JP2001170987A - 熱可塑性樹脂フィルムおよび熱可塑性樹脂フィルムの製造法 - Google Patents

熱可塑性樹脂フィルムおよび熱可塑性樹脂フィルムの製造法

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JP2001170987A
JP2001170987A JP35700799A JP35700799A JP2001170987A JP 2001170987 A JP2001170987 A JP 2001170987A JP 35700799 A JP35700799 A JP 35700799A JP 35700799 A JP35700799 A JP 35700799A JP 2001170987 A JP2001170987 A JP 2001170987A
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thermoplastic resin
film
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die
resin film
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Shunichi Osada
俊一 長田
Kenji Tsunashima
研二 綱島
Kazue Sonoda
和衛 園田
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】フィルムの厚みむらが少なく、かつ口金スジの
発生を抑制し、品質良好で生産性の良い熱可塑性樹脂フ
ィルムを提供すること。 【解決手段】溶融状態の熱可塑性樹脂と口金表面材質と
の着滴後60秒後の接触角が、25゜以上70゜以下で
あり、フィルム長手方向の厚みむらが10%以下である
熱可塑性樹脂フィルム。着滴後60秒後の接触角 :
接触角測定において着滴後、60秒後の接触角。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂フィ
ルムに関するものである。更に詳しくは、口金スジ等の
欠点のない非常に厚み均一性の高い熱可塑性樹脂フィル
ムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂フィルムにとって、厚み均
一性は重要な基本品質の一つである。例えば、ポリエス
テルを例にたとえると、ポリエステルフィルムはその優
れた特性のため、磁気記録媒体用ベースフィルム、コン
デンサフィルムなどの電気絶縁用途、プリンタリボンな
どのOA用途、熱により穿孔して印刷する感熱孔版原紙
など、様々な用途で用いられているが、これらの用途で
は年々フィルムの厚みについて高度な寸法精度が要求さ
れてきつつある。
【0003】例えば、プリンタリボン分野では、フルカ
ラー化の流れに伴い、印刷のより一層の高精細化が求め
られており、印字むらの低減が必要となっている。ベー
スフィルムに厚みむらが存在すると、実際のインクリボ
ンとなった際、印字ヘッドからの熱伝導量がベースフィ
ルムの厚みむらによって異なることとなり、印字むらの
原因となることから、部素フィルムであるポリエステル
フィルムの厚みむら低減が求められている。また、厚み
むらが悪化すると、フィルム厚みに起因する物性むらと
なり、製品の品質の悪化につながる。また、直接製品の
品質に関わらない場合でも、フィルムを製品に加工する
際のトラブルや、ロール状に巻き取る際の巻姿悪化、ひ
いてはそのため加工製品の品質を悪化に招くことにな
り、好ましくない。
【0004】ここで、熱可塑性樹脂フィルムに成型する
方法は、一般に、押出機により樹脂を溶融し、フィルタ
などを経由して異物を除去してから、成型するフィルム
の形態に合わせたスリットを持ったダイ(口金)より吐
出し、内部に冷却媒体を通した回転ロール(キャスティ
ングドラム)上に連続的に成型する。この際に、樹脂膜
をキャスティングドラムに密着させるために、静電気力
を付与することもしばしば行われている。さらに、フィ
ルムの強度を増すために、得られたキャストフィルムを
フィルムの長手方向や幅方向に延伸することも一般的に
行われている。
【0005】ここで、フィルムに厚みむらが生じる原因
としては、溶融押出してキャスティングドラム上にシー
ト状に押し出す際の吐出量の変動、ダイとキャスティン
グドラム間(L−D間)のまだ溶融状態にある樹脂膜の
膜振動、溶融樹脂をキャスティングドラムに密着させる
際の密着力不足による着地位置の変動、キャスティング
ドラムの回転むらなどが挙げられる。また配向フィルム
とする場合には、さらに、縦延伸(長手方向の延伸)の
際のロール温度むらや回転むら、また、横延伸(幅方向
の延伸)の際のテンター内の温度むらや風速むらなどが
ある。
【0006】そこで、従来から厚みむら改善のために種
々の方法が提案されている。
【0007】例えば、溶融樹脂を冷却固化するキャステ
ィングドラムの回転むらを抑える方法(特開昭55−9
3420号公報)や、LD間における膜振動を抑えるた
めに熱可塑性樹脂の押出温度を下げて、樹脂の溶融粘度
を高める方法(特願平6−70789号)も提案されて
いるが、いまだ、効果が十分でない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このようにフィルムの
厚みむらを改善する要求は強く、そのために種々の改善
方法が提案されてきたが、その効果はまだ十分でなく、
フィルムの厚みむらに対するトラブルが依然耐えること
がない。
【0009】本発明は、フィルムの厚みむらを低減しつ
つ、品質良好で生産性を維持した熱可塑性樹脂フィルム
を提供すること、また、該フィルムを製造するための製
造法提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成する本
発明の熱可塑性樹脂フィルムは、溶融状態の熱可塑性樹
脂と口金表面材質との着滴後60秒後の接触角が、25
゜以上70゜以下であり、フィルム長手方向の厚みむら
が10%以下である熱可塑性樹脂フィルムである。
【0011】あるいは、かかる目的を達成する本発明の
熱可塑性樹脂フィルムは、溶融状態の熱可塑性樹脂と口
金表面材質との着滴直後の接触角が、50゜以上90゜
以下であり、フィルム長手方向の厚みむらが10%以下
である熱可塑性樹脂フィルムである。
【0012】また、本発明の熱可塑性樹脂フィルムの製
造法は、熱可塑性樹脂を口金から溶融吐出して熱可塑性
樹脂フィルムを製造するに際して、溶融状態の熱可塑性
樹脂と口金表面材質との着滴後60秒後の接触角が25
゜以上70゜以下となる、熱可塑性樹脂と口金表面材質
とを組合せて用いることを特徴とする熱可塑性樹脂フィ
ルムの製造法である。
【0013】あるいは、また、本発明の熱可塑性樹脂フ
ィルムの製造法は、熱可塑性樹脂を口金から溶融吐出し
て熱可塑性樹脂フィルムを製造するに際して、溶融状態
の熱可塑性樹脂と口金表面材質との着滴直後の接触角が
50゜以上90゜以下となる、熱可塑性樹脂と口金表面
材質とを組合せて用いることを特徴とする熱可塑性樹脂
フィルムの製造法である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の熱可塑性樹脂フィ
ルムと熱可塑性樹脂フィルムの製造法の実施の形態を詳
細に説明する。
【0015】本発明の熱可塑性樹脂フィルムは、溶融状
態の熱可塑性樹脂と口金表面材質との着滴後60秒後の
接触角が、25゜以上70゜以下であり、フィルム長手
方向の厚みむらが10%以下であるという特徴を有する
ものである。あるいは、溶融状態の熱可塑性樹脂と口金
表面材質との着滴直後の接触角が、50゜以上90゜以
下であり、フィルム長手方向の厚みむらが10%以下で
あるという特徴を有するものである。
【0016】熱可塑性樹脂の厚みむらを良化するには、
口金から吐出された溶融押出シートを急冷固化する工程
であるキャスト工程での厚みむら発生を低減することが
効果的であり、この際のドラフト比を低減することが効
果的であることは知られている(特開平10−2173
15号公報)。しかしながら、ドラフト比を低減するた
め、口金リップ間隙を狭くすると、口金スジと呼ばれる
スジ状の欠点が発生し、品質の低下につながるばかり
か、ひどい場合には大きな欠点となり製品として採用で
きず、生産性の低下にもつながる。
【0017】本発明では、このような矛盾を解決し、厚
みむらを低減しつつ、口金スジの発生を抑制し品質が良
好でかつ生産性を維持した熱可塑性樹脂フィルムを鋭意
検討した結果、見出したものである。
【0018】本発明においては、溶融状態の熱可塑性樹
脂と口金表面材質との着滴後60秒後の接触角が、25
゜以上70゜以下である。より好ましくは、該接触角が
27゜以上60゜以下であり、さらに好ましくは、29
゜以上55゜以下である。ここでいう溶融状態の熱可塑
性樹脂と口金表面材質との着滴後60秒後の接触角と
は、接触角測定において、溶融樹脂を口金表面材質に着
滴後、60秒後の接触角のことを意味する。このように
着滴後60秒後の接触角が、25゜以上70゜以下であ
る場合、厚みむらを良化するため、口金リップ間隙を狭
めドラフト比を低減しても、溶融樹脂が口金に付着して
も汚れになりにくいために、口金スジの発生が抑制でき
る。
【0019】あるいは、本発明においては、溶融状態の
熱可塑性樹脂と口金表面材質との着滴直後の接触角が、
50゜以上90゜以下である。より好ましくは、該接触
角が55゜以上85゜以下であり、さらに好ましくは、
60゜以上80゜以下である。ここでいう溶融状態の熱
可塑性樹脂と口金表面材質との着滴直後の接触角とは、
接触角測定において、溶融樹脂を口金表面材質に着滴直
後の接触角のことを意味する。ここで、「着滴直後」と
は、溶融ポリマーの一部が口金表面材質に接触した瞬間
から概ね5秒までのことをいう。このように着滴直後の
接触角が、50゜以上90゜以下である場合、厚みむら
を良化するため、口金リップ間隙を狭めドラフト比を低
減しても、溶融樹脂が口金に付着しにくく汚れとならな
いために、口金スジの発生が抑制できる。
【0020】さらに、本発明にかかる熱可塑性樹脂フィ
ルムのフィルム長手方向の厚みむらは10%以下であ
る。より好ましくは、9%以下であり、さらに好ましく
は8%以下である。フィルム長手方向の厚みむらが10
%以下であると、熱可塑性樹脂フィルムを加工する際の
しわの発生が抑制できることや、インクリボン用ベース
フィルムに用いた際にも、印字むらが低減できるために
よいものである。
【0021】本発明において、熱可塑性樹脂としては、
例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペ
ンテンなどのポリオレフィン樹脂、ナイロン6、ナイロ
ン66などのポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタレ
ート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン−
2,6−ナフタレート、ポリメチレンテレフタレート、
ポリエチレン−p−オキシベンゾエート、ポリ−1,4
−シクロヘキシレンジメチレンテレフタレート、および
共重合成分として、例えば、ジエチレングリコール、ネ
オペンチルグリコール、ポリアルキレングリコールなど
のジオール成分や、アジピン酸、セバチン酸、フタル
酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸な
どのジカルボン酸成分などを共重合物などのポリエステ
ル樹脂、その他、ポリアセタール樹脂、ポリフェニレン
スルフィド樹脂などを用いることができる。
【0022】特に、本発明においては、ポリエステルを
用いた場合にその効果が高く、好ましい。中でも、ポリ
エチレン−2,6−ナフタレートやポリエチレンテレフ
タレートが好ましく、特にポリエチレンテレフタレート
は、安価であるため、非常に多岐にわたる用途で用いら
れ、応用・適用効果が高い。また、これらの樹脂はホモ
樹脂であってもよく、共重合またはブレンドであっても
よい。また、これらの樹脂の中に、各種の添加剤、例え
ば、酸化防止剤、帯電防止剤、結晶核剤、無機粒子、有
機粒子、減粘剤、熱安定剤、滑剤、発泡核剤などが添加
されていてもよい。
【0023】本発明において、ポリエステルとは、ジカ
ルボン酸とジオールとから縮重合により得られるポリマ
ーであり、ジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソ
フタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、アジピ
ン酸、セバシン酸、などで代表されるものであり、ま
た、ジオールとは、エチレングリコール、トリメチレン
グリコール、テトラメチレングリコール、シクロヘキサ
ンジメタノール、ポリアルキレングリコール、ビスフェ
ノールAエチレンオキサイド付加物などで代表されるも
のである。具体的には、例えば、ポリメチレンテレフタ
レート、ポリエチレンテレフタレート、ポリテトラメチ
レンテレフタレート、ポリエチレン−p−オキシベンゾ
エート、ポリ−1,4−シクロヘキシレンジメチレンテ
レフタレート、ポリエチレン−2,6−ナフタレートな
どが挙げられる。特に好ましいのは、ポリエチレンテレ
フタレートあるいはポリエチレンナフタレートである。
もちろん、これらのポリエステルとしては、ホモポリマ
ーであってもコポリマーであっても良く、共重合成分と
しては、例えば、ジエチレングリコール、ネオペンチル
グリコール、ポリアルキレングリコール、ビスフェノー
ルAエチレンオキサイド付加物などのジオール成分、ダ
イマー酸、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸、イソフ
タル酸、2、6−ナフタレンジカルボン酸などのジカル
ボン酸成分が挙げられる。
【0024】本発明で言う溶融状態とは、(熱可塑性樹
脂の融点+20℃)〜(熱可塑性樹脂の融点+40℃)
の温度での状態のことを意味する。溶融状態の熱可塑性
樹脂と口金表面材質との接触角は、キャスト工程での、
口金から吐出される際の溶融樹脂シートと口金との離形
性を示しているものであり、口金スジの発生と密接な関
係が存在する。
【0025】本発明において口金表面材質とは、溶融樹
脂をシート化する口金における溶融樹脂が接触する部位
の材質・表面状態のことを意味する。材質としては、具
体的には、特に限定されるものではないが、ハードクロ
ムメッキ、マイクロクラックハードクロムメッキ、アモ
ルファスクロムメッキ、TiN・TiCN・TiC等の
チタン系化合物、チッ化クロム、ダイヤモンドライクカ
ーボン、立方晶窒化ホウ素、タングステンカーバイド、
ステンレス、鉄、セラミックス、テフロン、ニッケル合
金、アルミ合金等が挙げられる。また、これらを複合し
た材質、例えばニッケル合金+テフロン、セラミックス
+テフロン等でも構わない。一方、表面状態としては、
JIS B 0601(1994)における表面粗さの
最大高さが0.16μm〜2.0μmであることが好ま
しく、さらにホーニング処理が施されているとより好ま
しい。好ましくは、ハードクロムメッキ、アモルファス
クロムメッキ、タングステンカーバイドに、0.2S〜
2.0Sの表面仕上げ、さらにはホーニング処理されて
いるとよい。ここで、ホーニングとは、液体ホーニング
処理によって表面を梨地状に仕上げたものである。この
ような口金表面材質を選択することによっても、離形性
を向上することができ、口金スジの発生を抑制できる。
【0026】本発明にかかる熱可塑性樹脂フィルムは、
そのフィルム長手方向の厚み変動の標準偏差が0.09
以下であることが好ましい。より好ましくは、0.08
5以下であり、さらに好ましくは0.080以下であ
る。該フィルム長手方向の厚み変動の標準偏差が0.0
9以下である場合、厚み変動のばらつきが少ないため
に、インクリボンベースフィルムに利用した際、微細な
印字むら等が発生しにくく好適である。
【0027】本発明において熱可塑性樹脂の表面張力
は、0.034N/m以下であることが好ましい。より
好ましくは、0.032N/m以下であり、さらに好ま
しくは0.030N/m以下である。表面張力が0.0
34N/m以下の場合、一般に用いられる口金表面材質
との離形性がよく、口金スジが発生しにくく、欠点のな
い高品質なフィルムが得られるためよい。
【0028】本発明の熱可塑性樹脂には、脂肪酸エステ
ルあるいはシリコーンが含まれていることが好ましい。
【0029】脂肪酸エステルとしては、特に限定される
わけではないが、アルキルカルボン酸エステル、酸化ワ
ックス、植物性ワックス、ポリオキシエチレンアルキル
エステル、リン酸エステル、合成潤滑油、ポリエチレン
WAX等が挙げられる。一方シリコーンとしては、ジメ
チルシリコーン、フェニルメチルシリコーン、アルキル
変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーンシリコー
ン、脂肪酸エステル変性シリコーンオイル等がよい。
【0030】次に、本発明の熱可塑性樹脂フィルムの製
造方法について具体的に説明するが、特にこれに限定さ
れるわけではない。
【0031】まず、熱可塑性樹脂の原料をペレットなど
の形態で用意し、必要に応じて、事前乾燥を熱風中、あ
るいは真空下で行い、押出機に供給する。押出機内にお
いて、融点以上に加熱溶融された樹脂は、溶融状態でフ
ィルター、ギヤポンプ等を連結することで樹脂の押出量
の均一性が向上し、厚みむらの低減に効果が高い。しか
しながら、ギヤポンプにより改善される厚みむらの成分
は、周波数0.1Hz以下といった長周期の成分であ
り、ギヤポンプの導入だけでは、本発明の目的とするよ
うな厚みむら成分の低減は達成できない。
【0032】押出機よりダイに送られた樹脂は、ダイで
目的の形状に成型された後、吐出される。ここでダイと
しては、特に限定されないが、例えば、澤田慶司著「プ
ラスチックの押出成型とその応用」(株式会社誠文堂新
光社)に説明されているような、内部に円筒状の溝(マ
ニホルド)を有するマニホルドダイ(Tダイともい
う)、魚の尾のような形状をしたフィッシュテールダイ
(Tダイともいう)、その中間の形状をしたコートハン
ガーダイのいずれでもよい。フラットダイは、通常、溶
融樹脂を幅方向に広げるダイホッパと呼ばれる部分と、
樹脂を幅方向に広げた後、目的の形状に成形する最終部
分であり、一定のスリット間隙を有する平行部分である
ランド部と呼ばれる部分から構成される。樹脂はこのラ
ンド部を通過した直後に大気に解放され、キャスティン
グドラム上に押出される。
【0033】この際、本発明においては、口金における
溶融樹脂が接触する部位、特に口金のランド部および口
金ランド下面部の材質が、ハードクロムメッキ、マイク
ロクラックハードクロムメッキ、アモルファスクロムメ
ッキ、TiN・TiCN・TiC等のチタン系化合物、
チッ化クロム、ダイヤモンドライクカーボン、立方晶窒
化ホウ素、タングステンカーバイド、ステンレス、鉄、
セラミックス、テフロン、ニッケル合金、アルミ合金
等、またこれらを複合した材質、例えばニッケル合金+
テフロン、セラミックス+テフロン等がよいものであ
る。一方、表面状態としては、表面粗さの最大高さが
0.16μm〜2.0μmであることが好ましく、さら
にホーニング処理が施されているとより好ましい。
【0034】こうしてキャスティングドラム上に押出さ
れた溶融樹脂は、ワイヤー状、テープ状、針状あるいは
ナイフ状の電極を用いて静電気力によりキャスティング
ドラム等の冷却体に密着させられ急冷固化されることに
より、非常に厚み均質性に優れたフィルムとなる。
【0035】このようにして得られたキャスティングフ
ィルムは、必要に応じて二軸配向させても構わない。本
発明において二軸配向されているとは、縦方向、横方向
に延伸し、二軸方向に分子配向を与えることをいう。ま
た、加えて再び縦および/または横に延伸をかけて、さ
らに強度な配向を付与してもよい。
【0036】また、本発明における縦延伸とは、フィル
ムに長手方向の分子配向を与えるための延伸を言い、通
常は、ロールの周速差により施される。この延伸は1段
階で行ってもよく、また、複数本のロール対で多段階に
行っても良い。延伸の倍率としては樹脂の種類により異
なるが、通常、2〜15倍程度である。特に、ポリエチ
レンテレフタレートを用いた場合には、2〜7倍程度で
ある。
【0037】また、本発明における横延伸とは、フィル
ムに幅方向の配向を与えるための延伸を言い、通常は、
テンターを用いて、フィルムの両端をクリップで把持し
ながら搬送して、幅方向に延伸する。延伸の倍率として
は、樹脂の種類により異なるが、通常2〜10倍程度で
ある。
【0038】こうして二軸延伸されたフィルムは、平面
性、寸法安定性を付与するために、テンター内で延伸温
度以上融点以下の熱処理を行い、均一に徐冷後室温まで
冷やして巻き取るとよい。本発明においては、同時二軸
延伸してもよい。
【0039】
【物性値の評価法】(1)厚みむら アンリツ株式会社製フィルムシックネステスタ「KG6
01A」および電子マイクロメータ「K306C」を用
い、フィルムの縦方向に30mm幅、25m長にサンプ
リングしたフィルムを連続的に厚みを測定する。
【0040】フィルムの搬送速度は3m/分とした。2
5m長での厚み最大値Tmax(μm)、最小値Tmi
n(μm)から R=Tmax−Tmin を求め、Rと25m長の平均厚みTave(μm)から 厚みむら(%)=R/Tave×100 として求めた。厚みむらは、10回の測定の平均値とし
た。 (2)標準偏差 前記厚みむら測定において、フィルムシックネステスタ
からフィルムの厚み変動を電圧としてアナログ出力し、
ADコンバーターを介し、パーソナルコンピューターに
取り込む。データ取り込みのサンプリング速度は、0.
48sとし、1024点のデータを取り込んだ。得られ
た電圧データを、市販の表計算ソフト上にて、出力電圧
から厚みに換算し、換算した厚みデータを標本として標
準偏差を算出した。 (3)接触角 接触角の測定は、協和界面化学(株)自動接触角計CA
−V型(H2型恒温槽自動界面張力測定付き)にて行っ
た。測定手順および測定条件は以下のとおりである。 <測定手順> a.熱可塑性樹脂チップは、真空中、150℃で5時間
加熱を行う。 b.プレートヒーターにテストピースを挿入する。 c.挿入後、テストピースの表面温度が280℃になっ
たのを確認した後、5分間待機する。 d.乾燥したチップをディスペンサーに挿入し、加熱を
開始して10分間待機する。 e.接触角測定を行う。 f.以上の手順を繰り返し、n数を3回として測定して
平均値を求める。 <測定条件> プレート表面温度 280℃ ディスペンサーヒーター設定 280℃ 滴下量 0.003±0.001cm3 測定間隔 着滴直後の接触角 滴下直後 着滴後60秒後の接触角 滴下後60秒後 テストプレート 材質SUS420J2に、後述する各実施例、比 較例で採用する各種の表面材質・表面処理を施したもの サイズ:50mm×25mm×厚さ1mm 昇温前にエタノールにてテストプレート表面を洗浄 (4)表面張力 表面張力測定は、協和界面化学(株)自動接触角計CA
−V型(H2型恒温槽自動界面張力測定付き)を用い、
ペンダントドロップ法にて測定した。測定条件は以下の
通り。 <測定条件> ディスペンサーヒーター設定 280℃ 溶融PETの密度は、1.2g/cm3 とし計算した。 (5)表面粗さ JIS B 0601(1994)に従い、表面粗さの
最大高さを求めた。 (6)口金スジ 口金スジの判定は、製膜開始から48時間後における溶
融キャスト膜の状態を目視にて判定した。
【0041】口金スジがまったくみつからない場合を
「◎」、口金スジが1〜3本の場合を「○」、口金スジ
が3〜10本の場合を「△」、10本以上の場合を
「×」とした。 (7)固有粘度 ポリエステルをo−クロロフェノールに溶解し、25℃
において測定した。
【0042】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。 実施例1 熱可塑性樹脂として、コロイダルシリカを1wt%、お
よび酸化ワックス・植物性ワックス・合成樹脂油・ポリ
エチレンワックスからなる混合ワックスを0.171w
t%含む、固有粘度0.65のポリエチレンテレフタレ
ートを用いた。このポリエチレンテレフタレートのペレ
ットを180℃で3時間真空乾燥した後、押出機に供給
した。押出機にて280℃の溶融状態とし、ギヤポンプ
およびフィルターパックを介して、成型用口金に供給し
た。成型用口金ランド部およびランド下面部の表面材質
は、HCrメッキ(ハードクロムメッキ)とし、さらに
ホーニング加工を施し、表面粗さの最大高さは、1.0
μmとした。また、口金リップ間隙は、1.0mmとし
た。口金から押し出されたフィルムを、静電印加しなが
ら表面温度25℃に保たれたキャスティングドラム上で
急冷固化せしめた。静電印加する際の電極にはワイヤー
状電極を用いた。
【0043】得られたキャストフィルムは、その後、1
10℃に設定したロール群で加熱し、縦方向に5.8倍
延伸後、テンターに導き、120℃の熱風で予熱後、横
方向に3.6倍延伸し、そのまま、テンター内で235
℃の熱風にて熱処理を行い、室温まで徐冷後、巻き取っ
た。製膜速度は350m/min.であった。
【0044】得られたフィルムの厚みは、4.5μmで
あり、厚みむらは6.0%であり、標準偏差は0.05
0であった。また、口金スジは「◎」であった。また、
本実施例の熱可塑性樹脂と口金表面材質(ランド部およ
びランド下面部)との着滴後60秒後の接触角は50゜
であり、着滴直後の接触角は80゜であり、熱可塑性樹
脂の表面張力は0.030N/mであった。得られた結
果を表1に示す。 実施例2 実施例1と同様の装置・条件で、但し、熱可塑性樹脂と
してコロイダルシリカを1wt%、およびポリメチルフ
ェニルシロキサン10×10-6wt%を含む、固有粘度
0.65のポリエチレンテレフタレートを用いてフィル
ム製膜を行った。
【0045】得られたフィルムの厚みは、4.5μmで
あり、厚みむらは6.7%であり、標準偏差は0.06
1であった。また、口金スジは「◎」であった。また、
本実施例の熱可塑性樹脂と口金表面材質(ランド部およ
びランド下面部)との着滴後60秒後の接触角は32゜
であり、着滴直後の接触角は78゜であり、熱可塑性樹
脂の表面張力は0.032N/mであった。得られた結
果を表1に示す。 実施例3 実施例1と同様の装置・条件で、但し、口金ランド部お
よびランド下面部の表面材質としてHCrメッキとし、
表面粗さの最大高さは、0.8μmの条件でフィルム製
膜を行った。
【0046】得られたフィルムの厚みは、4.5μmで
あり、厚みむらは6.4%であり、標準偏差は0.05
9であった。また、口金スジは「◎」であった。また、
本実施例の熱可塑性樹脂と口金表面材質(ランド部およ
びランド下面部)との着滴後60秒後の接触角は48゜
であり、着滴直後の接触角は79゜であり、熱可塑性樹
脂の表面張力は0.030N/mであった。得られた結
果を表1に示す。 実施例4 実施例1と同様の装置・条件で、但し、熱可塑性樹脂と
してコロイダルシリカを1wt%を含む、固有粘度0.
65のポリエチレンテレフタレートを用いてフィルム製
膜を行った。
【0047】得られたフィルムの厚みは、4.5μmで
あり、厚みむらは6.5%であり、標準偏差は0.06
0であった。また、口金スジは「○」であった。また、
本実施例の熱可塑性樹脂と口金表面材質(ランド部およ
びランド下面部)との着滴後60秒後の接触角は28゜
であり、着滴直後の接触角は68゜であり、熱可塑性樹
脂の表面張力は0.037N/mであった。得られた結
果を表1に示す。 比較例1 実施例4と同様の装置・条件で、但し、口金ランド部お
よびランド下面部の表面材質としてHCrメッキとし、
表面粗さの最大高さ0.8μmの条件でフィルム製膜を
行った。
【0048】得られたフィルムの厚みは、4.5μmで
あり、厚みむらは7.1%であり、標準偏差は0.06
9であった。また、口金スジは「△」であった。また、
本実施例の熱可塑性樹脂と口金表面材質(ランド部およ
びランド下面部)との着滴後60秒後の接触角は22゜
であり、着滴直後の接触角は45゜であり、熱可塑性樹
脂の表面張力は0.037N/mであった。得られた結
果を表1に示す。 比較例2 実施例4と同様の装置・条件で、但し、口金ランド部お
よびランド下面部の表面材質としてHCrメッキとし、
表面粗さの最大高さ0.1μmの条件でフィルム製膜を
行った。
【0049】得られたフィルムの厚みは、4.5μmで
あり、厚みむらは6.8%であり、標準偏差は0.06
6であった。また、口金スジは「×」であった。また、
本実施例の熱可塑性樹脂と口金表面材質(ランド部およ
びランド下面部)との着滴後60秒後の接触角は20゜
であり、着滴直後の接触角は40゜であり、熱可塑性樹
脂の表面張力は0.037N/mであった。得られた結
果を表1に示す。
【0050】
【表1】
【0051】
【発明の効果】本発明は、フィルムの厚みむらが少な
く、かつ口金スジの発生を抑制し、品質良好で生産性の
良い熱可塑性樹脂を提供するものであり、印字リボン用
ベースフィルムとして最適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 83/04 C08L 83/04 101/00 101/00 // B29K 101:12 B29K 101:12 105:16 105:16 B29L 7:00 B29L 7:00 Fターム(参考) 4F071 AA02 AA45 AA46 AA67 AA71 AC10 AF13 AF15 AF53 AH12 AH14 AH16 BA01 BB06 BB08 BC01 BC12 4F207 AA04 AA11 AA24 AA29 AA49 AB16 AC01 AG01 AH53 AJ02 AJ09 AM32 AR07 KA01 KA17 KF02 KK64 KK66 KL63 KL83 KL94 KM15 KW41 4F210 AA04 AA11 AA24 AA29 AA49 AB16 AC01 AG01 AH53 AJ02 AJ09 AM32 AR05 QA02 QC05 QG01 QG18 QN15 4J002 AA011 AE032 BB252 CF051 CF061 CH052 CP032 EH026 FD022 FD026 GQ01 GS01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶融状態の熱可塑性樹脂と口金表面材質と
    の着滴後60秒後の接触角が、25゜以上70゜以下で
    あり、フィルム長手方向の厚みむらが10%以下である
    熱可塑性樹脂フィルム。 着滴後60秒後の接触角 : 接触角測定において着滴
    後、60秒後の接触角とする。
  2. 【請求項2】溶融状態の熱可塑性樹脂と口金表面材質と
    の着滴直後の接触角が、50゜以上90゜以下であり、
    フィルム長手方向の厚みむらが10%以下である熱可塑
    性樹脂フィルム。 着滴直後の接触角 : 接触角測定において着滴直後の
    接触角とする。
  3. 【請求項3】フィルム長手方向の厚み変動の標準偏差が
    0.09以下であることを特徴とする請求項1または2
    記載の熱可塑性樹脂フィルム。
  4. 【請求項4】熱可塑性樹脂の表面張力が0.034N/
    m以下であることを特徴とする請求項1、2または3記
    載の熱可塑性樹脂フィルム。
  5. 【請求項5】熱可塑性樹脂がポリエステルからなること
    を特徴とする請求項1、2、3または4に記載の熱可塑
    性樹脂フィルム。
  6. 【請求項6】熱可塑性樹脂に脂肪酸エステルあるいはシ
    リコーンが含まれていることを特徴とする請求項1、
    2、3、4または5記載の熱可塑性樹脂フィルム。
  7. 【請求項7】熱可塑性樹脂フィルムが二軸延伸されてい
    ることを特徴とする請求項1、2、3、4、5または6
    記載の熱可塑性樹脂フィルム。
  8. 【請求項8】熱可塑性樹脂フィルムが印字リボン用ベー
    スフィルムであることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6または7記載の熱可塑性樹脂フィルム。
  9. 【請求項9】熱可塑性樹脂を口金から溶融吐出して熱可
    塑性樹脂フィルムを製造するに際して、溶融状態の熱可
    塑性樹脂と口金表面材質との着滴後60秒後の接触角が
    25゜以上70゜以下となる、熱可塑性樹脂と口金表面
    材質とを組合せて用いることを特徴とする熱可塑性樹脂
    フィルムの製造法。
  10. 【請求項10】熱可塑性樹脂を口金から溶融吐出して熱
    可塑性樹脂フィルムを製造するに際して、溶融状態の熱
    可塑性樹脂と口金表面材質との着滴直後の接触角が50
    ゜以上90゜以下となる、熱可塑性樹脂と口金表面材質
    とを組合せて用いることを特徴とする熱可塑性樹脂フィ
    ルムの製造法。
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