に、実施形態8の作用について説明す
る。実施形態8における構成は、実施形態5の構成とほ
ぼ同様としているので、用紙の搬送や用紙送り状態の検
出等については実施形態5と同様な作用となる。特に、
実施形態8は、円筒形状の検知マーク用版728により
構成されているところに実施形態5との相違があり、イ
ンクタンク729を上下させて版にインクを供給するの
ではなく、用紙2を送る時に、前記検知マーク用版72
8を所定の力で用紙2に押し付けて、前記検知マーク用
印刷部727を回転させて検知マーク6を一定間隔で連
続的に印刷するようにされている。
【0074】次に、図16に示す実施形態8の用紙搬送
における動作フローは、図15に示す前記実施形態5の
動作フローの内の「S7」の工程が省略される以外、前
記実施形態と同様である。すなわち、検知マークのデー
タ処理や検知マークを印刷することが省略できるわけで
ある。
【0075】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、検知マーク用印刷部727が自体が用紙の移動する
時に連動して回転するようされているので、検知マーク
用版728やインクパッド729を上下させる必要はな
く、用紙2を送るだけで連続して印刷することができ
る。たがって、前記実施形態と同様に、通常の様な複雑
なヘッド構成は必要なく、検知マーク用版728とイン
クタンク729による簡単な構成で、一定ピッチで複数
の検知マーク6を安定して印刷することができる。ま
た、本実施形態による動作制御によれば、用紙2を送る
ことにより自動的に検知マーク6を印刷するようにして
いるので、動作制御に検知マーク6を印刷する工程が必
要なくなり、したがって、動作制御を簡略化できるとい
う利点がある。
【0076】なお、本実施形態においては、インクタン
ク729を検知マーク用印刷部727の上部に配置して
いるが、本発明は、これに限定されるものではなく、例
えば、検知マーク用印刷部727の配置は、実施形態3
と同様に用紙2の反対面、すなわち、用紙2の下方であ
ってももよい。また、本実施形態においては、用紙経路
は真っすぐに構成されているが、本発明は用紙経路の構
成に限定されるものではなく、例えば、用紙経路が曲が
っていて用紙2の印刷面が曲面であっても、用紙送りと
連動して検知マーク用印刷部727が回転して検知マー
ク6を印刷するようなものであれば、本発明に含まれる
ことは言うまでもない。
【0077】次に、図面を参照して本発明の実施形態9
を詳細に説明する。 (実施形態9)図10は本発明に係る実施形態9の印刷
部の構成の概要を示す説明図、図16は動作フローの概
要を示すフローチャートである。本実施形態において、
前記実施形態と構成を同じとするものは、同一の符号と
することにより説明を省略する。実施形態9は、図10
に示すように、印刷部801に用紙2を搬送する用紙送
りローラ3と前記印刷部801でインクを吐出するヘッ
ドを有するキャリッジ805を備え、前記キャレッジ8
05を用紙送り方向に対してほぼ垂直に走査すると共
に、該用紙2を所定量間欠に送りながら印字を行う画像
形成装置800において、前記用紙2は、非印刷部に一
定間隔で検知マーク6が印刷されたものであって、前記
印刷部より下流側に前記検知マークを6検知するための
検知マークセンサ7を備え、前記検知マークセンサ7が
前記検知マーク6を検出した時に用紙送りローラ3を減
速制御するものである。前記検知マーク6は、前記画像
形成装置800による一連の印刷工程とは別工程で用紙
2に印刷されている。
【0078】次に、実施形態9の作用について説明す
る。実施形態9における構成は、実施形態1の構成とほ
ぼ同様としているのが、検知マークの印刷工程が省略で
きるので、用紙2の搬送や用紙送り状態の検出等につい
ては実施形態8とほぼ同様な作用となる。すなわち、前
述した実施形態の様々な検知マーク6を印刷する手段を
必要としないため、検知マーク6を印刷するためのデー
タ処理や動作制御を省略することができる。
【0079】次に、図16に示す実施形態9の用紙搬送
における動作フローは、図15に示す前記実施形態2、
4、5の動作フローの内の「S7」の工程が省略される
以外、前記実施形態と同様である。
【0080】以上のように、本実施形態の構成によれ
ば、プリンタ内に検知マーク印刷機構を構成する必要が
ないため、プリンタの構成および動作を簡単にできる。
また、プリンタにより印刷工程に入る前に検知マーク6
を印刷する位置を計算する必要がないため、用紙送りを
開始するまでに必要な送り量が決定されていればよいの
で、先のスキャンデータを記憶する必要がなく、したが
って、記憶に必要なメモリーの容量を削減でき、低コス
トで画像形成装置を提供できる。
【0081】また、本発明は、上述した実施形態のほか
に変形例1として、検知マーク6を用紙の色と近似する
色で印刷するものであってもよい。この場合は、検知マ
ークの色を検知マーク用センサで認識できる程度の色に
することにより、1点または数点程度であれば人間の目
には認識できないため、出力された印刷物上の検知マー
クが目立たないという利点がある。
【0082】また、変形例2として、検知マークを黄色
で印刷するものであってもよい。この場合は、黄色は人
の目にでは認識しにくいので、大きな検知マークを印刷
した場合であっても、出力された印刷物にほとんど影響
を与えることなく、しかも、センサによる検出が確実に
なるという利点がある。さらに、黄色のみを透過するフ
ィルタを装着して黄色にだけ反応するセンサを使用する
ことにより、用紙が汚れている場合であっても影響を受
けにくく、より確実に検出できるという利点がある。
【0083】また、変形例3として、検知マークを磁性
体を含有する塗料により印刷して、検知マークセンサを
磁気センサを利用するものであってもよい。この場合
は、用紙の検知部分がインクや手垢などで汚れている場
合であっても、光学センサのように影響を受けることな
く検知マークを検出できる。さらに、外乱光による誤動
作がないという利点がある。また、磁気センサを使用す
る場合は、印刷面ではなく反対面からの検知が可能なた
め、センサを側面図の用紙経路より下に配置でき、下に
配置した場合キャリッジと干渉しないため、もっと印刷
ヘッドに近づけることが可能となるので構造をコンパク
トにできる。
【0084】また、変形例4として、変形例3の検知マ
ークの塗料を無色とするものであってもよい。この場合
は、検知マークが無色なので出力された印刷物を汚すこ
とがなく、また、大きな検知マークを印刷することがで
きるため、検知マークを確実に検出することができると
いう利点がある。さらに、目視で認識できないため、印
刷する場所を限定することなく印刷できるので、センサ
の取付け位置が限定されないという利点がある。
【0085】また、変形例5として、前記塗料は、耐水
性を有するものを使用するものであってもよい。この場
合は、検知マークを印刷するために特別なヘッドを設け
ることなく従来を同じように印刷部を構成できるため、
簡単な構成で検知マークを印刷できる。さらに、検知マ
ークを専用の液体を使用して、印刷した場合は、用紙セ
ンサ8を、非印刷領域外に配置することも可能となる。
【0086】なお、上記変形例による動作フローは、検
知マークが1つの場合は、図11と同同様の動作フロー
となり、検知マークが複数の場合は、図12と同様の動
作フローとなる。
【0087】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によれば、用紙
に印刷された検知マークを検出することにより該用紙自
体の移動量を測定するため、用紙の滑りや用紙送りロー
ラ3の外径、ギヤ等の寸法の変化に影響することなく、
安定した用紙送り量を実現できる。すなわち、プリンタ
の経時変化や印刷している用紙(メディア)あるいは使
用環境の変化などの影響を受けることなく、正確な用紙
送りを実現でき、印刷品位の高い出力を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施形態1に係る画像形成装
置の構成の概要を示す平面図、(b)は前記画像形成装
置の構成の概要を示す側面断面図である。
【図2】本発明の実施形態1の印刷部の構成の概要を示
す説明図である。
【図3】本発明の実施形態2の印刷部の構成の概要を示
す説明図である。
【図4】本発明の実施形態3の印刷部の構成の概要を示
す説明図である。
【図5】本発明の実施形態4の印刷部の構成の概要を示
す説明図である。
【図6】本発明の実施形態5の印刷部の構成の概要を示
す説明図である。
【図7】本発明の実施形態6の印刷部の構成の概要を示
す説明図である。
【図8】本発明の実施形態7の印刷部の構成の概要を示
す説明図である。
【図9】本発明の実施形態8の印刷部の構成の概要を示
す説明図である。
【図10】本発明の実施形態9の印刷部の構成の概要を
示す説明図である。
【図11】本発明の実施形態1の動作フローの概要を示
すフローチャートである。
【図12】本発明の実施形態2の動作フローの概要を示
すフローチャートである。
【図13】本発明の実施形態3の動作フローの概要を示
すフローチャートである。
【図14】本発明の実施形態4の動作フローの概要を示
すフローチャートである。
【図15】本発明の実施形態5、6、7の動作フローの
概要を示すフローチャートである。
【図16】本発明の実施形態8、9の動作フローの概要
を示すフローチャートである。
【図17】(a)は従来の画像形成装置の構成の概要を
示す平面図、(b)は前記画像形成装置の構成の概要を
示す側面断面図である。
【図18】従来の画像装置の動作フローの概要を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1、101、201、301、401、501、60
1、701、801 印刷部 2 用紙 3 用紙送りローラ 5、105、205、305、405、505、60
5、705、805 キャリッジ 6 検知マーク 7 検知マークセンサ 10、100、200、300、400、500、60
0、700、800 画像形成装置 25 用紙基準位置 226、326 検知マーク用ヘッド 427 527、627、727検知マーク用印刷部 428、528、628、728 版 429、529、629、729 インクパッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B41J 29/52 B41J 29/52 B65H 5/06 B65H 5/06 J

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷部に用紙を搬送する搬送手段と前記
    印刷部でインクを吐出するヘッドを有するキャリッジを
    備え、前記キャリッジを用紙送り方向に対してほぼ垂直
    に走査すると共に、該用紙を所定量間欠に送りながら印
    字を行う画像形成装置において、 前記用紙は、非印刷部に一定間隔で検知マークが印刷さ
    れたものであって、前記印刷部より下流側に前記検知マ
    ークを検知するための検知マーク検出手段を備え、前記
    検知マーク検出手段が前記検知マークを検出した時に用
    紙の搬送手段を減速制御させることを特徴とする画像形
    成装置。
  2. 【請求項2】 前記検知マークは、画像装置による一連
    の印刷工程とは別工程で用紙に印刷されることを特徴と
    する請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記検知マークは、前記印刷部におい
    て、前記キャリッジが走査する前に、次の用紙送り量か
    ら検知マークを印刷する位置を計算して、前記キャリッ
    ジが走査して印刷を行う時に、用紙側端の非有効印刷部
    分であって、前記の計算された位置に印刷されることを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記検知マークは、印刷可能幅の一部ま
    たは全幅にわたり一定間隔に複数箇印刷されるものであ
    って、用紙を所定量送る時に、該検知マークをカウント
    して用紙搬送を行うことを特徴とする請求項1、2また
    は3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記印刷部は、用紙の搬送経路上で該用
    紙の印刷可能範囲内であって印刷有効範囲外の位置に検
    知マーク用ヘッドを備え、前記検知マーク用ヘッドより
    下流側に前記検知マーク検出手段を設けたことを特徴と
    する請求項1、3または4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記検知マーク用ヘッドは、検知マーク
    状に突出した凸型の版を備え、用紙経路上に設置され、
    前記版にインクを供給するためのインク供給部を用紙経
    路を挟んで反対側に備え、用紙が経路上に存在しない時
    に前記版にインクを供給し、用紙の搬送が停止している
    時に、該用紙に検知マークを印刷するようにしたことを
    特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記検知マーク用ヘッドは、検知マーク
    状の切欠き部を有する版を備え、用紙経路上に設置さ
    れ、前記版にインクを供給するためのインク供給部を前
    記版に対向させる位置に備え、用紙の搬送が停止してい
    る時に、前記切欠き部よりインクを漏出させて用紙に検
    知マークを印刷するようにしたことを特徴とする請求項
    5に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記検知マーク用ヘッドは、用紙の非印
    刷部と対向する位置に配置されるものであって、円筒形
    状を呈すると共に、その外周に一定間隔で同一形状に形
    成された検知マーク用の版を備え、用紙を送る時に、前
    記版を所定の力で用紙に押し付けて、検知マークを一定
    間隔で連続的に印刷することを特徴とする請求項5に記
    載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記版は、多孔質の物質で形成され、毛
    細管現象により該版の印刷部にインクを供給するように
    したことを特徴とする請求項6または8に記載の画像形
    成装置
  10. 【請求項10】 前記検知マークは、用紙の色と近似す
    る色で印刷されることを特徴とする請求項1〜9の何れ
    かに記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記検知マークは、黄色で印刷される
    ことを特徴とする請求項1〜9の何れかに記載の画像形
    成装置。
  12. 【請求項12】 前記検知マークは、磁性体を含有する
    塗料により印刷されるものであって、前記検知マーク検
    出手段は、磁気センサを利用するものとすることを特徴
    とする請求項1〜11に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 前記塗料は、無色であることを特徴と
    する請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 前記塗料は、耐水性を有することを特
    徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
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