JP2001170800A - プレス用安全装置 - Google Patents

プレス用安全装置

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JP2001170800A
JP2001170800A JP35515199A JP35515199A JP2001170800A JP 2001170800 A JP2001170800 A JP 2001170800A JP 35515199 A JP35515199 A JP 35515199A JP 35515199 A JP35515199 A JP 35515199A JP 2001170800 A JP2001170800 A JP 2001170800A
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Japan
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safety
safety cover
press
slide plate
rail
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JP35515199A
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Inventor
Takeshi Morita
健 守田
Toshiya Takamatsu
俊哉 高松
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Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全カバーの取外し及び安全ブロックの設置
を迅速且つ確実に行うことにより、作業効率並びに安全
性の向上を図ったプレス用安全装置を提供する。 【解決手段】 レールf1,f2には安全カバーa及び
スライド板nが左右方向にスライド自在に取付けられて
いる。スライド板nの背面部には安全ブロックeが固定
されている。また、スライド板nの下面にはレールf1
上を回転するローラgが取付けられている。さらに、ス
ライド板nの下部には下方に突出する爪部qが設けられ
ている。爪部q及びレールf1にはばねhが取付けられ
ている。ばねhの付勢力はスライド板nを右方向へスラ
イドさせるように働き、このとき安全ブロックeがプレ
ス機の危険限界内に移動するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス機の危険限
界を覆う安全カバーと、この安全カバーをプレス機から
取外した時に危険限界に設置される安全ブロックとを有
するプレス用安全装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、プレス機には安全対策として
プレス機の危険限界を覆う安全カバーが取付けられてい
る。また、作業者がプレス機の危険限界内に手を入れて
作業を行う場合には単にプレス機の動力を切るだけでは
なく危険限界内に安全ブロックが設置される。これら安
全カバー及び安全ブロックを備えたプレス用安全装置の
従来例について、図5を参照して具体的に説明する。
【0003】プレス機には所定の間隔を持ってスライダ
c及びボルスタdが対向して配置されており、これらの
前面に安全カバーaが取付けられている。つまり、安全
カバーaにより覆われるプレス機の危険限界とはスライ
ダc及びボルスタdの前面であり、スライダc及びボル
スタdに挟まれた空間が危険限界の内側となる。安全カ
バーaは透明なパネル部材から構成され、上縁部には固
定ねじb1,b2が設けられている。これら固定ねじb
1,b2によってスライダcの前面に安全カバーaが着
脱自在に取付けられている。
【0004】ところで、スライダc及びボルスタdの間
には型m1,m2が配置されている。これらの型の調整
作業を行う場合、プレス機の危険限界内に作業者が手を
入れなくてはならないので、スライダcの前面から安全
カバーaを取外す必要がある。このとき、安全性を確保
する上で次の2点が極めて重要である。1つは安全カバ
ーaを取外す前に必ずプレス機の動力を切断することで
あり、もう1つは安全カバーaを取外した後、型m1,
m2の間に安全ブロックeを設置してスライダcの落下
を防ぐことである。なお、安全ブロックeはプレス機と
は別の場所に置いてあり、作業者が手で運ぶようになっ
ている。
【0005】以上のようなプレス用安全装置では、プレ
ス機が動作しているときには安全カバーaがプレス機の
危険限界を覆ってプレス作業における安全性を確保する
ことができる。また、型の調整作業を行う場合には安全
ブロックeを設置してスライダの落下を防ぎ、作業の安
全性を確保している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術には次のような問題点があった。すなわち、プ
レス機の危険限界内で作業を行う場合、万が一にでもプ
レスの動力を切り忘れると、大変危険である。そのた
め、プレス機の動力切断を厳重に確認した上で安全カバ
ーaの取外し作業を行う必要があり、作業が手間どるこ
とが多かった。
【0007】また、安全ブロックeの設置作業に関して
も、重い安全ブロックeをプレス機とは離れた場所から
危険限界内まで作業者が手作業で運ばなくてはならず、
面倒であった。特に、型の調整作業などが短時間で済む
場合、作業の面倒さが安全ブロックeの設置し忘れを招
くおそれがあり、問題となっていた。
【0008】本発明は、以上の課題を解決するために提
案されたものであり、その目的は、安全カバーの取外し
及び安全ブロックの設置を迅速且つ確実に行うことによ
り、作業効率並びに安全性の向上を図ったプレス用安全
装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、プレス機の危険限界を覆う安全カバー
と、この安全カバーを着脱自在に支持する支持手段と、
プレス機の危険限界内に設置可能な安全ブロックとを有
するプレス用安全装置において、次の特徴を有してい
る。
【0010】請求項1の発明は、前記支持手段から前記
安全カバーを取外す動作に連動して、前記安全ブロック
をプレス機の危険限界内に移動させる移動手段を備えた
ことを特徴とする。以上の請求項1の発明では、支持手
段から安全カバーを取外せば、この取外し動作に連動し
て移動手段が安全ブロックをプレス機の危険限界内にま
で移動させることができる。したがって、安全カバーを
取外した後、作業者が安全ブロックを設置し忘れること
がなく、危険限界内での作業を安全に行うことができ
る。しかも、手作業による安全ブロックの運搬が不要で
あるため、作業効率が大幅に向上する。
【0011】請求項2の発明は、請求項1記載のプレス
用安全装置において、前記支持手段として、前記安全カ
バーをスライド自在に支持するレールを備え、このレー
ルに前記安全ブロックをスライド自在に取付けたことを
特徴としている。以上の請求項2の発明では、レールに
沿って安全カバーをスライドさせるだけでこれを簡単に
取外すことができる。また、安全カバーの取外しに伴っ
て移動手段により移動する安全ブロックも、レールに沿
ってプレス機の危険限界内までスライドさせることが可
能である。したがって、安全カバーの取外し及び安全ブ
ロックの設置を短時間で行うことができる。なお、安全
カバーを取付けたり、安全ブロックを解除する場合も、
安全カバー及び安全ブロックをレールに沿って逆方向に
スライドさせるだけなので、すばやくこれを行うことが
できる。
【0012】請求項3の発明は、請求項1または2記載
のプレス用安全装置において、前記移動手段として、前
記安全ブロックにローラ及びばねを設置したことを特徴
とするものである。以上の請求項3の発明では、ばねの
付勢力を利用して重い安全ブロックでも容易にプレス機
の危険限界内まで移動させることができる。しかも、ロ
ーラの回転により安全ブロックの移動をスムーズに行う
ことができる。したがって、容易且つ迅速な安全ブロッ
クの設置が可能である。
【0013】請求項4の発明は、請求項1、2、または
3記載のプレス用安全装置において、プレス機の動力を
切断するためのリミットスイッチを設け、前記支持手段
から前記安全カバーを取外す動作に連動して、前記リミ
ットスイッチを動作させるスイッチ操作手段を備えたこ
とを特徴とする。以上の請求項4の発明では、支持手段
から安全カバーを取外すと、スイッチ操作手段がリミッ
トスイッチを動作させ、プレス機の動力が切れる。前述
したように安全カバーの取外し動作に連動して安全ブロ
ックがプレス機の危険限界内にまで移動するので、プレ
ス機の危険限界内で作業を行う際、安全ブロックの設置
と同時にプレス機の動力を必ず切ることができ、高い安
全性を確保することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
について、図面を参照して具体的に説明する。なお、図
5に示した従来例と同一の部材に関しては同一の符号を
付し、説明は省略する。
【0015】(1)第1の実施の形態 [構成]第1の実施の形態は請求項1〜4の発明を包含
するプレス用安全装置である。図1及び図2は第1の実
施の形態の概略構造図であり、図1は安全カバーを取付
けた状態、図2は安全カバーを取外した状態を示してい
る。
【0016】第1の実施の形態では、安全カバーaの支
持手段としてボルスタd及びスライダcの前面にレール
f1,f2が設置されている。上側のレールf2はスラ
イダcの前面全体にわたっているが、下側のレールf1
は上側のレールf2よりも短く設定されており、両レー
ルf1,f2は左端部の位置が揃えられて配置されてい
る。これらレールf1,f2の左端部にはストッパi
1,i2が設置されている。また、上側のレールf2の
左端部付近は一段下がって構成されており、段差部pが
設けられている。
【0017】さらに、レールf2においてその右端部及
び前記段差部pに隣接した部分には安全カバーaを押さ
えるためのレバーl1,l2が回転自在に取付けられて
いる。これらレバーl1,l2は先端部が支軸部の左側
に位置したほぼ水平な状態で安全カバーaを押さえ(図
1参照)、時計回転方向に約180度回転し先端部が支
軸部の右側に位置した状態で押さえる力を解除する(図
2参照)ように構成されている。
【0018】レールf1,f2には安全カバーa及びス
ライド板nが左右方向にスライド自在に取付けられてい
る。安全カバーaはレールf1,f2により上下から挟
まれ、左側面部がスライド板nの右側面部に当接するよ
うに配置されている。つまり、安全カバーaの左方向へ
のスライド移動はスライド板nにより規制される。反対
に、安全カバーaが右方向にスライドすると、レールf
1,f2から外れるようになっている。
【0019】スライド板nは上端部がレールf2左端部
付近の上側に、下端部がレールf1上に乗せられてい
る。スライド板nの右方向へのスライド移動はレールf
2の段差部pに当たることにより規制される。また、ス
ライド板nの左方向へのスライド移動は前記ストッパi
1,i2に当たることにより規制され、スライド板nが
レールf1,f2から外れないようになっている。
【0020】このようなスライド板nの背面部には安全
ブロックeが固定されている。安全ブロックeは型m
1,m2の間に設置されるようになっている。また、ス
ライド板nの下面にはレールf1上を回転するローラg
が取付けられている。さらに、スライド板nの下部には
下方に突出する爪部qが設けられている。爪部qの先端
部にはばねhの一端部が取付けられており、ばねhの他
端部はレールf1に取付けられている。ばねhの付勢力
はスライド板nを右方向へスライドさせるように働き、
このとき安全ブロックeがプレス機の危険限界内に移動
するようになっている。
【0021】レールf2左端部の上方にはプレス機の動
力を切断するためのリミットスイッチjが配置されてい
る。また、スライド板n上端部にはリミットスイッチj
を動作させるドグkが形成されている。このドグkがリ
ミットスイッチjを押しているときはプレス機の動力は
オン状態にあり、ドグkがリミットスイッチjから離れ
るとプレス機の動力が切れるように構成されている。
【0022】[作用]以上のような構成を有する第1の
実施の形態の作用は次の通りである。図1はプレス作業
が行う状態を表している。すなわち、レールf1,f2
は安全カバーaを保持しており、レバーl1,l2が安
全カバーaを締付け固定している。このとき、安全カバ
ーaは危険限界を覆っており、安全にプレス作業を行う
ことができる。
【0023】また、スライド板nは右側面部に安全カバ
ーaの左側面部が当たり、左側面部にストッパi1,i
2に当たっており、ばねhは伸びた状態にあるが、安全
カバーaの固定により係止されている。このとき、安全
ブロックeはスライドc及びボルスタdに干渉していな
い。さらに、ドグkはリミットスイッチjを押さえてお
り、プレス動力はオンとなっている。
【0024】次に、安全カバーaを取外す場合について
図2を用いて説明する。まず、レバーl1,l2を時計
回転方向に約180度回転させ、安全カバーaを押さえ
る力を解除する。ばねhは伸びた状態にあり、強い付勢
力が働いてスライド板nは右方向へスライドし、スライ
ド板nに接している安全カバーaも右方向へスライドす
る。スライド板nの右方向へのスライド移動はレールf
2の段差部pに当たって止まる。このとき、安全ブロッ
クeは型m1,m2の間に位置し、スライダcの落下を
防止することができる。また、スライド板nが右方向へ
スライドすると、ドグkがリミットスイッチjから離
れ、これによりプレス動力が切断となる。したがって、
プレス機の危険限界に手を入れる作業を安全に行うこと
ができる。
【0025】そして、安全カバーaを右方向へさらにス
ライドさせることによりレールf1,f2から外すこと
ができる。下側のレールf1を上側のレールf2よりも
短く設定しているので、安全カバーaの左側面部がレー
ルf1の右端部に達した後、安全カバーaを下側にずら
すことにより、安全カバーaをレールf1,f2から簡
単に外すことができる。
【0026】なお、再びプレス作業が行う場合には、レ
ールf1,f2に安全カバーaを差込み、左方向にスラ
イドさせる。そして、安全カバーaの左側面部がスライ
ド板nの右側面部を押し、スライド板nの左側面部がス
トッパi1,i2に当たるまでスライド板nも左方向に
スライドさせる。このとき、安全カバーa全体が再度レ
ールf1,f2に入り、危険限界を覆うことができる。
続いて、レバーl1,l2を反時計回転方向に約180
度回転させ、安全カバーaを固定する。
【0027】[効果]上記の作用を持つ第1の実施の形
態には次のような効果がある。すなわち、レールf1,
f2に沿ってスライドさせるだけで安全カバーaを簡単
に取外すことができる。そして、安全カバーaを外す
と、ばねhの付勢力とローラgの回転により重い安全ブ
ロックeであっても、プレス機の危険限界内までスムー
ズに移動させることができる。
【0028】しかも、安全カバーaの取外し動作に伴っ
て、ドグkがリミットスイッチjを動作させてプレス機
の動力を切るので、安全ブロックeの設置と同時にプレ
ス機の動力を必ず切ることができる。したがって、プレ
ス機の危険限界内で作業を行うとき、安全ブロックeの
設置し忘れあるいはプレス機動力の切り忘れという危険
な事態が起きるまったく心配がなく、危険限界内の作業
を高い安全性の下で実施することができる。
【0029】また、スライド板nをレールf1,f2に
沿って移動させることにより安全ブロックeを移動させ
ることができるので、手作業による安全ブロックeの運
搬に比べて、作業時間の短縮化が可能であり、作業効率
が向上する。なお、安全カバーaの取付作業及び安全ブ
ロックeの解除作業に関しても、安全カバーe及びスラ
イド板nをレールf1,f2に沿って逆方向にスライド
させるだけで良く、これらの作業を迅速に行うことがで
きる。
【0030】(2)第2の実施の形態 [構成]第2の実施の形態もまた請求項1〜4の発明を
包含するプレス用安全装置であるが、安全カバー及び安
全ブロックを2つずつ備えている点に特徴がある。図3
及び図4は第2の実施の形態の概略構造図であり、図3
は安全カバーを取付けた状態、図2は安全カバーを取外
した状態を示している。
【0031】第2の実施の形態では、安全カバーa1,
a2の支持手段としてボルスタd及びスライダcの前面
全体にわたってレールf3,f4が設置されている。レ
ールf3,f4の左端部にはストッパi1,i2が設置
され、右端部にはストッパi3,i4が設置されてい
る。レールf3,f4には安全カバーa1,a2及びス
ライド板n1,n2が左右方向にスライド自在に取付け
られている。また、上側のレールf4の右端部付近及び
左端部付近は一段下がって構成されており、段差部p
1,p2が設けられている。
【0032】安全カバーa1の左半分と安全カバーa2
の右半分とが重なり合うように配置されており、それぞ
れレバーl1,l2によって固定されている。また、安
全カバーa1の右側面部がスライド板n1の左側面部に
当接し、安全カバーa2の左側面部がスライド板n2の
右側面部に当接するようになっている。つまり、安全カ
バーa1の右方向へのスライド移動はスライド板n1に
より規制され、安全カバーa2の左方向へのスライド移
動はスライド板n2により規制される。反対に、安全カ
バーa1が左方向に、安全カバーa2が右方向にスライ
ドすると、レールf3,f4から外れるようになってい
る。
【0033】スライド板n1は上端部がレールf4右端
部付近の上側に、下端部がレールf3上に乗せられてい
る。スライド板n1の左方向へのスライド移動はレール
f4の段差部p1に当たることにより規制される。ま
た、スライド板n1の右方向へのスライド移動は前記ス
トッパi3,i4に当たることにより規制され、スライ
ド板n1がレールf3,f4から外れないようになって
いる。
【0034】一方、スライド板n2は上端部がレールf
4左端部付近の上側に、下端部がレールf3上に乗せら
れている。スライド板n2の右方向へのスライド移動は
レールf4の段差部p2に当たることにより規制され
る。また、スライド板n2の左方向へのスライド移動は
前記ストッパi1,i2に当たることにより規制され、
スライド板n2がレールf3,f4から外れないように
なっている。
【0035】これらスライド板n1,n2の背面部に
は、型m1,m2間に設置可能な安全ブロックe1,e
2が固定されている。また、スライド板n1,n2の下
面にはレールf3上を回転するローラg1,g2が取付
けられている。さらに、スライド板n1,n2の下部に
は下方に突出する爪部q1,q2が設けられている。爪
部q1,q2の先端部にはばねh1,h2の一端部が取
付けられており、ばねh1,h2の他端部はレールf3
に取付けられている。
【0036】ばねh1の付勢力はスライド板n1を左方
向へスライドさせるように働き、ばねh2の付勢力はス
ライド板n2を右方向へスライドさせるように働く。こ
のとき、安全ブロックe1,e2がプレス機の危険限界
内に移動するようになっている。なお、レールf4左端
部の上方にはプレス機の動力を切断するためのリミット
スイッチjが配置されており、このリミットスイッチj
を動作させるドグkがスライド板n2上端部に形成され
ている。
【0037】[作用]以上のような構成を有する第2の
実施の形態の作用は次の通りである。図3はプレス作業
が行う状態を表している。すなわち、レールf3,f4
は安全カバーa1,a2を保持しており、レバーl1,
l2が安全カバーa1,a2を締付け固定している。こ
のとき、安全カバーa1,a2は互いに重なり合いつつ
危険限界を覆っており、安全にプレス作業を行うことが
できる。
【0038】また、スライド板n1は左側面部に安全カ
バーa1の右側面部が当たり、右側面部にストッパi
3,i4に当たっており、ばねh1は伸びた状態にある
が、安全カバーa1の固定により係止されている。一
方、スライド板n2は右側面部に安全カバーa2の左側
面部が当たり、左側面部にストッパi1,i2に当たっ
ており、ばねh2は伸びた状態にあるが、安全カバーa
2の固定により係止されている。このとき、安全ブロッ
クe1,e2はスライドc及びボルスタdに干渉してい
ない。さらに、ドグkはリミットスイッチjを押さえて
おり、プレス動力はオンとなっている。
【0039】次に、安全カバーa1,a2を取外す場合
について図4を用いて説明する。まず、レバーl1,l
2を時計回転方向に約180度回転させ、安全カバーa
1,a2を押さえる力を解除する。ばねh1,h2は伸
びた状態にあり、強い付勢力が働いてスライド板n1及
び安全カバーa1は左方向へ、スライド板n2及び安全
カバーa2は右方向へそれぞれスライドし、レールf4
の段差部p1,p2に当たって止まる。このとき、安全
ブロックeは型m1,m2の間に位置し、スライダcの
落下を防止することができる。また、スライド板n2が
右方向へスライドして、ドグkがリミットスイッチjか
ら離れると、プレス動力が切断となる。したがって、プ
レス機の危険限界に手を入れる作業を安全に行うことが
できる。
【0040】そして、安全カバーa1,a2をさらにス
ライドさせ、レールf3,f4から簡単に外すことがで
きる。なお、再びプレス作業が行う場合には、レールf
3,f4に安全カバーa1,a2を差込み、先程とは逆
方向にスライドさせ、スライド板n1,n2を元の位置
までスライドさせる。
【0041】[効果]上記の作用を持つ第2の実施の形
態によれば、前記第1の実施の形態の持つ効果に加え
て、2組の安全カバー及び安全ブロックを有するので、
安全性をいっそう高めることが可能となる。
【0042】(3)他の実施の形態 なお、本発明は以上の実施の形態に限定されるものでは
なく、安全カバーや安全ブロックの構成や、安全ブロッ
クを移動させる移動手段の構成などは適宜変更可能であ
る。例えば、安全カバーを左右方向にスライドさせるの
ではなく手前側に開く構成とし、安全ブロックだけをス
ライド自在にしておき、安全カバーを開けるときに安全
カバーの端部が安全ブロックを押してスライドさせプレ
ス機の危険限界内に移動させるという構成であっても良
い。また、移動手段として駆動ローラを安全ブロックに
設置し、この駆動ローラが安全カバーの取外し動作に連
動して動作する構成としても良い。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプレス用
安全装置によれば、支持手段から安全カバーを取外す動
作に連動して、安全ブロックをプレス機の危険限界内に
移動させる移動手段を備えるという極めて簡単な構成に
より、安全カバーの取外し及び安全ブロックの設置を迅
速且つ確実に行うことができ、作業効率並びに安全性の
向上を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態において安全カバー
を取付けた状態の概略構造図
【図2】第1の実施の形態において安全カバーを取外し
た状態を示す概略構造図
【図3】本発明の第2の実施の形態において安全カバー
を取付けた状態の概略構造図
【図4】第2の実施の形態において安全カバーを取外し
た状態を示す概略構造図
【図5】従来のプレス用安全装置の概略構造図
【符号の説明】
a,a1,a2…安全カバー b1,b2…固定ネジ c…スライダ d…ボルスタ e,e1,e2…安全ブロック f1,f2,f3,f4…レール g,g1,g2…ローラ h,h1,h2…ばね i1,i2,i3,i4…ストッパ j…リミットスイッチ k…ドグ l1,l2…レバー m1,m2…型 n,n1,n2…スライド板 p,p1,p2…段差部 q,q1,q2…爪部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高松 俊哉 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス機の危険限界を覆う安全カバー
    と、この安全カバーを着脱自在に支持する支持手段と、
    プレス機の危険限界内に設置可能な安全ブロックとを有
    するプレス用安全装置において、 前記支持手段から前記安全カバーを取外す動作に連動し
    て、前記安全ブロックをプレス機の危険限界内に移動さ
    せる移動手段を備えたことを特徴とするプレス用安全装
    置。
  2. 【請求項2】 前記支持手段として、前記安全カバーを
    スライド自在に支持するレールを備え、 このレールに前記安全ブロックをスライド自在に取付け
    たことを特徴とする請求項1記載のプレス用安全装置。
  3. 【請求項3】 前記移動手段として、前記安全ブロック
    にローラ及びばねを設置したことを特徴とする請求項1
    または2記載のプレス用安全装置。
  4. 【請求項4】 プレス機の動力を切断するためのリミッ
    トスイッチを設け、 前記支持手段から前記安全カバーを取外す動作に連動し
    て、前記リミットスイッチを動作させるスイッチ操作手
    段を備えたことを特徴とする請求項1、2、または3記
    載のプレス用安全装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004357527A (ja) * 2003-06-02 2004-12-24 Fujitsu Tekkosho:Kk 冷凍魚体の切削装置
WO2020186998A1 (zh) * 2019-03-17 2020-09-24 苏州布德机电设备有限公司 一种数控机械压力机

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JP2004357527A (ja) * 2003-06-02 2004-12-24 Fujitsu Tekkosho:Kk 冷凍魚体の切削装置
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